JP2007064802A - 光学測定装置 - Google Patents

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Naoaki Noda
直昭 野田
Sadao Noda
貞雄 野田
Hiromasa Furuta
裕正 古田
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Abstract


【課題】 測定対象物の位置や形状などの測定を高精度又は効率的に行なうことが可能な光学測定装置を提供する。
【解決手段】 投光器11では、互いに同一波長成分の光を出射する発光素子14同士が、互いに光の干渉が生じない非干渉距離に配置され、互いに異なる波長成分の光を出射する発光素子14同士が非干渉距離よりも短い干渉距離に配置されている。受光器13に配列された各受光素子15の前面には、それぞれに対応した発光素子14からの光と同一波長成分の光の通過を許容し、他の波長成分の光の通過を阻止するバンドパスフィルタ21が配されている
【選択図】 図2

Description

本発明は、光学測定装置に関する。
従来より、共焦点の原理を用いた光学測定装置が広く知られている。このものは、光源からの光を測定光学系によって、ワーク上で焦点を結ぶように集光させる。そして、ワークで反射された光はピンホールを通過した後、光検出部によって検出される。これにより、実際に、ワーク上で焦点が結ばれた場合には、光検出部では受光量が多くなるのに対して、ワーク表面の凹凸によりワーク上で焦点が結ばれなった場合には、受光量が小さくなる。このように、光検出部の受光量に基づいて、ワークの表面の凹凸を測定するものである。
この種の光学測定装置では、光源からの光をワーク上に走査させて測定を行なうが、光源1つに対して被測定点が1つであるため、測定の高速化を目的として光源を多点式にするものが提案されている(特許文献1)。特許文献1のものは、レーザ光源の前方に設けられ複数のピンホールを有するピンホールアレイと、ピンホールを通った複数の光をワークに導く測定光学系と、光検出部の前方に設けられワークからの被測定光が測定光学系を介して入射される複数のピンホールを有するスペーシャルフィルタアレイとを備えて構成されている。このような構成によれば、ピンホールアレイのピンホールを通った複数の光をワークの異なる位置に同時に照射することができるため、1つの光源でワーク上の各位置を1点ずつ照射するものに比べて高速測定が可能となる。
実開平5−33109号公報
ところが、特許文献1のものように、同時に複数の光をワークに照射させるものでは、ピンホールアレイの各ピンホールを通った光が、それに対応するスペーシャルフィルタアレイのピンホールに隣接する他のピンホールに入射するという、光の干渉が生じると精度の高い測定ができなくなるという問題が生じる。従って、ピンホールアレイのピンホールのピッチ間隔を、そこを通った光同士が相互に干渉しない非干渉距離に設定する必要がある。しかし、これでは、同時にワークに照射できる光の照射間隔(測定ピッチ)が、上記非干渉距離に応じた間隔となり、ワークの測定面上における分解能の低下を招く。
また、これを防止するために、両アレイを非干渉距離よりも短い距離ずつ変位させて、その都度、各光検出部での測地を時分割的に行う構成も考えられるが、これでは、両アレイを移動させるメカ的機構の速度性能に応じた測定速度性能しか得られないという問題があった。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、測定対象物の位置や形状などの測定を高精度で行なうことが可能な光学測定装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る光学測定装置は、光を出射する複数の出射部が配置され、互いに光の干渉が生じない非干渉距離に位置する出射部同士は同一の波長成分の光を出射するものとされ、前記非干渉距離よりも短い干渉距離に位置する出射部同士は互いに異なる波長成分の光を出射するものとされた投光器と、波長に対する収差がなく、前記複数の出射部からのそれぞれの光を、測定対象物との対向方向に垂直な一平面上に合焦する光として前記測定対象物側に出射し、その測定対象物上からの各反射光を集光させる共焦点光学系と、前記複数の出射部それぞれに対応して設けられ、かつ、自己に対応する正規の出射部からの光が前記共焦点光学系を介して合焦する前記一平面上の合焦点と光学的に共役な位置に配置され、前記共焦点光学系からの各反射光を受光する複数の受光部を有する受光器と、前記各受光部に対して、前記正規の出射部からの光と同一波長成分の光を受光させ、かつ、当該正規の出射部に対して前記干渉距離に位置する他の出射部からの光の受光を阻止するフィルタ装置と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の光学測定装置において、前記共焦点光学系と前記測定対象物との前記対向方向における離間距離を変位させる変位機構と、前記複数の出射部に同時期に出射動作をさせて、前記変位機構を駆動させつつ各離間距離における前記各受光部での受光量に基づき前記測定対象物上の形状測定を行う測定器と、を備えることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の光学測定装置において、前記投光器は、先端部が互いに密接状態で束ねられその先端面が前記出射部とされるとともに、基端部が同一波長成分の光を出射させるためのものごとに束ねられた複数本の光ファイバと、その束ねられた複数の基端部群それぞれに互いに異なる波長成分の光を入射させる複数の光源と、を備えて構成されていることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学測定装置において、前記複数の出射部は、互いに波長成分の異なる光を出射する3つ以上のグループから構成され、各グループの出射部に対して、それに近い波長帯域の光を出射する他のグループの出射部よりも遠い波長帯域の光を出射する他のグループの出射部を優先的に近接配置させることを特徴とする。
請求項5の発明に係る光学測定装置は、複数の波長成分を含む光を出射する出射部を有する投光器と、波長に対する収差があり、前記投光器から前記測定対象物側に波長毎に異なる合焦位置となる光を出射し、当該測定対象物からの反射光を集光させる共焦点光学系と、前記投光器からの複数の波長成分の光それぞれに対応して設けられ、それらの各波長成分の光が前記共焦点光学系を介して集光する合焦点と光学的に共役な位置に配置される複数の受光部を有する受光器と、前記共焦点光学系からの反射光を、波長成分毎に分離して各波長成分の光をそれに対応する受光部に受光させるフィルタ装置と、前記共焦点光学系と前記測定対象物との対向方向における離間距離を変位させる変位機構と、前記変位機構の駆動により変位する各離間距離に対応して、前記各受光部での受光量に基づき前記測定対象物の高さ測定を行う測定動作を繰り返し行うものであって、その繰り返される複数回の測定動作での前記測定対象物に対する前記複数の波長成分の光の合焦点の相対位置が、互いに前記対向方向において等間隔である測定器と、を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項5に記載の光学測定装置において、前記複数回の測定動作での前記複数の波長成分の光の合焦点の相対位置が、互いに前記対向方向において重複しない位置であることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項5又は請求項6に記載の光学測定装置において、前記投光器は、複数本の光ファイバと、光源とを備え、前記複数本の光ファイバの先端面が前記出射部とされ、同一の波長成分の光を出射させるための光ファイバ同士の基端面に当該同一の波長成分の光を出射する光源からの光を入射させる構成であることを特徴とする。
<請求項1の発明>
本発明によれば、投光器において互いに出射光が干渉する干渉距離に位置する出射部同士は、互いに異なる波長の光を出射させるようにし、各受光部は、それに対応する正規の出射部に対して干渉距離に位置する他の出射部からの異なる波長の光がフィルタ装置によって排除され、当該正規の出射部からの光を受光する。すなわち、投光器に配置された複数の出射部を同時に投光させても、各受光部は、正規の出射部に対して干渉距離に位置する他の出射部からの光の入光を抑制しつつ正規の出射部からの光を受光できる。従って、本発明は、非干渉距離よりも短い測定ピッチで測定対象物上の複数箇所の位置測定を行うことができる。
<請求項2の発明>
本発明によれば、複数の出射部を同時出射動作させても、互いに干渉距離にある出射部同士の光を、互いに干渉することなく、それぞれに対応する受光部に受光させることができる。そして、変位機構を駆動させつつ各離間距離における各受光部での受光量に基づき測定対象物上の形状測定を行うことができる。
<請求項3の発明>
本発明によれば、複数の出射部を緊密に並べた高分解能の投光器を比較的に簡単に製作でき、また、光源の数を低減できる。
<請求項4の発明>
本構成によれば、互いに隣接配置された出射部同士は、なるべく波長帯域が遠い2つの波長成分の光を出射するものとされているから、フィルタ装置において正規の出射部以外の他の出射部からの干渉光をより確実に排除できる。
<請求項5の発明>
本発明によれば、複数の波長成分を含む光を、波長に対する収差がある共焦点光学系を通すことで、波長成分ごとの合焦点をその出射方向(対向方向)において互いに異なった位置にさせることできる。そして、共焦点光学系と測定対象物とを相対的に移動させて、上記複数の合焦点の、測定対象物に対する相対位置が等間隔ずつ移動する時点ごとに受光部の受光動作を繰り返し行って測定対象物の高さ測定を行う。従って、共焦点光学系と測定対象物との対向方向において同時に多点測定が可能となり、また、複数の合焦点が順次位置する、測定対象物に対する相対位置の間隔(測定ピッチ)は、等間隔であるから、測定範囲内において均一な精度での測定が可能となる。
<請求項6の発明>
本発明によれば、複数の合焦点が順次位置する、測定対象物に対する相対位置が、対向方向におて互いに重複しない時点で測定動作を行うため、効率的な高さ測定が可能となる。
<請求項7の発明>
本構成によれば、同一波長成分の出射する出射部からは共通の光源からの光を利用することができ、個別に光源を設ける必要がない。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1,2を参照しつつ説明する。
1.光学測定装置の全体概要説明
図1は、本実施形態の光学測定装置10の構成を模式的に示す全体図である。この光学測定装置10は、投光器11から出射したレーザ光L1を、共焦点光学系12にて集光させつつワークW(本発明の「測定対象物」に相当)側に出射し、そのワークWの被測定面上での反射光L2を、上記共焦点光学系12によって集光させつつ上記投光器11と異なる位置に配された受光器13に受光させる構成になっている。そして、投光器11から出射されレーザ光L1が共焦点光学系12を通って合焦する合焦点Pと、受光器13とが共焦点光学系12に対して光学的に共役な位置関係とされている。
このような構成により、ワークWの被測定面が上記合焦点Pに一致する高さにあるときに受光器13での受光量が最大となり、ワークWの被測定面が上記合焦点Pに対して上下方向(本発明の「共焦点光学系と測定対象物との対向方向」に相当)にずれた位置にあるときに受光器13での受光量が低減する。この原理を利用して、受光器13での受光量が最大となった時点での共焦点光学系12とワークWとの離間距離Zに基づき前記ワークWの被測定面のうちレーザ光L1の照射位置における上下方向の高さを測定することができる。
そして、本実施形態の光学測定装置10は、図1に示すように、投光器11を、個別に光を出射する複数の発光素子14(例えば面発光型レーザ素子 本発明の「出射部」に相当)を二次元的に配列したものとし、これら複数の発光素子14からのそれぞれのレーザ光L1を、共焦点光学系12を介してワークWの被測定面上に照射させる。そして、光学測定装置10は、その被測定面での各反射光L2を、受光器13において上記複数の発光素子14に対応して二次元的に配列された複数の受光素子15(受光セル 本発明の「受光部」に相当)に受光させる構成となっている。このような構成により、光学測定装置10は、ワークWの被測定面上の複数箇所の高さ測定を同時に行うことが可能な多点測定方式を採用している。
2.具体的構成
上述したように、投光器11は、複数の発光素子14がマトリックス状に互いに均等間隔で隣接配置された発光面を有して構成されている(図2参照)。そして、投光器11は、処理部16(本発明の「測定器」に相当)からの駆動信号S1を受けて複数の発光素子14を同時に発光させる。そして、各発光素子14から出射されたレーザ光L1は、光分岐手段としてのビームスプリッタ17に照射され、そのビームスプリッタ17を透過したレーザ光L1がコリメータレンズ18によって平行光とされ、対物レンズ19を介して、載置テーブル20上に配置されたワークW側へ出射される。これにより、各発光素子14からのレーザ光L1は、ビームスプリッタ17、コリメータレンズ18及び対物レンズ19を介して、各発光素子14の配置位置に対応する、ワークWの被測定面上の異なる箇所にそれぞれ照射される。
一方、ワークWの被測定面上で反射した各反射光L2は、再び対物レンズ19及びコリメータレンズ18を通過してビームスプリッタ17に照射され、このビームスプリッタ17で反射した反射光L2が受光器13の各受光素子15に受光される。また、本実施形態では、処理部16からの位置信号S2を受けて、その位置信号S2に応じた位置に、対物レンズ19を上下動させる上下動機構22(本発明の「変位機構」に相当)が設けられており、この上下動機構22によってレーザ光L1の合焦点Pの、ワークWに対する相対位置を変位させる構成になっている。
3.本実施形態の特徴的構成
さて、このような構成において、投光器11の複数の発光素子14を同時発光させた場合、受光器13の各受光素子15では、それに対応する正規の発光素子14からのレーザ光以外に、その正規の発光素子14に近接する他の発光素子14からレーザ光も受光する、いわゆる光の干渉が生じて正常な高さ測定が行えなくなる可能性がある。これを避けるために、投光器11上での複数の発光素子14の配置間隔を広げることも考えられるが、これでは、ワークWの被測定面に照射されるレーザ光L1の照射間隔が広くなってしまい、当該被測定面上において測定ピッチが広くなり精度の高いにワークWの形状測定が行えなくなるという問題が生じる。
そこで、本実施形態では、図2の上段に示すように、投光器11は、いわゆる面発光型レーザアレイであり、複数の発光素子14をマトリックス状に均等間隔で緊密に配列することで、それらの発光素子14から出射されるレーザ光L1がワークWの被測定面上に照射される照射間隔をなるべく狭くしている。また、受光器13は、上記複数の発光素子14に対応して、やはり複数の受光素子15がマトリックス状に緊密に配列されている。
投光器11の複数の発光素子14は、例えば4つのグループに分けられ、グループごとに互いに波長成分の異なるレーザ光を出射するように構成されている。同図において、互いに同一波長成分の光を出射する発光素子14には、数値1〜4のいずれかに番号を付してある。この図によれば、互いに同一波長成分の光を出射する発光素子14同士は、1発光素子分以上離れた位置に配置され、互いに異なる波長成分の光を出射する発光素子14同士は、隣同士に配置されたものも存在する。要するに、互いに同一波長成分の光を出射する発光素子14同士(例えば番号1同士の発光素子14)は、互いに光の干渉が生じない非干渉距離に配置され、互いに異なる波長成分の光を出射する発光素子14同士(例えば番号1と番号2〜4の発光素子同士)は上記非干渉距離よりも短い干渉距離に配置されているのである。
ここで、干渉距離は、各発光素子14のエリアーディスク径(回折限界スポット径)によって決まる。このエリアーディスク径は、周知のように、次の式で求まる。
<数1>
エリアーディスク径a=1.22λ/(NA)
λ:光の波長 NA:像側の開口数
従って、各発光素子14について、その発光中心を中心とし直径がエリアーディスク径aである円内に配置された他の発光素子14からのレーザ光とは光の干渉を生じ、上記円外に配置された他の発光素子14からのレーザ光とは光の干渉が生じない。従って、互いに同一波長成分の光を出射する発光素子14同士は、それらの発光中心間距離X1が、エリアーディスク径aの半分の距離を超える距離(非干渉距離)に配置され、互いに異なる波長成分の光を出射する発光素子14同士は、それらの発光中心間距離X2が、エリアーディスク径aの半分の距離以下の距離(干渉距離)に配置されている。
そして、図1に示すように、複数の発光素子14から出射される複数のレーザ光L1は、ビームスプリッタ17、コリメータレンズ18及び対物レンズ19を備えて構成される共焦点光学系12を介して一水平面M(本発明の「対向方向に垂直な一平面」に相当)上において互いに異なる箇所に合焦する光として、ワークW側に出射される。具体的には、図1に示すように、互いに異なる波長成分の光を出射する発光素子14からのレーザ光L1a,L1b,L1c(同図では、3つの波長成分のレーザ光L1を、点線、実線、一点鎖線で例示してある)が、共焦点光学系12を介して集光され、一水平面M上において互いに異なる箇所で合焦する。換言すれば、各発光素子14の配置位置と、そこから出射されたレーザ光L1が共焦点光学系12を介して合焦する合焦点Pとは、光学的に共役な位置関係となっている。本発明でいう「波長に対する収差がない」とは、このように、互いに異なる波長成分の光を、共焦点光学系12とワークWとの対向方向に直交する一平面上において合焦させるという意味である。
次に、図2の下段に示すように、受光器13に配列された各受光素子15の前面には、それぞれに対応した発光素子14からの光と同一波長成分の光の通過を許容し、他の波長成分の光の通過を阻止するバンドパスフィルタ21(本発明のフィルタ装置」(フィルタ手段)に相当)が配されている(同図で網掛け部分)。
4.本実施形態の効果
以上の構成によれば、ワークWの被測定面上での測定ピッチを狭くするために、投光器11上の発光素子14の配置間隔を干渉距離よりも短くしても、各受光素子15は、それに対応する正規の発光素子14からのレーザ光L1(例えばL1a)の反射光L2(L2a)を受光し、上記正規の発光素子14に対して干渉距離にある他の発光素子14からのレーザ光L1(L1b,L1cなど)の反射光L2(L2b,L2cなど)を受光せず光の干渉が防止される。
そして、光学測定装置10を起動させると、処理部16は、上下動機構22を例えば所定のタイミングごとに順次駆動するとともに、その各タイミングに同期して全発光素子14を同時発光させるとともに各受光素子15での受光量に応じた受光信号S3を取り込む。そして、処理部16は、各受光素子15において受光量が最大となった時点での上下動機構22による対物レンズ19の位置情報(Z)と、当該受光量が最大となった受光素子15の受光器13上における配置位置とに基づき、ワークWの被側面上における各箇所の高さ測定を行い、最終的に被測定面全体の高さ測定を行うことによりワークWの表面形状を測定する。
このような構成であれば、ワークWの被測定面上における測定ピッチを極力狭くして分解能の向上を図りつつ、発光素子14の同時発光によって被測定面の複数箇所の高さ測定を効率よく行うことができる。
<実施形態2>
図3は実施形態2を示す。前記実施形態1との相違は、主として、受光器及びフィルタ装置の構成にあり、その他の点は前記実施形態1と同様である。従って、実施形態1と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態の光学測定装置30は、上記実施形態1の光学測定装置10に対して、バンドパスフィルタ21を備えていない。その代わりに、光学測定装置30は、投光器11から出射される互いに異なる波長成分(λ1,λ2,λ3,λ4)の光から、固有の波長成分の光をそれぞれ抽出する抽出手段としての複数のダイクロックミラー31と、各ダイクロックミラー31によって抽出された固有の波長成分の光を受光する複数の受光器32を備えて構成されている。
具体的には、本実施形態では、ダイクロックミラー31を3台(投光器11から出射される光の波長成分数より1つ少ない数分)備えている。複数の発光素子14から出射されたレーザ光L1が共焦点光学系12を介してワークWに照射され、その各反射光L2がビームスプリッタ17によって分岐される。そして、その反射光L2は、それに含まれる波長成分λ1のレーザ光(図2の数字1を付した発光素子14からのレーザ光)だけが第1のダイクロックミラー31aによって反射されて、第1の受光器13a上に照射される。
次に、第1のダイクロックミラー31aを透過したレーザ光L2のうち、波長成分λ2のレーザ光(図2の数字2を付した発光素子14からのレーザ光)だけが第2のダイクロックミラー31bによって反射されて、第2の受光器13b上に照射される。以下同じように、第2のダイクロックミラー31bを透過したレーザ光L2のうち、波長成分λ3のレーザ光(図2の数字3を付した発光素子14からのレーザ光)だけが第3のダイクロックミラー31cによって反射されて、第3の受光器13c上に照射され、第3のダイクロックミラー31cを透過した波長成分λ4のレーザ光(図2の数字4を付した発光素子14からのレーザ光)が第4の受光器13d上に照射される。
なお、各受光器13a〜13dは、上記実施形態1の受光器13と同様の構成をなし、各発光素子14に対応する受光素子15が、その正規の発光素子14の合焦点Pと光学的に共役な位置関係に配置されている。この実施形態では、各発光素子14から出射されその合焦点Pに至るレーザ光の光路長と、その合焦点Pから上記各発光素子14に対応する受光素子15に至るレーザ光の光路長とが同じになっている。また、波長成分λ1のレーザ光の合焦点Pからそのレーザ光が受光器13aの受光素子15に至る光路長と、波長成分λ2のレーザ光の合焦点Pからそのレーザ光が受光器13bの受光素子15に至る光路長と、波長成分λ3のレーザ光の合焦点Pからそのレーザ光が受光器13cの受光素子15に至る光路長と、波長成分λ4のレーザ光の合焦点Pからそのレーザ光が受光器13dの受光素子15に至る光路長と、が同一長になっている。
そして、ワークWの被測定面上において波長成分λ1のレーザ光の照射位置の高さ測定は、第1の受光器13aでの受光素子15の受光量に基づいて測定され、波長成分λ2のレーザ光の照射位置の高さ測定は、第2の受光器13bでの受光素子15の受光量に基づいて測定され、波長成分λ3のレーザ光の照射位置の高さ測定は、第3の受光器13cでの受光素子15の受光量に基づいて測定され、波長成分λ4のレーザ光の照射位置の高さ測定は、第4の受光器13dでの受光素子15の受光量に基づいて測定される。
このような構成であっても、上記実施形態1と同様の効果を得ることができる。
<実施形態3>
本発明の実施形態3(請求項5,6の発明に相当)を図4〜6を参照しつつ説明する。
1.光学測定装置の全体概要説明
図4は、本実施形態の光学測定装置40の構成を模式的に示す全体図である。この光学測定装置40は、投光器41から出射したレーザ光L1を、共焦点光学系42にて集光させつつワークW(本発明の「測定対象物」に相当)側に出射し、そのワークWの被測定面上での反射光L2を、上記共焦点光学系42によって集光させつつ上記投光器41と異なる位置に配された受光器43に受光させる構成になっている。そして、投光器41から出射されレーザ光L1が共焦点光学系42を通って合焦する合焦点Pと、受光器43とが共焦点光学系42に対して光学的に共役な位置関係とされている。
このような構成により、ワークWの被測定面が上記合焦点Pに一致する高さにあるときに受光器43での受光量が最大となり、ワークWの被測定面が上記合焦点Pに対して上下方向(本発明の「共焦点光学系と測定対象物との対向方向」に相当)にずれた位置にあるときに受光器43での受光量が低減する。この原理を利用して、受光器43での受光量が最大となった時点での共焦点光学系42とワークWとの離間距離Zに基づき前記ワークWの被測定面のうちレーザ光L1の照射位置における上下方向の高さを測定することができる。
2.具体的構成
投光器41は、後述するように、複数の発光素子44を備え、処理部46(本発明の「測定器」に相当)からの駆動信号S1を受けて複数の発光素子44(図5参照)を発光させる。そして、各発光素子44から出射されたレーザ光L1は、光分岐手段としてのビームスプリッタ47に照射され、そのビームスプリッタ47を透過したレーザ光L1がコリメータレンズ48によって平行光とされ、対物レンズ49を介して載置テーブル20上に配置されたワークW側へ出射される。これにより、各発光素子44からのレーザ光L1は、ビームスプリッタ47、コリメータレンズ48及び対物レンズ49を介して発光素子44の配置位置に対応する、ワークWの被測定面上の異なる箇所にそれぞれ照射される(同図ではそのうちの1つの発光素子44からのレーザ光のみ図示)。
一方、ワークWの被測定面上で反射した各反射光L2は、再び対物レンズ49及びコリメータレンズ48を通過してビームスプリッタ47に照射され、このビームスプリッタ47で反射した反射光L2が受光器43の各受光素子45に受光される。また、本実施形態では、処理部46からの位置信号S2を受けて、その位置信号S2に応じた位置に、対物レンズ49を上下動させる上下動機構22(本発明の「変位機構」に相当)が設けられており、この上下動機構22によってレーザ光L1の合焦点Pの、ワークWに対する相対位置を変位させる構成になっている。
3.本実施形態の特徴的構成
さて、本実施形態の光学測定装置40では、投光器41は、図5に示すように、複数の発光素子44(同図で網掛け部分の素子)がマトリックス状に配列されいる。複数の発光素子44はいずれも、複数(本実施形態では3つ)の波長成分(λ1,λ2,λ3)を含むレーザ光L1をそれぞれ出射する。これは、例えば可視光レーザを出射するものであってもよいし、レッド、ブルー及びグリーンのレーザ光を出射する素子を備えてこれらの混色光を出射するものであってもよい。
また、本実施形態では、複数の発光素子44は、互いのレーザ光の干渉が生じない非干渉距離だけ隔てて配置されている。なお、これらを同時発光させて測定を行う場合には、本実施形態のように非干渉距離だけ隔てて複数の発光素子44を配列させる必要があるが、これに以外に次の方式がある。即ち、複数の発光素子44を干渉距離内に配列した構成であっても、互いに非干渉距離にある発光素子44同士を同時に発光させ、互いに干渉距離にある発光素子同士は異なるタイミングで発光させる、いわゆる時分割方式で行う構成とすることで、光の干渉を防止できる。
そして、本実施形態では、例えば対物レンズ49が波長に対する収差を有したレンズで構成されており、図4に示すように、各発光素子44から出射されたレーザ光L1は、対物レンズ49を通過した後、波長成分ごとに上下方向において異なる位置で合焦する光として出射される。図4では、P1が波長λ1のレーザ光L1aの合焦点であり、P2が波長λ2のレーザ光L1bの合焦点であり、P3が波長λ3のレーザ光L1cの合焦点である。なお、本実施形態では、合焦点P1,P2,P3が上下方向において等間隔dで並ぶようにレーザ光L1の波長成分が選択されている。
次に、光学測定装置40は、ダイクロックミラー50を例えば3台備えている。各発光素子44から出射されたレーザ光L1が共焦点光学系42を介してワークWに照射され、その各反射光L2がビームスプリッタ47によって分岐される。そして、その反射光L2は、それに含まれる波長成分λ1のレーザ光L1aだけが第1のダイクロックミラー50aによって反射されて、第1の受光器43a上に照射される。次に、第1のダイクロックミラー50aを透過したレーザ光L2のうち、波長成分λ2のレーザ光L1bだけが第2のダイクロックミラー50bによって反射されて、第2の受光器43b上に照射される。同様に、第2のダイクロックミラー50bを透過したレーザ光L2のうち、波長成分λ3のレーザ光L1cだけが第3のダイクロックミラー50cによって反射されて、第3の受光器43c上に照射される。各受光器43a〜43cは、複数の受光素子45が、投光器41の複数の発光素子44に対応してマトリックス状に配列されている。
そして、各受光器43a〜43cは、自己が受ける波長成分のレーザ光L1の各合焦点P1(P2,P3)と光学的に共役な位置関係となるように複数の受光素子45が配置されている。この実施形態では、波長成分λ1のレーザ光の合焦点P1からそのレーザ光L1aが受光器43aの受光素子45に至る光路長と、波長成分λ2のレーザ光の合焦点P2からそのレーザ光L1bが受光器43bの受光素子45に至る光路長と、波長成分λ3のレーザ光の合焦点P3からそのレーザ光L1cが受光器43cの受光素子45に至る光路長とが同一長になっている。
このような構成により、光学測定装置40は、ワークWの被測定面上の各箇所に対して、上下方向に並ぶ複数(本実施形態では3つ)の合焦点に基づき高さ測定を行うことができる。そして、光学測定装置40が起動されると、処理部46は、図6に示すように、上記3つの合焦点を上下動させるように上下動機構22に位置信号S2を与えて駆動する。具体的には、光学測定装置40は、まず、上下方向での所定の測定範囲において、例えば合焦点P1が最下点に位置する時点で投光器41を発光させ、各受光器43からの受光信号に基づき最大受光量を示す受光素子45の位置を検出する(ステップ1)。このとき、光学測定装置40は、3つの合焦点P1〜P3に基づき上下方向の3点で同時に高さ測定(これら3つの合焦点のうちいずれの点にワークWの被測定面が一致するかどうか)を行うことができる。
次に、処理部46は、3つの合焦点を、それらの配置間隔dの半分の距離だけ上方に移動させてその3点に基づく高さ測定を同時に行う(ステップ2)。次に、処理部46は、3つの合焦点を、それらの配置間隔(2d+(d/2):{(合焦点数−1)×配置間隔d}+(d/2))の距離だけ上方に移動させてその3点に基づく高さ測定を同時に行う(ステップ3)。要するに、処理部46は、次の測定タイミングでの最下点の合焦点P1が、その前の測定タイミングでの最上点の合焦点P3よりも配置間隔dの半分の距離だけ上の高さになるように、対物レンズ49を移動させる。その後は、ステップ2と同様、3つの合焦点を、それらの配置間隔dの半分の距離だけ上方に移動させてその3点に基づく高さ測定を同時に行う(ステップ4)。
4.本実施形態の効果
このように、上下方向の13段階の位置に対して、3つの合焦点の移動を3回行う(最初の測定位置から3回の移動・合計4回の測定)だけで高さ測定を行うことができる。しかも、ステップ1〜4の実行過程で、3つの合焦点P1〜P3が位置する一連の高さ位置は、上記配置間隔dの半分の等間隔となり、上下方向における測定ピッチを等間隔としている。従って、上下方向の測定範囲内において均一の精度での高さ測定が可能となる。しかも、各ステップ1〜4において、3つの合焦点P1〜P3はいずれも異なる高さに位置し、重複する高さに対する測定を行わないようにしており、効率的な測定が実現されている。
<実施形態4>
図7は実施形態4を示す。前記実施形態3との相違は、各合焦点Pの設定高さとその変位動作にあり、その他の点は前記実施形態3と同様である。従って、実施形態3と同一符号を付して重複する説明を省略し、異なるところのみを次に説明する。
本実施形態では、例えば上下方向において複数の合焦点Pが互いに等間隔dで配置される複数組の合焦点Pを形成された構成になっている。換言すれば、本実施形態は、波長に対する収差を有する共焦点光学系42によって上下方向に並ぶ複数の合焦点Pを形成する構成であって、これら複数の合焦点Pが複数組に分けられ、各組の合焦点Pは上下方向において等間隔dで配するよう構成されている。更に、複数の組単位の合焦点P群は、上下方向において互いに上記等間隔dの整数倍だけ離れた位置に配される。
具体的には、本実施形態では、投光器41の各発光素子44から例えば4つの互いに波長成分(λ1,λ2,λ3,λ4)を含むレーザ光を出射させ、これらのうち、2つの波長成分のレーザ光の合焦点P1,P2が上下方向に間隔dだけ離間した位置に形成され、他の2つの波長成分のレーザ光の合焦点P3,P4が上下方向に間隔dだけ離間した位置に形成され、これら2組の合焦点群が、上記間隔dの整数倍(図7では5d)だけ離間した位置になるように構成されている。そして、これら4つの合焦点P1〜P4を、各ステップごとに間隔2d(間隔d×1組の合焦点数)ずつ移動させることで、2回の移動動作(最初の測定位置から2回の移動・合計3回の測定)で全12点について高さ測定を行うことができる。
このような構成であって、上下動機構22の少ない移動動作で上下方向の複数点について効率よく高さ測定を行うことができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態1では、各発光素子14の前面にそれぞれに対応してピンホールを配した構成であってもよい。この場合、各発光素子14のエリアーディスク径aは、このピンホールの開口径によって定まる。
(2)上記各実施形態では、対物レンズ19,49を上下動させる上下動機構22によって本発明の変位機構を構成したが、これに限らず、載置テーブル20を上下動させる昇降機構によって変位機構を構成するものであってもよい。
(3)上記実施形態1,2では、上下動機構22を駆動させて形状測定を行うものであったが、これに限らず、上下動機構22を設けずに、測定対象物の被測定面上の複数箇所に対して特定の高さにある箇所を検出するものであっても、本発明を適用することができる。
(4)上記実施形態2〜4では、反射光L2を波長成分ごとに分離するフィルタ装置として、ダイクロックミラー31,50を採用したが、これに限らず、プリズムを採用したものであってもよい。
(5)図8は、上記投光器11を光ファイバFを用いて構成したものである。これは、複数の光ファイバFを先端側において一括にチューブ61を介して束ねる一方で、基端側は、同一波長成分のレーザ光を出射させる光ファイバF同士を束ねた構成になっている。
波長成分λ1のレーザ光L1を出射させるための光ファイバF群の基端部は嵌合体62によって一まとめにされ、その基端面に波長成分λ1のレーザ光L1を出射する発光源63が向けられている。波長成分λ2のレーザ光L1を出射させるための光ファイバF群の基端部は嵌合体62によって一まとめにされ、その基端面に波長成分λ2のレーザ光L1を出射する発光源64が向けられている。また、波長成分λ3のレーザ光L1を出射させるための光ファイバF群の基端部は嵌合体62によって一まとめにされ、その基端面に波長成分λ3のレーザ光L1を出射する発光源65が向けられている。更に、波長成分λ4のレーザ光L1を出射させるための光ファイバF群の基端部は嵌合体62によって一まとめにされ、その基端面に波長成分λ4のレーザ光L1を出射する発光源66が向けられている。
そして、光ファイバFは、先端面がチューブ61によって緊密状態でまとめられ、且つ、同一波長成分のレーザ光を出射する光ファイバF同士の先端面が非干渉距離に配置され、互いに異なる波長成分のレーザ光を出射する光ファイバF同士の先端面が干渉距離に配置されている。先端部及び基端部のそれぞれは、例えば融点の低い素材のグラッド層を溶融して固める方法などであってもよい。
このような構成であれば、最小限数の発光源で上記投光器11を構成することができる。なお、上記実施形態3,4の投光器41に対しても複数の光ファイバの先端部を緊密状態で束ねて、これらのうち先端面が上記各発光素子44の配される位置に配される光ファイバの基端部を一括でまとめて同一の発光源からレーザ光を入射させる構成とすることができる。
(6)上記実施形態1,2及び上記(8)において、例えば波長帯域の小さい順にλ1,λ2,λ3,λ4...の波長成分のレーザ光を投光器11,41から出射させる場合、例えば波長λ1のレーザ光を出射するグループの出射部(発光素子14,44、光ファイバFの先端面)に隣接配置させるものは、それに波長帯域が近接するλ2ではなく、λ3、λ4の波長帯域が遠いレーザ光を出射するグループの出射部が望ましい。他のグループの出射部についても、波長帯域が遠いレーザ光を出射する他のグループの出射部を優先的に隣接配置することが望ましい。
本発明の実施形態1に係る光学測定装置の構成を模式的に示す全体図 投光器の発光面及び受光器の受光面の配置構成を説明するための模式図 実施形態2に係る光学測定装置の構成を模式的に示す全体図 実施形態3に係る光学測定装置の構成を模式的に示す全体図 投光器の発光面の配置構成を説明するための模式図 各ステップごとの3つの合焦点の変位位置を説明するための模式図 実施形態4の各ステップごとの3つの合焦点の変位位置を説明するための模式図 投光器を光ファイバで構成した変形例を示した斜視図
符号の説明
10,40…光学測定装置
11,41…投光器
12,42…共焦点光学系
13(13a〜13c),43(43a〜43c)…受光器
14,44…発光素子(出射部)
15,45…受光素子(受光部)
16,46…処理部(測定器)
17,47…ビームスプリッタ(共焦点光学系)
18,48…コリメータレンズ(共焦点光学系)
19,49…対物レンズ(共焦点光学系)
21…バンドパスフィルタ(フィルタ装置)
22…上下動機構(変位機構)
31(31a〜31c),50(50a〜50c)…ダイクロックミラー(フィルタ装置)
63〜66…発光源(光源)
F…光ファイバ
W…ワーク(測定対象物)

Claims (7)

  1. 光を出射する複数の出射部が配置され、互いに光の干渉が生じない非干渉距離に位置する出射部同士は同一の波長成分の光を出射するものとされ、前記非干渉距離よりも短い干渉距離に位置する出射部同士は互いに異なる波長成分の光を出射するものとされた投光器と、
    波長に対する収差がなく、前記複数の出射部からのそれぞれの光を、測定対象物との対向方向に垂直な一平面上に合焦する光として前記測定対象物側に出射し、その測定対象物上からの各反射光を集光させる共焦点光学系と、
    前記複数の出射部それぞれに対応して設けられ、かつ、自己に対応する正規の出射部からの光が前記共焦点光学系を介して合焦する前記一平面上の合焦点と光学的に共役な位置に配置され、前記共焦点光学系からの各反射光を受光する複数の受光部を有する受光器と、
    前記各受光部に対して、前記正規の出射部からの光と同一波長成分の光を受光させ、かつ、当該正規の出射部に対して前記干渉距離に位置する他の出射部からの光の受光を阻止するフィルタ装置と、を備えることを特徴とする光学測定装置。
  2. 前記共焦点光学系と前記測定対象物との前記対向方向における離間距離を変位させる変位機構と、
    前記複数の出射部に同時期に出射動作をさせて、前記変位機構を駆動させつつ各離間距離における前記各受光部での受光量に基づき前記測定対象物上の形状測定を行う測定器と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の光学測定装置。
  3. 前記投光器は、先端部が互いに密接状態で束ねられその先端面が前記出射部とされるとともに、基端部が同一波長成分の光を出射させるためのものごとに束ねられた複数本の光ファイバと、その束ねられた複数の基端部群それぞれに互いに異なる波長成分の光を入射させる複数の光源と、を備えて構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学測定装置。
  4. 前記複数の出射部は、互いに波長成分の異なる光を出射する3つ以上のグループから構成され、各グループの出射部に対して、それに近い波長帯域の光を出射する他のグループの出射部よりも遠い波長帯域の光を出射する他のグループの出射部を優先的に近接配置させることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学測定装置。
  5. 複数の波長成分を含む光を出射する出射部を有する投光器と、
    波長に対する収差があり、前記投光器から前記測定対象物側に波長毎に異なる合焦位置となる光を出射し、当該測定対象物からの反射光を集光させる共焦点光学系と、
    前記投光器からの複数の波長成分の光それぞれに対応して設けられ、それらの各波長成分の光が前記共焦点光学系を介して集光する合焦点と光学的に共役な位置に配置される複数の受光部を有する受光器と、
    前記共焦点光学系からの反射光を、波長成分毎に分離して各波長成分の光をそれに対応する受光部に受光させるフィルタ装置と、
    前記共焦点光学系と前記測定対象物との対向方向における離間距離を変位させる変位機構と、
    前記変位機構の駆動により変位する各離間距離に対応して、前記各受光部での受光量に基づき前記測定対象物の高さ測定を行う測定動作を繰り返し行うものであって、その繰り返される複数回の測定動作での前記測定対象物に対する前記複数の波長成分の光の合焦点の相対位置が、互いに前記対向方向において等間隔である測定器と、を備えることを特徴とする光学測定装置。
  6. 前記複数回の測定動作での前記複数の波長成分の光の合焦点の相対位置が、互いに前記対向方向において重複しない位置であることを特徴とする請求項5に記載の光学測定装置。
  7. 前記投光器は、複数本の光ファイバと、光源とを備え、前記複数本の光ファイバの先端面が前記出射部とされ、同一の波長成分の光を出射させるための光ファイバ同士の基端面に当該同一の波長成分の光を出射する光源からの光を入射させる構成であることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の光学測定装置。
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