JP2008215833A - 光学特性測定装置および光学特性測定方法 - Google Patents

光学特性測定装置および光学特性測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】光学素子の透過率を迷光の影響なく高精度に測定する光学特性測定装置および光学特性測定方法を提供する。
【解決手段】被測定素子9の往復透過光束と参照光束とで、干渉縞を生成可能な干渉光学系と、干渉縞を撮像するCCDカメラ12と、参照光束を除去するためのシャッター14aと、往復透過光束を除去するシャッター14bとを備え、シャッター14aにより参照光束を除去して得られる,被測定素子9の往復透過光束のみをCCDカメラ12により撮像し、当該撮像によって得られる画像の輝度を被測定素子9の透過光量とし、被測定素子9の往復透過光束を除去するシャッター14aにより往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみをCCDカメラ12により撮像し、当該撮像により得られた画像の輝度を参照光量として、透過率Tの測定を行う光学特性測定装置および光学特性測定方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、対物レンズや回折構造を含むホログラム素子などの光学素子の透過率を高精度に測定する光学特性測定装置および光学特性測定方法に関する。
高密度化及び高精度化の著しい光ピックアップ装置や、各種の光学測定機器などにおいては、高NA(開口数)レンズやホログラム素子が必要不可欠である。特に、光ピックアップにおいては、これらの光学部品における透過率が性能に大きな影響を及ぼすため、高精度な透過率検査は必須である。光学素子の性能としては、収差もまた不可欠な要素であり、透過率と収差をそれぞれ計測し、レンズの性能の指標とすることが必要である。
光学素子における基本的な透過率の測定方法を、図11を用いて説明する。なお、透過率とは、被測定素子に入射する入射光パワーに対する透過光パワーの割合を示し、また透過光とは迷光を含まず、所望の透過光成分のみを示す。
まず、図11(a)に示すように、図示されない光源からの光ビーム1が、被測定素子2を透過後の強度をパワーメータ3で測定し、この強度をAとする。次に図11(b)に示すように、被測定素子2を取り去り、光源1のみの強度を測定してBとすると、被測定素子2の透過率はA/Bである。
しかし、回折素子などにおいては、迷光が多く発生する恐れがあり、以下の問題が生じる。この問題について、図12を用いて説明する。図12は、被測定素子2の迷光成分Eがパワーメータ3の検出領域内に入っている状態を示しており、検出光量Cには、本来必要な透過光量Dに、迷光成分Eの光量が加算されて検出されることになる。
迷光成分Eは、被測定素子2とパワーメータ3の距離や、パワーメータ3の検出領域の大きさ、位置精度などによって変化するため、誤差要因となる。そのため、所望の透過光量のみの透過率を測定することができない。以上の問題を解決するため、迷光の影響が少ない透過率測定方法が必要であった。
上記のような場合には、図13に示すように、ピンホール4によって迷光成分をカットし、必要な透過成分のみをパワーメータ3に導くことで、全光量に対する所望の透過成分の光強度が測定可能になる(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1においては、このピンホール4を用いた透過率測定方法を応用し、図14に示すように、ピンホール4の前段にテレセントリックな光学系と集光レンズを組み合わせた光学系5を配置し、被測定素子2を透過後の所望の光束が安定してピンホールを通過できるような構成をとっている。
さらに、もう一つの重要な光学性能を示すパラメータである収差の測定も行い、収差と透過率を光学素子の性能とする必要があるが、これまで透過率測定と収差測定は、それぞれ専用の測定器で計測されていた。
しかし、上記の方法では、次のような問題がある。特許文献1の方法を用いれば、迷光成分を除去することは可能であるが、ピンホール4の大きさを一定にした場合でも、集光点とピンホール4の中心を常に合わせる必要があり、ピンホール4の位置による誤差が発生する。
また、ピンホール4を使う測定では、迷光成分の除去範囲を明確にすることが困難であり、実用、実装時の透過率と必ずしも一致しない恐れもある。例えば、ピンホール4のサイズが非常に小さい場合は、実際は結像に寄与する成分まで除去してしまう恐れもある。
また、光学素子において、収差、透過率を別々に測定する場合、それぞれにおいて種々の調整が必要となり、製造、評価の際に時間がかかるという問題もある。収差、透過率の測定で、2回の位置調整を必要とするため、高NAレンズや、微細な形状を有する回折レンズなど、素子の傾きや位置に影響を受けやすい被測定物を測定する場合には、特に時間がかかってしまう。
特許第3578144号公報
本発明は、前記の課題を解決すべく提案されるものであって、光学素子の透過率を迷光の影響なく高精度に測定する光学特性測定装置および光学特性測定方法を提供することを目的とする。
又、被測定素子透過時に生じる、所定のアパーチャー外の迷光のみを明確に除去するだけでなく、光ディスク用の高NAレンズや、微細な回折構造を持つ光学素子においても、安定した透過率の測定が可能である、光学特性測定装置および光学特性測定方法を提供することを目的とする。
また、収差測定器と光学系の構成を共有し、透過率、収差を同一の測定装置で測定でき、測定器、被測定素子の光軸調整の手間を削減し、迅速な光学特性評価を行うことができる光学特性測定装置および光学特性測定方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項1に記載の光学特性測定装置は、被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、前記干渉縞を撮像する撮像手段と、前記参照光束を除去するための参照光束除去手段と、前記往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段とを備え、前記参照光束除去手段により前記参照光束を除去して得られる,前記被測定素子の往復透過光束のみを前記撮像手段により撮像し、前記撮像によって得られる画像の輝度を前記被測定素子の透過光量とし、前記被測定素子の往復透過光束を除去する手段により前記往復透過光束を除去して得られる,前記参照光束のみを前記撮像手段により撮像し、当該撮像により得られる画像の輝度を参照光量として、透過率の測定を行うことを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の光学特性測定装置は、前記被測定素子の透過光を反射する球面ミラーを備えることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の光学特性測定方法は、被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成可能な干渉光学系と、前記干渉縞を撮像する撮像手段と、前記参照光束を除去するための参照光束除去手段と、前記往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段とから構成される光学特性測定装置の光学特性測定方法であって、前記参照光束除去手段により前記参照光束を除去するステップと、前記参照光束除去手段により前記参照光束を除去して得られる,前記被測定素子の往復透過光束のみを前記撮像手段により撮像するステップと、前記撮像するステップによって得られる画像の輝度を前記被測定素子の透過光量として計測するステップと、前記往復透過光束除去手段により前記被測定素子の往復透過光束を除去するステップと、前記被測定素子の往復透過光束を除去するステップにより前記往復透過光束を除去して得られる,前記参照光束のみを前記撮像手段により撮像するステップと、前記撮像するステップにより得られる画像の輝度を参照光量として計測するステップと、前記透過光量と前記参照光量から透過率の測定をするステップとを有することを特徴とする。
本発明の光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、光学素子の透過率を迷光の影響なく高精度に測定することができる。
また、本発明の光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、被測定素子透過時に生じる、所定のアパーチャー外の迷光のみを明確に除去するだけでなく、光ディスク用の高NAレンズや、微細な回折構造を持つ光学素子においても、安定した透過率の測定が可能となる。
また、本発明の光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、収差測定器と光学系の構成を共有し、透過率、収差を同一の測定装置で測定でき、測定器、被測定素子の光軸調整の手間を削減し、迅速な光学特性評価を行うことができる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、現実のものとは異なることに留意すべきである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、各構成部品の配置などを下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法は、干渉光学系と光路選択手段によって得られた被測定素子の往復透過光束の画像輝度により、所定範囲内の光強度を測定して、範囲外の迷光を明確に除去することで、光学調整による誤差を抑制し、高精度な透過率測定を可能とする。
(透過率の測定方法)
相対的な透過率を測定する場合、即ち、生産時のOK判定などには、基準の透過光量を満たすか、満たさないかで判断すればよく、透過率の絶対値測定としては、例えば、以下の手法で参照強度を決定する方法が挙げられる。但し、下記の手法に限ったものではない。
[方法1]
被測定素子がパワーを持たない場合には、被測定素子を往復後の光強度をF2とし、被測定素子が無い場合の同一光路の光強度をE2とすれば、被測定素子の透過率Tは以下の(1)式で与えられる。
T=(F2/E2)1/2 …(1)
[方法2]
あらかじめ被測定素子側に進行する光束の光量E2と参照光束の光量E1の比(E2/E1)を測定しておき、その比(E2/E1)をαとする。
被測定素子の往復透過光束を除去するシャッターを別途設けることにより参照光束のみの強度を測定し、これをF1とする。そのときに被測定素子を往復後の光強度をF2とすれば、被測定素子の透過率は以下の(2)式で与えられる。
T=[F2/(αF1)]1/2 …(2)
以下に、パワーを持たない、例えば、回折構造等を有する光学素子を被測定素子とした第1の実施の形態、例えば、焦点距離50mmのタブレットなどを被測定素子とした第2の実施の形態について、それぞれ光学特性測定装置および光学特性測定方法と測定結果を詳細に述べる。
[第1の実施の形態]
(光学特性測定装置)
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置の光学系を、模式的に図1に示す。また、図2は、本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置において、光路1の光束のみがCCDカメラ12に入射する構成を模式的に示す。また、図3は、光路2の光束のみがCCDカメラ12に入射する構成を模式的に示す。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置は、図1に示すように、被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、干渉縞を撮像する撮像手段と、参照光束を除去する参照光束除去手段と、往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段とを備え、参照光束除去手段により前記参照光束を除去して得られる,被測定素子の往復透過光束のみを撮像手段により撮像し、撮像によって得られる画像の輝度を被測定素子の透過光量とし、往復透過光束除去手段により往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみを撮像手段により撮像し、当該撮像により得られる画像の輝度を参照光量として、透過率の測定を行うことを特徴とする。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置の干渉光学系は、図1に示すように、被測定素子9の往復透過光束を発生する手段と、参照光束を発生する手段とを有し、被測定素子9の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する。被測定素子9の往復透過光束を発生する手段は、図1に示すように、レーザダイオード17と、コリメータレンズ16と、ハーフミラー7と、被測定素子9と、参照ミラー11とを備える。参照光速を発生する手段は、レーザダイオード17と、コリメータレンズ16と、ハーフミラー7と、参照規準ミラー8とを備える。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置においては、被測定素子9は、パワーを持たない、例えば回折格子など回折光学素子を対象とする。パワーを持たない被測定素子9を測定する場合は、光路2の参照ミラー11として、平面ミラーを用いる。被測定素子9をセットする治具10は、素子9が傾かないように高精度に構成されており、またCCDカメラ12側に所望のアパーチャー径を有し、アパーチャー内のみの透過光をCCDカメラ12側に返すように構成されている。
往復透過光束は、光路2を導光する。参照光束は、光路1を導光する。
撮像手段としては、例えば、CCDカメラ12を適用する。なお、撮像手段としては、CCDカメラに限定されるものではなく、他のCMOSイメージセンサ、アモルファス・シリコンによるイメージセンサ、可視光のみならず、紫外線、近赤外、赤外の波長域に感度を有するイメージセンサなど、被測定素子9の適用波長領域に応じて選択することができる。
参照光束除去手段としては、例えば、図1に示すように、シャッター14aを適用する。往復透過光束を除去する手段としては、例えば、図1に示すように、シャッター14bを適用する。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置においては、シャッター14aにより参照光束を除去して得られる,被測定素子9の往復透過光束のみをCCDカメラ12により撮像し、当該撮像によって得られる画像の輝度を被測定素子9の透過光量とし、また、被測定素子9の往復透過光束を除去するシャッター14bにより往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみをCCDカメラ12により撮像し、当該撮像により得られた画像の輝度を参照光量として、透過率の測定を行うことを特徴とする。
光源として、例えば、波長405nmの半導体レーザ(LD)17を用いる。コリメータレンズ16によって平行光となった入射光6は、ハーフミラー7を通り、反射成分は参照基準ミラー8側の光路1に、透過成分は被測定素子9側の光路2に分岐される。
ハーフミラー7で反射され、光路1に進入した入射光6の反射成分は、参照基準ミラー8で反射され、そのままハーフミラー7を透過し、CCDカメラ12に到達する。
ハーフミラー7を透過し、光路2に分岐された入射光6の光束は、所定のアパーチャーサイズをもつ治具10に設置された被測定素子9を透過後、参照ミラー11にて反射され、再び、被測定素子9を透過し、光路2を逆方向に進行し、ハーフミラー7で反射され、CCDカメラ12に達する。また、治具10、および参照ミラー11は、ともに独立したxy軸およびチルト調整機構を持つ。
上記の光路1の光束、および光路2の光束からなる干渉縞より、解析用コンピュータ13による画像処理によって、収差測定が可能となる。なお、参照ミラー11の形状は、被測定素子9の種類によって適切に選ぶものとする。
また、光路1,2における光束は、それぞれシャッター14a,14bによって、独立にCCDカメラ12に入射させることが可能な構成である。例えば、光路1の光束のみをCCDカメラ12に入射する場合は、図2のようにシャッター14bを作動させ、光路2の光束のみをCCDカメラ12に入射させる場合は、図3のようにシャッター14aを作動させる。
さらに、解析用コンピュータ13は、所定アパーチャー内の輝度平均値を出力可能な解析手段を有している。このため、上記の光路1、光路2のみの画像を取り込めば、各光路からの光束の輝度を解析することが可能である。
次に、測定アパーチャーの指定について述べる。
CCDカメラ12の種類と倍率によって、画像中の治具10のアパーチャーサイズは一意に決まる。本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置においては、例えば、直径約4mmのアパーチャーを用いて計測を行っており、画像中では、例えば、直径191pixの円となる。このため、これを光束の中心に合わせ、円内の平均輝度を光強度とする。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置において、CCDカメラ12で撮像した、光路2の光束の画像例を示す。本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置においては、上記の光路2のみ、もしくは光路1と光路2の単独での光強度を用いて、透過率の測定を行う。
被測定素子9は、所定のアパーチャー径を有する治具10上に設置され、被測定素子9を光束が往復する際に、所定のアパーチャー内の光束のみをCCDカメラ12に導く構成であることが望ましい。
一度アパーチャーを通り、所定のアパーチャー径となった光束が被測定素子9を往復し、再び平行光となったところで、再度アパーチャーを通ってCCDカメラ12に入射するので、常に平行光でアパーチャーを通過する。
そのため、迷光の除去範囲が明確である。迷光の除去方法としては、CCDカメラ12にて得られたスポット画像から、画像解析にて除去する方法もある。
(光学特性測定方法)
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法は、被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、干渉縞を撮像する撮像手段と、参照光束を除去する参照光束除去手段と、往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段とから構成される光学特性測定装置の光学特性測定方法であって、参照光束除去手段により参照光束を除去するステップと、参照光束除去手段により参照光束を除去して得られる,被測定素子の往復透過光束のみを撮像手段により撮像するステップと、撮像するステップによって得られる画像の輝度を被測定素子の透過光量として計測するステップと、往復透過光束除去手段により被測定素子の往復透過光束を除去するステップと、往復透過光束を除去するステップにより往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみを撮像手段により撮像するステップと、撮像するステップにより得られる画像の輝度を参照光量として計測するステップと、透過光量と前記参照光量から透過率の測定をするステップとを有することを特徴とする。
すなわち、本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法は、被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、干渉縞を撮像するCCDカメラ12と、参照光束を除去するためのシャッター14aと、往復透過光束を除去するシャッター14bとから構成される光学特性測定装置の光学特性測定方法であって、シャッター14aにより参照光束を除去するステップと、シャッター14aにより参照光束を除去して得られる,被測定素子9の往復透過光束のみをCCDカメラ12により撮像するステップと、当該撮像するステップによって得られる画像の輝度を被測定素子9の透過光量として計測するステップと、シャッター14bにより被測定素子9の往復透過光束を除去するステップと、被測定素子9の往復透過光束を除去するステップにより往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみをCCDカメラ12により撮像するステップと、前記撮像するステップにより得られる画像の輝度を参照光量として計測するステップと、透過光量と参照光量から透過率の測定をするステップとを有する。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法による透過率の測定方法を、図5に示すフローチャートを参照して説明する。なお、初期状態では、光路1側のシャッター14a、光路2側のシャッター14bともに開いた状態であり、光路1、および光路2からの光束は、ともにCCDカメラ12に達する状態である。
(a)まず、ステップS1において、被測定素子9をセットしない状態で、参照ミラー11(平面ミラー)の傾きを調整し、参照ミラー11からの反射光束と、参照光束からなる干渉縞の縞を0本にする。
(b)次に、ステップS2において、光路1側のシャッター14aを閉じ、光路2において、参照ミラー11で反射されて戻ってくる光束の光量を測定し、E2とする。
(c)次に、ステップS3において、光路2側のシャッター14bを閉じ、CCDカメラ12に入射する光量を測定して、バックグラウンド光強度E0とする。
(d)次に、ステップS4において、ステップS3の測定後、光路1側のシャッター14a、光路2側のシャッター14bともに開く。
(e)次に、ステップS5において、被測定素子9を傾き無くセットし、参照ミラー11を調整して、干渉縞の縞を最少にする。
(f)次に、ステップS6において、必要であれば、収差を測定する。また、コマ収差を最小にするように被測定素子9の傾きを調整すると、より精密な位置調整が可能である。
(g)次に、ステップS7において、光路1側のシャッター14aを閉じ、被測定素子9の往復透過光束の光強度を測定し、F2とする。
(h)次に、ステップS8において、光路2側のシャッター14bを閉じ、CCDカメラ12に入射する光量を測定して、バックグラウンド光強度F0とする。
(i)次に、ステップS9において、ステップS8の測定後、光路1側のシャッター14a、光路2側のシャッター14bをともに開く。
(j)次に、ステップS10において、ステップS1〜S8で得られた、E0,E2,F0,F2より、以下の(3)式にて透過率を算出する。なお、根号は往復透過率を片道に変換するためのものである。
T=[(F2―F0)/(E2―E0)]1/2 …(3)
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法による透過率の測定結果を図6に示す。図6から明らかなように、本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法を用いて、10回測定した回折素子の透過率Tの測定結果より、透過率Tの最大測定誤差は0.47%と、誤差の少ない計測結果が得られている。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法では、透過率Tの絶対値を測定する方法として、上記の[方法1]を用いたが、手法は問わない。また、例えば、基準のサンプルに対しての相対透過率にて、OK、NG判定のみを行う場合は、前記のF2−F0と、基準値との比較を行えばよい。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、以下のような利点がある。即ち、ピンホールを必要とせず、平行光の状態で、例えば、被測定素子9の治具10のアパーチャーによって迷光を除去することができるため、ピンホールの位置誤差に対する、透過光量の誤差がない。
また、干渉縞の本数を最小にすることで、デフォーカスや収差の影響を被測定素子9ごとに一定にすることができるため、スポット形状の差による誤差も抑制できる。
所定のアパーチャーサイズを有する治具10に被測定素子9を設置することで、所望のアパーチャー内の透過光量のみを測定することが可能であり、範囲外の迷光は完全に除去可能である。
そのため、実装時に使用するアパーチャー内の透過率においても、正確な測定が可能である。
さらに、画像処理を用い、被測定素子9の面内の詳細な透過光量分布も計測可能である。
また、画像中の干渉縞を適正にすることを利用し、治具10のステージや参照ミラー11などの傾き調整を高精度で行うことができる。
例えば、コマ収差の測定と平行し、コマ収差をなくすように被測定素子9のチルト調整をすれば、さらに高精度に調整が可能である。
収差測定系と同一の光学系で、同時に収差の測定も可能であるため、調整が1度で済み、光学特性の総測定時間が短縮される。
また、通常収差測定には高精度な位置精度が要求されるが、同一の精度で透過率の測定も行うことができる。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、パワーを持たない光学素子の透過率測定において、所定のアパーチャーサイズの外側の迷光成分を正確に除去できる上に、光学系の位置調整による誤差が極めて少なく、さらに収差測定と光学系を共有し、収差と透過率が同時に計測可能なため、光学特性の総測定時間の短縮が可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、パワーを持たない光学素子の透過率測定において、光学素子の透過率を迷光の影響なく高精度に測定することができる。
また、本発明の光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、パワーを持たない光学素子の透過率測定において、収差測定器と光学系の構成を共有し、透過率、収差を同一の測定装置で測定でき、測定器、被測定素子の光軸調整の手間を削減し、迅速な光学特性評価を行うことができる。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置の光学系であって、パワーを持つレンズの透過率を測定する光学特性測定装置の光学系は、図7に示すように模式的に表される。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置は、図7に示すように、被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、干渉縞を撮像する撮像手段と、参照光束を除去する参照光束除去手段と、往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段とを備え、参照光束除去手段により前記参照光束を除去して得られる,被測定素子の往復透過光束のみを撮像手段により撮像し、撮像によって得られる画像の輝度を被測定素子の透過光量とし、往復透過光束除去手段により往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみを撮像手段により撮像し、当該撮像により得られる画像の輝度を参照光量として、透過率の測定を行うことを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置の干渉光学系は、図7に示すように、被測定素子9の往復透過光束を発生する手段と、参照光束を発生する手段とを有し、被測定素子9の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する。被測定素子9の往復透過光束を発生する手段は、図7に示すように、レーザダイオード17と、コリメータレンズ16と、ハーフミラー7と、被測定素子9と、球面ミラー15とを備える。参照光速を発生する手段は、レーザダイオード17と、コリメータレンズ16と、ハーフミラー7と、参照規準ミラー8とを備える。
また、本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置は、図7に示すように、被測定素子9の透過光を反射する球面ミラー15を備えることを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置においては、被測定素子9は、パワーを持つ光学素子、例えば、レンズなどを対象とする。パワーを持つ被測定素子9を測定する場合は、光路2の参照ミラー11として、球面ミラー15を用いる。被測定素子9をセットする治具10は、被測定素子9が傾かないように高精度に構成されており、またCCDカメラ12側に所望のアパーチャー径を有し、アパーチャー内のみの透過光をCCDカメラ12側に返すように構成されている。
往復透過光束は、光路2を導光する。参照光束は、光路1を導光する。
撮像手段としては、例えば、CCDカメラ12を適用する。なお、撮像手段としては、CCDカメラに限定されるものではなく、他のCMOSイメージセンサ、アモルファス・シリコンによるイメージセンサ、可視光のみならず、紫外線、近赤外、赤外の波長域に感度を有するイメージセンサなど、被測定素子9の適用波長領域に応じて選択することができる。
参照光束除去手段としては、例えば、図7に示すように、シャッター14aを適用する。往復透過光束を除去する手段としては、例えば、図7に示すように、シャッター14bを適用する。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置においては、シャッター14aにより参照光束を除去して得られる,被測定素子9の往復透過光束のみをCCDカメラ12により撮像し、当該撮像によって得られる画像の輝度を被測定素子9の透過光量とし、また、被測定素子9の往復透過光束を除去するシャッター14bにより往復透過光束を除去して得られる,参照光束のみをCCDカメラ12により撮像し、当該撮像により得られた画像の輝度を参照光量として、透過率の測定を行うことを特徴とする。
光源として、例えば、波長405nmの半導体レーザ(LD)17を用いる。コリメータレンズ16によって平行光となった入射光6は、ハーフミラー7を通り、反射成分は参照基準ミラー8側の光路1に、透過成分は被測定素子9側の光路2に分岐される。
ハーフミラー7で反射され、光路1に進入した入射光6の反射成分は、参照基準ミラー8で反射され、そのままハーフミラー7を透過し、CCDカメラ12に到達する。
ハーフミラー7を透過し、光路2に分岐された入射光6の光束は、所定のアパーチャーサイズをもつ治具10に設置された被測定素子9を透過後、球面ミラー15にて反射され、再び、被測定素子9を透過し、光路2を逆方向に進行し、ハーフミラー7で反射され、CCDカメラ12に達する。また、治具10、および球面ミラー15は、ともに独立したxy軸およびチルト調整機構を持つ。
上記の光路1の光束および光路2の光束からなる干渉縞より、解析用コンピュータ13による画像処理によって、収差測定が可能となる。なお、球面ミラー15の形状は、被測定素子9の種類によって適切に選ぶものとする。
また、光路1,2における光束は、それぞれシャッター14a,14bによって、独立にCCDカメラ12に入射させることが可能な構成である。例えば、光路1の光束のみをCCDカメラ12に入射する場合は、図2と同様に、シャッター14bを作動させ、光路2の光束のみをCCDカメラ12に入射させる場合は、図3と同様に、シャッター14aを作動させる。
さらに、解析用コンピュータ13は、所定アパーチャー内の輝度平均値を出力可能な解析手段を有している。このため、上記の光路1、光路2のみの画像を取り込めば、各光路からの光束の輝度を解析することが可能である。
(光学特性測定方法)
以下に、パワーを有する光学素子として、例えば、焦点距離50mmのタブレットを被測定素子9とした本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定方法について説明する。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定方法においては、透過率の絶対値を計測する方法として、上記の[方法2]を用いた。この[方法2]を用いる場合、本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置の光学系においては、光路2の光束の強度E2と光路1の光束の強度E1の比(E2/E1=α)を事前に測定しておく必要がある。以下にその方法を述べる。なお、下記の方法では、バックグラウンドの強度も考慮してαの値を測定している。
―光量比αの測定方法―
光量比αの測定では、参照ミラー11を平面ミラーとする。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置において、光量比αの測定方法を、図8のフローチャート図を参照して説明する。
(a)まず、ステップS11において、被測定素子9をセットしない状態で、参照ミラー11の位置調整を行い、解析用コンピュータ13に表示される干渉縞の本数を0本とする。
(b)次に、ステップS12において、光路1側のシャッター14aを閉じ、所定アパーチャー内の光路2の光強度を検出して、その強度をE2とする。
(c)次に、ステップS13において、光路1側のシャッター14aを開け、光路2側のシャッター14bを閉じ、所定アパーチャー内の光路1の光強度を測定する。その強度をE1とする。
(d)次に、両方のシャッター14a,14bを閉め、所定アパーチャー内のバックグラウンドの光強度を測定し、その強度をE0とする。
(e)次に、以下の(4)式にて、光路1と光路2の光量比αを算出し、以後の測定に使用する。
α=(E2―E0)/(E1―E0) …(4)
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置において、光量比αの測定結果では、α=58.8%と測定された。以下の測定にはこの値を用いている。
―被測定素子の透過率の測定方法―
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定方法において、パワーを持つ被測定素子9の透過率の測定方法を、図9のフローチャートを参照して説明する。
(a)まず、ステップS21において、被測定素子9を、所望のアパーチャー径を有する治具10上に傾き無くセットする。傾き調整の方法としては、例えば、レーザ光を照射して、被測定素子9の縁からの反射を検出する方法などが考えられるが、手法は問わない。
(b)次に、ステップS22において、球面ミラー15の位置調整を行い、解析用コンピュータ13に表示される干渉縞の本数を最少とする。
(c)次に、ステップS23において、必要であれば、収差の測定を行う。このとき、コマ収差を測定し、最小化することで、被測定素子9の傾き調整を、より高精度に行うことも可能である。
(d)次に、ステップS24において、光路1側のシャッター14aを閉じ、光路2の光束のみをCCDカメラ12に入射させ、所定アパーチャー内の強度を測定し、F2とする。
(e)次に、ステップS25において、光路2側のシャッター14bを閉じ、光路1側のシャッター14aを開けて、光路1の光束のみをCCDカメラ12に入射させ、所定アパーチャー内の強度を測定し、F1とする。
(f)次に、ステップS26において、光路1側のシャッター14aを閉じ、光路1,2の光束がともにCCDカメラ12に入射されない状態で、所定アパーチャー内の光強度を計測し、バックグラウンド光強度F0とする。
(g)次に、ステップS27において、上記の測定値と、事前に決定した光量比αより、以下の(5)式から被測定素子9の透過率Tを計算する。
T=[(F2―F0)/α(F1―F0)]1/2 …(5)
以後、被測定素子9を入れ替え、上記ステップS21〜S26を再び返すことで、透過率Tならびに、収差を測定する。
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定方法による測定結果であり、タブレットからなる被測定素子9を取り外し・再セットする工程を5回繰り返した、被測定素子9の透過率Tの測定結果を示す。図10より、測定誤差0.52%と、安定した測定結果が得られた。
さらに、透過率Tがあらかじめわかっている同一形状のレンズがあれば、F2−F0の相対比較により、OK、NG判定に応用することも可能である。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置および測定方法によれば、以下のような利点がある。即ち、ピンホールを必要とせず、平行光の状態で、例えば、被測定素子9の治具10のアパーチャーによって迷光を除去することができるため、ピンホールの位置誤差に対する、透過光量の誤差がない。
また、干渉縞の本数を最小にすることで、デフォーカスや収差の影響を被測定素子9ごとに一定にすることができるため、スポット形状の差による誤差も抑制できる。
所定のアパーチャーサイズを有する治具10に被測定素子9を設置することで、所望のアパーチャー内の透過光量のみを測定することが可能であり、範囲外の迷光は完全に除去可能である。
そのため、実装時に使用するアパーチャー内の透過率においても、正確な測定が可能である。
さらに、画像処理を用い、被測定素子9面内の詳細な透過光量分布も計測可能である。
画像中の干渉縞を適正にすることを利用し、治具10のステージや参照ミラー11などの傾き調整を高精度で行うことができる。
例えば、コマ収差の測定と平行し、コマ収差をなくすように被測定素子9のチルト調整をすれば、さらに高精度に調整が可能である。
収差測定系と同一の光学系で、同時に収差の測定も可能であるため、調整が1度で済み、光学特性の総測定時間が短縮される。
また、通常収差測定には高精度な位置精度が要求されるが、同一の精度で透過率の測定も行える。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、パワーを持つ光学素子の透過率測定において、所定のアパーチャーサイズの外側の迷光成分を正確に除去できる上に、光学系の位置調整による誤差が極めて少なく、さらに収差測定と光学系を共有し、収差と透過率が同時に計測可能なため、光学特性の総測定時間の短縮が可能となる。
本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、パワーを持つ光学素子の透過率測定において、光学素子の透過率を迷光の影響なく高精度に測定することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、被測定素子透過時に生じる、所定のアパーチャー外の迷光のみを明確に除去するだけでなく、光ディスク用の高NAレンズや、微細な回折構造を持つ光学素子においても、安定した透過率の測定が可能となる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、パワーを持つ光学素子の透過率測定において、収差測定器と光学系の構成を共有し、透過率、収差を同一の測定装置で測定でき、測定器、被測定素子の光軸調整の手間を削減し、迅速な光学特性評価を行うことができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、本発明は第1乃至第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
本発明の第1乃至第2の実施の形態に係る光学特性測定装置および光学特性測定方法によれば、被測定素子として、パワーを持たない光学回折素子やレンズに適用する例を開示したが、これらに限定されるものではなく、例えば、1枚の凸レンズを対照型平凹レンズ2枚で張り合わせた、トリプレット構造などを有する色収差補正素子や、例えば、約0.95の高NA値を有する単レンズなどの透過率の測定にも適用可能である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置の光学系を示す模式図。 本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置において、光路1の光束のみがCCDカメラに入射する状態を示す模式図。 本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置において、光路2の光束のみがCCDカメラに入射する状態を示す模式図。 本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定装置において、CCDカメラで撮像した、光路2の光束の様子を示す図。 本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法のフローチャート図。 本発明の第1の実施の形態に係る光学特性測定方法による測定結果。 本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置の光学系であって、パワーを持つレンズの透過率を測定する光学特性測定装置の光学系の模式図。 本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定装置において、光量比αを測定する方法を説明するフローチャート図。 本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定方法のフローチャート図。 本発明の第2の実施の形態に係る光学特性測定方法による測定結果。 透過型光学素子の基本的な透過率測定系を示す図。 図11の測定系にて、迷光がパワーメータに入る様子を示す図。 ピンホールを用いた透過率測定系を示す図。 従来例における透過率測定系を示す図。
符号の説明
1…入射光
2,9…被測定素子
3…パワーメータ
4…ピンホール
5…テレセントリック光学系および集光レンズ
6…入射光(平行光)
7…ハーフミラー
8…参照基準ミラー
10…治具
11…参照ミラー
12…CCDカメラ
13…解析用コンピュータ
14a,14b…シャッター
15…球面ミラー
16…コリメータレンズ
17…レーザダイオード

Claims (3)

  1. 被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、
    前記干渉縞を撮像する撮像手段と、
    前記参照光束を除去する参照光束除去手段と、
    前記往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段と
    を備え、前記参照光束除去手段により前記参照光束を除去して得られる,前記被測定素子の往復透過光束のみを前記撮像手段により撮像し、前記撮像によって得られる画像の輝度を前記被測定素子の透過光量とし、前記往復透過光束除去手段により前記往復透過光束を除去して得られる,前記参照光束のみを前記撮像手段により撮像し、当該撮像により得られる画像の輝度を参照光量として、透過率の測定を行うことを特徴とする光学特性測定装置。
  2. 前記被測定素子の透過光を反射する球面ミラーを備えることを特徴とする請求項1記載の光学特性測定装置。
  3. 被測定素子の往復透過光束と参照光束とで干渉縞を生成する干渉光学系と、前記干渉縞を撮像する撮像手段と、前記参照光束を除去する参照光束除去手段と、前記往復透過光束を除去する往復透過光束除去手段とから構成される光学特性測定装置の光学特性測定方法であって、
    前記参照光束除去手段により前記参照光束を除去するステップと、
    前記参照光束除去手段により前記参照光束を除去して得られる,前記被測定素子の往復透過光束のみを前記撮像手段により撮像するステップと、
    前記撮像するステップによって得られる画像の輝度を前記被測定素子の透過光量として計測するステップと、
    前記往復透過光束除去手段により前記被測定素子の往復透過光束を除去するステップと、
    前記往復透過光束を除去するステップにより前記往復透過光束を除去して得られる,前記参照光束のみを前記撮像手段により撮像するステップと、
    前記撮像するステップにより得られる画像の輝度を参照光量として計測するステップと、
    前記透過光量と前記参照光量から透過率の測定をするステップと
    を有することを特徴とする光学特性測定方法。
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