JP6529830B2 - 傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップの計算方法 - Google Patents

傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップの計算方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6529830B2
JP6529830B2 JP2015119210A JP2015119210A JP6529830B2 JP 6529830 B2 JP6529830 B2 JP 6529830B2 JP 2015119210 A JP2015119210 A JP 2015119210A JP 2015119210 A JP2015119210 A JP 2015119210A JP 6529830 B2 JP6529830 B2 JP 6529830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
height map
zus
zis
substrate
transparent solid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015119210A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016004040A (ja
Inventor
アンナ クアエダッカーズ ヨハネス
アンナ クアエダッカーズ ヨハネス
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitutoyo Corp filed Critical Mitutoyo Corp
Publication of JP2016004040A publication Critical patent/JP2016004040A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6529830B2 publication Critical patent/JP6529830B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/02Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness
    • G01B11/06Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring length, width or thickness for measuring thickness ; e.g. of sheet material
    • G01B11/0608Height gauges
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B11/00Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques
    • G01B11/24Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures
    • G01B11/2441Measuring arrangements characterised by the use of optical techniques for measuring contours or curvatures using interferometry
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01BMEASURING LENGTH, THICKNESS OR SIMILAR LINEAR DIMENSIONS; MEASURING ANGLES; MEASURING AREAS; MEASURING IRREGULARITIES OF SURFACES OR CONTOURS
    • G01B9/00Measuring instruments characterised by the use of optical techniques
    • G01B9/02Interferometers
    • G01B9/02083Interferometers characterised by particular signal processing and presentation
    • G01B9/02085Combining two or more images of different regions

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Instruments For Measurement Of Length By Optical Means (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

本発明は、屈折率(n)で傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップを計算する方法に関する。透明立体の下には、水平方向に延びる基板が存在する事が必要である。
透明体の高さマップは、光学プロファイラを用いて測定し得る。光学プロファイラは、例えば広帯域干渉計、例えばミロー干渉計装置、マイケルソン干渉計装置、及び/又はリニク干渉計装置であり得る。
表面の高さマップを特定するそのような装置は、
広帯域照明ビームを提供する広帯域照明器と、
照明ビームを、参照リフレクタで反射される参照ビームと、上記表面で反射する測定ビームとに分割するビームスプリッタと、
参照リフレクタから反射した参照光線及び上記表面から反射した測定ビームから、干渉放射強度を受信する検出器と、
上記表面と上記装置との間の距離を変更する走査手段と、
検出器から、検出器で受信した干渉放射強度を表す信号を受信するとともに、走査手段から距離信号を受信し、両方を結合して高さマップにする処理手段と、
を含み得る。
検出器で受信される干渉放射強度は、参照ビームの光路が測定ビームの光路に等しい場合に最大値を有する。走査手段は、テスト表面と装置との間の距離を、この最大値の前後数百μm間で変更し、表面の高さマップを特定し得る。
装置は、表面から反射された測定ビームを検出器で撮像する対物レンズを有し得る。光学プロファイラの対物レンズ(図4参照)のうちの最後のレンズ要素LEは、限られた開口数を有し得、したがって、表面SFが傾斜する場合、傾斜面から反射される測定ビームRMは、対物レンズの開口数外(開口数に対応する対物レンズの受光可能範囲外)に反射されることがあり(ON参照)、装置は高さマップを測定することができない。本特許出願では、傾斜面は、反射測定ビームが、光学プロファイラの対物レンズの開口数外に反射されるような傾斜を有する表面として定義され、法線高さマップは光学プロファイラを用いて測定することができない。
限られた開口数を有する対物レンズを有する光学プロファイラを使用して、そのような傾斜面を有する透明立体(以下、透明体とも称す)の高さマップを計算する方法が必要であり得る。
屈折率(n)で傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップを計算する方法を提供することが望ましい。
したがって、一実施形態において、屈折率(n)で傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップを計算する方法が提供され、透明立体は、水平方向に延びる基板上に設けられ、本方法は、
傾斜面又は曲面を有する透明立体の第1のエリアと、透明立体の下から水平方向に延びる基板の第2のエリアとを光学プロファイラ下に位置決めすることと、
光学プロファイラを用いて第1のエリアの高さマップ(ZIS)及び第2のエリアの高さマップ(ZUS)を測定することと、
屈折率、第1のエリアの測定された高さマップ(ZIS)及び第2のエリアの測定された高さマップ(ZUS)を使用することにより、傾斜面又は曲面の高さマップ(HIS)を計算することと、
を含む。
光学プロファイラを用いて傾斜面の高さマップ(ZIS)を測定する間、光学プロファイラのセンサによって受信される放射光は、傾斜面からではなく基板から散乱した光であり得、その理由は、傾斜面が対物レンズの開口数外に光を反射させるためである。屈折率(n)を有する透明体は、傾斜面の高さマップ(ZIS)の測定中、透明材料内に光路長を生じさせ得、この光路長は屈折率nと、透明体の厚さとによって決まる。この光路長は物理的長さとは異なり、透明体の下にある基板を実際よりも低い高さで測定させる。
したがって、透明体の下の基板の仮想高さ(ZIS)と実際の高さ(ZUS)とのオフセット(ΔZUS)及び透明体の材料の屈折率nがわかる場合、傾斜面又は曲面の高さマップ(ZIS)の、光学プロファイラによる測定値から、傾斜面又は曲面からの高さマップ(HIS)を計算することができる。
一実施形態によれば、傾斜面又は曲面の高さマップ(HIS)は、式:
HIS=ΔZUS/(n−1)+ZUS
HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUS
によって計算される。
この式を用いると、傾斜面又は曲面の高さマップ(HIS)は、傾斜面からの反射放射線が対物レンズの開口数外に反射される場合であっても測定することができる。透明体表面の傾斜が十分に大きいと、測定されるZISは透明体表面の高さではない。この高さアルゴリズムでは、透明体表面からの信号の代わりに、透明体の下にある基板面からの信号を用いて高さ(HIS)を計算する。
更なる実施形態によれば、基板(US)は平面であり得る。平面を有することにより、基板の高さをそのまま使用して、傾斜面の高さを計算し得る。
更なる実施形態によれば、基板(US)は金属面であり得る。
更なる実施形態によれば、基板(US)は半導体面であり得る。
更なる実施形態によれば、光学プロファイラは限られた開口数を有し得る。
対物レンズの開口数が限られていることにより、傾斜面又は曲面から反射される測定ビームは、開口数外に反射され得る。
更なる実施形態によれば、式:HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUSをΔZUS>0であるエリアに適用し得る。これは、ZISが下層(ZUS)に対応する平面よりも低いことを意味する。
更なる実施形態によれば、傾斜面又は曲面は透明体の縁部に沿って設けられ得る。
これは、有利なことに、基板が透明体に近接しており、したがって、透明体の下の基板の位置を表し得るためである。次に、透明材料の縁部近傍では、透明材料は非常に薄いことがある。したがって、屈折によって生じる横効果は非常に小さく、無視し得る。
更なる実施形態によれば、透明体は更なる表面を更に含み、本方法は、
光学プロファイラの下に上記更なる表面を位置決めすることと、
光学プロファイラを用いて、上記更なる表面の高さマップ(ZFS)を測定することと、
を含む。
上記更なる表面は、例えば、測定装置が高さマップを直接測定し得るように傾斜又は湾曲が限定的な透明体の上部であり得る。このようにして、透明体の完全な表面(傾斜面又は曲面に、更なる表面を加えたもの)の高さを、光学プロファイラを用いて測定又計算し得る。
更なる実施形態によれば、上記更なる表面は、透明体の上部に設けられ、傾斜面又は曲面に隣接する。
更なる実施形態によれば、更なる表面は式:ZUS−ZIS<0に従う。
傾斜面又は曲面の高さマップ(ZIS)の測定により、ZUS−ZIS<0になる場合、傾斜面又は曲面の高さマップ(ZIS)測定の測定結果は有効であり、それ以上のいかなる計算もなく、そのまま使用することができる。
更なる実施形態によれば、透明体は球面キャップ球面キャップである。
球面キャップの縁部は、光学プロファイラを用いてそのまま測定することができない傾斜面又は曲面であり得、一方、球面キャップの上部は、光学プロファイラを用いてそのまま測定することができる。
更なる実施形態によれば、光学プロファイラは、白色光干渉装置、位相シフト干渉装置、波長走査干渉装置、共焦点装置、シェイプフロムフォーカス装置、クロマティック共焦点装置、及び構造化照明顕微鏡法装置のうちの1つを含む。
これらの光学プロファイラのそれぞれは、限られた開口数を有し得る。本発明により傾斜面又は曲面の高さマップを計算することにより、光学プロファイラを傾斜面又は曲面にも使用可能になる。
これより、本発明の実施形態について、対応する参照シンボルが対応する部品を示す添付図面を参照して単なる例として説明する。
一実施形態によるミロー干渉計システムを示す。 一実施形態によるミロー干渉計システムを示す。 一実施形態によるマイケルソン干渉計システムを示す。 一実施形態によるリニク干渉計システムを開示する。 傾斜面からの反射測定ビームがいかに、対物レンズの開口数外に反射され得るかを示す。 球面キャップを開示する。 図5aの球面キャップの測定される高さマップの断面を開示する。 本発明による方法を適用した後の図5aの球面キャップの測定高さマップ及び計算高さマップの断面を開示する。
図1a及び図1bは、一実施形態により試料1の表面の高さマップを測定する光学プロファイラ、例えば干渉計システムを示す。光学プロファイラは、干渉計装置であり、例えばミロー干渉計装置4である。マイケルソン干渉計装置、及び/又はリニク干渉計装置であり得る。
図1a及び図1bの装置4は、狭帯域又は広帯域照明ビームを提供する照明器23を含み得る。照明器は、放射源5、第1のレンズ6、第1のミラー7、及び第2のレンズ8を含み、照明ビームを提供し得る。照明ビームは平行であり得る。照明ビームは、照明ビームスプリッタ10で反射され、対物レンズ17を透過してから、ビームスプリッタ12に到達し、ビームスプリッタ12は照明ビームを参照ビーム25及び測定ビーム24に分割する。
参照ビームは、参照リフレクタ14で反射され得る。測定ビームは、試料1の表面から反射され得る。参照リフレクタ14から反射されたビームは再び、ビームスプリッタ12で反射され得る。試料1から反射されたビームは、ビームスプリッタ12を透過し得る。参照ビーム及び測定ビームは、干渉し、対物レンズ17、照明ビームスプリッタ10、及びレンズ15を透過して検出器16に達し得る。検出器16を用いて干渉ビームの強度を測定し得る。
参照リフレクタ14、対物レンズ17、及びビームスプリッタ12は一緒に、ミロー対物レンズを形成し得、スキャナ11を用いて光軸に沿い、対物レンズ17の焦点面を通して試料1に関して光学的に走査され得る。
ブレード9を照明器23に設けて、照明ビームの瞳をフィルタリングし得る。
干渉計装置は、例えば、ミロー干渉計装置(図1a及び図1b)、マイケルソン干渉計装置(図2)、又はリニク干渉計装置(図3)であり得る。干渉計を使用して、試料の表面からの走査距離の関数として、干渉放射線強度を含む相関曲線を取得し得る。
図4は、傾斜面からの反射測定ビームがいかに、光学プロファイラの開口数外に反射され得るかを示す。光プロファイラの対物レンズの最後のレンズ要素LE(図4参照)は、限られた開口数を有し得、又はNAは、対物レンズ以外の光学要素に制限され得る。試料の表面SFが傾斜する場合、傾斜面からの反射測定ビームRMは、最後のレンズ要素の開口数外に反射されることがあり(ON参照)、装置は高さマップを測定することができない。
この特許出願では、傾斜面又は曲面は、反射測定ビームが光学プロファイラの対物レンズの開口数外又はその近傍に反射され、そのため、光学プロファイラを用いて法線高さマップを測定することができないような傾斜を有する表面として定義される。角度が角度制限に近い場合、上面からの信号は弱くなり得、本発明の方法を適用する必要がある。
図5aは、反射平面上の透明球面キャップを開示する。球面キャップ又は球面ドームは、平面で切り取られた球面の一部である。球面キャップは、傾斜面ISを有する、屈折率(n)を有する透明体BDを含む。傾斜面ISは、透明体の縁部に沿って設けられ得る。透明体は、透明体の下から水平方向(側方)に延びる基板US上に提供し得る。基板USは平面であり得る。平面を有することにより、基板USの高さをそのまま使用して、傾斜面の高さを計算し得る。基板USは、金属表面又は半導体表面であり得る。更なる表面FSは、球面キャップの上部及びその周囲並びに傾斜面ISの近傍に画定し得る。
図5bは、光学プロファイラを用いて測定される図5aの高さマップの球面キャップの中心を通る断面を開示する。更なる表面FSの高さマップは、傾斜が比較的小さく、反射測定ビームが大方、光学プロファイラの対物レンズの最後のレンズ要素の開口数内に入るため、光学プロファイラを用いて測定し得る。
更なる表面FSの第3のエリアの高さマップが、式:ZUS−ZIS<0に従う場合、当該第3のエリアは傾斜面とみなし得る。なお、式中、ZUSは基板USの測定高さである。
光学プロファイラは、傾斜面ISの高さマップをそのまま測定することが難しい。傾斜面の反射測定ビームは大方、光学プロファイラの開口数外になってしまう。
しかし、光学プロファイラは、基板USから散乱し、傾斜面の下で透明体を透過してきた測定ビームを受信し得る。透明体材料の屈折率は、空気の屈折率よりも大きいため、透明体を通る測定ビームの光路長が伸びる。したがって、基板USの位置は、実際よりも低い高さに示される。この測定値から、基板の屈折率並びに基板の実際の位置及び仮想の位置がわかる場合、傾斜面の実際の高さを再構築することができ、その理由は、透明体を通る光路長OPLが透明体の厚さdの(n−1)倍に伸びるためである。
したがって、水平方向に延びる基板上に設けられ、傾斜面又は曲面を有し、屈折率(n)を有する透明体を含む試料の高さマップを計算するために、以下の方法を実行することができる:
傾斜面又は曲面を有する透明体の第1のエリアと、透明体の下から水平方向に延びる基板の第2のエリアとを光学プロファイラ下に位置決めすることと、
光学プロファイラを用いて第1のエリアの高さマップ(ZIS)及び第2のエリアの高さマップ(ZUS)を測定することと、
屈折率、第1のエリアの測定された高さマップ(ZIS)及び第2のエリアの測定された高さマップ(ZUS)を使用することにより、傾斜面又は曲面の高さマップ(HIS)を計算すること。
この表面からの直接測定信号は測定装置の開口数外になり得るが、関心のある透明体に対応する第1のエリア及び透明体の下に延在する基板に対応する第2のエリアの高さマップを測定することにより、傾斜面又は曲面の高さマップを計算し得る。
透明体の下に延在する基板の第2のエリアに対応する高さマップ内のピクセルを分離し得る。これは、ピクセルコントラスト差を使用するか、ピクセル強度差を使用するか、又はパターン認識方法により、関心のある透明体に対応する物体形状を探すことによって行い得る。
続けて、これらのピクセルの高さを使用して、例えば、これらのピクセルを通る平面を当てはめることにより、基板に対応する平面を特定し得る。基板に対応する平面は、第1のエリアの元の高さマップから減算し得る。
減算後、これらのピクセルの基板に対応する平面は、負の高さ値を有し得る。
次のステップで、基板の測定位置と、基板の計算平面とのオフセットを特定し得る。これらのオフセットは、負の高さを有するピクセルの高さの絶対値である。
屈折率及び前のステップのオフセットの両方を使用して、基板の負の高さ値に対応するピクセルの透明体表面の対応する高さを計算することができる。任意選択的に、基板の前の減算された平面を加算して、元の座標を復元することができる。
光学プロファイラを用いて傾斜面又は曲面の高さマップ(ZIS)を測定する間、光学プロファイラのセンサによって受信される光は、傾斜面からではなく基板からの散乱光であり、その理由は、傾斜面が対物レンズの開口数外に測定光を反射するためである。屈折率(n)を有する透明体は、傾斜面の高さマップ(ZIS)の測定中、透明体内に光路長を生じさせ得、この光路長は屈折率nと、透明体の厚さとによって決まる。この光路長は物理的長さとは異なり、透明体の下にある基板を実際よりも低い高さで測定させる。
したがって、基板の仮想高さと実際の高さとのオフセット(ΔZUS)及び透明体材料の屈折率nがわかる場合、傾斜面又は曲面の高さマップ(ZIS)の、光学プロファイラによる測定値から、傾斜面又は曲面からの高さマップ(HIS)を計算することができる。
透明体を通る光路長OPLは、透明体の厚さdの(n−1)倍に拡大されるため、
ΔZUS=ZUS−ZIS=(n−1)d (1)
d=(ZUS−ZIS)/(n−1) (2)
HIS=ZUS+d (3)
HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUS (4)
である。
したがって、傾斜面又は曲面の高さマップHISは、式:HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUSにより計算することができる。
図5cは、図5aの球面キャップの断面での測定及び計算される高さマップを開示する。傾斜面ISの高さマップは、上記式を用いて計算し得る。基板USの高さマップ及び更なる表面FSの高さマップは、光学プロファイラを用いて測定される。
ZUS−ZIS>0である測定値の場合、表面の傾斜が開口数に対して大きすぎることが示され、したがって、傾斜面又は曲面の高さマップHISの計算に、式:HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUSを使用し得る。
ZUS−ZIS<0である測定値の場合、傾斜が開口数の範囲内にあることが示され、したがって、高さマップZISの直接測定値を使用することができる。
上記式は、平坦ではない基板にも使用し得る。その場合、透明体下の基板の特定の形状を前もって測定する必要がある。例えば、基板の特定のX、Y値の各Z値を測定する必要がある。続くステップにおいて、透明体を表面上に適用され、上記式を使用して、異なるX、Y値を有する位置毎に、傾斜面又は曲面の高さHISを計算し得る。
上記説明した単純なモデルを使用する場合、傾斜面が入力光線及び出力光線の両方を屈折させることを無視する。この単純な方法が十分に正確ではない場合、より正確なモデルを使用し得る。基本的に、概念は同じである。より高精度の場合、屈折効果を含むように、単純なモデルを拡張し得る。この問題を解くには、単純な収束反復プロセスが必要であり得る。
開示される実施形態が本発明の単なる例示であり、本発明を様々な形態で実施可能なことを理解されたい。したがって、本明細書に開示される特定の構造的詳細及び機能的詳細は、限定として解釈されるべきではなく、単に特許請求の範囲のベースとして、及び適宜詳細な略あらゆる構造で本発明を様々に利用するための、当業者への教示の代表的なベースとして解釈されるべきである。さらに、本明細書で使用される用語及び語句は、限定を意図せず、むしろ、本発明の理解可能な説明の提供を意図する。
本明細書で使用される場合、別のという用語は、少なくとも第2又は第3以上として定義される。本明細書で使用される場合、含む及び/又は有するを含む用語は、包含(すなわち、他の要素又はステップを除外しない)として定義される。特許請求の範囲での任意の参照符号は、特許請求の範囲又は本発明の範囲の限定として解釈されるべきではない。特定の測定値が相互に異なる従属クレームに記載されているという事実だけでは、有利にこれらの測定値の組み合わせを使用できないことを示さない。本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲によってのみ限定される。
1 試料
4 干渉計装置
5 放射源
6 第1のレンズ
7 第1のミラー
8 第2のレンズ
9 ブレード
10 照明ビームスプリッタ
11 スキャナ
12 ビームスプリッタ
14 参照リフレクタ
15 レンズ
16 検出器
17 対物レンズ
23 照明器
24 測定ビーム
25 参照ビーム

Claims (11)

  1. 屈折率(n)で傾斜面又は曲面を有する透明立体を含む試料の高さマップを計算する方法であって、前記透明立体は、前記透明立体の下から水平方向に延びる基板上に設けられ、前記方法は、
    前記透明立体における前記傾斜面又は前記曲面を有する第1のエリアと、前記透明立体の下から水平方向に延び出た前記基板上の第2のエリアとを光学プロファイラ下に位置決めすることと、
    前記光学プロファイラを用いて前記第1のエリアの高さマップ(ZIS)及び前記第2のエリアの高さマップ(ZUS)を測定することと、
    前記屈折率(n)、測定された前記第1のエリアの高さマップ(ZIS)及び測定された前記第2のエリアの高さマップ(ZUS)を使用することにより、前記傾斜面又は前記曲面の高さマップ(HIS)を計算することと、
    を含み、
    前記傾斜面又は前記曲面の前記高さマップ(HIS)は、式:HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUSによって計算される
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記基板は平面である、請求項1に記載の方法。
  3. 前記基板は金属面である、請求項1又は2の何れか一項に記載の方法。
  4. 前記基板は半導体面である、請求項1又は2の何れか一項に記載の方法。
  5. 前記式:HIS=(ZUS−ZIS)/(n−1)+ZUSは、ZUS−ZIS>0であるエリアに適用される、請求項1〜4の何れか一項に記載の方法。
  6. 前記傾斜面又は前記曲面は前記透明立体の縁部に沿って設けられる、請求項1〜5の何れか一項に記載の方法。
  7. 前記透明立体は更なる表面を更に含み、
    前記方法は、
    前記光学プロファイラを用いて前記第1及び第2のエリアの高さマップを測定する間、前記更なる表面(FS)の第3のエリアの高さマップを測定することを含む、請求項1〜6の何れか一項に記載の方法。
  8. 前記更なる表面は、前記透明立体の上部に設けられ、前記傾斜面又は前記曲面に隣接する、請求項7に記載の方法。
  9. 前記更なる表面は式:ZUS−ZIS<0に従う、請求項8に記載の方法。
  10. 前記透明立体は球面キャップであり、例えばマイクロレンズである、請求項1〜9の何れか一項に記載の方法。
  11. 前記光学プロファイラは、白色光干渉装置、位相シフト干渉装置、波長走査干渉装置、共焦点装置、クロマティック共焦点装置、シェイプフロムフォーカス装置、構造化照明顕微鏡法装置、又はホログラフィ装置のうちの1つを含む、請求項1〜10の何れか一項に記載の方法。
JP2015119210A 2014-06-13 2015-06-12 傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップの計算方法 Active JP6529830B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14172385.8 2014-06-13
EP14172385.8A EP2955478B1 (en) 2014-06-13 2014-06-13 Calculating a height map of a body of transparent material with an inclined or curved surface

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016004040A JP2016004040A (ja) 2016-01-12
JP6529830B2 true JP6529830B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=50933083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015119210A Active JP6529830B2 (ja) 2014-06-13 2015-06-12 傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップの計算方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10302415B2 (ja)
EP (1) EP2955478B1 (ja)
JP (1) JP6529830B2 (ja)
CN (1) CN105277133B (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9995571B1 (en) * 2015-07-16 2018-06-12 Seagate Technology Llc Method and apparatus to determine slider-level flatness as provided on a full carrier
JP6737693B2 (ja) 2016-01-13 2020-08-12 Ntn株式会社 微小突起の体積測定方法および液状材料の塗布方法
JP6685849B2 (ja) * 2016-06-17 2020-04-22 株式会社ミツトヨ 光干渉測定装置及び光干渉測定方法
TWI583982B (zh) * 2016-09-26 2017-05-21 峰安車業股份有限公司 位移量測裝置及加工系統
JP6333351B1 (ja) * 2016-12-27 2018-05-30 Ntn株式会社 測定装置、塗布装置、および膜厚測定方法
JP7143057B2 (ja) * 2016-12-28 2022-09-28 株式会社キーエンス 三次元測定装置
EP3511674B1 (en) 2018-01-15 2021-07-21 Mitutoyo Corporation Method and system for measuring a height map of a surface of an object, and computer program and data carrier for use in the method
US10281268B1 (en) * 2018-04-20 2019-05-07 Seagate Technology Llc Automated and accurate high-throughput slider-level flatness inspection
EP3835721A1 (en) 2019-12-13 2021-06-16 Mitutoyo Corporation A method for measuring a height map of a test surface
CN111623723B (zh) * 2020-05-06 2022-09-27 深圳中科飞测科技股份有限公司 检测设备及检测方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE60035341D1 (de) * 1999-03-31 2007-08-09 Nikon Corp Polierkörper, poliermaschine, poliermaschinenjustierverfahren, dicken- oder endpunkt-messverfahren für die polierte schicht, herstellungsverfahren eines halbleiterbauelementes
US20060012582A1 (en) 2004-07-15 2006-01-19 De Lega Xavier C Transparent film measurements
US20060017936A1 (en) * 2004-07-22 2006-01-26 Michel Cantin Transparent object height measurement
TWI394930B (zh) * 2005-05-19 2013-05-01 Zygo Corp 取得薄膜結構資訊之低同調干涉信號的分析方法及裝置
JP5500354B2 (ja) * 2010-03-30 2014-05-21 株式会社ニコン 膜構造測定方法及び表面形状測定装置
US8314938B2 (en) * 2010-07-30 2012-11-20 Canon Kabushiki Kaisha Method and apparatus for measuring surface profile of an object
NL2009612A (en) * 2011-11-21 2013-05-23 Asml Netherlands Bv Level sensor, a method for determining a height map of a substrate, and a lithographic apparatus.
TWI443847B (zh) * 2011-12-21 2014-07-01 Univ Nat Cheng Kung 光電極及其製備方法
CN103575231B (zh) * 2013-04-19 2017-10-03 帝麦克斯(苏州)医疗科技有限公司 大面积玻片的物体表面轮廓的处理方法
EP2813801B1 (en) * 2013-06-10 2018-10-31 Mitutoyo Corporation Interferometer system and method to generate an interference signal of a surface of a sample

Also Published As

Publication number Publication date
US10302415B2 (en) 2019-05-28
EP2955478B1 (en) 2019-08-21
JP2016004040A (ja) 2016-01-12
US20150362309A1 (en) 2015-12-17
CN105277133A (zh) 2016-01-27
EP2955478A1 (en) 2015-12-16
CN105277133B (zh) 2019-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6529830B2 (ja) 傾斜面又は曲面を持つ透明立体の高さマップの計算方法
TWI484139B (zh) 彩色共焦掃描裝置
US4387994A (en) Optical system for surface topography measurement
TWI634311B (zh) 形狀測定裝置及形狀測定方法
JP6112909B2 (ja) シャック・ハルトマンセンサーを用いた形状計測装置、形状計測方法
JP6750793B2 (ja) 膜厚測定装置及び膜厚測定方法
JP2014515471A5 (ja)
EP2998693B1 (en) Surface-geometry measurement method and device used therein
JP2010271312A (ja) マルチイメージフェーズシフト解析を用いた検査システム及び方法
JP2009505051A (ja) 液浸干渉顕微鏡による断層イメージング
WO2010012839A3 (de) Objektiv für eine dentalkamera mit gekippten linsen zur verhinderung von direktem reflexlicht
JP2016114362A (ja) 二重像検査システム
US10337953B2 (en) Method and apparatus for determining surface data and/or measurement data relating to a surface of an at least partially transparent object
JP2015087197A (ja) 膜厚測定装置及び膜厚測定方法
US10989524B2 (en) Asymmetric optical interference measurement method and apparatus
KR101764868B1 (ko) 높은 단차 측정을 위한 이중 가간섭 백색광 주사 간섭계
KR101716452B1 (ko) 디지털 홀로그래피 마이크로스코프를 이용한 고단차 측정 방법
CN110520779B (zh) 像差校正方法和光学装置
TWI245926B (en) Device and method of an interference scanner
EP3353489A1 (en) Method and apparatus for measuring the height of a surface
JP2007298281A (ja) 被検体の面形状の測定方法及び測定装置
US9958257B2 (en) Increasing dynamic range of a height sensor for inspection and metrology
KR20150021346A (ko) 3차원 형상 측정기
EP2884338A1 (en) Method of selecting a region of interest from interferometric measurements
JP4988577B2 (ja) 鏡面域を有する基準面を備えた干渉系

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190410

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190513

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190515

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6529830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250