JP2002323659A - 共焦点光学系及びこれを用いた走査型共焦点顕微鏡 - Google Patents

共焦点光学系及びこれを用いた走査型共焦点顕微鏡

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JP2002323659A JP2001128001A JP2001128001A JP2002323659A JP 2002323659 A JP2002323659 A JP 2002323659A JP 2001128001 A JP2001128001 A JP 2001128001A JP 2001128001 A JP2001128001 A JP 2001128001A JP 2002323659 A JP2002323659 A JP 2002323659A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】標準膜厚サンプルを用意して事前に測定するな
どの手間を無くして、試料上の膜の少なくとも屈折率を
簡単に、かつ正確に求めること。 【解決手段】試料14面上のXY平面上の任意の1点に
おける光強度と対物レンズ26の上下方向(Z方向)の
位置情報とを受けて光強度I−対物レンズ位置情報Zを
記憶し、この光強度I−対物レンズ位置情報Zの関係か
ら光強度Iの2つの極大値を選択し、この選択された2
つの極大値に対して所定の割合の値、例えば極大値に対
してそれぞれ2分の1の割合の光強度値を求め、この光
強度値における光強度Iの変化の半値幅{d’Z1(3
dB)、d’Z2(3dB)}を求め、この光強度Iの
変化の幅に基づいて膜14bの屈折率nを算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料に対してレー
ザ光を対物レンズを通して照射し、この試料からの反射
光を共焦点用絞りを通して検出する共焦点光学系及びこ
の共焦点光学系を用いた走査型共焦点顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】共焦点光学系は、例えば「T.Whilsom,"C
onfocal Microscopy"ACADEMICPRESS1990」に記載され
ているように光軸方向においてもセクショニング効果を
有することが知られている。
【0003】図6はかかる共焦点光学系を用いた走査型
共焦点顕微鏡の光学系統図である。レーザ光源1は、等
価的に点光源と考えられるもので、このレーザ光源1か
ら出力された光ビーム2は、ビームスプリッタ3を透過
して第1の光偏向器4に入射する。
【0004】この第1の光偏向器4は、対物レンズ5の
瞳6と共役な位置に配置されており、偏向を行なってい
ない場合、光ビーム2を光軸7に沿って進行させる。
又、この第1の光偏向器4は、偏向を行なっている場合
すなわち光ビーム2を走査する場合、当該光偏向器4が
瞳位置に配置されているので、光ビーム2の進行方向
は、軸外主光線8に一致し、かつ光ビーム2の中心も軸
外主光線8に一致する。
【0005】このように偏向された光ビーム2は、各瞳
伝送レンズ9,10を通って瞳位置に配置された第2の
光偏向器11に入射する。上記第1の光偏向器4が二次
元走査のうちX方向の走査を行なうものであれば、第2
の光偏向器11はY方向の走査を行なうものとなる。こ
れら第1及び第2の光偏向器4,11により二次元的に
走査された光ビーム2は、瞳投影レンズ12及び結像レ
ンズ13により対物レンズ5の瞳6に入射する。
【0006】これにより、光ビーム2は、対物レンズ5
によって試料14上に回折で制限される点状光を生じ
る。そして、第1及び第2の光偏向器4,11によるX
Y方向への二次元走査により点状光は、試料14上に二
次元走査される。
【0007】この試料14からの光、ここでは反射され
た光ビームは、対物レンズ5とその瞳6を通り、さらに
結像レンズ13を通って一旦結像する。この結像面は、
通常の光学顕微鏡で像を観察する面である。
【0008】さらに光ビームは、瞳投影レンズ12を通
って第2の光偏向器11に戻る。
【0009】このように試料14から反射された光ビー
ムは、試料14に照射されたときと全く同一の光路を逆
方向に通ってビームスプリッタ3に戻り、このビームス
プリッタ3により検出ビーム15として取り出される。
このとき、試料14から反射された光ビームは、第2及
び第1の光偏向器11,4を通って戻ってきているの
で、軸外を走査しても検出ビーム15の光軸は動かな
い。
【0010】ビームスプリッタ3により取り出された検
出ビーム15は、集光レンズ16によって点状に絞られ
る。この点状に絞られた位置には、ピンホール17が設
けられている。検出ビーム15は、ピンホール17を通
って検出器18に入射して検出される。
【0011】このように検出器18により検出ビーム1
5を検出すると、フレアのない、通常の顕微鏡よりも高
解像度の画像を得ることができる。又、通常の顕微鏡よ
り焦点深度の浅い、高さ方向にセクショニング効果のあ
る画像を得ることができる。さらに、上記セクショニン
グ効果を用いれば、対物レンズ5又は試料14を光軸方
向に移動させることにより試料14の高さ情報を得るこ
とができる。
【0012】このようなセクショニング効果を用いたも
のに、例えば試料14の上面に形成された膜の厚さを測
定する(以下、膜厚測定と称する)ものがあり、試料1
4に対し、その膜の上面及びこの膜を透過して膜の下面
の高さ情報を得ることにより膜厚を測定する装置があ
る。例えば、かかる膜厚測定装置としては、特開平8−
5339号公報及び特開平8−210818号公報に記
載された技術がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記セ
クショニング効果を用いて試料14の膜厚を測定した場
合、膜の屈折率により実際とは異なった膜厚が測定され
ることがある。このため、上記特開平8−210818
号公報に記載された技術も含む従来では、膜の屈折率に
相当する補正係数を用いて膜厚測定値を補正することが
行なわれている。この補正係数は、膜の屈折率又は標準
膜厚サンプルを事前に測定することにより算出される。
【0014】ところが、実際に膜厚測定を行なうために
使用する光ビームの波長における膜の屈折率の情報を得
ることは容易でなく、そのうえ標準膜厚サンプルを事前
に測定して算出する場合でも、標準膜厚サンプルの準備
や事前の測定など、大変な手間を必要とするのが現状で
ある。
【0015】そこで本発明は、標準膜厚サンプルを用意
して事前に測定するなどの手間を無くして、試料上の膜
の少なくとも屈折率を簡単に、かつ正確に求めることが
できる共焦点光学系及びこれを用いた走査型共焦点顕微
鏡を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の本発明は、光透過
性の膜が少なくとも1層形成された試料に対して光ビー
ムを対物レンズを通して照射し、この試料からの光を共
焦点絞りを介して検出する共焦点画像を取得する共焦点
光学系において、前記対物レンズと前記試料との間隔を
光軸方向に相対的に可変したときの前記反射光の光強度
と前記光軸方向の位置情報との関係を求める光強度・位
置情報取得手段と、この光強度・位置情報取得手段によ
り求められた前記光軸方向で異なる少なくとも2つの位
置の前記光強度と前記光軸方向位置情報との関係に基づ
いて前記膜の屈折率を算出する屈折率演算手段とを具備
したことを特徴とする共焦点光学系である。
【0017】第2の発明は、上記第1の発明の共焦点光
学系において、前記屈折率演算手段により算出された前
記膜の屈折率に基づいて前記膜の厚さを算出する膜厚演
算手段を備えたことを特徴とする。
【0018】第3の発明は、上記第1又は第2の発明の
共焦点光学系において、前記屈折率演算手段は、前記光
強度と前記光軸方向位置情報との関係から前記光強度の
極大値を選択する手段と、この選択された前記光強度の
極大値に対して所定の割合の値を求める手段と、前記所
定の割合の値から選られる前記光軸方向の2つの位置の
距離を求める手段と、前記光強度の変化の幅に基づいて
前記膜の屈折率を算出する手段とからなることを特徴と
する。
【0019】第4の発明は、上記第3の発明の共焦点光
学系において、前記屈折率演算手段は、前記光強度の極
大値に対して前記所定の割合の値から得られる前記光軸
方向の2つの位置の距離の前記対物レンズと前記試料と
の間隔が離れる側の位置と極大値の無位置との距離を求
める機能を有することを特徴とする。
【0020】第5の本発明は、上記第1乃至4のうち少
なくとも1つの本発明の共焦点光学系を備え、光透過性
の膜が少なくとも1層形成された試料に対して光ビーム
を対物レンズを通して走査し、この光ビームが走査され
た前記試料からの光を共焦点絞りを介して共焦点画像を
取得することを特徴とする走査型共焦点顕微鏡である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0022】図1は走査型共焦点顕微鏡の構成図であ
り、図2は同顕微鏡の顕微鏡制御システムのブロック図
である。レーザ光源20は、光ビーム21を出力するも
のである。この光ビーム21の進行光路上には、ビーム
スプリッタ22と、λ/4波長板41と、XY光偏向ユ
ニット23と、瞳投影レンズ24と、結像レンズ25
と、対物レンズ26とが設けられている。
【0023】このうちビームスプリッタ22は、レーザ
光源20から出力された光ビーム21を透過し、かつ試
料14からの光、ここではλ/4波長板41を通り偏光
された反射光を分離する作用を有している。
【0024】XY光偏向ユニット23は、レーザ光源2
0と対物レンズ26と間に配置され、瞳投影レンズ24
と結像レンズ25とにより対物レンズ26の瞳に入射す
る光ビーム21の入射角を変化させて当該光ビーム21
の試料14上のXY方向に走査させる機能を有してい
る。このXY光偏向ユニット23は、例えば2つのガル
バノミラー等により構成されている。又、このXY光偏
向ユニット23には、光偏向制御部27が接続されてい
る。この光偏向制御部27は、インターフェース(I/
F)43を介して中央制御部36と連結されており、こ
の中央制御部36からの制御信号により例えば2つのガ
ルバノミラー等が動作制御されるものとなっている。
【0025】対物レンズ26は、対物レンズ移動ユニッ
ト28の動作によって光軸方向に上下動するようになっ
ている。この対物レンズ移動ユニット28には、対物移
動制御部29が接続されている。この対物移動制御部2
9もインターフェース(I/F)42を介して中央制御
部36と連結されており、この中央制御部からの制御信
号により対物レンズ26の上下動作が制御されるものと
なっている。
【0026】上記ビームスプリッタ22により分離され
る試料14からの反射光(検出ビーム30)の光路上に
は、この検出ビーム30を結像する結像レンズ31と、
集光された検出ビーム30を絞るコンフォーカル絞りと
しての例えばピンホール(共焦点用絞り)32と、この
ピンホール32を通過した検出ビーム30を検出する検
出器33とが配置されている。この検出器33は、検出
ビーム30を検出してその光強度に応じた電気信号を出
力するものとなっている。
【0027】光強度情報記憶部44は、A/D変換部4
8を介して検出器33からの電気信号をクロック発生部
45からのクロック信号と対応づけて逐次記憶する。
【0028】検出光処理部34は、光強度情報記憶部4
4に記憶されている電気信号と、中央制御部36からX
Y光偏向ユニット23へ与えられるXY方向の位置情報
を取り込み、検出器33から得られる光強度に応じた電
気信号とXY方向の位置情報とに基づいて試料14の画
像情報を取得する。検出光処理部34て得た画像情報
は、フレームメモリ46に一時蓄積し、この試料14の
画像情報を画像表示部35に表示させる。
【0029】中央制御部36は、コンピュータにより構
成され、試料14に形成された膜の屈折率及び膜厚を測
定するときに光偏向制御部27、対物移動制御部29及
び検出光処理部34をそれぞれ同期制御するもので、光
偏向制御部27に対してXY方向の位置情報を与えると
共に、対物移動制御部29に対して対物レンズ26の上
下方向(Z方向)の位置情報を与えるものとなってい
る。
【0030】膜厚演算部37は、上記検出光処理部34
を通して試料14面上のXY平面上の任意の1点(XY
座標)における光強度と対物レンズ26と試料14との
間隔を光軸方向に相対的に可変したときの対物レンズ2
6の上下方向(Z方向)の位置情報とを受け、反射光の
光強度と光軸方向の位置情報の関係(以下、光強度I−
対物レンズ位置情報Z)を記憶し、この光強度I−対物
レンズ位置情報Zに基づいて試料14上に形成された光
透過性の膜の屈折率nを算出し、さらに当該屈折率nに
基づいて膜の厚さtを算出する機能を有している。
【0031】具体的に膜厚演算部37は、光強度I−対
物レンズ位置情報Zを記憶する光強度−位置情報記憶部
38と、この光強度I−対物レンズ位置情報Zに基づい
て試料1上に形成された膜の屈折率nを中央制御部36
で演算されて算出するためのプログラムを記録した記録
媒体(CD−ROM、フレキシブルディスク、ICカー
ド等)からなる屈折率演算部39との各機能を有してい
る。
【0032】ここで、図3を参照して光透過性の膜14
bの屈折率nの算出について説明する。同図の左側に
は基板14aの面上に膜14bを形成した試料14が示
され、右側には試料14から得られる光強度I−対物レ
ンズ位置情報Zが示されている。
【0033】この光強度I−対物レンズ位置情報Zとの
関係は、例えば「T.R.Corle G.S.Kino,"Confocal Sca
nning Optical Micrscopy and Related Imaging
Systems "ACADEMICPRESS 1996」によれば、次式(1)に
より表わされる。
【0034】
【数1】
【0035】但し、k=2π/λであって、λは波長、
nは屈折率、N.A.は対物レンズ26の開口数であっ
て、N.A.=n・sinθである。
【0036】次に、図3に示す光強度I−対物レンズ位
置情報Zにおいて、半値全幅(FWHMdistance)は次式
(2)により表わされる。
【0037】
【数2】
【0038】よって、図3に示す光強度I−対物レンズ
位置情報Zにおいてd(3dB)を求め、予め入力さ
れた対物レンズ26の開口数N.A.より求めたθ、光
ビーム21の波長λから膜14bの屈折率nを算出す
ることが可能となる。
【0039】又、図4に試料14から空気層を含めて対
物レンズ26を上下動させたときの光強度I−対物レン
ズ位置情報Zを示す。この光強度I−対物レンズ位置情
報Zは、空気層と膜14bとの境界にあたるところの光
強度Iに極大値が現われ、膜14bと基板14aとの境
界にあたるところの光強度Iにもう1つの極大値が現わ
れている。
【0040】このような光強度I−対物レンズ位置情報
Zに対しては、光強度Iの極大値に対して所定の割合の
値、例えば極大値に対して2分の1の割合の光強度値の
ところの半値幅d’Z1(3dB)、d’Z2(3d
B)を求めると共に、これら極大値の間隔ΔZ=(z
−z)を求める。
【0041】上記式(2)から、
【数3】
【0042】が求められ、ここで、空気中であれば、そ
の屈折率nは、n=1であるので、膜14bの膜厚
tは、次式(4)により表わされる。
【0043】
【数4】
【0044】従って、屈折率演算部39は、光強度−位
置情報記憶部38に記憶された光強度I−対物レンズ位
置情報Zの関係から光強度Iの2つの極大値を選択し、
この選択された2つの極大値に対して所定の割合の値、
例えば極大値に対してそれぞれ2分の1の割合の光強度
値を求め、この光強度値における光強度Iの変化の半値
幅{d’Z1(3dB)、d’Z2(3dB)}を求
め、この光強度Iの変化の幅に基づいて膜14bの屈折
率nを算出する機能を有している。この場合、上記半
値幅は、光強度Iの変化の対物レンズ26と試料14と
の間隔が離れる側において求められる。
【0045】膜厚演算部37には、光透過性の膜14b
が1層形成された試料14に対して光ビーム21を対物
レンズ26を通して照射し、この試料14からの反射ビ
ームをピンホール32を通して検出する共焦点光学系に
おいて、対物レンズ26と試料14との間隔を光軸方向
に相対的に可変したときの試料14からの反射ビームの
光強度Iと光軸方向の位置情報との関係(光強度I−対
物レンズ位置情報Z)を求め、この関係から光強度Iの
極大値を選択し、この選択された光強度Iの極大値に対
して所定の割合の値を求め、中央制御部36でこの所定
の割合の値における光強度Iの変化の幅を求め、この幅
に基づいて膜14bの屈折率nを算出し、さらに膜1
4bの屈折率nに基づいて膜14bの膜厚tを算出す
るコンピュータにより読み取り可能な膜情報算出プログ
ラムが記録されている。
【0046】プログラムメモリ40は、膜厚演算部37
から上述したの膜情報算出プログラムを一時保管するこ
とで、中央制御部36にプログラムに沿った制御を実行
させるものである。
【0047】次に、上記の如く構成された走査型共焦点
顕微鏡を用いての試料14の膜14bの屈折率nと膜
厚tとを測定する作用について図5に示す測定フローチ
ャートに従って説明する。
【0048】レーザ光源1から出力された光ビーム21
は、ビームスプリッタ22とλ/4波長板41とを通過
してXY光偏向ユニット23に入射する。このXY光偏
向ユニット23は、瞳投影レンズ24と結像レンズ25
とにより対物レンズ26の瞳に入射する光ビーム21の
入射角を変化させて当該光ビーム21を試料14上のX
Y方向に走査する。
【0049】この試料14からの反射ビームは、試料1
4に照射したときと全く同一の光路を逆方向に通ってビ
ームスプリッタ22まで戻り、このビームスプリッタ2
2により検出ビーム30が取り出される。
【0050】この検出ビーム30は、結像レンズ31に
よって点状に絞られる。この点状に絞られた位置には、
ピンホール32が設けられているので、検出ビーム30
は、ピンホール32を通って検出器33に入射して検出
される。
【0051】この検出器33は、検出ビーム30を検出
してその光強度に応じた電気信号を出力する。そして、
この電気信号は、検出光処理部34に送られる。
【0052】この検出光処理部34は、検出器33から
出力された電気信号を逐次入力すると共に、中央制御部
36から与えられるXY方向の位置情報を取り込み、検
出器33から得られる光強度に応じた電気信号とXY方
向の位置情報とに基づいて試料14の画像情報を取得
し、これと共に試料14の画像情報を画像表示部35に
表示する。
【0053】又、中央制御部36は、対物移動制御部2
9に対して対物レンズ26の上下方向(Z方向)の位置
情報を与える。この対物移動制御部29は、試料14面
上のXY平面上の任意の1点(XY座標)において、対
物レンズ移動ユニット28を動作制御して対物レンズ2
6を光軸方向(Z方向)に上下動させる。
【0054】このとき、検出器33は、検出ビーム30
を検出してその光強度に応じた電気信号を出力し、検出
光処理部34は、検出器33から出力された電気信号を
逐次入力すると共に、中央制御部36から与えられる対
物レンズ26を上下動させるZ方向の位置情報を取り込
み、検出器33からの電気信号から得られる光強度とZ
方向の位置情報とを取得する(ステップS1)。
【0055】膜厚演算部37は、上記検出光処理部34
を通して試料14面上のXY平面上の任意の1点(XY
座標)における光強度と対物レンズ位置情報Zとを受け
てその光強度I−対物レンズ位置情報Z(I,Z
(x,y))を光強度−位置情報記憶部38に記憶す
る。
【0056】図6はかかる光強度I−対物レンズ位置情
報Z(I(Z),Z(x,y))を示す図である。この
光強度I−対物レンズ位置情報Z(I(Z),Z
(x,y))において、空気層と膜14bとの境界にあ
たる位置Zに光強度Iに極大値Ip(z)が現われ、
膜14bと基板14aとの境界にあたる位置Zに光強
度Iにもう1つの極大値Ip(z)が現われている。
【0057】屈折率演算部39は、光強度I(z)を対物
レンズ位置情報であるZ方向に関して比較することによ
り多数の極大値Iを求め、これら極大値Iから値の
大きな2つの極大値I(z)とI(z)とを選択す
る。これら極大値I(z)とI(z)とは、上記の通
り空気層と膜14bとの境界にあたるところZと、膜
14bと基板14aとの境界にあたるところZである
(ステップS2)。
【0058】これと共に膜厚率演算部37は、2つの極
大値I(z)とI(z)との間隔 ΔZ=Z−Z …(5) を算出する。
【0059】屈折率演算部39は、2つの極大値I(z
)とI(z)とに対してそれぞれ所定の割合の値e、
例えば極大値に対してそれぞれ2分の1の割合の光強度
値eI(z)とeI(z)とを求める。なお、半値幅
e=1/2であって、光強度Iとノイズ成分を考慮して
決定される。
【0060】次に、屈折率演算部39は、各光強度値e
(z)とeI(z)とのそれぞれにおける光強度I
の変化の所定の閾値での幅d,dを求める。これら
幅d ,dは、各光強度値eI(z)とeI(z)
とにおいて交わる各位置Z I1とZeI2とを求め、
これら位置ZeI1、ZeI2と上記各位置Z、Z
とのそれぞれの差から求められる。
【0061】なお、これら幅d,dは、対物レンズ
26が試料14に対して離れる側(対物レンズ26と試
料14との間隔が大きくなる側)において求められる。
【0062】次に、屈折率演算部39は、試料14に形
成された膜14bの屈折率nを次式(6)を演算するこ
とにより算出する(ステップS3)。
【0063】 n=d/d …(6) 次に、屈折率演算部39は、試料14に形成された膜1
4bの膜厚tを上記算出された膜14bの屈折率n
次式(7)を演算することにより算出する(ステップS
4)。
【0064】 t=n・ΔZ …(7) このように上記一実施の形態においては、試料14面上
のXY平面上の任意の1点における光強度と対物レンズ
26の上下方向(Z方向)の位置情報とを受けて光強度
I−対物レンズ位置情報Zを記憶し、この光強度I−対
物レンズ位置情報Zに基づいて試料1上に形成された膜
の屈折率nを算出し、さらに当該屈折率nに基づい
て膜の厚さtを算出するようにしたので、実際に膜厚測
定を行なうために使用する光ビーム21の波長における
膜14bの屈折率nの情報を得なくても、又標準膜厚
サンプルの準備や事前の測定などの大変な手間を必要と
せずに、実際に測定して取得した光強度I−対物レンズ
位置情報Zから試料14上の膜14bの屈折率nを簡
単に、かつ正確に求めることができ、さらにこの屈折率
から膜14bの膜厚tを求めることができる。
【0065】特に、実際に測定して取得した光強度I−
対物レンズ位置情報Zから光強度Iの2つの極大値を選
択し、この選択された2つの極大値に対して所定の割合
の値、例えば極大値に対してそれぞれ2分の1の割合の
光強度値を求め、この光強度値における光強度Iの変化
の幅{d’Z1(3dB)、d’Z2(3dB)}を求
め、この光強度Iの変化の幅に基づいて膜14bの屈折
率nを算出するので、たとえレンズ系の収差等により
エラー成分が乗っていてもそのエラー成分をキャンセル
して正確な膜14bの屈折率nを求めることができ、
さらに膜厚tを求めることができる。
【0066】次に、本発明の走査型共焦点顕微鏡におけ
る他の特徴点について説明する。
【0067】第1の本発明は、コンピュータで実行させ
ることによって、光透過性の膜が少なくとも1層形成さ
れた試料に対して光ビームを対物レンズを通して照射
し、この試料からの光を共焦点絞りを介して共焦点画像
の取得を該コンピュータにより行なわせるプログラムで
あって、前記対物レンズと前記試料との間隔を光軸方向
に相対的に可変したときの前記試料からの光の光強度と
前記光軸方向の位置情報との関係を前記光軸方向で異な
る少なくとも2つの位置で求め、この関係から前記光強
度の極大値を選択し、この選択された前記光強度の極大
値に対して所定の割合の値を求め、この所定の割合の値
における前記光強度の変化の幅を求め、この幅に基づい
て前記膜の屈折率を算出することをコンピュータに行わ
れるためのプログラムである。
【0068】第2の本発明は、上記第1の発明により算
出された前記膜の屈折率に基づいて前記膜の厚さを算出
することをコンピュータに行われるためのプログラムで
ある。
【0069】第3の本発明は、上記第1の発明のプログ
ラムを記憶したことを特徴とするコンピュータにより読
み取り可能な記憶媒体である。
【0070】第4の本発明は、上記第2の発明のプログ
ラムを記憶したことを特徴とするコンピュータにより読
み取り可能な記憶媒体である。
【0071】なお、本発明は、上記一実施の形態に限定
されるものでなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない
範囲で種々に変形することが可能である。
【0072】さらに、上記実施形態には、種々の段階の
発明が含まれており、開示されている複数の構成要件に
おける適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出でき
る。例えば、実施形態に示されている全構成要件から幾
つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとす
る課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で
述べられている効果が得られる場合には、この構成要件
が削除された構成が発明として抽出できる。
【0073】上記一実施の形態は、次の通り変形しても
よい。
【0074】例えば、上記一実施の形態では、基板14
a上に1層の膜14bが形成された試料14について測
定したが、これに限らず、基板14a上に多層膜が形成
されていても、これら膜の屈折率と膜厚とを求めること
ができる。この場合、図7に示すように先ずは上記一実
施の形態と同様に第1層目の膜14bの屈折率n及び
膜厚が求められ、次に第1層目の膜14bの屈折率n
を用いて第2層目の膜14cの屈折率nが求められ、
以下順次同様に1層上の膜の屈折率に基づいて該当する
層の屈折率n及び膜厚が求められる。
【0075】又、上記一実施の形態では、光強度I−対
物レンズ位置情報Zから選択された2つの極大値に対し
てそれぞれ2分の1の割合の光強度値を求め、この光強
度値における光強度Iの変化の半値幅を求めているが、
極大値に対して2分の1の割合の光強度に限らず任意の
割合の光強度で、しかも半値幅でなく半値全幅であって
もよい。すなわち、隣接する層の片側のみの屈折率しか
影響を受けないようにするため片側を用いたが、必要な
精度によっては全幅でもよい。
【0076】又、本発明は、共焦点光学系を用いた光学
機器であれば適用できるものであり、例えばXY光偏向
ユニットを用いない共焦点機構で知られているディスク
スキャン方式と呼ばれている多数のピンホール又はスリ
ットを表面上に形成したディスクを用いた共焦点光学系
にも適用できる。
【0077】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、標
準膜厚サンプルを用意して事前に測定するなどの手間を
無くして、試料上の膜の少なくとも屈折率を簡単に、か
つ正確に求めることができる共焦点光学系及びこれを用
いた走査型共焦点顕微鏡を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態を示す構成図。
【図2】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態における顕微鏡制御システムのブロック図。
【図3】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態により試料に形成された膜の屈折率の算出を説明す
るための模式図。
【図4】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態で取得される光強度−対物レンズ位置情報の関係を
示す図。
【図5】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態における測定フローチャート。
【図6】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態における膜の屈折率と膜厚とを測定作用を説明する
ための図。
【図7】本発明に係わる走査型共焦点顕微鏡の一実施の
形態での多層の試料に対する測定作用を説明するための
図。
【図8】従来の走査型共焦点顕微鏡の光学系統図。
【符号の説明】
14:試料 20:レーザ光源 22:ビームスプリッタ 23:XY光偏向ユニット 24:瞳投影レンズ 25:結像レンズ 26:対物レンズ 27:光偏向制御部 28:対物レンズ移動ユニット 29:対物移動制御部 31:結像レンズ 32:ピンホール 33:検出器 34:検出光処理部 35:画像表示部 36:中央制御部 37:膜厚演算部 38:光強度−位置情報記憶部 39:屈折率演算部 40:プログラムメモリ
フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA06 AA30 BB17 DD06 FF04 FF23 GG04 HH04 HH08 HH13 JJ03 JJ26 LL36 MM26 QQ04 QQ24 2G059 AA02 BB10 EE02 FF01 GG01 JJ20 JJ22 KK01 MM01 MM09 MM10 2H052 AA08 AC04 AC15 AC34 AD06 AF02 AF25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性の膜が少なくとも1層形成され
    た試料に対して光ビームを対物レンズを通して照射し、
    この試料からの光を共焦点絞りを介して検出する共焦点
    画像を取得する共焦点光学系において、 前記対物レンズと前記試料との間隔を光軸方向に相対的
    に可変したときの前記反射光の光強度と前記光軸方向の
    位置情報との関係を求める光強度・位置情報取得手段
    と、 この光強度・位置情報取得手段により求められた前記光
    軸方向で異なる少なくとも2つの位置の前記光強度と前
    記光軸方向位置情報との関係に基づいて前記膜の屈折率
    を算出する屈折率演算手段と、を具備したことを特徴と
    する共焦点光学系。
  2. 【請求項2】 前記屈折率演算手段により算出された前
    記膜の屈折率に基づいて前記膜の厚さを算出する膜厚演
    算手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の共焦点
    光学系。
  3. 【請求項3】 前記屈折率演算手段は、前記光強度と前
    記光軸方向位置情報との関係から前記光強度の極大値を
    選択する手段と、 この選択された前記光強度の極大値に対して所定の割合
    の値を求める手段と、 前記所定の割合の値から選られる前記光軸方向の2つの
    位置の距離を求める手段と、 前記光強度の変化の幅に基づいて前記膜の屈折率を算出
    する手段と、からなることを特徴とする請求項1又は2
    記載の共焦点光学系。
  4. 【請求項4】 前記屈折率演算手段は、前記光強度の極
    大値に対して前記所定の割合の値から得られる前記光軸
    方向の2つの位置の距離の前記対物レンズと前記試料と
    の間隔が離れる側の位置と極大値の無位置との距離を求
    める機能を有することを特徴とする請求項3記載の共焦
    点光学系。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のうち少なくとも1項記
    載の共焦点光学系を備え、光透過性の膜が少なくとも1
    層形成された試料に対して光ビームを対物レンズを通し
    て走査し、この光ビームが走査された前記試料からの光
    を共焦点絞りを介して共焦点画像を取得することを特徴
    とする走査型共焦点顕微鏡。
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