JP2002039721A - 膜厚測定装置、膜厚測定方法および膜厚測定のためのプログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents

膜厚測定装置、膜厚測定方法および膜厚測定のためのプログラムを記憶した記録媒体

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JP2002039721A JP2000219308A JP2000219308A JP2002039721A JP 2002039721 A JP2002039721 A JP 2002039721A JP 2000219308 A JP2000219308 A JP 2000219308A JP 2000219308 A JP2000219308 A JP 2000219308A JP 2002039721 A JP2002039721 A JP 2002039721A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低反射率の膜面についてもピーク値の検出を
確実に行うことができる膜厚測定装置、膜厚測定方法お
よび膜厚測定のためのプログラムを記憶した記録媒体を
提供する。 【解決手段】 薄膜を形成した試料6と対物レンズ5と
を相対的に移動させるとともに、試料6に対物レンズ5
を介してレーザ光を照射し、薄膜からの反射光に応じた
輝度データの変化から薄膜面を検出するもので、試料6
と対物レンズ5の相対的移動位置と輝度データの関係に
対してフィッティング処理プログラム46aによりフィ
ッティング処理を実行し、このフィッティング処理され
た試料6と対物レンズ5の相対的移動位置と輝度データ
の関係から該輝度データのピーク位置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、共焦点顕微鏡を利
用した膜厚測定装置、膜厚測定方法及び膜厚測定のため
のプログラムを記録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウェハなどの基板表面には、透明
または半透明の薄膜が形成されることがあるが、これら
薄膜の厚さ寸法にバラツキがあると、製品として所定の
特性を得られないことがある。
【0003】このため、従来では、上述したような試料
の薄膜の厚さ寸法を測定する膜厚測定装置として、走査
型レーザ顕微鏡が多く用いられている。
【0004】走査型レーザ顕微鏡を用いた膜厚測定装置
によると、薄膜を形成した試料と対物レンズとを光軸方
向で相対的に移動させると共に、対物レンズを介して試
料にレーザ光を照射し、試料からの反射光に応じた輝度
データを検出し、この輝度データの変化に基づいて測定
対象面(例えば、薄膜表面、基板表面)を検出し、検出
された各測定対象面間の寸法を求めることで薄膜の厚さ
寸法を測定するのにしている。
【0005】ところで、試料の中には、基板上に薄膜を
複数層形成(積層)したものがある。
【0006】このような試料について各層の測定対象面
(例えば、薄膜表面、異なる薄膜間の境界面、基板表
面)を検出するには、レーザ光をポイントもしくは一方
向にラインスキャンさせながら、対物レンズの位置を光
軸(Z)方向で所定距離ずつ(所定間隔)移動させて、
試料側からの反射光に応じた輝度データを連続的に検出
し、その連続した輝度データ中で輝度データが最大とな
るピーク位置から各測定対象面を検出するようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このように
複数の薄膜を形成したものでは、各測定対象面で反射率
が異なり、これら薄膜の各測定対象面中には、ピーク値
のS/Nが反射光の暗さに応じて劣化するため、ピーク
値に対応する測定対象面の特定精度が悪化し、膜厚測定
が不能に陥るという問題があった。
【0008】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、低反射率の測定対象面についてもピーク位置の検出
を確実に行なうことができる膜厚測定装置、方法及び膜
厚測定のためのプログラムを記録した記録媒体を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
薄膜が形成され、測定対象面を少なくとも2つ有してい
る試料に対して対物レンズを介したスポット光を照射さ
せると共に、前記試料と対物レンズとを光軸上で相対的
に移動させつつ、前記試料からの反射光を光検出手段で
検出し、前記光検出手段の検出出力の変化から測定対象
面を検出することで、前記試料上に形成された薄膜の厚
さを測定する膜厚測定装置において、前記試料と対物レ
ンズの相対的移動位置と前記検出出力との関係に対し
て、測定条件より導き出せる位置と出力との理想の関係
を用いてフィッティング処理を実行するフィッティング
処理手段と、このフィッティング処理手段によりフィッ
ティング処理された前記試料と対物レンズの相対的移動
位置と前記検出出力との関係から該検出出力のピーク位
置を特定するピーク位置特定手段とを具備したことを特
徴としている。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記フィッティング処理手段は、測定条件
として前記対物レンズの倍率に応じた試料と対物レンズ
の相対的移動位置と検出出力により導き出した理想曲線
に基づいてフィッティング処理を実行することを特徴と
している。
【0011】請求項3記載の発明は、薄膜が形成され、
測定対象面を少なくとも2つ有している試料に対して対
物レンズを介したスポット光を照射させると共に、前記
試料と対物レンズとを光軸上で相対的に移動させつつ、
前記試料からの反射光を光検出手段で検出し、前記光検
出手段の検出出力の変化から測定対象面を検出すること
で、前記試料上に形成された薄膜の厚さを測定する膜厚
測定方法において、前記試料と対物レンズの相対的移動
位置と前記検出出力との関係に対して、測定条件より導
き出せる位置と出力との理想の関係を用いてフィッティ
ング処理を実行し、このフィッティング処理された前記
試料と対物レンズの相対的移動位置と前記検出出力との
関係から該検出出力のピーク位置を特定することを特徴
としている。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、前記フィッティング処理は、測定条件とし
て前記対物レンズの倍率に応じた試料と対物レンズの相
対的移動位置と検出出力により導き出した理想曲線に基
づいて実行することを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明は、薄膜が形成され、
測定対象面を少なくとも2つ有している試料に対して対
物レンズを介したスポット光を照射させると共に、前記
試料と対物レンズとを光軸上で相対的に移動させつつ、
前記試料からの反射光を光検出手段で検出し、前記光検
出手段の検出出力の変化から測定対象面を検出すること
で、前記試料上に形成された薄膜の厚さを測定するよう
にした膜厚測定のためのプログラムを記録した膜厚測定
方法において、前記試料と対物レンズの相対的移動位置
と前記検出出力との関係に対して、測定条件より導き出
せる位置と出力との理想の関係を用いてフィッティング
処理を実行し、このフィッティング処理された前記試料
と対物レンズの相対的移動位置と前記検出出力との関係
から該検出出力のピーク位置を特定することを特徴とし
ている。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、前記フィッティング処理は、測定条件とし
て前記対物レンズの倍率に応じた試料と対物レンズの相
対的移動位置と検出出力により導き出した理想曲線に基
づいて実行することを特徴としている。
【0015】この結果、本発明によれば、試料に形成さ
れた薄膜の膜面が低反射率などのため輝度データの分布
が不均一でピークの特定が難しいような場合、フィッテ
ィング処理を実行してピーク位置を特定することで、低
反射率の膜面についても輝度データのピーク位置の検出
を確実に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。
【0017】図1は、本発明の膜厚測定装置に適用され
る走査型レーザ顕微鏡の概略構成を示している。
【0018】この場合、レーザ光源1から出射されたレ
ーザ光は、ミラー2で反射し、ハーフミラー3を透過し
て2次元走査機構14に入射される。
【0019】2次元走査機構14は、コンピュータ4の
制御部41の制御によりレーザ光を2次元走査するもの
で、このレーザ光は、対物レンズ5を介してステージ1
2に載置された試料6の測定対象面の領域全体にわたっ
て2次元走査される。
【0020】また、この試料6からの反射光は、対物レ
ンズ5を透過し、2次元走査機構14を介してハーフミ
ラー3で反射され、結像レンズ7、ピンホール8を介し
て光検出器9により検出される。
【0021】そして、光検出器9からの信号は、コンピ
ュータ4の画像入力部42に2次元走査機構14での2
次元走査に同期して取り込まれ、画像データとして主メ
モリ43に記憶される。
【0022】主メモリ43に記憶された画像データは、
CPUバス47、ビデオカード44を介して2次元画像
としてモニタ10に表示される。
【0023】なお、画像入力部42は、光検出器9から
のアナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換機
能を備えている。
【0024】ここで、光検出器9では、対物レンズ5の
焦点位置からの試料6の反射光以外は、ピンホール8を
通過することができないため、試料6の画像は、対物レ
ンズ5の合焦位置からの画像しか得られない。
【0025】そこで、この性質を利用してコンピュータ
4の制御部41の制御により、レーザ光の2次元走査と
光軸方向でZ軸移動機構11による対物レンズ5の位置
を所定距離ずつ(所定間隔で)移動(Z軸走査)させる
のとを行なわせて、光検出器9の検出信号(輝度デー
タ)が最大になった位置(ピーク位置)を試料6の測定
対象面(ここでは、薄膜61の表面61a、薄膜61と
薄膜62との境界面62a、薄膜62と基板63との境
界面(基板表面)63a(図2参照))と認識するよう
にしている。
【0026】なお、上述した実施の形態では、対物レン
ズ5を光軸方向で上下動するものを例として説明した
が、これに限られるものではなく、光軸方向(Z軸方
向)で試料6と対物レンズ5とが相対的に移動できるよ
うに構成されていればどのような構成であってもよく、
例えばステージ12を上下動させる構成であってもよ
い。
【0027】これら一連の動きは、コンピュータ4の制
御部41及び画像入力部42を統合して制御することで
実現される。
【0028】また、モニタ10上には、試料6の2次元
画像と共に、走査型レーザ顕微鏡の操作を制御するため
の画面も表示されており、オペレータは、この画面を通
じて顕微鏡を取り扱うようになっている。
【0029】以上のような制御は、コンピュータ4の記
録媒体46(磁気記録媒体、ハードディスク、CD−R
OM等)に記録されている制御プログラムにより実現さ
れる。
【0030】制御プログラムは、主メモリ43に記憶さ
れ、CPU45から実行される。
【0031】また、制御プログラムは、記録媒体46に
記録されている必要はなく、例えばコンピュータ4に接
続されている不図示のネットワークを介して遠隔地にあ
るサーバコンピュータからダウンロードして実行するよ
うにしてもよい。
【0032】図2は、膜厚測定が行われる試料6の具体
例を示すもので、透明又は半透明の薄膜61、62が基
板63上に形成されている。
【0033】このような試料6は、走査型レーザ顕微鏡
のステージ12に載置される。
【0034】この状態で、記録媒体46に記録されてい
るプログラムが実行され、図3に示すフローチャートに
沿った処理が実行される。
【0035】先ず、ステップ301で、最上層の薄膜6
1の表面61a上で輝度データを取得するための直線状
ラインXの位置指定入力待ち状態となる。
【0036】オペレータによって、最上層の薄膜61の
表面61a上で輝度データを取得するための直線状ライ
ンXの位置指定入力が行われると、ステップ302に進
む。
【0037】次に、ステップ302で、ステージ12に
対する対物レンズ5のZ軸方向の位置が最大か否かが判
断され、最大位置でなければ、ステップ303でZ軸移
動機構11により対物レンズ5を光軸方向の所定の高さ
kに位置させると共に、レーザ光源1からのレーザ光を
直線状ラインX方向にスキャンさせる。
【0038】そして、この状態で、試料6側からの反射
光を光検出器9で検出すると共に、この検出信号に応じ
た輝度データを取り込む。
【0039】次いで、ステップ304で、対物レンズ5
の光軸方向の高さkを更新し、ステップ302に戻っ
て、上述したのと同様な動作を実行する。
【0040】その後、ステップ302で、ステージ12
に対する対物レンズ5のZ軸方向の位置が最大と判断さ
れると、ステップ305に進み、図4(a)に示すよう
な直線状ラインX方向(X軸方向)に沿った1ラインの
輝度データを直角座標のXZ画像としてモニタ10に表
示させる。
【0041】次に、ステップ306で、モニタ10に表
示されたXZ画像(図4(a))に対して垂直方向の断
面を指定する入力待ち状態となる。
【0042】オペレータによって、モニタ10に表示さ
れたXZ画像(図4(a))に対して垂直方向の断面と
して、例えば、Lを指定する入力が行われると、ステッ
プ307に進む。
【0043】すると、同図(b)に示すようにZ軸に対
応して薄膜61、62及び基板63の各測定対象面(薄
膜表面61a、薄膜61と薄膜62との境界面62a、
薄膜62と基板63との境界面(基板表面)63a)で
の反射率に対応した大きさのピークP1、P2、P3を
有するI−Zカーブが得られる。
【0044】次に、ステップ307で、各ピークP1、
P2、P3を有するI−Zカーブを区分けするための境
界d1、d2を指定する入力待ち状態となる。
【0045】オペレータによって、各ピークP1、P
2、P3を有するI−Zカーブを区分けするための境界
d1、d2を指定する入力が行われると、ステップ30
8に進む。
【0046】ここで、薄膜62での境界面62aが低反
射率のため輝度データの分布が不均一でピークP2の特
定が困難であるとすると、ステップ308で、フィッテ
ィング処理プログラム46aによりフィッティング処理
が実行される。
【0047】フィッティング処理としては、不均一の輝
度データとレンズ特性に近いガウス曲線とのフィッティ
ングで説明する。
【0048】この場合、各点の測定データ間にガウス曲
線(理想曲線)を描き、この曲線と測定した輝度データ
との誤差距離が最小になるように曲線近似を行ない、そ
の曲線を表わす関数を数学的に求めるようにしている。
【0049】そして、ステップ309で、フィッティン
グ処理されたI−Zカーブ(図4(d))からピークP
2を特定し、ステップ310で、各ピークP1、P2、
P3の夫々の間の距離を求めることで膜厚測定が行われ
る。
【0050】従って、このようにすれば、試料6に形成
された薄膜の測定対象面が低反射率などのため輝度デー
タの分布が不均一でピークの特定が困難な場合、フィッ
ティング処理を実行してピーク位置を特定するようにし
たので、低反射率の測定対象面についてもピーク位置の
検出を確実に行なうことができ、正確な膜厚測定を行な
うことができる。
【0051】また、フィッティング処理の別の方法とし
ては、対物レンズ倍率とズーム倍率とに基づいて理想曲
線を変えるようにすることもできる。
【0052】この場合、図4(c)に示すようにフィッ
ティング処理の対象となる範囲を特定した後、フィッテ
ィング処理を実行してピーク位置を特定するようにす
る。
【0053】詳述すると、このフィッティング処理とし
ては、例えば、図5のフローチャートに示すように、先
ず、ステップ501で、対物レンズ5の倍率を取得し、
ステップ502でズーム倍率を取得する。
【0054】そして、ステップ503で、対物レンズ倍
率とズーム倍率からI−Zカーブの理想曲線を示す関数
を求めることで、ステップ504で、フィッティング処
理を実行するようにすることができる。
【0055】また、測定を始める前段階として予めオプ
ティカルフラット等を用いて装置固有のデータとしての
I−Zカーブを取得しておき、この状態から図6に示す
フローチャートに示すように、ステップ601で、予め
用意された装置固有データを読み出し、ステップ602
でフィッティング処理を実行する。
【0056】この場合、装置固有のデータと測定データ
との相互相関をとり、その相互相関によりピークになる
ところをI−Zカーブのピーク位置とするようにしてい
る。
【0057】このような方法によっても、上述した実施
の形態と同様な効果が期待できる。
【0058】以上のようにして精度のよい測定対象面の
検出を行なうことで、例えば積層された複数の薄膜の反
射率が異なっていたとしても、高精度の膜厚測定を行な
うことができる。
【0059】なお、上述した実施の形態では、試料6と
して、第1乃至第3の薄膜61、62、63の3層の薄
膜が形成された場合について述べたが、3層以外の複数
の薄膜を形成した試料6についても、同様に適用でき
る。
【0060】また、上述した実施形態では、走査型レー
ザ顕微鏡を例に説明したが、本発明が適用される顕微鏡
はこれに限られるものではなく、例えばNikpow Diskの
ようなDiskスキャン形式の共焦点顕微鏡であってもよい
し、またガルバノミラーの代わりに音響光学素子を用い
てX方向の走査を高速に行なうようにして試料からの光
をピンホールを介することなくラインセンサで受光する
構成の顕微鏡であっても使用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、低反
射率の膜面についてもピーク位置の検出を確実に行うこ
とができる膜厚測定装置、膜厚測定方法および膜厚測定
のためのプログラムを記憶した記録媒体を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態が適用される走査型レー
ザ顕微鏡の概略構成を示す図。
【図2】一実施の形態に用いられる試料を説明するため
の図。
【図3】一実施の形態の動作を説明するためのフローチ
ャート。
【図4】一実施の形態の動作を説明するための図。
【図5】一実施の形態のフィッティング処理を説明する
ためのフローチャート。
【図6】フィッティング処理の他の例を説明するための
フローチャート。
【符号の説明】
1…レーザ光源 2…ミラー 3…ハーフミラー 4…コンピュータ 41…制御部 42…画像入力部 43…主メモリ 44…ビデオカード 45…CPU 46…記録媒体 46a…フィッティング処理プログラム 47…CPUバス 5…対物レンズ 6…試料 61、62…薄膜 63…基板 7…結像レンズ 8…ピンホール 9…光検出器 10…モニタ 11…Z軸移動機構 12…ステージ 14…2次元走査機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜が形成され、測定対象面を少なくと
    も2つ有している試料に対して対物レンズを介したスポ
    ット光を照射させると共に、前記試料と対物レンズとを
    光軸上で相対的に移動させつつ、前記試料からの反射光
    を光検出手段で検出し、 前記光検出手段の検出出力の変化から測定対象面を検出
    することで、前記試料上に形成された薄膜の厚さを測定
    する膜厚測定装置において、 前記試料と対物レンズの相対的移動位置と前記検出出力
    との関係に対して、測定条件より導き出せる位置と出力
    との理想の関係を用いてフィッティング処理を実行する
    フィッティング処理手段と、 このフィッティング処理手段によりフィッティング処理
    された前記試料と対物レンズの相対的移動位置と前記検
    出出力との関係から該検出出力のピーク位置を特定する
    ピーク位置特定手段とを具備したことを特徴とする膜厚
    測定装置。
  2. 【請求項2】 前記フィッティング処理手段は、 測定条件として前記対物レンズの倍率に応じた試料と対
    物レンズの相対的移動位置と検出出力により導き出した
    理想曲線に基づいてフィッティング処理を実行すること
    を特徴とする請求項1記載の膜厚測定装置。
  3. 【請求項3】 薄膜が形成され、測定対象面を少なくと
    も2つ有している試料に対して対物レンズを介したスポ
    ット光を照射させると共に、前記試料と対物レンズとを
    光軸上で相対的に移動させつつ、前記試料からの反射光
    を光検出手段で検出し、 前記光検出手段の検出出力の変化から測定対象面を検出
    することで、前記試料上に形成された薄膜の厚さを測定
    する膜厚測定方法において、 前記試料と対物レンズの相対的移動位置と前記検出出力
    との関係に対して、測定条件より導き出せる位置と出力
    との理想の関係を用いてフィッティング処理を実行し、 このフィッティング処理された前記試料と対物レンズの
    相対的移動位置と前記検出出力との関係から該検出出力
    のピーク位置を特定することを特徴とする膜厚測定方
    法。
  4. 【請求項4】 前記フィッティング処理は、 測定条件として前記対物レンズの倍率に応じた試料と対
    物レンズの相対的移動位置と検出出力により導き出した
    理想曲線に基づいて実行することを特徴とする請求項3
    記載の膜厚測定方法。
  5. 【請求項5】 薄膜が形成され、測定対象面を少なくと
    も2つ有している試料に対して対物レンズを介したスポ
    ット光を照射させると共に、前記試料と対物レンズとを
    光軸上で相対的に移動させつつ、前記試料からの反射光
    を光検出手段で検出し、 前記光検出手段の検出出力の変化から測定対象面を検出
    することで、前記試料上に形成された薄膜の厚さを測定
    するようにした膜厚測定のためのプログラムを記録した
    膜厚測定方法において、 前記試料と対物レンズの相対的移動位置と前記検出出力
    との関係に対して、測定条件より導き出せる位置と出力
    との理想の関係を用いてフィッティング処理を実行し、 このフィッティング処理された前記試料と対物レンズの
    相対的移動位置と前記検出出力との関係から該検出出力
    のピーク位置を特定することを特徴とする膜厚測定のた
    めのプログラムを記録した記録媒体。
  6. 【請求項6】 前記フィッティング処理は、 測定条件として前記対物レンズの倍率に応じた試料と対
    物レンズの相対的移動位置と検出出力により導き出した
    理想曲線に基づいて実行することを特徴とする請求項5
    記載の膜厚測定のためのプログラムを記録した記録媒
    体。
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