JP2015214197A - 車両前部構造 - Google Patents

車両前部構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015214197A
JP2015214197A JP2014097017A JP2014097017A JP2015214197A JP 2015214197 A JP2015214197 A JP 2015214197A JP 2014097017 A JP2014097017 A JP 2014097017A JP 2014097017 A JP2014097017 A JP 2014097017A JP 2015214197 A JP2015214197 A JP 2015214197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
width direction
vehicle width
side rail
tire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014097017A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6052226B2 (ja
Inventor
将大 小野田
Masahiro Onoda
将大 小野田
慎平 松本
Shinpei Matsumoto
慎平 松本
卓真 小野
Takuma Ono
卓真 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2014097017A priority Critical patent/JP6052226B2/ja
Priority to US14/679,230 priority patent/US9415808B2/en
Publication of JP2015214197A publication Critical patent/JP2015214197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6052226B2 publication Critical patent/JP6052226B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • B62D25/082Engine compartments
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D21/00Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted
    • B62D21/15Understructures, i.e. chassis frame on which a vehicle body may be mounted having impact absorbing means, e.g. a frame designed to permanently or temporarily change shape or dimension upon impact with another body
    • B62D21/152Front or rear frames
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D27/00Connections between superstructure or understructure sub-units
    • B62D27/02Connections between superstructure or understructure sub-units rigid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】微小ラップ衝突などの前面衝突時にフロントタイヤからサイドレールへ衝突荷重が入力されるのを抑制することができる車両前部構造を得る。
【解決手段】車両前部構造は、車両前部12の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されると共に、フロントタイヤ16の車両後方側に、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ屈曲する屈曲部18を備えたサイドレール14と、屈曲部から車両幅方向外側へ突出され、フロントタイヤ16と対向する面に車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面36Aを備えた突出部40と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両前部構造に関する。
車両前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿ってサイドレールが設けられた車両前部構造において、このサイドレールに車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ屈曲する屈曲部を設け、この屈曲部から車両幅方向外側へ突出するキャブマウントブラケットを備えた車両前部構造が知られている。このような車両前部構造として、特許文献1には、屈曲部に平面状のリインフォースを接合し、このリインフォースを介してサイドレールにキャブマウントブラケットを結合させた構造が開示されている。
特開2008−290674号公報
ところで、サイドレールより車両幅方向外側における前面衝突時(微小ラップ衝突時)には、フロントタイヤが後退して屈曲部に接触することがある。このため、フロントタイヤからサイドレールへ衝突荷重が入力されるのを抑制することができる車両前部構造が望まれている。
本発明は、上記事実を考慮し、微小ラップ衝突などの前面衝突時にフロントタイヤからサイドレールへ衝突荷重が入力されるのを抑制することができる車両前部構造を得ることを目的とする。
請求項1に記載の車両前部構造は、車両前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されると共に、フロントタイヤの車両後方側に、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ屈曲する屈曲部を備えたサイドレールと、前記屈曲部から車両幅方向外側へ突出され、前記フロントタイヤと対向する面に車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面を備えた突出部と、を有する。
請求項1に記載の車両前部構造では、サイドレールは、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ屈曲する屈曲部を備えている。また、この屈曲部は、フロントタイヤの車両後方側に設けられており、この屈曲部から車両幅方向外側へ突出部が突出されている。ここで、突出部のフロントタイヤと対向する面は、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面とされている。これにより、微小ラップ衝突などの前面衝突時にフロントタイヤが突出部と接触した場合、フロントタイヤは、タイヤ前方側が車両幅方向外側へ開くように傾斜面に沿って回転しながらサイドレールから遠ざけられる。
請求項2に記載の車両前部構造は、請求項1に記載の車両前部構造において、前記突出部は、前記屈曲部から車両幅方向外側へ突出されたキャブマウントブラケットと、前記キャブマウントブラケットより車両前方側に設けられて前記キャブマウントブラケットに車両後方側から支持される傾斜部材と、を有し、前記傾斜部材に前記傾斜面が形成されている。
請求項2に記載の車両前部構造では、キャブマウントブラケットの車両前方側に傾斜部材を設けたことにより、キャブマウントブラケットとサイドレールとの間の隙間を塞ぐことができる。また、フロントタイヤが傾斜部材と接触した際に傾斜部材へ入力された衝突荷重をキャブマウントブラケットで受けることができる。
請求項3に記載の車両前部構造は、請求項2に記載の車両前部構造において、前記傾斜部材は、前記サイドレールの車両幅方向外側の面に接合されており、前記傾斜部材の前記サイドレールとの接合部分における車両上下方向の高さ寸法は、前記サイドレールと同じ高さ寸法とされている。
請求項3に記載の車両前部構造では、傾斜部材の接合部分の高さ寸法がサイドレールの高さ寸法より小さい場合と比較して、傾斜部材とサイドレールとの接合強度を向上させることができる。
請求項4に記載の車両前部構造は、請求項1〜3の何れか1項に記載の車両前部構造において、前記傾斜面は、前記フロントタイヤのタイヤ幅よりも車両幅方向に長く形成されている。
請求項4に記載の車両前部構造では、微小ラップ衝突などの前面衝突時にフロントタイヤを確実に傾斜面に接触させることができる。
以上説明したように、請求項1に記載の車両前部構造によれば、微小ラップ衝突などの前面衝突時にフロントタイヤからサイドレールへ衝突荷重が入力されるのを抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項2に記載の車両前部構造によれば、キャブマウントブラケットとサイドレールとの間にフロントタイヤが入り込むのを抑制することができる。また、傾斜部材が車両後方へ変形するのを抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項3に記載の車両前部構造によれば、傾斜部材の接合強度を向上させて傾斜部材が車両後方へ変形するのを抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項4に記載の車両前部構造によれば、フロントタイヤを安定してサイドレールから遠ざけることができる。
実施形態に係る車両前部構造が適用された車両の要部を示す平面図である。 実施形態に係るキャブマウントブラケット及び傾斜部材を示す要部拡大斜視図である。 実施形態に係るキャブマウントブラケット及び傾斜部材を示す要部拡大平面図である。 図3の4−4線で切断した切断面を示す断面図である。 微小ラップ衝突時におけるフロントタイヤの動きを示す要部拡大平面図である。
以下、図面に基づいて、本発明に係る車両前部構造について説明する。なお、図面に適宜示される矢印FRは車両前方側を示し、矢印UPは車両上方側を示し、矢印LHは車両幅方向左側を示している。また、以下の説明で、特記なく前後、上下、左右の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下、車両左右方向(車両幅方向)の左右を示すものとする。
(車両前部構造の構成)
図1には、実施形態に係る車両前部構造が適用された車両10の車両前部12が示されている。図1に示されるように、車両10の車両幅方向両側には、左右一対のサイドレール14が設けられている。
サイドレール14は、車両前部12の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されており、サイドレール14の前部14A側における車両幅方向外側には、フロントタイヤ16が配設される。このため、サイドレール14の前部14A側では、このフロントタイヤ16との干渉を考慮して、サイドレール14の車両前後方向中央部14B側よりも車両幅方向の寸法が短くなるように設定されている。
ここで、サイドレール14の車両前後方向の前部14Aと中央部14Bとの間には、サイドレール14の車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ屈曲する屈曲部18が設けられている。屈曲部18は、フロントタイヤ16の車両後方側に設けられており、この屈曲部18によって、サイドレール14の前部14Aと中央部14Bとが接続されている。なお、サイドレール14の前部14Aは、サスペンションユニットなどの配置を考慮して、中央部14Bよりも車両上方に配置されている。このため、屈曲部18は、サイドレール14の前部14Aから車両後方側へ向かうにつれて、下方側へ向かって傾斜している。
一対のサイドレール14の前端部には、車両幅方向に沿ってバンパリインフォースメント20が架け渡されている。なお、サイドレール14の前端部とバンパリインフォースメント20との間に、クラッシュボックスなどのエネルギ吸収部材を配設してもよい。また、本実施形態では、バンパリインフォースメント20をサイドレール14の前部14Aより長く、中央部14Bより短い長さとしているが、これに限らず、バンパリインフォースメント20を中央部14Bより車両幅方向に長く形成してもよい。
バンパリインフォースメント20より車両後方には、複数のクロスメンバ22、24、26、28が一対のサイドレール14間に車両幅方向に沿って架け渡されている。これにより、本実施形態の車両前部12には、はしご形のフレームが構成されている。なお、クロスメンバ22、24は、サイドレール14の前部14A側に設けられおり、クロスメンバ26、28は、サイドレール14の中央部14B側に設けられている。また、図1では、サイドレール14の前部14A及び中央部14Bの一部が図示されているが、これよりも後方側においても、複数のクロスメンバが一対のサイドレール14間に架け渡されている。
サイドレール14の前部14Aにおけるクロスメンバ22とクロスメンバ24との間には、サイドレール14の車両幅方向内側に突出する金属製のエンジンマウントブラケット30が配設されている。エンジンマウントブラケット30には、図示しないエンジンマウントが取付けられるようになっており、このエンジンマウント及びエンジンマウントブラケット30を介して、エンジンユニットがサイドレール14に連結できるように構成されている。
また、サイドレール14の前部14Aにおけるクロスメンバ22とクロスメンバ24との間には、エンジンマウントブラケット30よりもやや車両前方側にサイドレール14の車両幅方向外側に突出する金属製のサスペンションマウントブラケット32が配設されている。サスペンションマウントブラケット32には、図示しないサスペンションマウントが取付けられるようになっており、このサスペンションマウント及びサスペンションマウントブラケット32を介して、サスペンションユニットがサイドレール14に連結できるように構成されている。
さらに、サスペンションマウントブラケット32よりも車両後方の屈曲部18には、突出部40が配設されている。突出部40は、屈曲部18から車両幅方向外側へ突出されており、キャブマウントブラケット34と傾斜部材36とを含んで構成されている。また、車両前方側から見た場合、突出部40が最も車両幅方向外側へ突出した状態となっている。
突出部40を構成するキャブマウントブラケット34は、図2に示されるように、車幅方向内側から外側にかけて徐々に薄肉化されており、このキャブマウントブラケット34には、図示しないキャブマウントを取り付けるための取付孔34Aが形成されている。そして、キャブマウント及びキャブマウントブラケット34を介して、図示しないキャブ(ボデー)をサイドレール14に連結できるように構成されている。
図4に示されるように、キャブマウントブラケット34は、アッパブラケット42とロアブラケット44とを含んで構成されており、アッパブラケット42は、車両前後方向に沿って切断した断面形状が下方側に開放された略逆U字状に形成されている。また、アッパブラケット42は、車両前後方向前部に位置する前壁42Aと、車両前後方向後部に位置する後壁42Bと、上部に位置し前壁42Aと後壁42Bとを繋ぐ上壁42Cと、を含んで構成されており、上壁42Cには、上壁42Cの前部よりも後部が高くなるように段差部42Dが形成されている。さらに、図2に示されるように、アッパブラケット42の車両幅方向内側の端部には、外側へ向かってフランジ部42Eが張り出されており、このフランジ部42Eがサイドレール14に当接され、溶接などによって接合されている。
ここで、図3に示されるように、アッパブラケット42は、サイドレール14側が広くなるように形成されており、車両幅方向外側に位置する先端側へ向かうにつれて先細りしている。これにより、サイドレール14との接合強度を確保しつつ、重量の増加を抑制することができる。
一方、ロアブラケット44は、図4に示されるように、板状を成しており、ロアブラケット44の外縁部には、上方へ向かって起立する縁部44Aが設けられている。ここで、ロアブラケット44の縁部44Aがアッパブラケット42の下端部を外側から覆うように配設され、この縁部44Aがアッパブラケット42と溶接などによって接合されることでキャブマウントブラケット34が構成されている。なお、図4の符号50は、運転席の足元に設けられたフットレストを示したものである。
図2及び図3に示されるように、キャブマウントブラケット34の車両前方側には、突出部40を構成する傾斜部材36が設けられている。傾斜部材36は、屈曲部18の前端部から車両幅方向外側へ突出されており、この傾斜部材36の車両幅方向外側の先端部がキャブマウントブラケット34に接合されている。
また、傾斜部材36は、図4に示されるように、車両前後方向に沿って切断した断面形状が、車両後方側に開放された略U字状に形成されており、車両前後方向前部に位置する前壁36Aと、前壁36Aの上端部から車両後方に延在された上壁36Bと、前壁36Aの下端部から車両後方に延在された下壁36Cと、を含んで構成されている。
さらに、傾斜部材36の車両幅方向外側の端部において、上壁36Bの後端部がキャブマウントブラケット34を構成するアッパブラケット42の前壁42Aに当接されており、溶接などによって接合されている。また、下壁36Cは、上壁36Bよりも車両後方まで延在されており、キャブマウントブラケット34を構成するロアブラケット44の下面に重ね合わされて溶接などによって接合されている。以上のようにして、傾斜部材36がキャブマウントブラケット34に車両後方側から支持されるように構成されている。
また、図2に示されるように、傾斜部材36の車両幅方向内側の端部には、外側へ向かってフランジ部36Dが張り出されており、このフランジ部36Dがサイドレール14に当接され、溶接などによって接合されている。なお、本実施形態では、傾斜部材36の車両幅方向外側の端部をキャブマウントブラケット34に接合したが、これに限らず、キャブマウントブラケット34に車両後方から支持されていれば、接合されていなくてもよい。
ここで、傾斜部材36は、キャブマウントブラケット34と同様に、車両幅方向内側から車両幅方向外側へ向かって車両上下方向の高さ寸法が徐々に小さくなるように構成されている。すなわち、車両幅方向外側の方が薄肉化されている。本実施形態では、傾斜部材36の車両幅方向内側の端部、すなわち、サイドレール14との接合部分における車両上下方向の高さ寸法は、サイドレール14と同じ高さ寸法とされており、車両幅方向外側へ向かって徐々に高さ寸法が小さくなるように構成されている。
なお、ここでいう「サイドレール14と同じ高さ寸法」とは、傾斜部材36の前壁36Aとサイドレール14の車両幅方向外側の面とが厳密に同一の高さ寸法で形成されている構成に限定されず、傾斜部材36とサイドレール14との接合強度が著しく低下しない範囲で傾斜部材36の高さ寸法がサイドレール14の高さ寸法より小さい構成も広く含む概念である。また、本実施形態のようにフランジ部36Dが形成された構造においては、このフランジ部36Dを含む寸法を傾斜部材36の高さ寸法としている。
ここで、図1に示されるように、傾斜部材36の前壁36Aは、フロントタイヤ16と対向しており、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面とされている。また、前面(傾斜面)36Aの車両幅方向に沿った長さは、フロントタイヤ16のタイヤ幅Wよりも車両幅方向に長く形成されている。
傾斜部材36の車両幅方向外側には、マッドガード38が設けられている。マッドガード38は、図2に示されるように、車両上下方向を長手方向として略矩形板状に形成されており、板厚方向を略車両前後方向にして配置されている。ここで、マッドガード38の車両幅方向内側の端部がキャブマウントブラケット34の車両幅方向外側の先端部と溶接などによって接合されている。そして、このマッドガード38によってフロントタイヤ16が跳ね上げた泥や水等が車体パネルに当たるのを抑制できるように構成されている。
なお、本実施形態では、傾斜部材36の車両幅方向外側にマッドガード38を設けたことにより、傾斜部材36の先端部がキャブマウントブラケット34の先端部より車両幅方向内側までしか延在されていなかったが、これに限らない。すなわち、マッドガード38を備えていない車両の場合や、フロントタイヤ16の動作を阻害しない範囲でマッドガード38が傾斜部材36より車両前方側に配設された構成の場合は、傾斜部材36をキャブマウントブラケット34の先端部まで延在してもよい。
また、本実施形態では、傾斜部材36の車両幅方向内側の端部は、キャブマウントブラケット34と接合されておらず、傾斜部材36とキャブマウントブラケット34との間に隙間が形成されているが、これに限らず、他の周辺部品と干渉しなければ、この隙間を塞ぐような形状で傾斜部材36を形成してもよい。
さらに、本実施形態では、傾斜部材36を断面略U字状に形成することにより、重量の増加を抑制する構成としたが、これに限らず、例えば、上壁36Bと下壁36Cとを繋ぐように後壁を設けて閉断面を構成してもよい。また、傾斜部材36の内部に補強部材を配設してもよい。さらに、キャブマウントブラケット34と傾斜部材36とを一体に形成してもよい。すなわち、キャブマウントブラケット34のフロントタイヤ16と対向する面が、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面となるようにキャブマウントブラケット34を形成してもよい。
(車両前部構造の作用並びに効果)
次に、本実施形態に係る車両前部構造の作用並びに効果について説明する。図1に示されるように、サイドレール14には屈曲部18が形成されており、この屈曲部18にはキャブマウントブラケット34及び傾斜部材36を含む突出部40が設けられ、車両幅方向外側へ突出されている。このため、車両10を車両前方側から見た場合、突出部40は、車両前部12において車両幅方向外側へ最も突出した状態となっている。
従って、微小ラップ衝突などの前面衝突時に車両10へ衝突荷重が入力されると、図5に示されるように、フロントタイヤ16が後退して突出部40に接触することがある。ここで、突出部40を構成する傾斜部材36によってキャブマウントブラケット34とサイドレール14との間の隙間が塞がれている。これにより、微小ラップ衝突時にフロントタイヤ16がサイドレール14とキャブマウントブラケット34との間の隙間に入り込むのを抑制することができる。
また、突出部40を構成する傾斜部材36の前部には、フロントタイヤ16と対向する前壁(傾斜面)36Aが設けられている。これにより、前壁36Aに接触したフロントタイヤ16は、タイヤ前方側が車両幅方向外側へ開くように、前壁36Aに沿って図中矢印A1及びA2で示される順番で回転しながらサイドレール14から遠ざけられる。これにより、フロントタイヤ16を車両幅方向外側へ逃がすことができるので、フロントタイヤ16からサイドレール14へ入力される衝突荷重を低減することができる。この結果、フットレスト50などが配設された運転席の足元の空間を確保することができる(図4参照)。さらに、前壁36Aによってフロントタイヤ16が回転することにより、このフロントタイヤ16からサイドレール14へ同じ方向に集中して衝突荷重が伝達されるのを抑制することができる。
また、本実施形態では、傾斜部材36の車両幅方向外側の端部とキャブマウントブラケット34とが接合されており、傾斜部材36がキャブマウントブラケット34に車両後方側から支持されるように構成されている。これにより、フロントタイヤ16が傾斜部材36と接触した際に、傾斜部材36へ入力された衝突荷重をキャブマウントブラケット34で受けることができる。この結果、傾斜部材36が車両後方へ折れ曲がるように変形するのを抑制することができる。
さらに、本実施形態の傾斜部材36は、図2に示されるように、車両幅方向内側から車両幅方向外側へ向かって徐々に高さ寸法が小さくなるように形成されており、サイドレール14との接合部分では、サイドレール14と同じ高さ寸法とされている。これにより、傾斜部材36とサイドレール14との接合強度を向上させつつ、重量の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、傾斜部材36の前壁(傾斜面)36Aの車両幅方向に沿った長さをフロントタイヤ16のタイヤ幅Wよりも車両幅方向に長く形成したので、後退したフロントタイヤ16を確実に前壁36Aに接触させることができる。これにより、フロントタイヤ16がキャブマウントブラケット34に接触するのを抑制し、フロントタイヤ16を安定してサイドレール14から遠ざけることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。例えば、本実施形態では、左右両側に突出部40を設けたが、これに限らず、例えば、車両幅方向左側のみに突出部40を設けて、車両幅方向右側を別の構造としてもよい。
12 車両前部
14 サイドレール
16 フロントタイヤ
18 屈曲部
34 キャブマウントブラケット
36 傾斜部材
36A 前壁(傾斜面)
40 突出部
W フロントタイヤのタイヤ幅

Claims (4)

  1. 車両前部の車両幅方向外側に車両前後方向に沿って延在されると共に、フロントタイヤの車両後方側に、車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ屈曲する屈曲部を備えたサイドレールと、
    前記屈曲部から車両幅方向外側へ突出され、前記フロントタイヤと対向する面に車両前方から車両後方へ向かって車両幅方向外側へ傾斜する傾斜面を備えた突出部と、
    を有する車両前部構造。
  2. 前記突出部は、
    前記屈曲部から車両幅方向外側へ突出されたキャブマウントブラケットと、
    前記キャブマウントブラケットより車両前方側に設けられて前記キャブマウントブラケットに車両後方側から支持される傾斜部材と、
    を有し、
    前記傾斜部材に前記傾斜面が形成されている請求項1に記載の車両前部構造。
  3. 前記傾斜部材は、前記サイドレールの車両幅方向外側の面に接合されており、
    前記傾斜部材の前記サイドレールとの接合部分における車両上下方向の高さ寸法は、前記サイドレールと同じ高さ寸法とされている請求項2に記載の車両前部構造。
  4. 前記傾斜面は、前記フロントタイヤのタイヤ幅よりも車両幅方向に長く形成されている請求項1〜3の何れか1項に記載の車両前部構造。
JP2014097017A 2014-05-08 2014-05-08 車両前部構造 Active JP6052226B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097017A JP6052226B2 (ja) 2014-05-08 2014-05-08 車両前部構造
US14/679,230 US9415808B2 (en) 2014-05-08 2015-04-06 Vehicle front section structure

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014097017A JP6052226B2 (ja) 2014-05-08 2014-05-08 車両前部構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015214197A true JP2015214197A (ja) 2015-12-03
JP6052226B2 JP6052226B2 (ja) 2016-12-27

Family

ID=54367122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014097017A Active JP6052226B2 (ja) 2014-05-08 2014-05-08 車両前部構造

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9415808B2 (ja)
JP (1) JP6052226B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018103844A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 車体骨格構造
US10407100B2 (en) 2017-01-13 2019-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body frame structure
JP2019182151A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両骨格構造

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9533712B2 (en) * 2014-10-20 2017-01-03 GM Global Technology Operations LLC Wheel catcher assembly
JP6172179B2 (ja) * 2015-02-25 2017-08-02 マツダ株式会社 自動車の側部車体構造
US10137933B2 (en) * 2016-02-01 2018-11-27 GM Global Technology Operations LLC Load management assembly
US10093357B2 (en) 2016-10-31 2018-10-09 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US9988091B2 (en) 2016-10-31 2018-06-05 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US10093358B2 (en) 2016-10-31 2018-10-09 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US9956992B1 (en) 2016-10-31 2018-05-01 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US10029732B2 (en) 2016-10-31 2018-07-24 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US9884648B1 (en) 2016-10-31 2018-02-06 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US10086875B2 (en) 2016-10-31 2018-10-02 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US9956991B1 (en) 2016-10-31 2018-05-01 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US10150509B2 (en) 2016-10-31 2018-12-11 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US10421494B2 (en) 2017-08-29 2019-09-24 GM Global Technology Operations LLC Deflector rail for frame rail
US10960928B2 (en) 2019-05-14 2021-03-30 Nissan North America, Inc. Vehicle structure
US11584440B2 (en) 2020-05-06 2023-02-21 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Active retractor device for controlling wheel motion during crash
KR102297046B1 (ko) * 2021-05-28 2021-09-01 엄정일 진동 복합 환경시험기 구동시스템

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260938A (ja) * 2000-03-16 2001-09-26 Isuzu Motors Ltd 車体フレーム
JP2008290674A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Motor Corp マウントブラケット結合構造
JP2009226971A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Mazda Motor Corp 車体下部構造
JP2010047114A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Mazda Motor Corp 自動車のフレーム構造
JP2014213764A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 日産自動車株式会社 車体前部構造
US20150048650A1 (en) * 2013-08-14 2015-02-19 Ford Global Technologies, Llc Vehicle frame component

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3860258A (en) * 1972-10-05 1975-01-14 Ford Motor Co Bumper support and energy absorbing frame system for a motor vehicle
DE102007061210A1 (de) * 2007-12-19 2009-09-10 Daimler Ag Karosserie eines Personenkraftwagens
US8480130B2 (en) 2011-09-30 2013-07-09 GM Global Technology Operations LLC Engine cradle with deflector device
US8985681B2 (en) * 2012-06-21 2015-03-24 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle body floor structure

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001260938A (ja) * 2000-03-16 2001-09-26 Isuzu Motors Ltd 車体フレーム
JP2008290674A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Motor Corp マウントブラケット結合構造
JP2009226971A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Mazda Motor Corp 車体下部構造
JP2010047114A (ja) * 2008-08-21 2010-03-04 Mazda Motor Corp 自動車のフレーム構造
JP2014213764A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 日産自動車株式会社 車体前部構造
US20150048650A1 (en) * 2013-08-14 2015-02-19 Ford Global Technologies, Llc Vehicle frame component

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018103844A (ja) * 2016-12-27 2018-07-05 トヨタ自動車株式会社 車体骨格構造
US10407100B2 (en) 2017-01-13 2019-09-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle body frame structure
JP2019182151A (ja) * 2018-04-06 2019-10-24 トヨタ自動車株式会社 車両骨格構造
US10780921B2 (en) 2018-04-06 2020-09-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Vehicle frame structure
JP7063072B2 (ja) 2018-04-06 2022-05-09 トヨタ自動車株式会社 車両骨格構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP6052226B2 (ja) 2016-12-27
US9415808B2 (en) 2016-08-16
US20150321700A1 (en) 2015-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6052226B2 (ja) 車両前部構造
JP6003927B2 (ja) 車両骨格構造
JP4758875B2 (ja) 車両用フード構造
JP6102870B2 (ja) 車体前部構造
JP6139501B2 (ja) 車体前部構造
JP7067334B2 (ja) 車両後部構造
JP6288032B2 (ja) 車両骨格構造
JP5560069B2 (ja) フロア構造
JP2017128199A (ja) 車両サイドボディ構造
JP6156306B2 (ja) 車両カウル構造
JP6634068B2 (ja) 車体前部構造
JP6488952B2 (ja) 車両前部構造
JP6962952B2 (ja) 車両前部構造
JP2018075937A (ja) 車両後部構造
JP2017210206A (ja) 車体構造
JP6252354B2 (ja) 車両側部構造
JP7042230B2 (ja) 車両前部構造
JP2008201163A (ja) 車両のドア構造
JP2018118654A (ja) 車両のダッシュパネル構造
JP6418098B2 (ja) フロントピラー骨格構造
JP6819429B2 (ja) 車両用ボディマウント構造
JP6720857B2 (ja) 車体骨格構造
JP6604363B2 (ja) 車両の側部車体構造
JP6536380B2 (ja) 車両前部構造
JP6575852B2 (ja) 車体前部構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160615

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161101

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161114

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6052226

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151