JP2015212197A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】製造コストを抑えつつ、載置台を傾ける動作を安定させることができる搬送装置を提供する。
【解決手段】搬送装置10は、被搬送物Gが載置される載置面Sを有する載置台16と、載置台16における横搬送方向の中央部よりも前方の部分を上下方向に回動可能に支持する回動支持部36を有する搬送台18と、搬送台18を昇降可能に支持する搬送台支持フレーム44と、搬送台18に設けられ、搬送台18が縦搬送方向における最下位置H2よりも上方に位置するときに、載置面Sが後方に向けて傾斜するように載置台16の後端部を第1位置で支持する第1支持部材20と、搬送台18が最下位置H2に配置されたときに、載置台16の後端部を第1位置よりも上方の第2位置で支持する第2支持部材60とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被搬送物を鉛直下方に縦搬送した後、これを水平方向に横搬送するための搬送装置に関する。
特許文献1には、被搬送物を鉛直下方に縦搬送した後、これを水平方向に横搬送するための搬送装置が開示されている。この搬送装置は、被搬送物が載置される載置部と、載置部を傾動可能に支持するヒンジ機構と、載置部の前端部を後端部よりも上方で支持する支持部材と、支持部材を支持するとともにその支持状態を解除するためのカムと、載置部の前端部を持ち上げる力を生じさせるためのスプリングとを備えている。この搬送装置で被搬送物を縦搬送する際には、支持部材によって載置部の前端部が後端部よりも上方で支持される。載置部が縦搬送方向の最下位置に到達すると、カムで支持部材が倒されるとともに、被搬送物の重さで載置部の前端部が押し下げられる。被搬送物を横搬送した後は、載置部の前端部がスプリングの復元力で持ち上げられるとともに、この前端部が再び支持部材で支持される。
特開2011−241067号公報
特許文献1に記載された搬送装置では、スプリングやカムを用いて載置部を傾動させていたので、構造が複雑であり、製造コストが高くなるという問題があった。また、大量または大型の被搬送物を搬送するために重量が大きい大型の載置部を用いた場合には、スプリングの強度が不足して載置部を傾けるための動作が不安定になるという問題があった。
本発明は、上記問題に対処するためになされたものであり、製造コストを抑えつつ、載置台を傾ける動作を安定させることができる、搬送装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の特徴は、被搬送物を鉛直下方に縦搬送した後、これを水平方向に横搬送するための搬送装置であって、前記被搬送物が載置される載置面を有する載置台と、前記載置台における横搬送方向の中央部よりも前方の部分を上下方向に回動可能に支持する回動支持部を有する搬送台と、前記搬送台を昇降可能に支持する搬送台支持フレームと、前記搬送台に設けられ、前記搬送台が縦搬送方向における最下位置よりも上方に位置するときに、前記載置面が後方に向けて傾斜するように前記載置台の後端部を第1位置で支持する第1支持部材と、前記搬送台が前記最下位置に配置されたときに、前記載置台の後端部を前記第1位置よりも上方の第2位置で支持する第2支持部材とを備えることにある。
この構成によれば、被搬送物を縦搬送する際には、被搬送物が載置された載置台の後端部が、第1支持部材によって第1位置で支持され、載置面が後方に向けて傾けられる。したがって、被搬送物が載置台の前端部から落下することを防止できる。また、搬送台が最下位置に到達したときには、被搬送物が載置された載置台の後端部が、第2支持部材によって第1位置よりも上方の第2位置で支持される。したがって、被搬送物を前方に向けて横搬送するときの作業負担を軽減できる。このように、スプリングやカムを用いない簡単な構成で載置台を傾けることができるので、製造コストを抑えつつ、載置台を傾ける動作を安定させることができる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、鉛直方向における前記第2支持部材の位置を調整することによって、前記第2支持部材が前記載置台の後端部を支持する高さを調整するための高さ調整部材を備えることにある。
この構成によれば、第2支持部材が載置台の後端部を支持する高さを調整できるので、搬送台が最下位置に配置されたときの載置面の傾斜角度を調整できる。例えば、載置面を水平にしたり、前方に向けて傾斜させたりすることができる。
本発明の他の特徴は、人の力が入力される力点と回動中心となる支点と前記第2支持部材に対して上方向の力を作用させる作用点とを有し、前記載置面が前方に向けて傾斜するように前記載置台の後端部を持ち上げるための梃子部と、前記梃子部が前記支点を中心として正方向に回動されることにより前記支点と前記作用点とを結ぶ直線が前記支点を通る鉛直線を越えたときに、前記梃子部の正方向の回動を阻止するストッパと、正方向の回動が阻止された前記梃子部に対して逆方向の力を付与する付勢手段とを備えることにある。
この構成によれば、作業者が梃子部を正方向に回動させることによって、第2支持部材と、これにより支持された載置台の後端部とを持ち上げることができる。また、支点と作用点とを結ぶ直線が支点を通る鉛直線を越えたときに、梃子部の正方向への回動がストッパで阻止されるとともに、逆方向への回動が被搬送物の荷重で阻止されるので、第2支持部材が持ち上げられた状態を簡単に保持できる。被搬送物を横搬送した後は、梃子部に作用していた被搬送物の荷重が除去されるので、付勢手段から付与される力だけで梃子部を逆方向に回動させることができる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、重錘と、前記重錘と前記搬送台とを連結し、前記重錘に作用する重力を前記搬送台に対して上方向に作用させるための連結部材と、前記搬送台が縦搬送方向の最下位置に配置されたときに前記搬送台の上昇を阻止する上昇ロック機構と、前記搬送台が縦搬送方向の最上位置に配置されたときに前記搬送台の降下を阻止する降下ロック機構とを備えることにある。
この構成によれば、重錘に作用する重力で搬送台を上昇させることができる。また、最上位置に配置された搬送台の降下を降下ロック機構で阻止できるとともに、最下位置に配置された搬送台の上昇を上昇ロック機構で阻止できる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記上昇ロック機構は、前記搬送台に対して上方から対向するための上昇ロック位置と前記上昇ロック位置から外れた上昇ロック解除位置との間を移動可能に設けられた上昇ロック部材と、降下する前記搬送台から付与される力で前記上昇ロック部材を前記上昇ロック解除位置から前記上昇ロック位置に移動させるための上昇ロック移動機構とを有しており、前記降下ロック機構は、前記搬送台に対して下方から対向するための降下ロック位置と前記降下ロック位置から外れた降下ロック解除位置との間を移動可能に設けられた降下ロック部材と、前記降下ロック部材を前記降下ロック解除位置から前記降下ロック位置に移動させるための降下ロック付勢力を前記降下ロック部材に常時付与するための降下ロック付勢手段とを有していることにある。
この構成によれば、上昇ロック部材が、降下する搬送台から付与される力でロック状態にされ、降下ロック部材が、降下ロック付勢手段から常時付与される降下ロック付勢力でロック状態にされる。したがって、上昇ロック部材および降下ロック部材をロック状態にするための特別な操作が不要であり、これらを確実にロック状態にすることができる。
本発明の他の特徴は、前記搬送装置において、前記搬送台が最上位置よりも下方に位置しているとき、前記降下ロック部材の前記降下ロック位置への移動が前記搬送台によって阻止されることにある。
この構成よれば、搬送台が最上位置よりも下方に位置しているとき、降下ロック部材が降下ロック位置に移動できないので、搬送台の昇降動作が降下ロック部材で妨げられない。
本発明の他の特徴は、前記降下ロック付勢手段は、前記降下ロック付勢力としての復元力を生じさせる弾性部材を有することにある。
この構成によれば、弾性部材から常時付与される復元力で降下ロック部材をロック状態にすることができる。
本発明の他の特徴は、前記上昇ロック機構は、前記上昇ロック部材を前記上昇ロック位置で支持することにより前記上昇ロック部材のロック状態を保持する上昇ロック保持部材と、前記上昇ロック部材の支持を解除するための上昇ロック解除力を前記上昇ロック保持部材に付与する上昇ロック解除手段とを有しており、前記降下ロック機構は、前記降下ロック部材を前記降下ロック位置で支持することにより前記降下ロック部材のロック状態を保持する降下ロック保持部材と、前記降下ロック部材の支持を解除するための降下ロック解除力を前記降下ロック保持部材に付与する降下ロック解除手段とを有しており、前記上昇ロック解除力および前記降下ロック解除力は、人の力で操作される共通の操作部から伝達されることにある。
この構成によれば、上昇ロック解除力および降下ロック解除力を、共通の操作部から上昇ロック保持部材および降下ロック保持部材に伝達することができる。したがって、作業者は、上昇ロック部材および降下ロック部材のロック状態を解除するために、複数の操作部を操作する必要がなく、作業負担を軽減できる。
本発明の他の特徴は、前記降下ロック機構は、前記降下ロック保持部材を回動可能に支持する回動軸を有しており、前記降下ロック保持部材は、前記回動軸を中心とする正方向への回動により前記降下ロック部材を下方から支持する支持位置に移動され、かつ、前記回動軸を中心とする逆方向への回動により前記降下ロック部材の支持を解除する支持解除位置に移動されるように構成されており、前記降下ロック部材および前記降下ロック保持部材の互いに接触する接触面は前記回動軸を中心とする円弧面状に形成されていることにある。
この構成によれば、降下ロック部材および降下ロック保持部材の互いに接触する接触面が、降下ロック保持部材の回動軸を中心とする円弧面状に形成されているので、降下ロック保持部材を支持位置から支持解除位置に容易に移動させることができる。
本発明の一実施形態に係る搬送装置の構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る搬送装置の構成を示す右側面図である。 載置台および搬送台の構成を示す正面図である。 載置台および搬送台が最下位置に配置された状態を示す正面図である。 載置台および搬送台が最下位置に配置された状態を示す右側面図である。 第2支持部材を梃子部で持ち上げた状態を示す右側面図である。 降下ロック機構および上昇ロック機構の構成を示す斜視図である。 降下ロック機構の主要部の構成を示す左側面図である。 上昇ロック機構の主要部の構成を示す左側面図である。 (A)は、降下ロック部材および上昇ロック部材のロック状態を示す左側面図、(B)は、降下ロック部材および上昇ロック部材のロック解除状態を示す左側面図である。 (C)は、搬送台が最下位置に到達したときの各ロック機構の状態を示す左側面図、(D)は、搬送台が最上位置に到達したときの各ロック機構の状態を示す左側面図である。
以下、本発明に係る搬送装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る搬送装置10の構成を示す正面図である。図1に示すように、搬送装置10は、自動車の生産ライン等において、上側生産ライン12から受け取った被搬送物Gを鉛直下方に縦搬送し、その後、これを水平方向に横搬送して下側生産ライン14に与えるものである。図1に示す被搬送物Gは、例えば、自動車部品の半製品が入った籠であり、搬送装置10は、被搬送物Gの総重量が50〜300kg程度になることを前提に設計されている。
図1に示すように、上側生産ライン12は、上側搬送ローラ台12aを有しており、下側生産ライン14は、下側搬送ローラ台12bを有している。被搬送物Gは、これらの上を作業者に押されて横搬送される。なお、以下の説明では、下側生産ライン14における被搬送物Gの進行方向前方を「前」とし、進行方向後方を「後」としている。
図2は、搬送装置10の構成を示す右側面図である。図1および図2に示すように、搬送装置10は、被搬送物Gが載置される載置台16と、載置台16を支持する搬送台18と、載置台16の後端部を支持する第1支持部材20とを備えている。
図3は、搬送装置10の載置台16および搬送台18の構成を示す正面図である。図3に示すように、載置台16は、平面視で四角形(図示省略)の枠体22と、枠体22で支持された搬送ローラ台24と、枠体22の後端部に設けられたストッパ26とを有している。本実施形態では、搬送ローラ台24の上面が載置面Sとなっており、枠体22の前部における載置面Sよりも上方の部分が被搬送物G(図1)の出入り口28となっている。上側生産ライン12(図1)から出入り口28を通して載置面Sに与えられた被搬送物G(図1)は、ストッパ26に当接されることによって後方への移動が阻止される。
図3に示すように、搬送台18は、前後方向に間隔を隔てて配置された前側支持部30および後側支持部32と、これらを連結する連結部34と、載置台16における横搬送方向の中央部よりも前方の部分を上下方向に回動可能に支持する回動支持部36とを有している。前側支持部30は、水平部30aと鉛直部30bとを有するL字状に形成されており、後側支持部32は、水平部32aと鉛直部32bとを有するL字状(図2)に形成されている。鉛直部30bおよび32bの上下方向長さは、図7に示す降下ロック部材94a,94bと上昇ロック部材120a,120bとの間隔よりも長くされている。したがって、搬送台18が最下位置H2(図1)に配置されたとき、鉛直部30bおよび32bの上端は、降下ロック部材94a,94bよりも上方に配置される。回動支持部36は、互いに回動可能に連結された第1回動片36aおよび第2回動片36bを有しており、第1回動片36aが搬送台18の前側支持部30に接続されており、第2回動片36bが載置台16に接続されている。また、前側支持部30および後側支持部32には、後述する搬送台支持フレーム44の互いに直交する2つの面に当接される上下一対の第1ガイドローラ38aおよび上下一対の第2ガイドローラ38bが設けられている。図1に示すように、搬送台18は、最上位置H1と最下位置H2との間を、搬送台支持フレーム44に沿って移動される。
図3に示すように、第1支持部材20は、搬送台18が縦搬送方向における最下位置H2(図1)よりも上方に位置するときに、載置台16の後端部を所定の第1位置で支持する部材であり、搬送台18の後側支持部32に設けられた雌ねじ部40と、雌ねじ部40に螺合された雄ねじ部42とを有している。雄ねじ部42は、載置台16の後端部を下方から支持する頭部42aを有しており、雌ねじ部40に対する雄ねじ部42の螺合長さを調整することによって、上下方向における頭部42aの位置が調整される。これにより、載置台16の後端部が第1支持部材20で支持されるときの当該後端部の位置(以下、「第1位置」という。)が調整される。
図3に示すように、第1位置は、載置面Sが水平面Pに対して後方に向けて所定角度α1で傾斜するように調整される。したがって、被搬送物Gを縦搬送するとき、被搬送物Gには、後方に向かう力が作用し、被搬送物Gは、ストッパ26に押し当てられて固定される。図2に示すように、本実施形態では、搬送台18の後側支持部32に2つの第1支持部材20が設けられているが、第1支持部材20の数は、特に限定されるものではない。
図1および図2に示すように、搬送装置10は、さらに搬送台18を昇降可能に支持する搬送台支持フレーム44と、重錘46と、連結部材48とを備えている。
図1に示すように、搬送台支持フレーム44は、前後方向に間隔を隔てて配置された第1支柱50aおよび第2支柱50bと、これらを支持する脚部52とを有している。第1支柱50aと第2支柱50bとの間隔は、これらの間に搬送台18の一部(本実施形態では鉛直部30b,32b)が配置されるように定められている。また、第1支柱50aおよび第2支柱50bのそれぞれには、搬送台18に設けられた第1ガイドローラ38aおよび第2ガイドローラ38bが当接される第1当接部54aおよび第2当接部54bが形成されている。
図2に示すように、重錘46は、鉄等からなる複数のブロック46aを有しており、搬送台支持フレーム44には、複数のブロック46aを上下方向にガイドするガイド部56が形成されている。重錘46の総重量W0は、載置台16、搬送台18および第1支持部材20を上昇させるために、これらの総重量W1よりも大きくなるように定められており(W0>W1)、また、被搬送物Gを鉛直下方に縦搬送するために、被搬送物Gの重量W2を総重量W1に加えた重量W1+W2よりも小さくなるように定められている(W0<W1+W2)。
図2に示すように、連結部材48は、重錘46と搬送台18とを連結することによって、重錘46に作用する重力を搬送台18に対して上方向に作用させるものである。本実施形態では、連結部材48がチェーン等のような線状部材で形成されており、重錘46と搬送台18とが2本の連結部材48で連結されている。また、搬送台支持フレーム44の上部には、スプロケット等のような2つのガイド部材58a,58bが設けられており、これらのガイド部材58a,58bに連結部材48が掛けられている。
図4は、載置台16および搬送台18が最下位置H2(図1)に配置された状態を示す正面図であり、図5は、載置台16および搬送台18が最下位置H2(図1)に配置された状態を示す右側面図である。図4および図5に示すように、搬送装置10は、搬送台18が最下位置H2(図1)に配置されたときに、載置台16の後端部を「第1位置」よりも高い所定位置(以下、「第2位置」という。)で支持する第2支持部材60と、載置台16の後端部を第2支持部材60で支持するときの支持高さを調整する高さ調整部62とを有している。
図5に示すように、第2支持部材60は、載置台16の後端縁に沿って棒状に延びて形成されている。本実施形態の第2支持部材60は、四角形の断面を有する角パイプであり、第2支持部材60の上面は、載置台16の後端部を受けるように平坦に形成されている。第2支持部材60の下面には、長さ方向に間隔を隔てて2本のガイド棒64a,64bが鉛直下方に延びて形成されている。これらのガイド棒64a,64bは、搬送台支持フレーム44の脚部52の上面に形成されたガイドパイプ66a,66bに抜き挿し可能に挿入されている。したがって、第2支持部材60に上方向の力が付与されると、第2支持部材60が鉛直上方に持ち上げられる。
図5に示すように、高さ調整部62は、搬送台支持フレーム44の脚部52の上面に鉛直上方に延びて形成された突起状の基部70と、基部70の上端部に設けられた雌ねじ部72と、雌ねじ部72に螺合された雄ねじ部74とを有している。雄ねじ部74は、第2支持部材60を下方から支持する頭部74aを有しており、雌ねじ部72に対する雄ねじ部74の螺合長さを調整することによって、鉛直方向における頭部74aの位置が調整される。これにより、鉛直方向における第2支持部材60の位置が調整され、載置台16の後端部が第2支持部材60で支持されるときの当該後端部の第2位置が調整される。
図4に示すように、本実施形態では、載置台16の載置面Sが水平面Pに対して平行になるように、第2位置が調整される。なお、図4中の二点鎖線で示すように、第2位置は、載置面Sが水平面Pに対して前方に向けて所定角度α2で傾斜するように調整されてもよい。図5に示すように、本実施形態では、2つの高さ調整部62がガイドパイプ66a,66bの近傍に設けられているが、高さ調整部62の数や位置は、特に限定されるものではない。
図5に示すように、搬送装置10は、さらに梃子部76と、ストッパ78と、付勢手段80とを有している。梃子部76は、載置面Sが前方に向けて傾斜するように、載置台16の後端部を「第2位置」よりも上方に持ち上げる部分であり、第1レバー82と、第2レバー84とを有している。
図5に示すように、第1レバー82は、互いに一体となった長レバー部82aおよび短レバー部82bを有しており、これらの境界部には、第1軸受け部86で回動可能に支持される回動軸82cが設けられている。また、長レバー部82aの先端部には、人の力が入力される板状の入力部82dが設けられており、短レバー部82bの先端部には、第2支持部材60の下面に当接される支持ローラ82eが設けられている。図6に示すように、第1レバー82では、入力部82dが力点P1となり、回動軸82cの回動中心が支点P0となり、支持ローラ82eが作用点P2となる。したがって、入力部82dを足等で押し下げることによって、第2支持部材60に対して上方向の力を付与できる。
図5に示すように、第2レバー84は、第1レバー82における短レバー部82bとほぼ同じ長さを有しており、第2レバー84の一方端部には、第2軸受け部88で回動可能に支持される回動軸84cが設けられている。第2レバー84の他方端部には、第2支持部材60の下面に当接される支持ローラ84eが設けられている。そして、短レバー部82bと第2レバー84とが、リンク85を介して連結されている。
図6は、第2支持部材60を梃子部76で持ち上げた状態を示す右側面図である。図6に示すように、ストッパ78は、入力部82dに入力された力で梃子部76が正方向に回動されたときに、梃子部76の回動を阻止する部材である。本実施形態のストッパ78は、第1軸受け部86に一体的に設けられている。梃子部76が正方向に回動されることにより支点P0と作用点P2とを結ぶ直線Lが支点P0を通る鉛直線Vを越えたとき、梃子部76の正方向の回動がストッパ78で阻止される。
図6に示すように、付勢手段80は、正方向の回動が阻止された梃子部76に対して逆方向の力を付与するものである。本実施形態の付勢手段80はコイルばね80aを有しており、コイルばね80aの一端が短レバー部82bに接続されており、コイルばね80aの他端が搬送台支持フレーム44の脚部52に接続されている。なお、コイルばね80aに代えて、ゴム等のような他の弾性部材が用いられてもよい。
図1に示すように、搬送装置10は、さらに降下ロック機構90と、上昇ロック機構92とを有している。降下ロック機構90は、搬送台18が縦搬送方向の最上位置H1に配置されたときに搬送台18の降下を阻止するものであり、上昇ロック機構92は、搬送台18が縦搬送方向の最下位置H2に配置されたときに搬送台18の上昇を阻止するものである。なお、図1では、降下ロック機構90および上昇ロック機構92の具体的な構成を省略している。
図7は、降下ロック機構90および上昇ロック機構92の構成を示す斜視図である。図7に示すように、降下ロック機構90は、左右一対の降下ロック部材94a,94bと、左右一対の降下ロック保持部材96a,96bと、降下ロック付勢手段98と、降下ロック解除手段100とを有している。
図8は、降下ロック機構90の主要部の構成を示す左側面図である。図8に示すように、一方の降下ロック部材94aは、搬送台18に対して下方から対向するための降下ロック位置(実線の位置)と降下ロック位置から外れた降下ロック解除位置(二点鎖線の位置)との間を移動可能に設けられている。降下ロック部材94aの上面には、搬送台18を下方から受ける受け面102aが形成されている。降下ロック部材94aの下面には、降下ロック保持部材96aの上面が当接される接触面102bと、降下ロック保持部材96aが係止される突部102cとが形成されている。また、降下ロック部材94aは、回動軸102dを有しており、この回動軸102dが、搬送台支持フレーム44(図1)に固定される基部104に対して回動可能に取り付けられている。図7に示す他方の降下ロック部材94bは、降下ロック部材94aと同様に構成されている。
図8に示すように、一方の降下ロック保持部材96aは、降下ロック部材94aを降下ロック位置(実線の位置)で支持することにより降下ロック部材94aのロック状態を保持する部材である。降下ロック保持部材96aの上面には、降下ロック部材94aの接触面102bが当接される接触面106bが形成されている。また、降下ロック保持部材96aは、回動軸106dを有しており、この回動軸106dを中心とする正方向への回動により降下ロック部材94aを下方から支持する支持位置(実線の位置)に移動され、回動軸106dを中心とする逆方向への回動により降下ロック部材94aの支持を解除する支持解除位置(二点鎖線の位置)に移動される。
図8に示すように、降下ロック部材94aおよび降下ロック保持部材96aの互いに接触する接触面102b,106bは、降下ロック保持部材96aの回動軸106dを中心とする円弧面状に形成されている。図7に示す他方の降下ロック保持部材96bは、降下ロック保持部材96aと同様に構成されている。
図8に示すように、降下ロック付勢手段98は、降下ロック部材94aを降下ロック解除位置(二点鎖線の位置)から降下ロック位置(実線の位置)に移動させるための降下ロック付勢力を降下ロック部材94aに常時付与するためのものである。本実施形態の降下ロック付勢手段98はコイルばね98aを有しており、コイルばね98aの一端が回動軸106dに接続されており、コイルばね98aの他端が搬送台支持フレーム44(図1)に接続されている。これにより、コイルばね98aの復元力が回動軸106dに常時付与され、降下ロック部材94aは、降下ロック保持部材96aに押されて、降下ロック位置(実線の位置)に移動しようとする。
図7に示すように、降下ロック解除手段100は、降下ロック部材94a,94bの支持を解除するための降下ロック解除力を、降下ロック保持部材96a,96bに付与するものである。
図7に示すように、降下ロック解除手段100は、一方の降下ロック保持部材96aの回動軸106dと、他方の降下ロック保持部材96bの回動軸108dと、回動軸108dの回動力を回動軸106dに伝達するための伝達軸110と、人の力で操作される操作部112を構成する入力軸114とを有している。また、降下ロック解除手段100は、入力軸114の回動力を回動軸108dに伝達するためのリンク116a〜116cと、回動軸108dの回動力を伝達軸110に伝達するためのリンク116d〜116fと、伝達軸110の回動力を回動軸106dに伝達するためのリンク116g〜116iとを有している。リンク116bとリンク116cとの連結部およびリンク116bとリンク116aとの連結部の少なくとも一方は、引っ張り方向でのみ力が伝達されるように構成されている。操作部112は、入力レバー118を有している。作業者が入力レバー118を矢印の方向に倒すと、入力軸114が回動され、その回動力が降下ロック保持部材96a,96bに伝達されて、降下ロック部材94a,94bのロック状態が解除される。
図7に示すように、上昇ロック機構92は、左右一対の上昇ロック部材120a,120bと、左右一対の上昇ロック保持部材122a,122bと、上昇ロック移動機構124a,124bと、上昇ロック解除手段126とを有している。
図9は、上昇ロック機構92の主要部の構成を示す左側面図である。図9に示すように、一方の上昇ロック部材120aは、搬送台18の一部を構成する突起18aに対して上方から対向するための上昇ロック位置(実線の位置)と上昇ロック位置から外れた上昇ロック解除位置(二点鎖線の位置)との間を移動可能に設けられている。上昇ロック部材120aには、突起18aを収容するU字状の収容部128が設けられている。収容部128の開口128aは、上昇ロック位置(実線の位置)において側方に向けられ、上昇ロック解除位置(二点鎖線の位置)において斜め上方に向けられる。収容部128に突起18aが完全に収容された状態では、収容部128の上片128bによって搬送台18の上昇が阻止され、収容部128の下片128cによって搬送台18の降下が阻止される。上昇ロック部材120aの下面には、上昇ロック保持部材122aの上面が当接される接触面130aと、上昇ロック保持部材122aが係止される突部130bとが形成されている。また、上昇ロック部材120aは、回動軸130cを有しており、回動軸130cが、搬送台支持フレーム44に固定される基部132に対して回動可能に取り付けられている。図7に示す他方の上昇ロック部材120bは、上昇ロック部材120aと同様に構成されている。
図9に示すように、一方の上昇ロック保持部材122aは、上昇ロック部材120aを上昇ロック位置(実線の位置)で支持することにより上昇ロック部材120aのロック状態を保持する部材である。上昇ロック保持部材122aの上面には、上昇ロック部材120aの接触面130aが当接される接触面134aが形成されている。また、上昇ロック保持部材122aは、回動軸134cを有しており、この回動軸134cを中心とする正方向への回動により上昇ロック部材120aを下方から支持する支持位置(実線の位置)に移動され、回動軸134cを中心とする逆方向への回動により上昇ロック部材120aの支持を解除する支持解除位置(二点鎖線の位置)に移動される。上昇ロック部材120aおよび上昇ロック保持部材122aの互いに接触する接触面130a,134aは、上昇ロック保持部材122aの回動軸134cを中心とする円弧面状に形成されている。図7に示す他方の上昇ロック保持部材122bは、上昇ロック保持部材122aと同様に構成されている。
図7に示すように、上昇ロック解除手段126は、上昇ロック部材120a,120bの支持を解除するための上昇ロック解除力を、上昇ロック保持部材122a,122bに付与するものである。
図7に示すように、上昇ロック解除手段126は、一方の上昇ロック保持部材122aの回動軸134cと、他方の上昇ロック保持部材122bの回動軸136cと、伝達軸138と、操作部112を構成する入力軸114とを有している。また、上昇ロック解除手段126は、入力軸114の回動力を伝達軸138に伝達するためのリンク140a〜140cと、伝達軸138の回動力を回動軸136cに伝達するためのリンク140d〜140fと、伝達軸138の回動力を回動軸134cに伝達するためのリンク140g〜140iとを有している。リンク140bとリンク140cとの連結部およびリンク140bとリンク140aとの連結部の少なくとも一方は、引っ張り方向でのみ力が伝達されるように構成されている。作業者が入力レバー118を矢印の方向に倒すと、入力軸114が回動され、その回動力が上昇ロック保持部材122a,122bに伝達されて、上昇ロック部材120a,120bのロック状態が解除される。
図9に示すように、一方の上昇ロック移動機構124aは、降下する搬送台18から付与される力で上昇ロック部材120aを上昇ロック解除位置(二点鎖線の位置)から上昇ロック位置(実線の位置)に移動させるための機構である。上昇ロック移動機構124aは、上昇ロック部材120aの下片128cと、搬送台18の突起18aとを有している。降下する搬送台18の突起18aが下片128cに当たると、上昇ロック部材120aが回動軸130cを中心として回動され、上昇ロック部材120aの上片128bが突起18aの上方に配置される。このとき、上昇ロック保持部材122aがリンク140i(図7)等の重さで支持位置(実線の位置)まで回動され、上昇ロック保持部材122aで上昇ロック部材120aのロック状態が保持される。図7に示す他方の上昇ロック移動機構124bは、上昇ロック移動機構124aと同様に構成されている。
以下には、図10および図11を参照しながら、搬送装置10の動作を説明する。図10(A)は、降下ロック部材94aおよび上昇ロック部材120aのロック状態を示す左側面図である。図10(A)の状態では、降下ロック部材94aがロック状態であるため、この降下ロック部材94aで搬送台18の降下が阻止される。この状態で載置台16の載置面Sに上側生産ライン12(図1)から被搬送物Gが与えられる。
図10(B)は、降下ロック部材94aおよび上昇ロック部材120aのロック解除状態を示す左側面図である。図7に示す入力レバー118を作業者が矢印の方向に倒すと、入力軸114が回動され、その回動力が降下ロック保持部材96aおよび上昇ロック保持部材122aに伝達される。すると、図10(B)に示すように、降下ロック部材94aおよび上昇ロック部材120aのロック状態が同時に解除され、搬送台18の降下が許容されるとともに、上昇ロック部材120aにおける収容部128の開口128aが斜め上方に向けられる。したがって、搬送台18は、被搬送物G等の重量で最下位置H2(図1)に向けて降下し、その過程で突起18aが収容部128に収容される。
図11(C)は、搬送台18が最下位置H2(図1)に到達したときの各ロック機構90,92の状態を示す左側面図である。図11(C)に示すように、搬送台18が最下位置H2(図1)に到達すると、搬送台18の突起18aが下片128cを押し下げることによって、上昇ロック部材120aが回動され、上片128bが突起18aの上方に配置される。つまり、上昇ロック部材120aが自動的にロック状態になる。そこで、作業者は、図6に示す梃子部76の入力部82dを足で踏み下げることによって、第2支持部材60に上方向の力を付与し、載置台16の後端部を「第2位置」よりも上方に持ち上げる。その後、作業者は、被搬送物Gを横搬送方向に押して、これを下側生産ライン14(図1)に供給する。
図11(D)は、搬送台18が最上位置H1に到達したときの各ロック機構90,92の状態を示す左側面図である。図11(C)の状態から図7に示す入力レバー118を矢印の方向に倒すと、入力軸114が回動され、上昇ロック部材120aのロック状態が解除される。すると、搬送台18は、重錘46(図1)の重量によって最上位置H1(図1)に向けて上昇する。搬送台18が最上位置H1(図1)よりも下方に位置しているとき、降下ロック部材94aはロック解除状態であり、降下ロック部材94aの降下ロック位置への移動が搬送台18(本実施形態では鉛直部30b,32b)で阻止されている。したがって、搬送台18が最上位置H1(図1)に到達するまでは、降下ロック部材94aはロック状態にならない。搬送台18が最上位置H1(図1)に到達すると、降下ロック付勢手段98から付与される力で降下ロック部材94aが搬送台18の下方に押し出される。つまり、降下ロック部材94aがロック状態になる。
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図4に示すように、スプリングやカムを用いない簡単な構成で、載置台16を前方に向けて傾斜させることができる。したがって、製造コストを抑えつつ、載置台16を傾ける動作を安定させることができる。
図5に示すように、第2支持部材60が載置台16の後端部を支持する高さを高さ調整部62で調整できるので、搬送台18が最下位置H2(図1)に配置されたときの載置面Sの傾斜角度を簡単に調整でき、例えば、載置面Sを水平にしたり、前方に向けて傾斜させたりすることができる。
図6に示すように、作業者が梃子部76の入力部82dを押し下げることによって、載置台16の後端部を「第2位置」よりも上方に簡単に持ち上げることがでる。また、支点P0と作用点P2とを結ぶ直線Lが支点P0を通る鉛直線Vを越えたときに、梃子部76の正方向への回動がストッパ78で阻止されるとともに、逆方向への回動が被搬送物Gの荷重で阻止されるので、載置台16の後端部を持ち上げた状態を簡単に保持できる。
図11(C)に示すように、最下位置H2(図1)に配置された搬送台18の上昇を上昇ロック機構92で阻止できるので、載置台16の後端部を梃子部76で持ち上げるときに、搬送台18が上昇することを防止できる。
図11(C)に示すように、上昇ロック部材120aが、降下する搬送台18から付与される力でロック状態にされる。また、図11(D)に示すように、降下ロック部材94aが、降下ロック付勢手段98から常時付与される降下ロック付勢力でロック状態にされる。したがって、上昇ロック部材120aおよび降下ロック部材94aをロック状態にするための特別な操作が不要であり、これらを確実にロック状態にすることができる。
図7に示すように、上昇ロック解除力および降下ロック解除力を、共通の操作部112から上昇ロック保持部材122a,122bおよび降下ロック保持部材96a,96bに伝達することができるので、作業負担を軽減できる。
図8に示すように、降下ロック部材94aおよび降下ロック保持部材96aの互いに接触する接触面102b,106bが、降下ロック保持部材96aの回動軸106dを中心とする円弧面状に形成されているので、降下ロック保持部材96aを支持位置(実線の位置)から支持解除位置(二点鎖線の位置)に容易に移動させることができる。
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。例えば、図7に示すように、上記実施形態では、上昇ロック解除力および降下ロック解除力を、共通の操作部112から上昇ロック保持部材122a,122bおよび降下ロック保持部材96a,96bに伝達しているが、上昇ロック解除力および降下ロック解除力は、異なる操作部から上昇ロック保持部材122a,122bおよび降下ロック保持部材96a,96bに伝達してもよい。
図8に示すように、上記実施形態では、降下ロック付勢手段98としてコイルばねを用いているが、コイルばねに代えて、ゴム等の弾性部材を用いてもよいし、重力が作用する重錘を用いてもよい。
G…被搬送物、H2…最下位置、S…載置面、
10…搬送装置、16…載置台、18…搬送台、20…第1支持部材、36…回動支持部、
44…搬送台支持フレーム、60…第2支持部材。

Claims (9)

  1. 被搬送物を鉛直下方に縦搬送した後、これを水平方向に横搬送するための搬送装置であって、
    前記被搬送物が載置される載置面を有する載置台と、
    前記載置台における横搬送方向の中央部よりも前方の部分を上下方向に回動可能に支持する回動支持部を有する搬送台と、
    前記搬送台を昇降可能に支持する搬送台支持フレームと、
    前記搬送台に設けられ、前記搬送台が縦搬送方向における最下位置よりも上方に位置するときに、前記載置面が後方に向けて傾斜するように前記載置台の後端部を第1位置で支持する第1支持部材と、
    前記搬送台が前記最下位置に配置されたときに、前記載置台の後端部を前記第1位置よりも上方の第2位置で支持する第2支持部材とを備える、搬送装置。
  2. 鉛直方向における前記第2支持部材の位置を調整することによって、前記第2支持部材が前記載置台の後端部を支持する高さを調整するための高さ調整部材を備える、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 人の力が入力される力点と回動中心となる支点と前記第2支持部材に対して上方向の力を作用させる作用点とを有し、前記載置面が前方に向けて傾斜するように前記載置台の後端部を持ち上げるための梃子部と、
    前記梃子部が前記支点を中心として正方向に回動されることにより前記支点と前記作用点とを結ぶ直線が前記支点を通る鉛直線を越えたときに、前記梃子部の正方向の回動を阻止するストッパと、
    正方向の回動が阻止された前記梃子部に対して逆方向の力を付与する付勢手段とを備える、請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 重錘と、
    前記重錘と前記搬送台とを連結し、前記重錘に作用する重力を前記搬送台に対して上方向に作用させるための連結部材と、
    前記搬送台が縦搬送方向の最下位置に配置されたときに前記搬送台の上昇を阻止する上昇ロック機構と、
    前記搬送台が縦搬送方向の最上位置に配置されたときに前記搬送台の降下を阻止する降下ロック機構とを備える、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記上昇ロック機構は、
    前記搬送台に対して上方から対向するための上昇ロック位置と前記上昇ロック位置から外れた上昇ロック解除位置との間を移動可能に設けられた上昇ロック部材と、
    降下する前記搬送台から付与される力で前記上昇ロック部材を前記上昇ロック解除位置から前記上昇ロック位置に移動させるための上昇ロック移動機構とを有しており、
    前記降下ロック機構は、
    前記搬送台に対して下方から対向するための降下ロック位置と前記降下ロック位置から外れた降下ロック解除位置との間を移動可能に設けられた降下ロック部材と、
    前記降下ロック部材を前記降下ロック解除位置から前記降下ロック位置に移動させるための降下ロック付勢力を前記降下ロック部材に常時付与するための降下ロック付勢手段とを有している、請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記搬送台が最上位置よりも下方に位置しているとき、前記降下ロック部材の前記降下ロック位置への移動が前記搬送台によって阻止される、請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記降下ロック付勢手段は、前記降下ロック付勢力としての復元力を生じさせる弾性部材を有する、請求項5または6に記載の搬送装置。
  8. 前記上昇ロック機構は、
    前記上昇ロック部材を前記上昇ロック位置で支持することにより前記上昇ロック部材のロック状態を保持する上昇ロック保持部材と、
    前記上昇ロック部材の支持を解除するための上昇ロック解除力を前記上昇ロック保持部材に付与する上昇ロック解除手段とを有しており、
    前記降下ロック機構は、
    前記降下ロック部材を前記降下ロック位置で支持することにより前記降下ロック部材のロック状態を保持する降下ロック保持部材と、
    前記降下ロック部材の支持を解除するための降下ロック解除力を前記降下ロック保持部材に付与する降下ロック解除手段とを有しており、
    前記上昇ロック解除力および前記降下ロック解除力は、人の力で操作される共通の操作部から伝達される、請求項5ないし7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記降下ロック機構は、前記降下ロック保持部材を回動可能に支持する回動軸を有しており、
    前記降下ロック保持部材は、前記回動軸を中心とする正方向への回動により前記降下ロック部材を下方から支持する支持位置に移動され、かつ、前記回動軸を中心とする逆方向への回動により前記降下ロック部材の支持を解除する支持解除位置に移動されるように構成されており、
    前記降下ロック部材および前記降下ロック保持部材の互いに接触する接触面は前記回動軸を中心とする円弧面状に形成されている、請求項8に記載の搬送装置。
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