JP2019043769A - 部品供給装置 - Google Patents

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順平 伊藤
Jumpei Ito
順平 伊藤
裕規 佐野
Hiroki Sano
裕規 佐野
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Abstract

【課題】電気やエア等の動力手段を使用せず部品供給作業を楽に少ないトレイで行うことができる部品供給装置を提供する。【解決手段】トレイTに部品Pを載置して部品供給部Sから送り出し部品Pが部品使用部Uで取り出されて空になったトレイTを部品供給部Sに回収する部品供給装置1である。部品供給部Sから部品Pを載置したトレイTを上搬送路30により受け止め機構40に移動させる。受け止め機構40は部品Pが取出され空になったトレイTを下搬送路50により昇降台61上の受け渡し路62に移動させる。昇降台61は上昇動作規制手段63の解除によりバランスウェイトが吊り下げられた第1の紐部材65に牽引されて上昇し上昇端位置に位置決めされトレイTは部品供給部Sに戻る。フレーム10に配設されたレバー68が押し下げられることで昇降台61が下降して下降端位置に位置決めされる。【選択図】図1

Description

本発明は、製品の組立てラインに部品を供給する部品供給装置に関する。
従来、製品の組立てラインで部品を使用して組立て作業を行う作業者に対する部品供給は次のように行われていた。図8に示すように、部品供給側の作業者P1と部品使用側の作業者P2との間にトレイ搬送コンベア100が配置される。作業者P1は部品供給通路に、作業者P2は組立てラインサイドに位置する。作業者P1がトレイ搬送コンベア100の作業者P2側端部に向けて下り勾配の上搬送路101の作業者P1側端部に載置した部品入りのトレイ102は、作業者P2側端部に向けて自重で移動しストッパ103に当接して停止する。作業者P2は、トレイ102から部品を取出してラインで使用し空になった空トレイ箱104をトレイ搬送コンベア100の作業者P1側端部に向けて下り勾配の下搬送路105の作業者P2側端部に載置する。すると空トレイ104は、下搬送路105上を作業者P1側端部に向けて自重で移動しストッパ106に当接して停止する。作業者P1は、空トレイ104を回収して別の場所に設けられたステーションに搬送し、ステーションで新たに部品を入れて部品入りのトレイ102として上搬送路101に供給する。特許文献1には、類似のトレイ搬送装置が開示されている。
特開平9−136715号公報
上記の部品供給においては、電気やエア等の動力手段を使用しなくてよいという利点はあるものの、作業者P1が屈んで空トレイ箱104を持ち上げる作業が必要であった。この作業は繰り返し作業となるので腰や腕に大きな負担がかかっていた。また、トレイがトレイ搬送コンベア100とステーションとの間で循環させられるので多くのトレイが必要とされるという問題もあった。
このような点に鑑み、本発明の課題は、電気やエア等の動力手段を使用せず部品供給作業を楽に少ないトレイで行うことができる部品供給装置を提供することである。
本発明の第1発明は、トレイに部品を載置して部品供給部から送り出し前記部品が部品使用部で取り出されて空になった前記トレイを前記部品供給部に回収する部品供給装置であって、前記部品供給部から前記部品使用部に向かって下り勾配で前記部品を載置した前記トレイを自重により下り方向に送る上搬送路と、前記上搬送路の下側に配設されて前記部品使用部から前記部品供給部の下方に向かって下り勾配で前記部品が取り出されて空になった前記トレイを自重により下り方向に送る下搬送路と、前記部品使用部において前記上搬送路から送られた前記トレイを受け止めて前記部品の取り出しを可能とするとともに前記部品が取り出されて空になった前記トレイを前記下搬送路に送り出す受け止め部と、前記部品供給部と前記部品供給部の下方との間で昇降可能な昇降台と、該昇降台の上において前記トレイを載置可能に設けられて前記昇降台が上昇端位置に位置決めされて前記トレイに前記部品が載置されることにより前記上搬送路に接続され前記昇降台が下降端位置に位置決めされて前記トレイが空のときに前記下搬送路に接続される受け渡し路と、装置本体に配設された定滑車に掛けられて一端が前記昇降台に連結されるとともに他端にバランスウェイトが吊り下げられる紐部材と、前記下降端位置に位置する前記昇降台の上昇動作を規制するとともに前記トレイが空の状態で前記下搬送路から前記受け渡し路に移動したとき上昇動作の規制を解除する上昇動作規制手段と、を有し、前記バランスウェイトは、前記受け渡し路の上に前記トレイが部品を載置した状態で載置されている状態で前記昇降台が前記上昇端位置に位置決めされるように重量が設定されており、装置本体に配設されたレバーが押し下げられることで前記上昇端位置に位置決めされた前記昇降台が下降して前記上昇動作規制手段を作動させて前記下降端位置に位置決めされることを特徴とする。
第1発明によれば、部品供給部において、昇降台が上昇端位置に位置決めされた状態で受け渡し路から部品を載置したトレイを上搬送路に送り出すと、部品を載置したトレイは自重により下り方向に移動し部品使用部の受け止め部に至る。このとき、作業者がレバーを押し下げることで昇降台は下降して上昇動作規制手段により上昇動作が規制されて下降端位置に位置決めされる。受け止め部において部品が取り出されてトレイが空になると、受け止め部はトレイを下搬送路に送り出す。トレイは自重により下り方向に移動し受け渡し路に至ると同時に上昇動作規制手段が解除されバランスウェイトの重量により昇降台は上昇して上昇端位置に位置決めされる。ここで空のトレイに部品が載置されることにより上記動作を繰り返す。これによって、電気やエア等の動力手段を使用せず部品供給作業を楽に少ないトレイで行うことができる。なぜならば、レバーを押し下げる動作は、屈んで空のトレイを持ち上げる動作に比べて腰や腕にかかる負担が小さいとともにトレイは部品供給装置の中で循環する個数だけですむからである。
本発明の第2発明は、上記第1発明において、前記上搬送路、前記下搬送路及び前記受け止め部は、ローラコンベアとして形成され、前記受け止め部は前記下搬送路における前記トレイの送り方向に対して垂直な方向に延びる回動軸を中心に回動可能に設けられており、前記受け止め部の上に載置された前記トレイが空になったとき回動して前記下搬送路とローラコンベアの延びる方向が一致するように形成されていることを特徴とする。
第2発明によれば、簡潔な構造の受け止め部によって、部品を載置したトレイを上搬送路から受け入れて一時保持するとともに、部品が取り出されて空になったトレイを下搬送路に送り出すことができる。
本発明の第3発明は、上記第1発明又は上記第2発明において、前記レバーと前記昇降台とは、装置本体に配設された他の定滑車に掛けられて配設された他の紐部材を介して連結されており、前記レバーは前記部品使用部に設けられていることを特徴とする。
第3発明によれば、レバーを押し下げて上昇端位置に位置決めされた昇降台を下降させて上昇動作規制手段を作動させて下降端位置に位置決めする操作を部品使用部の側の作業者が部品使用のタイミングに合わせて行えるので、作業効率が良い。
本発明の一実施形態にかかる部品供給装置の構成を示す側面図である。 上記実施形態における部品供給装置の構成を示す平面図である。トレイは省略して示している。 上記実施形態における部品供給装置の構成を示す正面図である。受け止め機構及びトレイは省略して示している。 上記実施形態における部品供給装置の動作を説明する図である。(第1ステップ) 上記実施形態における部品供給装置の動作を説明する図である。(第2ステップ) 上記実施形態における部品供給装置の動作を説明する図である。(第3ステップ) 上記実施形態における部品供給装置の動作を説明する図である。(第4ステップ) 従来の部品供給を示す図である。
図1〜図7は、本発明の一実施形態を示す。図1〜図3に示すように、部品供給装置1は、フレーム10と、部品投入機構20と、上搬送路30と、受け止め機構40と、下搬送路50と、昇降機構60と、を有する。部品投入機構20と、上搬送路30と、受け止め機構40と、下搬送路50と、昇降機構60は、フレーム10に一体に形成されている。図1において、部品投入機構20から、受け止め機構40に向かう方向を前方として矢印により前、後、上、下、右、左の各方向を示す。各図においても図1に準じて方向を示し、以下の説明において、方向に関する記述は、この方向を基準として行うものとする。なお、図示においてフレーム10に対する部品供給装置1、部品投入機構20、上搬送路30、受け止め機構40、下搬送路50、昇降機構60、の取付けに当たっての部品を一部省略して示している。ここで、フレーム10と受け止め機構40が、それぞれ、特許請求の範囲の「装置本体」と「受け止め部」に相当する。
<フレーム10>
図1〜図3に示すように、フレーム10は上面視で矩形状の下フレーム11の上に上方に向かって延びる複数の縦フレームを配設し、それら縦フレームの上端部側を複数の上フレームで連結した形態として形成されている。具体的には、下フレーム11の前方コーナ部には一対の前縦フレーム12が、下フレーム11の後方コーナ部には一対の後縦フレーム13が、配設されている。そして、下フレーム11の前後方向中央部の後方寄りから後方にかけて、付加縦フレーム14が4対互いに平行に同じ長さ上方に延びて配設されている。すなわち、一対の第1付加縦フレーム14aと、一対の第2付加縦フレーム14bと、一対の第3付加縦フレーム14cと、一対の第4付加縦フレーム14dと、であり、いずれも前縦フレーム12及び後縦フレーム13より長く上方に延びている。一対の前縦フレーム12の上端部と、一対の第1付加縦フレーム14aの上端部より若干下方の部位との間には、上面視で後方に向かって開口する略U字状の前上フレーム15が下フレーム11と平行に配設されている。また、一対の後縦フレーム13の上端部と、一対の第4付加縦フレーム14dの上端部より若干下方の部位との間には、上面視で前方に向かって開口する略U字状の後上フレーム16が下フレーム11と平行に配設されている。さらに、一対の第1付加縦フレーム14aと、一対の第2付加縦フレーム14bと、一対の第3付加縦フレーム14cと、一対の第4付加縦フレーム14dと、の上端部には上面視で矩形状の中上フレーム17が下フレーム11と平行に配設されている。後縦フレーム13は、その上下長が、前縦フレーム12の上下長より長く、付加縦フレーム14の上下長より短く形成されている。これによって、フレーム10は、略直方体の骨組みとして形成され、下フレーム11の4コーナ下に配設された4つのキャスタ18によってフロアFに対して移動可能とされている。フレーム10を構成する部材はすべて横断面が略円形のパイプ状部材である。
<部品投入機構20>
図1〜図3に示すように、部品投入機構20は、部品載置台21と、部品ストッパ22と、を有する。部品Pは、横断面が円形で所定長さの鋼管材である。部品載置台21は、後上フレーム16の上方から中上フレーム17の後端部側下方にかけて、フレーム10に対して前方に向かって下り勾配に配設されその上に部品Pを載置する左右一対の斜めフレーム21aを有する。また、部品載置台21は、一対の斜めフレーム21aの上に載置された部品Pの左右端部に当接して部品Pが一対の斜めフレーム21aの上から落ちないように支持する一対のガイドフレーム21bを有する。一対の斜めフレーム21aは、横断面が円形のパイプ状部材で形成されその上に載置された部品Pが前方に向けて自重で移動するようになっている。一対のガイドフレーム21bは、板状の部材で対向して一対の斜めフレーム21aと平行に一対の斜めフレーム21aを左右の外側から挟むような位置関係で延びている。一対のガイドフレーム21bの左右方向の内側の間隔は、部品Pの長さより若干長めに設定されている。部品ストッパ22は、一対の斜めフレーム21aの間において一対の斜めフレーム21aに対して略垂直に延びて配設されたストッパ板22aと、一対の第4付加縦フレーム14dに対して配設された左右方向に延びる回動軸22b1を中心に上下方向に回動可能に取付けられたリンク部材22bと、を有する。リンク部材22bは、回動軸22b1の左右方向中央部に取付けられている。ストッパ板22aは、フレーム10に対し上下方向に摺動可能なように取付けられるとともに、下端中央部がリンク部材22bの後端部に対し回動可能に取付けられている。これによって、リンク部材22bが、回動軸22b1を中心に図1において時計回りに回動するとストッパ板22aは下がり、回動軸22b1を中心に図1において反時計回りに回動するとストッパ板22aは上がる。リンク部材22bは、第4付加縦フレーム14dに対して図1において反時計回りに回動付勢され、ストッパ板22aの上端部が斜めフレーム21aの上面から部品Pの横断面における直径程度の長さ分突出した状態で回動が止められている。これによって、一対の斜めフレーム21aの上に載置された部品Pは5本並べられた状態で前下方向への移動が止められている。リンク部材22bの前側端部は、後述するように上昇してきた昇降台61の突出部61b2に当接してリンク部材22bが回動軸22b1を中心に図1において時計回りに回動することによりストッパ板22aを下げて部品Pの前下方向への移動を許容する。
<上搬送路30>
図1〜図3に示すように、上搬送路30は、前後方向に延びる一対のローラコンベア31aが前上フレーム15の後端部の上方と前端部の下方との間で前方に向かって下り勾配になるようにフレーム10に対して取付けられている。ローラコンベア31aは、複数のローラが枠体に回動可能に取付けられている部材でその上に載置されたトレイTを下り勾配方向へ自重で移動させることができる。トレイTは、上方が開口した樹脂製の箱で、左右方向の内法が部品Pの長さより若干長めに設定され、前後方向の内法が部品Pを横に9本並べられる程度の長さに設定されて、上下方向の深さが部品Pの直径より若干長めに設定されている。一対のローラコンベア31aは、前後方向に平行に延びてその左右方向外側の面間の間隔が、トレイTの左右方向の外法より若干大きめに設定されている。そして、一対のローラコンベア31aの左右方向外側の面には、それぞれトレイTが前下方に移動する際、ローラコンベア31aの上から落下しないようにするガイド部材(図示せず)が取付けられている。一対のローラコンベア31aの前後方向中央部には、トレイストッパ32が配設されている。トレイストッパ32は、側面視で鈍角をなして折り曲げられた一対のストッパリンク32aと、ストッパリンク32aの後端部に取付けられたローラ32bと、を有する。一対のストッパリンク32aは、それぞれ折れ曲がり点で回動軸32cによって連結されるとともに、回動軸32cは一対のローラコンベア31aの前後方向中央部に回動可能に支持されている。トレイストッパ32は、通常時はローラ32bが一対のローラコンベア31aの上面から下方に退出するとともにストッパリンク32aの前端部が一対のローラコンベア31aの上面から上方に突出した状態で回動が止められている。そして、ストッパリンク32aの前端部の上にトレイTが載ったとき、図1において回動軸32cを中心に反時計回りに回動してローラ32bが一対のローラコンベア31aの上面からトレイTの前側壁面部に当接可能な程度突出した状態となるように構成されている。
<受け止め機構40>
図1〜図3に示すように、受け止め機構40は、一対の前縦フレーム12の上側から前方に向けて延びて配設された一対の支持フレーム19の前端部に支持された左右方向に延びる回動軸41を中心に上下に回動する受けテーブル42と、ストッパ43と、を有する。受けテーブル42は、上面視で矩形状のベースプレート42aと、ベースプレート42a上に配設された左右一対のローラコンベア42bと、ベースプレート42aを回動軸41に連結する左右一対の連結部材42cと、トレイストッパ42dと、を有する。ベースプレート42aの上面における左右端部にはローラコンベア42bが前後方向に延びて取付けられている。一対のローラコンベア42bは、上面視において上搬送路30の一対のローラコンベア31aの前方向延長線上に一致するように配設されている。ベースプレート42aの下面における前後方向中央部には、一対のローラコンベア42bの左右方向内側において左右一対の板状の連結部材42cが対向して下方に向かって延びて配設されている。連結部材42cの下端部は、回動軸41に対して回動可能に取付けられている。一対の連結部材42cには、それぞれ、連結部材42cに対して垂直に前方に向かって延びるとともに前端部が前上方に向かって折り曲げられたストッパ43が取付けられている。左右のストッパ43は、対向して延びる板材から形成され先端部にローラ43aが取付けられている。一対のローラコンベア42bの前端部には、ローラコンベア42b上に載ったトレイTの前方への移動を止める板状のトレイストッパ42dが取付けられている。受け止め機構40は、ローラコンベア42b上に部品Pが1本以上載置されたトレイTが載っているとき、前下方に向かって傾斜した状態となっている。この状態のとき、左右のストッパ43のローラ43aは、一対のローラコンベア31aの上面からトレイTの前側壁面部に当接可能な程度突出した状態となるように構成されている。ローラコンベア42b上のトレイTから部品Pが取り出されてトレイTが空になったとき、受けテーブル42は、回動軸41を中心に図1において時計回りに回動する。そして、一対のローラコンベア42bの延びる方向が後述する下搬送路50のローラコンベア51aの延びる方向に一致した状態で回動が止められ、空のトレイTを下搬送路50に送り出すようになっている。ここで、受けテーブル42の上部が、部品使用部Uである。また、回動軸41が、特許請求の範囲の「回動軸」に相当する。
<下搬送路50>
図1〜図3に示すように、下搬送路50は、前後方向に延びる一対のローラコンベア51aが前縦フレーム12の上端部側と第1付加縦フレーム14aの上下方向中央部との間で後方に向かって下り勾配になるようにフレーム10に対して取付けられて形成されている。ローラコンベア51aは、ローラコンベア31a及びローラコンベア42bと同じものである。一対のローラコンベア51aは、前後方向に平行に延びてその左右方向外側の面間の間隔が、トレイTの左右方向の外法より若干大きめに設定されている。そして、一対のローラコンベア51aの左右方向外側の面には、それぞれトレイTが後下方に移動する際、ローラコンベア51aの上から落下しないようにするガイド部材(図示せず)が取付けられている。すなわち、上面視で上搬送路30の一対のローラコンベア31aと、下搬送路50の一対のローラコンベア51aと、は一致している。
<昇降機構60>
図1〜図3に示すように、昇降機構60は、昇降台61と、受け渡し路62と、上昇動作規制手段63と、を有する。昇降台61は、上面視で矩形状の上枠部61aと、上枠部61aと同一形状の下枠部61bと、上枠部61aと下枠部61bをそれぞれのコーナ部で連結する4本の縦棒部61cと、を有し、直方体の枠組み構造として形成されている。上枠部61a及び下枠部61bの左右方向の長さは、中上フレーム17の左右方向内側の長さより若干小さく形成されている。また、上枠部61a及び下枠部61bの前後方向の長さは、第2付加縦フレーム14bと第3付加縦フレーム14cの対向する前後方向内側面間の長さより若干小さく形成されている。上枠部61a及び下枠部61bの左右外側面部において、前端部側と後端部側には左右方向外側に向かって延びる回動軸61a1及び回動軸61b1がそれぞれ4本ずつ配設され、回動軸61a1及び回動軸61b1にはローラ61dが回動可能に取付けられている。前側のローラ61dは、一対の第2付加縦フレーム14bの後側に対してそれぞれ2つずつ回動可能に係合し、後側のローラ61dは、一対の第3付加縦フレーム14cの前側に対してそれぞれ2つずつ回動可能に係合している。これによって、昇降台61は、一対の第2付加縦フレーム14bと一対の第3付加縦フレーム14cに上下動可能に支持されている。
下枠部61bの後側の左右方向中央部には、後方に延びる突出部61b2が設けられている。突出部61b2は、上面視で後方に横辺を持つT字形に形成されている。突出部61b2は、昇降台61が上昇して上昇端位置に位置する前に部品ストッパ22のリンク部材22bの前端部側に当接してリンク部材22bを図1において時計回りに回動させるように構成されている。
昇降台61の上枠部61aに対して、受け渡し路62が上下方向に揺動可能に取付けられている。受け渡し路62は、左右一対のローラコンベア62aが左右方向に延びる連結フレーム62cによって連結されて形成されている。連結フレーム62cの左右端部には、下方に向かって延びる脚部62bが配設され、脚部62bの下端部側が昇降台61の上枠部61aの左右側に対してそれぞれ回動軸62dで回動可能に取付けられている。ローラコンベア62aの前後方向の長さは第1付加縦フレーム14aと第4付加縦フレーム14dの内側の間隔より若干短く形成されている。昇降台61が下降端位置にあるとき一対のローラコンベア62aの延びる方向が、下搬送路50の一対のローラコンベア51aの延びる方向に一致した状態で受け渡し路62の昇降台61に対する回動が止まるように構成されている。そして、昇降台61が上昇端位置にあって受け渡し路62上に部品Pが5本載置されたトレイTが部品投入機構20から投入されたとき、一対のローラコンベア62aの延びる方向が、上搬送路30の一対のローラコンベア31aの延びる方向に一致した状態で受け渡し路62の昇降台61に対する回動が止まるように構成されている。左右一対のローラコンベア62aの後端部には、下搬送路50から送られてきたトレイTをローラコンベア62a上に止めるためのストッパ(図示せず)が配設されている。
上昇動作規制手段63として、一対の第3付加縦フレーム14cに対して配設された左右方向に延びる回動軸63aを中心に前後方向に回動可能に取付けられたフック部材63bが回動軸63aの左右方向中央より若干左寄りに配設されている。フック部材63bは、昇降台61の下枠部61bの後側に後方から係合して昇降台61の上昇を止める係合部63b1と、係合部63b1の上部で前下方に向かって傾斜する傾斜部63b2と、を有し下端部が回動軸63aで支持されている。フック部材63bは、回動軸63aに対し図1において反時計回りに回動付勢されて、図1に示す昇降台61の下枠部61bに係合した状態の位置で回動が止められるようになっている。これによって、フック部材63bは、上方から昇降台61が下降してくると下枠部61bの後側の下面部に傾斜部63b2が当接して昇降台61の下降とともに図1において時計回りに回動させられる。そして、フック部材63bは、下枠部61bの後側が傾斜部63b2を通り過ぎたとき回動付勢力によって反時計回りに回動して係合部63b1が下枠部61bの後側の上面部に係合するようになっている。このフック部材63bの係合部63b1が下枠部61bの後側の上面部に係合した状態が昇降台61の下降端位置である。フック部材63bにおける傾斜部63b2の上端部には上方に向けて延びるワイヤ部材63cが配設されている。ワイヤ部材63cは、その上端部側が後述する受け渡し路62の上面から上方に向けて、受け渡し路62の上に移動してきたトレイTの後側壁面部に当接可能な程度突出した状態となるように構成されている。これによって、空のトレイTが下搬送路50から受け渡し路62の上に移動してくるとワイヤ部材63cに当接してフック部材63bを回動軸63aを中心に図1において時計回りに回動させ下枠部61bの後側に対する係合部63b1の係合を解除する。
フレーム10の中上フレーム17の上方には、中上フレーム17の左右両外側の前後方向中央部において回動軸の延びる方向が前後方向の第1の定滑車64が一対設けられている。第1の定滑車64には、それぞれ第1の紐部材65が掛けられ、第1の紐部材65の一端部は昇降台61の上枠部61aの左右両側上部において前後方向中央部に連結され、他端部は円柱形状のバランスウェイト66の上部に連結されている。バランスウェイト66の重量は、受け渡し路62上に部品Pが5本載置されたトレイTが載置された状態で昇降台61が上昇するように設定されている。これによって、受け渡し路62上に部品Pが5本載置されたトレイTが載置された状態の昇降台61は、上昇端位置においてストッパ(図示せず)に当接して上昇が止められ位置決めされるように構成されている。昇降台61が上昇端位置に位置するときの、受け渡し路62の上部が部品供給部Sである。ここで、第1の定滑車64が、特許請求の範囲の「定滑車」に相当し、第1の紐部材65が特許請求の範囲の「紐部材」に相当する。
昇降台61の下枠部61bの左右方向中央部には前後方向に延びる下枠中央フレーム61b3が配設されている。下枠中央フレーム61b3の前後方向中央部には、第2の紐部材67の一端部が連結されている。第2の紐部材67は、フレーム10に取付けられた第2の定滑車67a、第3の定滑車67b、第4の定滑車67c、第5の定滑車67d、第6の定滑車67eを経由して、他端部がレバー68に連結されている。第2の定滑車67aは、下枠中央フレーム61b3の下方において左右方向に延びる回動軸によってフレーム10に取付けられている。第3の定滑車67bは、第2の定滑車67aの前方かつ一対の前縦フレーム12の後方において上下方向に延びる回動軸によってフレーム10に取付けられている。第4の定滑車67cは、第3の定滑車67bの右方かつ下フレーム11の右端部側において前後方向に延びる回動軸によってフレーム10に取付けられている。第5の定滑車67dは、第4の定滑車67cの上方かつ一対の前縦フレーム12の上下方向中央部より若干上方において左右方向に延びる回動軸によってフレーム10に取付けられている。第6の定滑車67eは、第5の定滑車67dの前方かつ右側の前縦フレーム12の上下方向中央部より若干上方の左側面において左右方向に延びる回動軸によってフレーム10に取付けられている。レバー68は、円筒状のスライド部68aと、スライド部68aに取付けられた把持部68bと、を有する。円筒状のスライド部68aの内筒部に右側の前縦フレーム12が通され、図1に示すように、昇降台61が下降端位置にあるときレバー68は下フレーム11近傍の下端に位置する。また、図6及び図7に示すように、昇降台61が上昇端位置にあるときレバー68は右側の前縦フレーム12の上下方向中央部近傍の上端に位置する。上端にあるレバー68を押し下げて下端に至らせると、昇降台61は、第2の紐部材67に牽引されて下降し下降端位置に至って上昇動作規制手段63によって上昇が規制される。ここで、第2の定滑車67a、第3の定滑車67b、第4の定滑車67c、第5の定滑車67d、第6の定滑車67eのそれぞれが、特許請求の範囲の「他の定滑車」に相当し、第2の紐部材67が、特許請求の範囲の「他の紐部材」に相当する。
部品供給装置1が、部品投入機構20の部品載置台21上に部品Pを受け入れ、部品PをトレイTに投入して部品供給部Sから送り出し部品Pが部品使用部Uで取り出されて空になったトレイTを部品供給部Sに回収するという部品供給の一連の動作を説明する。
<部品供給装置1の初期状態>
図1〜図3に示すように、部品供給装置1の初期状態において、部品投入機構20の部品載置台21には部品供給部Sの側の作業者によって部品Pが5本載置され、部品ストッパ22のストッパ板22aによって前方への移動を阻止されている。上搬送路30の上には、部品Pが5本載置されたトレイTが2つ前方への移動を止められて載っている。後ろ側のトレイTは、その前側壁面部にトレイストッパ32のローラ32bが当接して移動が阻止されている。前側のトレイTは、その前側壁面部に受け止め機構40のストッパ43のローラ43aが当接して移動が阻止されている。受け止め機構40の受けテーブル42は回動軸41を中心に前下方に傾斜した状態で回動が止められている。そして、受けテーブル42上に載置されたトレイTが前下方に傾斜して載置された5本の部品Pを部品使用部Uの側の作業者が取り出して組み立てラインで使用可能な状態となっている。昇降機構60の昇降台61は下降端位置に位置して上昇動作規制手段63のフック部材63bが下枠部61bの後側に係合して昇降台61の上昇を止めている。一対のローラコンベア62aはその延びる方向が、下搬送路50の一対のローラコンベア51aの延びる方向に一致した状態で回動軸62dを中心とする回動が止められている。このとき、レバー68は自重によって下降し下端にあり、バランスウェイト66は図3において二点鎖線で示す上端にある。
<第1ステップ>
図4に示すように、部品使用部Uの側の作業者がトレイTから部品Pを取出して使用し、トレイTが空になると受けテーブル42が回動軸41を中心に図4において時計回りに回動する。そして、一対のローラコンベア42bの延びる方向が下搬送路50のローラコンベア51aの延びる方向に一致した状態で回動が止められ、空のトレイTを下搬送路50に自重で送り出すことができるようになる。同時に、ストッパ43も受けテーブル42と一体となって回動し、上搬送路30上の前方の部品Pが載置されたトレイTの前側壁面部からローラ43aが外れて前方に向けて自重で移動可能となる。そして、上搬送路30上の前方の部品Pが載置されたトレイTが前方に移動するとストッパリンク32aが回動軸32cを中心に図4において時計回りに回動し、上搬送路30上の後方の部品Pが載置されたトレイTの前側壁面部からローラ32bが外れて前方に向けて自重で移動可能となる。
<第2ステップ>
図5に示すように、下搬送路50のローラコンベア51a上に送り出された空のトレイTは、ローラコンベア51a上を後下方に向かって自重で移動し昇降機構60の受け渡し路62のローラコンベア62a上に載置されストッパに当接して移動が止められる。このとき、空のトレイTは、上昇動作規制手段63のワイヤ部材63cに当接してフック部材63bを回動軸63aを中心に図5において時計回りに回動させる。これによって、昇降台61の下枠部61bの後側に対する係合部63b1の係合が解除され、昇降台61が上昇可能となる。同時に、空のトレイTを送り出した受けテーブル42は、上搬送路30から前方に送り出されてきた初期状態において上搬送路30の前側にあったトレイTを受け止めこのトレイTの前側壁面部をトレイストッパ42dに当接させて移動を止める。すると、ストッパ43も受けテーブル42と一体となって回動しローラ43aがローラコンベア31aの上面から突出した状態となって、初期状態において上搬送路30の後ろ側にあったトレイTの前側壁面部に当接してこのトレイTの前方への移動を阻止する。すると、このトレイTによってストッパリンク32aが回動軸32cを中心に図5において反時計回りに回動し、ローラ32bがローラコンベア31aの上面から突出した状態となる。
<第3ステップ>
図6に示すように、昇降機構60の昇降台61は、受け渡し路62のローラコンベア62a上に空のトレイTを載置してローラコンベア62a後下方に向かって傾斜した状態でバランスウェイト66の重量により上昇する。そして、昇降台61は、上昇端位置においてストッパ(図示せず)に当接して上昇が止められ位置決めされる。このとき、昇降台61の突出部61b2は上昇の過程で部品ストッパ22のリンク部材22bの前端部側に当接してリンク部材22bを図6において時計回りに回動させる。これによって、部品投入機構20の部品載置台21に載置されて、部品ストッパ22のストッパ板22aによって前方への移動を阻止されていた5本の部品Pが自重により前方に移動可能となる。同時に、第2の紐部材67を介してレバー68が引き上げられレバー68は上端に位置する。
<第4ステップ>
図7に示すように、昇降台61が上昇端位置にある状態において受け渡し路62上の空のトレイTの中に5本の部品Pが自重により移動して投入される。すると、投入時の5本の部品Pが前方に向けて移動する勢いによって受け渡し路62は回動軸62dを中心に図7において反時計回りに回動し、ローラコンベア62aはその延びる方向が、上搬送路30のローラコンベア31aの延びる方向に一致した状態で回動が止められる。そして、部品Pが入れられたトレイTは、自重によりローラコンベア62a及びローラコンベア31aの上を前下方に移動しトレイTの前側壁面部がトレイストッパ32のローラ32bに当接して移動が止められる。トレイTを上搬送路30に受け渡した受け渡し路62は回動軸62dを中心に図7において時計回りに回動し初期状態の傾きで回動が止められる。この状態で、部品使用部Uの側の作業者がレバー68を押し下げると第2の紐部材67を介して昇降台61が引き下げられ昇降台61は下降端位置に位置し、レバー68は下端に位置する。この過程で、昇降台61の下枠部61bの後側下面が上昇動作規制手段63のフック部材63bの傾斜部63b2に当接して摺動しながら下降することによってフック部材63bを回動軸63aを中心に図7において時計回りに回動させる。そして、そして、フック部材63bは、下枠部61bの後側が傾斜部63b2を通り過ぎたとき回動付勢力によって反時計回りに回動して係合部63b1が下枠部61bの後側の上面部に係合する。これによって、昇降台61の上昇が規制される。この状態が、図1に示す部品供給装置1の初期状態である。以後、初期状態から第1ステップ〜第4ステップまでの動作を繰り返すことにより継続して部品供給部Sから部品使用部Uへの部品Pの供給が可能となる。
以上のように構成される上記実施形態は、以下のような作用効果を奏する。部品供給部Sにおいて、昇降台61が上昇端位置に位置決めされた状態で受け渡し路62から部品Pを載置したトレイTを上搬送路30に送り出すと、部品Pを載置したトレイTは自重により下り方向に移動し部品使用部Uの受け止め機構40に至る。このとき、部品使用部U側の作業者がレバー68を押し下げることで昇降台61は下降して上昇動作規制手段63により上昇動作が規制されて下降端位置に位置決めされる。受け止め機構40において部品Pが取り出されてトレイTが空になると、受け止め機構40はトレイTを下搬送路50に送り出す。トレイTは自重により下り方向に移動し受け渡し路62に至ると同時に上昇動作規制手段63が解除されバランスウェイト66の重量により昇降台61は上昇して上昇端位置に位置決めされる。ここで空のトレイTに部品Pが載置されることにより上記動作を繰り返す。これによって、電気やエア等の動力手段を使用せず部品供給作業を楽に少ないトレイTで行うことができる。なぜならば、レバー68を押し下げる動作は、屈んで空のトレイTを持ち上げる動作に比べて腰や腕にかかる負担が小さいとともにトレイTは部品供給装置1の中で循環する個数だけですむからである。
また、上搬送路30、下搬送路50及び受け止め機構40は、ローラコンベアとして形成され、受け止め機構40は下搬送路50におけるトレイTの送り方向に対して垂直な方向に延びる回動軸41を中心に回動可能に設けられており、受け止め機構40の上に載置されたトレイTが空になったとき回動して下搬送路50とローラコンベア42bの延びる方向が一致するように形成されている。これによって、簡潔な構造の受け止め機構40によって、部品Pを載置したトレイTを上搬送路30から受け入れて一時保持するとともに、部品Pが取り出されて空になったトレイTを下搬送路50に送り出すことができる。
さらに、レバー68と昇降台61とは、フレーム10に配設された第2の定滑車67a、第3の定滑車67b、第4の定滑車67c、第5の定滑車67d、第6の定滑車67eに掛けられて配設された第2の紐部材67を介して連結されており、レバー68は部品使用部Uに設けられている。これによって、レバー68を押し下げて上昇端位置に位置決めされた昇降台61を下降させて上昇動作規制手段63によって下降端位置に位置決めする操作を部品使用部Uの側の作業者が部品使用のタイミングに合わせて行えるので、作業効率が良い。
以上、特定の実施形態について説明したが、本発明は、それらの外観、構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、上実施形態においては、レバー68を部品使用部Uに設けたが、これに限らず、部品供給部Sの側に設けて部品供給部Sの側の作業者が操作するようにしてもよい。
1 部品供給装置
10 フレーム(装置本体)
30 上搬送路
31a ローラコンベア
40 受け止め機構(受け止め部)
41 回動軸
42b ローラコンベア
50 下搬送路
51a ローラコンベア
60 昇降機構
61 昇降台
62 受け渡し路
62a ローラコンベア
63 上昇動作規制手段
64 第1の定滑車(定滑車)
65 第1の紐部材(紐部材)
66 バランスウェイト
67a 第2の定滑車(他の定滑車)
67b 第3の定滑車(他の定滑車)
67c 第4の定滑車(他の定滑車)
67d 第5の定滑車(他の定滑車)
67e 第6の定滑車(他の定滑車)
67 第2の紐部材(他の紐部材)
68 レバー
P 部品
S 部品供給部
T トレイ
U 部品使用部


Claims (3)

  1. トレイに部品を載置して部品供給部から送り出し前記部品が部品使用部で取り出されて空になった前記トレイを前記部品供給部に回収する部品供給装置であって、
    前記部品供給部から前記部品使用部に向かって下り勾配で前記部品を載置した前記トレイを自重により下り方向に送る上搬送路と、
    前記上搬送路の下側に配設されて前記部品使用部から前記部品供給部の下方に向かって下り勾配で前記部品が取り出されて空になった前記トレイを自重により下り方向に送る下搬送路と、
    前記部品使用部において前記上搬送路から送られた前記トレイを受け止めて前記部品の取り出しを可能とするとともに前記部品が取り出されて空になった前記トレイを前記下搬送路に送り出す受け止め部と、
    前記部品供給部と前記部品供給部の下方との間で昇降可能な昇降台と、
    該昇降台の上において前記トレイを載置可能に設けられて前記昇降台が上昇端位置に位置決めされて前記トレイに前記部品が載置されることにより前記上搬送路に接続され前記昇降台が下降端位置に位置決めされて前記トレイが空のときに前記下搬送路に接続される受け渡し路と、
    装置本体に配設された定滑車に掛けられて一端が前記昇降台に連結されるとともに他端にバランスウェイトが吊り下げられる紐部材と、
    前記下降端位置に位置する前記昇降台の上昇動作を規制するとともに前記トレイが空の状態で前記下搬送路から前記受け渡し路に移動したとき上昇動作の規制を解除する上昇動作規制手段と、を有し、
    前記バランスウェイトは、前記受け渡し路の上に前記トレイが部品を載置した状態で載置されている状態で前記昇降台が前記上昇端位置に位置決めされるように重量が設定されており、
    装置本体に配設されたレバーが押し下げられることで前記上昇端位置に位置決めされた前記昇降台が下降して前記上昇動作規制手段を作動させて前記下降端位置に位置決めされる部品供給装置。
  2. 請求項1において、
    前記上搬送路、前記下搬送路及び前記受け止め部は、ローラコンベアとして形成され、前記受け止め部は前記下搬送路における前記トレイの送り方向に対して垂直な方向に延びる回動軸を中心に回動可能に設けられており、
    前記受け止め部の上に載置された前記トレイが空になったとき回動して前記下搬送路とローラコンベアの延びる方向が一致するように形成されている部品供給装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記レバーと前記昇降台とは、装置本体に配設された他の定滑車に掛けられて配設された他の紐部材を介して連結されており、
    前記レバーは前記部品使用部に設けられている部品供給装置。


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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102019635B1 (ko) * 2019-06-17 2019-09-06 심재범 차량용 에어컨 부품 운반트레이 순환장치
JP2021165179A (ja) * 2020-04-06 2021-10-14 トヨタ紡織株式会社 搬送装置

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