JP2015210731A - 鑑別装置及び媒体取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】判別性能を向上しつつ信頼性を高める。【解決手段】鑑別部18は、紙幣が搬送される際走行する搬送路32の一側に配され当該搬送路32に面する上側搬送面34AUが形成された上側搬送ガイド34Uと、紙幣の状態を読み取る磁気センサ読取面52Aが搬送路32よりも上側搬送ガイド34U側に設けられた磁気センサ52と、上側搬送ガイド34Uと搬送路32を挟んで対向して搬送路32の他側に配され搬送路32に面する下側搬送面34ADが形成され上側搬送ガイド34Uとの間に紙幣を搬送する紙幣搬送空間35を形成し、磁気センサ読取面52Aに対向する箇所において、磁気センサ読取面52Aに対向しない箇所よりも磁気センサ読取面52Aから離隔する方向へ屈曲する屈曲部としての下側屈曲部34CDが形成された下側搬送ガイド34Dとを設ける。【選択図】図4

Description

本発明は鑑別装置及び媒体取引装置に関し、例えば紙幣等の媒体を投入して所望の取引を行う現金自動取引装置(ATM:Automatic Teller Machine)等に適用して好適なものである。
従来、金融機関や店舗等で使用される現金自動取引装置等においては、顧客との取引内容に応じて、例えば顧客に紙幣や硬貨等の現金を入金させ、また顧客へ現金を出金するようになされている。
現金自動取引装置としては、例えば顧客との間で紙幣の授受を行う紙幣入出金部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、投入された紙幣を一時的に保留する一時保留部と、紙幣を搬送する搬送部と、金種毎に紙幣を格納する紙幣収納庫とを有するものがある。
鑑別部としては、紙幣に付された磁気インクを検出する磁気検出部と、紙幣の画像を検出する光学検出部と、紙幣の厚みを検出する厚み検出部とを内部に有するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−84059号公報
このような鑑別部は、判別性能を向上させつつ、紙幣の搬送性能を向上させて信頼性を高めることが望まれている。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、判別性能を向上しつつ信頼性を高め得る鑑別装置及び媒体取引装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の鑑別装置においては、媒体が搬送される際走行する搬送路の一側に配され当該搬送路に面する一側搬送面が形成された一側搬送ガイドと、媒体の状態を読み取る読取面が搬送路よりも一側搬送ガイド側に設けられたセンサと、一側搬送ガイドと搬送路を挟んで対向して搬送路の他側に配され、当該搬送路に面する他側搬送面が形成され一側搬送ガイドとの間に媒体を搬送する媒体搬送空間を形成し、読取面に対向する箇所において、読取面に対向しない箇所よりも読取面から離隔する方向へ屈曲する屈曲部が形成された他側搬送ガイドとを設けるようにした。
この鑑別装置は、読取面に媒体を近接させつつ、読取面に対向する箇所における搬送空間厚みを確保することができる。
また本発明の媒体取引装置においては、紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、媒体を搬送する搬送部と、媒体が搬送される際走行する搬送路の一側に配され当該搬送路に面する一側搬送面が形成された一側搬送ガイドと、媒体の状態を読み取る読取面が搬送路よりも一側搬送ガイド側に設けられたセンサと、一側搬送ガイドと搬送路を挟んで対向して搬送路の他側に配され、当該搬送路に面する他側搬送面が形成され一側搬送ガイドとの間に媒体を搬送する媒体搬送空間を形成し、読取面に対向する箇所において、読取面に対向しない箇所よりも読取面から離隔する方向へ屈曲する屈曲部が形成された他側搬送ガイドとを設けるようにした。
この媒体取引装置は、読取面に媒体を近接させつつ、読取面に対向する箇所における搬送空間厚みを確保することができる。
本発明によれば、読取面に媒体を近接させつつ、読取面に対向する箇所における搬送空間厚みを確保することができる。かくして本発明は、判別性能を向上しつつ信頼性を高め得る鑑別装置及び媒体取引装置を実現できる。
現金自動取引装置の構成を示す斜視図である。 紙幣入出金機の構成を示す左側面図である。 第1及び第2の実施の形態による鑑別部の構成を示す左側面図である。 磁気検出部の構成(1)を示す左側面図である。 第1の実施の形態による磁気ギャップローラの構成を示す斜視図である。 第1及び第2の実施の形態による鑑別部の機能構成を示すブロック図である。 第1及び第2の実施の形態によるセンサ読取タイミングを示す略線図である。 磁気検出部の構成(2)を示す左側面図である。 磁気検出部の構成(3)を示す左側面図である。 第2の実施の形態による磁気ギャップローラの構成を示す斜視図である。 第3の実施の形態による鑑別部の構成を示す左側面図である。 第3の実施の形態によるスポット反射検出部の構成を示す平面図である。 第3の実施の形態による鑑別部の機能構成を示すブロック図である。 他の実施の形態による磁気検出部の構成(1)を示す左側面図である。 他の実施の形態による磁気検出部の構成(2)を示す左側面図である。 他の実施の形態による磁気検出部の構成(3)を示す左側面図である。 他の実施の形態による磁気検出部の構成(4)を示す左側面図である。 従来の磁気検出部の構成(1)を示す左側面図である。 従来の磁気検出部の構成(2)を示す左側面図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.現金自動取引装置の構成]
図1に外観を示すように、現金自動取引装置1は、箱状の筐体2を中心に構成されており、例えば金融機関等に設置され、顧客との間で入金取引や出金取引等の現金に関する取引を行うようになされている。筐体2は、その前側に顧客が対峙した状態で紙幣の投入やタッチパネルによる操作等をしやすい箇所に接客部3が設けられている。
接客部3は、カード入出口4、入出金口5、操作表示部6、テンキー7及びレシート発行口8が設けられており、顧客との間で現金や通帳等を直接やり取りすると共に、取引に関する情報の通知や操作指示の受付を行うようになされている。カード入出口4は、キャッシュカード等の各種カードが挿入又は排出される部分である。カード入出口4の奥側には、各種カードに磁気記録された口座番号等の読み取りを行うカード処理部(図示せず)が設けられている。入出金口5は、顧客が入金する紙幣が投入されると共に、顧客へ出金する紙幣が排出される部分である。また入出金口5は、シャッタを駆動することにより開放又は閉鎖するようになされている。操作表示部6は、取引に際して操作画面を表示するLCD(Liquid Crystal Display)と、取引の種類の選択、暗証番号や取引金額等を入力するタッチパネルとが一体化されている。テンキー7は、「0」〜「9」の数字等の入力を受け付ける物理的なキーであり、暗証番号や取引金額等の入力操作時に用いられる。レシート発行口8は、取引処理の終了時に取引内容等を印字したレシートを発行する部分である。因みにレシート発行口8の奥側には、レシートに取引内容等を印字するレシート処理部(図示せず)が設けられている。
筐体2内には、現金自動取引装置1全体を統括制御する主制御部9や、紙幣に関する種々の処理を行う紙幣入出金機10等が設けられている。主制御部9は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部(図示せず)から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
以下では、現金自動取引装置1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−2.紙幣入出金機の内部構成]
紙幣入出金機10は、図2に示すように、制御部12が各部(紙幣入出金部16、搬送部24、鑑別部18、一時保留部20、紙幣収納庫26、リジェクト庫28及び取忘れ回収庫22)を統括制御する。
制御部12は、図示しないCPUを中心に構成されており、ROM、RAM、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引や出金取引等の種々の処理を行う。
紙幣入出金機10の内部には、上側に紙幣入出金部16、紙幣の金種や真偽を判定する鑑別部18、入金紙幣等を一時的に保留する一時保留部20及び取引時に顧客が紙幣入出金部16から取り忘れた紙幣を回収して格納する取忘れ回収庫22等が設けられている。
紙幣入出金部16は、顧客から投入された紙幣を1枚ずつ分離し搬送部24へ繰り出す。搬送部24は、図示しないローラやベルト等により、図中太線で示す搬送路に沿って長方形の紙幣を短手方向に搬送する。搬送部24は、鑑別部18を前後方向に挿通させるように紙幣を搬送し、当該鑑別部18の後側と一時保留部20、取忘れ回収庫22及び紙幣入出金部16とをそれぞれ接続している。また搬送部24は、鑑別部18の前側と紙幣入出金部16、紙幣収納庫26及びリジェクト庫28とを接続している。
鑑別部18は、その内部で紙幣を搬送しながら、光学素子や磁気検出素子等を用いて当該紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。これに応じて制御部12は、取得した鑑別結果に基づいて当該紙幣の搬送先を決定する。
一時保留部20は、入金時に顧客が紙幣入出金部16へ投入した紙幣を一時的に保留し、鑑別部18で入金可能と鑑別された正常紙幣を入金が確定するまで一時的に保留する一方、入金不可と鑑別されたリジェクト紙幣を、所謂後入れ先出しで紙幣入出金部16へ排出する。
また紙幣入出金機10の内部には、下側に金種別の紙幣収納庫26と、鑑別部18において破損した紙幣(いわゆる損券)と鑑別された紙幣及び5千券や2千券等の還流されない金種の紙幣を格納するリジェクト庫28とが設けられている。紙幣収納庫26は、収納排出機構により、搬送部24から搬送されてきた紙幣を取り込んで収納すると共に、収納されている紙幣を排出して搬送部24へ供給するようになされている。
かかる構成において現金自動取引装置1は、鑑別部18による紙幣の鑑別結果等をもとに主制御部9及び制御部12が各部を制御して、紙幣の入金処理、収納処理及び出金処理を行う。
すなわち現金自動取引装置1は、入金取引時、利用者により操作表示部6を介して入金取引が選択され、さらに入出金口5に紙幣が投入されると、投入された紙幣を紙幣入出金部16から1枚ずつ鑑別部18に搬送する。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき入金可能と判定された紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。一方で現金自動取引装置1は、入金に適さないと判定された紙幣については紙幣入出金部16へ戻して、シャッタを開くことで利用者に返却する。その後利用者により入金金額が確定されると、現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣を鑑別部18に搬送して鑑別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき収納可能と判定された紙幣については、その金種に応じて各紙幣収納庫26へ搬送して保管する。一方で現金自動取引装置1は、収納に適さないと判定された紙幣については、リジェクト庫28へ搬送する。
一方出金取引時、現金自動取引装置1は、利用者により操作表示部6を介して出金取引が選択され出金金額が入力されると、出金金額に応じて必要な金種毎の紙幣枚数を認識し、この金種毎の紙幣枚数に応じて各紙幣収納庫26から紙幣を繰り出して鑑別部18に搬送して鑑別結果を得る。ここで現金自動取引装置1は、鑑別部18の鑑別結果に基づき出金可能と判定された紙幣については紙幣入出金部16に搬送する。一方で現金自動取引装置1は、出金に適さないと判定された紙幣については一時保留部20に搬送して一時的に収納する。そして出金金額分の紙幣が紙幣入出金部16へ集積されると、現金自動取引装置1は、シャッタを開ける。これにより紙幣入出金部16内に集積されている紙幣の受け取りが可能な状態となり、利用者がこの紙幣を受け取る。その後現金自動取引装置1は、一時保留部20に収納している紙幣をリジェクト庫28へと搬送して保管する。
[1−3.鑑別部の構成]
鑑別部18は、図3に示すように、直方体形状の鑑別部筐体30内において、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前方向又は後方向へ走行させながら、制御部12の制御に基づき当該紙幣の鑑別処理を行うようになされている。因みに図3は、説明の都合上、鑑別部筐体30の左側板等を省略して内部の各部品を模式的に表している。
搬送路32は、上側搬送ガイド34U及び下側搬送ガイド34Dと、駆動ローラ38、40、42及び43と、従動ローラ44、46、48及び49と、基準ローラ56と、厚み検知ローラ58と、磁気ギャップローラ54とにより構成されている。駆動ローラ38、40、42及び43と磁気ギャップローラ54とは、ゴム系の弾性部材により構成されており、紙幣に対し高い摩擦力を有している。従動ローラ44、46、48及び49と厚み検知ローラ58とは、金属、樹脂、ゴム系弾性部材、又はこれらを組み合わせたものにより構成されている。また基準ローラ56は、所定の金属材料により形成されている。
上側搬送ガイド34U及び下側搬送ガイド34Dは、紙幣BLの紙面と対向する平面状の上側搬送面34AU及び下側搬送面34ADをそれぞれ有しており、互いの搬送面の間に紙幣が走行する紙幣搬送空間35を形成している。上側搬送ガイド34Uは、水平方向に沿ってほぼ直線状に延在する上側直線部34BUと、磁気センサ52近傍において下方に屈曲する上側屈曲部34CUとが形成されている。下側搬送ガイド34Dは、水平方向に沿ってほぼ直線状に延在する下側直線部34BDと、磁気センサ52近傍において下方に屈曲する下側屈曲部34CDとが形成されている。これにより紙幣搬送空間35は、上側直線部34BU及び下側直線部34BDに囲まれ水平方向に沿ってほぼ直線状に延在する搬送空間直線部35Aと、上側屈曲部34CU及び下側屈曲部34CDに囲まれ磁気センサ52近傍において下方に屈曲する搬送空間屈曲部35Bとが形成されている。
また鑑別部18には、鑑別部筐体30内を前側から後側へ向かうように、駆動ローラ43及び従動ローラ49と、厚み検出部60と、駆動ローラ42及び従動ローラ48と、光学検出部53と、駆動ローラ40及び従動ローラ46と、磁気センサ52と、駆動ローラ38及び従動ローラ44とが順次配置されている。駆動ローラ43及び従動ローラ49と、駆動ローラ42及び従動ローラ48と、駆動ローラ40及び従動ローラ46と、駆動ローラ38及び従動ローラ44とは、互いの前後方向の距離が、紙幣の短手方向の長さよりも短い長さとなるよう配置されている。また、光学検出部53と厚み検出部60とは、互いの検出部の距離が光学検出部厚み検出部間距離D1となるよう配置されており、光学検出部53と磁気検出部50とは、互いの検出部の距離が光学検出部磁気検出部間距離D2となるよう配置されている。
下側搬送ガイド34Dには、駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56と磁気ギャップローラ54とが、中心軸を左右方向に、すなわち紙幣BLの搬送方向と直交する方向に向けるよう、回転可能に取り付けられている。また駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56と磁気ギャップローラ54とは、下側搬送ガイド34Dに対し下側搬送面34ADに穿設された孔部からその外周面の一部を搬送路32側に露出させている。さらに駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56と磁気ギャップローラ54とは、図示しないアクチュエータから駆動力が伝達されることにより、能動的に回転する。
一方、上側搬送ガイド34Uにおける駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56と対向する箇所には、従動ローラ44、46、48及び49と厚み検知ローラ58とが、中心軸を左右方向に向けて回転可能で且つ上下方向に移動可能に取り付けられている。また従動ローラ44、46、48及び49と厚み検知ローラ58とは、図示しない圧縮ばねにより、それぞれ駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56とに押し付けられている。このため、従動ローラ44、46、48及び49と厚み検知ローラ58とは、搬送路32に沿って紙幣BLが搬送されてきた場合、当該紙幣BLをそれぞれ駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56とに押し付ける。駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56とは、回転力を紙幣BLに伝達することにより、当該紙幣BLを搬送路32に沿って前後方向へ搬送する。
厚み検出部60の厚み検知ローラ58の上方には、変位センサ59が設けられている。変位センサ59は、厚み検知ローラ58が基準ローラ56へ当接するときの位置を基準とし、厚み検知ローラ58の相対的な変位量を検出する。鑑別部18は、この検出結果と予め記憶している厚さの基準値とを比較することにより、変位量が紙幣1枚分又は複数枚分の何れに相当するかを判定し、折れ曲がりや異物の貼り付け等の有無を判断する。
かかる構成により厚み検出部60では、搬送路32に何も搬送されていない場合、圧縮ばねの作用により厚み検知ローラ58を基準ローラ56に当接させる。これにより厚み検知ローラ58は、基準ローラ56から回転駆動力を伝えられ、当該基準ローラ56の回転に合わせて回転する。このとき厚み検出部60は、変位センサ59により厚み検知ローラ58が基準となる高さに位置していることを検出する。その一方で厚み検出部60では、搬送路32に紙幣BLが搬送されている場合、厚み検知ローラ58と基準ローラ56との間に当該紙幣BLを挟持するため、当該紙幣BLの厚さに応じて厚み検知ローラ58が上方向へ変位する。このとき厚み検出部60は、変位センサ59により厚み検知ローラ58の変位量を検出する。
光学検出部53は、上側反射透過センサユニット53Uと下側反射透過センサユニット53Dとにより構成されている。
上側反射透過センサユニット53Uは、下方向へ向けて所定の照射光を照射すると共に、当該照射光の一部が紙幣BLの上側表面において反射されてなる反射光を受光する。この反射光は、紙幣BLの上側における光の反射パターンを表すことになる。また上側反射透過センサユニット53Uは、下方向へ向けて所定の照射光を照射し、下側反射透過センサユニット53Dは、当該照射光のうち紙幣BLを透過してなる透過光を受光する。この透過光は、紙幣BLにおける上側から下側への光の透過パターンを表すことになる。
下側反射透過センサユニット53Dは、上方向へ向けて所定の照射光を照射すると共に、当該照射光の一部が紙幣BLの下側表面において反射されてなる反射光を受光する。この反射光は、紙幣BLの下側における光の反射パターンを表すことになる。また下側反射透過センサユニット53Dは、上方向へ向けて所定の照射光を照射し、上側反射透過センサユニット53Uは、当該照射光のうち紙幣BLを透過してなる透過光を受光する。この透過光は、紙幣BLにおける下側から上側への光の透過パターンを表すことになる。
かかる構成により光学検出部53は、紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを検出し、鑑別部18は、光学検出部53から取得した紙幣BLの反射パターン及び透過パターンを用いて当該紙幣BLの真偽や金種、或いは損傷の程度(正損)等を判定する。
磁気検出部50は、搬送路32の上側に磁気センサ52が配置されている。磁気ギャップローラ54は、その外周面である磁気ギャップローラ外周面54Fと、磁気センサ52において磁気を検出する面である磁気センサ読取面52Aとの間隙を僅かに空けて配されている。紙幣BLは、局所的に磁性を帯びた磁気インクを用いて印刷されている。そこで磁気検出部50は、磁気センサ52により、搬送路32を搬送される紙幣BLの磁気を検出する。鑑別部18は、磁気検出部50から取得した紙幣BLの磁気検出結果を用いて当該紙幣の真偽や金種等を判定する。
[1−4.磁気検出部の構成]
図4に示すように、磁気センサ52は、磁気センサ読取面52Aを上側搬送面34AUから露出させた状態で鑑別部筐体30に取り付けられている。図5に示すように、磁気ギャップローラ54は、オーステナイト系ステンレス等の非磁性物質で形成されたシャフト54Aに、例えば加硫ゴム等のゴム系弾性部材である複数の円筒形のローラ54Bと、中心軸を左右方向に向けて回転可能な回転軸54Cとが取り付けられた構成となっている。
磁気ギャップローラ54は、磁気センサ読取面52Aに対向する下側搬送ガイド34Dに、当該磁気センサ読取面52Aに対し離接するよう上下方向に移動可能に取り付けられている。磁気ギャップローラ54は、図示しない圧縮ばねにより回転軸54Cが上側に押し付けられており、ローラ54Bの外周面である磁気ギャップローラ外周面54Fと磁気センサ読取面52Aとの間隙が0.2〜0.5mm程度(紙幣厚みの2〜5倍程度)となるよう、鑑別部筐体30又は磁気検出部50に設けたリミッタ(図示せず)に回転軸54Cが突き当たっている。
上側搬送ガイド34Uは、前後方向における磁気センサ52の磁気センサ読取面52Aが位置しているセンサ読取面配置位置Ps1において、磁気センサ読取面52Aが位置していないセンサ読取面非配置位置Ps2(すなわち上側直線部34BU)よりも下側に位置するよう、当該磁気センサ読取面52Aの前端の前方から後端の後方までに亘って水平方向に延在する平板状の上側水平部36AUが形成されており、この上側水平部36AUにおいて紙幣搬送空間35に面する箇所に上側水平面37AUが形成されている。
上側水平部36AUの後端からは、上側直線部34BUに向かって傾斜する平板状の上側後方傾斜部36CUが形成されており、この上側後方傾斜部36CUにおいて紙幣搬送空間35に面する箇所に上側後方傾斜面37CUが形成されている。
上側水平部36AUの前端からは、上側直線部34BUに向かって傾斜する平板状の上側前方傾斜部36BUが形成されており、この上側前方傾斜部36BUにおいて紙幣搬送空間35に面する箇所に上側前方傾斜面37BUが形成されている。
下側搬送ガイド34Dは、センサ読取面配置位置Ps1においてセンサ読取面非配置位置Ps2よりも下側に位置し磁気センサ読取面52Aから離隔するよう、当該磁気センサ読取面52Aの前端の前方から後端の後方までに亘って水平方向に延在する平板状の下側水平部36ADが、上側搬送面34AUと下側搬送面34ADと間の距離である搬送面間距離Dpがセンサ読取面非配置位置Ps2と同等となるよう上側水平部36AUに対向して形成されており、この下側水平部36ADにおいて紙幣搬送空間35に面する箇所に下側水平面37ADが形成されている。
下側水平部36ADの後端からは、下側直線部34BDに向かって傾斜する平板状の下側後方傾斜部36CDが、搬送面間距離Dpが搬送空間直線部35Aと同等となるよう上側後方傾斜部36CUに対向して形成されており、この下側後方傾斜部36CDにおいて紙幣搬送空間35に面する箇所に下側後方傾斜面37CDが形成されている。
下側水平部36ADの前端からは、下側直線部34BDに向かって傾斜する平板状の下側前方傾斜部36BDが、搬送面間距離Dpが搬送空間直線部35Aと同等となるよう上側前方傾斜部36BUに対向して形成されており、この下側前方傾斜部36BDにおいて紙幣搬送空間35に面する箇所に下側前方傾斜面37BDが形成されている。
これらの上側水平部36AU、上側前方傾斜部36BU及び上側後方傾斜部36CUにより、上側屈曲部34CUが形成されており、下側水平部36AD、下側前方傾斜部36BD及び下側後方傾斜部36CDにより、下側屈曲部34CDが形成されている。また上側屈曲部34CUと下側屈曲部34CDとにより、搬送空間屈曲部35Bが形成されている。また、搬送面間距離Dpは、センサ読取面非配置位置Ps2とセンサ読取面配置位置Ps1との両方においてほぼ一定に保たれている。
ところで、紙幣は駆動ローラ38及び従動ローラ44と、駆動ローラ40及び従動ローラ46とにそれぞれ挟持されることにより搬送されるため、紙幣が走行する搬送路32は、駆動ローラ38と従動ローラ44とが当接する箇所における当該駆動ローラ38及び従動ローラ44の外周面に対する接線と、駆動ローラ40と従動ローラ46とが当接する箇所における当該駆動ローラ40及び従動ローラ46の外周面に対する接線とを結んだ直線の延長線上となる。より具体的には、搬送路32は、能動的に回転する駆動ローラ38と紙幣との接触点である当該駆動ローラ38の外周面の上端部に対する接線と、駆動ローラ40と紙幣との接触点である当該駆動ローラ40の外周面の上端部に対する接線とを結んだ直線上となる。
ここで、上側搬送ガイド34Uは、センサ読取面配置位置Ps1において、センサ読取面配置位置Ps1よりも搬送路32と上側搬送面34AUとの間隔が狭まり上側搬送面34AUが搬送路32に近接するよう凹形状となっており、下側搬送ガイド34Dは、センサ読取面配置位置Ps1において、センサ読取面配置位置Ps1よりも搬送路32と下側搬送面34ADとの間隔が広がり下側搬送面34ADが搬送路32から離隔するよう凸形状となっている。
このため搬送路32は、センサ読取面非配置位置Ps2においては、紙幣搬送空間35の上下位置のほぼ中央に、センサ読取面配置位置Ps1においては紙幣搬送空間35の上下位置のほぼ上端に位置する事となる。また磁気センサ52は、磁気センサ読取面52Aが紙幣搬送空間35内に突出しないよう、上側水平面37AUよりも搬送路32から僅かに離隔して設けられている。
これにより磁気検出部50は、磁気センサ52の磁気センサ読取面52Aの近傍を紙幣BLを通過させ、S/N(Signal/Noise)比を向上させることができる。
[1−5.判別処理]
鑑別部18は、図6に示すように、鑑別制御部62が各部を統括制御し、紙幣を判別する判別処理を行う。図6に示すように、鑑別制御部62は、センサデータ取得転送部63と、図示しないモータ回転信号や駆動ローラの回転検知センサに接続され紙幣情報を取得する所定のタイミングを示すタイミング情報を生成するデータ取得タイミング生成部64と、リングバッファであり光学検出部53のデータを環状に蓄積する光学検出部データ蓄積部67と、リングバッファであり磁気検出部50のデータを環状に蓄積する磁気検出部データ蓄積部68と、リングバッファであり厚み検出部60のデータを環状に蓄積する厚み検出部データ蓄積部69と、紙幣先端後端判別部65と、厚み検出部60及び磁気検出部50における紙幣の先端及び後端の位置を計算するセンサ先端位置後端位置計算部66と、紙幣鑑別処理部70とにより構成されている。
センサデータ取得転送部63は、データ取得タイミング生成部64からタイミング情報を取得し、当該タイミング情報により示されるタイミングで光学検出部53、磁気検出部50及び厚み検出部60からデータを取得し、光学検出部データ蓄積部67、磁気検出部データ蓄積部68及び厚み検出部データ蓄積部69にそれぞれ転送する。またセンサデータ取得転送部63は、紙幣先端後端判別部65に光学検出部53のデータを転送する。
紙幣先端後端判別部65は、センサデータ取得転送部63から取得した光学検出部53のデータに基づき、紙幣の先端又は後端の判別を逐次実施し、判別結果を光学紙幣位置判別結果としてセンサ先端位置後端位置計算部66に送出する。
センサ先端位置後端位置計算部66は、紙幣先端後端判別部65から取得した光学紙幣位置判別結果に基づき、磁気検出部50及び厚み検出部60における紙幣の先端及び後端の位置を計算し、計算結果を磁気厚み紙幣位置計算結果として光学紙幣位置判別結果と共に紙幣鑑別処理部70へ送出する。
紙幣鑑別処理部70は、センサ先端位置後端位置計算部66から、光学紙幣位置判別結果及び磁気厚み紙幣位置計算結果を取得することにより、光学検出部53、磁気検出部50及び厚み検出部60における紙幣の先端及び後端の位置を認識する。また紙幣鑑別処理部70は、光学検出部データ蓄積部67、磁気検出部データ蓄積部68及び厚み検出部データ蓄積部69から、紙幣の先端から後端までのデータを読み取り、さらに磁気検出部データ蓄積部68及び厚み検出部データ蓄積部69から、紙幣の先端から前に通過した紙幣の後端までのデータを読み取る。紙幣鑑別処理部70は、光学検出部53における紙幣全面の紙幣情報と、厚み検出部60及び磁気検出部50において紙幣が無い状態と紙幣全面との差分を取った紙幣情報とを、予め記憶している基準値と比較することにより、紙幣の金種及び真偽、並びに損傷の程度等(正損)を鑑別し、その鑑別結果を制御部12へ通知する。
かかる構成においてセンサデータ取得転送部63は、データ取得タイミング生成部64において生成されたタイミングで、厚み検出部60の取得データを厚み検出部データ蓄積部69に、光学検出部53の取得データを光学検出部データ蓄積部67及び紙幣先端後端判別部65に、磁気検出部50の取得データを磁気検出部データ蓄積部68に、それぞれ逐次転送する。
紙幣先端後端判別部65は、光学検出部53のデータ内に僅かに紙幣先端が検知されたタイミングを図7に示す光学検出部先端タイミングt1とし、当該光学検出部先端タイミングt1を示す情報をセンサ先端位置後端位置計算部66に送出する。
センサ先端位置後端位置計算部66は、光学検出部先端タイミングt1に対し、光学検出部厚み検出部間距離D1(図3)をデータ取得タイミングに換算した時間である光学検出部厚み検出部間時間T1だけ時間をずらしたタイミングと、光学検出部磁気検出部間距離D2をデータ取得タイミングに換算した時間である光学検出部磁気検出部間時間T2だけ時間をずらしたタイミングとを計算し、それぞれ厚み検出部先端タイミングt2と磁気検出部先端タイミングt3とし、光学検出部先端タイミングt1、厚み検出部先端タイミングt2及び磁気検出部先端タイミングt3を示す情報を紙幣鑑別処理部70に送出する。
また紙幣先端後端判別部65は、光学検出部53のデータ内において僅かに紙幣先端が検知された後に、紙幣BLがさらに搬送され、最初に紙幣がなくなったタイミングを光学検出部後端タイミングt4とし、当該光学検出部後端タイミングt4を示す情報をセンサ先端位置後端位置計算部66に送出する。
センサ先端位置後端位置計算部66は、光学検出部後端タイミングt4に対し、光学検出部厚み検出部間時間T1だけ時間をずらしたタイミングと、光学検出部磁気検出部間時間T2だけ時間をずらしたタイミングとを計算し、それぞれ厚み検出部後端タイミングt5と、磁気検出部後端タイミングt6とし、光学検出部後端タイミングt4、厚み検出部後端タイミングt5及び磁気検出部後端タイミングt6を示す情報を紙幣鑑別処理部70に送出する。
紙幣鑑別処理部70は、光学検出部先端タイミングt1から光学検出部後端タイミングt4までの期間で光学検出部データ取得期間T3のデータを光学検出部データ蓄積部67から読み取り、厚み検出部先端タイミングt2から厚み検出部後端タイミングt5までの期間である厚み検出部データ取得期間T4のデータを厚み検出部データ蓄積部69から読み取り、磁気検出部先端タイミングt3から磁気検出部後端タイミングt6までの期間である磁気検出部データ取得期間T5のデータを磁気検出部データ蓄積部68から読み取り、紙幣の判別処理を行う。
図7においては、テープTPが貼り付けられた紙幣BLが示されており、光学検出部データ蓄積部67には、当該テープTPと、磁気反応する箇所である磁気反応箇所MR1及びMR2とが付された紙幣BLが画像として保存されている。また厚み検出部データ蓄積部69には、紙幣BLの厚みとテープTPの厚みとを検出したデータが保存され、磁気検出部データ蓄積部68には、磁気反応箇所MR1及びMR2を検出したデータが保存されている。因みに図7においてチャンネル(ch)は、左右方向に複数個並べられた変位センサ59及び磁気センサ52に対応している。
このように鑑別部18は、光学検出部53のデータに基づき、厚み検出部60及び磁気検出部50を紙幣が走行するタイミングを算出し、当該タイミングに基づき、厚み検出部60及び磁気検出部50において紙幣の紙幣情報を取得するようにした。
このため鑑別部18は、光学検出部53で取得した紙幣の絵や文字、記番号等の反射パターンや透過パターンの特徴の位置と、磁気検出部50で取得した紙幣の磁気反応箇所MR1及びMR2の位置と、厚み検出部60で取得した紙幣の厚みが存在する位置とを高い精度で合わせることができる。例えば鑑別部18は、光学検出部53で取得した紙幣におけるテープTPが貼られた箇所の、テープTPが貼られていない箇所に対する色の僅かな違いといった反射パターンや透過パターンの位置と、厚み検出部60で取得した紙幣の厚み出力の位置とを高い精度で合わせることができ、高い精度での判別処理を行うことができる。
また、従来の鑑別部においては、紙幣が鑑別部に進入したことを検出する進入検知センサを設け、当該進入検知センサが紙幣を検出してから所定のディレイをかけた後に厚み検出部、光学検出部及び磁気検出部で紙幣を検出するものがあった。
これに対し鑑別部18は、光学検出部53のデータに基づき、厚み検出部60及び磁気検出部50を紙幣が走行するタイミングを算出し、当該タイミングに基づき、厚み検出部60及び磁気検出部50から紙幣の紙幣情報を取得するため、光学検出部53で紙幣を検出したタイミングから遡って、当該光学検出部53よりも紙幣の搬送方向の上流側に位置する厚み検出部60及び磁気検出部50における紙幣の検出タイミングを設定するようにした。これにより鑑別部18は、進入検知センサを省略することができ、部材点数を削減することができる。
なお以上は前側から後側へ向かって紙幣が搬送される場合の動作について説明したが、後側から前側へ向かって紙幣が搬送される場合、鑑別部18は、タイミングをずらす時間の方向等を逆にし、上述した処理と同様の処理を行う。
[1−6.動作及び効果]
以上の構成において、入金処理を行う場合、駆動ローラ38、40、42及び43と基準ローラ56とに、図示しないアクチュエータから駆動力が伝達される。紙幣BLが前側から鑑別部18に搬送されると、まず駆動ローラ43と従動ローラ49とに挟まれる状態となり、従動ローラ49により駆動ローラ43に押し付けられて後方向への駆動力が伝達され、後方向に移動し厚み検出部60に搬送される。
紙幣BLは、厚み検知ローラ58を駆動力により押し上げ、基準ローラ56と厚み検知ローラ58とに挟まれた状態となる。変位センサ59は、厚み検知ローラ58の変位量を検出する。また、紙幣BLは厚み検知ローラ58により基準ローラ56に向かって下方向に押し付けられ、後方向への駆動力が伝達される。
紙幣BLは、基準ローラ56及び厚み検知ローラ58からの駆動力により後方向に搬送され、従動ローラ48を上方向に押し上げ、駆動ローラ42と従動ローラ48とに挟まれた状態となる。紙幣BLは従動ローラ48により駆動ローラ42に向かって下方向に押し付けられ、後方向への駆動力が伝達される。
紙幣BLは、従動ローラ48及び駆動ローラ42からの駆動力により光学検出部53に搬送される。光学検出部53は、紙幣BLの光学的な反射パターン及び透過パターンを取得する。また紙幣BLは、従動ローラ48及び駆動ローラ42からの駆動力により後方向に搬送され、従動ローラ46を上方向に押し上げ、駆動ローラ40と従動ローラ46とに挟まれた状態となる。紙幣BLは従動ローラ46により駆動ローラ40に向かって下方向に押し付けられ、後方向への駆動力が伝達される。
紙幣BLは、従動ローラ46及び駆動ローラ40からの駆動力により磁気センサ52に搬送される。磁気センサ読取面52Aが搬送路32の上側近傍に配置されており、且つ磁気ギャップローラ外周面54Fが当該磁気センサ読取面52Aに対し僅かな隙間を空けて配置されていることにより、紙幣BLは磁気センサ読取面52A近傍を通過する。
これにより鑑別部18は、磁気センサ52が取得するデータのS/N(Signal/Noise)比を向上させ、高い精度での判別処理を行うことができる。
紙幣BLは、磁気ギャップローラ54からの駆動力により後方向に搬送され、従動ローラ44を上方向に押し上げ、駆動ローラ38と従動ローラ44とに挟まれた状態となる。紙幣BLは従動ローラ44により駆動ローラ38に向かって下方向に押し付けられ、後方向への駆動力が伝達される。
ここで、図18(A)に示す従来の磁気検出部750のように、磁気センサ52の磁気センサ読取面52Aが紙幣搬送空間35内部に突出しないよう上側搬送面34AU近傍に設けられ、磁気ギャップローラ54が当該磁気センサ読取面52Aと僅かな隙間を空けて配置されるものがある。
磁気検出部750においては、折れがついていたり複数の紙幣が重なったりして磁気センサ読取面52Aと磁気ギャップローラ外周面54Fとの間隔よりも厚くなっている箇所が存在する異常紙幣が搬送された場合、図18(C)に示すように、紙幣BLに接触した磁気ギャップローラ54が下側搬送面34ADまで退避することにより、磁気ギャップローラ54と磁気センサ読取面52Aとの間には、紙幣が走行し得る紙幣搬送空間35の厚みである搬送空間厚みが搬送面間距離Dpと同等の空間が形成されるため、搬送性能を確保することができる。
しかしながら磁気検出部750においては、折れ等がついていない正常紙幣が搬送された場合、図18(B)に示すように、紙幣搬送空間35の中央に設定された搬送路32を紙幣BLが走行し、磁気ギャップローラ54を下側に押し下げる。このとき紙幣BLと磁気センサ読取面52Aとの間には大きな隙間が存在する。このように磁気検出部750は、紙幣BLが磁気センサ読取面52Aから離隔した位置を走行してしまうため、良好な判別性能を得られなくなってしまう。
これに対し図19(A)に示す従来の磁気検出部850のように、磁気センサ52の磁気センサ読取面52Aを紙幣搬送空間35内部に突出するよう設けるものがある。
磁気検出部850においては、正常紙幣が搬送された場合、図19(B)に示すように、紙幣搬送空間35の中央に設定された搬送路32を紙幣BLが走行し、磁気ギャップローラ54を下側に押し下げる。このとき紙幣BLと磁気センサ読取面52Aとの間には僅かな隙間しか存在しない。このため磁気検出部850は、磁気センサ読取面52Aに近接した位置において紙幣BLを走行させることができるため、良好な判別性能を得ることができる。
しかしながら磁気検出部850においては、異常紙幣が搬送された場合、図19(C)に示すように、紙幣BLは下側搬送面34ADまでしか磁気ギャップローラ54を押し下げることができないため、磁気ギャップローラ54と磁気センサ読取面52Aとの間には、搬送空間厚みが搬送面間距離Dpよりも狭い空間しか形成されなくなり、紙幣BLがジャムしてしまい、良好な搬送性能が得られなくなってしまう。
これに対し本実施の形態による磁気検出部50は、下側搬送ガイド34Dにおける、磁気センサ読取面52Aに対向する箇所を、磁気センサ読取面52Aに対向しない箇所よりも紙幣の搬送方向に直交する方向である下方向へ屈曲させて、当該磁気センサ読取面52Aから離隔させるようにした。
磁気検出部50においては、正常紙幣が搬送された場合、図8に示すように、センサ読取面非配置位置Ps2において紙幣搬送空間35の上下位置のほぼ中央に位置する搬送路32を走行する紙幣BLは、センサ読取面配置位置Ps1において磁気センサ読取面52Aの近傍、すなわち磁気センサ読取面52Aとの接触による擦れを防ぎつつ良好なS/N比が得られる位置を搬送する。これにより磁気検出部850は、良好な判別性能を得ることができる。
一方磁気検出部50においては、僅かなめくれ、ヨレや皺等が発生した紙幣が搬送された場合、紙幣に接触した磁気ギャップローラ54が当該紙幣に対し上方向に荷重を加えることにより、磁気センサ読取面52Aと磁気ギャップローラ外周面54Fとの間隔に収まるよう当該紙幣の変形を矯正しつつ搬送させる。また磁気検出部50においては、異常紙幣が搬送された場合、図9に示すように、紙幣BLに接触した磁気ギャップローラ54は、最も下側まで移動する際は下側水平面37ADまで退避すると共に当該紙幣BLを搬送させる。これにより、磁気ギャップローラ54と磁気センサ読取面52Aとの間には搬送空間厚みが搬送面間距離Dpと同等の空間が形成されるため、磁気検出部50は、良好な搬送性能を得ることができる。
このように鑑別部18は、良好な判別性能と、良好な搬送性能とを両立させることができる。
また駆動ローラ43及び従動ローラ49と、駆動ローラ42及び従動ローラ48と、駆動ローラ40及び従動ローラ46と、駆動ローラ38及び従動ローラ44とは、互いの前後方向の距離が、紙幣の短手方向の長さよりも短い長さとなるよう配置されている。このため鑑別部18は、厚み検出部60、光学検出部53及び磁気検出部50において紙幣BLの紙幣情報を読み取る際、駆動ローラ43及び従動ローラ49、駆動ローラ42及び従動ローラ48、駆動ローラ40及び従動ローラ46、又は駆動ローラ38及び従動ローラ44の何れかのうち前後に対向する組み合わせに、確実に紙幣BLを挟み込む状態とすることができる。これにより鑑別部18は、センサ通過中に安定した紙幣情報を読み取ることができ、高い精度での判別処理を行うことができる。
さらに鑑別部18は、光学検出部53の前後方向に最も近いローラに、ゴム系の材料でできた駆動ローラ40及び42を配置するようにした。これにより鑑別部18は、基準ローラ56のような金属製のローラと比較して、ゴム系のローラである駆動ローラ40及び42の方が紙幣に対する摩擦力が高いため、紙幣が従動ローラ46及び48を押し上げる際の負荷を小さくでき、光学検出部53において紙幣を読み取る際の当該紙幣の変動を小さくでき、高い精度での判別処理を行うことができる。
なお以上は前側から後側へ向かって紙幣が搬送される場合の動作について説明したが、後側から前側へ向かって紙幣が搬送される場合は、各ローラの回転方向等が逆になる。
以上の構成によれば鑑別部18は、紙幣としての媒体が搬送される際走行する搬送路32の一側に配され当該搬送路32に面する上側搬送面34AUが形成された上側搬送ガイド34Uと、紙幣の状態を読み取る磁気センサ読取面52Aが搬送路32よりも上側搬送ガイド34U側に設けられた磁気センサ52と、上側搬送ガイド34Uと搬送路32を挟んで対向して搬送路32の他側に配され搬送路32に面する下側搬送面34ADが形成され上側搬送ガイド34Uとの間に紙幣を搬送する紙幣搬送空間35を形成し、磁気センサ読取面52Aに対向する箇所において、磁気センサ読取面52Aに対向しない箇所よりも磁気センサ読取面52Aから離隔する方向へ屈曲する屈曲部としての下側屈曲部34CDが形成された下側搬送ガイド34Dとを設けるようにした。これにより鑑別部18は、磁気センサ読取面52Aに紙幣を近接させつつ、磁気センサ読取面52Aに対向する箇所における搬送空間厚みを確保することができ、判別性能を向上しつつ信頼性を高めることができる。
[2.第2の実施の形態]
[2−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第2の実施の形態による現金自動取引装置101の紙幣入出金機110は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、鑑別部118が鑑別部18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[2−2.鑑別部の構成]
図3に示すように、第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18と比べて、磁気検出部150の磁気ギャップローラ154が磁気検出部50の磁気ギャップローラ54と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
図10に示すように、磁気ギャップローラ154は、オーステナイト系ステンレス等の非磁性物質で形成されたシャフト154Aに、複数のローラ部材154Eのボス部材154Dと、中心軸を左右方向に向けて回転可能な回転軸154Cとが取り付けられた構成となっている。ローラ部材154Eは、4組のローラ組154Gが加硫ゴム等のゴム系弾性部材のボス部材154Dと一体化しており、当該ローラ組154Gは、例えば加硫ゴム等のゴム系弾性部材であり幅が2mm程度の円盤状である2枚のローラ154Bが、ローラ54B(図5)の左右方向の幅とほぼ同じ間隔を空けて配置されている。
磁気ギャップローラ154は、磁気センサ読取面52Aに対向する下側搬送ガイド34Dに、上下方向に移動可能に取り付けられている。磁気ギャップローラ154は、図示しない圧縮ばねにより回転軸154Cが上側に押し付けられており、ローラ154Bの磁気ギャップローラ外周面154Fと磁気センサ読取面52Aとの間隙が0.2〜0.5mm程度(紙幣厚みの2〜5倍程度)となるよう、鑑別部筐体30又は磁気検出部50に設けたリミッタ(図示せず)に回転軸154Cが突き当たっている。
[2−3.動作及び効果]
以上の構成において、鑑別部118は、鑑別部18と同様の動作をすることにより、厚み検出部60、光学検出部53及び磁気センサ52により紙幣情報を読み取る。
ここで、紙幣は、磁気反応を持ったインクが印刷されているため、紙幣が搬送される際に、磁気ギャップローラ154表面に磁気反応を持ったインクが付着することがある。
これに対し磁気ギャップローラ154は、磁気ギャップローラ54よりも薄いディスク状の複数のローラ154Bにより構成されているため、搬送路32に露出する表面積がローラ54Bよりも小さくなっている。このため、磁気反応を持ったインクがローラ154Bに付着する可能性はローラ54Bよりも小さくなる。このため鑑別部118は、磁気ギャップローラ154の回転を磁気反応として誤検出する可能性を低減し、さらに高い精度で磁気センサ52のデータを取得できる。
また磁気ギャップローラ154は、紙幣に対する摩擦力を磁気ギャップローラ54よりも低減させることができるため、回転する際、下側搬送面34ADに穿設された孔部に紙幣を巻き込んでしまう可能性を低減できる。
その他第2の実施の形態による鑑別部118は、第1の実施の形態による鑑別部18とほぼ同様の作用効果を奏する。
[3.第3の実施の形態]
[3−1.紙幣入出金機の構成]
図1及び図2に示すように、第3の実施の形態による現金自動取引装置201の紙幣入出金機210は、第1の実施の形態による現金自動取引装置1の紙幣入出金機10と比べて、鑑別部218が鑑別部18と異なっているものの、それ以外は同様に構成されている。
[3−2.鑑別部の構成]
図11及び図12に示すように、第3の実施の形態による鑑別部218は、第1の実施の形態による鑑別部18と比べて、スポット反射検出部80が追加されているものの、それ以外は同様に構成されている。
従動ローラ46は、2個のローラ46Aを一組とするローラ組46Bが左右に一組ずつ配されており、対向する駆動ローラ40から駆動力を得るため、左右のローラ組46B同士は、中心軸が連結されていない。スポット反射検出部80は、蛍光反応を取得するセンサであり、ローラ組46Bの間における駆動ローラ40の中心軸の上側において読取部を搬送路32の方向に向けるよう鑑別部筐体30に固定されている。
図13に示すように鑑別部218は、鑑別部18(図6)と比べて、図6に示すようにスポット反射検出部80及びスポット反射検出部データ蓄積部82が追加されている。スポット反射検出部データ蓄積部82は、センサデータ取得転送部63から転送されるデータを蓄積し、且つ紙幣鑑別処理部70により読み出すことができるよう構成されている。
[3−3.動作及び効果]
以上の構成において、鑑別部218は、鑑別部18と同様の動作をすることにより、厚み検出部60、光学検出部53及び磁気センサ52により紙幣情報を読み取る。
鑑別部218は、厚み検出部60、光学検出部53及び磁気センサ52が紙幣のデータを読み取るときと同様に、スポット反射検出部80により当該スポット反射検出部80の下側の搬送路32を紙幣が通過する際にデータを取得し、センサデータ取得転送部63により、スポット反射検出部データ蓄積部82にデータを転送する。
また鑑別部218は、スポット反射検出部80と光学検出部53との距離を用いて、スポット反射検出部80における紙幣の先端タイミング及び後端タイミングをセンサ先端位置後端位置計算部66により算出し、先端タイミングから後端タイミングまでの範囲のデータをスポット反射検出部データ蓄積部82から紙幣鑑別処理部70により取得し、光学検出部データ蓄積部67、磁気検出部データ蓄積部68及び厚み検出部データ蓄積部69から取得したデータと併せて紙幣の判別処理を行う。
スポット反射検出部80は、蛍光反応を取得するセンサであるため、紙幣の上下方向の位置により出力が大きく変化する。これに対しスポット反射検出部80は、側面視において従動ローラ46と重なるよう配置されている。これによりスポット反射検出部80が読み取る紙幣は駆動ローラ40と従動ローラ46とに挟まれた状態となっているため、搬送路32における上下方向の位置が安定している。
このように鑑別部218は、光学検出部53、厚み検出部60及び磁気検出部50から取得するデータに加えて、スポット反射検出部80から取得するデータを用いることにより、さらに高い精度で紙幣情報を読み取ることができ、高い精度で紙幣の判別処理を行うことができる。
[4.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、センサ読取面非配置位置Ps2とセンサ読取面配置位置Ps1との両方において、搬送面間距離Dpをほぼ一定にする場合について述べた。本発明はこれに限らず、図14に示す磁気検出部350の搬送空間屈曲部335Bのように、下側水平部336ADの位置を、下側水平部36ADよりもさらに磁気センサ読取面52Aから離隔させることにより、センサ読取面配置位置Ps1の搬送面間距離Dpを、センサ読取面非配置位置Ps2の搬送面間距離Dpよりも大きくするようにしても良い。この場合、磁気ギャップローラ54が磁気検出部50よりも下側へ大きく退避できるため、より紙幣を安定的に搬送することができる。
また上述した実施の形態においては、平板状の上側水平部36AU、上側前方傾斜部36BU、上側後方傾斜部36CU、下側水平部36AD、下側前方傾斜部36BD及び下側後方傾斜部36CDにより、搬送空間屈曲部35Bを形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、図15に示す磁気検出部450のように、下方に向かって湾曲する上側湾曲部86U及び下側湾曲部86Dにより搬送空間屈曲部435Bを構成し、下側湾曲部86Dを磁気センサ読取面52Aから離隔させても良い。要は磁気センサ読取面52Aに対向する下側搬送面34ADが当該磁気センサ読取面52Aから離隔していれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、磁気センサ読取面52Aを紙幣搬送空間35内に突出させない場合について述べた。本発明はこれに限らず、図16に示す磁気検出部550の搬送空間屈曲部535Bのように、上側搬送ガイド34Uに上側後方傾斜部36CU、上側水平部36AU及び上側前方傾斜部36BUを形成せず、当該上側搬送ガイド34Uに穿設された孔部から磁気センサ読取面52Aを紙幣搬送空間35内に突出させても良い。その場合、磁気センサ読取面52Aの前後方向の角が面取りされていると、紙幣を当該磁気センサ読取面52Aに引っ掛かり難くすることができる。
さらに上述した実施の形態においては、前後方向に紙幣を搬送する鑑別部18、118及び218に本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、前方から後方に向かって、又は後方から前方へ向かっての何れか一方向にしか紙幣を搬送しない鑑別部の場合、例えば後方から前方へ向かって一方向に紙幣を搬送する鑑別部の磁気検出部650の搬送空間屈曲部635Bを図17に示すように、紙幣の搬送方向の上流(後方)から下流(前方)に向かって、上側後方傾斜面37CU及び下側後方傾斜面37CDと上側水平面37AU及び下側水平面37ADとが形成される一方、上側前方傾斜面37BU及び上側前方傾斜面37BUは形成されていなくても良い。
さらに上述した実施の形態においては、センサ読取面非配置位置Ps2とセンサ読取面配置位置Ps1との両方において、搬送面間距離Dpをほぼ一定にする場合について述べた。本発明はこれに限らず、センサ読取面非配置位置Ps2よりもセンサ読取面配置位置Ps1の方が搬送面間距離Dpが狭くなっていても良い。要は、センサ読取面非配置位置Ps2における下側搬送面34ADよりもセンサ読取面配置位置Ps1における下側搬送面34ADの方が上下方向において磁気センサ読取面52Aから離隔していれば良い。
さらに上述した実施の形態においては、後方から前方へ向かって磁気検出部50、光学検出部53及び厚み検出部60を順に配置し、判別処理を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、磁気検出部50、光学検出部53及び厚み検出部60は任意の位置に配置して良く、光学検出部先端タイミング及び光学検出部後端タイミングに基づき、磁気検出部先端タイミング及び磁気検出部後端タイミングと厚み検出部先端タイミング及び厚み検出部後端タイミングとを算出し、磁気検出部及び厚み検出部のデータを取得すれば良い。
さらに上述した第1の実施の形態においては、鑑別部18が判別処理を行う場合について述べた。本発明はこれに限らず、制御部12が鑑別部18を制御し、又は鑑別部18と制御部12とが協働して判別処理を行っても良い。第2及び第3の実施の形態においても同様である。
さらに上述した実施の形態においては、ローラ54B及び154Bを加硫ゴムにより形成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば熱可塑性エラストマ等によりローラ54B及び154Bを形成しても良い。その場合、成形の際ひけを少なくできると共に低コスト化することができる。要は、搬送された紙幣に当接し磁気センサに近接させることができる種々の材料により構成されたローラであれば良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、従動ローラ46と重なるようスポット反射検出部80を配置する場合について述べた。本発明はこれに限らず、従動ローラ44、46、48又は49の何れか1つ又は任意に組み合わせた箇所に配置しても良い。
さらに上述した第3の実施の形態においては、スポット反射検出部80を設けたが、本発明はこれに限らず、紙幣の状態を検出する種々のセンサを設けても良い。
さらに上述した実施の形態においては、ほぼ水平な搬送路32に沿って紙幣を前後方向へ走行させる鑑別部18、118及び218において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、ほぼ鉛直な搬送路に沿って紙幣を上下方向へ走行させる等、種々の方向に沿って紙幣を走行させる鑑別部において本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部18、118及び218に対し本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、紙幣入出金機10、110及び210に設けられた、各種センサ、搬送路及びローラを有する箇所に対し本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、現金を取引する現金自動取引装置1、101及び201において、媒体としての紙幣BLを鑑別する鑑別部において本発明を適用する場合について述べた。本発明はこれに限らず、例えば債権、証書、商品券、金券や入場券等のような薄い紙状の媒体を鑑別する種々の装置に適用しても良い。
また、例えば紙幣を入出する紙幣入出金機や紙幣を所定枚数毎に施封する施封小束支払機等、紙幣や硬貨の取引に関する種々の処理を行う複数種類の装置の組み合わせにより構成された現金処理装置に本発明を適用してもよい。
さらに上述した実施の形態においては、入金取引及び出金取引を行う現金自動取引装置に本発明を適用する場合について述べたが、入金取引又は出金取引の何れか一方のみを行う装置に本発明を適用しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、一側搬送ガイドとしての上側搬送ガイド34Uと、他側搬送ガイドとしての下側搬送ガイド34Dと、センサとしての磁気センサ52とによって、鑑別装置としての鑑別部18、118又は218を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる一側搬送ガイドと、他側搬送ガイドと、センサとによって鑑別装置を構成しても良い。
さらに上述した実施の形態においては、操作部としての接客部3と、搬送部としての搬送路32と、一側搬送ガイドとしての上側搬送ガイド34Uと、他側搬送ガイドとしての下側搬送ガイド34Dと、センサとしての磁気センサ52とによって、媒体取引装置としての紙幣入出金機10、110及び210を構成する場合について述べた。本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる操作部と、搬送部と、一側搬送ガイドと、他側搬送ガイドと、センサとによって媒体取引装置を構成しても良い。
本発明は、紙幣等の紙状の媒体を鑑別する種々の装置でも利用できる。
1、101、201……現金自動取引装置、2……筐体、3……接客部、4……カード入出口、5……入出金口、6……操作表示部、7……テンキー、8……レシート発行口、9……主制御部、10、110、210……紙幣入出金機、12……制御部、16……紙幣入出金部、18、118、218……鑑別部、20……一時保留部、22……取忘れ回収庫、24……搬送部、26……紙幣収納庫、28……リジェクト庫、30……鑑別部筐体、32……搬送路、34U……上側搬送ガイド、34D……下側搬送ガイド、34AU……上側搬送面、34AD……下側搬送面、34BU……上側直線部、34CU……上側屈曲部、34BD……下側直線部、34CD……下側屈曲部、35……紙幣搬送空間、35A……搬送空間直線部、35B、335B、435B……搬送空間屈曲部、38、40、42、43……駆動ローラ、44、46、48、49……従動ローラ、46A……ローラ、46B……ローラ組、36AU……上側水平部、36BU……上側前方傾斜部、36CU……上側後方傾斜部、36AD、336AD……下側水平部、36BD、336BD……下側前方傾斜部、36CD、336CD……下側後方傾斜部、37AU……上側水平面、37BU……上側前方傾斜面、37CU……上側後方傾斜面、37AD……下側水平面、37BD……下側前方傾斜面、37CD……下側後方傾斜面、50、350、450、550、650、750、850……磁気検出部、52……磁気センサ、52A……磁気センサ読取面、53……光学検出部、53U……上側反射透過センサユニット、53D……下側反射透過センサユニット、54、154……磁気ギャップローラ、54A、154A……シャフト、54B、154B……ローラ、54C、154C……回転軸、54F、154F……磁気ギャップローラ外周面、154D……ボス部材、154E……ローラ部材、154G……ローラ組、56……基準ローラ、58……厚み検知ローラ、59……変位センサ、60……厚み検出部、62……鑑別制御部、63……センサデータ取得転送部、64……データ取得タイミング生成部、65……紙幣先端後端判別部、66……センサ先端位置後端位置計算部、67……光学検出部データ蓄積部、68……磁気検出部データ蓄積部、69……厚み検出部データ蓄積部、70……紙幣鑑別処理部、80……スポット反射検出部、82……スポット反射検出部データ蓄積部、86U……上側湾曲部、86D……下側湾曲部、Dp……搬送面間距離、Ps1……センサ読取面配置位置、Ps2……センサ読取面非配置位置、D1……光学検出部厚み検出部間距離、D2……光学検出部磁気検出部間距離、T1……光学検出部厚み検出部間時間、T2……光学検出部磁気検出部間時間、T3……光学検出部データ取得期間、T4……厚み検出部データ取得期間、T5……磁気検出部データ取得期間、t1……光学検出部先端タイミング、t2……厚み検出部先端タイミング、t3……磁気検出部先端タイミング、t4……光学検出部後端タイミング、t5……厚み検出部後端タイミング、t6……磁気検出部後端タイミング、TP……テープ、MR1、MR2……磁気反応箇所、BL……紙幣。

Claims (16)

  1. 媒体が搬送される際走行する搬送路の一側に配され当該搬送路に面する一側搬送面が形成された一側搬送ガイドと、
    前記媒体の状態を読み取る読取面が前記搬送路よりも前記一側搬送ガイド側に設けられたセンサと、
    前記一側搬送ガイドと前記搬送路を挟んで対向して前記搬送路の他側に配され、当該搬送路に面する他側搬送面が形成され前記一側搬送ガイドとの間に前記媒体を搬送する媒体搬送空間を形成し、前記読取面に対向する箇所において、前記読取面に対向しない箇所よりも前記読取面から離隔する方向へ屈曲する屈曲部が形成された他側搬送ガイドと
    を有する鑑別装置。
  2. 前記搬送路は、前記読取面が配されていない読取面非配置位置において、前記媒体搬送空間における前記一側搬送面と前記他側搬送面との間のほぼ中央に位置している
    請求項1に記載の鑑別装置。
  3. 外周面が前記搬送路よりも前記他側搬送ガイド側に位置するよう前記読取面に対向して配され、前記読取面に対し離接して移動すると共に前記媒体に当接して回転し当該媒体を搬送するローラ
    をさらに有する
    請求項2に記載の鑑別装置。
  4. 前記ローラは、前記他側搬送ガイドに穿設された孔部から外周面の一部を前記搬送路側に露出させている
    請求項3に記載の鑑別装置。
  5. 前記ローラは、前記媒体に当接すると、前記読取面から離隔するよう移動する
    請求項4に記載の鑑別装置。
  6. 前記ローラは、前記媒体に当接すると、前記外周面が前記他側搬送面まで移動する
    請求項5に記載の鑑別装置。
  7. 前記一側搬送ガイド及び前記他側搬送ガイドは、前記読取面非配置位置と、前記読取面が配された読取面配置位置との両方において、前記一側搬送面と前記他側搬送面との間の距離である搬送面間距離がほぼ一定に形成されている
    請求項2に記載の鑑別装置。
  8. 前記搬送路は、前記センサに対し前記媒体の搬送方向の上流側に隣接し前記媒体に当接して搬送する搬送ローラの外周面と前記媒体との接点における当該搬送ローラに対する接線の延長線上に位置している
    請求項2に記載の鑑別装置。
  9. 前記搬送路は、前記センサに対し前記媒体の搬送方向の上流側に隣接し前記媒体に当接して搬送する第1搬送ローラの外周面と前記媒体との接点における当該第1搬送ローラに対する接線と、前記センサに対し前記媒体の搬送方向の下流側に隣接し前記媒体に当接して搬送する第2搬送ローラの外周面と前記媒体との接点における当該第2搬送ローラに対する接線とを結んだ線上に位置している
    請求項2に記載の鑑別装置。
  10. 前記一側搬送ガイドは、当該一側搬送ガイドにおける、前記読取面が配されている読取面配置位置において、前記読取面が配されていない読取面配置位置よりも前記搬送路に近接するよう凹形状となっており、
    前記他側搬送ガイドは、当該他側搬送ガイドにおける前記読取面配置位置において前記読取面配置位置よりも前記搬送路から離隔するよう凸形状となっている
    請求項1に記載の鑑別装置。
  11. 前記読取面は、前記一側搬送面よりも前記搬送路から離隔して配されている
    請求項1に記載の鑑別装置。
  12. 前記ローラは、前記読取面に対し前記媒体の厚みの2〜5倍程度の隙間を空けて配されている
    請求項3に記載の鑑別装置。
  13. 前記ローラは、複数の円盤状のローラが組み合わされている
    請求項3に記載の鑑別装置。
  14. 前記センサは、前記媒体が帯びた磁性を検出する磁気センサである
    請求項1に記載の鑑別装置。
  15. 前記磁気センサに加え、前記媒体の厚みを検出する厚み検出部と、前記媒体の状態を光学的に検出する光学検出部とをさらに有する
    請求項14に記載の鑑別装置。
  16. 紙葉状の媒体に関する操作を受け付ける操作部と、
    前記媒体を搬送する搬送部と、
    前記媒体が搬送される際走行する搬送路の一側に配され当該搬送路に面する一側搬送面が形成された一側搬送ガイドと、
    前記媒体の状態を読み取る読取面が前記搬送路よりも前記一側搬送ガイド側に設けられたセンサと、
    前記一側搬送ガイドと前記搬送路を挟んで対向して前記搬送路の他側に配され、当該搬送路に面する他側搬送面が形成され前記一側搬送ガイドとの間に前記媒体を搬送する媒体搬送空間を形成し、前記読取面に対向する箇所において、前記読取面に対向しない箇所よりも前記読取面から離隔する方向へ屈曲する屈曲部が形成された他側搬送ガイドと
    を有する媒体取引装置。
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