JP2005004649A - 紙幣識別装置 - Google Patents

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雅人 清水
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Abstract

【課題】信頼性の高い反射センサによる紙幣識別装置を提供する。
【解決手段】紙幣識別装置は、搬送路Xに沿って搬送される紙幣の一方の面側に配置され紙幣を走査する反射センサ22と、他方の面側に配置され紙幣が無い場合に反射センサからの光を反射する参照反射部65を備え、紙幣が無い場合に参照反射部で反射した光に対する検知特性で反射センサを校正し、また紙幣から検出した信号の出力パターンと予め記憶された標準出力パターンとを比較することで紙幣を識別する。参照反射部は、白色系統のABS樹脂製またはカーボネート製のロアパネル6aに、一体に成形された平面部としたことにより、参照反射部が使用中に紙幣と擦れてはがれることがない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】特開2001−209839号公報
従来、紙幣識別装置では反射センサを用いて紙幣の識別を行っている。
すなわち、反射センサは光を紙幣に照射してその反射光を受光し、反射光の強度に応じた電気信号を出力する。2つのパネル間に形成される搬送路に沿って紙幣を所定方向に送りながらこの反射センサで走査した電気信号の出力パターンを、予め求めておいた標準出力パターンと比較することにより、紙幣の識別や真贋を識別する。そして、その識別結果に基づいて受け入れあるいは払い出しを行う。
【0003】
紙幣識別装置の回路基板は、電源端子のほか、識別結果を出力する出力コネクタを備える。また、紙幣の送り制御や識別の制御プログラム、標準出力パターンのデータなどを記憶させておくROMを備えており、その記憶内容を書き換えるためのROMライタを接続するライタコネクタを備えている。
【0004】
反射センサの出力パターンを標準出力パターンと比較して識別するためには、反射センサが所定の特性である必要があるが、反射センサの検出特性には部品としてのばらつきもあり、また経年変化も生じる。従って、反射センサの検出特性が所定の範囲に入るように校正が行われる。
このため、紙幣とは別個の基準となる反射物に対する反射センサの出力をチェックして、この出力が所定値となるように反射センサの光出力が調整される。
上記基準となる反射物として、従来の紙幣識別装置では、反射センサが対向する黒色のパネルに白色の参照シールを貼り付けていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような白色の参照シールを反射センサに対向したパネルの部位に正確に貼り付ける作業は、煩雑であり工数が掛る。また、時間経過の中で剥がれてしまうものがあり、反射センサの適切な校正ができなくなるという不都合があった。
反射センサがうまく校正できていないと、紙幣の識別ができなくなり、真正な紙幣に対する受付不良が頻繁に発生するという問題が生じていた。
本発明は、上記の問題点を解決するために、信頼性の高い紙幣識別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このため、本発明は、第1のパネルと第2のパネルの間に搬送路が形成され、搬送路を搬送される紙幣に光を照射してその反射光を受光する反射センサが、第1のパネル側に設けられて、搬送路における紙幣の搬送に伴う反射センサの出力パターンを標準パターンと比較して紙幣を識別するとともに、参照反射部からの反射を用いて反射センサの出力特性を校正する紙幣識別装置において、第2のパネルが白色系統の部材からなり、参照反射部を第2のパネルの反射センサに対向する部位の平面とした。
【0007】
【発明の効果】
本発明により、検出特性のばらつきや変化に対して、反射センサと対向する側の第2のパネルと一体に設けられた、剥がれることのない信頼性のある参照反射部を用いているので、反射センサの校正が適切に行え、所定の検出特性が維持できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ玉貸し機に組み込まれる紙幣識別装置について説明する。
図1は実施の形態を示す断面図である。紙幣識別装置1はアッパパネル7aとアッパカバー7bとを備えた箱状のアッパボディ7とロアパネル6aとロアカバー6bとを備えた箱状のロアボディ6とからなり、アッパパネル7aとロアパネル6aを間隙を持たせて対向させて紙幣の搬送路Xを形成している。搬送路Xは図1において左端が投入口3、右端が送出口5となっている。
アッパパネル7aは金属板で、ロアパネル6aは白色系統のABS樹脂またはポリカーボネートの成型品である。
【0009】
ロアボディ6内にはプーリ11、12が設けられ、これらに掛け渡された搬送ベルト17が、ロアパネル6aに形成され搬送路Xにそって延びるベルト窓から、当該搬送路Xに臨んでいる。搬送路Xに臨む搬送ベルト17の中間部はローラ13で支持されている。
アッパボディ7にはロアボディ6のプーリ11、ローラ13、プーリ12に対応させてローラ14a、14b、14cが設けられ、ローラ14a、14b、14cはアッパパネル7aに形成された穴から搬送路X側へ不図示のスプリングで付勢され、それぞれ対応するプーリ11、ローラ13、プーリ12との間に搬送ベルト17を挟むようになっている。これにより、搬送機構4が構成され搬送路Xに紙幣2が投入されると、紙幣2はローラ14a等により搬送ベルト17に押し付けられ、搬送ベルト17とともに送出口5方向へ搬送される。なお、図1では簡単化のため紙幣2は搬送路Xの間隙の中間に浮かせて描いてある。
【0010】
アッパボディ7には、さらに反射センサ22が搬送路Xへ向けて設置され、アッパパネル7aに形成された穴を通して搬送路X内へ光を照射し、搬送路Xの紙幣2などからの反射光を受光するようになっている。さらにまた、磁気センサ25がアッパパネル7aに形成された穴から搬送路Xに臨んで設置されている。
また、アッパボディ7とロアボディ6の互いに対応する部位に、一方に発光素子、他方に受光素子を配置した透過センサ23、24が設置され、アッパパネル7aに形成された穴から発光素子の光を搬送路X内へ照射し、ロアパネル6aに形成された穴を通して受光素子が光を受けるようになっている。
【0011】
図2はアッパパネルのロアパネルに対向する面、すなわち搬送路Xを形成する一方の面を示す平面図、図3はロアパネルのアッパパネルに対向する面、すなわち搬送路Xを形成する他方の面を示す平面図である。
アッパパネル7aとロアパネル6aの幅寸法、すなわち搬送路Xの幅寸法は、紙幣2の短辺長さよりも若干大きい幅寸法を有している。透過センサ23は搬送路Xの投入口3側の側縁近傍に配置されている。
磁気センサ25は、搬送路Xの長手方向略中央の両側縁近傍に配置されている。
ロアボディ6には、ローラ14dがアッパボディ7の磁気センサ25に対応させて設置され、穴64から搬送路Xに臨んでいる。
【0012】
搬送ベルト17は、磁気センサ25(ロアボディ6ではローラ14d)の間に挟まれて、搬送路Xの長手方向で透過センサ23よりも後方(送出口5方向)、磁気センサ25よりも前方(投入口3方向)の位置から送出口5までにわたって2本が平行に設置され、ベルト窓63から搬送路Xに臨んでいる。
ローラ14a、14b、14cもプーリ11、ローラ13、プーリ12に対応させて2列状に設置され、穴71a、71b、71cから搬送路Xに臨んでいる。プーリ12は搬送ベルト17が掛かるプーリ部12aと幅方向に外側に隣接するローラ部12bからなり、ローラ14cはローラ部12bに対応させてある。
【0013】
反射センサ22は、ローラ14aよりわずかに後方で当該ローラ14a、14aの間に2個設置され、さらに搬送路Xの両側縁近傍で磁気センサ25、25の後方にもそれぞれ設置されている。
搬送路Xの長手方向で前方の反射センサ22と後方の反射センサ22との中間には、搬送路Xの幅方向中央に、透過センサ23と同じ透過センサ24が設置されている。
【0014】
アッパボディ7には、搬送路Xの後半部に長手方向にそって引き抜き防止レバー18a、レバースイッチ18bが搬送方向に回動自在に設けられ、アッパパネル7aのレバー窓72a、72bからばね力で搬送路X側に突き出している。引き抜き防止レバー18aは、後方の反射センサ22より後方に配置され、レバースイッチ18bは送出口5直前に配置されている。
ロアパネル6には、引き抜き防止レバー18a、レバースイッチ18bを受け入れる開口62a、62bが設けられている。
【0015】
図4の(a)、(b)、(c)は、図3に示すA−A、B−B、およびC−C各部におけるアッパパネルとロアパネルの断面を示す。
参照反射部65が、アッパパネル7a側の反射センサ22に正対させて、ロアパネル基準面L2から盛り上がった平面部として設けられている。ここでロアパネル6aは、白色系統の部材で構成されており、参照反射部65は50%以上の反射率を有する。
参照反射部65の幅方向両側には搬送方向に伸びる突起状の紙幣ガイド部67が設けられている。
紙幣ガイド部67は、紙幣2をアッパパネル7a側へガイドして、紙幣2を反射センサ22に近づけるとともに、紙幣2が参照反射部65に接触するのを防止する。
また、アッパパネル7aの反射センサ22設置部位も、アッパパネル基準面L1よりロアパネル6a側に膨らんで、反射センサ22と紙幣2の距離を所定の狭い範囲に規制する。
【0016】
また、図4の(a)に示すように、搬送ベルト17の上面は、ロアパネル6aのベルト窓63から、ロアパネル基準面L2よりわずかに搬送路X内に臨んでいる。
同様に、図4の(c)に示すように、磁気センサ25は反射センサ22とともにアッパパネル基準面L1からロアパネル6a側に膨らんだ部分に設けられている。
さらに、ローラ14dは搬送路X側へ不図示のスプリングで付勢され、磁気センサ25のヘッド側に押し付けられるように設けられて、紙幣2を磁気センサ25のヘッドに接触させる。
なお、図4でも簡単化のため紙幣2は搬送路Xの間隙の中間に浮かせて描いてある。
【0017】
図5はアッパボディを開いた状態の紙幣識別装置の外観を示す図である。
アッパボディ7とロアボディ6は、開閉自在にアッパカバー7bとロアカバー6bとに設けたヒンジ61で連結され、アッパカバー7bに設けたロック爪52がロアカバー6bのロック穴53に係合して閉じた状態で、アッパパネル7aとロアパネル6aとの間に搬送路Xを構成するようになっている。
【0018】
アッパボディ7は、内部に回路基板30を備え、前述の透過センサ23、24、反射センサ22、磁気センサ25、レバースイッチ18bなどが回路基板30に接続されている。
回路基板30は、アッパパネル7aの幅より大きく、アッパカバー7bの幅方向に延長した回路接続部51へ延びている。回路接続部51は搬送路X側に開口し、回路基板30の一端が露出している。
この回路基板30の露出した部分には、後述の電源端子33、ライタコネクタ34、出力コネクタ35およびDIPスイッチ28が、コネクタ接続およびDIPスイッチ28を操作可能に集中配置されている。
ロアボディ6には、搬送機構4の駆動用の駆動モータ10が取り付けられている。
【0019】
次に図6は紙幣識別装置の回路基板のブロック構成図である。
CPU21は紙幣識別装置1内を統括制御し、反射センサ22、透過センサ23、24、磁気センサ25、レバースイッチ18b、モータ制御回路32、パチンコ玉貸し機本体と通信するための出力コネクタ35に接続している。また標準出力パターンを記憶するフラッシュROM21bを内蔵している。
また、CPU21は、紙幣識別処理における処理プログラムを切り替えるDIPスイッチ28に接続している。
【0020】
さらに、CPU21は、24Vから5Vの直流に変換するレギュレータ31に電源線36を介して接続し、5Vの直流を供給される。レギュレータ31は、紙幣識別装置1を組み込んだパチンコ玉貸し機本体からの24Vの直流電源から電力が供給される電源端子33に接続する。
また、電源端子33からの電力は、モータ制御回路32を介して駆動モータ10に供給される。
また、CPU21は、フラッシュROM21bのデータ書き込み用の信号線を介してライタコネクタ34に接続する。さらに、ライタコネクタ34は、5V直流端子を有し、その5V直流端子が電源線36に接続している。ROMライタをライタコネクタ34に接続時に、この5V直流端子を通じてCPU21へ5Vの直流を供給できる。
【0021】
透過センサ23、24は、アッパパネル7a側の発光素子からの光をロアパネル6a側の受光素子で受光して電気信号に変換し、受光状態の変化により紙幣2の先端2bまたは後端2cを検出する。
反射センサ22は紙幣2に光を照射し反射光を受光する。そしてそれぞれの反射センサ22は、紙幣2の短辺方向の異なる箇所を走査して、紙幣2の固有の印刷模様に対応した電気信号を出力する。
磁気センサ25は、紙幣2に付着された磁性体の磁気を検出する。そしてそれぞれの磁気センサ25は、紙幣2の短辺方向の異なる箇所を走査して、紙幣2に固有の電気信号を出力する。
【0022】
引き抜き防止レバー18aは搬送されてきた紙幣2の先端2bで倒されて、送出口5方向への紙幣2の移動を許し、紙幣2が通過すると搬送路Xに戻って、紙幣2が投入口3側に引き抜かれることを禁止する。
レバースイッチ18bは、紙幣通過を検知して、送出口5から紙幣2が送出されたことを示す信号を出力する。
【0023】
本実施の形態の作用を以下に説明する。
CPU21は、予め記憶されたプログラムに従って動作する。
具体的には、CPU21は、透過センサ23からの信号で紙幣2の投入を検知すると、搬送機構4を駆動して紙幣2を取り込み、透過センサ24が紙幣の先端2bを検知したとき反射センサ22、磁気センサ25による紙幣2の走査を開始して、反射センサ22、磁気センサ25からの電気信号を出力パターンとして、CPU21の内蔵のメモリに一時的に記憶する。
透過センサ24が紙幣の後端2cを検知したとき走査を完了し、紙幣2の搬送を停止し搬送路Xに留める。
【0024】
続いて、フラッシュROM21bに記憶した標準出力パターンとそれぞれ比較して、紙幣2の種別と紙幣2が真正か否かの識別をする。
紙幣2が真正と識別した場合は、搬送機構4の駆動を再開して紙幣2を送出口5方向へ送出し、出力コネクタ35を通じて、パチンコ玉貸し機本体に識別した紙幣の種別を出力する。レバースイッチ18bが送出完了を検知したとき、搬送機構4を停止させる。
搬送機構4の駆動により紙幣2の後端2cが引き抜き防止レバー18aを通過するので、パチンコ玉貸し機本体に紙幣の種別を出力した後は紙幣2を投入口3へ引き抜くことはできない。
一方、贋紙幣と識別した場合は搬送機構4を逆転させて紙幣2を投入口3へ送り返す。
【0025】
搬送路Xに紙幣2が投入されていないとき、反射センサ22は参照反射部65から反射した光を受光する。CPU21はこのときの反射センサ22の出力特性が所定の範囲に入るように反射センサ22の発光出力を校正する。
【0026】
次に、新紙幣が発行された場合の対応について説明する。
新紙幣が導入されると、当然新紙幣に対する反射センサ22、磁気センサ25で得られる出力パターンは旧紙幣のそれとは異なる。従って、新紙幣についても紙幣の種別識別と真正かどうかの識別を可能とするため、新紙幣の標準パターンをフラッシュROM21bに追加して記憶させる必要がある。
この場合、パチンコ玉貸し出し機から紙幣識別装置1を取り外して、回路接続部51のライタコネクタ34にROMライタを接続して書き込み、書き換えを行う。
【0027】
ROMライタは、5Vの直流電源を備えており、ライタコネクタ34の5V直流電源端子を介して、CPU21に直流5Vを供給する。CPU21はライタコネクタ34からの5V電源で動作し、ROMライタ用信号線を介して送られる信号により内蔵のフラッシュROM21bのデータが書き換えられる。
【0028】
さらに、新紙幣が導入されてしばらくの間は、新旧両方の紙幣が使用されるが、そのうちに旧紙幣の流通がほとんどなくなる。
新紙幣の導入は、旧紙幣の偽造紙幣が出回り、旧紙幣の偽造紙幣不正使用の害をなくすためであることが多いことから、適当な時期に旧紙幣を排除する必要がある。
そのため、新紙幣導入後のしばらくの期間は、新紙幣、旧紙幣の両方とも識別するようにし、適切なときに旧紙幣は受け付けないようにプログラムを切り替える。プログラムの切り替えは、回路接続部51のDIPスイッチ28を操作して、新旧紙幣併用モードから旧紙幣排除モードにプログラムに切り替えることによって行う。
本実施の形態のアッパパネル7aは本発明の第1のパネルを、ロアパネル6aは第2のパネルを構成する。
【0029】
以上のように本実施の形態によれば、反射センサ22などの製造のばらつき、使用中の反射センサ22の検出特性の変動に対して、検出特性が所定の範囲となるように反射センサ22を校正するときに、白色系統のABS樹脂またはカーボネートにより一体成形されている参照反射部65を用いるので、従来のように白色シールがはがれて、反射センサ22の検出特性が一定に維持できなくなる恐れがない。
【0030】
また、参照反射部65の紙幣搬送方向に対して左右両側に、参照反射部65が紙幣に接触しないように、紙幣ガイド部67は参照反射部65よりやや高くなっているので、紙幣が参照反射部65に擦れて、参照反射部65の表面を汚し、参照反射部65の反射特性が変化するのを防止できる。
さらに参照反射部65はロアパネル6aの一体成形された平面なので、参照反射部を構成するために別体の白色シールを貼るというような工数が省略でき、製造コスト低減に寄与する。
【0031】
また、ROMライタによるフラッシュROM21bのデータ書き換え時に、ライタコネクタ34を介して5Vの電源が供給されるので、ROMライタのみで容易に短時間にデータの書き換えをできる。つまり、フラッシュROM21bのデータ書き換え作業の場所に24Vの直流電源を別途用意するとか、紙幣識別装置が取り付けられていた機器の24V直流電源から、作業用の仮設電源線を引く必要がないので、書き換え場所に制約を受けない。
【0032】
さらに、DIPスイッチ28で、新旧紙幣併用モードと、旧紙幣排除モードのプログラムを切り替えることができる。従って、フラッシュROMデータの書き換え後、専門技術者を介することなく、通常のメンテナンス時に、回路接続部51のDIPスイッチ28を操作することによって、容易にプロラムの切り替えができる。
【0033】
なお、本発明で白色系統の部材とは、反射率50%以上のものであり、白色以外に色彩を有する部材も含む。
また、本実施の形態ではアッパボディに反射センサを、ロアパネルに参照反射部を設けた説明としたが、ロアボディ側に搬送路Xに臨むように反射センサを設け、アッパパネルに参照反射部を設ける構成としてもよい。
さらに、本実施の形態ではアッパボディとロアボディを上下に重ねて、投入口を横長に配置して説明したが、それに限定されるものではなく、投入口が縦長となるようにアッパボディとロアボディを横に重ねて配置することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る紙幣識別装置の機械的構成とセンサ配置を説明する図である。
【図2】アッパパネルを説明する図である。
【図3】ロアパネルを説明する図である。
【図4】反射センサおよび磁気センサ部の断面を示す図である。
【図5】紙幣識別装置のアッパボディを開いた状態を示す図である。
【図6】紙幣識別装置の回路基板の構成を説明するブロック図である。
【符号の説明】
1 紙幣識別装置
2 紙幣
2b 先端
2c 後端
3 投入口
4 搬送機構
5 送出口
6 ロアボディ
6a ロアパネル
6b ロアカバー
7 アッパボディ
7a アッパパネル
7b アッパカバー
10 駆動モータ
11、12 プーリ
12a プーリ部
12b ローラ部
13 ローラ
14a、14b、14c、14d ローラ
17 搬送ベルト
18a 引き抜き防止レバー
18b レバースイッチ
21 CPU
21b フラッシュROM
22 反射センサ
23、24 透過センサ
25 磁気センサ
28 DIPスイッチ
30 回路基板
31 レギュレータ
32 モータ制御回路
33 電源端子
34 ライタコネクタ
35 出力コネクタ
36 電源線
51 回路接続部
52 ロック爪
53 ロック穴
61 ヒンジ
62a、62b 開口
63 ベルト窓
64 穴
65 参照反射部
67 紙幣ガイド部
71a、71b、71c 穴
72a、72b レバー窓

Claims (3)

  1. 第1のパネルと第2のパネルの間に搬送路が形成され、
    該搬送路を搬送される紙幣に光を照射してその反射光を受光する反射センサが、前記第1のパネル側に設けられて、
    前記搬送路における紙幣の搬送に伴う前記反射センサの出力パターンを標準パターンと比較して紙幣を識別するとともに、
    参照反射部からの反射を用いて前記反射センサの出力特性を校正する紙幣識別装置において、
    前記第2のパネルが白色系統の部材からなり、
    前記参照反射部を前記第2のパネルの前記反射センサに対向する部位の平面としたことを特徴とする紙幣識別装置。
  2. 前記参照反射部の平面の幅方向両側には、紙幣の搬送方向に延びる紙幣ガイド部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の紙幣識別装置。
  3. 前記第2のパネルがABS樹脂製またはポリカーボネート製であることを特徴とする請求項1または2記載の紙幣識別装置。
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JP2012063929A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Toyo Networks & System Integration Co Ltd センサ調整用基準シート及びこれを用いたセンサ調整方法
JP2015210731A (ja) * 2014-04-28 2015-11-24 沖電気工業株式会社 鑑別装置及び媒体取引装置

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