JP5540771B2 - 紙葉類識別装置、紙幣処理装置、及び紙幣取扱装置 - Google Patents

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本発明は各種自動販売機、入出金装置、両替機等の紙幣取扱装置に装備される紙幣処理装置を構成する紙葉類識別装置に関し、特に高反射率の基準シートを用いて紙葉類識別装置を構成するラインセンサの出力レベルを調整する際に発生し易い基準シートの配置忘れを直ちに発見することができる紙葉類識別装置に関する。
各種自動販売機、入出金装置、両替機等の紙幣取扱装置は、利用者によって紙幣挿入口から挿入された紙幣を引き込んで装置内部に搬送する過程でその紙幣長、真贋、金種を判定し、正規の紙幣である場合にはこれを受入れて更に奥部に配置された紙幣収納部に収納したり、釣銭や返却金銭を払い出す紙幣処理装置と、利用者が操作するための操作スイッチ類、ディスプレイを備えた操作ボードと、利用者との間の取引が成立した場合に物品やサービスの提供を行う物品等提供部と、を備える。紙幣処理装置は、挿入された紙幣が正規の長さを有していない場合や、偽札である場合には、これをリジェクトして紙幣挿入口から返却する。
この紙幣処理装置は紙幣の真贋、金種等を判別する識別装置を有し、ラインセンサ(イメージセンサ)から構成され、搬送路面に沿って配置したラインセンサの上面を通過する紙幣の下面を読取る(紙幣の上面を読取るためのラインセンサを配置して紙幣の両面を読取るようにしてもよい)。ラインセンサを構成するラインセンサの感度、回路定数等は識別装置ごとにバラツキがあり一定でないため、出荷前に全ての識別装置のセンサ出力特性を一定にするために高反射率のセンサ調整用の基準媒体を用いてセンサ出力の調整を行う必要がある。センサ出力の調整は、基準媒体からの反射光量の値を読み取り、その出力レベルがある一定の範囲に収まるように発光素子の発光量を調整するものである。
一方、ラインセンサの分解能は非常に高いため、そのままの分解能を利用してラインセンサからの出射光により直接紙幣面を読取ると、紙幣面の汚れや折れなどの細部の違いを捕らえてしまい、識別処理が複雑且つ時間がかかる処理となってしまう。
この不具合を緩和するために、ラインセンサの入出射面にこれを全面的に塞ぐように透光性材料から成る拡散板を添設して、紙幣から読み取った画像情報を拡散板を透過させることによりぼやかして細部の違いを目立たないようにしている。
ところで、上記の如き拡散板を用いたセンサ調整作業においては、紙幣の代わりに、紙幣と等価な反射率を有する基準シートをセットして発光素子の発光量を調整しているが、しばしば基準シートをセットし忘れて調整が行われることがある。このような場合であっても、発光素子からの光が拡散板で反射されて受光素子に受光されるため、拡散板が基準シートの役割を果たして、誤った状態で調整が行われてしまうことになる。このように基準シートを使用しない誤った状態で調整がなされると、ずっと後で行われる別工程の識別検査において識別不良となって現れる。しかし、この識別不良の原因がセンサの調整ミスによるものか、それ以外にあるのかを見極めるのに時間を要し、作業ロス、時間のロスが発生することとなる。
調整技術に係る従来技術として特許文献1には、基準紙を用いずにセンサ増幅器のゲインを最適値に設定することにより、製造バラツキによる特性差を有した発光素子を用いた場合でも受光レベルを調整可能にした紙葉類識別装置について開示されている。
特開平9−81825号公報
しかし、特許文献1に開示されている従来技術は、まず、可変ゲインアンプの利得を略中央のゲインに設定し、次に可変ゲインアンプの利得を基準紙の「1/光反射率」倍に設定するため、基準紙の種類(光反射率が小さいもの)によっては、利得を「1/光反射率」倍に設定したときに可変ゲインアンプが飽和してしまうといった問題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、発光素子の発光量を調整した後に、紙幣の幅方向範囲内からの出力信号レベルと、幅方向範囲を超えた外側部位からの出力信号レベルとを比較することにより、基準シートを使用して発光量を調整したか否かを判定し、基準シートの配置忘れを直ちに発見することができる紙葉類識別装置を提供することを目的とする。
本発明はかかる課題を解決するために、請求項1は、紙葉類を搬送可能な搬送機構と、前記搬送機構により構成された搬送路に沿って配置され搬送される紙葉類の搬送路幅方向全体の範囲を読取るラインセンサと、前記ラインセンサで読取った画像から紙葉類の真贋又は種類を識別する識別手段と、制御手段と、を有する紙葉類識別装置であって、前記制御手段は、前記紙葉類と同じ幅を有するラインセンサ調整用の基準シートをラインセンサ上に配置した状態で前記基準シートの幅方向範囲内での第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記基準シートの幅方向範囲外の第2の読み取り情報に係るセンサレベルとを比較し、前記第1の読み取り情報に係るセンサレべルと、前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの間に所定以上の差がある場合には、前記基準シートを介在して読取りが行われた旨を判定することを特徴とする。
紙葉類識別装置は、紙幣搬送路に沿って搬送される紙幣の面と対向配置された紙幣識別用のラインセンサ、及び、ラインセンサの検知範囲を覆うように配置される透光性の拡散板により構成されている。従って、本体に設置する前に予めラインセンサの出力信号レベルを所定値に設定しておく必要がある。尚、ラインセンサの出力信号レベルは、発光素子の発光量を一定にして増幅器の利得を可変にする方法と、増幅器の利得を一定にしておき、発光量を可変にする方法とがあるが、本発明では後者の方法による。そこで本発明では、実際の紙幣と等価な反射率を有する基準シートをラインセンサにより読み取り、その出力信号レベルが所定値になるように発光素子の発光量の調整を行う。しかし、実際の調整過程で基準シートを設置するのを忘れて調整してしまうことがある。その場合は、発光素子の発光量が非常に大きくなってしまい、実際の紙幣を読む際に、出力信号レベルが飽和する虞がある。そこで本発明では、正規に基準シートを使用して出力信号レベルを調整した場合と、基準シートを使用しない場合との出力信号レベルに差異が生じることに着目して判定する。これにより、簡単な方法により基準シートの配置忘れを発見することができる。
請求項2は、前記ラインセンサは、搬送される紙葉類の幅方向両端部を越えて延在するように複数個の反射型フォトセンサをライン状に配列すると共に、搬送路側を覆うように拡散板が配置されていることを特徴とする。
紙葉類が搬送される場合、紙葉類の幅方向に対して多少蛇行して搬送される。そのため、ラインセンサは搬送される紙葉類の幅方向両端部を越えて延在するように配置される。また、搬送路は基本的に紙葉類が搬送されるので、紙葉類の表面の傷や折れが目立たないように拡散板が配置される。これにより、ラインセンサが紙葉類の幅方向の情報を漏らさず読取ることができ、且つ処理速度が遅くなるのを防止することができる。
請求項3は、前記拡散板の反射率は、前記基準シートの反射率に比べて低く構成されていることを特徴とする。
拡散板の本来の目的は、紙幣に存在する折れや汚れによる識別処理時間の増大を防止するために、折れや汚れをぼやかすことである。しかし、紙幣の柄は正確に読めることが要求される。そこで半透明な材質で構成して、反射率はあまり大きくならないように構成される。この結果、拡散板の反射率はセンサ調整用基準シートよりかなり低くなる。これにより、識別処理時間の増大を抑えつつ紙幣の識別精度を高めることができる。
請求項4は、前記搬送路の前記ラインセンサと対向する面には、前記基準シートよりも十分に低反射の部材が配置されていることを特徴とする。
ラインセンサと対向する面の反射率が高いと、基準シートを配置し忘れた場合でも、十分高いセンサレベルが出力される。それは、言い換えると、基準シートと対向する面のセンサレベルに差が無いことになり、基準シートを配置したか否かを判別することが困難となる。そこで本発明では、ラインセンサと対向する面には、基準シートよりも十分に低反射の部材を配置する。これにより、基準シートのセンサレベルを大きくすることができる。
請求項5は、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルに基づき前記ラインセンサの発光素子の発光量を調整する発光量調整手段を更に備え、前記制御手段は、前記ラインセンサの発光素子の発光量を調整する調整モードを実行する際に、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの比較結果に基づいて、前記搬送路に前記基準シートを配置して実施したか否かを判定することを特微とする。
紙葉類識別装置は、発光素子により照明された紙幣面からの反射光を読取るラインセンサ、及び、そのラインセンサの入射面及び出射面を塞ぐ拡散板により構成されている。従って、本体に設置する前に予めラインセンサの出力信号レベルを所定値に設定しておく必要がある。尚、ラインセンサの出力信号レベルは、発光素子の発光量を一定にして増幅器の利得を可変にする方法と、増幅器の利得を一定にしておき、発光量を可変にする方法とがあるが、本発明では後者の方法による。そこで本発明では、実際の紙幣と等価な反射率を有する基準シートをラインセンサにより読み取り、その出力信号レベルが所定値になるように発光素子の発光量の調整を行う。しかし、実際の調整過程で基準シートを設置するのを忘れて調整してしまうことがある。その場合は、発光素子の発光量が非常に大きくなってしまい、実際の紙幣を読む際に、出力信号レベルが飽和する虞がある。そこで本発明では、正規に基準シートを使用して出力信号レベルを調整した場合と、基準シートを使用しない場合との出力信号レベルに差異が生じることに着目して判定する。これにより、簡単な方法により基準シートの配置忘れを発見することができる。
請求項6は、前記制御手段は、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの間に所定以上の差が出た場合に、前記搬送路に前記基準シートを配置して前記ラインセンサの発光量を正常に調整したと判定することを特徴とする。
基準シートを使用して発光素子の光量を調整した場合は、ラインセンサの幅方向検知範囲より基準シートの幅方向範囲が狭くなっているので、基準シートの幅方向範囲内では出力信号レベルが高くなり、その範囲外では、拡散板を介して低反射率部材の反射光を読むために出力信号レベルが低くなる。制御手段はこの出力信号レベルの差異を検出して基準シートの有無を判定する。これにより、出力信号レベルの高低を同時に確認することができる。
請求項7は、前記制御手段は、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの間に所定以上の差が出ない場合は、前記搬送路に前記基準シートを配置せずに前記ラインセンサの発光量を調整したと見倣して、調整エラーと判定することを特徴とする。
基準シートを使用しないで発光素子の光量を調整した場合は、ラインセンサの幅方向検知範囲の全面で出力信号レベルが高くなる。従って、基準シートの幅方向範囲内の出力信号レベルと、その範囲外の出力信号レベルに差異が生じなくなる。制御手段はこの出力信号レベルの差異がないことを検出して基準シートの有無を判定する。これにより、出力信号レベルが飽和することを未然に回避することができる。
請求項8は、請求項1乃至7のいずれかに記載の紙葉類識別装置を備えたことを特徴とする。
請求項9は、請求項8に記載の紙幣処理装置を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、正規に基準シートを使用して出力信号レベルを調整した場合と、基準シートを使用しない場合とでは出力信号レベルの分布に差異が生じることに着目して判定するので、簡単な方法により基準媒体の配置忘れを発見することができる。
つまり、基準シートを使用して発光素子の発光量を調整した場合は、ラインセンサの幅方向検知範囲より基準シートの幅方向範囲が狭くなっているので、基準シートの幅方向範囲内では出力信号レベルが高くなり、その範囲外では、拡散板を介して低反射率部材の反射光を読むために出力信号レベルが低くなる。制御手段はこのレベルの差異を検出して基準シートが存在することを判定することができる。
一方、基準シートを使用しない場合は、ラインセンサの幅方向検知範囲の全面で出力信号レベルが高くなる。従って、基準シートの幅方向範囲内の出力信号レベルと、その範囲外の出力信号レベルに差異が生じなくなる。制御手段はこのレベルの差異がないことを検出して基準シートが存在しないことを判定してエラーとするので、発光素子の発光量を誤った値に調整することを未然に回避することができる。
本発明の紙葉類識別装置を搭載した自動券売機の外観を示す図である。 本発明の一実施形態に係る紙幣挿入機構を備えた紙幣処理装置の構成説明図である。 紙幣処理装置の内部構成を示す縦断面図である。 (a)は側断面図であり、(b)は反射型フォトセンサ側から見た図であり、(c)は調整後の反射型フォトセンサから出力される信号波形を示す図であり、(d)は(a)のA部詳細を示す図である。 (a)は側断面図であり、(b)は反射型フォトセンサ側から見た図であり、(c)は調整後の反射型フォトセンサから出力される信号波形を示す図であり、(d)は(a)のA部詳細を示す図である。 識別装置の出力信号レベル検査機能を説明するブロック図である。 反射型フォトセンサの出力信号レベルを調整する動作を説明するフローチャートである。 出力信号レベル検査装置の動作を説明するフローチャートである。 出力信号レベル検査装置の動作を説明するフローチャートである。 (a)−1は導光器が三角柱の場合の断面図、(a)−2は導光器とLEDの位置関係を示す斜視図である。また、(b)−1は導光器が円柱の場合の断面図、(b)−2は導光器とLEDの位置関係を示す斜視図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
図1は本発明の紙葉類識別装置(以下、単に識別装置と呼ぶ)を搭載した自動券売機の外観を示す図である。この自動券売機1は、複数のアイテムに係る情報を表示するタッチパネルディスプレイ2と、選択された特定アイテムの価格に相当する金銭を投入するコイン投入口8及び紙幣挿入口5と、コイン投入と紙幣の挿入を解除するリジェクトボタン4と、つり銭がある場合に押すつり銭ボタン6と、つり銭を払出すつり銭口7と、決済された特定のアイテムに係る情報をコード化して記録した券を取り出す券取出口9と、制御ボードや電源装置等を収納する収納部10と、を備えて構成されている。尚、本実施形態では、紙幣挿入口5から挿入された紙幣の真贋、金種等を判別する識別装置の出力信号レベルの調整に関する発明であるので、図1の自動券売機の詳細な動作については説明を省略する。
図2は本発明の一実施形態に係る紙幣挿入機構を備えた紙幣処理装置の構成説明図であり、図3は紙幣処理装置の内部構成を示す縦断面図である。
紙幣処理装置20は、例えば食券等の自動券売機1(紙幣取扱装置)に装備されて紙幣の受け入れ処理、釣銭等としての紙幣の払い出し処理、リジェクト紙幣の返却処理等を行う機能を有する。
紙幣処理装置20は、紙幣挿入口(紙幣挿入部)5から挿入された紙幣Sを紙幣搬送経路Pに沿って装置内部に搬送するローラ対12a、搬送ベルト12b等の搬送部材12と、紙幣搬送経路P上に備えた装置本体11と、紙幣の真贋、金種を判定するためのラインセンサ27を配置してなる識別装置26と、を有する。
紙幣挿入口5は、装置本体11の前部に突出した紙幣ガイド皿15との協働により挿入される紙幣を紙幣搬送経路Pに導く。即ち、紙幣ガイド皿15はその上面に紙幣ガイド面15aを有し、利用者により紙幣挿入口に挿入される紙幣の底面を紙幣ガイド面15aによってガイドすることによってスムーズな挿入を可能にしている。
これを更に詳述すると、紙幣処理装置20の正面には紙幣挿入口5が配置されており、紙幣挿入口5の直下の装置外面からは紙幣ガイド皿15が突設されている。紙幣挿入口5から装置内部に続く紙幣搬送経路Pには、挿入検知センサ22、ソレノイドにより駆動されるシャッター23、ローラ対(搬送部材)12a、搬送ベルト(搬送部材)12b、長さ検知センサ25が順次配置されている。更に、長さ検知センサ25の奥部には紙幣の真贋、金種等を判別する識別装置26が配置され、識別装置26の奥部には図示しない紙幣収納部が配置されている。なお、紙幣挿入口5と、紙幣ガイド皿15は、紙幣挿入機構を構成している。
紙幣Sが紙幣挿入口5から挿入された場合には、挿入検知センサ22が紙幣先端を検知することによって図示しない制御部はソレノイドを駆動してシャッター23を開放し、更にモータを駆動してローラ対12a、搬送ベルト12bを回転させることにより紙幣を内部に搬送開始する。長さ検知センサ25は紙幣先端が進入してから後端が通過するまでの時間(パルス数)に基づいて紙幣の長さを判定し、正規の長さを有する場合には制御部は搬送ベルト12bを順方向へ駆動して当該紙幣を識別装置26に搬送する。
図4はラインセンサ27を構成する反射型フォトセンサの出力信号レベルを基準シートを使用して調整するときの要部を示す図であり、図4(a)は側断面図であり、図4(b)は反射型フォトセンサ側から見た図であり、図4(c)は調整後の反射型フォトセンサから出力される出力信号波形を示す図であり、図4(d)は図4(a)のA部詳細を示す図である。尚、図示は省略するが反射型フォトセンサ33の内部には、紙幣を照明するLED35を備えた導光器34が実装されている(図10参照)。
ラインセンサ27を構成する反射型フォトセンサ33の感度、回路定数等はラインセンサごとにバラツキがあり一定でないため、出荷前に全てのラインセンサ27のセンサ出力特性を一定にするために高反射率のセンサ調整用の基準シート31を用いて出力信号レベルの調整を行う必要がある。出力信号レベルの調整は、基準シート31からの反射光量の値を読み取り、その出力信号レベルがある一定の範囲に収まるように図10に示す導光器34に備えたLED35の発光量を調整するものである。
即ち、ラインセンサ27は、紙幣搬送路に沿って搬送される紙幣の面と対向配置された紙幣識別用の反射型フォトセンサ33と、反射型フォトセンサ33の検知範囲Y(受光素子が存在する有効読み取り範囲をいう)を全面的に覆うように配置される透光性の拡散板32と、を備え、反射型フォトセンサ33による幅方向検知範囲Y、及び拡散板32の幅方向寸法Zを、夫々紙幣搬送路を搬送される紙幣の幅方向両端部Xを越えて延在するように構成し、拡散板32の紙幣搬送路側に反射型フォトセンサ33の検知範囲全域Yに渡って低反射率部材(黒色板)30を対向配置し、出力信号レベルを調整するときは、紙幣搬送路に配置した紙幣と同じ幅を有した前記低反射率部材より十分に高反射率のセンサ調整用基準シート(以下、単に基準シートと呼ぶ)31の面に拡散板32を介して反射型フォトセンサ33を構成する発光素子(LED)35からの光を出射して反射光を受光素子によって読み取り、図4(c)のように出力信号レベルVbが基準値VtになるようにLED35の発光量を調整する。このとき、基準シート31の外側は、拡散板32を介して低反射率部材(黒色板)30からの反射光を読取るため、出力信号レベルがVbより低いVaとなる。何故ならば基準シート32の反射率が低反射率部材(黒色板)30より圧倒的に大きいためである。
図4(d)を参照して更に詳しく説明すると、例えば、反射型フォトセンサ33の受光素子cが拡散板32を介して基準シート31から反射された光を受光し、反射型フォトセンサ33の受光素子dが拡散板32を介して低反射率部材(黒色板)30から反射された光を受光すると仮定すると、受光素子cは、高反射率の基準シート31により反射された光を受光するため、当然出力信号レベルは高くなる(Vc)。それに比べて、受光素子dは反射率が低い低反射率部材(黒色板)30により反射された光を受光するため、出力信号レベルは低くなる(Vd)。その結果、反射型フォトセンサ33全体の出力信号レベルは図4(c)に示すように、両側の出力信号レベルが低く、紙幣の幅方向範囲Xでは高くなる。尚、図4(c)では、左右の出力信号レベルVbとVcが若干異なるが、これは、導光器34の光源(LED35)が左側にあるために、配光特性(シェーディング)が傾くためである。
図5は基準シートを使用しないでラインセンサを構成する反射型フォトセンサの出力信号レベルを調整を実施してしまったときの要部を示す図であり、図5(a)は側断面図であり、図5(b)はラインセンサ側から見た図であり、図5(c)は調整後のラインセンサから出力される出力信号波形を示す図であり、図5(d)は図5(a)のA部詳細を示す図である。
図5が図4と異なる点は、低反射率部材(黒色板)30と反射型フォトセンサ33の間に基準シート31を設置していない点である。図5(d)を参照して更に詳しく説明すると、例えば、反射型フォトセンサ33の受光素子cとdが拡散板32を介して低反射率部材(黒色板)30から反射された光を受光するため、出力信号レベルは共に低くなる(Vl)。しかし、調整員は、基準シート31を配置して調整していると勘違いしているため、出力信号レベル(Vl)を基準レベルVtになるように導光器34に備えたLED35の発光量を矢印の方向に調整する(発光量増大)。その結果、反射型フォトセンサ33全体の出力信号レベルは図5(c)に示すように、両側の出力信号レベルと紙幣の幅方向範囲Xですべてが高くなる。
図6は識別装置の出力信号レベル調整機能を説明するブロック図である。この出力信号レベルを調整する機能として、導光器34の発光量を所定範囲で調整する発光量調整手段36と、反射型フォトセンサ33から出力された光電変換後の電気信号を読取る信号読取手段37と、信号読取手段37により読取られた電気信号を記憶する出力信号記憶手段42と、出力信号記憶手段42に記憶した出力信号レベルに基づいて、紙幣の幅方向範囲内からの第1の読み取り情報に係る出力信号レベルと、幅方向範囲を超えた外側部位からの第2の読み取り情報に係る出力信号レベルとを比較するレベル比較手段41と、出力信号記憶手段42に記憶されている出力信号レベルをレベル比較手段41により比較して、その比較結果に基づいて調整の良否を判定する制御部38と、を備え、識別装置26が、反射型フォトセンサ33による幅方向検知範囲、及び拡散板32の幅方向寸法を、夫々紙幣搬送路を搬送される紙幣の幅方向両端部を越えて延在するように構成すると共に、拡散板32と対向する位置に低反射率部材30を配置し、制御部38は、出力信号記憶手段42に記憶されている出力信号レベルを読取り、レベル比較手段41により比較した出力信号レベルの差異に基づいて、紙幣の幅方向範囲内に基準シート31を配置して導光器34の発光量を調整したか否かを判定する。尚、出力信号レベル調整機能を、識別装置26の制御部内に予め用意しておき、その機能を調整モードの際に使用するように構成しても良いし、別途、これらの機能を備えた検査装置を用意して、検査時にこの検査装置を接続して実施する構成でも構わない。
即ち、識別装置26は、導光器34により導光された光により照明された紙幣面からの反射光を読取るべく、ライン状に配列された複数個の反射型フォトセンサ33、及び、その反射型フォトセンサ33の全面を塞ぐ拡散板32により構成されている。従って、本体に設置する前に予め反射型フォトセンサ33の出力信号レベルを所定値に設定しておく必要がある。尚、反射型フォトセンサ33の出力信号レベルは、導光器34の発光量を一定にして増幅器の利得を可変にする方法と、増幅器の利得を一定にしておき、導光器34の発光量を可変にする方法とがあるが、本実施例では後者の方法による。そこで、実際の紙幣と等価な反射率を有する基準シート31を反射型フォトセンサ33により読み取り、その出力信号レベルが所定値になるように導光器34の発光量の調整を行い、その出力信号を記憶しておく。しかし、実際の調整過程で基準シート31を設置するのを忘れて調整してしまうことがある。その場合は、導光器34の発光量が非常に大きくなってしまい、実際の紙幣を読む際に、出力信号レベルが飽和する虞がある。そこで実施例では、正規に基準シート31を使用して出力信号レベルを調整した場合と、基準シート31を使用しない場合とでは出力信号レベルの分布に差異が生じることに着目して判定する。これにより、簡単な方法により基準シート31の配置忘れを発見することができる。
図7はラインセンサの出力信号レベルを調整する動作を説明するフローチャートである。まず、導光器34に備えたLED35をONとする(S1)。次に、反射型フォトセンサ33の出力を信号読取手段37により読取る(S2)。調整員はこのときの出力信号レベルを表示器等に表示して基準レベルVtと一致しているか否かを判定する(S3)。一致していなければ(S3でN)、発光量調整手段36によりLED35の発光量を増減する(S5)。この動作を一致するまで繰り返す。一致すると調整が完了する(S4)。
図8は出力信号レベル調整装置の動作を説明するフローチャートである。まず、図7のフローチャートに基づいて出力信号レベル調整を完了する(S11)。次に調整が完了した出力信号レベルを読出し、反射型フォトセンサ33の左側の出力信号レベルが所定値以下であるか否かを判定し(S12)、所定値以下でなければ(S12でN)、次に反射型フォトセンサ33の右側の出力信号レベルが所定値以下であるか否かを判定し(S13)、所定値以下でなければ(S13でN)、基準シート31を配置しないで調整したと判定して、調整エラーとする(S14)。一方、ステップS12又はステップS13で所定値以下であれば(S12又はS13でY)、調整OKとする(S15)。
即ち、基準シート31を使用して導光器34の光量を調整した場合は、反射型フォトセンサ33の幅方向検知範囲より基準シート31の幅方向範囲が狭くなっているので、基準シート31の幅方向範囲内では出力信号レベルが高くなり、その範囲外では、拡散板32を介して低反射率部材30の反射光を読むために出力信号レベルが低くなる。制御部39はこの出力信号レベルの差異を検出して基準シート31の有無を判定する。これにより、出力信号レベルの高低を同時に確認することができる。
また、基準シート31を使用しないで導光器34の光量を調整した場合は、反射型フォトセンサ33の幅方向検知範囲の全面で出力信号レベルが高くなる。従って、基準シート31の幅方向範囲内の出力信号レベルと、その範囲外の出力信号レベルに差異が生じなくなる。制御部39はこのレベルの差異がないことを検出して基準シート31の有無を判定する。これにより、出力信号レベルが飽和することを未然に回避することができる。
図9は出力信号レベル調整装置の動作を説明するフローチャートである。同じ動作には同じステップ番号を付して説明する。図9が図8と異なる点は、図8では左右の出力信号レベルの何れか一方が所定値以下であれば調整OKとしたが、図9では、左右の出力信号レベルの両方が所定値以下でなければ調整OKとしない点である。図9の方法であれば、ラインセンサの全ビットを検査することが可能となる。
図10は導光器とラインセンサの位置関係の一例を示す図であり、図10(a)−1は導光器が三角柱の場合の断面図、(a)−2は導光器とLEDの位置関係を示す斜視図である。また、図10(b)−1は導光器が円柱の場合の断面図、(b)−2は導光器とLEDの位置関係を示す斜視図である。
図10(a)−1の導光器34は、三角柱の斜辺から出射する光が紙幣42に照射するように配置される。この場合は、範囲Aを照射するので、その範囲内に反射型フォトセンサ33の受光素子が配置されればよい。また、図10(b)−1の導光器34は、円柱の全辺から出射する光が紙幣42に照射するように配置される。この場合は、範囲Bを照射するので、その範囲内に反射型フォトセンサ33の受光素子が配置されればよい。また、図10(a)−2、(b)−2のように導光器34の端部からLED35の光を入射することにより、導光器34内を光が伝搬していく。尚、本発明の識別装置に使用される照明手段はこれに限るものではなく、EL等の面発光体を使用しても構わない。
26 識別装置、27 ラインセンサ、31 基準シート、32 拡散板、33 反射型フォトセンサ、34 導光器、35 LED、36 発光量調整手段、37 信号読取手段、38 制御部、41 レベル比較手段、42 信号記憶手段

Claims (9)

  1. 紙葉類を搬送可能な搬送機構と、
    前記搬送機構により構成された搬送路に沿って配置され搬送される紙葉類の搬送路幅方向全体の範囲を読取るラインセンサと、
    前記ラインセンサで読取った画像から紙葉類の真贋又は種類を識別する識別手段と、制御手段と、を有する紙葉類識別装置であって、
    前記制御手段は、前記紙葉類と同じ幅を有するラインセンサ調整用の基準シートをラインセンサ上に配置した状態で前記基準シートの幅方向範囲内での第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記基準シートの幅方向範囲外の第2の読み取り情報に係るセンサレベルとを比較し、
    前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの間に所定以上の差がある場合には、前記基準シートを介在して読取りが行われた旨を判定することを特徴とする紙葉類識別装置。
  2. 前記ラインセンサは、搬送される紙葉類の幅方向両端部を越えて延在するように複数個の反射型フォトセンサをライン状に配列すると共に、搬送路側を覆うように拡散板が配置されていること特徴とする請求項1に記載の紙葉類識別装置。
  3. 前記拡散板の反射率は、前記基準シートの反射率に比べて低く構成されていることを特微とする請求項に記載の紙葉類識別装置。
  4. 前記搬送路の前記ラインセンサと対向する面には、前記基準シートよりも十分に低反射の部材が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  5. 前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルに基づき前記ラインセンサの発光素子の発光量を調整する発光量調整手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記ラインセンサの発光素子の発光量を調整する調整モードを実行する際に、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの比較結果に基づいて、前記搬送路に前記基準シートを配置して実施したか否かを判定することを特微とする請求項1乃至4のいずれかに記載の紙葉類識別装置。
  6. 前記制御手段は、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの間に所定以上の差が出た場合に、前記搬送路に前記基準シートを配置して前記ラインセンサの発光量を正常に調整したと判定することを特徴とする請求項に記載の紙葉類識別装置。
  7. 前記制御手段は、前記第1の読み取り情報に係るセンサレベルと、前記第2の読み取り情報に係るセンサレベルとの間に所定以上の差が出ない場合は、前記搬送路に前記基準シートを配置せずに前記ラインセンサの発光量を調整したと見倣して、調整エラーと判定することを特徴とする請求項に記載の紙葉類識別装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の紙葉類識別装置を備えたことを特徴とする紙幣処理装置。
  9. 請求項8に記載の紙幣処理装置を備えたことを特徴とする紙幣取扱装置。
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