JP2015209544A - ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。 - Google Patents

ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。 Download PDF

Info

Publication number
JP2015209544A
JP2015209544A JP2014094245A JP2014094245A JP2015209544A JP 2015209544 A JP2015209544 A JP 2015209544A JP 2014094245 A JP2014094245 A JP 2014094245A JP 2014094245 A JP2014094245 A JP 2014094245A JP 2015209544 A JP2015209544 A JP 2015209544A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hard coat
layer
transfer film
silicone
coat layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014094245A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5622955B1 (ja
Inventor
悠介 戒能
Yusuke Kaino
悠介 戒能
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oike and Co Ltd
Original Assignee
Oike and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oike and Co Ltd filed Critical Oike and Co Ltd
Priority to JP2014094245A priority Critical patent/JP5622955B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5622955B1 publication Critical patent/JP5622955B1/ja
Publication of JP2015209544A publication Critical patent/JP2015209544A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)

Abstract

【課題】 ハードコート性を有しつつ同時に防汚防指紋性(撥水撥油性)も備えた機能性層を所望の箇所に転写することを可能としたハードコート転写フィルムの製造方法と係る製造方法により得られるハードコート転写フィルム、さらには該フィルムを用いることにより得られてなるハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルムを提供する。【解決手段】 基材フィルムの表面に、少なくとも、リリース層を積層してなるリリース層積層工程と、さらにその表面にハードコート層を積層してなるハードコート層積層工程と、を含んでなる、ハードコート転写フィルムの製造方法であって、前記リリース層として、シリコーンを含有したシリコーン系リリース剤を用いてなること、を特徴とするハードコート転写フィルムの製造方法とした。【選択図】 なし

Description

本発明は所望の箇所にハードコート層を付与するために用いられる転写フィルムに関するものであり、より具体的には防汚性と防指紋性とを兼ね備えたハードコート層を所望の箇所に付与出来るハードコート転写フィルム、さらにはかようにして得られたハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルムに関する。
昨今、広汎に普及しているスマートフォンやタブレットなどの電子機器にあって、液晶表示部分に傷が付かないようにハードコート性を付与することは広く行われるようになっている。その為にいわゆるハードコート層を積層した部材をスマートフォンなどの操作部分に用いることで、無用の傷が付くことを防ぐことが行われている。
そしてさらにそのようなハードコート層に対し、使用方法や使用状況に鑑みて、例えば汚れのつきにくい性質や、指紋がつきにくい性質を付与することが広く望まれ、また種々提案されている。
そこで従来は防汚性を付与することを所望する箇所に対して直接防汚性を有するシリコーンやフッ素などの成分を主とする塗剤を塗布する、ということが行われるが、単純に塗剤を塗布するだけでは所望する箇所以外にも誤って塗布されたり、塗布面が均一にならずに見た感じが美麗とならない、塗布層も均一ではないため一律同様の効果を発揮しない、といった問題があった。
そこで例えば特許文献1に見られるような方法が提案されている。これは、可撓性に乏しい板材のような物体表面に転写により形成された機能性層の表面を防汚するために、防汚性を有した塗布液を所望の箇所に塗布する、という方法であるが、特に塗布する箇所の表面を親水化処理しておくことで塗剤が偏在せず定着するようにしている。
特開2002−292776号公報
ここで提案されている方法を単純に説明するならば、所望の箇所に防汚性の塗布液を塗布する、というものであるが、これはいわば後工程とも言うべき手法であり、また確実に所望の箇所に防汚性を付与するために所望の箇所に対し予め特定処理を施しておく、というものである。
こうすることで確かに特定の箇所に対し略均等に防汚性を付与できる、という観点からは好適な手法であると言えるが、この手法であると、防汚性付与前に別途親水化処理を施しておく必要があり、その手間が煩わしいとも言え、総合的に検討すれば必ずしも好ましいものとは言えない。またこの特許文献1に見られるように、ハードコートなどの特定機能に防汚性を加えるならば、まずハードコート機能を呈する機能性層を所望箇所に転写し、その転写後に別途機能性層表面に対して親水処理を施し、しかる後に所望箇所に防汚性塗剤を塗布する、という何段階にも別れた手順を実施しなければならず、必ずしも簡便な手法とは言えないものであった。
そのため、塗布液を直接塗布する以外の手法として、上記のような問題点を解消するために、要すれば最初から特定機能を呈する層、例えばハードコート層に防汚性を付与した状態の積層体とすべく、板材やシート剤を防汚性の塗布液に浸すことで防汚性を付与するディップ法や、コンベア上に板材やシート剤を設置した状態でコンベアを移動させつつその表面に防汚性塗剤をカーテン状に滴下させて防汚性を付与するフローコート法等を用いて、防汚性を備えた機能性層を積層してなる積層体を得ることが当業者の間では広く行われている。
しかしこれらのいわゆる後加工の手法を用いる場合、手間がかかるが故に製造コストが高騰するという問題があり、また板状・フィルム状の単純な形状のものであればまだしも複雑な形状を有する物体や難加工性材料に対して上記のような手法を用いることは大変困難であり、問題であった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハードコート性を有しつつ同時に防汚防指紋性(撥水撥油性)も備えた機能性層を所望の箇所に転写することを可能としたハードコート転写フィルムの製造方法と係る製造方法により得られるハードコート転写フィルム、さらには該フィルムを用いることにより得られてなるハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム又はを提供することである。
以上の課題を解決するために、本願発明の請求項1に記載の発明は、基材フィルムの表面に、少なくとも、リリース層を積層してなるリリース層積層工程と、さらにその表面にハードコート層を積層してなるハードコート層積層工程と、を含んでなる、ハードコート転写フィルムの製造方法であって、前記リリース層として、シリコーンを含有したシリコーン系リリース剤を用いてなること、を特徴とする。
本願発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のハードコート転写フィルムの製造方法において、前記ハードコート層として、シリコーンを含有したシリコーン系ハードコート剤を用いてなること、を特徴とする。
本願発明の請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のハードコート転写フィルムの製造方法において、前記ハードコート層積層工程が完了した後、中間層を設けてなる中間層積層工程と、さらにその表面に接着層を積層してなる接着層積層工程を実行してなること、を特徴とする。
本願発明の請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法であって、前記シリコーン系リリース剤が、シリコーン系でありなおかつ硬化性を備えた樹脂と、シリコーン系でありなおかつ硬化性を備えない樹脂と、を混合してなるものであり、かつ前記混合の比率が、硬化性を備えた樹脂の質量を10とした場合、硬化性を備えない樹脂の質量の混合比率が1以上であること、を特徴とする。
本願発明の請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法であって、前記ハードコート層に用いるハードコート剤の体積収縮率が3%以上であること、を特徴とする。
本願発明の請求項6に記載のハードコート転写フィルムに関する発明は、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法により得られてなること、を特徴とする。
本願発明の請求項7に記載の高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルムは、請求項6に記載のハードコート転写フィルムを用いたキャスティング法により得られることでハードコート層を備えてなること、を特徴とする。
以上のように、本願発明に係るハードコート転写フィルムの製造方法及びその方法により得られてなるハードコート転写フィルムであれば、リリース層としてシリコーンを含有してなるシリコーン系リリース剤を用いているので、これを積層した後にその表面にハードコート層を積層し、その後これが体積収縮することに伴い、あたかも体積収縮したハードコート層の表層部分、即ちリリース層との界面近傍において、これと接するリリース層の表層部分を吸収しこれと一体化、又は取り込んでしまったかのような振る舞いを見せる。そのために、そのような状態となったハードコート層とリリース層とを剥離すると、リリース層を構成していたシリコーン系リリース剤のリリース層表層近傍部分がハードコート層と一緒に剥離し、その結果、剥離後に露出するハードコート層の表面近傍はシリコーンリッチとも称すべき状態となることが確認される。
よって本願発明の製造方法により得られるハードコート転写フィルムを用いれば、最初からハードコートという機能性に防汚防指紋という性能も付加された機能性層を所望の箇所に転写できるので、わざわざ後工程で防汚防指紋性を有する塗液を塗布、散布する必要がなくなり、その結果製造コストを抑制でき、さらには均等に防汚防指紋性を発揮するハードコート層を転写することにより所望の箇所に当該機能を付与することが容易に実現出来るようになるのである。
さらに本願発明により得られてなるハードコート層転写フィルムをキャスティング法において用いることで、製品完成時に防汚防指紋性を備えたハードコート層を積層してなる極薄の高分子樹脂フィルムや高分子樹脂板を容易に得られるようになる。
以下、本願発明の実施の形態について説明する。尚、ここで示す実施の形態はあくまでも一例であって、必ずもこの実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
本願発明に係るハードコート転写フィルムの製造方法(以下単に「製造方法」とも言う。)につき、第1の実施の形態として説明する。
本実施の形態に係る製造方法は次の通りである。即ち、基材フィルムの表面に、リリース層を積層してなるリリース層積層工程と、さらにその表面にハードコート層を積層してなるハードコート層積層工程と、よりなるものである。
以下、順に説明をしていく。
まず本実施の形態において用いる基材フィルムであるが、これは従来公知のハードコート転写フィルムの基材フィルムとして用いられる高分子樹脂フィルムであれば何であっても良く、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリアミドフィルム、ポリアミドイミドフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、等の合成樹脂フィルム、セルロースアセテートフィルム、等の人造樹脂フィルム、セロハン紙、グラシン紙、等の洋紙、和紙などのフィルム状の物、あるいはこれらの複合フィルム状物、複合シート状物等が本実施の形態における基材フィルムとして考えられる。
そして本実施の形態では、その扱い等が当業者にあって広く知られており、また用いられているものである、基材フィルムの厚さには特に制限はないが、シワや亀裂が生じにくい、という観点から厚み12μm〜188μmのPETフィルムを用いることとする。
基材フィルムの表面にリリース層を積層するリリース層積層工程を実行する。
リリース層とは、本実施の形態に係るハードコート転写フィルムの製造方法により得られてなるハードコート転写フィルムを実際に用いる時、基材フィルムを後述するハードコート層から剥離するために必要な層であるが、本実施の形態においては、このリリース層に用いる材料としてシリコーンを含有したシリコーン系リリース剤を採用する。このシリコーン系リリース剤とは、具体的に付加反応型、縮重合反応型、紫外線硬化型、電子線硬化型及び無溶剤型のシリコーン樹脂等や、硬化性を備えないシリコーンオイル等である。
付加反応型シリコーン樹脂としては、末端ビニル基を含有するポリジメチルシロキサンとハイドロジェンシロキサンを白金触媒またはロジウム触媒のもとに、加熱硬化させてものが挙げられる。縮重合反応型シリコーン樹脂としては、末端に水酸基を含有するポリジメチルシロキサンとハイドロジェンシロキサンとを有機錫触媒を用いて加熱硬化させたものが挙げられる。紫外線硬化型シリコーン樹脂としては、ビニルシロキサンを白金触媒の存在下でヒドロシリル化させる付加反応タイプや、アルケニル基を含むシロキサンとメルカプト基を含むシロキサンとを光重合触媒を用いて硬化させるラジカル付加タイプ、エポキシ基をオニウム塩開始剤にて光開環させて硬化させるカチオン重合タイプ等が挙げられる。
また硬化性を備えないシリコーンオイルはジメチルシリコーンオイル、メチルフェニルシリコーンオイル、アルキル変性シリコーンオイル、アラルキル変性シリコーンオイル、ポリエーテル変性シリコーンオイル、高級脂肪酸エステル変性シリコーンオイル等が挙げられる。
本実施の形態において用いるシリコーン系リリース剤として、単純にシリコーンを含有したものであれば良いがあるが、シリコーン系でありなおかつ硬化性を備えた樹脂と、シリコーン系でありなおかつ硬化性を備えない樹脂と、を混合してなるものを用いるとより効果的である。この場合混合の比率が、硬化性を備えた樹脂の質量を10とした場合、硬化性を備えない樹脂の質量の混合比率が1以上であると好適であり、後者の混合比率を3以上とするとより一層好適なものとなせる。
この点につき説明する。
仮に硬化性を備えた樹脂を単品で積層した場合を考えると、後述するようにこのリリース層の表面に積層されたハードコート層が体積収縮を起こしても、リリース層が硬化してしまい、その結果これにリリース層が吸収されず、即ちハードコート層表面をシリコーンリッチとすることが困難となってしまう。また仮に硬化性を備えない樹脂を単品で用いると、そもそもその材料で充分に使用に耐えうるリリース層を積層することが困難である。よって、これらを混合した材料を用いることで、硬化性を備えた樹脂を用いることでリリース層として積層しやすくなり、さらに硬化性を備えない樹脂を用いることでこれに含まれるシリコーン成分が体積収縮を起こすハードコート層に吸い取られる現象が生じるもの、と推察される。よってこれらを本実施の形態ではこれらを混合して用いるのであるが、このような混合を実施することで、得られるリリース層に対する積層を容易なものとでき、さらには後述するように、本実施の形態においてこれに積層するハードコート層としてシリコーン系ハードコート剤を用いれば、ハードコート剤それ自体の表面張力を弱めるためより積層しやすくなるのである。
このような状態を現出させる為に、即ち積層工程を順調に実行させるための最低限の混合比率として1以上であると良く、さらにより一層順調に工程を実行する事が出来る混合比率が3以上5以下である、ということは発明者が鋭意実験等を通じて決定したものである。この比率が1以下であると、それにより得られるリリース層が硬化してしまい、即ちハードコート層表面をシリコーンリッチとすることが困難となってしまう。
ここでリリース層の厚みは、後述の現象を確実に誘発させる観点から0.02μm以上0.1μm以下の厚みを有するように積層されることが好ましく、またその手法としては従来公知の所謂ウェットコーティング法によるものであれば良く、例えば、グラビアコート法、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法などを用いることが出来るが、本実施の形態では適宜好適なものを選択すれば良く、ここではブレードコート法を用いることとする。
リリース層積層工程が完了すると、次いでその表面にハードコート層を積層するハードコート層積層工程を実行する。ここで用いられるハードコート層を積層するための材料としては従来公知のものであって良く、紫外線や電子線のような活性エネルギー線照射により架橋反応等を経て硬化する活性線硬化樹脂、または熱硬化性樹脂が好ましい。特に、紫外線照射によって硬化する紫外線硬化性樹脂が好ましい。
紫外線硬化性樹脂としては、例えば、紫外線硬化型ウレタンアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリエステルアクリレート系樹脂、紫外線硬化型エポキシアクリレート系樹脂、紫外線硬化型ポリオールアクリレート系樹脂、または紫外線硬化型エポキシ樹脂等を挙げることができる。本実施の形態では紫外線硬化型ウレタンアクリレート系樹脂を用いることとする。
具体的な積層方法は従来公知の所謂ウェットコーティング法によるものであれば良く、例えば、グラビアコート法、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法などを用いることが出来るが、本実施の形態では適宜好適なものを選択すれば良く、ここではダイコート法を用いることとする。
積層後のハードコート層の厚みは0.5μm以上10μm以下であれば好適であるが、これはハードコートとしての性能を発揮するためには0.5μm以上であることが望ましく、また積層物全体の厚みを必要以上に厚くしないためには10μm以下であることが好ましいからである。
ここで用いるハードコート層の材料として、後述の理由により一定の体積収縮を生じるものを用いることが望ましいが、その体積収縮率が3%以上であるとより好ましい。またシリコーンを含有したシリコーン系ハードコート剤を用いると、尚好ましいものとすることが出来る。
リリース層にシリコーン系リリース層を用いる理由、及びこれとハードコート層として体積収縮率が3%以上の材料を組み合わせて用いる理由につき、発明者が鋭意実験等を経て得られたデータを元に推察したものを簡単に説明しておく。
まずシリコーン系ハードコート剤の振る舞いにつき、発明者が鋭意検討した推論を述べておく。シリコーンは空気との親和性が高い。これはシリコーンの表面張力が低いためであるが、これを含む材料、即ち本実施の形態においてはシリコーン系ハードコート剤を何らかの物質の表面に塗布、積層すると、略断面視においてハードコート層中に含有されるシリコーン成分が空気の側へ、即ちハードコート転写フィルムという積層体全体を観察した場合、最表面に向かい遷移する現象が発生するものと考えられる。これは前述の通りシリコーンと空気との親和性が高いが故であるものと考えられるが、このようにハードコート層の最表面にシリコーン成分が遷移してしまうと、最終的に得られるハードコート転写フィルムを用いてハードコート層を所望の箇所に転写すると、前述したシリコーン成分が遷移しているハードコート層表面部分が転写した物質の表面と接する部分に位置することになり、即ち転写作業完了後のハードコート層の最表面にシリコーン成分が発露しないことになる。
しかし本実施の形態におけるリリース層としてシリコーン系リリース剤を用いることで、その材料により形成されるリリース層の表面にシリコーン系ハードコート剤を塗布しハードコート層を形成すると、リリース層側のシリコーン成分にシリコーン系ハードコート剤に含有されるシリコーン成分が惹きつけられ、前記のような状態にならないものと推察される。
そのようにしてハードコート層のリリース層側表層近傍がシリコーンリッチとなると、より一層これを転写、剥離後に曝露される最表面がシリコーンリッチな状態となり、非常に好適な防汚防指紋性を備えたハードコート層を現出させることができるものと推察されるのである。
実際に所望箇所がシリコーンリッチとなった状態か否かは、当業者であれば一般的に知られた判断手法である、その表面の水接触角を測定することによりおおよその判断が可能であり、本実施の形態においてその角度が100度以上の場合をシリコーンリッチな状態である、と判断した。
また、本願発明のそもそもの目的は、転写後のハードコート層に防紋防指紋性が付加されたハードコート層を転写可能とするハードコート転写フィルムを製造し、またそれを得ることであるが、ハードコート層にかような機能性が付与されるには、転写された後のハードコート層最表面、即ち転写後に曝露された表面が防紋防指紋性を発揮するように設計されていれば良いと言える。そしてかかる状態は、本実施の形態によるハードコート転写フィルムの製造方法を用いて得られたハードコート転写フィルムを使用すれば得られる。即ち転写作業が完了した後に曝露された最表面部分がシリコーンリッチな状態となっているのである。
まず、本実施の形態における製造方法を経て得られるハードコート転写フィルムでは、リリース層とハードコート層とが隣接し密接した状態となっている。これをハードコート層側から観察すると、ハードコート層のリリース層と接した側にシリコーンが豊富に存在した(シリコーンリッチな)状態となっていると言える。
次いで、この状態でハードコート層の体積が収縮しはじめると、その動作に引きずられるかのようにこれと接したリリース層表層近傍がハードコート層表面に引っ張られていくかのような振る舞いを見せる。即ちハードコート層が体積収縮を生じるが故に、ハードコート層がリリース層のシリコーンリッチな部分を吸収、一体化した上で、かかる部分があたかもハードコート層側に転移したかのような状態となるものと考えられる。
そうなった状態でハードコート転写フィルムの基材フィルムを剥離すると、基材フィルムとリリース層とが一体化した状態で剥離するのであるが、その際に前述したリリース層におけるハードコート層の体積収縮により惹きつけられたリリース層表層近傍部分は、剥離させる力よりもハードコート層が収縮することにより生じる引力の方が強いため、リリース層の表層近傍部分はリリース層から分離して、ハードコート層表層部分に残存したかのような状態となる。
つまり、リリース層があたかも引き裂かれ、ハードコート層の体積収縮により吸収されたリリース層の表層近傍部分がハードコート層と一体化して剥離し、その結果、ハードコート層の曝露面にリリース層のシリコーンリッチな部分が露出した状態となり、その結果、ハードコートという性質と同時にシリコーン由来の防汚防指紋性が発揮する表面を得ることが出来るようになったものと考えられるのである。
このような現象を確実に生じさせるために、発明者が鋭意研究した結果、前述の通りハードコート層の材料の体積収縮率が3%以上であると好適であり、5%以上であると尚好ましい結果を得られることが分かったのである。ちなみに、この体積収縮率があまりにも大きすぎると得られるハードコート転写フィルムそれ自体がカールしてしまうため、上限値に対し適宜配慮が必要であるが、それは随時実施した際に注意を払えば良い。
尚、ハードコート層を構成する材料としてシリコーンを含有させることで、ハードコート層を積層する時のヌレ性を好適なものにする、という効果も得られるので、シリコーン系ハードコート剤を用いることがより好適である、とも言える。
以上説明したように、本実施の形態に係るハードコート転写フィルムの製造方法及びその製造方法により得られたハードコート転写フィルムを用いれば、最終的に、シリコーン由来の防汚防指紋性という機能性が付加されたハードコート層を所望の箇所に転写出来るようになるのである。
続けて、本実施の形態において得られたハードコート転写フィルムの具体的な使用方法につき簡単に説明する。
かかる製造方法により得られたハードコート転写フィルムの構成は次の通りである。
基材フィルム(ここではPETフィルム・厚み100μmとする)/リリース層/ハードコート層
これを所望の箇所に転写するならば、ハードコート層側に何らかの接着層を設けることが考えられるが、ここではキャスティング法によりこのハードコート転写フィルムを用いるものとし、さらに説明を続ける。
キャスティング法とは、予めフレームの中に本願発明により得られてなるハードコート転写フィルムを仕込んでおき、次いで仕込まれたハードコート転写フィルムのハードコート層側に、例えばアクリル樹脂やオレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、紫外線硬化型樹脂、熱硬化型樹脂などの、所望する最終製品の材料となる物質を投入し、即ちハードコート転写フィルムの表面にさらに種々の積層を行うことで、たかかも得られた物質の最表面に、基材フィルムがまだ貼着したままの状態のハードコート転写フィルムが貼着された状態の高分子樹脂フィルムや高分子樹脂板などの製品を得ることができるのである。
そしてかかる製品が完成したならば、その後工程として最表面に位置する基材フィルムを剥離することで、即ちかかる剥離によりリリース層とハードコート層との界面で剥離が生じ、その結果ハードコート層の界面側が曝露され、これが製品の最表面となる。
即ち、キャスティング法により例えば樹脂板を製造するに際して、最下層部分に本実施の形態に係るハードコート転写フィルムをハードコート層側が樹脂板の原材料となる樹脂と接する面となるように装着した状態にしておき、しかる後に樹脂板を製造すれば、得られた樹脂板には最初からハードコート転写フィルムが貼着された状態となっており、しかもハードコート転写フィルムの基材フィルムが製品の保護フィルムとしても作用することになる。
以上説明したように、本実施の形態に係るハードコート転写フィルムの製造方法により得られるハードコート転写フィルムでは、転写後のハードコート層に後加工を施すこと無く防汚防指紋性が付与されているので、余分な加工等の作業を実行する必要がなくなり、なおかつ簡便に防汚防指紋性を備えたハードコート層を転写という作業を行うだけで所望の箇所に付与することが出来るようになるのである。
<実施の形態2>
以上説明した第1の実施の形態に係るハードコート転写フィルムの製造方法により得られてなるハードコート転写フィルムの構成は、基材フィルム/リリース層/ハードコート層、というものであり、この構成であれば、かかるハードコート転写フィルムをキャスティング法に用いることで、例えば樹脂ボードのような樹脂製品などの表面に防紋防指紋性を備えたハードコート層が積層された製品を簡単に得ることができるが、キャスティング法以外であって、例えば溶融押出法やインモールド法などのような成型法を実行するに際して用いるハードコート転写フィルムを得たい場合、ハードコート層のさらに表面に中間層と接着層と、を設けると良い。
そこで本実施の形態では、さらに2つの層を積層する工程を含むハードコート転写フ
ィルムの製造方法につき述べる。
基材フィルム/リリース層/ハードコート層、という部分までは先に述べた第1の実施の形態と同様であるので、その説明は省略する。
本実施の形態では、先に述べたハードコート層積層工程が完了した後、中間層を設けてなる中間層積層工程と、さらにその表面に接着層を積層してなる接着層積層工程と、を実行する。
本実施の形態で実施する中間層積層工程は、ハードコート層と後述する接着層との層間剥離を生じさせないために中間層を設けるための工程であり、その目的を達する材料であれば特段その使用材料に制限はないが、例えばブチラール系樹脂やイソシアネート系樹脂などであればその目的を達するのに好適な材料であると言える。そこで本実施の形態ではイソシアネート樹脂を用いることとする。
この中間層積層工程では、イソシアネート樹脂をブレードコート法によりハードコート層表面に積層するが、従来公知の手法であればこれに限定されるものではない。
積層される中間層の厚みは0.5μm以上5.0μm以下であることが好ましいが、これは0.5μm以下であると前述の中間層の目的を達することが困難であり、5.0μm以上とするとハードコート転写フィルム全体の厚みが必要以上に厚くなってしまうから、である。
中間層積層工程により中間層を積層したら、その表面に接着層積層工程により接着層を積層する。
ここで用いられる接着層としての材料は特段の制限はなく、ハードコート転写フィルムを転写するために設けられる接着層材料として従来公知のものであれば良い。例えばポリアミド樹脂にブチラール系樹脂やロジン系樹脂、エポキシ系樹脂などを混合させると好適なものとなせる。積層方法は、やはり従来公知の手法であってよく、具体的な積層方法は従来公知の所謂ウェットコーティング法によるものであれば良く、例えば、グラビアコート法、バーコート法、ナイフコート法、ロールコート法、ブレードコート法、ダイコート法などを用いることが出来るが、本実施の形態では適宜好適なものを選択すれば良いものとする。
以上説明した中間層と接着層と、は、そもそも用いられているハードコート層の材料との相性により選択されることが好ましい。即ち中間層は前記目的を達する必要があるが、そのためにはハードコート層との密着性が良好でなければならず、さらにその中間層との密着性が良好である材質による接着層を選択すれば、本実施の形態に係る製造方法により得られるハードコート転写フィルム全体を観察しても剥離箇所以外では層間剥離が生じず、好適なハードコート転写フィルムを得ることができる。
このように、本実施の形態に係る製造方法及びその方法により得られるハードコート転写フィルムであれば、第1の実施の形態におけるキャスティング法以外の手法で、所望の箇所に転写という作業を行うだけで防汚防指紋性という機能性を兼ね備えたハードコート層を積層することが可能となるのである。
本願発明をさらに説明するため、実施例を以下に示す。
本実施例及びその比較参照のための比較例において、ハードコート転写フィルムは基本的に以下の構成とする。
100μmPETフィルム/リリース層/ハードコート層
尚、100μmPETフィルムは広く流通している一般的なものであれば良い。
まず最初にサンプル(実施例・比較例)を製造する。
サンプル製造方法は次の通りである。
PETフィルム表面にリリース層をブレードコート法により積層する。
ついでその表面にハードコート層をダイコート法により積層する。
そして得られたサンプルのハードコート層側表面を厚み1mmのアクリルボード表面に貼着し、ついで基材フィルムを剥離することでハードコート層を転写する。この転写の手法については従来周知の手法で実行されればよく、詳述は省略する。
準備したサンプルの構成は次の通りである。
Figure 2015209544
これらを転写した後の各種測定値は次の通りである。
Figure 2015209544
・ 表中「全光線透過率」はJIS_K_7361−1の規定に基づき測定
・ 表中「ヘイズ」はJIS_K_7136の規定に基づき測定
・ 表中「密着性」はJIS_K_5600−5−6に基づき測定
・ 表中「鉛筆硬度」はJIS_K_5600−5−4に準じて測定
・ 表中「耐擦傷性」は スチールウール#0000 を使用し
負荷500g重で50往復にて表層を擦り傷の具合を目視測定した
「A=傷つかない」「B=やや傷が付く」「C=顕著に傷が付く」
・ 表中「水接触角」は接触角計を用い液滴法により水の接触角を測定したものである
・ 表中「濡れ性」はJIS_K_6768に基づく試験結果とした
・ 表中「油性インキはじき性」は市販油性インキマーカーペンを使用し文字が書けるか、そのはじき方がどうかを評価した
「◎=瞬時にはじく」「○=ゆっくりはじく」「×=はじかない」
・ 表中「油性インキ拭き取り性」は上記の通り文字を書いた後紙製タオルで完全にそれを拭き取れる回数を測定
このように、本願発明に準じた実施例であれば、透光性、ヘイズ値も良好であり、また耐擦傷性も確保しつつ、水接触角が100度以上であり同時に油性インク性、油性インク拭き取り性も良好な結果を示していることより、防汚防指紋性ハードコート層が転写により形成されていることが分かる。
一方、比較例であれば透光性、ヘイズ値は良好であるが、耐擦傷性は充分確保されておらず、水接触角も100度以下であり、油性インクはじき性、油性インク拭き取り性の結果が良好ではないことより、辛うじてハードコート性は確保されていたとしても防汚防指紋性を発揮していないことが分かる。
以上説明した本願発明に係るハードコート転写フィルムの製造方法及び該製造方法により得られるハードコート転写フィルムであれば、これを用いて所望の箇所にハードコート層を転写することで、ハードコート性と同時に防汚防指紋性という機能性も備わったハードコート層を自動的にかつ一気に形成することが出来るので、従来のような何度も手間をかける必要もなくなり、作業効率、コスト面から好適なものを得られやすくなったと言える。また本願発明に係るものであれば最初からハードコート性と防紋防指紋性と、それぞれを呈する成分が強固に一体化した存在となっているので、従来であれば後工程で積層していた防汚防指紋性を呈する層が容易に剥離しがちだったところ、本が発明に係るものであればそもそも層間剥離は生じないので、かような性能低下がほぼ見られない、ということなのである。
以上の課題を解決するために、本願発明の請求項1に記載の発明は、基材フィルムの表面に、少なくとも、リリース層を積層してなるリリース層積層工程と、さらにその表面にハードコート層を積層してなるハードコート層積層工程と、を含んでなる、ハードコート転写フィルムの製造方法であって、前記リリース層として、シリコーンを含有したシリコーン系リリース剤を用いてなり、前記ハードコート層に用いるハードコート剤の体積収縮率が5%以上であること、を特徴とする。
本願発明の請求項に記載のハードコート転写フィルムに関する発明は、請求項1ないし請求項の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法により得られてなること、を特徴とする。
本願発明の請求項に記載の高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルムは、請求項に記載のハードコート転写フィルムを用いたキャスティング法により得られることでハードコート層を備えてなること、を特徴とする。

Claims (7)

  1. 基材フィルムの表面に、少なくとも、
    リリース層を積層してなるリリース層積層工程と、
    さらにその表面にハードコート層を積層してなるハードコート層積層工程と、
    を含んでなる、ハードコート転写フィルムの製造方法であって、
    前記リリース層として、シリコーンを含有したシリコーン系リリース剤を用いてなること、
    を特徴とする、ハードコート転写フィルムの製造方法。
  2. 請求項1に記載のハードコート転写フィルムの製造方法において、
    前記ハードコート層として、シリコーンを含有したシリコーン系ハードコート剤を用いてなること、
    を特徴とする、ハードコート転写フィルムの製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のハードコート転写フィルムの製造方法において、
    前記ハードコート層積層工程が完了した後、
    中間層を設けてなる中間層積層工程と、
    さらにその表面に接着層を積層してなる接着層積層工程と、
    を実行してなること、
    を特徴とする、ハードコート転写フィルムの製造方法。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法であって、
    前記シリコーン系リリース剤が、シリコーン系でありなおかつ硬化性を備えた樹脂と、シリコーン系でありなおかつ硬化性を備えない樹脂と、を混合してなるものであり、
    かつ前記混合の比率が、硬化性を備えた樹脂の質量を10とした場合、硬化性を備えない樹脂の質量の混合比率が1以上であること、
    を特徴とする、ハードコート転写フィルムの製造方法。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法であって、
    前記ハードコート層に用いるハードコート剤の体積収縮率が5%以上であること、
    を特徴とする、ハードコート転写フィルムの製造方法。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のハードコート転写フィルムの製造方法により得られてなること、
    を特徴とする、ハードコート転写フィルム。
  7. 請求項6に記載のハードコート転写フィルムを用いたキャスティング法により得られてなること、
    を特徴とする、ハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。
JP2014094245A 2014-04-30 2014-04-30 ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。 Active JP5622955B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014094245A JP5622955B1 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014094245A JP5622955B1 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5622955B1 JP5622955B1 (ja) 2014-11-12
JP2015209544A true JP2015209544A (ja) 2015-11-24

Family

ID=51942623

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014094245A Active JP5622955B1 (ja) 2014-04-30 2014-04-30 ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5622955B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017217779A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 大日本印刷株式会社 光学積層体の水接触角制御方法、および保護フィルム付き光学積層体

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6642444B2 (ja) * 2014-10-30 2020-02-05 Agc株式会社 防汚膜付き基体

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61245103A (ja) * 1985-04-22 1986-10-31 Nissha Printing Co Ltd 硬質・防眩皮膜転写材
JP2005193514A (ja) * 2004-01-07 2005-07-21 Asahi Kasei Chemicals Corp 表面改質複合シート
JP4229315B2 (ja) * 2003-03-31 2009-02-25 タキロン株式会社 透光性ハードコート樹脂成形体並びにラミネートフィルム及び転写フィルム
JP2005010470A (ja) * 2003-06-19 2005-01-13 Asahi Kasei Corp 反射防止膜用塗布組成物および反射防止膜
JP4026775B2 (ja) * 2004-07-23 2007-12-26 大日本印刷株式会社 光学機能性フィルムの製造方法
JP5017613B2 (ja) * 2006-12-08 2012-09-05 アルケア株式会社 体表面接触装具用複合材料及び体表面接触装具
JP5128334B2 (ja) * 2008-03-25 2013-01-23 リンテック株式会社 剥離フィルムおよびグリーンシートの製造方法
JP2010248426A (ja) * 2009-04-20 2010-11-04 Nippon Kayaku Co Ltd 耐指紋性に優れた転写材及びその製造方法
JPWO2013115237A1 (ja) * 2012-01-30 2015-05-11 日東電工株式会社 低摩擦基材の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017217779A (ja) * 2016-06-06 2017-12-14 大日本印刷株式会社 光学積層体の水接触角制御方法、および保護フィルム付き光学積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5622955B1 (ja) 2014-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111500201B (zh) Oca光学胶及其制造方法
JP2010167712A (ja) 柔軟性を有するネイルシール
KR20130042475A (ko) 재구성 가능한 다층 라미네이트 및 방법
CN113015623B (zh) 脱模膜
CN113939401A (zh) 脱模薄膜、薄膜层叠体、它们的制造方法
JP5622955B1 (ja) ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。
JP5651797B1 (ja) ハードコート転写フィルムの製造方法及びハードコート転写フィルム並びにハードコート層を備えた高分子樹脂板又は高分子樹脂フィルム。
KR20210107798A (ko) 반사 방지 필름 및 그 제조 방법
TW201936390A (zh) 積層膜、離型膜及積層體
CN103865418B (zh) 一种无彩虹纹化学处理双向拉伸聚酯预涂膜及其制备方法
JP6345310B1 (ja) 機能性物品の製造方法、機能性転写基材および機能性物品
JP5779092B2 (ja) 離型性組成物および表面保護フィルム
JP2022114930A (ja) 離型層組成物、離型フィルムおよびこれらの製造方法、並びにフィルム積層体及びその使用方法
CN208315068U (zh) 一种不干胶薄膜标签
JP2008093536A (ja) 印刷基材の硬質被膜形成方法
JP2007145881A (ja) 貼着用シート
CN209669108U (zh) 一种弱胶离型膜
JP5893194B2 (ja) 高硬度ハードコート層転写フィルム
JP6976802B2 (ja) ラベル用ラミネートフィルムおよびラベル
JP2017148990A (ja) 化粧紙及び化粧板
JP2017177392A (ja) 付箋積層体
CN105907318A (zh) 粘着胶带
JP2017007294A (ja) 付箋積層体
JP2004314495A (ja) 耐汚染化粧シート
KR101518252B1 (ko) 위장용 점착시트

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140827

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140916

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140922

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5622955

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250