JP2015207439A - 防水ゴム栓、防水ゴム栓付き電線、電線付きコネクタ - Google Patents

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【課題】端子金具のカシメ時に防水ゴム栓が伸長することを抑制する。【解決手段】防水ゴム栓40は、端子金具20に固定されてコネクタハウジング31のキャビティ33内にキャビティ33後方端33Aから挿入される防水ゴム栓40であって、前記端子金具20に接続された電線15が水密に挿通される電線挿通孔43を有する栓本体45と、この栓本体45の外周に突出して設けられ前記キャビティ33の内面33Bに水密に接触するキャビティシール部47と、前記栓本体45のうち前記キャビティシール部47よりも前記キャビティ33前方端側に形成され前記端子金具20のカシメ片29がカシメ付けられるカシメ部41とを備え、前記カシメ部41にはその肉厚内に前記キャビティ33前方端側に開口する中空部55が形成されている。【選択図】図11

Description

本明細書によって開示される技術は、コネクタ用の防水ゴム栓の技術的改良に関する。
従来より、防水コネクタにおいては、コネクタハウジング内のキャビティからの水の浸入を防ぐために防水ゴム栓を用いる。この種の防水ゴム栓は、電線を挿通可能な筒状をなし、電線が挿通された状態でコネクタハウジング内に形成されたキャビティ内に挿入されることで、電線とキャビティの内壁との間をシールする。
コネクタのキャビティ内には、相手側端子金具と接続される端子金具が収容されており、防水ゴム栓は電線と共に端子金具に固定される。防水ゴム栓を端子金具に固定するためには、電線が挿通された状態で防水ゴム栓を端子金具に設けた一対のカシメ片を防水ゴム栓の所定部位に巻き付けるようにしてカシメ付ける。
ところで、防水ゴム栓のうち端子金具のカシメ片をカシメ付ける部分(カシメ部)は一般に円筒状に形成されており、カシメ片のカシメ時にこの部分がカシメ片と電線との間で圧縮されることになる。ところが、従来、このカシメ部は、一定の肉厚の円筒形に形成されていたため、カシメ部の肉がほとんど前後方向に逃げるように変形し、防水ゴム栓が軸線方向に伸長することがあった。このような防水ゴム栓付きの端子金具をキャビティ内に挿入すると、端子金具がキャビティ内の正規位置に収容されたとしても、防水ゴム栓のシール部がキャビティの入口に近い箇所に位置してしまうことになる。この結果、電線がコネクタの外部で強く曲げられたりした場合に、防水ゴム栓のシール部のキャビティ内壁への密着性が弱まり、結局、良好な防水性が得られないことがある。
このような問題を解決するために、特開2003−45552号公報(下記特許文献1)では、防水栓にリブを形成することで防水栓の伸長を少なくする技術が開示されている。この防水栓では、端子の加締め片が小径部を介して電線を加締めており、この小径部の外周面に軸線に沿って複数のリブが設けられている。
また、特開2007−141770号公報(下記特許文献2)では、防水ゴム栓の小径の取付筒部の内側に円周溝を設けている。バレル片をカシメた際に、小径部の肉が円周溝を埋めるように、逃げる余地を作っておくことで、防水栓の伸長を回避するのである。
特開2003−45552号公報 特開2007−141770号公報
しかしながら、特開2003−45552号公報(上記特許文献1)の構成では、小径部の外周面上に段差が形成されることになるため、加締める際に、加締め片が外周面の段差に食い込んで切れ等が発生しやすくなる。
また、特開2007−141770号公報(上記特許文献2)の構成では、防水ゴム栓に電線を挿通させる際に、円周溝に電線が引っ掛かり、電線の挿通作業が行いにくくなるという問題がある。
本明細書で開示される防水ゴム栓は、端子金具に固定されてコネクタハウジングのキャビティ内にキャビティ後方端から挿入される防水ゴム栓であって、前記端子金具に接続された電線が水密に挿通される電線挿通孔を有する栓本体と、この栓本体の外周に突出して設けられ前記キャビティの内面に水密に接触するキャビティシール部と、前記栓本体のうち前記キャビティシール部よりも前記キャビティ前方端側に形成され前記端子金具のカシメ片がカシメ付けられるカシメ部とを備え、前記カシメ部にはその肉厚内に前記キャビティ前方端側に開口する中空部が形成されている。
また、本明細書で開示される防水ゴム栓付き電線は、コネクタハウジングのキャビティ内にキャビティ後方端から挿入される防水ゴム栓付き電線であって、電線の先端に接続されて前記キャビティ内に配置される端子金具と、前記電線を挿通させた状態で前記端子金具に設けたカシメ片によってカシメ固定される上記構成の防水ゴム栓を備える。
さらに、本明細書で開示されるコネクタは、端子金具を収容するキャビティを備えたコネクタハウジングと、前記端子金具が前記キャビティ内にキャビティ後方端から挿入されてなる上記構成の防水ゴム栓付き電線を備える。
このような構成によると、カシメ片がカシメ付けられる際に防水ゴム栓に生じる作用する圧縮力は中空部がつぶされることによって吸収することができる。また、圧縮変形を吸収する中空部を、カシメ部の肉厚内に設けているため、カシメ部の外周面や内周面に凹凸を形成する必要がなくなる。そのため、端子金具による切れの発生や電線の挿入しにくさを抑制することができる。
本明細書に開示される防水ゴム栓、防水ゴム栓付き電線及びコネクタの実施の態様として、以下の構成としてもよい。
前記中空部が前記カシメ部と同軸の円周上に沿って複数の深溝として間欠的に設けられている構成としても良い。
このような構成によると、中空部がカシメ部と同軸の円周上に沿って設けられていることから、カシメ片によるカシメ付けによる圧縮変形で径方向にカシメ部が縮むときに潰れやすくなる。
また、前記中空部は、前記カシメ部の周方向に沿う環状溝として設けられている構成としても良い。
このような構成では、カシメ部の肉厚内に周方向に沿う環状溝の中空部が設けられている。そのため、カシメ部に切れ込みが入った場合であっても、中空部よりも内側には切れ込みが浸入できないため、カシメ部の切断を抑制することができる。また、中空部を作る金型が単純な円周状で良くなるため、成形も容易になる。
本明細書に開示された防水ゴム栓、防水ゴム栓付き電線及びコネクタによれば、端子金具のカシメ時に防水ゴム栓が伸長することを抑制することができる。
実施形態1における防水ゴム栓の平面図 同正面図 同背面図 図1のIV−IV断面での断面図 図1のV−V断面での断面図 図4と同じ断面位置において電線を防水ゴム栓に通した状態での断面図 図5と同じ断面位置における電線を防水ゴム栓に通した状態での断面図 実施形態1における防水ゴム栓付き電線の平面図 同側面図 図8のX−X断面での断面図 図8のXI−XI断面での断面図 実施形態1のコネクタの一部切欠断面図 実施形態2における防水ゴム栓の平面図 同正面図 図13のXV−XV断面での断面図 図13のXVI−XVI断面での断面図 図15と同じ断面位置において電線を防水ゴム栓に通した状態での断面図 図16と同じ断面位置における電線を防水ゴム栓に通した状態での断面図 図15と同じ断面位置における防水ゴム栓付き電線の断面図
<実施形態1>
実施形態1を図1から図12によって説明する。
本実施形態の防水ゴム栓付き電線10は被覆電線15の先端に端子金具20を備えており、その端子金具20を防水コネクタ30のコネクタハウジング31に形成されたキャビティ33内に後方(相手方コネクタに対する嵌合面とは反対側)から挿入される。端子金具20はコネクタハウジング31のキャビティ33内において、図示しない周知のランス構造により抜け止めされる。端子金具20がキャビティ33内の所定位置に配された状態では、防水ゴム栓40の外周がキャビティ33の内壁33Bに密着し、キャビティ33の内壁33Bに対してシールされる。
被覆電線15は、図8に示すように、芯線17の外周に被覆19が施された周知の構造であって、その端末部分では、被覆19の端末が所定寸法切除されることにより、芯線17の端末が被覆19の端末から突出した形態に処理される。
端子金具20は例えば雌側であって、図8及び図9に示すように、相手の雄端子金具(図示せず)のタブと接続される角筒形をなす端子本体部21の後方に、上記した被覆電線15における芯線17の端末に圧着されるワイヤバレル部23と、被覆19の端末に圧着されるインシュレーションバレル部25とが設けられている。
インシュレーションバレル部25は、詳しくは後記するように、被覆電線15における被覆19の端末ともども防水ゴム栓40のカシメ部41に対してかしめられるものであって、ワイヤバレル部23より一段下がった位置で円弧状をなす底壁27の左右両端縁から、一対のカシメ片29が立ち上がり形成されている。
防水ゴム栓40は、図1から図6に示すような形状に形成されている。防水ゴム栓40は、例えばシリコーンゴム製であって、被覆電線15を挿通可能な電線挿通孔43を有する筒状の栓本体45と、栓本体45の外周に設けられたキャビティシール部47と、カシメ片29にカシメ付けられるカシメ部41と、フランジ部49とを備えている。電線挿通孔43が設けられた栓本体45を中心に、キャビティシール部47とカシメ部41とフランジ部49は同軸の円筒形となっている。
キャビティシール部47は、防水ゴム栓40の後部側にカシメ部41等より大きい径寸法に形成されており、所定位置に収容されるとキャビティ33の内壁33Bと当接する。また、キャビティシール部47の外周面のうち前部側には、このキャビティシール部47の周方向に沿って環状に形成された2条の外周リップ51が突出して周設されている。この外周リップ51がキャビティ33の内壁33Bに密着することで、キャビティ33の内壁33Bと被覆電線15との間がシールされる。
また、栓本体45の内周面(大径に形成された部分の内周面)にも、図5に示すように、2条の内周リップ53が外周リップ51とは互い違いの位置に環状に形成されている。内周リップ53は、栓本体45のうち電線挿通孔43が径方向に広がった位置に設けられており、自然状態では、電線挿通孔43の他の部分の内周面に比べて突出しないようにされている。このような形状とされることで、被覆電線15を挿通させるときに内周リップ53が引っかかることはない一方で、防水ゴム栓40がキャビティ33に収容されて、外周リップ51が潰された時には、内周リップ53が被覆電線15に密着してシールするようになっている。
キャビティシール部47の前側(端子金具20寄り部分)は、端子金具20のインシュレーションバレル部25のカシメ片29がカシメ付けられるカシメ部41となっている。カシメ部41は、キャビティシール部47より小さい外径寸法である。カシメ部41の前側は、カシメ片29がカシメ部41から抜けることを防止するために外径をカシメ部41よりも大きくしたフランジ部49としてある。フランジ部49は、カシメ部41とキャビティシール部47との中間ぐらいの径寸法である。また、フランジ部49の前端は、先細り状にされており、コネクタハウジング31のキャビティ33内に端子金具20を挿入する際に、防水ゴム栓40がキャビティ33内に案内されやすいようになっている。
そして、図2、図5及び図6に示すように、フランジ部49からカシメ部41に亘って、その肉厚内にフランジ部49前方側に開口する深溝部55が形成されている。深溝部55は、カシメ部41と同軸の円周状に沿って、等間隔で複数(本実施形態では6つ)の深溝として間欠的に設けられている。深溝部55は、カシメ部41の肉厚の約3分の1の径方向の寸法を有しており、カシメ部41の周方向において、深溝部55がある部分とない部分とが同じ程度の周方向寸法となっている。深溝部55は、その奥端55Aがカシメ部41の後端とほぼ同じ位置になっている。
図8に示すように、防水ゴム栓40の電線挿通孔43内に被覆電線15が挿通された状態で、端子金具20のインシュレーションバレル部25のカシメ片29が防水ゴム栓40のカシメ部41に外方からカシメ付けられて、被覆電線15と防水ゴム栓40とが端子金具20に固定される。この際に、図10に示すように、カシメ片29に押さえつけられた肉が、深溝部55を潰して、深溝部55の空間がほぼなくなるように平らに変形する。
続いて、本実施形態のコネクタ30へ防水ゴム栓付き電線10を組み付ける方法について説明する。まず、図7に示すように、防水ゴム栓40の電線挿通孔43内に、後方から被覆電線15の端末を挿通させる。この際、電線挿通孔43内に出っ張る形状の凹凸がないため、被覆電線15の挿通が容易になる。そして、防水ゴム栓40の前側から突出した被覆電線15の被覆19を剥がして、芯線17を露出させ、図8及び図9に示すように、露出した芯線17を端子金具20のワイヤバレル部23にカシメ付けて、被覆電線15と端子金具20とを電気的に接続する。
これと同時に又は別工程にて、インシュレーションバレル部25のカシメ片29が、防水ゴム栓40のカシメ部41に対してカシメ付けられ、防水ゴム栓40が、被覆電線15の被覆19の端末と共に端子金具20に固定される。
この際に、図10及び図11に示すように、外周方向から力を加えられたカシメ部41の肉が、深溝部55を径方向に潰すように逃げる。この際に、カシメ片29によって力がかかる方向と、深溝部55が潰れる方向が同じであるため、深溝部55が周辺の肉によって潰れやすい。このように、深溝部55が周辺の肉によって潰れることで、カシメ片29によってカシメ付けられることで防水ゴム栓40に生じる縮径変形を深溝部55が吸収することができる。そのため、カシメ部41の肉が前後方向に伸びて、防水ゴム栓40が伸長するのを抑制することができる。
そして、このように組み付けられた防水ゴム栓付き電線10をコネクタハウジング31のキャビティ33内に挿入する。図11及び図12に示すように、キャビティ33の後方の挿入口33Aから、端子金具20を挿入して、さらに押し込むと、キャビティシール部47の外周リップ51がキャビティ33の内壁33Bに押圧されて弾性変形し、外周リップ51とキャビティ33の内壁33Bとが密着する。また、キャビティシール部47が押圧されると、内周リップ53も被覆電線15に密着する。このようにして、被覆電線15とキャビティ33の内壁33Bとがシールされる。
以上のように本実施形態によれば、カシメ片29がカシメ付けられる際に防水ゴム栓40に作用する圧縮力を深溝部55がつぶされることによって吸収することができる。また、圧縮変形を吸収する深溝部55を、カシメ部41の肉厚内に設けているため、カシメ部41の外周面や内周面に凹凸を形成する必要がなくなる。そのため、端子金具20による切れの発生や被覆電線15の挿入しにくさを抑制することができる。
また、深溝部55がカシメ部41と同軸の円周上に沿って複数の深溝として間欠的に設けられている。
このような構成によると、深溝部55がカシメ部41と同軸の円周上に沿って設けられていることから、カシメ片29によるカシメ付けによる圧縮変形で径方向にカシメ部41が縮むときに潰れやすくなる。
<実施形態2>
次に、実施形態2を図13ないし図19によって説明する。
本実施形態の防水ゴム栓140では、中空部が深溝部55ではなく環状の環状溝157である点で、実施形態1とは相違する。なお、実施形態1と同一機能を有する部材、部位については、同一の符号を付すことで、説明を省略しまたは簡略化する。
本実施形態における防水ゴム栓140は、被覆電線15の端末に固着された端子金具20の後方に固定されることで、防水ゴム栓付き電線110とされる。そして、コネクタ130は、コネクタハウジング31と、コネクタハウジング31内に形成されたキャビティ33内に挿入される防水ゴム栓付き電線110とを備えている。
防水ゴム栓140は、実施形態1と同様、被覆電線15を挿通可能な電線挿通孔43を有する筒状の栓本体45と、栓本体45の外周に突出して設けられたキャビティシール部47と、カシメ片29にカシメ付けられるカシメ部141と、フランジ部149とを備えている。栓本体45と、キャビティシール部47とについては、実施形態1と同様の構成を備えているので、その説明は省略する。また、カシメ部141とフランジ部149については、中空部である環状溝157以外の構成は実施形態1と同様であるので、説明を省略する。
図14から図16に示すように、フランジ部149からカシメ部141に亘って、その肉厚内にフランジ部149前方側に開口する環状溝157が形成されている。環状溝157は、カシメ部141と同軸の円周状に沿って1周する形状になっている。環状溝157は、カシメ部141の肉厚の約3分の1の径方向の寸法を有しており、その奥端157Aは、カシメ部41の後端とほぼ同じ位置とされている。
図19に示すように、実施形態1と同様に、防水ゴム栓140の電線挿通孔43内に被覆電線15が挿通された状態で、端子金具20のインシュレーションバレル部25のカシメ片29が防水ゴム栓40のカシメ部41に外方からカシメ付けられる。そして、被覆電線15と防水ゴム栓140とが端子金具20に固定される。この際にカシメ片29に押さえつけられた肉が、環状溝157を潰して、環状溝157の空間がほぼなくなるように平らに変形する。このように、環状溝157が周辺の肉によって潰れることで、カシメ片29によってカシメ付けられることで防水ゴム栓140に生じる縮径変形を環状溝157が吸収することができる。そのため、カシメ部141の肉が前後方向に伸びて、防水ゴム栓140が伸長するのを抑制することができる。
なお、環状溝157はカシメ部141及びフランジ部149全体に広がりをもって設けられている。そのため、カシメ部141がカシメ片29によって切れ込みが入った場合であっても、環状溝157という空間があるため、環状溝157より内側にはその切れ込みが浸入することがない。このように、カシメ部141の内側の肉に傷が入ることがないため、カシメ部141全体の切断を抑制することができる。また、防水ゴム栓140を成形する際の金型が、単純な形状で良くなるため、防水ゴム栓140の成形が容易になる。
以上のように本実施形態によれば、中空部である環状溝157は、カシメ部141の周方向に沿う環状溝として設けられている。
このような構成では、カシメ部141の肉厚内に周方向に沿う環状溝157が設けられている。そのため、カシメ部141に切れ込みが入った場合であっても、環状溝157よりも内側には切れ込みが浸入できないため、カシメ部141の切断を抑制することができる。また、環状溝157を作る金型が単純な円周状で良くなるため、成形も容易になる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
(1)上記実施形態1では、深溝部55は周方向に伸びていたが、径方向に伸びていても良い。
(2)上記実施形態1では、深溝部55は断面視で周方向に長細い形状とされていたが、断面視円形形状であっても良い。
10…防水ゴム栓付き電線
15…被覆電線(電線)
20…端子金具
25…インシュレーションバレル部
29…カシメ片
30…コネクタ
31…コネクタハウジング
33…キャビティ
33A…挿入口(キャビティ後方端)
33B…内壁
40、140…防水ゴム栓
41、141…カシメ部
43…電線挿通孔
45…栓本体
47…キャビティシール部
49、149…フランジ部
55…深溝部(中空部)
157…環状溝(中空部)

Claims (5)

  1. 端子金具に固定されてコネクタハウジングのキャビティ内にキャビティ後方端から挿入される防水ゴム栓であって、前記端子金具に接続された電線が水密に挿通される電線挿通孔を有する栓本体と、この栓本体の外周に突出して設けられ前記キャビティの内面に水密に接触するキャビティシール部と、前記栓本体のうち前記キャビティシール部よりも前記キャビティ前方端側に形成され前記端子金具のカシメ片がカシメ付けられるカシメ部とを備え、前記カシメ部にはその肉厚内に前記キャビティ前方端側に開口する中空部が形成されている防水ゴム栓。
  2. 前記中空部が前記カシメ部と同軸の円周上に沿って複数の深溝として間欠的に設けられている請求項1に記載の防水ゴム栓。
  3. 前記中空部は、前記カシメ部の周方向に沿う環状溝として設けられている請求項1に記載の防水ゴム栓。
  4. コネクタハウジングのキャビティ内にキャビティ後方端から挿入される防水ゴム栓付き電線であって、電線の先端に接続されて前記キャビティ内に配置される端子金具と、前記電線を挿通させた状態で前記端子金具に設けたカシメ片によってカシメ固定される請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の防水ゴム栓とを備える防水ゴム栓付き電線。
  5. 端子金具を収容するキャビティを備えたコネクタハウジングと、前記端子金具が前記キャビティ内にキャビティ後方端から挿入されてなる請求項4記載の防水ゴム栓付き電線とを備えた電線付きコネクタ。
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