JP2015204600A - 駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スピーカの特性の変動やばらつきが生じた場合でも発振を防ぎ、制御信号を連続的に変化させることにより歪みを抑え、コストを低減する。
【解決手段】駆動装置100は、アンプ10と、電流検出部11と、デジタル回路で構成された駆動制御部101とを備える。スピーカ1のボイスコイルに流れる電流を電流検出部11によって検出し、検出信号をADC部12によりΔΣ方式でA/D変換し、DSF部13でダウンサンプリングする。ダウンサンプリングした信号に対して調整部14においてゲイン補償、位相補償、及びコンプレッサ処理を行い、調整部14の出力信号と、駆動装置100への入力信号Viを特性補償フィルタ15により処理した信号と加算器16により加算する。加算した信号はOSF部17によりオーバーサンプリングした後、DAC部18によりΔΣ方式でD/A変換し、アンプ10により増幅してスピーカ1を駆動する。
【選択図】図1

Description

この発明は、スピーカを駆動する駆動装置に関する。
小型スピーカから低音を発生させる技術は、従来から種々提案されている。例えば、図13は、ヘルムホルツ共鳴と負性駆動の技術を組み合わせたスピーカ駆動回路の一例であり、この回路によれば小型スピーカを用いても低音を効率よく発音することができる。ここで、同図に示す回路について詳細に説明する。図において、反転増幅回路300は、利得Aの差動増幅器20を有している。差動増幅器20の出力端と接地間にはスピーカ1と抵抗Rcが直列に介挿されている。スピーカ1と抵抗Rcの接続点は、帰還増幅器25を介して加算器26に接続されている。帰還増幅器25の伝達利得はβ(固定値)に設定されている。入力信号Siは特性補償イコライザ27により処理され、加算器26を介して帰還増幅器25の出力と加算された後、差動増幅器20に入力されるようになっている。なお、この種の音響装置は、特許文献1等に開示されている。
図13に示す回路において、反転増幅回路300側からみた出力インピーダンスZoは、次式で表される。
Zo=Rc・(1−Aβ)…式1
つまり、出力インピーダンスZoは、負性抵抗となることが分る。
ここで、スピーカ1におけるボイスコイルの電気抵抗をRLとすると、この電気抵抗RLは、スピーカユニット4と、ヘルムホルツ共鳴を利用したキャビネットのモーショナルインピーダンスとの共通の制動抵抗となる。したがって、式1で表される出力インピーダンスZoがスピーカ1におけるボイスコイルの電気抵抗RLをキャンセルする値、つまり、−RLとなるように、各抵抗の値を設定することにより、スピーカユニット4とキャビネットは別々に定電圧駆動されることになり、低音を効率よく発音することができる。
特開平1−302997号公報
しかしながら、特許文献1の音響装置においては、スピーカ1の特性の変動やばらつきが大きく、発振する恐れがあった。また、非線形動作が難しく、制御信号(帰還増幅器25の出力)が歪みとなって現れやすかった。さらに、複雑な制御を行うには、回路が複雑になり、コストの上昇を招いていた。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、スピーカの特性の変動やばらつきが生じた場合でも発振を防ぎ、制御信号を連続的に変化させることにより歪みを抑え、コストを低減することのできる駆動装置を実現することを解決課題とする。
上述した課題を解決するため、本発明に駆動装置は、共鳴開口を有するキャビネットに配設されて音響を直接放射するとともに前記共鳴開口とキャビネットとにより構成されるヘルムホルツ型共鳴器を駆動して前記共鳴開口より共鳴音響を放射させる振動器を駆動する駆動装置において、前記振動器に流れる駆動電流に応じた検出信号を出力する電流検出部と、前記検出信号に基づく信号を前記電力増幅器の入力側に正帰還することにより、前記電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて前記振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように駆動状態を制御するデジタル回路で構成された駆動制御部とを有し、前記駆動制御部は、前記検出信号をA/D変換するA/D変換部と、前記A/D変換部の出力デジタル信号に少なくともゲイン補償及びコンプレッサ処理を施す第1処理部と、前記第1処理部の出力デジタル信号に、少なくとも前記駆動装置の入力信号に対応するデジタル信号を加算する処理を施す第2処理部と、前記第2処理部の出力デジタル信号をD/A変換してアナログ信号を生成して前記電力増幅器に供給するD/A変換部とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、振動器の駆動電流に対応する検出信号は、電流検出部の出力信号として検出され、駆動制御部に入力される。駆動制御部は、検出信号に基づく信号を電力増幅器の入力側に正帰還することにより、電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように駆動状態を制御することができる。
駆動制御部をアナログ回路で構成すると、ゲインや位相補償回路の構成が複雑になり、しかもアナログ回路のバラツキによって、フィードバック系が不安定になる。これに対して、本発明の駆動制御部は、デジタル回路により構成され、駆動制御部に含まれる処理部は、電流検出部の出力信号に基づくデジタル信号にゲイン補償を施す。したがって、振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するゲイン補償処理をデジタル回路により容易に行うことができる。
また、振幅が大きくなった場合に、スピーカユニットの歪み及びキャビネットの音鳴り(ビビり、風切り音)を防止するための非線形動作を伴うコンプレッサ処理をアナログ回路で実現しようとすると、ダイオードやトランジスタの非線形特性を利用することになるが、素子のバラツキ等によって、高精度の特性を得るのは容易でなく、特性の調整が必要となり、構成が複雑となる。これに対して、本発明によれば、コンプレッサ処理をデジタル回路で実現するので、簡易な構成で、高精度の非線形特性を得ることができる。
上述した駆動装置において、前記第1処理部は、前記電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて前記振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように帰還利得を補償するゲイン補償処理部と、前記振動器の発振を防ぐように前記駆動信号の位相を補償する位相補償処理部と、前記振動器の出力の歪みを低減するように前記帰還利得を調整するコンプレッサ処理部とを備えるようにしてもよい。
この発明によれば、ゲイン補償処理部により振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するゲイン補償処理をデジタル回路により容易に行うことができる。また、位相補償処理部により、フィードバックループが発振しないような位相補償処理をデジタル回路により容易に行うことができる。さらに、振幅が大きくなった場合に、スピーカユニットの歪み及びキャビネットの音鳴り(ビビり、風切り音)を防止するための非線形動作となるコンプレッサ処理をデジタル回路により容易に行うことができる。
上述した駆動装置において、前記第1処理部は、前記電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて前記振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように帰還利得を補償するゲイン補償処理部と、前記キャビネットを含めた前記振動器の電気等価回路をデジタル信号処理で実現した等価モデルと、前記等価モデルの出力デジタル信号と、前記A/D変換部の出力デジタル信号又は前記A/D変換部の出力デジタル信号に応じた信号との差分信号に基づいて、前記帰還利得を調整するコンプレッサ処理部とを備えるようにしてもよい。
この発明によれば、振動器に固有の内部インピーダンスが変化した場合でも、キャビネットを含めた振動器の電気等価回路をデジタル信号処理で実現した等価モデルの出力デジタル信号と、A/D変換部の出力デジタル信号又はA/D変換部の出力デジタル信号に応じた信号との差分信号を得ることにより、内部インピーダンスの変化を検出し、内部インピーダンスの変化に基づいて帰還利得を調整するので、スピーカユニットの歪み及びキャビネットの音鳴り(ビビり、風切り音)を確実に防止することができる。
上述した駆動装置において、前記第1処理部は、前記A/D変換部の出力信号をダウンサンプリングするダウンサンプリング部を備え、前記第2処理部は、前記加算する処理により生成された信号をオーバーサンプリングするオーバーサンプリング部を備え、前記ダウンサンプリング部と前記オーバーサンプリング部とには、FIRフィルタを用いる場合には、ミニマムフェーズ型を用いることが好ましい。この発明によれば、アップサンプリングとダウンサンプリング部にリニアフェーズのフィルタを用いる場合と比較して遅延時間を低減できるので、位相余裕を拡大することができ、駆動装置を安定して動作させることが可能となる。
本発明の第1実施形態に係るスピーカの駆動装置を示すブロック図である。 電流検出部の一例を示す回路図である。 処理部の構成を示すブロック図である。 スピーカユニットと駆動装置の電気等価回路を示す回路図である。 スピーカユニットの等価回路を示す回路図である。 リニアフェーズのFIRフィルタとミニマムフェーズのFIRフィルタの特性の違い示す図である。 2次のローパスフィルタにおける位相補償を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係るスピーカの駆動装置を示すブロック図である。 等価モデルの構成を示すブロック図である。 等価モデルに基づくコンプレッサ処理を説明するための図である。 変形例における電流検出部を示す回路図である。 変形例における電流検出部を示す回路図である。 従来のスピーカの駆動装置を示すブロック図である。
<第1実施形態>
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。図1に第1実施形態に係るスピーカ1の駆動装置100を示すブロック図を示す。駆動装置100は、アンプ10と、電流検出部11と、駆動制御部101とを備えている。駆動制御部101は、ADC部12、DSF部13、調整部14、特性補償フィルタ15、加算器16、OSF部17、及びDAC部18を備えている。
スピーカ1は、バスレフ形のスピーカであり、キャビネット6の前面に穴を開けて振動板2及び変換器3からなるスピーカユニット4を取り付け、その下方にバスレフポート7を有する共鳴開口として機能する管ポート8を設け、この管ポート8を備えたキャビネット6によりヘルムホルツ共鳴器を形成したものである。変換器3は、ボイスコイルを備え、電気エネルギーを機械エネルギーに変換して、振動板2を振動させる機能を有する。
駆動装置100においては、利得Aのアンプ10から出力される駆動信号Voをスピーカ1に与える。電流検出部11は、スピーカ1における変換器3のボイスコイルに流れる駆動電流IRを検出して、駆動電流IRの大きさを示す検出信号V1を出力する。駆動電流IRは伝達利得βの調整部14を介してアンプ10に正帰還される。
電流検出部11は、例えば図2に示すように、変換器3のボイスコイルの抵抗R1に流れる駆動電流IRを、抵抗Rsの両端電圧をアンプ11aを介して検出信号V1として出力する回路である。
以上のような回路において、アンプ10の出力インピーダンスZoは、
Zo=Rs(1−Aβ)…式2
として求められる。この式2から、Aβ>1とすればZoは開放安定形の負性インピーダンスとなる。
図4に、バスレフ形のスピーカ1と図1に示す負性インピーダンスを有する駆動装置100の電気等価回路を示す。スピーカユニット等価回路50は、変換器3のボイスコイルの抵抗R1と、スピーカユニット4の等価モーショナルインピーダンスによる並列共振回路とからなっている。キャビネット等価回路51は、管ポート8を備えたキャビネット6により構成されるヘルムホルツ共鳴器の等価モーショナルインピーダンスによる並列共振回路となっている。
スピーカユニット等価回路50のQ値は、共振時にインダクタL1に流れる振動電流ILと抵抗R1に流れる駆動電流IRの比なので、次に示す式3で表すことができる。
Q=IL/IR…式3
共振時の角周波数をωとすると、インダクタL1に流れる振動電流ILは次に示す式4で表すことができる。
IL=Vout/ωL1…式4
また、抵抗R1に流れる駆動電流IRは次に示す式5で表すことができる。
IR=Vout/R1…式5
式4と式5とを式3に代入すると、Q値は以下のようになる。
Q=(Vout/ωL1)/(Vout/R1)=R1/ωL1…式6
また、共振時の角周波数ωは以下のように表される。
ω=1/(L1・C1)1/2…式7
式7を式6に代入すると、スピーカのQ値は以下のようになる。
Q=R1/ωL1=R1・(C1/L1)1/2…式8
ここで、図5にスピーカユニット等価回路50だけを取り出し、駆動電圧をE、振動系の等価質量をM、振動系のスティフネスをS、変換器3の磁束密度をB、変換器3のボイスコイルの有効長をλとし、ボイスコイルに電流iが流れたとすると、磁束密度Bの中に置かれた有効長λのボイスコイルには電流iに比例した力Fが働く。力Fは式9で与えられる。
F=Bλi…式9
この力が振動系を動かす駆動力となる。この場合、駆動力と速度の比である機械インピーダンスZmは次に示す式10で表すことができる。
Zm=j(ωM−S/ω)…式10
また、共振時のボイスコイルのインピーダンスZeは式11で与えられる。
Ze=R1…式11
振動系が速度vで動く時の力はZmvであり、この力は式9で表されるボイスコイルの電流による力に等しい。
F=Bλi=Zmv…式12
ここで、駆動電圧Eはボイスコイル自身の電気インピーダンスによって、まず電圧降下Ze・iを生じる。また、振動系が電流によって力を受けると、ボイスコイル内には逆起電力が発生する。つまり、駆動電圧Eは電圧降下Ze・iと、逆起電力との和に等しい。逆起電力は、速度vに磁束密度Bとボイスコイルの有効長λを掛けたものになる。
E=Ze・i+Bλv…式13
式12により、速度vはBλi/Zmとなるので、これを式13に代入すると、式14が得られる。
E=Ze・i+(Bλ)i/Zm…式14
したがって、図4に示すスピーカユニット等価回路50のインピーダンスZは、以下に示す式15で表すことができる。
Z=E/i=Ze+(Bλ)/Zm…式15
式10と式11を式15に代入すると、以下のようになる。
Z=R1+(Bλ)/j(ωM−S/ω)…式16
式16を変形すると式17が得られる。
Z=R1+j[1/((S/ω(Bλ))−(ωM/(Bλ)))]…式17
図4に示すスピーカユニット等価回路50のインピーダンスを、インダクタL1とキャパシタC1で考えると、式18が得られる。
Z=R1+j[1/((1/ωL1)−ωC1)]…式18
式17と式18とを比較すると、インダクタL1とキャパシタC1は以下のように表すことができる。
L1=(Bλ)/S…式19a
C1=M/(Bλ)…式19b
この結果を、式8に代入すると、スピーカのQ値は以下に示す式20で表すことができる。
Q=R1・(MS)1/2/(Bλ)…式20
式20は、R1を小さくすると、スピーカのQ値を小さくできることを示している。つまり、図4の等価回路において、出力インピーダンスZoが−R1の駆動装置100により駆動すると、ボイスコイルの抵抗は見掛け上ゼロになり、駆動系の速度が入力電圧に比例する定速度動作とすることができる。また、図4から分るように、抵抗R1は、スピーカユニットとキャビネットのモーショナルインピーダンスの共通の制動抵抗となっている。したがって、駆動装置100の負性インピーダンスにより、抵抗R1をキャンセルすると、スピーカユニットとキャビネットは別々に定電圧駆動されることになる。
そこで、本実施形態では、式2で与えられる駆動装置100の出力インピーダンスZoが−R1となるように駆動装置100を動作させる。以下、駆動装置100の詳細について説明する。なお、駆動装置100は一例としてDSPにより実現されており、図1に示す駆動装置100の各部は、DSPの機能を示す機能ブロックである。
ADC部12は、一例として、ΔΣ方式のA/Dコンバータの機能を有するブロックであり、電流検出部11の出力である検出電流に対応した電圧(検出信号V1)を高速A/D変換する。一例として、電流検出部11の出力電圧は、ADC部12により6.144MHzの周波数の第1デジタル信号D1に変換される。
DSF部13は、サンプリング周波数を落とすために用いられるダウンサンプリングフィルタの機能を有するブロックである。ΔΣ方式のADC部12から出力される6.144MHzの周波数の第1デジタル信号D1は1ビットであるため、そのまま調整部14に入力すると、調整部14における処理負荷が増大してしまう。そこで、本実施形態では、DSF部13を使用して、サンプリング周波数fsを1/128の48kHzまで落とし、第2デジタル信号Diとして出力する。また、DSF部13は、ΔΣ方式のA/D変換により発生する大量の量子化雑音をカットするためのローパスフィルタの機能も有している。本実施形態では、DSF部13として、遅延の少ないIIRフィルタ、あるいは、ミニマムフェーズのFIRフィルタが用いられる。
ミニマムフェーズのFIRフィルタを用いるのは、DSF部13をリニアフェーズのFIRフィルタにしてしまうと遅延が大きくなり、その結果発振してしまう可能性があるからである。リニアフェーズのFIRフィルタと、ミニマムフェーズのFIRフィルタの特性の違いを図6に示す。図6に示すように、リニアフェーズのFIRフィルタは、タップ数の多少に拘わらず遅延時間が大きくなるのに対して、ミニマムフェーズのFIRフィルタはタップ数の多少に拘わらず遅延時間が小さい。本実施形態では、一例として、タップ数の少ない128タップ程度のミニマムフェーズのFIRフィルタをDSF部13に用いている。
調整部14は、図3に示すように、ゲイン補償処理部14a、位相補償処理部14b、及び、コンプレッサ処理部14cを備えた機能ブロックである。ゲイン補償処理部14aは、上述した式2に示す伝達利得βを調整する処理を行う。
調整部14の位相補償処理を行う機能ブロック、すなわち位相補償処理部14bは、フィードバックループのオープンループゲインが0dBの時の位相余裕を確保して、フィードバックループの発振を防ぐ処理を行う。例えば、図7は、ゲイン補償処理部14aに2次のローパスフィルタを用いた場合の例であるが、実線で示すように、オープンループゲインが0dBの時に位相が180°回っているため、発振条件を満たす。これを回避するために、オープンループゲインが0dBの時に位相が進むハイパスフィルタを挿入すると、点線で示すように位相が戻り、位相余裕が確保される。本実施形態においても、DSF部13では、ローパスフィルタが構成されるため、フィードバックループ上に0dB交点が存在する。しかもサンプリング処理による遅延が内在し位相余裕が無くなる傾向である。そこで、本実施形態では、位相補償処理を行う機能ブロックにより、位相補償を行うハイパスフィルタやハイブーストフィルタを挿入して、位相余裕を持たせ、フィードバックループの発振条件を回避する処理を行っている。
調整部14のコンプレッサ処理を行う機能ブロック、すなわちコンプレッサ処理部14cは、スピーカ1の歪みを防止するために、駆動電流IRに対応した第2デジタル信号Diに応じて、伝達利得βの調整を行う。フィードバック量を増やした場合、スピーカ1の変換器3の駆動限界や、変換器3のボイスコイルの発熱や、振動板2の駆動限界などにより、歪みや発振が発生することがある。そこで、コンプレッサ処理部14cは、調整部14から出力される第3デジタル信号Doの値に予め基準値を設けておき、この第3デジタル信号Doの値がこの基準値を超えないように、伝達利得βの調整を行う。
本実施形態においては、DSF部13と調整部14とが、ADC部12の出力デジタル信号に少なくともゲイン補償及びコンプレッサ処理を施す第1処理部として機能する。
特性補償フィルタ15は、中音域以上の周波数で音圧が上がるのを補正するためのフィルタの機能を有する機能ブロックである。バスレフ形のスピーカにおいては、スピーカ1の前面音圧とキャビネット6の音圧は同相で加算される。キャビネット6の音圧は、例えば、共振周波数以下で+6dB/oct、共振周波数以上で−6dB/octの単峰特性を示す。したがって、スピーカ1の音圧は、低域では−6dB/octで落ちていれば合成されてフラットになる。しかし、中音域以上の周波数では音圧が上がってしまう。そこで、本実施形態では、特性補償フィルタ15により、入力信号Viに対して中音域以上の周波数では積分特性を持たせ、低音域では振幅を抑えるために微分特性を持たせた処理を行い、第6デジタル信号D2として出力する。特性補償フィルタ15としては、例えば、FIRフィルタを用いることができる。FIRフィルタを用いることで、位相まで含めた補正を行うことができる
加算器16は、特性補償フィルタ15から出力される第6デジタル信号D2と、調整部14から出力される第3デジタル信号Doとを加算して、サンプリング周波数48kHzの第4デジタル信号Dxを出力する。
OSF部17は、一例として、加算器16から出力されるサンプリング周波数48kHzの第4デジタル信号Dxを、周波数6.144MHzの第5デジタル信号D3とする128倍のオーバーサンプリングフィルタの機能を有するブロックである。OSF部17は、例えば、アップサンプリングとローパスフィルタとから構成してもよい。
本実施形態においては、加算器16とOSF部17とが、第1処理部の出力デジタル信号に、少なくとも駆動装置100の入力信号に対応するデジタル信号を加算する処理を施す第2処理部として機能する。
DAC部18は、一例として、ΔΣ方式のD/Aコンバータの機能を有するブロックであり、OSF部17によって6.144MHzまで周波数が上昇した第5デジタル信号D3を高速D/A変換して電圧V2を出力する。DAC部18は、例えば、量子化器とループフィルタと加算器とで誤差フィードバック回路を構成するようにしてもよい。ループフィルタは、切捨誤差を処理するデジタルフィルタであり、複数個の遅延素子、乗算器、加算器とで構成してもよい。
以上のような駆動装置100にスピーカユニットに固有の定数を組み込むことにより、スピーカユニットのインピーダンスを適切にキャンセルしてスピーカユニットの歪み及びキャビネットの音鳴り(ビビり、風切り音)を防止すると同時に最適な特性補償も行うことができる。
スピーカユニットのインピーダンスをキャンセルする駆動装置を、アナログ回路で構成すると、ゲインと位相補償回路の構成が複雑になり、しかもアナログ回路のバラツキによって、フィードバック系が不安定になる。これに対して、本実施形態によれば、DSP等によりデジタル回路で構成したことにより、フィードバックループが発振しないような安定した位相補償処理を容易に行うことができる。
また、振幅が大きくなった場合に、スピーカユニットの歪みを防止するための非線形動作を伴うコンプレッサ処理をアナログ回路で実現しようとすると、ダイオードやトランジスタの非線形特性を利用することになるが、素子のバラツキ等によって、高精度の特性を得るのは容易でなく、特性の調整が必要となり、構成が複雑となる。これに対して、本実施形態によれば、コンプレッサ処理をデジタル回路で実現するので、簡易な構成で、高精度の非線形特性を得ることができる。さらに、特性補償フィルタにFIRフィルタを用いることで、位相まで含めた補正を行うことができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を図8乃至図10を参照して説明する。本実施形態は、キャビネットを含めたスピーカの等価モデルを用意して、この等価モデルによる推定電流と、電流検出部により検出した検出電流との比較を行うことにより、コンプレッサ処理を行う点が第1実施形態と異なる。
図8は、第2実施形態に係るスピーカ1の駆動装置200を示すブロック図である。図8に示すように、本実施形態の駆動装置200は、調整部14の構成が第1実施形態と異なっている。本実施形態の調整部14は、ゲイン補償処理部14aと、コンプレッサ処理部14cと、減算器14dと、等価モデル14eとから構成される。ゲイン補償処理部14aは、第1実施形態と同様に、上述した式2に示す伝達利得βを調整する処理を行う。具体的には、電流検出部11によって検出された電流Idに対応する第2デジタル信号Di(Id)に応じて、第3デジタル信号Doを決定する。
等価モデル14eは、キャビネット6を含めたスピーカ1の電気等価回路をデジタル信号処理で実現したものであり、本実施形態では、一例として、2次IIRフィルタを2段用いればキャビネット6とスピーカユニット4の共振を等価回路で構成できる。図9に2次IIRフィルタで構成された等価モデル14eを示す。図9に示すように、等価モデル14eは、遅延器30a〜30dと、乗算器31a〜31cと、乗算器32a〜32bと、加算器33a〜33cとを備えている。等価モデル14eには、電力増幅器として機能するアンプ10から出力される駆動信号Voに対応するデジタルの電圧Dy(Vo)が入力されるようになっており、スピーカユニット4のボイスコイルの電気抵抗をR1とした場合に、電流検出部11によって検出されると推定される推定電流Ieに対応したデジタルの電圧De(Ie)が出力される。
本実施形態では、推定電流Ieに対応したデジタルの電圧De(Ie)と、実際に電流検出部11によって検出された検出電流Idに対応したデジタルの電圧Di(Id)とを減算器14dに供給する。したがって、推定電流Ieに対応したデジタルの電圧De(Ie)と検出電流Idに対応したデジタルの電圧Di(Id)との差分ΔDi(ΔI)が減算器14dから出力され、コンプレッサ処理部14cに入力される。
コンプレッサ処理部14cは、入力された差分ΔDi(ΔI)が正の値である場合には、スピーカユニット4のボイスコイルの電気抵抗R1が低下したと判断して、ゲイン補償処理部14aの伝達利得βを下げるように調整を行う。その結果、フィードバックループが安定することになる。コンプレッサ処理部14cは、図10に示すように、第1実施形態と同様に調整部14から出力される第3デジタル信号Doの値に予め基準値を設けておき、第3デジタル信号Doの値が基準値を超えないように、伝達利得βの調整を行う。さらに、コンプレッサ処理部14cは、差分ΔDi(ΔI)が正の値である場合には、差分ΔDi(ΔI)に基づく伝達利得βの調整を行う。したがって、スピーカユニット4のボイスコイルの電気抵抗R1が低下した場合でも、スピーカ1の歪みの発生を抑えることができる。
推定電流に対応した電圧De(Ie)と検出電流に対応した電圧Di(Id)とを比較する場合には、ノイズを低減させるため、あるいは、等価モデルとマッチングの良い特性に絞るために、帯域制限フィルタを用いてもよい。
以上のような駆動装置200は、例えば、DSPとDSPに実装されるプログラムとで実現される。駆動装置200にスピーカユニットに固有の定数を組み込み、スピーカユニットの特性及びキャビネットの特性に応じて適切なプログラムを使用することにより、スピーカユニットのインピーダンスを適切にキャンセルしてスピーカユニットの歪み及びキャビネットの音鳴り(ビビり、風切り音)を防止すると同時に最適な特性補償も行うことができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、スピーカユニットのインピーダンスをキャンセルする駆動装置を、DSP等によりデジタル回路で構成し、キャビネットを含めたスピーカの等価モデルによる推定電流と実際に検出した検出電流を比較して伝達利得βの調整を行うので、スピーカユニットの電気抵抗が変動した場合でも、スピーカユニットの歪みを防止するための非線形動作を容易に行うことができる。なお、本実施形態においても、第1実施形態のように、調整部14に位相補償処理部を設けるようにしてもよい。
<変形例>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、以下に述べる各種の変形が可能である。また、各変形例と上述した実施形態は適宜組み合わせることができる。
上述した各実施形態では、電流検出部11として検出抵抗を用いた例について説明したが、本発明はこのような例に限定されるものではない。例えば、図11に示すように、磁場検出コイル40、あるいは、GMRやホール素子等の磁気センサを用いてもよい。さらに、図12に示すように、アンプ10の出力トランジスタ41のON抵抗を用いるようにしてもよい。
上述した各実施形態では、DSF部13と調整部14とにより第1処理部を構成し、加算器16とOSF部17とにより第2処理部を構成する例について説明したが、ADC部12としてΔΣ方式以外のA/Dコンバータを用い、DAC部18としてΔΣ方式以外のD/Aコンバータを用いる場合には、調整部14のみにより第1処理部を構成すると共に、加算器16のみにより第2処理部を構成するようにしてもよい。
1…スピーカ、2…振動板、3…変換器、4…スピーカユニット、6…キャビネット、7…バスレフポート、8…管ポート、11…電流検出部、12…ADC部、13…DSF部、14…調整部、14a…ゲイン補償処理部、14b…位相補償処理部、14c…コンプレッサ処理部、14d…減算器、14e…等価モデル、15…特性補償フィルタ、16…加算器、17…OSF部、18…DAC部、30a〜30d…遅延器、31a〜31c…乗算器、32a〜32b…乗算器、33a〜33c…加算器、40…磁場検出コイル、41…出力トランジスタ、50…スピーカユニット等価回路、51…キャビネット等価回路、100,200…駆動装置。

Claims (4)

  1. 共鳴開口を有するキャビネットに配設されて音響を直接放射するとともに前記共鳴開口とキャビネットとにより構成されるヘルムホルツ型共鳴器を駆動して前記共鳴開口より共鳴音響を放射させる振動器を駆動する駆動装置において、
    前記振動器に駆動信号を供給する電力増幅器と、
    前記振動器に流れる駆動電流に応じた検出信号を出力する電流検出部と、
    前記検出信号に基づく信号を前記電力増幅器の入力側に正帰還することにより、前記電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて前記振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように駆動状態を制御するデジタル回路で構成された駆動制御部とを有し、
    前記駆動制御部は、
    前記検出信号をA/D変換するA/D変換部と、
    前記A/D変換部の出力デジタル信号に少なくともゲイン補償及びコンプレッサ処理を施す第1処理部と、
    前記第1処理部の出力デジタル信号に、少なくとも前記駆動装置の入力信号に対応するデジタル信号を加算する処理を施す第2処理部と、
    前記第2処理部の出力デジタル信号をD/A変換してアナログ信号を生成して前記電力増幅器に供給するD/A変換部と、
    を備えることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記第1処理部は、
    前記電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて前記振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように帰還利得を補償するゲイン補償処理部と、
    前記振動器の発振を防ぐように前記駆動信号の位相を補償する位相補償処理部と、
    前記振動器の出力の歪みを低減するように前記帰還利得を調整するコンプレッサ処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記第1処理部は、
    前記電力増幅器の出力インピーダンス中に等価的に負性インピーダンスを発生させて前記振動器に固有の内部インピーダンスを等価的に低減あるいは無効化するように帰還利得を補償するゲイン補償処理部と、
    前記キャビネットを含めた前記振動器の電気等価回路をデジタル信号処理で実現した等価モデルと、
    前記等価モデルの出力デジタル信号と、前記A/D変換部の出力デジタル信号又は前記A/D変換部の出力デジタル信号に応じた信号との差分信号に基づいて、前記帰還利得を調整するコンプレッサ処理部と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
  4. 前記第1処理部は、前記A/D変換部の出力信号をダウンサンプリングするダウンサンプリング部を備え、
    前記第2処理部は、前記加算する処理により生成された信号をオーバーサンプリングするオーバーサンプリング部を備え、
    前記ダウンサンプリング部と前記オーバーサンプリング部とには、ミニマムフェーズのFIRフィルタを用いることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか1項に記載の駆動装置。
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