JP2017098817A - 駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】増幅器にスピーカーをBTL接続する構成において、スピーカーに流れる電流を検出した検出信号の歪みによる影響を低減できるようにする。【解決手段】駆動装置10は、増幅器の出力回路32にスピーカーユニット4がBTL接続され、出力回路32とスピーカーユニット4との間に2つの電流検出抵抗35a,35bを備える。電流検出回路14は、2つの電流検出抵抗35a,35bに流れる電流に基づいてスピーカーユニット4に流れる駆動電流を検出して電流検出信号を出力する。駆動制御部15は、電流検出回路14から出力される電流検出信号に含まれる誤差を予め記憶しておき、スピーカーの駆動状態を制御するときには、電流検出回路14から出力される電流検出信号を予め記憶している誤差に基づいて補正する。【選択図】図4
Description
本発明は、スピーカーを駆動する駆動装置に関する。
小型スピーカーから低音を発生させる技術は、従来から種々提案されている。例えば図8は、ヘルムホルツ共鳴と負性駆動の技術を組み合わせたスピーカー駆動回路100の一例を示す図であり、小型スピーカーを用いた場合でも、低音を効率よく発音することができるように構成したものである。図8のスピーカー駆動回路100は、利得Aの増幅器101を有しており、増幅器101の出力端と接地間にはスピーカーユニット4と抵抗Rcが直列に接続されている。抵抗Rcは、スピーカーユニット4に流れる電流を検出するためのものである。スピーカーユニット4と抵抗Rcの接続点は、帰還増幅器102を介して加算器103に接続されている。帰還増幅器102は、スピーカーユニット4に流れる電流を検出し、その検出信号に対して予め設定された伝達利得β(固定値)を付与して加算器103へ出力する。入力信号Siは、加算器103によって帰還増幅器102の出力と加算された後、増幅器101に入力される。尚、このような駆動回路は、例えば特許文献1に開示されている。
図8に示す回路において、増幅器101側の出力インピーダンスZoは、
Zo=Rc・(1−Aβ) …(式1)
として表される。
Zo=Rc・(1−Aβ) …(式1)
として表される。
上記式1において増幅器101の利得Aと帰還増幅器102の伝達利得βとの積Aβを1よりも大きな値に設定すると、出力インピーダンスZoは、負性抵抗となることが分かる。ここで、スピーカーユニット4におけるボイスコイルの電気抵抗をRLとすると、この電気抵抗RLは、スピーカーユニット4と、ヘルムホルツ共鳴を利用したキャビネットのモーショナルインピーダンスとの共通の制動抵抗となる。したがって、上記式1で表される出力インピーダンスZoがスピーカー1におけるボイスコイルの電気抵抗RLをキャンセルする値、つまり、−RLとなるように抵抗Rc、利得A及び伝達利得βの値を設定することにより、スピーカーユニット4とキャビネットは別々に定電圧駆動されることになり、低音を効率よく発音することができる。
ところで、増幅器にスピーカーユニットをBTL(Bridged Transless)接続する場合には、増幅器とスピーカーユニットとの間に接続される2つの信号線のそれぞれに抵抗Rcを設け、それら2つの抵抗Rcに流れる電流を検出することによってスピーカーユニットに流れる電流を検出することがある。しかし、そのような手法で電流を検出すると、検出信号に歪みが生じやすくなる。そのため、上述のようにスピーカーユニット4に流れる電流を検出した検出信号に伝達利得βを付与して正帰還させる駆動回路では、検出信号の歪みによって帰還量が変動することとなり、適切な帰還量ではないため、低音が歪んでしまうという問題がある。
そこで本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、増幅器にスピーカーユニットをBTL接続する構成において、スピーカーユニットに流れる電流を検出した検出信号の歪みによる影響を低減できるようにした駆動装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、第1に、本発明は、駆動装置であって、スピーカーの一端に接続される第1の出力端子と、前記スピーカーの他端に接続される第2の出力端子とを有し、入力するオーディオ信号が正のときに前記第1の出力端子から前記スピーカーに対して駆動電流を出力し、入力するオーディオ信号が負のときに前記第2の出力端子から前記スピーカーに対して駆動電流を出力する出力回路と、前記第1の出力端子と前記スピーカーとの間に接続される第1の電流検出抵抗と、前記第2の出力端子と前記スピーカーとの間に接続される第2の電流検出抵抗と、前記第1の電流検出抵抗及び前記第2の電流検出抵抗のそれぞれに流れる電流に基づいて前記スピーカーに流れる駆動電流を検出して電流検出信号を出力する電流検出回路と、前記電流検出回路から出力される電流検出信号に基づいて前記スピーカーの駆動状態を制御する制御回路と、を備え、前記制御回路は、前記電流検出回路から出力される電流検出信号に含まれる誤差を予め記憶しておき、前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記誤差に基づいて補正することを特徴とする構成である。
この構成によれば、出力回路にスピーカーをBTL接続する構成において、スピーカーに流れる駆動電流を検出した電流検出信号に含まれる歪みを補正することができるようになる。
第2に、本発明は、上記第1の構成を有する駆動装置において、前記制御回路は、入力するオーディオ信号が正のときに前記電流検出回路から出力される電流検出信号に含まれる第1誤差と、入力するオーディオ信号が負のときに前記電流検出回路から出力される電流検出信号に含まれる第2誤差とを予め記憶しておき、前記スピーカーの駆動状態を制御するとき、入力するオーディオ信号が正であれば前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記第1誤差に基づいて補正し、入力するオーディオ信号が負であれば前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記第2誤差に基づいて補正することを特徴とする構成である。
この構成によれば、入力するオーディオ信号が正のときと負のときとで、電流検出信号に含まれる異なる割合の誤差を良好に補正することができるようになる。
第3に、本発明は、上記第1又は第2の構成を有する駆動装置において、前記スピーカーは、共鳴開口を有するキャビネットに配設されて音響を放射するとともに、前記共鳴開口とキャビネットとにより構成されるヘルムホルツ型共鳴器を駆動して前記共鳴開口より共鳴音響を放射させる構成であり、前記出力回路は、入力するオーディオ信号を増幅して前記スピーカーに供給する増幅手段に設けられ、前記制御回路は、前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記増幅手段の入力側に正帰還して等価的に負性インピーダンスを発生させて前記スピーカーの駆動状態を制御するように構成され、前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記増幅手段に正帰還させる際の伝達利得を前記誤差に基づいて調整することを特徴とする構成である。
この構成によれば、スピーカーに流れる駆動電流に応じた信号を増幅手段に対して適切に正帰還させることができるため、低音の発音効率を低下させることなく、スピーカーを駆動することができるようになる。
第4に、本発明は、上記第1乃至第3のいずれかの構成を有する駆動装置において、前記電流検出回路は、第1の抵抗と第2の抵抗とを直列に接続した第1抵抗群の一端を前記第1の出力端子と前記第1の電流検出抵抗との間に接続し、前記第1抵抗群の他端を前記第2の電流検出抵抗と前記スピーカーとの間に接続すると共に、第3の抵抗と第4の抵抗とを直列に接続した第2抵抗群の一端を前記第1の電流検出抵抗と前記スピーカーとの間に接続し、前記第2抵抗群の他端を前記第2の出力端子と前記第2の電流検出抵抗との間に接続した構成を有し、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の間の電圧及び前記第3の抵抗と前記第4の抵抗の間の電圧に基づいて前記スピーカーに流れる駆動電流を検出することを特徴とする構成である。
この構成によれば、第1乃至第4の抵抗の抵抗値がばらつくことによって生じる電流検出信号の歪みを適切に補正することができるようになる。
本発明によれば、スピーカーをBTL接続する構成において、スピーカーに流れる電流を検出した電流検出信号の歪みによる影響を低減することができる。
以下、本発明に関する好ましい実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。尚、以下に説明する実施形態において互いに共通する部材には同一符号を付しており、それらについての重複する説明は省略する。
図1は、本発明におけるスピーカー1の駆動装置10の一構成例を示すブロック図である。駆動装置10は、加算器11と、DA変換器12と、増幅器13と、電流検出回路14と、駆動制御部15とを備える構成である。増幅器13は、駆動装置10に入力するオーディオ信号Siを増幅してスピーカーユニット4へ供給する増幅手段であり、2つの出力端子がスピーカーユニット4の両端にBTL接続される。この増幅器13は、スピーカーユニット4に流れる駆動電流IRを検出するために2つの出力端子各々に第1の電流検出抵抗35aと第2の電流検出抵抗35bとを有している。電流検出回路14は、第1及び第2の電流検出抵抗35a,35bに流れる電流を検出することによってスピーカーユニット4に流れる駆動電流IRを検出し、その駆動電流IRに応じた電流検出信号V1を出力する回路である。駆動制御部15は、電流検出回路14から出力される電流検出信号V1に基づく信号を、増幅器13の入力側に正帰還して等価的に負性インピーダンスを発生させることにより、スピーカー1の駆動状態を制御する制御回路である。この駆動制御部15は、AD変換器20と、バンドパスフィルタ21と、誤差補正部22と、伝達利得付与部23と、バンドパスフィルタ24と、正負判定部25とを有している。
スピーカー1は、バスレフ形のスピーカーであり、キャビネット6の前面に穴を空けて振動板2及び変換器3からなるスピーカーユニット4を取り付け、その下方にバスレフポート7を有する共鳴開口として機能する管ポート8を設け、この管ポート8を備えたキャビネット6によりヘルムホルツ共鳴器を形成したものである。変換器3は、抵抗R1のボイスコイルを備え、電気エネルギーを機械エネルギーに変換して、振動板2を振動させる振動器として機能する。
駆動装置10は、オーディオ信号Siに応じて、利得Aの増幅器13から出力される駆動信号をスピーカーユニット4に与える。そして電流検出回路14は、スピーカーユニット4における変換器3のボイスコイルに流れる駆動電流IRを検出し、電流検出信号V1を出力する。駆動制御部15は、その電流検出信号V1をデジタル信号に変換し、そのデジタル信号に対して伝達利得βを付与した信号を加算器11へ出力する。これにより、電流検出信号V1に応じた信号が増幅器13に正帰還される。
上記のような回路において、駆動装置10の出力インピーダンスZoは、上述の式1と同様に、
Zo=Rc・(1−Aβ) …(式2)
として表される。この式2において、Aβ>1とすればZoは開放安定型の負性インピーダンスとなる。
Zo=Rc・(1−Aβ) …(式2)
として表される。この式2において、Aβ>1とすればZoは開放安定型の負性インピーダンスとなる。
図2に、バスレフ形のスピーカー1と図1に示す負性インピーダンスを有する駆動装置10との電気等価回路を示す。スピーカーユニット等価回路50は、変換器3のボイスコイルの抵抗R1と、スピーカーユニット4の等価モーショナルインピーダンスによる並列共振回路とからなっている。キャビネット等価回路51は、管ポート8を備えたキャビネット6により構成されるヘルムホルツ共鳴器の等価モーショナルインピーダンスによる直列共振回路となっている。
スピーカーユニット等価回路50のQ値は、共振時にインダクタL1に掛かる電圧VLと抵抗R1に掛かる電圧VRの比であり、
Q=VL/VR …(式3)
として表すことができる。
Q=VL/VR …(式3)
として表すことができる。
共振時の角周波数をωとすると、インダクタL1に流れる電流をIとして、インダクタL1に掛かる電圧VLは、次式4で表すことができる。
VL=I・ωL1 …(式4)
VL=I・ωL1 …(式4)
また抵抗R1にはインダクタL1と同電流Iが流れるため、抵抗R1に掛かる電圧VRは、次式5で表すことができる。
VR=I・R1 …(式5)
VR=I・R1 …(式5)
式4と式5とを式3に代入すると、Q値は以下のようになる。
Q=VL/VR=I・ωL1/(I・R1)=ωL1/R1 …(式6)
Q=VL/VR=I・ωL1/(I・R1)=ωL1/R1 …(式6)
また共振時の角周波数ωは以下のように表される。
ω=1/(L1・C1)1/2 …(式7)
ω=1/(L1・C1)1/2 …(式7)
式7を式6に代入すると、スピーカーユニット等価回路50のQ値は以下のようになる。
Q=ωL1/R1=(L1/C1)1/2/R1 …(式8)
Q=ωL1/R1=(L1/C1)1/2/R1 …(式8)
ここで、図3にスピーカーユニット等価回路50だけを取り出し、駆動電圧をE、振動系の等価質量をM、振動系のスティフネスをS、変換器3の磁束密度をB、変換器3のボイスコイルの有効長をλとし、ボイスコイルに電流iが流れたとすると、磁束密度Bの中に置かれた有効長λのボイスコイルには電流iに比例した力Fが働く。この力Fは次式で与えられる。
F=Bλi …(式9)
F=Bλi …(式9)
この力Fが振動系を動かす駆動力となる。この場合、駆動力と速度の比である機械インピーダンスZmは次式10で表すことができる。尚、jは虚数単位である。
Zm=j(ωM−S/ω) …(式10)
Zm=j(ωM−S/ω) …(式10)
また共振時のボイスコイルのインピーダンスZeは次式11で与えられる。
Ze=R1 …(式11)
Ze=R1 …(式11)
振動系が速度vで動く時の力はZmvであり、この力は式9で表されるボイスコイルの電流iによる力Fに等しい。
F=Bλi=Zmv …(式12)
F=Bλi=Zmv …(式12)
ここで、ボイスコイルに電流iが流れると、ボイスコイル自身の電気インピーダンスによって電圧降下Ze・iが生じる。また振動系が電流iによって力をうけると、ボイスコイル内には逆起電力が発生する。つまり、駆動電圧Eは、電圧降下Ze・iと、逆起電力との和に等しくなる。逆起電力は、速度vに磁束密度Bとボイスコイルの有効長λを積算したものである。したがって、駆動電圧Eは、次式13で表すことができる。
E=Ze・i+Bλv …(式13)
E=Ze・i+Bλv …(式13)
式12により、速度vはBλi/Zmとなるので、これを式13に代入すると、次式14が得られる。
E=Ze・i+(Bλ)2 i/Zm …(式14)
E=Ze・i+(Bλ)2 i/Zm …(式14)
したがって、図2に示すスピーカーユニット等価回路50のインピーダンスZは、次に示す式15で表すことができる。
Z=E/i=Ze+(Bλ)2 /Zm …(式15)
Z=E/i=Ze+(Bλ)2 /Zm …(式15)
式10と式11とを式15に代入すると、以下のようになる。
Z=R1+(Bλ)2 /j(ωM−S/ω) …(式16)
Z=R1+(Bλ)2 /j(ωM−S/ω) …(式16)
式16を変形すると、式17が得られる。
Z=R1+j[1/((S/ω(Bλ)2 )−(ωM/(Bλ)2 ))]…(式17)
Z=R1+j[1/((S/ω(Bλ)2 )−(ωM/(Bλ)2 ))]…(式17)
図2に示すスピーカーユニット等価回路50のインピーダンスを、インダクタL1とキャパシタC1で表現すると、次式18が得られる。
Z=R1+j[1/((1/ωL1)−ωC1)] …(式18)
Z=R1+j[1/((1/ωL1)−ωC1)] …(式18)
式17と式18とを比較すると、インダクタL1とキャパシタC1は以下のように表すことができる。
L1=(Bλ)2 /S …(式19)
C1=M/(Bλ)2 …(式20)
L1=(Bλ)2 /S …(式19)
C1=M/(Bλ)2 …(式20)
この結果を、式8に代入すると、スピーカーユニット等価回路50のQ値は以下に示す式21で表すことができる。
Q=(Bλ)2 /(R1・(MS)1/2) …(式21)
Q=(Bλ)2 /(R1・(MS)1/2) …(式21)
式21は、R1を小さくすると、スピーカーユニット4のQ値を大きくできることを示している。つまり、図2の等価回路において、出力インピーダンスZoが−R1の駆動装置10により駆動すると、ボイスコイルの抵抗は見掛け上ゼロになり、駆動系の速度が入力電圧に比例する定速度動作とすることができる。また図2から明らかなように、抵抗R1は、スピーカーユニットとキャビネットのモーショナルインピーダンスの共通の制動抵抗となっている。したがって、駆動装置10の負性インピーダンスによって抵抗R1をキャンセルすると、スピーカーユニット及びキャビネットのそれぞれを別々に定電圧駆動することができるため、低音を効率よく発音させることができるようになる。
そこで本実施形態では、式2で与えられる駆動装置10の出力インピーダンスZoが−R1となるように駆動装置10を動作させる。ただし、実際には駆動装置10の負性インピーダンスによってボイスコイルの抵抗R1を完全にキャンセルすることは難しい。そのため、ボイスコイルの抵抗R1を完全に無効化するのではなく、ボイスコイルの抵抗R1を低減させることによって低音を効率よく発音させるようにしても良い。例えばボイスコイルの抵抗R1が8Ωである場合、6Ω程度の負性インピーダンスを生成すれば、低音を効率よく発音できることが確認されている。
次に増幅器13と電流検出回路14の詳細について説明する。図4は、増幅器13と電流検出回路14の詳細な回路構成を示す図である。増幅器13は、駆動回路31と、出力回路32と、第1の電流検出抵抗35aと、第2の電流検出抵抗35bと、ローパスフィルタ36a,36bとを備えている。出力回路32は第1出力部32aと第2出力部32bとを有している。これら第1出力部32a及び第2出力部32bはいずれもPMOSトランジスタ33とNMOSトランジスタ34とを有している。PMOSトランジスタ33は、ソースが所定の電源電圧に接続され、ドレインがNMOSトランジスタ34のドレインに接続され、ゲートが駆動回路31の出力端子に接続される。またNMOSトランジスタ34は、ソースが接地され、ゲートが駆動回路31の出力端子に接続される。そして第1出力部32aは、PMOSトランジスタ33のドレインとNMOSトランジスタ34のドレインとの接続点を第1の出力端子N1とし、第1の出力端子N1がスピーカーユニット4の一端に接続される。また第2出力部32bは、PMOSトランジスタ33のドレインとNMOSトランジスタ34のドレインとの接続点を第2の出力端子N2とし、第2の出力端子N2がスピーカーユニット4の他端に接続される。
第1の電流検出抵抗35aは、出力回路32の第1出力部32aの第1の出力端子N1と、スピーカーユニット4の一端との間に介挿される。また第2の電流検出抵抗35bは、出力回路32の第2出力部32bの第2の出力端子N2と、スピーカーユニット4の他端との間に介挿される。ローパスフィルタ36a,36bは、いずれもインダクタL3とキャパシタC3とを備えて構成される。そして一方のローパスフィルタ36aは第1の電流検出抵抗35aとスピーカーユニット4との間に介挿され、他方のローパスフィルタ36bは、第2の電流検出抵抗35bとスピーカーユニット4との間に介挿される。尚、ローパスフィルタ36aが第1の出力端子N1と第1の電流検出抵抗35aとの間に介挿され、ローパスフィルタ36bが第2の出力端子N2と第2の電流検出抵抗35bとの間に介挿されてもよい。
駆動回路31は、DA変換器12から出力されるオーディオ信号Sgに基づいて第1出力部32a及び第2出力部32bのそれぞれを駆動することにより、出力回路32からスピーカーユニット4に対して駆動信号が出力されるように制御する。より具体的に説明すると、駆動回路31は、オーディオ信号Sgが正のときには、そのオーディオ信号Sgの波形に応じたパルス幅のPWM信号S1を、第1出力部32aのPMOSトランジスタ33及びNMOSトランジスタ34のゲートへ出力し、第1出力部32aのPMOSトランジスタ33をオンにする。このとき、駆動回路31は、第2出力部32bに対してPMOSトランジスタ33をオフにし、NMOSトランジスタ34をオンにする信号S2を出力する。これにより、第1出力部32aの第1の出力端子N1が電源電圧となり、第2出力部32bの第2の出力端子N2が接地電圧となり、出力回路32からPWM信号S1に応じたパルス幅の駆動信号が出力される。また駆動回路31は、オーディオ信号Sgが負のときには、そのオーディオ信号Sgの波形に応じたパルス幅のPWM信号S2を、第2出力部32bのPMOSトランジスタ33及びNMOSトランジスタ34のゲートへ出力し、第2出力部32bのPMOSトランジスタ33をオンにする。このとき、駆動回路31は、第1出力部32aに対してPMOSトランジスタ33をオフにし、NMOSトランジスタ34をオンにする信号S1を出力する。これにより、第2出力部32bの第2の出力端子N2が電源電圧となり、第1出力部32aの第1の出力端子N1が接地電圧となり、出力回路32からPWM信号S2に応じたパルス幅の駆動信号が出力される。このような駆動信号は、電流検出抵抗35a,35bを介して、インダクタL3とキャパシタC3から成るローパスフィルタ36a,36bへ導かれ、ローパスフィルタ36a,36bでアナログオーディオ信号に復調された後、スピーカーユニット4へと供給される。
電流検出回路14は、上記のようにしてスピーカーユニット4が駆動されるとき、電流検出抵抗35a,35bに流れる駆動電流IRを検出する。この電流検出回路14は、ほぼ同じ抵抗値を有する第1乃至第4の抵抗41,42,43,44と、全差動タイプのオペアンプ45と、ほぼ同じ抵抗値を有する2つの帰還抵抗46,47とを有している。第1の抵抗41と第2の抵抗42は互いに直列に接続された第1抵抗群48を構成する。そして第1抵抗群48は、その一端が第1出力部32aの第1の出力端子N1と電流検出抵抗35aとの間に接続され、他端が電流検出抵抗35bとスピーカーユニット4との間に接続される。また第3の抵抗43と第4の抵抗44は互いに直列に接続された第2抵抗群49を構成する。そして第2抵抗群49は、その一端が電流検出抵抗35aとスピーカーユニット4との間に接続され、他端が第2出力部32bの第2の出力端子N2と電流検出抵抗35bとの間に接続される。すなわち、第1乃至第4の抵抗41,42,43,44は、電流検出抵抗35a,35bのそれぞれの両端に対し、たすき掛け状に配置される。
オペアンプ45は、反転入力端子が第3の抵抗43と第4の抵抗44の間のノードNaに接続され、非反転入力端子が第1の抵抗41と第2の抵抗42の間のノードNbに接続される。またオペアンプ45の非反転出力端子と反転入力端子の間には帰還抵抗46が接続され、反転出力端子と非反転入力端子の間には帰還抵抗47が接続される。このような電流検出回路14は、第1の抵抗41と第2の抵抗42の間のノードNbの電圧及び第3の抵抗43と第4の抵抗44の間のノードNaの電圧に基づいてスピーカーユニット4に流れる駆動電流IRを検出する。すなわち、出力回路32によってスピーカーユニット4が駆動され、電流検出抵抗35a,35bに駆動電流IRが流れると、2つのノードNa,Nbが駆動電流IRに応じた電圧に変動しようとする。このとき、オペアンプ45は、仮想短絡によってノードNa,Nbが同じ電圧となるように帰還抵抗46,47に電流を流すため、非反転出力電圧Vpと反転出力電圧Vnとを駆動電流IRに応じて変動させるようになる。電流検出回路14は、オペアンプ45から差動出力される非反転出力電圧Vpと反転出力電圧Vnとを電流検出信号V1としてAD変換器20へ出力する。
図5は、駆動電流IRに対する理想的な非反転出力電圧Vp及び反転出力電圧Vnを示す図である。図5に示すように例えば駆動電流IRが正弦波状に変化するとき、理想的な非反転出力電圧Vpは所定の基準電圧Vrefを中心にして駆動電流IRと同位相の正弦波状に変化すると共に、理想的な反転出力電圧Vnは基準電圧Vrefを中心にして駆動電流IRと逆位相の正弦波状に変化する。このような理想的な出力は、第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値が完全に一致しており、且つ、帰還抵抗46,47の抵抗値が完全に一致している状態で実現される。
ところが、実際には第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値及び帰還抵抗46,47の抵抗値には製造ばらつきがある。そのため、駆動電流IRが仮に正弦波状に変化した場合であっても、現実的にはオペアンプ45から出力される非反転出力電圧Vp及び反転出力電圧Vnは正弦波にはならずに歪んだ波形となってしまう。図6は、駆動電流IRに対する現実的な非反転出力電圧Vp及び反転出力電圧Vnの一例を示す図である。尚、図6に示す破線は理想的な非反転出力電圧Vp及び反転出力電圧Vnの波形を示している。図6に示すように例えば駆動電流IRが正弦波状に変化するとき、現実的な非反転出力電圧Vpは所定の基準電圧Vrefを中心にして変化するものの、その波形は正弦波にはならずに歪んだ波形となる。すなわち、図6に示すように駆動電流IRが正の方向に流れる期間T0〜T1では、第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値のばらつき及び帰還抵抗46,47の抵抗値のばらつきに応じた一定の割合で非反転出力電圧Vp及び非反転出力電圧Vnの振幅が理想的な波形よりも大きくなり、ピーク時には理想的な波形に対して誤差E1を含む大きな振幅となる。これに対し、駆動電流IRが負の方向に流れる期間T1〜T2では、第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値のばらつき及び帰還抵抗46,47の抵抗値のばらつきに応じた一定の割合で非反転出力電圧Vp及び反転出力電圧Vnの振幅が理想的な波形よりも小さくなり、ピーク時には理想的な波形に対して誤差E2を含む小さな振幅となる。このように第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値のばらつき及び帰還抵抗46,47の抵抗値のばらつきは、駆動電流IRが流れる方向に応じて異なる割合の誤差を非反転出力電圧Vp及び反転出力電圧Vnに生じさせることになる。
そこで本実施形態では、駆動制御部15において、第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値のばらつき及び帰還抵抗46,47の抵抗値のばらつきによる誤差を補正することにより、増幅器13に対して最適な信号を正帰還できるようにしている。以下、その駆動制御部15について詳しく説明する。
図1に戻り、AD変換器20は、例えばΔΣ方式のAD変換器であり、電流検出回路14の出力である電流検出信号V1を高速AD変換する。AD変換器20によってデジタル信号に変換された電流検出信号V1は、バンドパスフィルタ21に導かれ、正帰還させる所定周波数帯域の信号成分だけがバンドパスフィルタ21を通過する。そしてバンドパスフィルタ21の出力は誤差補正部22に導かれる。
誤差補正部22は、バンドパスフィルタ21から出力される電流検出信号V1に含まれる誤差を補正して出力する。この誤差補正部22は、予め設定された第1誤差28及び第2誤差29を記憶している。第1誤差28は、入力するオーディオ信号Siが正のときに電流検出回路14から出力される電流検出信号V1に含まれる誤差の割合を予め測定した値であり、第2誤差29は、入力するオーディオ信号Siが負のときに電流検出回路14から出力される電流検出信号V1に含まれる誤差の割合を予め測定した値である。すなわち、オーディオ信号Siが正のときには増幅器13から出力される駆動電流IRがいずれかの方向に流れ、オーディオ信号Siが負のときには正のときとは逆方向に駆動電流IRが流れる。そのため、誤差補正部22は、駆動電流IRが流れる方向に応じて、電流検出信号V1に含まれる異なる誤差の割合を第1誤差28及び第2誤差29として予め記憶しておくのである。そして誤差補正部22は、第1誤差28及び第2誤差29に基づいて電流検出信号V1を補正する。
電流検出信号V1に含まれる誤差の割合を予め測定するときには、増幅器13に対してスピーカーユニット4が接続されていないことが好ましい。そのため、例えば駆動装置10の工場出荷前に、増幅器13に対して既知のテスト信号を入力し、第1誤差28及び第2誤差29を測定して誤差補正部22に設定しておいても良い。また駆動装置10に対して電源が投入される度に第1誤差28及び第2誤差29を測定して設定する場合には、増幅器13の出力側にスピーカーユニット4との接続を開閉するスイッチを設け、電源投入時にそのスイッチを開放して増幅器13に既知のテスト信号を入力し、第1誤差28及び第2誤差29を測定して誤差補正部22に設定するようにしても良い。この場合、第1誤差28及び第2誤差29を誤差補正部22に設定する動作が終了した後に上記のスイッチを閉状態に切り替え、オーディオ信号Siの入力を受け付ける。
バンドパスフィルタ24は、バンドパスフィルタ21と同じ周波数特性を有しており、入力するオーディオ信号Siから所定周波数帯域の信号だけを抽出して正負判定部25へ出力する。正負判定部25は、バンドパスフィルタ24から出力される信号の正負が切り替わるタイミングを検知し、第1誤差28に基づく補正演算と第2誤差29に基づく補正演算とを切り替えるタイミングを誤差補正部22へ出力する。
誤差補正部22は、正負判定部25からの出力に基づき、オーディオ信号Siが正のときには第1誤差28に基づいて電流検出信号V1に対する補正演算を行い、オーディオ信号Siが負のときには第2誤差29に基づいて電流検出信号V1に対する補正演算を行う。これにより、電流検出信号V1に含まれる異なる割合の誤差が解消され、ほぼ理想的な電流検出信号V1を得ることができる。そして誤差補正部22は、補正後の電流検出信号V1を伝達利得付与部23へ出力する。
伝達利得付与部23は、誤差補正部22から出力される補正された電流検出信号V1に対して予め定められた伝達利得βを付与した信号(β・V1)を生成し、その信号を加算器11へ出力することにより、電流検出信号V1に応じた信号を増幅器13へ正帰還させる。このとき、第1乃至第4の抵抗41,42,43,44の抵抗値のばらつき及び帰還抵抗46,47の抵抗値のばらつきによる歪みが解消されているため、駆動電流IRに応じた信号を精度良く増幅器13へ正帰還させることができる。その結果、上述したように低音の発音効率を向上させることができる。
次に図7は、駆動装置10の他の構成例を示すブロック図である。図7に示す駆動装置10は、伝達利得付与部23に対して図1に示した誤差補正部22の機能を設けたものである。すなわち、図7に示す伝達利得付与部23は、バンドパスフィルタ21から出力される電流検出信号V1に含まれる誤差を補正したうえで、増幅器13へ正帰還させる信号を加算器11へ出力する。この伝達利得付与部23は、予め設定された第1伝達利得β1及び第2伝達利得β2を記憶している。第1伝達利得β1は、入力するオーディオ信号Siが正のときに電流検出回路14から出力される電流検出信号V1に含まれる誤差の割合を予め測定した値に基づいて設定される伝達利得である。また第2伝達利得β2は、入力するオーディオ信号Siが負のときに電流検出回路14から出力される電流検出信号V1に含まれる誤差の割合を予め測定した値に基づいて設定される伝達利得である。第1伝達利得β1及び第2伝達利得β2はいずれも電流検出信号V1に含まれる誤差を解消することができる値に設定されるため、それぞれ異なる値の伝達利得に設定される。
そして伝達利得付与部23は、正負判定部25からの出力に基づき、オーディオ信号Siが正のときにはバンドパスフィルタ21から出力される電流検出信号V1に対して第1伝達利得β1を付与した信号(β1・V1)を生成し、その信号を加算器11へ出力することにより、正帰還させる。またオーディオ信号Siが負のときにはバンドパスフィルタ21から出力される電流検出信号V1に対して第2伝達利得β2を付与した信号(β2・V1)を生成し、その信号を加算器11へ出力することにより、正帰還させる。これにより、駆動電流IRに応じた信号を精度良く増幅器13へ正帰還させることができるようになる。尚、図7に示した駆動装置10は、伝達利得付与部23において電流検出信号V1に含まれる誤差を補正するものである。それ故、図7に示した駆動装置10は、図1に示した駆動装置10と実質的に等価である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述したものに限定されるものではなく、種々の変形が適用可能である。例えば上記実施形態では、スピーカーユニット4に流れる駆動電流IRを検出し、その駆動電流IRに応じた信号を正帰還させることによってスピーカー1を駆動する場合を例示した。しかし、上述した電流検出方法は、駆動電流IRに応じた信号を正帰還させる場合にのみ適用可能なものではなく、他の駆動形態にも適用可能なものである。すなわち、上述した電流検出方法は、増幅器13にスピーカーユニット4をBTL接続する構成に広く適用できるものである。
1…スピーカー、6…キャビネット、8…管ポート(共鳴開口)、10…駆動装置、13…増幅器(増幅手段)、14…電流検出回路、15…駆動制御部(制御回路)、32…出力回路、35a…第1の電流検出抵抗、35b…第2の電流検出抵抗、41…第1の抵抗、42…第2の抵抗、43…第3の抵抗、44…第4の抵抗、48…第1抵抗群、49…第2抵抗群、N1…第1の出力端子、N2…第2の出力端子。
Claims (4)
- スピーカーの一端に接続される第1の出力端子と、前記スピーカーの他端に接続される第2の出力端子とを有し、入力するオーディオ信号が正のときに前記第1の出力端子から前記スピーカーに対して駆動電流を出力し、入力するオーディオ信号が負のときに前記第2の出力端子から前記スピーカーに対して駆動電流を出力する出力回路と、
前記第1の出力端子と前記スピーカーとの間に接続される第1の電流検出抵抗と、
前記第2の出力端子と前記スピーカーとの間に接続される第2の電流検出抵抗と、
前記第1の電流検出抵抗及び前記第2の電流検出抵抗のそれぞれに流れる電流に基づいて前記スピーカーに流れる駆動電流を検出して電流検出信号を出力する電流検出回路と、
前記電流検出回路から出力される電流検出信号に基づいて前記スピーカーの駆動状態を制御する制御回路と、
を備え、
前記制御回路は、前記電流検出回路から出力される電流検出信号に含まれる誤差を予め記憶しておき、前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記誤差に基づいて補正することを特徴とする駆動装置。 - 前記制御回路は、入力するオーディオ信号が正のときに前記電流検出回路から出力される電流検出信号に含まれる第1誤差と、入力するオーディオ信号が負のときに前記電流検出回路から出力される電流検出信号に含まれる第2誤差とを予め記憶しておき、入力するオーディオ信号が正であれば前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記第1誤差に基づいて補正し、入力するオーディオ信号が負であれば前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記第2誤差に基づいて補正することを特徴とする請求項1に記載の駆動装置。
- 前記スピーカーは、共鳴開口を有するキャビネットに配設されて音響を放射するとともに、前記共鳴開口とキャビネットとにより構成されるヘルムホルツ型共鳴器を駆動して前記共鳴開口より共鳴音響を放射させる構成であり、
前記出力回路は、入力するオーディオ信号を増幅して前記スピーカーに供給する増幅手段に設けられ、
前記制御回路は、前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記増幅手段の入力側に正帰還して等価的に負性インピーダンスを発生させて前記スピーカーの駆動状態を制御するように構成され、前記電流検出回路から出力される電流検出信号を前記増幅手段に正帰還させる際の伝達利得を前記誤差に基づいて調整することを特徴とする請求項1又は2に記載の駆動装置。 - 前記電流検出回路は、第1の抵抗と第2の抵抗とを直列に接続した第1抵抗群の一端を前記第1の出力端子と前記第1の電流検出抵抗との間に接続し、前記第1抵抗群の他端を前記第2の電流検出抵抗と前記スピーカーとの間に接続すると共に、第3の抵抗と第4の抵抗とを直列に接続した第2抵抗群の一端を前記第1の電流検出抵抗と前記スピーカーとの間に接続し、前記第2抵抗群の他端を前記第2の出力端子と前記第2の電流検出抵抗との間に接続した構成を有し、前記第1の抵抗と前記第2の抵抗の間の電圧及び前記第3の抵抗と前記第4の抵抗の間の電圧に基づいて前記スピーカーに流れる駆動電流を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の駆動装置。
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JP2015230476A JP2017098817A (ja) | 2015-11-26 | 2015-11-26 | 駆動装置 |
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JP (1) | JP2017098817A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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GB2620457A (en) * | 2022-07-08 | 2024-01-10 | Cirrus Logic Int Semiconductor Ltd | Current sensing |
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2015
- 2015-11-26 JP JP2015230476A patent/JP2017098817A/ja active Pending
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