JP4274204B2 - D級増幅器 - Google Patents
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Description
図8に、従来のD級増幅器の一例を示す。この例では、入力端子INP,INMには、外部の信号源から互いに逆極性のアナログ入力信号AIN(+),AIN(−)が印加され、このアナログ入力信号AIN(+),AIN(−)はコンデンサCin1,Cin2を介してD級増幅器の入力端子T11,T12に入力される。D級増幅器に入力された信号は、入力段増幅回路100に入力されて増幅され、その後積分回路110に入力される。パルス幅変調(PWM;Pulse Width Modulation)回路120は、積分回路110の出力信号をパルス幅変調する。
この場合、そのオフセット電圧がスピーカに常時印加される事になるので、ミュート時や電源切断時にスピーカからポップ音が発生する。
この従来技術では、差動対を構成するMOSトランジスタの片側に電流iosを流し込む事によって、その電流量に応じた入力換算オフセット電圧が得られる。従って差動演算増幅器がオフセット電圧を有している場合であっても、電流iosを調整することにより、そのオフセット電圧を補正することが可能になる。
この場合、無信号入力時における出力パルス信号OUTP,OUTMは、それぞれデューティ比50%の矩形波が相補的に出力される。出力バッファ1300の電源電圧が15Vであるので、差動演算増幅器101,114にオフセット電圧が存在せず、積分器110の入力抵抗の正相側(R31)と逆相側(R32)との抵抗値が等しく、帰還抵抗の正相側(R41)と逆相側(R42)との抵抗値も等しい理想的な条件では出力パルス信号OUTP,OUTMの平均電圧は両者共に7.5Vである。従って、スピーカSPの入力端子間に印加される電圧差は0Vであり、音が発生しない。
また、オフセット電圧は、入力抵抗R31とR32との抵抗値に差が存在する場合にも発生する。
(第1実施形態)
図1に、本発明の第1実施形態に係るD級増幅器の一例を示す。同図に示すD級増幅器は、外部の信号源SIGからのアナログ入力信号AINをパルス幅変調して該アナログ入力信号AINの信号レベルに応じてデューティ比が相補的に変化するパルス信号OUTP,OUTMを生成して出力するように構成され、前述の図8に示す従来のD級増幅器の構成に対し、オフセット電圧補正回路を更に備えて構成される。
なお、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111は、オフセット電圧補正が可能な差動演算増幅器であって、条件設定を行う事によってその補正量を変更する事ができる増幅器である。
なお、出力バッファ131,132は、オフセット電圧補正時に出力インピーダンスをハイインピーダンスに変更する事が出来る出力インピーダンス制御手段を備えている。
コンパレータ140の2つの入力端子は、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の2つの出力端子にそれぞれ接続される。コンパレータ140の出力端子は、制御回路141の入力端子に接続され、制御回路141の出力端子は、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の制御端子に接続される。
なお、本実施形態では、出力バッファ131,132の電源電圧を15Vとし、差動演算増幅器101及びオフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の電源電圧は3.3Vであるものとする。
(1)増幅動作
先ず、図2の波形図を参照して、増幅動作(電力増幅動作)を説明する。
図1に示す入力端子T11には、信号源SIGからアナログ入力信号AIN(+)が印加され、他方の入力端子T12には、上記アナログ入力信号AIN(+)の逆極性信号であるアナログ入力信号(−)が印加される。これらアナログ入力信号AIN(+),AIN(−)はコンデンサCin1,Cin2を介して入力段差動増幅器100に入力される。
なお、増幅動作時には、スイッチSWOS1,SWOS2は閉じられており、スイッチSWOUT1,SWOUT2は、それぞれ端子B1側と端子B2側に接続されて帰還経路が形成されている。
次に、オフセット電圧発生動作について説明する。ここでは、無信号入力状態におけるオフセット電圧発生動作について、まず複数のオフセット電圧発生源がそれぞれ独立に存在するものとして考え、最後にそれらをすべて加算してD級増幅器全体のオフセット電圧とする。
また、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の有するオフセット電圧によって、信号SC,SDのそれぞれの平均電圧は、同相帰還回路によって設定される基準電圧の1.65Vから異なった値となる。
図2(a)に示した様に、無信号入力時における出力パルス信号OUTP,OUTMは、それぞれデューティ比50%の矩形波が相補的に出力される。出力バッファ130の電源電圧が15Vであるので、差動演算増幅器にオフセット電圧が存在せず、正相側と逆相側との抵抗値もすべて等しい理想的な条件では出力パルス信号OUTP,OUTMの平均電圧は前述した様に両者共に7.5Vである。
つまり、D級増幅器を構成する上記負帰還増幅器の正相側の増幅率(R41/R31)と逆相側の増幅率(R42/R32)とが抵抗値のばらつき等によって異なると、出力のオフセット電圧となって現れる。
これらのオフセット電圧は、すべてが複合されて出力端子T21,T22に現れ、そのオフセット電圧によってスピーカSPが駆動されて電源切断時やミュート時にポップ音が発生する原因となる。
本発明では、次に説明するオフセット電圧補正動作によって上記オフセット電圧を補正する。
本発明では、無信号入力状態時に帰還抵抗(帰還手段)によって帰還されるべき電圧に出力バッファ(出力手段)の出力信号の電圧を設定する事により、抵抗値の差によるオフセット電圧を差動演算増幅器の入力部に発生させて補正する事を基本原理としている。その一実施形態について、以下に図3を参照して説明する。
図3は、オフセット電圧補正方法を示したフローチャートである。
まず、図示しない制御回路が、出力バッファ131,132の出力インピーダンス制御手段によってそれらの出力インピーダンスをハイインピーダンス状態に制御する(ステップS1)。
また、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111自体が有するオフセット電圧は、入力換算オフセット電圧としてその入力部に発生する。
その結果、前述したすべての要因によるオフセット電圧がオフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の入力部に集約されて現れ、そのオフセット電圧は、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の増幅率だけ増幅されて出力信号SCとSDに出力される。
なお、オフセット電圧補正用電圧源160の電圧は、上記の電圧のみに限定されず任意に設定しても良い。
ここで、上記D級増幅器が発生するオフセット電圧と極性が逆で大きさが等しいオフセット電圧がオフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111によって発生されると出力信号SC,SDの電圧差が無くなるので、これらの電圧差を検出すれば最適なオフセット電圧補正が可能となる。
なお、コンパレータ140を用いずに、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の一方の出力信号(例えば信号SC)の信号レベルが反転したか否かを判定しても良い。
次に、図示しない制御回路が、スイッチSWOS1,SWOS2をオンする(ステップS7)。
最後に、図示しない制御回路が、出力バッファの出力インピーダンスのハイインピーダンス状態を解除して通常状態に変更する(ステップS9)。これらのステップS7〜S9によって、D級増幅器は通常の増幅動作が行える様になる。
図4は、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器の回路図である。
同図において、1100、1101は、本オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器の差動トランジスタ対を構成するNMOSトランジスタ、1102、1103は、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器の負荷トランジスタ対を構成するPMOSトランジスタ、1104、1105は、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器の出力段を構成するPMOSトランジスタ、1106、1107は、同相帰還用抵抗、1108、1109は、同相帰還増幅器の差動対を構成するNMOSトランジスタ、1110、1111は、同相帰還増幅器の負荷を構成するPMOSトランジスタである。
また、制御回路409は、電流源切り替えスイッチ401〜404に接続されている。図示した回路例では、制御回路409が4ビットのバイナリコードによって電流源切り替えスイッチ401〜404のオン状態、オフ状態を制御する。バイナリコードのMSBは電流源切り替えスイッチ401を制御し、LSBは電流源切り替えスイッチ404を制御し、その間のビットは順番に電流源切り替えスイッチ402、403を制御する。
まず、差動増幅器を構成する各MOSトランジスタの電気的特性が本差動増幅器のオフセット電圧をもたらすことのない理想的な状態であり、差動増幅器の入力端子AINP、AINNに印加される電圧が等しい定常状態を考える。また、差動増幅器のバイアス電流1122の電流値はItとする。
VRosA=RosA・It/2・・・(1)
と表せる。
VRosA´=RosA・Ipd+RosA・It/2・・・(2)
と表せる。
vosA=RosA・Ipd・・・(3)
と表せる。
よって、この電圧降下の変化分vosAだけPMOSトランジスタ1102のゲート−ソース間電圧が減少し、その結果としてPMOS1102を流れる電流値が減少する。その電流値の変化分iosは、PMOS1102の相互コンダクタンスをgmpとして、
ios=vosA・gmp・・・(4)
と表せる。
vosi=ios/gmn・・・(5)
と表せる。
vosi=vosA・gmp/gmn・・・(6)
と変形される。
従って、本回路を用いる事により、式(6)で示される入力換算オフセット電圧vosiを得る事ができる。換言すれば、上記抵抗および電流を調整することにより、オフセット電圧補正量として入力換算オフセット電圧vosiを得ることができる。
式(6)におけるgmp/gmnは、増幅器の設計に依存するものであって一般的に1前後の値である。そこで、gmp/gmn=1と仮定すると、式(6)からvosA=vosi・gmn/gmp=50[μV]である。ここで、式(3)からvosA=Ipd・RosAであるから、例えばIpd=1[μA]の条件とすると、RosA=50μ/1μ=50[Ω]となる。
上述してきた説明においては、抵抗RosA側にオフセット電圧補正用電流を発生させる例を示したが、SWCTR1をオフにし、SWCTR2をオンにして抵抗RosB側にオフセット電圧補正用電流を発生させれば、極性が逆の入力換算オフセット電圧が得られる。
即ち、入力換算オフセット電圧vosiは、式(6)で示したvosi=vosA・gmp/gmnで決定されるため、オフセット電流iosを電流源によって直接的に与えるよりも感度が低く制御できる。
また、本オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器においては、従来技術よりも大きいオフセット電圧補正用電流を用いて小さい入力換算オフセット電圧を得る事もできるので、入力換算オフセット電圧の最少分解能を小さくする事が可能となり差動増幅器のオフセット電圧補正量を高精度に設定することができる。
この様に、本オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器によれば、オフセット電圧補正量が環境変化に影響を受けにくく、差動増幅器のオフセット電圧を精度良く補正する事ができる。
本回路は、制御回路409から出力される4ビットのバイナリコードの各ビットに応じて電流源切り替えスイッチ401〜404を切り替える事で抵抗RosA、RosBに流す電流値を変化させ、最適な入力換算オフセット電圧値を設定できる。
制御回路409は、電流源切り替えスイッチ401〜404のオン、オフを制御する。
図5は、オフセット電圧補正方法を示したフローチャートである。
以下に説明するオフセット電圧補正方法は、前出の図3を用いて説明したD級増幅器のオフセット電圧補正方法におけるステップS4〜S6に相当するものである。
次に、制御回路409は、電流源切り替えスイッチ401〜404をすべてオンする(ステップS52)。即ち、図4に示した回路例では、バイナリコードが1111に設定される。
次に、制御回路409は、電流源切り替えスイッチをバイナリコードで1オフする(ステップS53)。例えば、バイナリコードが1111であった場合には1110に設定され、電流源切り替えスイッチ404のみがオフする。
出力信号Compの信号レベルが反転した場合(ステップS54;Yes)、制御回路409は、バイナリコードをレジスタに記憶して(ステップS59)、処理を終了する。出力信号Compの信号レベルが反転しなかった場合(ステップS54;No)、ステップS55へ移行する。
次に、制御回路409は、スイッチSWCTR1をオフし、SWCTR2をオンする(ステップS56)。これにより、逆極性のオフセット電圧が付加できる。
次に、制御回路409は、コンパレータ140の出力信号Compの信号レベルが反転したか否かを判定する(ステップS58)。出力信号Compの信号レベルが反転した場合(ステップS58;Yes)、制御回路409は、バイナリコードをレジスタに記憶して(ステップS60)、処理を終了する。出力信号Compの信号レベルが反転しなかった場合(ステップS58;No)、ステップS59へ移行する。
次に、制御回路409は、電流源切り替えスイッチがすべてオンであるか否かを判定する(ステップS59)。すべてオンであった場合(Yes)、制御回路409は、バイナリコードをレジスタに記憶して(ステップS60)、処理を終了する。すべてオンではなかった場合(No)、ステップS57へ戻る。
上述したようなオフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器を用いる事により、本実施形態に係るD級増幅器が実現出来る。
本実施形態では、第1実施形態とは異なる構成のD級増幅器においてオフセット電圧を補正する例について説明する。具体的には、パルス幅変調回路120として別の回路を用いたD級増幅器の例を示す。
図6は、本発明の第2実施形態に係るD級増幅器に用いられるパルス幅変調回路の回路図である。
パルス幅変調部1200は、コンパレータ121,122から構成される。このうち、コンパレータ121の非反転入力部は上記オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の非反転出力部に接続され、コンパレータ122の非反転入力部は上記オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111の反転出力部に接続される。これらコンパレータ121,122の各反転入力部には、三角波発生回路1400から三角波信号(周期および波高値が一定の三角波信号)が共通に入力される。
ここで、インバータ151Aの入力部には、上述のパルス幅変調部1200からパルス信号SEが与えられ、このインバータ151Aの出力部はインバータ151Bの入力部に接続される。インバータ151Bの出力部は否定的論理積ゲート151Cの一方の入力部に接続される。
(1)無信号入力状態
アナログ入力信号AINの信号レベルが0Vの場合、即ち無信号入力状態では、正相信号SCの波形と逆相信号SDの波形とが一致し、且つ、パルス信号SE,SFのデューティ比が50パーセントになるように三角波信号と正相信号SC及び逆相信号SDとの関係が設定されている。
パルス幅変調回路以外の動作は、第1実施形態で説明した動作と同一であるため説明は省略する。
パルス幅変調部1200のコンパレータ121,122は、積分回路110から出力される正相信号SC及び逆相信号SDと、三角波発生回路1400から出力される三角波信号とを比較することにより、パルス幅変調されたパルス信号SE,SFを信号変換部1510に出力する。
次に、アナログ入力信号の信号レベルAIN(+)が低下し、その逆極性のアナログ入力信号の信号レベルAIN(−)が上昇した状態では、積分回路110から出力される正相信号SCの信号レベルが上昇すると共に逆相信号SDの信号レベルが低下し、正相信号SCの信号レベルが逆相信号SDの信号レベルを上回る。なお、上述の遅延部151Eの遅延時間を無視している。
このように、本実施形態に係るD級増幅器は、D級増幅器の出力端子T21,T22に接続されるローパスフィルタを使用することなく、スピーカを駆動することができる所謂フィルタレス型の増幅器として機能することができる。
本実施形態に係るD級増幅器においても、オフセット電圧は第1実施形態と同じ原理で発生する。本実施形態における無信号入力時の出力パルス信号OUTP,OUTMの平均値は、パルス幅に依存するものであって、例えば約1Vである。一方、信号SA,SBの平均電圧は、それぞれ1.65Vであるから、入力抵抗R31,R32及び帰還抵抗R41,R42にその電位差に応じた電流が流れる。従って、正相側と逆相側の抵抗値に差が存在する場合には、出力にオフセット電圧が発生する。
これまでに説明してきた実施形態によれば、この種の増幅器における入力抵抗と帰還抵抗の正相側と逆相側とで抵抗値に差が存在する場合に生じるオフセット電圧を、極めて簡単な構成(スイッチSWOS1,SWOS2,SWOUT1,SWOUT2、オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器111、出力バッファ131,132の備える出力インピーダンス制御手段、コンパレータ140、制御回路141、オフセット電圧補正用直流電圧源160)を追加するだけで効果的に補正することが可能になる。
また、スイッチSWOS1,SWOS2をオフするため、入力信号が入力されている状態であってもオフセット電圧補正を行う事が可能である。
Claims (6)
- 入力信号を入力する入力手段と、
オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器からなり、前記入力手段を介して入力された入力信号を積分する積分手段と、
前記積分手段の積分結果をパルス幅変調して前記積分結果がパルス幅に反映されたパルス信号を生成する変調手段と、
前記パルス信号を出力する出力手段と、
前記出力手段の出力信号を前記入力信号に重畳させて前記積分手段に帰還させる帰還手段と、
前記入力手段を無信号入力状態に設定する入力制御手段と、
前記無信号入力状態時に前記帰還手段によって帰還されるべき電圧に前記出力手段の出力信号の電圧を設定する出力制御手段と
を備え、
前記出力制御手段が、
前記出力手段の出力インピーダンスをハイインピーダンス状態に制御する出力インピーダンス制御手段と、
前記帰還手段によって帰還されるべき電圧を印加する電圧印加手段と、
前記出力手段の出力と前記帰還手段の一端との接続を開放し、該帰還手段の一端を前記電圧印加手段に接続する信号経路制御手段と
を備えた事を特徴とするD級増幅器。 - 前記入力制御手段が、
前記入力手段の入力抵抗と差動演算増幅器の入力部との間に接続されたスイッチである事を特徴とする請求項1に記載のD級増幅器。 - 入力信号を入力する入力手段と、
オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器からなり、前記入力手段を介して入力された入力信号を積分する積分手段と、
前記積分手段の積分結果をパルス幅変調して前記積分結果がパルス幅に反映されたパルス信号を生成する変調手段と、
前記パルス信号を出力する出力手段と、
前記出力手段の出力信号を前記入力信号に重畳させて前記積分手段に帰還させる帰還手段と、
前記入力手段を無信号入力状態に設定する入力制御手段と、
前記無信号入力状態時に前記帰還手段によって帰還されるべき電圧に前記出力手段の出力信号の電圧を設定する出力制御手段と
を備え、
前記入力制御手段が、
前記入力手段の入力抵抗と差動演算増幅器の入力部との間に接続されたスイッチである事を特徴とするD級増幅器。 - 前記入力信号をパルス幅変調して該入力信号の信号レベルに応じてデューティ比が相補的に変化する第1及び第2パルス信号を生成して出力するように構成された事を特徴とする請求項1ないし3の何れか1項記載のD級増幅器。
- 前記入力信号の信号レベルに応じて第1および第2の出力端子の一方から所定レベルの信号を出力すると共に、前記第1および第2の出力端子の他方から、パルス幅変調された前記パルス信号を出力するように構成された事を特徴とする請求項1ないし3の何れか1項記載のD級増幅器。
- 入力信号を入力する入力手段と、
オフセット電圧補正機能を備えた差動演算増幅器からなり、前記入力手段を介して入力された入力信号を積分する積分手段と、
前記積分手段の積分結果をパルス幅変調して前記積分結果がパルス幅に反映されたパルス信号を生成する変調手段と、
前記パルス信号を出力する出力手段と、
前記出力手段の出力信号を前記入力信号に重畳させて前記積分手段に帰還させる帰還手段と、
前記入力手段を無信号入力状態に設定する入力制御手段と、
前記無信号入力状態時に前記帰還手段によって帰還されるべき電圧に前記出力手段の出力信号の電圧を設定する出力制御手段と
を備え、
前記入力信号をパルス幅変調して該入力信号の信号レベルに応じてデューティ比が相補的に変化する第1及び第2パルス信号を生成して出力するように構成された事を特徴とするD級増幅器。
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