JP6148894B2 - 発振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、発振する周波数を調整できる発振回路に関するものである。
従来、共振周波数が異なる複数の水晶振動子を用いることにより、単一の水晶振動子で調整可能な周波数範囲よりも広い周波数範囲で反共振周波数を調整できる反共振回路を用いた発振回路が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
図11は、従来の反共振回路400の構成例を示す。図11において、反共振回路400は、交流信号源430の出力抵抗440と負荷抵抗450とに接続されている。
反共振回路400は、出力抵抗440と負荷抵抗450との間における異なる経路に接続された水晶振動子411及び水晶振動子421を備える。水晶振動子411が接続された第1の経路には、減衰器412、インダクタ413及びキャパシタ414が直列に設けられている。水晶振動子411は、インダクタ413とキャパシタ414との接続点とグランドとに接続されている。同様に、水晶振動子421が接続された第2の経路には、減衰器422、インダクタ423及びキャパシタ424が直列に設けられている。水晶振動子421は、インダクタ423とキャパシタ424との接続点とグランドとに接続されている。
水晶振動子411及び水晶振動子421は、それぞれ異なる共振周波数を有しており、キャパシタ414及びキャパシタ424を介して互いに接続されることにより、反共振回路400は水晶振動子411の共振周波数と水晶振動子421の共振周波数との間の周波数において反共振が形成される。減衰器412及び減衰器422の減衰率を変化させることにより、反共振回路400の共振周波数が変化する。この反共振回路400を、利得を持つ増幅器の負帰還パスに適用することにより、発振回路が形成され、発振周波数が変化する。
特開2007−295256号公報
ところで、水晶振動子、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)振動子等の高いQを有する共振子の共振周波数は、f=(1/2π)√{(C+C)/L}で表される。ここで、Cは振動子の等価回路のモーショナルキャパシタンス、Cは負荷容量、Lは振動子の直列インダクタンスである。
が比較的小さいMEMS振動子を用いた発振回路においては、振動子に印加するバイアス電圧を調整することによって周波数の調整が行われる。これは、集積回路や個別部品において実現できる数pFオーダーの容量値に対してCが非常に小さい振動子を発振回路に用いた場合、C>>Cの関係に基づいてf=(1/2π)√(1/L)と近似できるので、共振周波数は、振動子が有するL及びCに基づいて定められるためである。したがって、上記の振動子を発振回路に用いる場合、Cによる温度補償では、振動子の共振周波数の温度特性が、そのまま発振周波数の温度特性に反映されてしまう。
特に、MEMS振動子の共振周波数の温度特性は−30ppm/℃程度であり、温度変化に対する周波数変化範囲が比較的大きい。したがって、MEMS振動子を用いた発振回路においては、バイアス電圧による周波数調整でも、温度変化を相殺して安定した発振周波数を得ることが困難である。
図11に示した反共振回路400においては、単一のMEMS振動子のバイアス電圧を調整する場合よりも広い周波数範囲で反共振周波数を変化させることができる。しかし、反共振回路400において、反共振周波数におけるQの値を発振回路に用いることができる程度に大きな値にするために、インダクタ413及びインダクタ423のインダクタンス値を十分に大きな値にしなければならなかった。具体的には、特許文献1においては、インダクタ413及びインダクタ423のインダクタンス値として27μHが例示されている。
しかし、インダクタは、温度変化に応じてインダクタンス値が大きく変化する。また、振動子のばらつきに応じてインダクタンス値を調整することも困難である。したがって、インダクタを用いた反共振回路においては、安定した発振周波数を得ることができなかった。さらに、μHオーダーのインダクタンス値を有するインダクタは、集積回路に内蔵することが困難であった。したがって、従来の反共振回路400を用いて、安定した発振周波数を得られる発振回路を、低コストで量産することができなかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、集積回路に内蔵することが可能であり、かつ、広い周波数範囲で発振周波数を変化させることができる発振信号を発生する発振回路を提供することを目的とする。
本発明においては、第1振動子と、第1振動子と共振周波数が異なる第2振動子と、第1振動子が接続された第1経路を流れる第1電流の第1電流値を調整する第1調整部と、第2振動子が接続された第2経路を流れる第2電流の第2電流値を調整する第2調整部と、第1電流及び第2電流を、第1電流値及び第2電流値に応じた電圧に変換する変換部と、変換部により変換された電圧を増幅し、増幅した電圧を第1振動子及び第2振動子に印加する増幅部と、を備える発振回路を提供する。
上記の発振回路は、第1電流値と第2電流値との比を調整する比率調整部をさらに備えてもよい。上記の第1調整部は、第1電流を流す第1トランジスタと、第1電流値を調整する第1可変抵抗と、を有し、上記の第2調整部は、第2電流を流す第2トランジスタと、第2電流値を調整する第2可変抵抗と、を有してもよい。
上記の第1振動子は、例えば、増幅部と第1調整部との間の第1経路において第1調整部と直列に接続されており、第2振動子は、増幅部と第2調整部との間の第2経路において第2調整部と直列に接続されており、第1振動子の反共振周波数及び第2振動子の反共振周波数は、第1振動子の共振周波数及び第2振動子の共振周波数よりも高い。
上記の第1振動子は、増幅部と第1調整部との間の第1経路において第1調整部と直列に接続されており、第2振動子は、増幅部と第2調整部との間の第2経路とグランドとに接続されており、第1振動子の反共振周波数及び第2振動子の共振周波数は、第1振動子の共振周波数と第2振動子の反共振周波数との間の周波数であってもよい。
本発明に係る発振回路によれば、集積回路に内蔵することが可能であり、かつ、広い周波数範囲で発振周波数を変化させることができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る発振回路の構成例を示す。 第1の実施形態に係る発振回路のノッチフィルタにおける第1振動子及び第2振動子のインピーダンスの周波数特性を示す。 ノッチフィルタの利得特性を示す。 ノッチフィルタの位相特性を示す。 ノッチフィルタの利得の周波数特性を示す。 ノッチフィルタの回路構成例を示す。 振動子電流i及び振動子電流iの周波数特性の一例を示す。 電流iop1及び電流iop2の周波数特性の一例を示す。 ノッチフィルタの利得の周波数特性を示す。 ノッチフィルタの位相の周波数特性を示す。 第2の実施形態に係る発振回路の構成例を示す。 第2の実施形態に係る発振回路のノッチフィルタにおける経路A及び経路Bの利得の周波数特性を示す。 第3の実施形態に係る発振回路の構成例を示す。 従来の広周波数可変発振回路に適用される反共振回路の構成例を示す。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態の発振回路100の構成例を示す。発振回路100は、第1振動子1、第2振動子2、第1調整部3、第2調整部4、変換部5及び増幅部6を備え、出力端子90から発振信号を出力する。第1振動子1、第2振動子2、第1調整部3、第2調整部4及び変換部5は、所定の周波数の信号を通過させないノッチフィルタ10として機能する。
第1振動子1は、増幅部6と第1調整部3との間の経路Aにおいて第1調整部3と直列に接続されており、第2振動子2は、増幅部6と第2調整部4との間の経路Bにおいて第2調整部4と直列に接続されている。第1振動子1の反共振周波数及び第2振動子2の反共振周波数は、第1振動子1の共振周波数及び第2振動子2の共振周波数よりも高い。発振回路100は、第1振動子1の反共振周波数から第2振動子2の反共振周波数までの周波数範囲で発振周波数を変化させることができる。
第1振動子1及び第2振動子2は、例えばATカット水晶振動子、SCカット水晶振動子及びMEMS振動子である。第1振動子1及び第2振動子2は、それぞれ異なる共振周波数(直列共振周波数)及び反共振周波数(並列共振周波数)を有する。第1振動子1の共振周波数はfrであり、反共振周波数はfaである。第2振動子2の共振周波数はfrであり、反共振周波数はfaである。
第1調整部3は、第1調整部3の出力と変換部5との間に流れる第1電流の第1電流値を調整する。第2調整部4は、第2調整部4の出力と変換部5との間に流れる第2電流の第2電流値を調整する。第1調整部3及び第2調整部4は、例えば、負帰還抵抗Rを備える帰還増幅器である。第1調整部3及び第2調整部4の増幅率は、負帰還抵抗Rの大きさにより調整される。
変換部5は、第1調整部3が調整した第1電流と第2調整部4が調整した第2電流とを、第1電流値及び第2電流値に応じた電圧に変換する。例えば、変換部5は、第1電流及び第2電流を、第1電流値と第2電流値との合計値に応じた電圧に変換する。第1調整部3、第2調整部4及び変換部5の詳細な構成例については後述する。
増幅部6は、差動増幅部61、インピーダンス62及びインピーダンス63を有する。変換部5により第1電流及び第2電流が変換された電圧は、差動増幅部61の反転入力端子に入力される。インピーダンス62は、差動増幅部61の非反転入力端子とグランドとに接続されている。インピーダンス63は、差動増幅部61の非反転入力端子と、出力端子とに接続されている。
増幅部6は、変換部5により変換された電圧を増幅し、増幅した電圧を第1振動子1及び第2振動子2に印加することにより、発振回路100の発振条件を満足させる。つまり、増幅部6は、変換部5により変換された電圧を増幅して第1振動子1及び第2振動子2に印加することにより、ゲインが1以上の発振ループを形成する。
すなわち、発振回路100は、増幅部6の負帰還部にノッチフィルタ10が設けられた構成を有し、第1振動子1の反共振周波数faから第2振動子2の反共振周波数faまでの周波数において発振する。ここで、出力端子90における出力電圧をVoutとし、差動増幅部61の反転入力端子91における電圧をVnとすると、ノッチフィルタ10の伝達特性は、
Figure 0006148894
によって表される。すなわち、VnとVoutとの間には、
Figure 0006148894
の関係がある。ここで、Aは第1調整部3及び第2調整部4のオープンループ利得であり、Zは第1振動子1のインピーダンス、Zは第2振動子2のインピーダンス、Rは第1調整部3及び第2調整部4における帰還抵抗値を示す。
例えば、第1振動子1のインピーダンスZ及び第2振動子2のインピーダンスZのいずれかが所定の値よりも大きい周波数においては、伝達特性は、Z及びZにより決定される。上記の式から明らかなように、ノッチフィルタ10の伝達特性は、第1振動子1のインピーダンスZ及び第2振動子2のインピーダンスZ、第1調整部3及び第2調整部4のオープンループ利得A、及び負帰還抵抗Rの大きさにより定められる。これにより、位相の発振条件を満たす周波数において増幅部6で利得を得ることにより、発振条件が満たされる。したがって、発振回路100は、集積回路に内蔵することができない大きな値のインダクタを使用することなく発振信号を出力できることがわかる。
図2は、図1に示したノッチフィルタ10における第1振動子1及び第2振動子2のインピーダンスの周波数特性を示す。図2における点線は、経路Aにおける第1振動子1のインピーダンスの周波数特性を示しており、鎖線は経路Bにおける第2振動子2のインピーダンスの周波数特性を示している。第1振動子1のインピーダンスは、第1振動子1の反共振周波数faにおいて最大になり、第2振動子2のインピーダンスは、第2振動子2の反共振周波数faにおいて最大になる。
したがって、仮にノッチフィルタ10が第2振動子2及び第2調整部4を有しない場合には、発振回路100は反共振周波数faにおいて発振し、ノッチフィルタ10が第1振動子1及び第1調整部3を有しない場合には、発振回路100は反共振周波数faにおいて発振する。ノッチフィルタ10が、第1振動子1、第2振動子2、第1調整部3及び第2調整部4を有する場合には、反共振周波数faと反共振周波数faとの間の周波数fにおいてインピーダンスが最大になりノッチを形成し、増幅部6を介してノッチを反転することで、発振回路100は、周波数fにおいて発振する。
図3は、ノッチフィルタ10の利得特性の一例を示す。図4は、ノッチフィルタ10の位相特性の一例を示す。図3における点線は、ノッチフィルタ10が第1振動子1のみを有する場合の利得の周波数特性を示しており、鎖線は第2振動子2のみを有する場合の利得の周波数特性を示している。実線は、ノッチフィルタ10が第1振動子1及び第2振動子2を有する場合の利得の周波数特性を示している。同様に、図4における点線は、ノッチフィルタ10が第1振動子1のみを有する場合の位相の周波数特性を示しており、鎖線は第2振動子2のみを有する場合の位相の周波数特性を示している。実線は、ノッチフィルタ10が第1振動子1及び第2振動子2を有する場合の位相の周波数特性を示している。
例えば、第1振動子1の反共振周波数faは4.10MHzであり、第2振動子2の反共振周波数faは4.11MHzである。この場合に、ノッチフィルタ10が第1振動子1及び第2振動子2を有する場合の利得は、4.105MHzにおいて最小になっている。また、例えば、ノッチフィルタ10が第1振動子1のみを有する場合に位相が180度変化する周波数は4.103MHz、ノッチフィルタ10が第2振動子2のみを有する場合に位相が180度変化する周波数は4.113MHz、ノッチフィルタ10が第1振動子1及び第2振動子2を有する場合に位相が180度変化する周波数は4.108MHzである。ノッチフィルタ10が第1振動子1及び第2振動子2を有する場合、周波数4.108MHzにおいて、ノッチフィルタ10の位相が180度となるので、この信号を増幅部6に負帰還信号として適用することにより、位相が360度となり、かつ、ループゲインが1以上となることにより、発振条件が満たされる。したがって、発振回路100は、第1振動子1の反共振周波数から第2振動子2の反共振周波数までの周波数で発振することがわかる。
図5は、第1調整部3に用いられるトランジスタの電圧電流変換率と第2調整部4に用いられるトランジスタの電圧電流変換率との和を一定にした状態で、第1調整部3に用いられるトランジスタの電圧電流変換率と第2調整部4に用いられるトランジスタの電圧電流変換率との比(以下、変換率比という)を変化させた場合の、ノッチフィルタ10の利得の周波数特性を示す。図5における実線は、変換率比が1:0である場合を示し、点線は、変換率比が0:1である場合を示し、鎖線は、変換率比が1:0と0:1との間にある場合を示している。第1調整部3に用いられるトランジスタの電圧電流変換率と第2調整部4に用いられるトランジスタの電圧電流変換率との比を変化させることにより、第1調整部3のノッチ特性及び第2調整部4のノッチ特性のそれぞれが寄与する度合いが変化し、第1振動子1の反共振周波数と第2振動子2の反共振周波数との間で、反共振周波数を変化させられることがわかる。
図6Aは、ノッチフィルタ10の回路構成例を示す。
第1調整部3は、第1電流を流す第1トランジスタとして機能するトランジスタ35と、第1電流値を調整する第1可変抵抗として機能する抵抗37とを有する。具体的には、第1調整部3は、トランジスタ34、トランジスタ35、抵抗36、抵抗37及び抵抗38を有する。抵抗38は、図1に示した第1調整部3における帰還抵抗Rに対応し、主に抵抗38によって第1調整部3の増幅率が定められる。
トランジスタ34のベース及び抵抗38の一端は第1振動子1に接続されている。トランジスタ34のエミッタはグランドに接続され、コレクタはトランジスタ35のベースに接続されているとともに、抵抗36を介して電源に接続されている。トランジスタ35のエミッタは、抵抗38の他端に接続されているとともに、抵抗37を介してグランドに接続されている。トランジスタ35のコレクタは、変換部5が有する抵抗52を介して電源に接続されているとともに、トランジスタ45のコレクタ及びトランジスタ53のベースに接続されている。
同様に、第2調整部4は、第2電流を流す第2トランジスタとして機能するトランジスタ45と、第2電流値を調整する第2可変抵抗として機能する抵抗47とを有する。具体的には、第2調整部4は、トランジスタ44、トランジスタ45、抵抗46、抵抗47及び抵抗48を有する。抵抗48は、図1に示した第2調整部4における帰還抵抗Rに対応し、主に抵抗48によって第2調整部4の増幅率が定められる。
トランジスタ44のベース及び抵抗48の一端は第2振動子2に接続されている。トランジスタ44のエミッタはグランドに接続され、コレクタはトランジスタ45のベースに接続されているとともに、抵抗46を介して電源に接続されている。トランジスタ45のエミッタは、抵抗48の他端に接続されているとともに、抵抗47を介してグランドに接続されている。トランジスタ45のコレクタは、変換部5が有する抵抗52を介して電源に接続されているとともに、トランジスタ35のコレクタ及びトランジスタ53のベースに接続されている。
変換部5は、抵抗52、トランジスタ53、抵抗54及び抵抗55を有する。トランジスタ53のベースには、トランジスタ35のコレクタを流れる第1電流及びトランジスタ45のコレクタを流れる第2電流に基づいて定まるベース電圧が印加される。
以下、図6Aに示したノッチフィルタ10の動作について説明する。
第1調整部3には、第1振動子1から、振動子電流iが流れ込み、第2調整部4には、第2振動子2から、振動子電流iが流れ込む。
ここで、抵抗37の抵抗値をR21、抵抗38の抵抗値をRf1、抵抗47の抵抗値をR22、抵抗48の抵抗値をRf2とする。この場合、第1調整部3に振動子電流iが流れ込むと、トランジスタ35のコレクタには、抵抗52を介して振動子電流iのRf1/R21倍の電流iop1が流れる。また、第2調整部4に振動子電流iが流れ込むと、トランジスタ45のコレクタには、抵抗52を介して振動子電流iのRf2/R22倍の電流iop2が流れる。電流iop1及び電流iop2は抵抗52を流れて合成され、電圧に変換され、図1に示した増幅部6に入力される。
図6Bは、振動子電流i及び振動子電流iの周波数特性の一例を示す。図6Cは、電流iop1及び電流iop2の周波数特性の一例を示す。図6Cは、第1調整部3の利得が、第2調整部4の利得よりも大きい場合を示している。図6Cに示した電流iop1と電流iop2とが合成されることにより、第1振動子1の反共振周波数と第2振動子2の反共振周波数との間に反共振周波数が生じることがわかる。
また、第1調整部3の利得と第2調整部4の利得との比が変化すると、図6Cに示した電流iop1を示す曲線と電流iop2を示す曲線がシフトするので、反共振周波数が変化する。具体的には、抵抗37の抵抗値及び抵抗47の抵抗値を変化させることによって、第1調整部3の利得と第2調整部4の利得との比が変化するので、発振回路100が発振する周波数を、第1振動子1の反共振周波数から第2振動子2の反共振周波数までの範囲で変化させることができる。なお、抵抗38及び抵抗48の抵抗値を変化させることによっても、発振回路100が発振する周波数を、第1振動子1の反共振周波数から第2振動子2の反共振周波数までの範囲で変化させることができる。
図7Aは、図6Aの回路における抵抗37の抵抗値及び抵抗47の抵抗値を変化させた場合のノッチフィルタ10の利得の周波数特性を示す。図7Bは、図6Aの回路における抵抗37の抵抗値及び抵抗47の抵抗値を変化させた場合のノッチフィルタ10の位相の周波数特性を示す。
図7A及び図7Bにおける点線は、抵抗37の抵抗値と抵抗47の抵抗値との比が1:3の場合を示し、実線は、抵抗37の抵抗値と抵抗47の抵抗値との比が1:1の場合を示し、鎖線は、抵抗37の抵抗値と抵抗47の抵抗値との比が3:1の場合を示している。抵抗37の抵抗値と抵抗47の抵抗値との比を変化させることにより、抵抗37を流れる電流と抵抗47を流れる電流との比が変化し、発振回路100が発振する周波数が変化することがわかる。
したがって、図6Aにおける抵抗37及び抵抗47が可変抵抗である場合には、抵抗37及び抵抗47は、第1電流に相当するトランジスタ35のコレクタ電流と第2電流に相当するトランジスタ45のコレクタ電流との比を調整する比率調整部として機能する。例えば、抵抗37の抵抗値と抵抗47の抵抗値との比が1:3の場合には、第1電流の値と第2電流の値との比が3:1になる。
なお、抵抗37及び抵抗47が、外部からの制御信号に応じて抵抗値を変化させるデジタルポテンショメータである場合には、外部からの制御信号に応じて、第1振動子1の反共振周波数と第2振動子2から反共振周波数までの範囲で発振回路100の発振周波数を変化させることができる。また、抵抗38及び抵抗48を可変抵抗にして、抵抗38及び抵抗48を比率調整部として機能させてもよい。
以上のとおり、第1の実施形態に係る発振回路100によれば、第1振動子1と、第1振動子1と共振周波数が異なる第2振動子2と、第1調整部3と、第2調整部4と、変換部5と、変換部5により変換された電圧を増幅して第1振動子1及び第2振動子2に印加する増幅部6とを備えることにより、集積回路への内蔵が困難なインダクタを用いることなく、第1振動子1の反共振周波数から第2振動子2の反共振周波数までの広い範囲で発振周波数を変化させることができる。なお、第1の実施形態の応用として、第1振動子1及び第2振動子2の共振周波数fr、frの間に生成される反共振を用いて発振回路100を構成してもよい。
<第2の実施形態>
図8は、第2の実施形態に係る発振回路200の構成例を示す。発振回路200は、図1に示した発振回路100の経路Bにおいて第2調整部4と直列に設けられていた第2振動子2が、経路Bとグランドとの間に設けられている点で異なる。すなわち、発振回路200において、第1振動子1は、増幅部6と第1調整部3との間の経路Aにおいて第1調整部3と直列に接続されており、第2振動子2は、増幅部6と第2調整部4とを接続する経路Bとグランドとに接続されている。
また、経路Aには、増幅部6の出力側と第1振動子1との間に抵抗501が設けられ、経路Bには、増幅部6の出力側と第2調整部4との間に抵抗504が設けられている。第1調整部3は、抵抗502及び反転回路503を有し、第2調整部4は、抵抗505及び反転回路506を有する。抵抗502は、第1振動子1と反転回路503との接続点とグランドとの間に設けられている。抵抗505は、第2振動子2と反転回路506との接続点とグランドとの間に設けられている。反転回路503及び反転回路506からの出力信号は、変換部5に入力される。
図9は、発振回路200のノッチフィルタ10における経路A及び経路Bの利得の周波数特性を示す。図9における点線は、第1振動子1が設けられている経路Aの利得の周波数特性を示しており、鎖線は第2振動子2が設けられている経路Bの利得の周波数特性を示している。経路Aの利得は、第1振動子1の反共振周波数faにおいて最小になり、経路Bの利得は、第2振動子2の共振周波数frにおいて最小になる。したがって、発振回路100は、第1振動子1の反共振周波数faから第2振動子2の共振周波数frまでの範囲で、発振する周波数を変化させることができる。
以上のとおり、第2の実施形態に係る発振回路200によれば、第1振動子1は、増幅部6と第1調整部3との間の経路Aにおいて第1調整部3と直列に接続されており、第2振動子2は、増幅部6と第2調整部4とを接続する経路Bとグランドとに接続されているので、第1振動子1の反共振周波数から第2振動子2の共振周波数までの範囲において発振周波数を変化させることができる。
<第3の実施形態>
図10は、第3の実施形態に係る発振回路300の構成例を示す。発振回路300におけるノッチフィルタ10は、経路Cに接続された第3振動子7と第3変換部8とをさらに有する点で、図1に示した発振回路100と異なる。
第3変換部8は、第3振動子7が出力する信号を、第3電流値を有する第3信号に変換する。例えば、第1振動子1の反共振周波数<第2振動子2の反共振周波数<第3振動子7の反共振周波数の関係がある場合、第1調整部3、第2調整部4及び第3変換部8の出力電流を変化させる抵抗の値を調整することにより、第1振動子1の反共振周波数から第3振動子7の反共振周波数までの周波数で発振回路300を発振させることができる。
発振回路300は、3個よりも多い数の振動子を備えてもよい。振動子の数を増やすことにより、より広い周波数範囲にわたって細かく周波数を変化させることができる。また、振動子1個あたりの周波数変化範囲を小さくできるので、ノイズの影響を受けにくくなるという効果も生じる。なお、図10においては、第3振動子7が経路Cにおいて第3変換部8と直列に接続されているが、第3振動子7は、経路Cとグランドとに接続されていてもよい。
このように、複数の振動子は、それぞれが接続されている経路において変換部と直列に接続されていてもよく、経路とグランドとに接続されていてもよい。ノッチフィルタ10が、経路において変換部と直列に接続された直列振動子と経路とグランドとに接続された並列振動子とを備える場合、直列振動子の反共振周波数及び並列振動子の共振周波数のうちで最も小さい周波数と、直列振動子の反共振周波数及び並列振動子の共振周波数のうちで最も大きい周波数との間に、直列振動子の共振周波数及び並列振動子の反共振周波数が含まれないことが、ノッチフィルタ10が設けられた発振回路が発振する条件になる。
以上のとおり、第3の実施形態に係る発振回路300によれば、3つ以上の振動子と変換回路とを備えることにより、変化させることができる周波数範囲をさらに広くすることができるとともに、ノイズの影響を受けにくくすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、増幅部6の構成は、上記の実施形態における構成に限定されるものではなく、ノッチフィルタ10から出力される電圧を増幅してノッチフィルタ10に印加することができる他の構成を用いることができる。例えば、上記の実施形態においては、変換部5及び増幅部6を異なる回路ブロックとして説明したが、変換部5が増幅部6の増幅機能を有してもよい。
また、上記の実施形態においては、変換部5が第1電流及び第2電流を電圧に変換する構成について説明したが、このような構成に限定されない。例えば、第1調整部3において第1電流を電圧に変換し、第2調整部4において第2電流を電圧に変換し、変換部5において第1調整部3及び第2調整部4において第1電流及び第2電流から変換された複数の電圧を合成してもよい。
また、発振回路100において、第1振動子が経路Aとグランドとに接続され、第2振動子が経路Bとグランドとに接続されていてもよい。
また、上記の実施形態においては、バイポーラトランジスタが用いられる例について説明したが、バイポーラトランジスタの代わりに電界効果トランジスタが用いられてもよい。この場合、バイポーラトランジスタのコレクタは電界効果トランジスタのドレインによって代替され、バイポーラトランジスタのエミッタは電界効果トランジスタのソースによって代替され、バイポーラトランジスタのベースは電界効果トランジスタのゲートによって代替される。
1・・・第1振動子、2・・・第2振動子、3・・・第1調整部、4・・・第2調整部、5・・・変換部、6・・・増幅部、7・・・第3振動子、8・・・第3変換部、10・・・ノッチフィルタ、11・・・等価直列キャパシタ、12・・・等価直列インダクタ、13・・・等価直列抵抗、14・・・等価並列キャパシタ、20・・・ノッチフィルタ、21・・・等価直列キャパシタ、22・・・等価直列インダクタ、23・・・等価直列抵抗、24・・・等価並列キャパシタ、31・・・抵抗、32・・・電圧電流変換部、33・・・抵抗、34・・・トランジスタ、35・・・トランジスタ、36・・・抵抗、37・・・抵抗、38・・・抵抗、41・・・抵抗、42・・・電圧電流変換部、43・・・抵抗、44・・・トランジスタ、45・・・トランジスタ、46・・・抵抗、47・・・抵抗、48・・・抵抗、51・・・抵抗、52・・・抵抗、53・・・トランジスタ、54・・・抵抗、55・・・抵抗、61・・・反転増幅器、62・・・インピーダンス、63・・・インピーダンス、90・・・出力端子、91・・・反転入力端子、100・・・発振回路、200・・・発振回路、224・・・キャパシタ、300・・・発振回路、400・・・反共振回路、411・・・振動子、412・・・減衰器、413・・・インダクタ、414・・・キャパシタ、421・・・振動子、422・・・減衰器、423・・・インダクタ、424・・・キャパシタ、430・・・交流信号源、440・・・出力抵抗、450・・・負荷抵抗、501・・・抵抗、502・・・抵抗、503・・・反転回路、504・・・抵抗、505・・・抵抗、506・・・反転回路

Claims (4)

  1. 第1振動子と、
    前記第1振動子と共振周波数が異なる第2振動子と、
    前記第1振動子が接続された第1経路を流れる第1電流の第1電流値を調整する第1調整部と、
    前記第2振動子が接続された第2経路を流れる第2電流の第2電流値を調整する第2調整部と、
    前記第1電流及び前記第2電流を、前記第1電流値及び前記第2電流値に応じた電圧に変換する変換部と、
    前記変換部により変換された電圧を増幅し、増幅した電圧を前記第1振動子及び前記第2振動子に印加する増幅部と、
    を備え
    前記第1振動子は、前記増幅部と前記第1調整部との間の前記第1経路において前記第1調整部と直列に接続されており、
    前記第2振動子は、前記増幅部と前記第2調整部との間の前記第2経路において前記第2調整部と直列に接続されており、
    前記第1振動子の反共振周波数及び前記第2振動子の反共振周波数が、前記第1振動子の共振周波数及び前記第2振動子の共振周波数よりも高い発振回路。
  2. 第1振動子と、
    前記第1振動子と共振周波数が異なる第2振動子と、
    前記第1振動子が接続された第1経路を流れる第1電流の第1電流値を調整する第1調整部と、
    前記第2振動子が接続された第2経路を流れる第2電流の第2電流値を調整する第2調整部と、
    前記第1電流及び前記第2電流を、前記第1電流値及び前記第2電流値に応じた電圧に変換する変換部と、
    前記変換部により変換された電圧を増幅し、増幅した電圧を前記第1振動子及び前記第2振動子に印加する増幅部と、
    を備え
    前記第1振動子は、前記増幅部と前記第1調整部との間の前記第1経路において前記第1調整部と直列に接続されており、
    前記第2振動子は、前記増幅部と前記第2調整部との間の前記第2経路とグランドとに接続されており、
    前記第1振動子の反共振周波数及び前記第2振動子の共振周波数が、前記第1振動子の共振周波数と前記第2振動子の反共振周波数との間の周波数である発振回路。
  3. 前記第1電流値と前記第2電流値との比を調整する比率調整部をさらに備える請求項1又は2に記載の発振回路。
  4. 前記第1調整部は、前記第1電流を流す第1トランジスタと、前記第1電流値を調整する第1可変抵抗と、を有し、
    前記第2調整部は、前記第2電流を流す第2トランジスタと、前記第2電流値を調整する第2可変抵抗と、を有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の発振回路。
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