JP6047058B2 - 発振回路 - Google Patents

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Description

本発明は、発振する周波数を調整できる発振回路に関するものである。
従来、共振周波数が異なる複数の水晶振動子を用いることにより、単一の水晶振動子で調整可能な周波数範囲よりも広い周波数範囲で発振周波数を調整できる反共振回路が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
図15は、従来の反共振回路400の構成例を示す。図15において、反共振回路400は、交流信号源430の出力抵抗440と負荷抵抗450とに接続されている。
反共振回路400は、出力抵抗440と負荷抵抗450との間における異なる経路に接続された水晶振動子411及び水晶振動子421を備える。水晶振動子411が接続された第1の経路には、減衰器412、インダクタ413及びキャパシタ414が直列に設けられている。水晶振動子411は、インダクタ413とキャパシタ414との接続点とグランドとに接続されている。同様に、水晶振動子421が接続された第2の経路には、減衰器422、インダクタ423及びキャパシタ224が直列に設けられている。水晶振動子421は、インダクタ423とキャパシタ424との接続点とグランドとに接続されている。
水晶振動子411及び水晶振動子421は、それぞれ異なる共振周波数を有しており、キャパシタ414及びキャパシタ424を介して互いに接続されている。これにより、反共振回路400は、水晶振動子411の共振周波数と水晶振動子421の共振周波数との間の周波数において共振する。減衰器412及び減衰器422の減衰率を変化させることにより、反共振回路400の反共振周波数が変化する。
特開2007−295256号公報
ところで、水晶振動子、MEMS(Micro-Electro-Mechanical Systems)振動子等の高いQを有する共振子の共振周波数は、f=(1/2π)√{(C+C)/L}で表される。ここで、Cは振動子の等価回路のモーショナルキャパシタンス、Cは負荷容量、Lは振動子の直列インダクタンスである。
が比較的小さいMEMS振動子を用いた発振回路においては、振動子に印加するバイアス電圧を調整することによって周波数の調整が行われる。しかし、集積回路や個別部品において実現できる数pFオーダーの容量値に対してCが非常に小さい振動子を発振回路に用いた場合は、C>>Cの関係に基づいてf=(1/2π)√(1/L)と近似できるので、共振周波数は、振動子が有するL及びCに基づいて定められる。したがって、上記の振動子を発振回路に用いる場合には、振動子の共振周波数の温度特性が、そのまま発振周波数の温度特性に反映されてしまう。
特に、MEMS振動子の共振周波数の温度特性は−30ppm/℃程度であり、温度変化に対する周波数変化範囲が比較的大きい。したがって、MEMS振動子を用いた発振回路においては、バイアス電圧を調整するだけでは、温度変化を相殺して安定した発振周波数を得ることが困難である。
図15に示した反共振回路400においては、単一のMEMS振動子のバイアス電圧を調整する場合よりも広い周波数範囲で反共振周波数を変化させることができる。しかし、反共振回路400において、反共振周波数におけるQの値を発振回路に用いることができる程度に大きな値にするために、インダクタ413及びインダクタ423のインダクタンス値を十分に大きな値にしなければならなかった。具体的には、特許文献1においては、インダクタ413及びインダクタ423のインダクタンス値として27μHが例示されている。
しかし、インダクタは、温度変化に応じてインダクタンス値が大きく変化する。また、振動子のばらつきに応じてインダクタンス値を調整することも困難である。したがって、インダクタを用いた共振回路においては、安定した発振周波数の発振信号を得ることができなかった。さらに、μHオーダーのインダクタンス値を有するインダクタは、集積回路に内蔵することが困難であった。したがって、従来の反共振回路400を用いて、安定した発振周波数の発振信号を得られる発振回路を、低コストで量産することができなかった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、集積回路に内蔵することが可能であり、かつ、広い周波数範囲で発振周波数を変化させることができる発振信号を発生する発振回路を提供することを目的とする。
本発明の実施態様においては、入力される信号を増幅する第1増幅器と、第1増幅器の出力信号を反転増幅して第1増幅器に入力する第2増幅器と、第2増幅器の入出力間に接続された抵抗と、抵抗と並列に、互いに直列に接続された第1振動子及び第3増幅器と、抵抗と並列に、互いに直列に接続された第2振動子及び第4増幅器とを備え、第1振動子は、第2振動子と異なる反共振周波数を有し、第3増幅器及び第4増幅器の少なくとも1つは、可変利得を有する発振回路を提供する。第1振動子の共振周波数は、例えば、第2振動子の共振周波数よりも小さく、第1振動子の反共振周波数は、第2振動子の共振周波数よりも大きい。
上記の発振回路は、第1振動子の共振周波数は、第2振動子の共振周波数よりも小さく、第1振動子と並列に設けられており、かつ、第1振動子の等価並列容量と反対の極性の容量を有する第1負性容量回路をさらに備えてもよい。この場合に、第1振動子の共振周波数及び反共振周波数は、例えば、第2振動子の共振周波数及び反共振周波数よりも小さい。
上記の第1負性容量回路は、例えば、第1振動子の一方の端子に接続された反転増幅器と、第1振動子の他方の端子と反転増幅器とに接続された第1キャパシタとを有する。
上記の発振回路は、第2増幅器の入力端子とグランドとの間に設けられた第3負性容量回路をさらに備えてもよい。
本発明に係る発振回路によれば、集積回路に内蔵することが可能であり、かつ、広い周波数範囲で発振周波数を変化させることができる発振信号を発生できるという効果を奏する。
第1の実施形態の発振回路の構成例を示す。 第1振動子及び第2振動子のインピーダンスの周波数特性を示す。 図1に示した発振回路のViからVoへの伝達特性のシミュレーション結果を示す。 第2の実施形態に係る発振回路の構成例を示す。 第2の実施形態における第1振動子及び第2振動子のインピーダンスの周波数特性を示す。 第1振動子の等価回路を示す。 第2振動子の等価回路を示す。 図4に示した発振回路のViからVoへの伝達特性のシミュレーション結果を示す。 図4に示した発振回路のViからVoへの伝達特性のシミュレーション結果を示す。 第1負性容量回路の構成例を示す。 図9に示した第1負性容量回路を接続した場合及び接続しない場合の伝達特性のシミュレーション結果を示す。 第3の実施形態に係る発振回路の構成例を示す。 第3負性容量回路の構成例を示す。 図12に示した第3負性容量回路の入力アドミッタンスの虚数成分をシミュレーションで求めた結果を示す。 図11に示した発振回路の帰還パス単独のオープンループ特性を示す。 従来の反共振回路の構成例を示す。
<第1の実施形態>
[発振回路100の回路構成]
図1は、第1の実施形態の発振回路100の構成例を示す。発振回路100は、第1増幅器1、第2増幅器21を含む反転増幅器2、第3増幅器3、第4増幅器4、第1振動子5及び第2振動子6を備える。
第1増幅器1は、入力される信号を増幅して発振信号を発生する。反転増幅器2は、入力側がキャパシタ14を介して第1増幅器1の出力側と接続されており、出力側がキャパシタ15を介して第1増幅器1の入力側と接続されている。第3増幅器3及び第1振動子5は、第2増幅器21及び抵抗26と並列に、互いに直列に接続されている。第4増幅器4及び第2振動子6は、第2増幅器21及び抵抗26と並列に、互いに直列に接続されている。第3増幅器3及び第4増幅器4の少なくとも1つは、可変利得を有し、例えば発振回路100の外部から入力される制御信号に応じて利得を変化させることができる。第1振動子5及び第2振動子6は、それぞれ異なる反共振周波数を有する。
以下、発振回路100の回路の詳細について説明する。
第1増幅器1は、トランジスタ11と、抵抗12と、抵抗13とを有する。トランジスタ11はNPN型トランジスタである。トランジスタ11のエミッタは、グランドに接続されている。トランジスタ11のコレクタは、抵抗12を介して電源に接続されている。トランジスタ11のコレクタは、キャパシタ14を介して反転増幅器2の入力側に接続されており、トランジスタ11のベースは、キャパシタ15を介して反転増幅器2の出力側に接続されている。トランジスタ11のベースとコレクタとの間には、抵抗13が設けられている。
反転増幅器2は、第2増幅器21、抵抗22、抵抗23、キャパシタ24、抵抗25及び抵抗26を有する。
第2増幅器21は、第1増幅器1の出力信号を反転増幅して第1増幅器1に入力する。具体的には、第2増幅器21は、例えばオペアンプであり、非反転入力端子には、抵抗22、抵抗23及びキャパシタ24の一端が接続されている。抵抗22の他端は電源に接続されており、抵抗23及びキャパシタ24の他端はグランドに接続されている。第2増幅器21の非反転入力端子には、抵抗22と抵抗23との抵抗比に応じて電源電圧を分圧した電圧が印加されている。第2増幅器21の反転入力端子には、抵抗25、抵抗26、第1振動子5及び第2振動子6が接続されている。
抵抗26は、第2増幅器21の入出力間に接続されている。すなわち、抵抗26の一端は、第2増幅器21の反転入力端子と抵抗25とに接続されており、抵抗26の他端は、第2増幅器21の出力端子に接続されている。
第3増幅器3は、トランジスタ31、可変抵抗32、可変抵抗33及び抵抗34を有する。トランジスタ31のコレクタは電源に接続されている。トランジスタ31のベースは、可変抵抗32と可変抵抗33とに接続されている。トランジスタ31のエミッタは、抵抗34を介してグランドに接続されているとともに、第1振動子5の一端に接続されている。
トランジスタ31、可変抵抗32、可変抵抗33及び抵抗34は、コレクタ接地回路を構成する。すなわち、トランジスタ31は、可変抵抗32と可変抵抗33との抵抗比に応じて変化する電圧をエミッタから出力するエミッタフォロワとして機能する。可変抵抗32及び可変抵抗33は、例えば外部からの制御信号に応じた抵抗値に調整できるデジタルポテンショメータである。
第4増幅器4は、トランジスタ41、可変抵抗42、可変抵抗43及び抵抗44を有する。トランジスタ41のコレクタは電源に接続されている。トランジスタ41のベースは、可変抵抗42と可変抵抗43とに接続されている。トランジスタ41のエミッタは、抵抗44を介してグランドに接続されているとともに、第2振動子6の一端に接続されている。
トランジスタ41、可変抵抗42、可変抵抗43及び抵抗44は、コレクタ接地回路を構成する。すなわち、トランジスタ41は、可変抵抗42と可変抵抗43との抵抗比に応じて変化する電圧をエミッタから出力するエミッタフォロワとして機能する。可変抵抗42及び可変抵抗43は、例えば外部からの制御信号に応じた抵抗値に調整できるデジタルポテンショメータである。
なお、図1においては、可変抵抗32、可変抵抗33、可変抵抗42及び可変抵抗43が可変抵抗として示されているが、これらの可変抵抗のうち少なくともいずれかが可変抵抗であればよい。また、第3増幅器3及び第4増幅器4の利得を変化させる方法として、可変抵抗32、可変抵抗33、可変抵抗42及び可変抵抗43の抵抗値を変化させる方法以外の方法を用いてもよい。
第1振動子5及び第2振動子6は、例えばATカット水晶振動子、SCカット水晶振動子及びMEMS振動子である。第1振動子5及び第2振動子6は、それぞれ異なる共振周波数(直列共振周波数)及び反共振周波数(並列共振周波数)を有する。第1振動子5の共振周波数はfrであり、反共振周波数はfaである。第2振動子6の共振周波数はfrであり、反共振周波数はfaである。
本実施形態において、第1振動子5の共振周波数よりも第2振動子6の共振周波数が大きく、第2振動子6の共振周波数よりも第1振動子5の反共振周波数が大きく、第1振動子5の反共振周波数よりも第2振動子6の反共振周波数が大きい。すなわち、第1振動子5及び第2振動子6の共振周波数と反共振周波数との関係は、fr<fr<fa<faである。
図2は、第1振動子5及び第2振動子6のインピーダンスの周波数特性を示す。点線は、第1振動子5のインピーダンスを示し、鎖線は、第2振動子6のインピーダンスを示している。第1振動子5のインピーダンスは、共振周波数frにおいて最小であり、反共振周波数faにおいて最大である。第2振動子6のインピーダンスは、共振周波数frにおいて最小であり、反共振周波数faにおいて最大である。
[発振回路100の利得特性]
発振回路100を反転増幅器2の入力端でオープンループとし、反転増幅器2に入力される電圧をVi、反転増幅器2が出力する電圧をVoとしたときの入力Viから出力Voまでの伝達特性を概算すると、以下の式で表される。
Figure 0006047058
ここで、Gは、第3増幅器3の入力から出力までの利得、Gは、第4増幅器4の入力から出力までの利得、Zは第1振動子5のインピーダンス、Zは第2振動子6のインピーダンスを示す。Rは抵抗25の抵抗値、Rは抵抗26の抵抗値を示す。
第3増幅器3の利得Gが第4増幅器4の利得Gよりも十分に大きい場合には、伝達特性は主にRとZとの比によって定まり、第1振動子5のインピーダンスZが最大になる周波数である第1振動子5の反共振周波数で上記の伝達特性の式の分母が最小になる。したがって、第1振動子5の反共振周波数において伝達特性の利得が1よりも大きくなるピークが表れ、発振回路100の発振条件が満たされる。
同様に、第4増幅器4の利得Gが第3増幅器3の利得Gよりも十分に大きい場合には、伝達特性は主にRとZとの比によって定まり、第2振動子6のインピーダンスZが最大になる周波数である第2振動子6の反共振周波数で上記の伝達特性の式の分母が最小になる。したがって、第2振動子6の反共振周波数において伝達特性の利得が1よりも大きくなるピークが表れ、発振回路100の発振条件が満たされる。
以上の説明からわかるように、発振回路100においては、第3増幅器3の利得Gと第4増幅器4の利得Gとの比を調整することにより、伝達特性の利得が1よりも大きくなるピークが表れる周波数を変化させることができる。具体的には、図1に示した第3増幅器3においては、可変抵抗32及び可変抵抗33の少なくとも1つを調整することにより、第3増幅器3の利得Gを変化させることができる。また、図1に示した第4増幅器4においては、可変抵抗42及び可変抵抗43の少なくとも1つを調整することにより、第4増幅器4の利得Gを変化させることができる。なお、他の方法により第3増幅器3及び第4増幅器4の利得を変化させてもよい。
図3は、図1に示した発振回路100のViからVoへの伝達特性のシミュレーション結果を示す。図3に示した例においては、第1振動子5の共振周波数を3.816MHz、反共振周波数を4.104MHz、第2振動子6の共振周波数を3.823MHz、反共振周波数を4.115MHzとしている。実線は、G=G=0.5倍に調整した場合の特性を示す。点線は、G=0.95倍、G=0.05倍に調整した場合の特性を示す。鎖線は、G=0.05倍、G=0.95倍に調整した場合の特性を示す。利得特性においては、4.1MHz付近で、異なるピーク周波数が得られており、当該ピーク周波数と連動して位相が180度変化していることがわかる。
ここで、第1増幅器1は、入力信号の位相を180度変化させて出力する。また、反転増幅器2は、第1増幅器1の出力信号の位相を180度変化させて第1増幅器1に入力する。したがって、第1増幅器1の利得と反転増幅器2のピーク利得とを合わせて0dB以上にすることで、利得と位相の発振条件を共に満たすことができる。
以上のとおり、第1の実施形態に係る発振回路100によれば、第1増幅器1と、第2増幅器21と、抵抗26と、抵抗26と並列に、互いに直列に接続された第1振動子5及び第3増幅器3と、抵抗26と並列に、互いに直列に接続された第2振動子6及び第4増幅器4とを備え、第1振動子5が、第2振動子6と異なる反共振周波数を有し、第3増幅器3及び第4増幅器4の少なくとも1つが可変利得を有することで、第1振動子5の反共振周波数と第2振動子6の反共振周波数との間で発振周波数を変化させることができる。
<第2の実施形態>
[フローティング負性容量回路を備える]
図4は、第2の実施形態に係る発振回路200の構成例を示す。発振回路200は、第1負性容量回路7及び第2負性容量回路8をさらに備える点で図1に示した発振回路100と異なり、他の点で同じである。第1負性容量回路7は、第1振動子5と並列に設けられており、第1振動子5の等価並列容量と反対の極性で、等価並列容量とほぼ等しい大きさの容量を有する。第2負性容量回路8は、第2振動子6と並列に設けられており、第2振動子6の等価並列容量と反対の極性で、等価並列容量とほぼ等しい大きさの容量を有する。
なお、発振回路200は、反共振周波数が低い振動子の方に負性容量回路が備えられていればよい。例えば、第1振動子5の反共振周波数が第2振動子6の反共振周波数よりも低い場合、発振回路200は、少なくとも第1負性容量回路7を備えていればよい。
図5は、第2の実施形態における第1振動子5及び第2振動子6のインピーダンスの周波数特性を示す。図5に示す第1振動子5及び第2振動子6の共振周波数と反共振周波数との関係は、fr<fa<fr<faである。すなわち、第1振動子5の共振周波数及び反共振周波数は、第2振動子6の共振周波数及び反共振周波数よりも小さい。この場合、第1振動子5の反共振周波数faと第2振動子6の反共振周波数faとの間に第2振動子6の共振周波数frがあるので、第1振動子5の反共振周波数faと第2振動子6の反共振周波数faとの間で周波数を変化させることが想定されている発振回路100の構成では、第1振動子の反共振周波数faと第2振動子6の反共振周波数faとの間の全ての周波数範囲では発振条件が満たされず、狭い周波数範囲でしか発振条件が満たされない。
これに対して、発振回路200においては、第1負性容量回路7及び第2負性容量回路8によって第1振動子5及び第2振動子6の等価並列容量を打ち消すことで反共振周波数の影響が抑制され、第1振動子5の共振周波数から第2振動子6の共振周波数までの周波数で発振する。
図6Aは、第1振動子5の等価回路を示す。第1振動子5は、等価並列キャパシタ51と、互いに直列に接続された等価直列抵抗52、等価直列インダクタ53及び等価直列キャパシタ54とが並列に接続されている。図6Bは、第2振動子6の等価回路を示す。第2振動子6は、等価並列キャパシタ61と、互いに直列に接続された等価直列抵抗62、等価直列インダクタ63及び等価直列キャパシタ64とが並列に接続されている。
第1負性容量回路7は、第1振動子5と並列に設けられており、かつ、等価並列キャパシタ51の容量と反対の極性で、ほぼ同じ大きさの容量を有するので、等価並列キャパシタ51を打ち消すことができる。同様に、第2負性容量回路8は、第2振動子6と並列に設けられており、かつ、等価並列キャパシタ61の容量と反対の極性で、ほぼ同じ大きさの容量を有するので、第2振動子6の等価並列キャパシタ61を打ち消すことができる。
図7は、発振回路200のViからVoへの伝達特性のシミュレーション結果を示す。本実施形態における第1振動子5の共振周波数は、11.0000MHzであり、第2振動子6の共振周波数は11.0592MHzである。点線は、発振回路200が第1振動子5及び第1負性容量回路7を有し、第2振動子6及び第2負性容量回路8を有しない場合の特性を示す。鎖線は、発振回路200が第2振動子6及び第2負性容量回路8を有し、第1振動子5及び第1負性容量回路7を有しない場合の特性を示す。実線は、発振回路200が第1振動子5及び第1負性容量回路7並びに第2振動子6及び第2負性容量回路8を有する場合の特性を示す。
点線で示されているように、発振回路200が第1振動子5及び第1負性容量回路7を有し、第2振動子6及び第2負性容量回路8を有しない場合には、第1振動子5の共振周波数でインピーダンスZが極小になる。また、鎖線で示されているように、発振回路200が第2振動子6及び第2負性容量回路8を有し、第1振動子5及び第1負性容量回路7を有しない場合には、第2振動子6の共振周波数でインピーダンスZが極小になる。したがって、これらの場合には、反転増幅器2の負帰還が大きくなるので伝達関数Vo/Viの利得が小さくなり、発振回路200の発振条件が満たされない。
これに対して、発振回路200が第1振動子5及び第1負性容量回路7並びに第2振動子6及び第2負性容量回路8を有する場合には、第1振動子5の共振周波数から第2振動子6の共振周波数までの周波数において、ほぼ1の利得のピークが生じており、当該周波数において位相が180度変化している。その結果、発振回路200の発振条件が満たされる。
図8は、第3増幅器3及び第4増幅器4の利得を変化させた場合の発振回路200のViからVoへの伝達特性のシミュレーション結果を示す。図8における実線は、第3増幅器3の利得Gと第4増幅器4の利得Gとを0.5倍に調整した場合の特性を示す。点線は、G=0.9倍、G=0.1倍に調整した場合の特性を示す。鎖線は、G=0.1倍、G=0.9倍に調整した場合の特性を示す。図8から、第3増幅器3の利得と第4増幅器4の利得とを調整することにより、伝達特性の利得が最大になる周波数と位相が180度変化する周波数とを制御できることがわかる。
以上のとおり、発振回路200によれば、第1振動子5及び第2振動子6の等価並列容量を相殺することで反共振周波数の影響がなくなるので、第1振動子5の共振周波数と第2振動子6の共振周波数との間の広い周波数範囲で発振する。例えば、図8に示した例においては、±2000ppm以上の周波数可変範囲が確保されている。
図9は、第1負性容量回路7の構成例を示す。第1負性容量回路7は、オペアンプ71、抵抗72、抵抗73及びキャパシタ74を有する。オペアンプ71は、反転増幅器として機能し、非反転入力端子がグランドに接続されている。オペアンプ71の反転入力端子は、抵抗72を介して第1振動子5の第1端子に接続されているとともに、抵抗73を介してオペアンプ71の出力端子と接続されている。オペアンプ71の出力端子は、キャパシタ74を介して第1振動子5の第2端子に接続されている。オペアンプ71は、反転入力端子から入力された信号の逆相の信号を生成してキャパシタ74に入力する。
キャパシタ74は、第1振動子5の第2端子とオペアンプ71とに接続されている。キャパシタ74は、第1振動子5の等価並列キャパシタと同等の容量を有する。オペアンプ71が出力する信号は、第1振動子5の等価並列キャパシタを通過する信号と同じ大きさで逆相の信号なので、第1負性容量回路7によって、第1振動子5の等価並列キャパシタによる影響を相殺することができる。
図10は、図9に示した第1負性容量回路7を接続した場合及び接続しない場合の第1振動子5の伝達特性のシミュレーション結果を示す。点線は、第1負性容量回路7を接続しない場合の第1振動子5の伝達特性を示す。実線は、第1振動子5と並列に第1負性容量回路7を接続した場合の第1振動子5の伝達特性を示す。第1振動子5は、第1振動子5の共振周波数においてインピーダンスが最小になり、反共振周波数においてインピーダンスが最大になる。したがって、第1負性容量回路7が接続されていない状態における第1振動子5の単体の伝達特性においては、図10の点線が示すように、共振周波数で利得が最大になるピークがあり、反共振周波数で利得が最小になるピークがある。
これに対して、第1負性容量回路7が接続されている状態においては、図10の実線が示すように、第1振動子5の反共振周波数で生じる利得の低下が消滅し、共振周波数で生じるピークのみが表れる。その結果、発振回路200においては、第1振動子5の反共振周波数の影響を受けることなく、第1振動子5の共振周波数と第2振動子6の共振周波数との間の広い周波数範囲で発振周波数を変化させることができる。
なお、第1負性容量回路7の構成は、図9に示した構成に限定されるものではない。例えば、A. Antoniou, “Floating Negative-Impedance Converters,” IEEE
Transactions on Circuit Theory, vol. 19, pp.209-212, March 1972に示されるような他の構成によるフローティング負性容量回路を用いてもよい。
以上のとおり、第2の実施形態に係る発振回路200によれば、第1振動子5と並列に第1負性容量回路7が設けられていることにより、第1振動子5の反共振周波数の影響を受けることなく、第1振動子5の共振周波数と第2振動子6の共振周波数との間の広い周波数範囲で発振周波数を変化させることができる。
<第3の実施形態>
図11は、第3の実施形態に係る発振回路300の構成例を示す。図1に示した発振回路100及び図4に示した発振回路200においては、第1増幅器1の出力信号が、反転増幅器2が設けられた経路、第1振動子5が設けられた経路及び第2振動子6が設けられた経路を経て第1増幅器1の入力側に戻されることで、発振条件が満たされていた。しかし、実回路においては、図1及び図4に表されていない浮遊容量などの影響により、回路図には表れていない経路の影響で、所望の発振周波数以外の周波数で不要発振が生じる場合がある。
そこで、不要発振を防ぐために、発振回路300は、第2増幅器21の反転入力端子とグランドとの間に設けられた、第3負性容量回路9をさらに備える。その他の点では、発振回路300は、図4に示した発振回路200と同じである。
第3負性容量回路9の負性容量の大きさは、C=−2(C01+C02)である。ここで、C01は第1振動子5の並列容量の大きさを示し、C02は第2振動子6の並列容量の大きさを示す。第3負性容量回路9の負性容量を上記のとおりにすることで、第1振動子5及び第2振動子6の並列容量が伝達特性に与える影響を低減することができる。その結果、第1振動子5及び第2振動子6の並列容量と等価直列抵抗、等価直列インダクタ及び等価直列キャパシタとの間の共振により生じる利得のピークと位相回転とを除去できるので、不要発振を防ぐことができる。
図12は、第3負性容量回路9の構成例を示す。第3負性容量回路9は、オペアンプ91、キャパシタ92、抵抗93及び抵抗94を有する。オペアンプ91の非反転入力端子は、第1振動子5及び第2振動子6に接続されている。キャパシタ92は、オペアンプ91の非反転入力端子と出力端子との間に設けられている。抵抗93は、オペアンプ91の反転入力端子と出力端子との間に設けられている。抵抗94は、オペアンプ91の反転入力端子とグランドとの間に設けられている。
キャパシタ92の容量値をCとするとともに、抵抗93の抵抗値と抵抗94の抵抗値とを等しくして、非反転アンプとして機能するオペアンプ91の利得を2倍にすると、第3負性容量回路9を入力から見たアドミッタンスYは、以下の式で表される。
Figure 0006047058
ここで、Iinはオペアンプ91の非反転入力端子への入力電流、Vinはオペアンプ91の非反転入力端子への入力電圧、Aはオペアンプ91のオープンループ利得である。
上記の式においてAが十分に大きければ、第3負性容量回路9の構成によって、Cにほぼ等しい容量値の負性容量を得ることができる。
図13は、図12に示した第3負性容量回路9の入力アドミッタンスの虚数成分をシミュレーションで求めた結果を示す。図13における縦軸は、第3負性容量回路9のサセプタンス成分を示している。図13によれば、第3負性容量回路9が、周波数が大きくなるにつれて虚数成分が減少する様子が示されている。点線は、−jω×24pFの漸近線を示しており、20MHzより小さい周波数においては、ほぼ−C=−24pFが実現されていることがわかる。発振回路300が第3負性容量回路9を備えることにより、第3増幅器3及び第1振動子5並びに第4増幅器4及び第2振動子6の帰還パスにおける不要発振を防ぐことができる。
図14は、発振回路300の帰還パス単独のオープンループ特性を示す。点線は、第3負性容量回路9が設けられていない場合の特性を示し、実線は、第3負性容量回路9が設けられている場合の特性を示している。点線が示すように、第3負性容量回路9が設けられていない場合には、第1振動子5及び第2振動子6の共振周波数付近で、位相0と交差するような急峻な位相の変化が生じており、不要発振が生じる条件が満たされる場合がある。これに対して、実線が示すように、第3負性容量回路9が設けられている場合には、第1振動子5及び第2振動子6の共振周波数付近における急峻な位相の変化がなくなり、不要発振が生じる条件が満たされないことがわかる。その結果、発振回路300によれば、不要発振が発生することなく、広い周波数範囲で周波数を変化させることができる。
なお、第3負性容量回路9の構成は、図12に示した構成に限定されるものではなく、他の構成の負性容量回路によっても同等の効果を得ることができる。例えば、第3負性容量回路9として、R. L. Brennan, et al., “The CMOS Negative Impedance Converter,” IEEE
J. of Solid-State Circuits, vol. 23, No. 5, Oct. 1988に記載されている回路、又はH.
Mostafa, et al., “Novel Timing Yield Improvement Circuits for High-Performance
Low-Power Wide Fan-In Dynamic OR Gates,” IEEE Transactions on Circuits and
Systems- I: Regular Papers, vol. 58, No. 8, Aug. 2011に記載されている回路を適用することができる。
以上のとおり、第3の実施形態に係る発振回路300によれば、第1振動子5及び第2増幅器21の接続点とグランドとの間に設けられた第3負性容量回路9をさらに備えることにより、不要な発振を防ぎ、広い周波数範囲で周波数を変化させることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
例えば、上記の実施形態においては、第1振動子5と第2振動子6とを備える構成について説明したが、3つ以上の振動子を備えてもよい。また、第1振動子5及び第2振動子6として、MEMS発振器のみならず、水晶振動子、セラミック振動子、SAW(Surface Acoustic Wave)フィルタ、又はインダクタとキャパシタとにより構成されたLC発振器などのさまざまな発振回路に適用することできる。
また、上記の実施形態においては、バイポーラトランジスタが用いられる例について説明したが、バイポーラトランジスタの代わりに電界効果トランジスタが用いられてもよい。この場合、バイポーラトランジスタのコレクタは電界効果トランジスタのドレインによって代替され、バイポーラトランジスタのエミッタは電界効果トランジスタのソースによって代替され、バイポーラトランジスタのベースは電界効果トランジスタのゲートによって代替される。
1・・・第1増幅器、2・・・反転増幅器、3・・・第3増幅器、4・・・第4増幅器、5・・・第1振動子、6・・・第2振動子、7・・・第1負性容量回路、8・・・第2負性容量回路、9・・・第3負性容量回路、11・・・トランジスタ、12・・・抵抗、13・・・抵抗、14・・・キャパシタ、15・・・キャパシタ、21・・・第2増幅器、22・・・抵抗、23・・・抵抗、24・・・キャパシタ、25・・・抵抗、26・・・抵抗、31・・・トランジスタ、32・・・可変抵抗、33・・・可変抵抗、34・・・抵抗、41・・・トランジスタ、42・・・可変抵抗、43・・・可変抵抗、44・・・抵抗、51・・・等価並列キャパシタ、52・・・等価直列抵抗、53・・・等価直列インダクタ、54・・・等価直列キャパシタ、61・・・等価並列キャパシタ、62・・・等価直列抵抗、63・・・等価直列インダクタ、64・・・等価直列キャパシタ、71・・・オペアンプ、72・・・抵抗、73・・・抵抗、74・・・キャパシタ、91・・・オペアンプ、92・・・キャパシタ、93・・・抵抗、94・・・抵抗、100・・・発振回路、200・・・発振回路、224・・・キャパシタ、300・・・発振回路、400・・・反共振回路、411・・・振動子、412・・・減衰器、413・・・インダクタ、414・・・キャパシタ、421・・・振動子、422・・・減衰器、423・・・インダクタ、424・・・キャパシタ、430・・・交流信号源、440・・・出力抵抗、450・・・負荷抵抗

Claims (6)

  1. 入力される信号を増幅する第1増幅器と、
    前記第1増幅器の出力信号を反転増幅して前記第1増幅器に入力する第2増幅器と、
    前記第2増幅器の入出力間に接続された抵抗と、
    前記抵抗と並列に、互いに直列に接続された第1振動子及び第3増幅器と、
    前記抵抗と並列に、互いに直列に接続された第2振動子及び第4増幅器と、
    を備え、
    前記第1振動子は、前記第2振動子と異なる反共振周波数を有し、
    前記第3増幅器及び前記第4増幅器の少なくとも1つは、可変利得を有する、
    発振回路。
  2. 前記第1振動子の共振周波数は、前記第2振動子の共振周波数よりも小さく、
    前記第1振動子の反共振周波数は、前記第2振動子の共振周波数よりも大きい、
    請求項1に記載の発振回路。
  3. 前記第1振動子の共振周波数は、前記第2振動子の共振周波数よりも小さく、
    前記第1振動子と並列に設けられており、かつ、前記第1振動子の等価並列容量と反対の極性の容量を有する第1負性容量回路をさらに有する、
    請求項1に記載の発振回路。
  4. 前記第1振動子の共振周波数及び反共振周波数は、前記第2振動子の共振周波数及び反共振周波数よりも小さい、
    請求項3に記載の発振回路。
  5. 前記第1負性容量回路は、前記第1振動子の一方の端子に接続された反転増幅器と、前記第1振動子の他方の端子と前記反転増幅器とに接続された第1キャパシタと、を有する、
    請求項3又は4に記載の発振回路。
  6. 前記第2増幅器の入力端子とグランドとの間に設けられた第3負性容量回路をさらに備える、
    請求項3から5のいずれか一項に記載の発振回路。
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