JP2015200365A - シリンダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交換が容易なクッションリングを備えるシリンダ装置を提供すること。【解決手段】シリンダ装置100であって、シリンダ1の端部に設けられるシリンダヘッド3と、ピストンロッド2の端部に設けられるロッドヘッド6と、シリンダ装置100の収縮作動時にストロークエンドでのシリンダヘッド3とロッドヘッド6との衝突を防止する環状のクッションリング10と、を備え、クッションリング10は、複数の分割リング11が周方向に連結されて環状に構成され、分割リング11は、本体部12と、本体部12の周方向両端に形成され隣り合う分割リング11を連結するための連結部13と、を有し、隣り合う分割リング11の連結部13は、クッションリング10の軸方向に互いに重なり、かつ、クッションリング10の径方向への互いの相対移動が規制されて連結される。【選択図】図2

Description

本発明は、ショックアブソーバやアクチュエータとして用いられるシリンダ装置に関するものである。
特許文献1には、急激な車体荷重の変動又は衝撃を受けてダンパ本体1に対してピストンロッド2が圧縮作動した際に、ダンパ本体に干渉して変形し衝撃を吸収するバンプクッションラバー10Aを備える緩衝装置が開示されている。
特開平9−60683号公報
特許文献1に記載のバンプクッションラバー10Aの第1のクッションラバー部材12は円筒形状であり、その軸芯孔12aにピストンロッド2が挿通される。したがって、第1のクッションラバー部材12が損傷して交換が必要な場合には、緩衝装置を分解しなければならない。
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、交換が容易なクッションリングを備えるシリンダ装置を提供することを目的とする。
本発明は、シリンダにピストンロッドが進退自在に挿入されたシリンダ装置であって、前記シリンダの端部に設けられ、前記ピストンロッドが摺動自在に挿通するシリンダヘッドと、前記ピストンロッドにおける前記シリンダから延出する側の端部に設けられるロッドヘッドと、前記ピストンロッドに装着され、前記シリンダ装置の収縮作動時にストロークエンドでの前記シリンダヘッドと前記ロッドヘッドとの衝突を防止する環状のクッションリングと、を備え、前記クッションリングは、複数の分割リングが周方向に連結されて環状に構成され、前記分割リングは、本体部と、当該本体部の周方向両端に形成され隣り合う前記分割リングを連結するための連結部と、を有し、隣り合う前記分割リングの前記連結部は、前記クッションリングの軸方向に互いに重なり、かつ、前記クッションリングの径方向への互いの相対移動が規制されて連結されることを特徴とする。
本発明によれば、クッションリングは複数の分割リングが周方向に連結されて環状に構成されるため、破損して交換が必要な場合には、クッションリングを分割することによってピストンロッドから取り外すことができる。したがって、クッションリングを容易に交換することができる。
本発明の実施形態に係るシリンダ装置の正面図である。 クッションリングの斜視図である。 分割リングの斜視図である。 クッションリングの断面図である。 分割リングの変形例を示す斜視図である。 本発明の実施形態の変形例に係るシリンダ装置の部分断面図である。 本発明の実施形態の変形例に係るシリンダ装置の部分断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係るシリンダ装置について説明する。
以下では、シリンダ装置が車両に搭載されるショックアブソーバ100である場合について説明する。
ショックアブソーバ100は、例えば、車両の車体と車軸との間に介装され、減衰力を発生させて車体の振動を抑制する装置である。
図1に示すように、ショックアブソーバ100は、シリンダ1と、シリンダ1に進退自在に挿入されたピストンロッド2と、を備える。本実施形態では、ショックアブソーバ100は、図1に示すとおり、シリンダ1が上側、ピストンロッド2が下側となる向きに車両に搭載される。
ピストンロッド2は、一端部にシリンダ1内に摺動自在に挿入されるピストンが連結され、他端側がシリンダ1の外部へ延出する。
シリンダ1内はピストンによって伸側室と圧側室とに区画され、伸側室及び圧側室には作動流体としての作動油が封入される。また、シリンダ1内には、シリンダ1に対するピストンロッド2の進入及び退出に伴うシリンダ1内の容積変化の補償を行う気室が設けられる。
シリンダ1の端部には、ピストンロッド2が摺動自在に挿通するシリンダヘッド3が設けられる。シリンダヘッド3は、円筒状の本体部3aと、本体部と比較して大径のフランジ部3bと、を有する。シリンダヘッド3は、フランジ部3bがボルト4にてシリンダ1の端部に締結されることによって、シリンダ1に固定される。シリンダヘッド3の本体部3aの内周面には、ピストンロッド2を軸方向へ移動可能に支持する軸受や、シリンダ1内の作動油の漏れを防止するシール部材が設けられる。
シリンダ1におけるシリンダヘッド3の逆側の端部には、ボトム部材5が接合される。ボトム部材5は、ショックアブソーバ100を車両に取り付けるための取付部5aを有する。
ピストンロッド2におけるシリンダ1から延出する側の端部には、ロッドヘッド6が設けられる。ロッドヘッド6は、ピストンロッド2よりも大径に形成されショックアブソーバ100の収縮作動時のストロークエンドを規定するストッパ部6aと、ショックアブソーバ100を車両に取り付けるための取付部6bと、を有する。
ショックアブソーバ100は、ショックアブソーバ100の収縮作動時にストロークエンドでのシリンダヘッド3とロッドヘッド6との衝突を防止する環状のクッションリング10も備える。クッションリング10は弾性部材であり、具体的には硬度の高いゴム製である。
クッションリング10は、ピストンロッド2の外周面に密着して装着され、ロッドヘッド6のストッパ部6aの環状平面部6c上に設けられる。
以下では、図2〜4を参照して、クッションリング10について詳しく説明する。
クッションリング10は、複数の分割リング11が周方向に連結されて環状に構成される。本実施形態では、クッションリング10が3つの分割リングからなり、かつ、それぞれの分割リング11が同一形状である場合について説明する。図2にクッションリング10の斜視図、図3に分割リング11の斜視図、図4にクッションリング10の断面図を示す。
クッションリング10は、ピストンロッド2の外周面に密着するように形成された内周面10aと、ロッドヘッド6のストッパ部6aの外径と略同一の外径に形成された外周面10bと、シリンダヘッド3の本体部3aの端面に当接可能な環状の当接面10cと、ロッドヘッド6のストッパ部6aに接触する環状の載置面10dと、を有する。クッションリング10の内径及び外径は、全周において一様である。また、クッションリング10の両端面である当接面10c及び載置面10dは平面状である。
分割リング11は円弧状部材であって、本体部12と、本体部12の周方向両端のそれぞれに形成され隣り合う分割リング11を連結するための連結部13と、を有する。
連結部13は、本体部12の周方向両端のうち一端面12aから突出し、クッションリング10の当接面10cと連続して形成される第1連結部13aと、本体部12の周方向両端のうち他端面12bから突出し、クッションリング10の載置面10dと連続して形成される第2連結部13bと、からなる。第1連結部13a及び第2連結部13bは、本体部12の厚さと比較して略半分の厚さに形成される。このように、本体部12と第1連結部13a、本体部12と第2連結部13bは、それぞれ段状に形成される。第1連結部13aと第2連結部13bの周方向の長さは同一である。
第1連結部13aにおける当接面10cと反対側の面である第1連結面14aには、周方向に延びる溝部15a(第1溝部)が形成される。また、第2連結部13bにおける載置面10dと反対側の面である第2連結面14bには、周方向に延びる突部15b(第1突部)が形成される。
2つの分割リング11は、一方の分割リング11の第1連結部13aの溝部15aと他方の分割リング11の第2連結部13bの突部15bとを嵌めて第1連結面14aと第2連結面14bを当接させることによって連結される。このように、隣り合う分割リング11の第1連結部13aと第2連結部13bは、溝部15aと突部15bが嵌ることによって、クッションリング10の軸方向に互いに重なり、かつ、クッションリング10の径方向への互いの相対移動が規制されて連結される。
また、隣り合う分割リング11は、図2に示すように、一方の分割リング11の第1連結部13aの端面16aと他方の分割リング11の本体部12の他端面12bとがほぼ隙間なく対向すると共に、一方の分割リング11の本体部12の一端面12aと他方の分割リング11の第2連結部13bの端面16bとがほぼ隙間なく対向した状態で連結される。
クッションリング10の当接面10cの内周縁及び外周縁には、それぞれ面取り部20,21が形成され、載置面10dの内周縁及び外周縁には、それぞれ面取り部22,23が形成される。
図3及び4に示すように、第1連結部13aの角部には、面取り部24aが形成される。具体的には、面取り部24aは、端面16a及び第1連結面14aの角部に形成される。同様に、第2連結部13bにも、面取り部24bが形成される。具体的には、面取り部24bは、端面16b及び第2連結面14bの角部に形成される。このように、第1連結部13a及び第2連結部13bの面取り部24a,24bによって、図4に示すように、クッションリング10の内周面10aには、階段状の第1溝通路30が形成されると共に、載置面10dには、径方向に延びてクッションリング10の内外周面10a,10bを連通する第2溝通路31が形成される。
第1溝通路30と第2溝通路31は、ピストンロッド2とクッションリング10の間に溜まる泥水等をクッションリング10の外側への排出する機能を有する。具体的に説明すると、クッションリング10の当接面10c上からピストンロッド2とクッションリング10の間に流れ込んだ泥水は、クッションリング10の面取り部20からクッションリング10の内周面10aの第1溝通路30を通じて下方へ導かれ、クッションリング10の載置面10dの第2溝通路31を通じてクッションリング10の外側へと排出される。
本体部12の一端面12a及び他端面12bにも、それぞれ面取り部25a,25bを形成することによって、第1溝通路30及び第2溝通路31をより大きく形成することができる。
面取り部24a,24bは、第1連結部13a及び第2連結部13bの全ての角部に形成する必要はなく、第1連結部13a及び第2連結部13bにおけるピストンロッド2の外周面及びロッドヘッド6のストッパ部6aの環状平面部6cに対向する角部に最低限形成すればよい。
次に、クッションリング10の作用について説明する。
ショックアブソーバ100へのクッションリング10の取り付けは、3つの分割リング11を連結部13を介して連結させつつピストンロッド2の外周に装着し、ロッドヘッド6のストッパ部6aの環状平面部6c上に設けることによって行う。
ショックアブソーバ100がストロークエンドまで収縮作動すると、シリンダヘッド3の本体部3aとロッドヘッド6のストッパ部6aとの間でクッションリング10が圧縮され、これにより、シリンダヘッド3とロッドヘッド6との衝突が防止される。クッションリング10の隣り合う分割リング11の第1連結部13aと第2連結部13bは、溝部15aと突部15bが嵌ることによって、クッションリング10の軸方向に互いに重なり、かつ、クッションリング10の径方向への互いの相対移動が規制されて連結されている。また、分割リング11の本体部12の周方向両端に形成された連結部13は、一方の第1連結部13aが隣りの分割リング11の第2連結部13bの上方に連結され、他方の第2連結部13bが隣りの分割リング11の第1連結部13aの下方に連結されている。このように、隣り合う分割リング11は連結部13を介して強固に連結されている。したがって、クッションリング10は、シリンダヘッド3とロッドヘッド6との間で圧縮負荷を受けた場合であっても、隣り合う分割リング11が外れることなく、所望の反発力を発生する。
ショックアブソーバ100を長期間使用していると、シリンダ1内の作動油や気室のガスが漏れて車高が下がり、シリンダヘッド3とロッドヘッド6との間でクッションリング10が頻繁に圧縮負荷を受けて損傷する可能性がある。しかし、クッションリング10が損傷した場合であっても、クッションリング10を分割することによってピストンロッド2から取り外すことができる。このように、ショックアブソーバ100を分解することなく、新しいクッションリング10に交換することができる。
以上の本実施形態によれば、以下に示す効果を奏する。
クッションリング10は複数の分割リング11が周方向に連結されて環状に構成されるため、破損して交換が必要な場合には、クッションリング10を分割することによってピストンロッド2から取り外すことができる。したがって、クッションリング10を容易に交換することができる。このように、クッションリング10を交換するにあたって、ショックアブソーバ100を分解する必要がないため、ショックアブソーバ100が車両に搭載されている状態であっても、クッションリング10を交換することができる。
また、隣り合う分割リング11の第1連結部13aと第2連結部13bは、溝部15aと突部15bが嵌ることによって、クッションリング10の軸方向に互いに重なり、かつ、クッションリング10の径方向への互いの相対移動が規制されて連結される。したがって、クッションリング10は、シリンダヘッド3とロッドヘッド6との間で圧縮負荷を受けた場合であっても、隣り合う分割リング11が外れることなく、所望の反発力を発生する。
また、ピストンロッド2とクッションリング10の間に溜まる泥水を、隣り合う分割リング11を連結する第1連結部13aと第2連結部13bの面取り部24a,24bによって形成された第1溝通路30と第2溝通路31を通じてクッションリング10の外側へ排出することができる。
また、クッションリング10が汚れて清掃する必要がある場合には、クッションリング10を分割してピストンロッド2から取り外すことによって、クッションリング10を容易に洗浄することができる。
また、ショックアブソーバ100がダンプトラック用として用いられる場合には、ショックアブソーバ100が大型化し、クッションリングも外径が大きくなって重量が重くなるため、クッションリングの生産性が悪くなる。しかし、クッションリング10は、複数の分割リング11からなるため、重量の小さい小型の分割リング11を製造した上で、それらを連結することによって製造することができる。したがって、クッションリング10の生産性を向上させることができる。
次に、上記実施形態の変形例について説明する。
(1)図5に示す変形例では、溝部15aと突部15bに加え、第1連結面14aに径方向に延びる溝部15c(第2溝部)が形成されると共に、第2連結面14bに径方向に延びる突部15d(第2突部)が形成される。隣り合う2つの分割リング11は、溝部15aと突部15bが嵌ると共に、溝部15cと突部15dが嵌ることによっても連結される。このように、隣り合う2つの分割リング11は、周方向に嵌ると共に径方向にも嵌るため、クッションリング10がシリンダヘッド3とロッドヘッド6との間で圧縮負荷を受けた際に、各分割リング11が外れることを効果的に防止することができる。
(2)図6に示す変形例では、シリンダヘッド3の本体部3aにおけるクッションリング10に当接する端面の内側に、環状の溝部3cが設けられる。シリンダヘッド3に環状の溝部3cが設けられることによって、クッションリング10がシリンダヘッド3とロッドヘッド6との間で圧縮負荷を受けた際には、クッションリング10の内側へ圧縮負荷の分力が生じると共に、溝部3c内へのクッションリング10の変形が許容されるため、クッションリング10の外側への変形が防止され、各分割リング11の外れが防止される。図7に示す変形例では、シリンダヘッド3の本体部3aにおけるクッションリング10に当接する端面の内側に、環状のテーパ部3dが設けられる。このように構成しても、溝部3cと同様の作動効果が得られる。
(3)クッションリング10がシリンダヘッド3とロッドヘッド6との間で圧縮負荷を受けた際に、外側に広がって各分割リング11が外れることを防止するために、クッションリング10の外周面に環状のバンドを巻くようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、クッションリング10が3つの分割リング11からなる場合について説明した。しかし、クッションリング10を構成する分割リング11の数は3つに限定されることはなく、2つの分割リング11、又は、4つ以上の分割リング11にてクッションリング10を構成するようにしてもよい。
(5)上記実施形態では、隣り合う分割リング11は、一方の分割リング11の第1連結部13aの端面16aと他方の分割リング11の本体部12の他端面12bとがほぼ隙間なく対向すると共に、一方の分割リング11の本体部12の一端面12aと他方の分割リング11の第2連結部13bの端面16bとがほぼ隙間なく対向した状態で連結されると説明した。しかし、ピストンロッド2とクッションリング10の間に溜まる泥水がクッションリング10の外側への排出され易いように、第1連結部13aの端面16aと本体部12の他端面12bとの間、及び本体部12の一端面12aと第2連結部13bの端面16bとの間に積極的に隙間を設けるようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、それぞれの分割リング11が同一形状である場合について説明した。しかし、それぞれ分割リング11は同一形状でなくもよい。例えば、本体部12の周方向長さを各分割リング11で異なるようにしてもよい。
(7)上記実施形態では、分割リング11の本体部12の周方向両端に形成された連結部13は、一方の第1連結部13aが隣りの分割リング11の第2連結部13bの上方に連結され、他方の第2連結部13bが隣りの分割リング11の第1連結部13aの下方に連結されると説明した。これに代わり、分割リング11の本体部12の周方向両端に形成された連結部13は、一方の第1連結部13aが隣りの分割リング11の第2連結部13bの上方に連結され、他方の第2連結部13bも隣りの分割リング11の第1連結部13aの上方に連結されるように構成してもよい。また、分割リング11の本体部12の周方向両端に形成された連結部13は、一方の第1連結部13aが隣りの分割リング11の第2連結部13bの下方に連結され、他方の第2連結部13bも隣りの分割リング11の第1連結部13aの下方に連結されるように構成してもよい。分割リング11をこのように構成した場合には、分割リング11の数が偶数であれば、全ての分割リング11を同一形状とすることができる。
(8)上記実施形態では、クッションリング10の両端面である当接面10c及び載置面10dが平面状であると説明した。しかし、当接面10c及び載置面10dは平面状に限定されず、径方向に湾曲するような形状であってもよい。
(9)上記実施形態では、シリンダ装置が車両に搭載されるショックアブソーバである場合について説明した。しかし、シリンダ装置は、建設機械や産業機械に搭載され流体圧供給源から供給される作動流体によって伸縮作動して負荷を駆動するアクチュエータであってもよい。つまり、クッションリング10は、アクチュエータの収縮作動時にストロークエンドでのシリンダヘッド3とロッドヘッド6との衝突を防止するものであってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
100 ショックアブソーバ
1 シリンダ
2 ピストンロッド
3 シリンダヘッド
3c 溝部
3d テーパ部
6 ロッドヘッド
6a ストッパ部
6c 環状平面部
10 クッションリング
11 分割リング
12 本体部
13a 第1連結部
13b 第2連結部
15a 溝部(第1溝部)
15b 突部(第1突部)
15c 溝部(第2溝部)
15d 突部(第2突部)
30 第1溝通路
31 第2溝通路

Claims (7)

  1. シリンダにピストンロッドが進退自在に挿入されたシリンダ装置であって、
    前記シリンダの端部に設けられ、前記ピストンロッドが摺動自在に挿通するシリンダヘッドと、
    前記ピストンロッドにおける前記シリンダから延出する側の端部に設けられるロッドヘッドと、
    前記ピストンロッドに装着され、前記シリンダ装置の収縮作動時にストロークエンドでの前記シリンダヘッドと前記ロッドヘッドとの衝突を防止する環状のクッションリングと、を備え、
    前記クッションリングは、複数の分割リングが周方向に連結されて環状に構成され、
    前記分割リングは、本体部と、当該本体部の周方向両端に形成され隣り合う前記分割リングを連結するための連結部と、を有し、
    隣り合う前記分割リングの前記連結部は、前記クッションリングの軸方向に互いに重なり、かつ、前記クッションリングの径方向への互いの相対移動が規制されて連結されることを特徴とするシリンダ装置。
  2. 前記分割リングの前記本体部と前記連結部は、段状に形成され、
    複数の前記分割リングは、前記クッションリングの環状の両端面が平面状となるように前記連結部を介して連結されることを特徴とする請求項1に記載のシリンダ装置。
  3. 隣り合う前記分割リングの前記連結部は、一方の前記連結部に形成され周方向に延びる第1溝部と、他方の前記連結部に形成され周方向に延びる第1突部と、が嵌ることによって連結されることを特徴とする請求項1又は2に記載のシリンダ装置。
  4. 隣り合う前記分割リングの前記連結部は、一方の前記連結部に形成され径方向に延びる第2溝部と、他方の前記連結部に形成され径方向に延びる第2突部と、が嵌ることによっても連結されることを特徴とする請求項3に記載のシリンダ装置。
  5. 前記シリンダヘッドにおける前記クッションリングに当接する端面の内側には、環状の溝部又はテーパ部が設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載のシリンダ装置。
  6. 前記ロッドヘッドは、前記シリンダ装置の収縮作動時のストロークエンドを規定すると共に前記クッションリングが設けられるストッパ部を有し、
    前記分割リングの前記連結部には、面取り部が形成され、
    前記クッションリングにおける内周面及び前記ストッパ部に接触する載置面には、前記面取り部によって溝通路が形成されることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載のシリンダ装置。
  7. 複数の前記分割リングは、同一形状であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一つに記載のシリンダ装置。
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