JP2015108414A - 緩衝体 - Google Patents

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Abstract

【課題】圧縮変形により緩衝機能を奏する緩衝体1において、相手部材102の縁部102aとの圧接による損傷を防止する。【解決手段】往復動軸103の外周に設けられたフランジ104と、往復動軸103が挿通されフランジ104と軸方向に対向された相手部材102の間に配置される緩衝体1であって、ゴム状弾性材料からなり軸方向へ圧縮変形可能な本体部11と、この本体部11における相手部材102の縁部102aとの対向面に配置されて本体部11よりも機械的強度の高い材質の保護部材12を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ゴム状弾性材料の圧縮変形を利用して緩衝を行う緩衝体に関する。
車両用の油圧緩衝器は、図6に示すように、車軸側と車体側のうちの一方に連結されるシリンダ101と、その一端に設けられたロッドガイド102と、このロッドガイド102に軸方向往復移動可能に挿通され、車軸側と車体側のうちの他方に連結されるピストンロッド103を備え、ロッドガイド102の外側(図における上方)にピストンロッド103の軸周を密封する不図示の密封装置が配置されている。
シリンダ101内に位置してピストンロッド103に固定されたストッパ部材104の上面には、低硬度のゴム状弾性材料からなる円筒状の緩衝体であるリバウンドラバー105が配置され、サスペンション装置の伸び切り動作によってピストンロッド103が上方へ移動する際に、図7に示すように、このピストンロッド103と一体に動作するストッパ部材104と、ロッドガイド102との間で、リバウンドラバー105が軸方向へ圧縮変形を受けることによって、サスペンション装置の伸び切り時の衝撃や打音を緩和するようになっている(例えば下記の特許文献1参照)。
また、車両用のラック・ピニオン式のステアリング機構は、図8に示すように、ラックハウジング201に対して往復移動可能に設けられたラック軸202の軸端にラックエンド(ボールジョイント)203が固定され、このラックエンド203には、低硬度のゴム状弾性材料からなる緩衝体であるラックエンド緩衝体204が設けられている。そしてラックエンド緩衝体204は、不図示のステアリングホイールの回転操作による操舵角が最大となるまでラック軸202が軸方向移動することによってラックハウジング201の端面と衝突する際に、このラックハウジング201とラックエンド203の間で圧縮変形を受けることによって衝撃を吸収するものである。
特開2006−200558号公報
しかしながら、図6に示すリバウンドラバー105の場合、図7に示すように軸方向圧縮を受けた状態では、相手部材であるロッドガイド102の内径縁102aの内周側の隙間へはみ出して損傷を受けるおそれがあり、図8に示すラックエンド緩衝体204の場合も同様に、圧縮を受けた時に、相手部材であるラックハウジング201の内径縁部201aの内周側の隙間へはみ出して損傷を受けるおそれがある。
またその対策としては、リバウンドラバー105やラックエンド緩衝体204の内径部に、はみ出しを防止するための面取りを形成することが行われているが、スペース上の制約や、作用する圧縮荷重の大きさによっては、大きな面取りを形成することができず、このような場合は相手部材の内周隙間へのはみ出しによる損傷が避けられない。
本発明は、以上のような点に鑑みてなされたものであって、その技術的課題は、圧縮変形により緩衝機能を奏する緩衝体において、相手部材の縁部との圧接による損傷を防止することにある。
上述した技術的課題を有効に解決するための手段として、請求項1の発明に係る緩衝体は、往復動軸の外周に設けられたフランジと、前記往復動軸が挿通され前記フランジと軸方向に対向された相手部材の間に配置される緩衝体であって、ゴム状弾性材料からなり軸方向へ圧縮変形可能な本体部と、この本体部における前記相手部材の縁部との対向面に配置されて前記本体部よりも機械的強度の高い材質の保護部材を備えるものである。なお、ここでいうゴム状弾性材料とは、ゴム材料又はゴム状弾性を有する合成樹脂材料のことである。
請求項2の発明に係る緩衝体は、請求項1に記載の構成において、保護部材における相手部材の縁部との対向面からずれた位置に、前記対向面よりも前記相手部材側へ突出した副緩衝部材が設けられたものである。
請求項1の発明に係る緩衝体によれば、往復動軸の外周に設けられたフランジと、相手部材との間で軸方向荷重を受けた時に、圧縮変形を受ける本体部が、前記相手部材の縁部に圧接することによってその内周隙間へはみ出すのを、保護部材によって阻止するので、本体部の損傷が有効に防止される。
また、請求項2の発明に係る緩衝体によれば、請求項1による効果に加え、保護部材と相手部材の衝突による打音の発生が副緩衝部材によって有効に防止される。
本発明に係る緩衝体の第一の実施の形態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 本発明に係る緩衝体の第一の実施の形態を油圧緩衝器のリバウンドラバーに適用した実施例を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 本発明に係る緩衝体の第二の実施の形態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 本発明に係る緩衝体の第二の実施の形態を油圧緩衝器のリバウンドラバーに適用した実施例を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 本発明に係る緩衝体の第三の実施の形態を、軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 従来の技術に係る緩衝体の一例として、リバウンドラバーを油圧緩衝器の一部と共に軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 従来の技術に係る緩衝体の一例として、リバウンドラバーの圧縮状態を油圧緩衝器の一部と共に軸心を通る平面で切断して示す断面図である。 従来の技術に係る緩衝体の他の例として、ラックエンド緩衝体をステアリング機構の一部と共に軸心を通る平面で切断して示す断面図である。
以下、本発明に係る緩衝体の好ましい実施の形態について、図面を参照しながら説明する。まず図1は、第一の実施の形態を示すものである。
図1に示す第一の実施の形態による緩衝体1は、低硬度のゴム状弾性材料からなり軸方向へ圧縮変形可能な環状の本体部11と、この本体部11における軸方向両側に配置されると共に一体に接着され、本体部11よりも機械的強度の高い材質、好ましくは本体部11よりも高硬度の合成樹脂材料からなる平ワッシャ状の保護部材12,12を備える。保護部材12,12は、本体部11における軸方向両面の内径縁から外径縁までの全面を覆うように設けられている。
図2は、油圧緩衝器のリバウンドラバーについて、第一の実施の形態と同様の構成を適用した実施例を示すものである。すなわち図2に示す油圧緩衝器は、車軸側と車体側のうちの一方に連結されるシリンダ101と、その一端に設けられたロッドガイド102と、このロッドガイド102に軸方向往復移動可能に挿通され、車軸側と車体側のうちの他方に連結されるピストンロッド103を備え、ロッドガイド102の外側(図における上方)にピストンロッド103の軸周を密封する不図示の密封装置が配置されている。また、ピストンロッド103の挿入端には、シリンダ101の内部空間を軸方向二つの油室に分割すると共にこの油室同士を連通する減衰流路が開設され、シリンダ101の内周を軸方向摺動可能な不図示のピストンが取り付けられている。
シリンダ101内に位置してピストンロッド103に固定された鍔状のストッパ部材104の上面には、緩衝体としてのリバウンドラバー10が配置されている。このリバウンドラバー10は、全体として円筒状に形成され、図1に示す第一の実施の形態と同様、本体部11及びその軸方向両側に配置されると共に一体に接着された保護部材12,12を備えるものである。なお、ロッドガイド102は請求項1に記載された相手部材に相当するものであり、ピストンロッド103は請求項1に記載された往復動軸に相当するものであり、ストッパ部材104は請求項1に記載されたフランジに相当するものである。
上記構成を備える油圧緩衝器は、その伸び切り時に、図2における上方へピストンロッド103と一体に移動したストッパ部材104と、ロッドガイド102との間で、リバウンドラバー10が低硬度のゴム状弾性材料からなる本体部11において圧縮変形を受けることで、伸び切り時の衝撃を緩和するようになっている。
このとき、ロッドガイド102の内面に対するリバウンドラバー10の接触は、本体部11よりも高硬度の合成樹脂材料からなる上側の保護部材12において行われており、この保護部材12は、本体部11における軸方向両面の内径縁から外径縁までの全面を覆っており、すなわち本体部11におけるロッドガイド102の内径縁部102aとの対向面(内径部)を覆うように配置されているため、圧縮変形された低硬度の本体部11の内径部がロッドガイド102の内径縁部102aに圧接することによりその内周側の隙間Sへはみ出して損傷を受けるのを防止することができる。
また、保護部材12は本体部11の軸方向(上下)両面に設けられているため、リバウンドラバー10をロッドガイド102の外周へ組み付ける際に、上下を間違えて組み付けてしまうようなことがなく、したがって、保護部材12による本体部11のはみ出し防止効果を確実に実現することができる。
次に図3は、本発明に係る緩衝体の第二の実施の形態を示すものである。この第二の実施の形態において、図1に示す第一の実施の形態と異なるところは、保護部材12,12における本体部11との接着面と反対側の面に、径方向中間に位置して、それぞれゴム状弾性材料からなる副緩衝部材13が接着された点にある。この副緩衝部材13は、円周方向へ連続したものであっても良いし、断続したものであっても良い。
図4は、先に説明した図2と同様の油圧緩衝器のリバウンドラバーについて、第二の実施の形態の構成を適用した実施例を示すものである。すなわちこの実施例の油圧緩衝器では、ピストンロッド103に固定されたストッパ部材104の上面に配置された緩衝体としてのリバウンドラバー10は、全体として円筒状に形成され、図3に示す第二の実施の形態と同様、本体部11と、その軸方向両側に一体に接着された保護部材12,12と、保護部材12,12における本体部11との接着面と反対側の面に接着された副緩衝部材13,13を備えるものである。
副緩衝部材13,13は、それぞれ保護部材12の径方向中間に位置しており、したがって上側の副緩衝部材13は、ロッドガイド102の内径縁部102aとの対向面より外径側の位置にあって、保護部材12の表面よりもロッドガイド102側へ突出している。また、下側の副緩衝部材13は、ストッパ部材104の上面に接している。
そしてこの実施例の油圧緩衝器によれば、先に説明した図2の実施例と同様、保護部材12によって、本体部11の内径部がロッドガイド102の内径縁部102aの内周側の隙間Sへはみ出して損傷を受けるのを防止することができるのに加え、ロッドガイド102の内面に対するリバウンドラバー10の接触が上側の副緩衝部材13において行われるので、高硬度の合成樹脂材料からなる上側の保護部材12がロッドガイド102の内面と直接衝突することがなく、このため、打音の発生が副緩衝部材13の弾性によって有効に防止される。
また、保護部材12及び副緩衝部材13は本体部11の軸方向(上下)両面に設けられているため、リバウンドラバー10をロッドガイド102の外周へ組み付ける際に、上下を間違えて組み付けてしまうようなことがなく、したがって、保護部材12による本体部11のはみ出し防止効果及び副緩衝部材13による防音効果を確実に実現することができる。
次に図5は、本発明に係る緩衝体の第三の実施の形態を示すものである。この第三の実施の形態は、図3に示す第二の実施の形態における副緩衝部材13が、保護部材12に開設した所要数の孔12aを介して、本体部11と連続して形成されたものである。
この形態によれば、上述した第二の実施の形態と同様の効果に加え、副緩衝部材13が孔12aを介して本体部11と連続しているので保護部材12からの副緩衝部材13の剥離などのおそれがなく、しかも本体部11と副緩衝部材13を成形する際の成形用ゴム材料の充填口を、本体部11と副緩衝部材13にそれぞれ独立して設ける必要がないので、金型を簡素な構造にすることができる。
なお、上述の実施の形態は、いずれも油圧緩衝器のリバウンドラバーに適用するものとして説明したが、例えば先に説明した図8のステアリング機構に緩衝手段として設けられるラックエンド緩衝体などにも適用することができる。
1 緩衝体
10 リバウンドラバー
11 本体部
12 保護部材
12a 孔
13 副緩衝部材
101 シリンダ
102 ロッドガイド(相手部材)
102a 内径縁部(縁部)
103 ピストンロッド(往復動軸)
104 ストッパ部材(フランジ)

Claims (2)

  1. 往復動軸の外周に設けられたフランジと、前記往復動軸が挿通され前記フランジと軸方向に対向された相手部材の間に配置される緩衝体であって、ゴム状弾性材料からなり軸方向へ圧縮変形可能な本体部と、この本体部における前記相手部材の縁部との対向面に配置されて前記本体部よりも機械的強度の高い材質の保護部材を備えることを特徴とする緩衝体。
  2. 保護部材における相手部材の縁部との対向面からずれた位置に、前記対向面よりも前記相手部材側へ突出した副緩衝部材が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の緩衝体。
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