JP2015183812A - 配管カバー - Google Patents

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Abstract

【課題】固定具とカバー本体をより容易かつ安定して固定できる配管カバーを提供すること。【解決手段】壁面11に沿って設置される配管10を覆う配管カバー1であって、壁面11側に開口するカバー本体3と、壁面11に取り付けられ、カバー本体3を固定する固定具2と、を備え、カバー本体3の上部には、下方に延出する延出部34が設けられ、壁面11に取り付けられる固定具2の上部又は固定具2の上部と壁面11との間に、延出部34を差し込み可能な溝6を形成する配管カバー1である。【選択図】図1

Description

本発明は、配管カバーに関する。具体的には、壁面に取り付けられる配管を覆う配管カバーに関する。
従来、空調や排水等のために設置される配管は、美観や安全性の観点から配管カバーにより覆われることがある。この場合、配管を設置する壁面に固定具を取り付け、この固定具の上に配管が載置される。配管が載置された状態の固定具をカバー本体で覆い、固定具とカバー本体とを係合させることで、配管を覆う配管カバーが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載の配管カバーでは、固定具が設けられた凹状の被係合部と、カバー本体に設けられた凸状の係合部が、いずれも樹脂により形成される。そして、これらの被係合部及び係合部が弾性変形することで、互いに係合する。
特開2007−132579号公報
しかしながら、樹脂の弾性変形により被係合部と係合部とを係合させる構成によれば、固定具とカバー本体とを係合させる際に、カバー本体を大きく変形させる必要がある。このため、カバー本体に負荷がかかり、カバー本体が劣化しやすいという問題があった。また、樹脂は環境温度によって伸縮する性質を有するため、樹脂が変形して係合が緩んだり、過度にきつくなる場合があった。
上記の問題に鑑み、本発明は、固定具とカバー本体をより容易かつ安定して固定できる配管カバーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、壁面(例えば、後述の壁面11)に沿って設置される配管(例えば、後述の配管10)を覆う配管カバー(例えば、後述の配管カバー1)であって、前記壁面側に開口するカバー本体(例えば、後述のカバー本体3)と、前記壁面に取り付けられ、前記カバー本体を固定する固定具(例えば、後述の固定具2)と、を備え、前記カバー本体の上部には、下方に延出する延出部(例えば、後述の延出部34)が設けられ、前記壁面に取り付けられる前記固定具の上部又は前記固定具の上部と前記壁面との間に、前記延出部を差し込み可能な溝(例えば、後述の溝6)を形成する配管カバーを提供する。
前記固定具には、前記溝に差し込まれた前記延出部を保持する保持部(例えば、後述の保持部24)が設けられることが好ましい。
前記溝は、前記固定具の上部と前記壁面との間に形成され、前記保持部は、前記壁面側に弾性変形可能であることにより、前記延出部を前記壁面側に付勢することが好ましい。
前記固定具は、前記壁面に取り付けられる取り付け部(例えば、後述の取り付け部21)と、前記取り付け部から延出する配管支持部(例えば、後述の配管支持部22)と、を備えることが好ましい。
前記固定具は、前記配管支持部の先端側から立ち上がる立ち上がり部(例えば、後述の立ち上がり部23)をさらに備え、前記立ち上がり部の外側面(例えば、後述の外側面231)と、前記延出部が前記溝に差し込まれた状態において前記外側面に対向する前記カバー本体の内側面(例えば、後述の内側面331)とには、互いを着脱自在に固定する固定部材が取り付けられることが好ましい。
前記延出部が前記溝に差し込まれた状態において、前記固定具の底面部と前記カバー本体の底面部との間に隙間(例えば、後述の隙間S2)が形成されることが好ましい。
前記カバー本体は、中空部材で構成されることが好ましい。
便器と、該便器と離隔した位置に配置される手洗い器と、を有する手洗い器付き便器であって、前記便器と前記手洗い器との間に配置される前記配管を覆う本発明の一側面における配管カバーが取り付けられた手洗い器付き便器であることが好ましい。
本発明によれば、固定具とカバー本体をより容易かつ安定して固定できる配管カバーを提供することができる。
本実施形態の配管カバーを示す斜視図である。 (a)図は、本実施形態の固定具の断面図であり、(b)図は、本実施形態のカバー本体の断面図である。 本実施形態の配管カバーを取り付けている途中の状態を示す概略図である。 本実施形態の配管カバーを取り付けた後の状態を示す概略図である。 本実施形態の配管カバーを取り付ける前の状態を示す斜視図である。 本実施形態の配管カバーが取り付けられた手洗い器付き便器を示す概略図である。 本実施形態の変形例に係る配管カバーの断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。図1は、本実施形態の配管カバーを示す斜視図である。図1に示すように、配管カバー1は、固定具2と、カバー本体3と、固定部材4と、を有する。
なお、本明細書において、上方又は下方とは、配管カバー1を壁面11に取り付けた状態における方向を意味する。
図2(a)は、本実施形態の固定具2の断面図であり、図2(b)は、カバー本体3の断面図である。
図2(a)に示すように、固定具2は、取り付け部21と、保持部24と、配管支持部22と、立ち上がり部23と、を有する。固定具2は、壁面11に取り付けられ、壁面11に沿って設置される配管を支持する。固定具2は、縦長の板状の部材を折り曲げて形成される、壁面11に沿う方向が長手方向となる金属製の金具である。
取り付け部21は、長方形の平坦な板状の部材により構成され、板状の部材の平坦な面を壁面11に当接させて取り付けられる。取り付け部21は、長手方向の一方と他方に形成される長穴21aを有し、長穴21aを介してねじ12により壁面11に固定される。
保持部24は、取り付け部21の上端側に形成される。保持部24は、跳ね上がり部241と、付勢部242と、を有する。
跳ね上がり部241は、取り付け部21の上端に配置され、取り付け部21側の端部241aから、壁面11から遠ざかる方向へ傾斜して形成される。跳ね上がり部241は、取り付け部21側の端部241aでは、壁面11寄りに配置されているが、壁面11とは当接していない。
付勢部242は、跳ね上がり部241と取り付け部21の間に配置される。付勢部242は、取り付け部21の上端側から、壁面11から遠ざかる方向へ膨出し、跳ね上がり部241の取り付け部側の端部241aに連続する。
保持部24は、取り付け部21から連続し、ばね鋼で形成されている。保持部24は、固定されていないので、壁面11から遠ざかる方向へ移動することが可能である。保持部24は、壁面11から膨出するとともに、跳ね上がり部241の取り付け部側の端部241aで壁面11側に寄って配置されている。このため、保持部24を壁面11から遠ざかる方向へ押す力が働いた場合には、保持部24が元に戻ろうとし、壁面11側に向かって付勢する。保持部24は、特に跳ね上がり部241における取り付け部21側の端部241aに付勢力がかかるように構成されている。
配管支持部22は、第1配管支持部221と、第2配管支持部222と、を有する。配管支持部22は、取り付け部21から、取り付け部21の板面が延びる方向に交差する方向へ延出して配管10を支持する。
第1配管支持部221は、取り付け部21の板面が延びる方向に交差する方向に延出する板状の部分であり、配管10を支持可能な面積を有する。第1配管支持部221は、固定具2の下端部に位置し、固定具2の底面部を構成する。第1配管支持部221は、取り付け部21と同じ幅を有する。また、第1配管支持部221は、取り付け部21の板面が延びる方向に交差する方向に延出する辺が長手方向となる長方形に形成されている。第1配管支持部221は、基端側が取り付け部21に連続し、先端側が取り付け部21から遠ざかる方に位置している。
第2配管支持部222は、第1配管支持部221の上方に配置される板状の部分である。第2配管支持部222は、取り付け部21の板面が延びる方向に交差する方向に、第2配管支持部222の板面が延びるように配置されている。第2配管支持部222は、第1配管支持部221に向かって下り傾斜している。
第2配管支持部222は、取り付け部21の板面が延びる方向に交差する方向に延びる辺が第1配管支持部221の長手方向の辺よりも短く形成される。第2配管支持部222と取り付け部21との間には、第2配管支持部222が第1配管支持部221よりも下り傾斜して短く形成された分の隙間S1が形成されている。
立ち上がり部23は、第1配管支持部221の先端側から上方へ立ち上がるように形成され、上端において第2配管支持部222に連続する。立ち上がり部23は、取り付け部21よりも低い高さの平坦な面を有する。立ち上がり部23は、下方に形成されて、取り付け時にねじ12が挿通する貫通穴232を有する。
図2(b)に示すように、カバー本体3は、上面部31と、底面部32と、側面部33と、延出部34と、突起部35と、を有する。カバー本体3は、壁面11側に開口する断面視でC字状の形状を有する。カバー本体3は、樹脂により形成されている。
上面部31は、壁面11に対して交差する方向に延び、取り付けられた状態で上方に位置する面である。
延出部34は、上面部31の壁面11側の端部から、下方に延出する部分である。
底面部32は、上面部31に対向し、取り付けられた状態で下方に位置する面である。
側面部33は、上面部31及び底面部32の壁面11から遠ざかった側の端部を接続し、壁面11に対向する面である。側面部33の壁面に沿う方向の長さは、固定具2の壁面に沿う方向(長手方向)の長さよりも長い。このため、カバー本体3で固定具2を覆った状態では、固定具2の底面部、すなわち第1配管支持部221の下面と、底面部32との間に隙間S2が形成される(図1参照)。隙間S2は、上下方向の間隔が、少なくとも延出部34の上下方向の長さに対応する程度の距離となるように形成されている。
突起部35は、底面部32の壁面11側の端部に形成される断面視半球状の小さな突起である。
図2(a)及び図2(b)に示すように、固定部材4は、係合部41と、被係合部42と、を有する。固定部材4は、本実施形態では、互いを着脱可能に固定する面ファスナーにより構成される。
係合部41は、固定具2の立ち上がり部23における外側面231に配置される。係合部41は、立ち上がり部23の外側面231の上方において、固定具2の幅方向中央側に配置される。係合部41は、複数のフックにより構成される。
被係合部42は、カバー本体3が固定具2を覆う際に、立ち上がり部23の外側面231における係合部41が配置される位置に対向するカバー本体3の側面部33の内側面331に配置される。被係合部42は、係合部41よりも大きな面積を有する。被係合部42は、複数のループにより構成される。
図3は、本実施形態の配管カバー1を取り付ける途中の状態を示す概略図である。図3以降において、固定部材4の係合部41及び被係合部42は、模式的に示されている。
図3に示すように、固定具2の保持部24は、壁面11に固定されていない。保持部24は、取り付け部21から連続するばね鋼で形成されているので、壁面11から遠ざかる方向に移動させることができる。このため、固定具2の上部と壁面11との間に、延出部34を差し込み可能な溝6が形成される。詳細には、溝6は、跳ね上がり部241及び付勢部242の壁面11側の面と、壁面11との間に形成されている。この溝6に、カバー本体3の延出部34を差し込む。
延出部34を溝6に差し込むことで、保持部24を壁面11から遠ざかる方向へ押すと、保持部24は、ばね鋼の弾性力により、延出部34を壁面11側へ付勢する。このため、溝6に差し込まれた延出部34は、保持部24により保持されるとともに、壁面11側へ付勢される。詳細には、延出部34は、跳ね上がり部241の取り付け部21側の端部241aにより壁面11側へ付勢される。カバー本体3の上端部側に位置する延出部34は、保持部24により溝6に差し込まれた状態で保持される。このため、まずカバー本体3が配管10を覆った状態が保持される。このように、カバー本体3は、固定具2により固定される。
図4は、配管カバー1を取り付けた後の状態を示す概略図である。
図4に示すように、固定具2における立ち上がり部23の外側面231には、固定部材4の係合部41が配置されている。そして、延出部34が溝6に差し込まれて保持部24により保持された状態において、立ち上がり部23の外側面231に対向するカバー本体3の側面部33の内側面331には、被係合部42が配置されている。このため、延出部34の近傍を中心として、カバー本体3を下方に回転させるように移動させて固定具2を覆うと、被係合部42が係合部41に係合する。被係合部42の面積は、係合部41よりも大きく形成されているので、設置の際に若干の位置ずれがあったとしても、被係合部42の位置をずらすことで対応できる。カバー本体3と固定具2とが当接する部分に固定部材4が配置されているので、誤ってカバー本体3の外側から配管10を押しても、固定部材4により緩衝される。
カバー本体3の側面部33の壁面11に沿う方向の長さは、固定具2の壁面に沿う方向(長手方向)の長さよりも長く形成され、固定具2における第1配管支持部221の下面と、底面部32との間に隙間S2が形成されている。この隙間S2は、延出部34を溝6に差し込むために、延出部34の下端部側を溝6の上方に位置させるときに、少なくとも延出部34の上下方向の長さの分、固定具2の底面部とカバー本体3の底面部32との間に必要な距離を有するように構成されている。このため、カバー本体3を上方へ持ち上げて延出部34を溝6に差し込むことができる。図3に示すように、カバー本体3を溝6に差し込んでいる途中では、隙間S2の上下方向の距離は短くなっているが、図4に示すように、カバー本体3が保持部24に保持された状態では、隙間S2の上下方向の距離は長くなる。なお、隙間S2は、カバー本体3を延出部34近傍から回転させるように被せる際に、カバー本体3が固定具2にぶつからないようにするための被せしろにもなる。
カバー本体3の底面部32の壁面11側の端部には、断面視半球状の突起部35が形成されている。このため、配管10や固定具2が結露し、雫が底面部32に落ちて溜まっても、底面部32から水が下方に垂れ落ちることが防止される。
図5は、配管カバー1を取り付ける前の状態を示す斜視図である。
図5に示すように、固定具2の配管支持部22は、上下方向に高さの異なる第1配管支持部221及び第2配管支持部222を有している。そして、2つの固定具が、水平方向に離間して配置されている。配管10は、2つの固定具2の第2配管支持部222の上に載置された後、下流側に位置する固定具2において、配管を第2配管支持部222と取り付け部21の間の隙間S1に押し込んで、第1配管支持部221の上に移動させる。このように、配管10を一方の固定具2の第2配管支持部222に載置し、他方の固定具2の第1配管支持部221に載置することで、配管10に勾配が形成され、水が下方へ流れる。
カバー本体3の側面部33の壁面に沿う方向の長さは、固定具2の長手方向の長さよりも長い。また、カバー本体3は、固定具2の上方に形成される保持部24と壁面11との間の溝6に、カバー本体3の上部に形成される延出部34が差し込まれ、保持部24により差し込まれた状態が保持されている。このため、配管10が傾斜して配置されていても、カバー本体3を水平に配置することができ、配管10の傾斜が隠ぺいされる。また、突起部35は半球状であるため、壁面11に当接しても、壁面11を傷つけない。
図6は、本実施形態の配管カバー1を備える手洗い器付き便器5の概略図である。手洗い器付き便器5は、便器52と、タンク53(図示せず)を収容する収容キャビネット54と、手洗い器51と、カウンター55と、ペーパーホルダー56と、配管10と、配管カバー1と、を備える。
便器52は、便器本体521及び蓋522を有する。便器本体521は、人間が腰かける座面部523と排泄物を受け止める凹部524とにより構成されており、凹部524は図示しない排水管へと連続している。蓋522は、座面部523及び凹部524を覆っている。
収容キャビネット54は、内部にタンク53を収容して隠ぺいする戸棚である。収容キャビネット54は、便器52の背後に配置されている。収容キャビネット54は、前面における便器52の右側に開閉可能な扉541を有する。タンク53は、便器52を洗浄するための水を貯留する容器である。
手洗い器51は、便器52と離隔した位置に配置されている。手洗い器51は、水栓511と、手洗い器本体512と、手洗い器排水管513と、排水トラップ514と、を有する。
水栓511は、図示しない配管から水の供給を受けて水を吐出する蛇口である。
手洗い器本体512は、上部が開口した箱状の形状を有し、水栓511から吐出された水で手を洗う容器である。
手洗い器排水管513は、手洗い器本体512から排出された水を配管10へ送る管である。
排水トラップ514は、手洗い器排水管513と配管10との間に配置されて、ごみや悪臭を放つ成分が配管10へ流入することを防ぐ封水のための設備である。
カウンター55は、手洗い器51と収容キャビネット54との間に渡されるように配置されている。カウンター55は、配管10の上方に配置される。
ペーパーホルダー56は、カウンター55と配管10との間に配置され、カウンター55の下面に取り付けられている。
配管10は、カウンター55及びペーパーホルダー56の下方に配置される。配管10は、手洗い器51から排出された水を、便器52側へ向かって下り傾斜することにより便器52が配置されている方向へ流す。配管10は、収容キャビネット54の内部を通って
図示しない排水管へ接続されている。
配管カバー1は、傾斜して配置される配管10の外側を覆っている。
固定具2は、手洗い器51と収容キャビネット54との間に、互いに水平方向に離間して2つ配置される。この固定具2に設けられた高さの異なる第1配管支持部221及び第2配管支持部222に、配管10が載置されて支持される。
以上の便器52と手洗い器51とが離隔して配置される手洗い器付き便器5において、便器52と手洗い器51との間の壁面11に沿って設置される配管10が、配管カバー1における2つの固定具2の配管支持部22により支持されている。配管10は、上流側の固定具2における上方の第2配管支持部222と、下流側の固定具2における下方の第1配管支持部221に載置される。このため、上流側から下流側へ配管10に勾配が形成され、手洗い器51から吐出される水が下方へ流れ、最終的には排水管へと導かれる。一方、配管カバー1のカバー本体3は水平に配置されるので、配管10の傾斜が外部から視認されない。また、カバー本体3により配管10の周囲が覆われるため、配管10の周囲と外気との気温差が小さくなり、結露しにくい。
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、壁面11に沿って設置される配管10を覆う配管カバー1を、壁面11側に開口するカバー本体3と、壁面11に取り付けられ、カバー本体3を固定する固定具2と、を含んで構成した。また、カバー本体3の上部に、下方に延出する延出部34を設け、壁面11に取り付けられる固定具2の上部又は固定具2の上部と壁面11との間に、延出部34を差し込み可能な溝6を形成した。
本実施形態によれば、固定具2の上部に形成する溝6又は固定具2の上部と壁面11との間の溝6に、延出部34を差し込むことでカバー本体3を取り付けられるので、取り付け時にカバー本体3を大きく変形させる必要がなく、カバー本体3を容易かつ安定して取り付けることができる。
また本実施形態では、固定具2に、溝6に差し込まれた延出部34を保持する保持部24を設けた。
これにより、延出部が固定具の保持部により保持されるので、カバー本体3を容易かつ安定して取り付けることができる。
また本実施形態では、固定具2の上部と壁面11との間に溝6を形成し、保持部24が壁面11側に弾性変形可能であることにより、延出部34を壁面11側に付勢するように構成した。
これにより、配管カバー1の延出部34が壁面11側に付勢されるため、配管カバーがより安定して取り付けられる。
また本実施形態では、固定具2を、壁面11に取り付けられる取り付け部21と、取り付け部21から延出する配管支持部22と、を含んで構成した。
これにより、固定具2は、カバー本体3を固定するとともに、配管10を壁面11に取り付けて支持することができる。したがって、配管10の設置と配管カバー1の設置を一連の作業で行うことができ、施行性が向上する。
また本実施形態では、固定具2を、配管支持部22の先端側から立ち上がる立ち上がり部23をさらに含んで構成した。また、立ち上がり部23の外側面231と、延出部34が溝6に差し込まれた状態において外側面231に対向するカバー本体3の内側面331とに、互いを着脱自在に固定する固定部材4を取り付けた。
これにより、固定具2の上部側で固定されるカバー本体3が、組み付け誤差等により位置ずれすることなく、固定部材4により安定して固定される。特に、環境温度の変化によってカバー本体3を構成する樹脂が伸縮して変形した場合であっても、上記固定部材4によりその位置ずれを吸収できる。
また本実施形態では、延出部34が溝6に差し込まれた状態において、固定具2の底面部とカバー本体3の底面部32との間に隙間S2を形成した。
これにより、延出部34を固定具2の上方に配置される溝6に差し込んで、固定具2を覆う際、カバー本体3の下方の端部が固定具2にぶつからずに固定具2の底面部の下方へ位置し、カバー本体3により固定具2の全体を覆うことができる。
また本実施形態では、便器52と、便器52と離隔した位置に配置される手洗い器51と、を備える手洗い器付き便器5の配管10に、本実施形態の配管カバー1を取り付けた。
これにより、手洗い器付き便器5の配管10を容易に覆うことができ、美観及び安全性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
図7は、上記実施形態の変形例に係るカバー本体3Aを示す断面図である。被係合部42は省略して示されている。変形例に係るカバー本体3Aは、内側部331Aと、外側部332と、補強部333と、有し、内部が中空の中空部材で形成されている点で上記の実施形態と異なる。
内側部331A及び外側部332は、カバー本体3Aの表面と裏面とを構成する面状の部材である。内側部331A及び外側部332は、互いにわずかに間を開けて配置され、内側部331Aと外側部332との間に空間が形成されている。補強部333は、この空間内で、内側部331Aと外側部332とを部分的に接続している。
変形例に係るカバー本体3Aによれば、カバー本体3Aの内側と外側の断熱効果が向上する。このため、カバー本体3Aが固定具2及び固定具2に支持される配管10を覆う際に、配管10の結露が防止される。また、内側部331Aと外側部332との間に補強部333が形成されているため、配管カバー1の外部から配管へ向けて大きな力が加わった場合に、配管を保護する力が上記の実施形態における配管カバー1よりも強い。
また、上記の実施形態では、固定具2の上部と、壁面11との間に形成される溝6にカバー本体3の延出部34が差し込まれるが、これに限られない。例えば、固定具の上部に、延出部を差し込み可能な溝やスリットを形成し、固定具の上部に形成した溝に延出部を差し込むように構成してもよい。
また、上記の実施形態では、固定具2の配管支持部22は、第1配管支持部221と第2配管支持部222を有しているが、これに限られない。配管支持部は、第1配管支持部のみを有し、配管は他の構成により傾斜させるものとしてもよい。
また、上記の実施形態では、固定具2は金属製、カバー本体3は樹脂製としたが、これに限られない。固定具及びカバー本体の素材は特に限定されない。
また、上記の実施形態では、固定部材4は、複数のフックの係合部41と、複数のループの被係合部42とにより構成される面ファスナーが用いられているが、これに限られない。面ファスナーは、係合部及び被係合部の両方が、面状の基部から延びる茎状の部分と、この茎状の部分の先端に形成される半球状の突起とを複数有するように構成されていてもよい。この構成によれば、係合部の半球状の突起が、被係合部の半球状の突起と突起の間に係合することで互いが係止される。
また、固定部材は、面ファスナーに限られず、磁石や接着剤、接着テープであってもよい。固定部材は、立ち上がり部の外側面とカバー本体の内側面とを固定することができれば、構成は特に限定されない。
また、上記の実施形態では、カバー本体3は、一方が開口した四角い形状を有して形成されているが、これに限られない。カバー本体は、断面視が半円であってもよい。カバー本体は、配管10及び固定具2を覆うことができれば形状は限定されない。
1 配管カバー
2 固定具
3 カバー本体
4 固定部材
5 手洗い器付き便器
6 溝
21 取り付け部
22 配管支持部
23 立ち上がり部
24 保持部
32 底面部
34 延出部

Claims (8)

  1. 壁面に沿って設置される配管を覆う配管カバーであって、
    前記壁面側に開口するカバー本体と、
    前記壁面に取り付けられ、前記カバー本体を固定する固定具と、を備え、
    前記カバー本体の上部には、下方に延出する延出部が設けられ、
    前記壁面に取り付けられる前記固定具の上部又は前記固定具の上部と前記壁面との間に、前記延出部を差し込み可能な溝を形成する配管カバー。
  2. 前記固定具には、前記溝に差し込まれた前記延出部を保持する保持部が設けられる請求項1に記載の配管カバー。
  3. 前記溝は、前記固定具の上部と前記壁面との間に形成され、前記保持部は、前記壁面側に弾性変形可能であることにより、前記延出部を前記壁面側に付勢する請求項2に記載の配管カバー。
  4. 前記固定具は、
    前記壁面に取り付けられる取り付け部と、
    前記取り付け部から延出する配管支持部と、を備える請求項1から3のいずれか1項に記載の配管カバー。
  5. 前記固定具は、前記配管支持部の先端側から立ち上がる立ち上がり部をさらに備え、
    前記立ち上がり部の外側面と、前記延出部が前記溝に差し込まれた状態において前記外側面に対向する前記カバー本体の内側面とには、互いを着脱自在に固定する固定部材が取り付けられる請求項4に記載の配管カバー。
  6. 前記延出部が前記溝に差し込まれた状態において、前記固定具の底面部と前記カバー本体の底面部との間に隙間が形成される請求項1から5のいずれか1項に記載の配管カバー。
  7. 前記カバー本体は、中空部材で構成される請求項1から6のいずれか1項に記載の配管カバー。
  8. 便器と、該便器と離隔した位置に配置される手洗い器と、を有する手洗い器付き便器であって、
    前記便器と前記手洗い器との間に配置される前記配管を覆う請求項1から7のいずれか1項に記載の配管カバーが取り付けられた手洗い器付き便器。
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