JP2015172572A - ガス流速測定装置およびガス流速測定装置の洗浄方法 - Google Patents

ガス流速測定装置およびガス流速測定装置の洗浄方法 Download PDF

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Abstract

【課題】流速の測定対象であるガスがダストやミストを含む場合であっても、低コストでピトー管の閉塞を防止し、流速の測定を継続可能とするガス流速測定装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るガス流速測定装置は、流速測定対象のガスの流れに対して正対した方向に開口する全圧孔が形成された第1の管と、ガスの流れに対して正対しない方向に開口する静圧孔が形成された第2の管とを有し、第1の管および第2の管の内面が非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理が施されたピトー管と、圧力計と、第1の弁がピトー管に接続され、第2の弁が圧力計に接続され、第3の弁が大気または洗浄用液体が収容されたタンクに連通された三方弁とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガス流速測定装置およびガス流速測定装置の洗浄方法に関する。
従来より、ピトー管を用いて構成されたガス流速測定装置が知られている(例えば、非特許文献1)。非特許文献1に記載されたピトー管は、2重管構造を有しており、内管には先端部分に全圧孔が形成され、外管には側面に静圧孔が形成されている。ピトー管の先端は、測定対象であるガスの流れに正対されて設置される。ピトー管の内管の全圧孔にかかる全圧と、外管の静圧孔にかかる静圧との差圧(動圧)を圧力計により検出し、検出した差圧に基づいて気体の流速を算出する。
このようなガス流速測定装置を用いて冶金炉や焼却炉の排ガス等のようなダストやミストを含むガスの流速を計測する場合では、ピトー管の内側(内管の内面と外面、および外管の内面)、いわゆる排ガスに接する部分(接ガス部)に、ガス中のダストやミストが付着し、それらが蓄積されることによりピトー管の内側が閉塞して測定を継続できなくなるという問題がある。
このような問題に対し、特許文献1では、ピトー管の内側に圧縮空気を送り、ピトー管の内側の清掃を行うことが提案されている。
特開平2−68108号公報
日本工業規格 JIS Z 8808:2013 排ガス中のダスト濃度の測定方法
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、圧縮空気源が必要となり、設備にかかるコストが高くなるという問題がある。
本発明は、このような問題に対してなされたものであり、安価なコストで、ピトー管の閉塞を防止し、流速の継続測定を可能とするガス流速測定装置およびガス流速測定装置の洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記の目的を達成するために、以下のような特徴を有している。
[1] 流速測定対象のガスの流れに対して正対した方向に開口する全圧孔が形成された第1の管と、前記ガスの流れに対して正対しない方向に開口する静圧孔が形成された第2の管とを有し、第1の管および第2の管の接ガス部が非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理が施されたピトー管と、
圧力計と、
第1の弁がピトー管に接続され、第2の弁が圧力計に接続され、第3の弁が大気または洗浄用液体が収容されたタンクに連通された三方弁とを有するガス流速測定装置。
[2] 非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理は、ふっ素樹脂による被覆、鏡面仕上加工、金めっき加工のうち少なくとも1つを含む[1]に記載のガス流速測定装置。
[3] ピトー管は、Sタイプピトー管、L型ピトー管、多孔式ピトー管のいずれかである[1]または[2]に記載のガス流速測定装置。
[4] [1]乃至[3]のうちいずれかに記載のガス流速測定装置の洗浄方法であって、
三方弁の第1の弁および第3の弁を開くと共に第2の弁を閉じ、ピトー管にガスもしくは大気、または洗浄用液体を流してピトー管の接ガス部の付着物を除去するガス流速測定装置の洗浄方法。
本発明によれば、安価なコストで、ピトー管の閉塞を防止し、流速の継続測定を可能とすることができる。
本発明の実施の形態1に係るガス流速測定装置の構成を示す図である。 本発明の実施の形態2に係るガス流速測定装置の構成を示す図である。 実施例で用いたガス流速測定装置の構成を示す図である。 多孔式ピトー管の構成を示す図である。 多孔式ピトー管の一部の構成を拡大して示した図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係るガス流速測定装置およびガス流速測定装置の洗浄方法について説明する。
[実施の形態1]
図1は、本発明の実施の形態1に係るガス流速測定装置の構成を示す図である。
ガス流速測定装置は、ピトー管1、動圧用三方弁2、静圧用三方弁3、圧力計(動圧)11、圧力計(静圧)12を備えている。
図1に示すピトー管1は、Sタイプピトー管である。ピトー管1は、流速測定対象のガスの流れに対して正対した方向に開口する全圧孔1aが形成された第1の管1Aと、ガスの流れに対して正対しない方向に開口する静圧孔1bが形成された第2の管1Bを有している。なお、図1に示すSタイプピトー管では、静圧孔1bが、全圧孔1aと180°反転した方向に開口している。
第1の管1Aと第2の管1Bの内面は、非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理が施されている。具体的な一例としては、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面が、ふっ素樹脂で被覆されている。
動圧用三方弁2は、第1の弁2aがピトー管1の第1の管1Aに接続され、第2の弁2bが圧力計(動圧)11の高圧側に接続され、第3の弁2cが大気23に連通されている。
静圧用三方弁3は、第1の弁3aがピトー管1の第2の管1Bに接続され、第2の弁3bが圧力計(静圧)12の低圧側および圧力計(動圧)11の低圧側に接続され、第3の弁3cが大気23に連通されている。
圧力計(動圧)11は、動圧用三方弁2を介してピトー管1の第1の管1Aに連通すると共に、静圧用三方弁3を介してピトー管1の第2の管1Bに連通している。圧力計(動圧)11は、ガス22の全圧と静圧の差圧(動圧)を測定する。
圧力計(静圧)12は、静圧用三方弁3を介してピトー管1の第2の管1Bに連通している。圧力計(静圧)12は、ガス22の静圧を測定する。
次に、本発明の実施の形態1に係るガス流速測定装置の測定時および洗浄時の操作について説明する。
ガス22の流速を測定する場合は、動圧用三方弁2の第1の弁2aと第2の弁2bを開き、第3の弁2cを閉じて、ピトー管1の第1の管1Aと圧力計(動圧)11を連通させる。同様に、静圧用三方弁3の第1の弁3aと第2の弁3bを開き、第3の弁3cを閉じることで、ピトー管1の第2の管1Bと圧力計(静圧)12および圧力計(動圧)11を連通させる。
圧力計(動圧)11で動圧を測定し、圧力計(静圧)12で静圧を測定する。
ガス22の動圧および密度ならびにピトー管1のピトー管係数から、流速=ピトー管係数×(2×動圧/密度)1/2を計算することにより、ガス22の流速が得られる。圧力計(静圧)12で測定された静圧は、例えば、JIS Z 8808の(6)式に示すように、密度を算出するために用いられる。
ガス22が、冶金炉や焼却炉の排ガスのように、ダストやミストを含む場合、上記の流速の測定を継続すると、ピトー管1の第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面にダストやミストが付着し、そのまま放置しておくと、第1の管1Aおよび第2の管1Bが閉塞して測定を継続できなくなることがある。第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面にダストやミストが付着した場合には、以下のように洗浄を行う。
ガス流速測定装置の洗浄時では、動圧用三方弁2の第1の弁2aと第3の弁2cを開き、第2の弁2bを閉じて、第1の管1Aと大気23とを連通させる。同様に、静圧用三方弁3の第1の弁3aと第3の弁3cを開き、第2の弁3bを閉じることで、第2の管1Bと大気23を連通させる。
通常、ダクト21内のガス22の圧力と大気23の圧力とは異なるので、ガス22−大気23間の圧力差により第1の管1Aおよび第2の管1B内に流れが発生する。ダクト21内のガス22の圧力が大気23の圧力よりも高い場合には、ガス22が第1の管1Aおよび第2の管1B内を大気23に向かって流れる。ダクト21内のガス22の圧力が大気23の圧力よりも低い場合には、大気23が第1の管1Aおよび第2の管1B内をダクト21内に向かって流れる。
一般的に、ガス22−大気23間の圧力差は大きくないので、上記の第1の管1Aおよび第2の管1B内の流れは速くはないが、本発明では、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面をふっ素樹脂で被覆しているため、非ぬれ性および非粘着性が高くなっており、第1の管1Aおよび第2の管1B内に流れるガス(ガス22または大気23)によって、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面の付着物を除去することができる。これにより、第1の管1Aおよび第2の管1Bの閉塞を防止し、ガス22の流速の測定を継続可能とすることができる。
本実施の形態1に係るガス流速測定装置では、ピトー管1の第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面がふっ素樹脂により被覆されている。ガス流速測定装置の洗浄時には、ピトー管1を、動圧用三方弁2、静圧用三方弁3を介して大気23に連通する。これにより、第1の管1Aおよび第2の管1Bに、ガス22−大気23間の圧力差によって流れが生じ、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面のガス22に含まれるダストやミストに由来する付着物を除去することができる。
これにより、ガス22中にダストやミストが含まれる場合であっても、低コストで、ピトー管1の第1の管1Aおよび第2の管1Bの閉塞を防止し、ガス22の流速の計測を継続することができる。
なお、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面をふっ素樹脂で被覆する代わりに、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面を鏡面仕上加工や、金めっきを施すようにして、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面の非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理を施してもよい。また、これらの表面処理を組み合わせて用いてもよい。
なお、図1では、Sタイプピトー管を例として説明したが、本発明は、非特許文献1に開示されたL型ピトー管や、図4および図5に示す多孔式ピトー管にも適用することができる。
L型ピトー管では、第1の管と第2の管が二重管構造となっているため、第1の管の内面および外面と第2の管の内面に、非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理を施せばよい。
図4は、多孔式ピトー管の全体構成の一例を示す図であり、図5は、図4の多孔式ピトー管の一部の断面図である。多孔式ピトー管は、図4に示すように、ダクト21の直径方向に延びる第1部材27と第2部材28を有している。第1部材27と第2部材28は交差するように配されている。第1部材27と第2部材28は、同一構成を有している。
第1部材27を例として説明すると、第1部材27には、図5に示すように、全圧孔27aと、ガスの流れに対して正対しない方向に開口する静圧孔27bが形成されている。全圧孔27aは、ダクト21の直径方向に複数配されており、複数の全圧孔27aが第1部材27の内部で連結されている。同様に、静圧孔27bは、ダクト21の直径方向に複数配されており、複数の静圧孔27bが第1部材27の内部で連結されている。
すなわち、多孔式ピトー管では、複数の全圧孔27aとそれらが連結された部分および圧力計(動圧)に連通する動圧用三方弁までの導圧管部分が、Sタイプピトー管の第1の管に相当し、複数の静圧孔27bとそれらが連結された部分および圧力計(静圧)に連通する静圧用三方弁までの導圧管部分が、Sタイプピトー管の第2の管に相当している。そのため、複数の全圧孔27aとそれらが連結された部分および圧力計(動圧)に連通する動圧用三方弁までの導圧管部分、ならびに複数の静圧孔27bとそれらが連結された部分および圧力計(静圧)に連通する静圧用三方弁までの導圧管部分に、非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理を施せばよい。
また、第2部材28も第1部材27と同一構成を有しているので、同様に各部分に非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める処理を施せばよい。
[実施の形態2]
図2は、本発明の実施の形態2に係るガス流速測定装置の構成を示す図である。実施の形態2の特徴は、実施の形態1の大気23の代わりに、洗浄用液体24が収容されたタンク4が設けられている点にある。タンク4は、ピトー管1よりも高い位置に設置されている。
洗浄用液体24は、ピトー管1内面の付着物に対する洗浄性、ガス22への影響、ダクト21や下流側設備への影響を考慮して適宜選定できる。例えば、洗浄用液体24として、水や界面活性剤を加えた水を用いることができる。ピトー管1の第1の管1Aおよび第2の管1Bは、実施の形態1と同様に、例えば、内面がふっ素樹脂で被覆されている。なお、他の構成や流速測定時の操作については、実施の形態1と略同一であるため、その説明を省略する。
実施の形態2に係るガス流速測定装置の洗浄時では、動圧用三方弁2の第1の弁2aと第3の弁2cを開き、第2の弁2bを閉じて、ピトー管1とタンク4とを連通させる。同様に、静圧用三方弁3の第1の弁3aと第3の弁3cを開き、第2の弁3bを閉じることで、ピトー管1とタンク4を連通させる。
前述のように、タンク4は、ピトー管1よりも高い位置に設置されているため、タンク4の液体24の圧力により、液体24がタンク4からピトー管1を通って流れ、ダクト21内に排出される。
実施の形態2に係るガス流速測定装置では、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面のふっ素樹脂の高い非ぬれ性および高い非粘着性により、第1の管1Aおよび第2の管1B内面の付着物が剥離され易くなっている。そのため、第1の管1Aおよび第2の管1B内を液体24が流れることで、第1の管1Aおよび第2の管1Bの内面の付着物が除去され、第1の管1Aおよび第2の管1Bの閉塞を防止できる。
また、実施の形態2の場合も、同様に、L型ピトー管や多項式ピトー管に適用できる。
長さ1,000 mm、ステンレス鋼製(SUS304)のピトー管の内面をポリテトラフルオロエチレン(PTFE)で被覆した。試験により、ピトー管係数を決定した。JIS K 6894:1996「金属素地上のふっ素樹脂塗膜」に従って、作製したピトー管1と、同一材質の板を基板として、同一表面処理を行い、同一条件で塗装・乾燥・焼付けした試験片で非ぬれ性試験および非粘着性試験を行ったところ、非ぬれ性はWr3、非粘着性はN3であった。
鉄鋼精錬設備の環境集塵設備で、作製したピトー管1を用いたガス流速測定装置によってダストを含むガス22の流速を測定した。
図1に示すように、圧力計(動圧)11、圧力計(静圧)12にそれぞれ連通するようにピトー管1を設置し、ガス22の流速を測定した。測定開始直後は、圧力計(動圧)11により測定される動圧は200Paであった。測定を継続したところ、圧力計(動圧)11
により測定される動圧は-500Paとなった。なお、従来は、8〜12Hrでこの値となったが、本発明を適用した場合では、この値に至るまでは24Hrかかり、本発明を適用することによりダスト等が付着しにくいことが窺えた。
動圧用三方弁2、静圧用三方弁3を操作して、ピトー管1が大気23に連通するようにして、ピトー管1の洗浄を行った。図3に示すように、大気に連通された開口の周辺に、トレーサーとして霧状の水25を噴霧した。すると、噴霧された霧状の水25が、開口に向かって流れるのが観察された。
動圧用三方弁2、静圧用三方弁3を操作して、再び、ピトー管1が圧力計(動圧)11、静圧用圧力計12にそれぞれ連通するようにし、ガス22の流速を測定した。圧力計(動圧)11により測定される動圧は200 Paであった。
ガス流速測定装置を用いて流速の計測を継続することで、動圧は、200 Paから-500 Pa
に変化したが、本発明に係るガス流速測定装置の洗浄方法を用いることで、動圧が200 Paに戻った。これにより、実施の形態1に係るガス流速測定装置およびガス流速測定装置の洗浄方法を用いることで、ダストや水分を含むガス22であっても、ピトー管1の内面に付着したダストや水分を効果的に洗浄し、流速の計測を継続することができることが分かった。
次に、実施例1と同じ鉄鋼精錬設備の環境集塵設備において、図2に示した装置を用いてガス22の流速を測定した。液体24には浄水を用いた。
圧力計(動圧)11、圧力計(静圧)12にそれぞれ連通するように、ピトー管1を設置して、ガス22の流速を測定した。
測定開始直後は、圧力計(動圧)11により測定される動圧は200 Paであった。測定を継続したところ、圧力計11により測定される動圧は-500 Paとなった。
動圧用三方弁2、静圧用三方弁3を操作して、動圧用三方弁2、静圧用三方弁3を介してピトー管1がタンク4に連通するようにして、ピトー管1の洗浄を行った。洗浄後のタンク4の液体24は、洗浄前より400mL減少した。
三方弁2および三方弁3を操作して、再び、ピトー管1が圧力計(動圧)11、圧力計(静圧)12にそれぞれ連通するようにし、ガス22の流速を測定した。圧力計(動圧)11により測定された動圧は200 Paであった。
実施例2により、実施の形態2に係るガス流速測定装置およびガス流速洗浄方法を用いることで、ダストや水分を含むガス22であっても、流速の計測を継続することができることが分かった。
なお、実施例1および2ともに、ガス流速測定において、環境集塵設備に、故障、劣化、能力低下などの支障は何ら認められなかった。
1 ピトー管
1A 第1の管
1B 第2の管
1a 全圧孔
1b 静圧孔
2 動圧用三方弁
2a ピトー管に接続された第1の弁
2b 圧力計に接続された第2の弁
2c 大気に連通された第3の弁
3 静圧用三方弁
3a ピトー管に接続された第1の弁
3b 圧力計に接続された第2の弁
3c 大気に連通された第3の弁
4 タンク
11 圧力計(動圧)
12 圧力計(静圧)
21 ダクト
22 ガス
23 大気
24 洗浄用液体
25 霧状の水
27 第1部材
28 第2部材
27a 全圧孔
27b 静圧孔

Claims (4)

  1. 流速測定対象のガスの流れに対して正対した方向に開口する全圧孔が形成された第1の管と、前記ガスの流れに対して正対しない方向に開口する静圧孔が形成された第2の管とを有し、第1の管および第2の管の接ガス部が非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理が施されたピトー管と、
    圧力計と、
    第1の弁がピトー管に接続され、第2の弁が圧力計に接続され、第3の弁が大気または洗浄用液体が収容されたタンクに連通された三方弁とを有するガス流速測定装置。
  2. 非ぬれ性および非粘着性の少なくとも一方を高める表面処理は、ふっ素樹脂による被覆、鏡面仕上加工、金めっき加工のうち少なくとも1つを含む請求項1に記載のガス流速測定装置。
  3. ピトー管は、Sタイプピトー管、L型ピトー管、多孔式ピトー管のいずれかである請求項1または2に記載のガス流速測定装置。
  4. 請求項1乃至3のうちいずれかに記載のガス流速測定装置の洗浄方法であって、
    三方弁の第1の弁および第3の弁を開くと共に第2の弁を閉じ、ピトー管にガスもしくは大気、または洗浄用液体を流してピトー管の接ガス部の付着物を除去するガス流速測定装置の洗浄方法。
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