JP2015172466A - セラミックスファイバーブロック及びこれを用いた炉内ライニング構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来に比べて経時劣化が抑制され、長期に亘って断熱性を維持することが可能なセラミックスファイバーブロック及びこれを用いた炉内ライニング構造を提供する。
【解決手段】シート状のセラミックスファイバーブランケットを葛折り状に折り畳んでなるブロック体10と、折り目部10aが形成されている、ブロック体10の一方の面に装着された取付け用部材21とを備え、取付け用部材21を介して工業炉の内面に設置されるセラミックスファイバーブロック31であって、取付け用部材21は、平面視して矩形状の金具25と、金具25の長辺方向に延在し、金具25の短辺方向に1列又は複数列配設された棒状体27とを備え、各列の棒状体27は、20mm以上の長さを有するセラミックス焼結体1本又は複数本から構成され、各列の棒状体27の長さが金具25の長辺長さの60%以上100%以下とされている。
【選択図】図2

Description

本発明は、加熱炉や熱処理炉等の工業炉の耐火断熱材として使用されるセラミックスファイバーブロック及びこれを用いた炉内ライニング構造に関する。
加熱炉や熱処理炉等の工業炉の断熱性を高めるため、セラミックスファイバーブロック(以下、本明細書では、「セラミックスファイバー」を「CF」と記すことがある。)を炉壁や天井の内面に碁盤目状に並べて設置することが一般的に行われている。
CFブロック30は、図13に示すように、シート状のCFブランケットを葛折り状に折り畳んで直方体状としたブロック体10と、CFブロック30を炉内面に固定するための平面視矩形状の金具25と、タブ11aをブロック体10から突出させた状態でブロック体10内に挿入されるビーム材11とから概略構成されている。金具25に形成されたスリット25bにビーム材11のタブ11aを挿入し、金具25から突出する部分を折り曲げることで、金具25がブロック体10に固定される。
CFブロック30を工業炉の内面に取り付ける方式には、内止方式、外止方式、及びディスク方式の3方式がある。ここでは、内止方式について簡単に説明する。
図14に示すように、内止方式では、先ず、工業炉の外殻を構成する鉄皮12の内面に所定の間隔でスタッドボルト14を溶接する。次いで、鉄皮12の内面に厚さ25mm程度のCFブランケット13を貼り付け、CFブロック30をCFブランケット13に向けて押込み、CFブロック30の金具25に形成されたボルト孔25aにスタッドボルト14を挿入させる。金具25を貫通するスタッドボルト14に、ボックスレンチ16を用いてナット15を螺合し、CFブロック30を炉内面に固定する。
なお、背面ライニング材であるCFブランケット13の厚みは、状況に応じて25mmとは異なる場合もある。また、不定形耐火物、耐火れんが、断熱れんが、ボード等を併用する場合もあるが、CFブロック30と接する面にはCFブランケット13を配置するのが一般的である。これは、柔軟性のあるCFブランケット13をCFブロック30の背面と鉄皮12の間に挟み込むことにより、CFブロック30取付け後にその背面に隙間が生じないようにするためである。
CFブランケットは、比重が0.2弱と低く、断熱性に優れた断熱材である。そのため、CFブランケットを使用したブロック体10は、断熱性が高く熱慣性が低い優れた特性を備えている。また、ビーム材11と金具25は、ブロック体10の背面側(炉内稼働面の反対側)に配置され、炉内雰囲気温度よりも大幅に低い温度環境に置かれることに加え、SUS310S等の耐熱金属が一般に使用されているので、非常に劣化しにくく耐久性に優れている。
このように、CFブロックは非常に優れた特性を備えているが、経時劣化に伴って断熱性が低下する。そのため、CFブロックの断熱性低下防止を目的とする種々の文献が公開されている。
例えば、特許文献1では、使用に伴うCFブロックの劣化は炉内稼働面側のCFの劣化が原因であるとしている。具体的には、高温用CFブロック(結晶質CFブロック)の場合、結晶質ファイバーが堅いため、折り目部で繊維の切断が発生し、施工性の悪化と共に使用後の劣化が早くなるとし、低温用CFブロック(非晶質CFブロック)では、折れ目部に凹凸があるため、耐スケール性改善目的のコーティング材の塗布が困難となり、コーティング材の剥離や局部変質が発生するとしている。
そこで、特許文献1では、CFブロックの稼働面側を平たく切除して切断面を炉内稼働面側に露出させる発明が開示されている。
また、特許文献2には、従来のCFブロックは耐風速性等が劣るため、加熱炉内のガス流によってCFが徐々に剥離し、CFブロックの厚みが減少していくと記載されている。この問題に対して、CFブロックにコーティング材を塗布したり、CFブロックを耐熱クロスで被覆したりする方法があるが、塗布や被覆をしてもCFが剥離するおそれがあり、施工工程も煩雑になるとしている。
そこで、特許文献2では、アルミナ含有率を適切な量とした結晶質CFを用いてCFブロックを形成することで、耐風速性を向上する発明が開示されている。
実開昭62−052895号公報 特開2009−115414号公報
特許文献1及び2の発明は、CFブロックの稼働面の形状やCFの材質を改良することでCFの劣化を抑制する。即ち、特許文献1及び2の発明は、CFの劣化を抑制することによってCFブロックの経時劣化を抑制しようとする技術であり、一定の効果は認められるが、根本的な解決はできておらず、CFブロックのさらなる改善が望まれている。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、従来に比べて経時劣化が抑制され、長期に亘って断熱性を維持することが可能なセラミックスファイバーブロック及びこれを用いた炉内ライニング構造を提供することを目的とする。
[セラミックスファイバーブロック経時劣化のメカニズム]
本願発明者らは、CFブロックの経時劣化は、CFブロック背面に装着されている取付け用部材の変形が大きな要因であることを発見した。具体的には、ブロック体の複数の折り目部から高温の炉内雰囲気ガスがブロック体内に進入することで金具が部分的に加熱されて歪みが発生することを発見した。
以下、CFブロックが経時劣化するメカニズムについて説明する。
[STEP1]工業炉内の高温雰囲気に曝されたブロック体10の稼働面側CFが焼けて変形することにより、ブロック体10の復元力が失われ、ブロック体10の稼働面側から焼結収縮Sが始まる(図1(A)参照)。
[STEP2]ブロック体10の焼結収縮Sが進行して、ブロック体10の折り目部10a(図1(B)の折り目部10aの焼結収縮S箇所における、隣接する折り目部10aとの境界部)における通気性が高まり、高温ガスがブロック体10の背面側に到達する。その結果、金具25の複数箇所が局部加熱Hされて、局部的な温度差に起因する座屈が金具25の複数箇所で発生し、金具25が立体変形する(図1(B)参照)。
[STEP3]ブロック体10の折り目部10aや隣接するCFブロック30との境界部の隙間が拡大し、高温ガスの通気が促進される(図1(C)参照)。その結果、CFブロック30が変形して金具25背面への高温ガスの通気が促進され、ブロック体10全体(稼働面、背面、側面)並びに金具25が劣化する。
[STEP4]ブロック体10並びに金具25の経時劣化が顕在化する。
ブロック体10は、CFブランケットを積層圧縮して弾性変形させた際に発生する復元力によって折り目部10aを密着させる構造である。そのため、ブロック体10の稼働面側CFが焼けて変形することにより、ブロック体10の復元力が失われると、折り目部10aの密着性が低下する。その結果、ブロック体10の折り目部10aは、他のCF部分より通気性が悪化する(通気しやすくなる)。
CFの劣化によってブロック体10の通気性が高まると、炉内高温ガスが浸透しやすい浸透部位がブロック体10の複数箇所に生成し、当該浸透部位を通過した炉内高温ガスによって、ブロック体10の背面(炉内稼動面の反対側)の複数箇所で、金具25の温度が局部的に上昇する。金具25は、局部的な温度差に起因する応力によって局部座屈し、立体的に変形する。
金具25の立体変形に伴って、金具25と接続されているブロック体10が変形し、ブロック体10の折り目部10aや隣接するCFブロック30との境界部の隙間が拡大する。これにより、ブロック体10の折り目部10aや隣接するCFブロック30との境界部を通して、ブロック体10の背面側への炉内高温ガスの通気が促進される。その結果、通気部分(ブロック体10の稼動面以外に、側面、背面や内部の通気部位)の劣化が進み、ブロック体10全体の劣化が顕著となって目視検査でブロック体10の劣化が確認される。また、金具25の背面への通気が促進され、金具25の劣化が進行して、炉内ライニングの断熱性が低下し、鉄皮の温度が上昇してゆく。
[セラミックスファイバーブロックの経時劣化を抑制する手段]
そこで、第1の発明は、シート状のセラミックスファイバーブランケットを葛折り状に折り畳んでなるブロック体と、折り目部が形成されている、前記ブロック体の一方の面に装着された取付け用部材とを備え、前記取付け用部材を介して工業炉の内面に設置されるセラミックスファイバーブロックであって、
前記取付け用部材は、平面視して矩形状の金具と、前記金具の長辺方向に延在し、前記金具の短辺方向に1列又は複数列配設された棒状体とを備え、
前記各列の棒状体は、20mm以上の長さを有するセラミックス焼結体1本又は複数本から構成され、前記各列の棒状体の長さが前記金具の長辺長さの60%以上100%以下とされていることを特徴としている。
第1の発明では、取付け用部材がセラミックス焼結体からなる棒状体で補強されているので、取付け用部材の複数箇所で局部的に温度が上昇しても、取付け用部材の局部的な温度差に起因する座屈変形が発生しても、取付け用部材全体の立体的な変形が抑制される。
取付け用部材の複数箇所における局部的な温度上昇により、当該箇所において局部的な温度差に起因する座屈変形が発生するが、当該箇所の内、セラミックス焼結体からなる棒状体で補強されている箇所では、棒状体の補強度合いに応じて、立体的な変形が抑制される。従って、棒状体で補強されている箇所の比率が大きくなると、取付け用部材全体の立体的な変形がより抑制される。
また、第2の発明は、シート状のセラミックスファイバーブランケットを葛折り状に折り畳んでなるブロック体と、折り目部が形成されている、前記ブロック体の一方の面に装着された取付け用部材とを備え、前記取付け用部材を介して工業炉の内面に設置されるセラミックスファイバーブロックであって、
前記取付け用部材が帯板状のセラミックス焼結体であることを特徴としている。
第2の発明では、取付け用部材がセラミック焼結体で形成されているので、取付け用部材の熱間強度が大きく、取付け用部材の複数箇所で局部的に温度が上昇しても、取付け用部材の局部的な温度差に起因する座屈変形が起きず、取付け用部材全体の立体的な変形が抑制される。
また、第3の発明は、第1の発明に係るセラミックスファイバーブロックを用いた炉内ライニング構造であって、
前記ブロック体に接触している前記取付け用部材の接触面の裏側の面と工業炉の内面に設置されたライニング材との間の空隙全部に不定形耐火物又はセラミックスファイバーが充填されていることを特徴としている。
第3の発明では、ブロック体に接触している取付け用部材の接触面の裏側の面(背面)と工業炉の内面に設置されたライニング材との間の空隙全部に不定形耐火物又はセラミックスファイバーが充填されているので、取付け用部材の背面側が炉内雰囲気ガスに接触することがない。そのため、取付け用部材の劣化をさらに遅延させることができる。
本発明では、セラミックスファイバーブロックを構成する取付け用部材の局部的な温度差に起因する座屈変形を防止又は抑制することにより、セラミックスファイバーブロックの経時劣化を従来に比べて大幅に抑制することができる。その結果、長期に亘ってセラミックスファイバーブロックの断熱性を維持することができる。
セラミックスファイバーブロックの経時劣化を説明するための模式図であり、(A)は焼結収縮が始まった状態、(B)は金具が局部加熱している状態、(C)は折り目部の隙間が拡大した状態をそれぞれ示している。 本発明の一実施の形態に係るセラミックスファイバーブロックの斜視図である。 同セラミックスファイバーブロックに使用される取付け用部材の斜視図である。 第1の変形例に係る取付け用部材の斜視図である。 第2の変形例に係る取付け用部材の斜視図である。 第3の変形例に係る取付け用部材の斜視図である。 同実施の形態に係るセラミックスファイバーブロックを用いた炉内ライニング構造の部分断面図である。 第3の変形例に係る取付け用部材を用いた炉内ライニング構造の部分断面図である。 第3の変形例に係る取付け用部材を用いた炉内ライニング構造の変形例を示す部分断面図である。 ラボ試験及び実機試験に使用した試験用ブロック体の模式図である。 取付け用部材を構成する棒状体の補強長さ比率と取付け用部材の変形量との関係を示すグラフである。 セラミック焼結体1本の長さと取付け用部材の変形量との関係を示すグラフである。 従来のセラミックスファイバーブロックの分解斜視図である。 従来のセラミックスファイバーブロックを炉内に設置する方法を説明するための組立図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態について説明し、本発明の理解に供する。
[セラミックスファイバーブロック]
本発明の一実施の形態に係るセラミックスファイバーブロック(CFブロック)31の形状を図2に示す。CFブロック31は、セラミックスファイバー(CF)からなるブロック体10と、CFブロック31を工業炉の内面に固定するための取付け用部材21と、取付け用部材21をブロック体10に装着するためのビーム材11とから概略構成されている。
ブロック体10は、シート状のセラミックスファイバーブランケット(CFブランケット)を葛折り状に折り畳んで直方体状としたものであり、ブロック体10の一辺の長さは200mm〜600mm程度とされている。なお、用途によっては、直方体ではなく、平面視台形等の異形ブロックとする場合もある。
取付け用部材21は平面視して矩形状とされ、複数の折り目部10aからなるブロック体10の一方の面に装着されている。なお、取付け用部材21は、折り目部10aの折り目方向と直交する方向に配置されている。
取付け用部材21をブロック体10に装着するためのビーム材11は、概略逆T字状とされ、中央部に設けられた帯板状のタブ11aがブロック体10から突出した状態でブロック体10の折り目部10a内(谷折り部)に挿入されている。取付け用部材21に形成されたスリット25bに、ブロック体10から突出するタブ11aを挿入して折り曲げることで、ビーム材11を介して取付け用部材21がブロック体10に固定される。
なお、ビーム材11には、SUS310S等の耐熱金属が使用されている。
取付け用部材21の形状を図3に示す。本実施の形態における取付け用部材21は、短辺がわ断面がC字状とされたチャンネルと呼ばれる平面視矩形状の金具25と、金具25を補強するため、金具25の長辺方向に延在し、金具25の短辺方向に1列又は複数列(本実施の形態では、2列)配設された棒状体27とから構成されている。
金具25にはSUS310S等の耐熱金属が使用されており、ブロック体10と接触する面の中央部にはボルト孔25a、その両側には複数のスリット25bが形成されている。金具25の長辺がわ両縁部は、それぞれ内側に折り曲げられて凹部25cとされ、棒状体27が挿入されている。
取付け用部材21の長辺の長さは、CFブロック31を工業炉の内面に固定する都合から、ブロック体10の一辺の長さの50%以上であることが好ましい。また、取付け用部材21の長辺の長さの上限は、ブロック体10の一辺の長さである100%とすると良い。
一方、取付け用部材21の短辺の長さは、CFブロック31を工業炉の内面に固定するボルト等の固定治具の配置の都合より、25mm以上であることが好ましい。本実施の形態における取付け用部材21の短辺の長さは45mm(一部65mm)である。なお、取付け用部材21の短辺の長さが、長辺の長さの1/4以下であると、取付け用部材21の短辺方向の撓み(変形量)が長辺方向の変形量に比べて極めて小さくなるので、取付け用部材21の短辺方向の補強を省略することができる。
棒状体27の各列は、20mm以上の長さを有するセラミックス焼結体1本又は複数本から構成されている。また、各列の棒状体27の長さは、金具25の長辺長さの60%以上100%以下とされている。
なお、本明細書では、棒状体一列の長さ/金具の長辺長さを、「棒状体の補強長さ比率」と呼ぶことがある。
CFブロック31では、局所的な通気によって生じる局所的な温度差に起因する座屈変形が取付け用部材21の複数箇所で発生する。そのため、棒状体27の補強長さ比率が大きいほど、即ち、棒状体27で補強されている箇所が多いほど、局部的な座屈変形に起因する取付け用部材21の立体的な変形を抑制することができる。
図11は、取付け用部材を構成する棒状体の補強長さ比率と取付け用部材の変形量との関係を示したものである。本試験は、後述する試験用CFブロックを連続加熱炉(炉内雰囲気温度1280℃)の天井部に半年間張り付けて実施した暴露試験の結果を示したものである。取付け用部材の材質はSUS310S、棒状体は1列配置とし、1本の長さが20mmのAl系セラミック焼結体を使用した。なお、試験の詳細は、後述する実施例を参照されたい。
同図より、棒状体の補強長さ比率を60%以上にすると、取付け用部材の変形量が9mm以下となることがわかる。取付け用部材の変形量が9mm以下の場合、CFブロックの折り目部の隙間や隣接するCFブロックとの境界部における隙間が拡大しないことがわかっている。そこで、棒状体の補強長さ比率は60%以上とする。
一方、棒状体の補強長さ比率の上限については、取付け用部材の長辺方向の全長を棒状体によって補強できれば十分なので、100%とする。
取付け用部材の長辺方向を、棒状のセラミックス焼結体を連設して補強した場合、接続部では、棒状体による取付け用部材の立体変形抑制効果が低下する。そのため、セラミックス焼結体の1本の長さは長く、接続部の数は少ない方が好ましい。
図12は、セラミック焼結体1本の長さと取付け用部材の変形量との関係を示したものである。棒状体の補強長さ比率は100%とし、棒状体を構成するセラミックス焼結体1本の長さは10mm、20mm、260mmの3種類とした。その他の試験条件は図11の試験と同様である。
取付け用部材の座屈の原因となる温度上昇は局部的と考えられるが、図12に示すように、セラミック焼結体の1本の長さが20mm以上であれば、実炉天井部暴露試験における取付け用部材の変形量は9mm以下となる。従って、棒状体を構成するセラミックス焼結体1本の長さは20mm以上とする。
なお、取付け用部材の変形量の測定は以下の手順で行った。
(1)上面が平坦な定盤を用意し、その上に取付け用部材を置く。その際、取付け用部材の両端近傍が定盤に接地し、取付け用部材の中央近傍が定盤から浮くように、取付け用部材を定盤上に置く。
(2)定盤と取付け用部材との間の隙間をノギスで測定し、その最大値を取付け用部材の変形量とする。
また、棒状体27の断面寸法としては、最小厚さが3mm、最小断面積は直径3mmの円の面積とすれば良い。棒状体の断面形状は、四角、円、楕円等さまざまな形状とすることができる。なお、棒状体27の断面寸法は、その厚さ及び断面積が大きいほうが望ましいが、金具25の短辺側の断面形状や凹部25cの幅及び深さ、金具25とスタッドボルト14との寸法上の取り合い等で、棒状体27の最大寸法が制限される。通常、棒状体27には、最大厚さ6mm、最大矩形断面積6mm×15mm程度のものが用いられる。本実施の形態では、棒状体27の断面を4mm×7mmの矩形断面としている。
なお、取付け用部材21の複数箇所で局部的に温度が上昇し、当該箇所で局部的な温度差に起因する座屈が発生した際に、取付け用部材21の立体的な変形を抑制できる強度が棒状体27には必要となる。そのため、棒状体27に使用するセラミック焼結体は、JIS R2656「耐火れんが及び耐火断熱れんがの熱間曲げ強さ試験方法」による曲げ強さ(応力)が800℃で60MPa以上であるものが好ましく、例えば、Al(アルミナ)を主成分とするAl系セラミック焼結体などを使用することができる。
次に、取付け用部材の変形例について説明する。
図4に第1の変形例に係る取付け用部材22を示す。本例における取付け用部材22は、短辺がわ断面が逆Ω字状とされた平面視矩形状の金具26(チャンネルの長辺がわ両縁部に鍔26cが形成された金具26)と、金具26の長辺がわ両縁部に配設された棒状体27とから構成されている。鍔26cの長辺方向中間部には、棒状体27を保持するため、金具26の長辺がわ縁部をL字状に折り曲げた保持部26dが形成されている。棒状体27は、鍔26cと保持部26dで画成された空間に挿入されている。
金具26は、前述した金具25と同様、SUS310S等の耐熱金属で形成されており、ブロック体10と接触する面の中央部にはボルト孔26a、その両側には複数のスリット26bが形成されている。
図5に第2の変形例に係る取付け用部材23を示す。本例における取付け用部材23は、セラミックス焼結体を帯板状に成形したものである。ブロック体10と接触する、取付け用部材23の面の中央部にはボルト孔23a、その両側には複数のスリット23bが形成されている。
セラミックス焼結体としては、棒状体27と同様、Al系セラミック焼結体などを使用することができる。
図6に第3の変形例に係る取付け用部材24を示す。本例における取付け用部材24は、前述した、短辺がわ断面がC字状とされた平面視矩形状の金具25と、金具25を補強するため、金具25の長辺方向に延在し、金具25の短辺方向に2列配設された棒状体27とから構成された取付け用部材21の金具25の内側の空隙全部に、不定形耐火物又はセラミックスファイバーからなる充填材28を充填したものである。なお、取付け用部材24の中央部にはボルト孔24aが形成されている。
[CFブロックを用いた炉内ライニング構造]
図7は、CFブロック31を用いた炉内ライニング構造の部分断面図である。本ライニング構造は、工業炉の外殻を構成する鉄皮12の内側に張り付けられた厚さ25mm程度のCFブランケット13(ライニング材の一例)と、CFブランケット13上に碁盤目状に配設されたCFブロック31とから構成されている。
CFブロック31は、鉄皮12に取り付けられたボルト(図示省略)を、CFブロック31の取付け用部材21に形成されたボルト孔25aに挿通してナット(図示省略)で締め付けることによりCFブランケット13上に固定される。
図8は、第3の変形例に係る取付け用部材24を用いた炉内ライニング構造を示したものである。本ライニング構造は、鉄皮12の内側に張り付けられたCFブランケット13と、取付け用部材24が装着されたCFブロック32とから構成されている。
また、図9は、取付け用部材24を用いた炉内ライニング構造の変形例を示したものである。本ライニング構造では、CFブロック32の取付け用部材24とCFブランケット13との間に、不定形耐火物又はCFからなる充填材29の層が形成されている。
図8及び図9に示す炉内ライニング構造では、ブロック体10に接触している金具25の接触面の裏側の面とCFブランケット13との間の空隙全部に充填材28、29が充填されている。その際、取付け用部材24の背面側に炉内雰囲気ガスが進入しないように、金具25の接触面の裏側の面とCFブランケット13との間の空隙に加えて、図9に示すように、金具25の長辺側端面とブロック体10とCFブランケット13で囲まれた空隙に充填材29を充填してもよい。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は何ら上記した実施の形態に記載の構成に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載されている事項の範囲内で考えられるその他の実施の形態や変形例も含むものである。例えば、上記実施の形態では、金具の長辺方向のみに棒状体を配設しているが、金具の長辺方向に加えて短辺方向に棒状体を配設してもよい。
本発明に係るセラミックスファイバーブロックの効果を検証するため、ラボ試験及び実機試験を実施した。
ラボ試験及び実機試験では、ブロック体の折り目部からの炉内雰囲気ガスの進入を模擬するため、内止方式に使用されるガイドパイプを折り目部に挟み込むことで隙間を設けた試験用ブロック体を作製した。ラボ試験及び実機試験に使用した試験用ブロック体(寸法:300mm×300mm×300mm)を図10に示す。
なお、試験用ブロック体には、新日本サーマルセラミック(株)製のZ−BLOK(登録商標)に用いられているCFブランケット(最高使用温度:1400℃、密度:130kg/m)を使用した。
試験用ブロック体に装着される取付け用部材は以下の6種類とした。
a)取付け用部材A:板厚1mmのSUS310S材を折り曲げて作製した短辺がわ断面がC字状とされた金具(長辺長さ:260mm、短辺長さ:45mm、厚さ:6.5mm)からなる取付け用部材
b)取付け用部材B:取付け用部材Aの空隙にCFを充填した取付け用部材
c)取付け用部材C:取付け用部材Aの一方又は両方の凹部に棒状体を嵌め込んだ取付け用部材
d)取付け用部材D:取付け用部材Cの空隙にCFを充填した取付け用部材
e)取付け用部材E:帯板状のセラミックス焼結体(長辺長さ:260mm、短辺長さ:45mm、厚さ:6.5mm)からなる取付け用部材
f)取付け用部材F:板厚1mmのSUS310S材を折り曲げて作製した短辺がわ断面がC字状とされた金具(長辺長さ:260mm、短辺長さ:65mm、厚さ:6.5mm)の一方の凹部に棒状体を嵌め込んだ取付け用部材
取付け用部材C、D、Fを構成する棒状体及び取付け用部材Eを構成するセラミックス焼結体には、Al系セラミックスを使用した。
また、棒状体の補強長さ比率は、54%、62%、100%の3種類、セラミックス焼結体1本の長さは、260mm、20mm、10mmの3種類とした。
ラボ試験では、試験用CFブロックを実験炉の天井部分に取付け、1400℃で3時間焼成した後、自然放冷する工程を10回繰り返し、前述した方法により取付け用部材の変形量を測定した。
また、実機試験では、試験用CFブロック(試験用ブロック体+取付け用部材A〜F)を連続加熱炉の天井に半年間張り付けて暴露試験を行った。その間における当該部位の炉内雰囲気温度は1280℃であった。試験終了後、試験用ブロック体の折り目部に設けた隙間の拡大の有無について点検した後、試験用CFブロックを解体し、前述した方法により取付け用部材や棒状体の変形量を測定した。
棒状体で補強されていない取付け用部材A、B、Eを使用した結果を表1に、棒状体で補強された取付け用部材C、D、Fを使用した結果を表2にそれぞれ示す。
Figure 2015172466
Figure 2015172466
これらの表より以下のことがわかる。
・セラミックス焼結体からなる取付け用部材は、ラボ及び実機試験における取付け用部材の変形量が0.1mm以下となり、折り目部にも異常は認められなかった。
・取付け用部材が金具のみ並びに金具に充填材を充填しただけのものは、実機試験における取付け用部材の変形量が9mm超となり、折り目部の隙間拡大が認められた。
・棒状体の補強長さ比率が60%以上且つセラミックス焼結体1本の長さが20mm以上の取付け用部材は、棒状体の列数にかかわらず、ラボ及び実機試験における取付け用部材の変形量が9mm以下となり、折り目部にも異常は認められなかった。
・棒状体の列が増加すると、取付け用部材の変形量が減少する。
・金具に充填材を充填すると、取付け用部材の変形量が減少する。
なお、比較例1の試験用CFブロック内に予め熱電対を埋め込んでおき、焼成試験中の取付け用部材の両端及び中央部の3点の温度を測定したところ、最高温度は約730℃であった。従って、取付け用部材には、730℃×30時間、3.5kg(試験用CFブロックの自重=30×30×30cm×比重0.13)のクリープ試験に相当する変形が起こっていた可能性があった。
そこで、取付け用部材のクリープ変形量を求めるため、比較例1の取付け用部材について、当該取付け用部材の両端を煉瓦で支えて橋状とし、その中央に荷重3.5kgを掛けて730℃×30時間のクリープ試験を実施したところ、取付け用部材の変形量は1.5mmであった。一方、ラボ試験における比較例1の取付け用部材の変形量は4.1mmであり、クリープ試験結果の約3倍の変形量を示している。
従って、表1及び表2の試験結果は、本願発明者らが発見したCFブロックの経時劣化メカニズムによるものであり、クリープ変形ではないことが確認された。
10:ブロック体、10a:折り目部、11:ビーム材、11a:タブ、12:鉄皮、13:CFブランケット(セラミックスファイバーブランケット)、14:スタッドボルト、15:ナット、16:ボックスレンチ、21、22、23、24:取付け用部材、25、26:金具、23a、24a、25a、26a:ボルト孔、23b、25b、26b:スリット、25c:凹部、26c:鍔、26d:保持部、27:棒状体、28、29:充填材、30、31、32:CFブロック(セラミックスファイバーブロック)

Claims (3)

  1. シート状のセラミックスファイバーブランケットを葛折り状に折り畳んでなるブロック体と、折り目部が形成されている、前記ブロック体の一方の面に装着された取付け用部材とを備え、前記取付け用部材を介して工業炉の内面に設置されるセラミックスファイバーブロックであって、
    前記取付け用部材は、平面視して矩形状の金具と、前記金具の長辺方向に延在し、前記金具の短辺方向に1列又は複数列配設された棒状体とを備え、
    前記各列の棒状体は、20mm以上の長さを有するセラミックス焼結体1本又は複数本から構成され、前記各列の棒状体の長さが前記金具の長辺長さの60%以上100%以下とされていることを特徴とするセラミックスファイバーブロック。
  2. シート状のセラミックスファイバーブランケットを葛折り状に折り畳んでなるブロック体と、折り目部が形成されている、前記ブロック体の一方の面に装着された取付け用部材とを備え、前記取付け用部材を介して工業炉の内面に設置されるセラミックスファイバーブロックであって、
    前記取付け用部材が帯板状のセラミックス焼結体であることを特徴とするセラミックスファイバーブロック。
  3. 請求項1記載のセラミックスファイバーブロックを用いた炉内ライニング構造であって、
    前記ブロック体に接触している前記取付け用部材の接触面の裏側の面と工業炉の内面に設置されたライニング材との間の空隙全部に不定形耐火物又はセラミックスファイバーが充填されていることを特徴とするセラミックスファイバーブロックを用いた炉内ライニング構造。
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