JP2015172378A - 自動変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のクラッチが径方向に重ねて配置された自動変速機において、その軸方向寸法のさらなる短縮を可能とする。【解決手段】同一軸心上で径方向に重ねて配置され、それぞれ、ピストン14、24を挟んで締結用油圧室15、25と遠心キャンセル室16、26とを有する内周側クラッチ10及び外周側クラッチ20を有する自動変速機において、前記各クラッチのキャンセル室16、26を軸方向にオーバーラップさせると共に、軸心側から内周側クラッチのキャンセル室16に径方向外方に向けて作動油を供給するキャンセル用作動油供給路94と、両クラッチのキャンセル室16、26を連通させ、内周側クラッチのキャンセル室16から外周側クラッチのキャンセル室26に作動油を供給する連通路95とを設け、かつ、内周側及び外周側クラッチの油圧室15、25にそれぞれ軸方向に向けて作動油を供給する締結用作動油供給路87a、87bを設ける。【選択図】図3

Description

本発明は、車両に搭載される自動変速機、特に軸方向寸法の短縮が可能な構造の自動変速機に関し、車両用変速機の技術分野に属する。
近年、車両の燃費性能の向上等を目的として自動変速機の多段化が進められており、それに伴って、変速機構を構成するプラネタリギヤセットの個数が増加する傾向にあるが、プラネタリギヤセットの個数が増加すると変速機全体の軸方向寸法が増大し、車載性の問題が発生する。
これに対し、例えば特許文献1に開示された自動変速機では、変速機構の動力伝達経路を切り換えるための2つの油圧式クラッチを同一軸心上で径方向の内外に重ねて配置し、これにより、これらのクラッチを軸方向に並べて配置する場合に比べて、変速機全体の軸方向寸法の短縮が図られている。
また、前記特許文献1に記載されているように、自動変速機のクラッチには、解放状態で油圧室内の作動油に作用する遠心力によって摩擦板が押圧されることによる該摩擦板の引き摺りを防止するため、ピストンを挟んだ前記油圧室と反対側にキャンセル室を設け、該キャンセル室に供給される作動油に作用する遠心力でピストンを押圧することにより、前記油圧室の作動油に作用する遠心力による押圧力をキャンセルするように構成することがあり、前記特許文献1に開示された径方向の内外に重ねて配置された2つのクラッチにも、それぞれ油圧室とキャンセル室とが設けられている。
特開2010−48318号公報
しかし、前記特許文献1に記載の自動変速機においては、2つのクラッチの摩擦板の配設部は軸方向の同一位置でオーバーラップさせて設けられているものの、外周側のクラッチの油圧室及びキャンセル室と、内周側のクラッチの油圧室及びキャンセル室の合計4つの油室が軸方向に並べて配置されており、また、これらの油室に作動油をそれぞれ供給するための4つの油路も軸方向に並べて設けられている。そのため、クラッチ全体の軸方向寸法、ひいては変速機全体の軸方向寸法が十分短縮されているとはいえず、例えば変速段のさらなる多段化のためにプラネタリギヤセットを追加する場合などに、車載性が悪化する懸念がある。
そこで、本発明は、少なくとも2つのクラッチが径方向に重ねて配置され、かつ、各クラッチに締結圧(締結用作動油)が供給される油圧室と、遠心キャンセル用の作動油が供給されるキャンセル室とがそれぞれ設けられた自動変速機において、その軸方向寸法の短縮を可能とすることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る自動変速機は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、同一軸心上で径方向に重ねて配置された内周側クラッチと外周側クラッチとを有し、これらのクラッチに、それぞれ、ピストンを挟んで締結圧が供給される油圧室と遠心キャンセル用作動油が供給されるキャンセル室とが設けられた自動変速機であって、
前記内周側クラッチのキャンセル室と外周側クラッチのキャンセル室は、軸方向にオーバーラップさせて設けられていると共に、
前記内周側クラッチのキャンセル室に径方向の内側から径方向外方に向けて作動油を供給するキャンセル用作動油供給路と、
前記内周側クラッチのキャンセル室と外周側クラッチのキャンセル室とを連通させ、内周側クラッチのキャンセル室に供給された作動油を外周側クラッチのキャンセル室に供給する連通路と、
前記内周側クラッチの油圧室及び外周側クラッチの油圧室にそれぞれ軸方向に向けて作動油を供給する内周側クラッチの締結用作動油供給路及び外周側クラッチの締結用作動油供給路とを有することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の自動変速機において、
前記内周側クラッチの内側を通って軸方向に延び、前記内周側クラッチの油圧室及びキャンセル室を形成する筒部と、該筒部から径方向外方に延び、前記内周側クラッチ及び外周側クラッチにおけるピストンの反摩擦板側に位置して両クラッチの油圧室を形成する縦壁部とを有する油室構成部材が備えられ、
該油室構成部材の筒部に、前記キャンセル用作動油供給路が形成され、
該油室構成部材の縦壁部に、前記内周側クラッチの締結用作動油供給路及び外周側クラッチの締結用作動油供給路が形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の自動変速機において、
前記内周側クラッチの締結用作動油供給路及び外周側クラッチの締結用作動油供給路は、いずれも、前記油室構成部材の縦壁部内を径方向に延びる径方向油路と、該油路から当該クラッチの油圧室に軸方向に向けて作動油を流入させる開口部とを有し、かつ、
前記両クラッチの締結用作動油供給路の径方向油路は、前記油室構成部材の縦壁部内における周方向の異なる位置で、軸方向にオーバーラップするように設けられていることを特徴とする。
そして、請求項4に記載の発明は、前記請求項2又は請求項3に記載の自動変速機において、
前記内周側クラッチ及び外周側クラッチは、変速機ケース内の軸方向の一端部に配置され、
前記油室構成部材は、縦壁部が前記変速機ケースにおける前記一端部の縦壁面に対向するように配置されていることを特徴とする。
上記の構成により、まず、本願の請求項1に記載の発明によれば、2つのクラッチを径方向に重ねて配置することにより、これらのクラッチを軸方向に並べて配置する場合に比べて変速機全体の軸方向寸法が短縮されることになるが、これに加え、両クラッチのキャンセル室を軸方向にオーバーラップさせたから、変速機全体の軸方向寸法がさらに短縮されることになる。
また、前記両クラッチのキャンセル室を軸方向にオーバーラップさせたことにより、これら両室を連通路によって連通させることが可能となり、これにより、内周側クラッチのキャンセル室に内側から径方向外方に向けて作動油を供給する単一のキャンセル用作動油供給路により、2つのキャンセル室に作動油を供給することが可能となり、これによっても、両キャンセル室にそれぞれ作動油を供給する油路を設ける場合に比べて、変速機全体の軸方向寸法が短縮されることになる。
そして、前記内周側クラッチの油圧室及び外周側クラッチの油圧室には、それぞれの締結用作動油供給路により、軸方向に向けて作動油を供給するようにしたから、これらの油路も内側から径方向外方に向けて作動油を供給するように構成した場合に比べて、軸方向に並ぶ油路の数が減り、変速機全体の軸法方向寸法のさらなる短縮が可能となる。
以上により、請求項1の発明によれば、変速機ケース内における内周側クラッチ及び外周側クラッチの占める空間の軸方向寸法が短縮され、ひいては、変速機全体の軸方向寸法が短縮されることになり、例えば変速段の多段化のためにプラネタリギヤセットを追加した場合などにおいても、良好な車載性が得られる。
また、請求項2に記載の発明によれば、前記内周側クラッチの内側を通って該クラッチの油圧室及びキャンセル室を形成する筒部と、該筒部から径方向外方に延びて内周側クラッチ及び外周側クラッチの油圧室を形成する縦壁部とを有する油室構成部材を備え、該油室構成部材の筒部に前記キャンセル用作動油供給路を形成し、該油室構成部材の縦壁部に内周側クラッチ及び外周側クラッチの締結用作動油供給路を形成したから、両クラッチにおける油圧室及びキャンセル室の合計4つの油室に作動油を供給する油路が単一の油室構成部材に集中的に設けられることになる。
これにより、例えば変速機ケース端部の縦壁部や該ケースの軸心上に設けたボス部等から前記各油室に個々に作動油を供給する油路を設ける場合に比べて油路の配設構造が簡素化されると共に、両クラッチを変速ケース端部の縦壁部から離して配置することも可能となり、クラッチの配設位置の自由度が増大する。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、前記油室構成部材の縦壁部内を径方向に延びる内周側クラッチ及び外周側クラッチの締結用作動油供給路の径方向油路を、前記縦壁部内において周方向の異なる位置で軸方向にオーバーラップするように設けたので、これらの油路が軸方向にオーバーラップしていない場合に比べて前記縦壁部の厚さを薄くでき、変速機全体の軸方向寸法の短縮が可能となる。
そして、請求項4に記載の発明によれば、前記内周側クラッチ及び外周側クラッチが変速機ケース内の軸方向の一端部に配置され、前記油室構成部材を縦壁部が変速機ケースにおける前記一端部の縦壁面に対向するように配置したので、変速機ケースの縦壁面と油室構成部材の縦壁部との間に、プラネタリギヤセット等の変速機構構成部材が存在しないことになり、ここにプラネタリギヤセット等が存在する場合に比べて変速機構の構造が簡素化され、変速機全体の大型化や軸方向寸法の増大が抑制される。
本発明の実施形態に係る自動変速機の後部の断面図である。 図1の要部拡大断面図である。 図1の他の要部拡大断面図である。 油室構成部材単体の図1A矢視図である。 本発明の他の実施形態に係る油室構成部材の単体断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、自動変速機の反駆動源側(以下、反駆動源側を後方、駆動源側を前方とする)の構成を示すもので、本体ケース1aと、その後端の開口部を閉塞するエンドカバー1bとを有する変速機ケース1内の後部には、駆動源側から延びる入力軸2上に、後方から、径方向の内側から外側に向けて順に重ねられた第1、第2、第3クラッチ10、20、30と、径方向の内側と外側に重ねられた第1、第2プラネタリギヤセット40、50と、単独の第3プラネタリギヤセット60とが配設されている。
前記第1、第2、第3プラネタリギヤセット40、50、60は、いずれも、回転要素として、サンギヤ41、51、61と、リングギヤ42、52、62と、ピニオンキャリヤ43、53、63とを有し、このうち、第1プラネタリギヤセット40のリングギヤ42と、その外周側に重ねられた第2プラネタリギヤセット50のサンギヤ51とは、単一のリング状部材の内外周面に形成されて一体化されている。
また、前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30は、それぞれ、締結時に結合されて一体回転する外側回転部材としてのドラム部材11、21、31と、内側回転部材としてのハブ部材12、22、32とを有し、最も外周側に位置する第3クラッチ30のドラム部材31は、前記第3プラネタリギヤセット60のサンギヤ61に連結され、該第3クラッチ30のハブ部材32は、前記第2プラネタリギヤセット50のリングギヤ52に連結されている。
さらに、第2クラッチ20のドラム部材21は、一体化された前記第1プラネタリギヤセット40のリングギヤ42と前記第2プラネタリギヤセット50のサンギヤ51とに連結され、第1クラッチ10のハブ部材12は、前記第1プラネタリギヤセット40のプラネタリキャリヤ43に連結されている。
そして、第1クラッチ10のドラム部材11と、その外周側に位置する第2クラッチ20のハブ部材22とは単一のリング状部材として一体化され、後述する各クラッチ共用の油室構成部材70と、前記第3クラッチ30のドラム部材31とを介して、前記第3プラネタリギヤセット60のサンギヤ61に連結されている。
次に、図2、図3により、前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30の構成を説明する。なお、図4は図1のA矢視による油室構成部材70の単体図であり、図2は図4のB−B線で切断した変速機の要部断面図、図3は図4のC−C線で切断した変速機の要部断面図である。
前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30は、いずれも、前記ドラム部材11、21、31と前記ハブ部材12、22、32とに加え、これらの間に軸方向に並べて配設され、ドラム部材11、21、31とハブ部材12、22、32とに交互にスプライン係合された各複数枚の摩擦板13、23、33と、これらの摩擦板13、23、33の並びの後方に配置されたピストン14、24、34と、該ピストン14、24、34の背部に設けられた油圧室15、25、35とを有し、これらの油圧室15、25、35のいずれかに締結圧が供給されたときに、当該クラッチのピストンが摩擦板を押圧してドラム部材とハブ部材を結合することにより、該クラッチが締結されるようになっている。
また、前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30には、ピストン14、24、34を挟んで油圧室15、25、35の反対側にキャンセル室16、26、36が設けられており、各キャンセル室16、26、36に、前記ピストン14、24、34をクラッチ解放方向に付勢するピストンリターンスプリング17、27、37がそれぞれ配設されている。
前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30の油圧室15、25、35と、キャンセル室16、26、36とは、前述の油室構成部材70を用いて形成されており、次に、これらの油室15、25、35、16、26、36の構成を説明する。
前記変速機ケース1を構成するエンドカバー1bには回転中心線に沿って前方に延びるボス部1cが設けられ、該ボス部1cの外周にスリーブ部材3が嵌合固定されており、前記油室構成部材70は、軸方向に延びる筒部71が前記スリーブ部材3の外周に回転自在に嵌合されることにより、該スリーブ部材3を介して前記エンドカバー1bのボス部1cに回転自在に支持されている。
また、この油室構成部材70は、前記筒部71の後端部から径方向外方に延び、後面が前記エンドカバー1bの前面に対向するように配置された縦壁部72を有し、該縦壁部72の外周端に設けられた前方への延設部72aが前記第3クラッチ30のドラム部材31の後端部にスプライン係合されることにより、該ドラム部材31と一体回転するようになっている。
また、この油室構成部材70は、前記縦壁部72の前面の径方向の中間部及び外周部からそれぞれ前方に延びる筒状の第1シリンダ部73及び第2シリンダ部74を備えており、前記筒部71の外周面と第1シリンダ部73の内周面との間に前記第1クラッチ10のピストン14が嵌合され、第1シリンダ部73の外周面と第2シリンダ部74の内周面との間に前記第2クラッチ20のピストン24が嵌合され、さらに、前記第2シリンダ部74の外周面と前記縦壁部72の延設部72aの内周面との間に、前記第3クラッチ30のピストン34が嵌合されている。
そして、前記筒部71の外周面と、前記縦壁部72の前面と、前記第1シリンダ部73の内周面と、前記ピストン14の背面とにより、前記第1クラッチ10の油圧室15が油密状に形成され、前記縦壁部72の前面と、前記第1シリンダ部73の外周面と、前記第2シリンダ部74の内周面と、前記ピストン24の背面とにより、前記第2クラッチ20の油圧室25が油密状に形成され、さらに、前記縦壁部72の前面と、前記延設部72aの内周面と、前記第2シリンダ部74の外周面と、前記ピストン34の背面とにより、前記第3クラッチ30の油圧室35が油密状に形成されている。
また、前記油室構成部材70の筒部71の外周面の前部にはシールプレート75が装着され、該シールプレート75の後面と、前記筒部71の外周面と、前記ピストン14の前面及び前部内周面とにより、前記第1クラッチ10のキャンセル室16が油密状に形成され、前記第1シリンダ部73の外周面と、その前端部に設けられた外方へ延びる縦壁部73aの後面と、前記ピストン24の前面及び前部内周面とにより、前記第2クラッチ20のキャンセル室26が油密状に形成され、さらに、前記第2シリンダ部74の外周面と、その前端部に設けられた外方へ延びる縦壁部74aの後面と、前記ピストン34の前面及び前部内周面とにより、前記第3クラッチ30のキャンセル室36が油密状に形成されている。
そして、各キャンセル室16、26、36内において、シールプレート75及び第1、第2シリンダ部73、74のフランジ部73a、74aと、ピストン14、24、34との間に前記ピストンリターンスプリング17、27、37がそれぞれ配設され、各ピストン14、24、34がそれぞれクラッチ解放方向に付勢されている。
ここで、前記縦壁部72は軸心に直交するように設けられており、この縦壁部72の内周部、中間部、外周部によって各クラッチの油圧室15、25、35の後面が形成されているから、各油圧室15、25、35は軸方向にオーバーラップし、第1クラッチ10の油圧室15の外周側に第2クラッチ20の油圧室25が重なり、該油圧室25の外周側に第3クラッチ30の油圧室35が重なっている。
また、ピストン14、24、34を挟んで各油圧室15、25、35の前方にそれぞれ設けられている各クラッチ10、20、30のキャンセル室16、26、36も軸方向にオーバーラップし、第1クラッチ10のキャンセル室16の外周側に第2クラッチ20のキャンセル室26が重なり、該キャンセル室26の外周側に第3クラッチ30のキャンセル室36が重なっている。
そして、前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30の油圧室15、25、35にそれぞれ締結用作動油を供給する締結用作動油供給路80a、80b、80c、及び、キャンセル室16、26、36に遠心キャンセル用作動油を供給するキャンセル用作動油供給路90が前記油室構成部材70を用いて設けられており、次に、図2〜図4を用いて、これらの油路80a、80b、80c、90について説明する。
まず、第1、第2、第3クラッチ10、20、30の締結用作動油供給路80a、80b、80cについて説明すると、図2に示すように、前記エンドカバー1bのボス部1c内に、図示しないコントロールバルブユニットから導かれて軸方向に延びる第1、第2、第3クラッチ用の第1軸方向油路81a、81b、81c(第1クラッチ用の油路81aのみ図示)が周方向の位置を異ならせて設けられている。
また、前記ボス部1cに嵌合固定されたスリーブ部材3の外周面には4つの周溝が設けられ、このうち、後方から3つの周溝が第1、第2、第3クラッチ用の周溝82a、82b、82cとされ、前記ボス部1c及びスリーブ部材3に形成された径方向の連通路83a、83b、83c(第1クラッチ用の連通路83aのみ図示)により、前記各クラッチ用の第1軸方向油路81a、81b、81cと周溝82a、82b、82cとがそれぞれ連通されている。
一方、前記油室構成部材70の筒部71には、図2、図4に示すように、軸方向に延びる第1、第2、第3クラッチ用の第2軸方向油路84a、84b、84cが周方向の位置を異ならせて設けられていると共に、該筒部71の内周部に、各クラッチ用の周溝82a、82b、82cと第2軸方向油路84a、84b、84cとをそれぞれ連通させる第1、第2、第3クラッチ用の連通孔85a、85b、85cが設けられている。
また、前記油室構成部材70の縦壁部72には、該縦壁部72内を径方向の外方に延びる各クラッチ用の径方向油路86a、86b、86cが設けられ、内端部が前記筒部71に設けられた各クラッチ用の第2軸方向油路84a、84b、84cにそれぞれ連通されている。
そして、第1、第2、第3クラッチ用の径方向油路86a、86b、86cには、これらの油路の径方向内周側の所定位置、中間部の所定位置及び外周側の所定位置にそれぞれ軸方向に開設されて、これらの径方向油路86a、86b、86cを第1、第2、第3クラッチ10、20、30の油圧室15、25,35にそれぞれ連通させる開口部87a、87b、87cが設けられている。
これにより、エンドカバー1bのボス部1cにおける第1軸方向油路81aから、連通路83a、周溝82a、油室構成部材70における連通孔85a、第2軸方向油路84a、径方向油路86a、及び、開口部87aを介して第1クラッチ10の油圧室15に通じる締結用作動油供給路80aが形成されている。
同様に、エンドカバー1bのボス部1cにおける第1軸方向油路81bから、連通路83b、周溝82b、連通孔85b、第2軸方向油路84b、径方向油路86b、及び、開口部87bを介して第2クラッチ20の油圧室25に通じる締結用作動油供給路80bが形成され、また、エンドカバー1bのボス部1cにおける第1軸方向油路81cから、連通路83c、周溝82c、連通孔85c、第2軸方向油路84c、径方向油路86c、及び、開口部87cを介して第3クラッチ30の油圧室35に通じる締結用作動油供給路80cが形成されている。
その場合に、これらの作動油供給路80a、80b、80cは、前記開口部87a、87b、87cが軸方向に開口することにより、油圧室15、25、35に対して締結用作動油を軸方向に供給するようになっている。
次に、第1、第2、第3クラッチ10、20、30のキャンセル室16、26、36に作動油を供給するキャンセル用作動油供給路90について説明すると、図3に示すように、前記エンドカバー1bのボス部1c内に、図示しない作動油の冷却用油路から導かれて軸方向に延びる軸方向油路91が設けられている。
そして、前記ボス部1cに嵌合固定されたスリーブ部材3の外周面に設けられた4つの周溝のうち、最も前方に位置する周溝92と前記軸方向油路91とが、前記ボス部1c及びスリーブ部材3に形成された径方向の第1連通路93を介して連通されている。
さらに、前記油室構成部材70の筒部71には、図3、図4に示すように、前記周溝92と軸方向の同じ位置で径方向に延び、該筒部71の内周面と外周面とを連通させる第2連通路94が設けられており、この第2連通路94の筒部外周面側の開口部が第1クラッチ10のキャンセル室16内を内周側から径方向の外方に向かって臨んでいる。
これにより、エンドカバー1bのボス部1cにおける軸方向油路91から、第1連通路93、周溝92、及び、油室構成部材70における第2連通路94を介して第1クラッチ10のキャンセル室16に通じるキャンセル用作動油供給路90が構成されている。
また、図3に示すように、第1、第2クラッチ10、20のキャンセル室16、26が軸方向にオーバーラップする部位において、第1クラッチ10のピストン14の外周部と第1シリンダ部73との嵌合部に、ピストン側連通孔95aと第1シリンダ部側連通孔95bとでなる第1キャンセル室間連通路95が設けられ、この連通路95を介して、第1クラッチ10のキャンセル室16と第2クラッチ20のキャンセル室26とが連通されている。
同様に、第2、第3クラッチ20、30のキャンセル室26、36が軸方向にオーバーラップする部位において、第2クラッチ20のピストン24の外周部と第2シリンダ部74との嵌合部に、ピストン側連通孔96aと第2シリンダ部側連通孔96bとでなる第2キャンセル室間連通路96が設けられ、この連通路96を介して、第2クラッチ20のキャンセル室26と第3クラッチ30のキャンセル室36とが連通されている。
これにより、前記エンドカバー1bのボス部1cにおける軸方向油路91から油室構成部材70における第2連通路94に至るキャンセル用作動油供給路90により、第1クラッチ10のキャンセル室16に遠心キャンセル用作動油が供給されると共に、この作動油が、第1、第2キャンセル室間連通路95、96を介して、第2、第3クラッチ20、30のキャンセル室26、36に順次供給されるようになっている。
その場合に、前記作動油供給路90及び第1、第2キャンセル室間連通路95、96は、いずれも径方向に延び、各クラッチ10、20、30のキャンセル室16、26、36に、径方向の内側ら径方向外方に向けて作動油が供給されることになる。
次に、この実施形態に係る自動変速機の作用を説明すると、まず、第1クラッチ10の油圧室15に締結用作動油供給路80aを介して締結圧(締結用作動油)が供給されることにより該第1クラッチ10が締結され、第1プラネタリギヤセット40のキャリヤ43と、第3プラネタリギヤセット60のサンギヤ61とが結合される。
また、第2クラッチ20の油圧室25に締結用作動油供給路80bを介して締結圧が供給されることにより該第2クラッチ20が締結され、第1プラネタリギヤセット40のリングギヤ42及び第2プラネタリギヤセット50のサンギヤ51と、前記第3プラネタリギヤセット60のサンギヤ61とが結合され、さらに、第3クラッチ30の油圧室35に締結用作動油供給路80cを介して締結圧が供給されることにより該第3クラッチ30が締結され、第2プラネタリギヤセット50のリングギヤ52と、前記第3プラネタリギヤセット60のサンギヤ61とが結合される。
一方、各クラッチ10、20、30のキャンセル室16、26、36には、キャンセル用作動油供給路90及び第1、第2キャンセル間連通路95、96により、常時遠心キャンセル用作動油が供給されており、この作動油に作用する遠心力によってピストン14、24、34を押圧する押圧力により、解放状態のクラッチ10、20、30の油圧室15、25、35内の作動油によるピストン14、24、34を締結方向に押圧する押圧力がキャンセルされる。これにより、解放状態にあるクラッチ10、20、30の摩擦板13、23、33の引き摺りが防止され、この引き摺りによる回転抵抗の増大や摩擦板13、23、33の摩耗等が抑制される。
そして、特にこの自動変速機においては、前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30を軸方向のほぼ同一位置で径方向に重ねて配置することにより、変速機全体の軸方向寸法の短縮が図られているが、その場合に、クラッチ10、20、30の摩擦板13、23、33の配設位置を軸方向のほぼ同一位置に配置するだけでなく、油圧室15、25、35及びキャンセル室16、26、36についても軸方向にオーバーラップさせて配置されており、これにより、これらのクラッチ10、20、30が変速機ケース1内で占める空間の軸方向寸法ないし変速機全体の軸方向寸法が一層効果的に短縮されている。
また、この自動変速機においては、エンドカバー1bのボス部1cに設けられた軸方向油路91から油室構成部材70における第2連通路94に至るキャンセル用作動油供給路90により、第1クラッチ10のキャンセル室16に遠心キャンセル用作動油が供給されると共に、この作動油が、第1、第2キャンセル室間連通路95、96を介して第2、第3クラッチ20、30のキャンセル室26、36に順次供給されるので、キャンセル用作動油供給路としては単一の油路を設けるだけで足り、したがって、各キャンセル室16、26、36にそれぞれキャンセル用作動油供給路を設ける場合に比べて油路の構成が簡素化され、特にスリーブ部材3に形成する周溝が1つで足りるなどにより、変速機全体の軸方向寸法の増大が抑制される。
また、前記第1、第2、第3クラッチ10、20、30の締結用作動油供給路80a、80b、80cの終端の開口部87a、87b、87cが軸方向を向き、作動油を油圧室15、25、35に軸方向に供給するように構成されているので、各クラッチ10、20、30において、油圧室15、25、35とキャンセル室16、26、36への作動油の入口がいずれも径方向を向く場合に比べて変速機全体の軸方向寸法の増大が抑制されることになる。
さらに、締結用作動油供給路80a、80b、80cの径方向油路80a、80b、80cが油室構成部材70の縦壁部72に軸方向にオーバーラップさせて設けられているので、これらの径方向油路80a、80b、80cが軸方向にオーバーラップしていない場合に比べて前記縦壁部72の厚さを薄くでき、これによっても変速機全体の軸方向寸法の短縮が図られる。
そして、この自動変速機においては、第1、第2、第3クラッチ10、20、30の油圧室15、25、35及びキャンセル室16、26、36を構成するための共通の油室構成部材70を備え、この油室構成部材70に3つのクラッチ10、20、30の油圧室15、25、35及びキャンセル室16、26、36に作動油を供給する油路80a、80b、80c、90を集中的に設けたので、例えば変速機ケース端部のエンドカバーや変速機ケースの軸心上に設けたボス部等から各油室に個々に作動油を供給する油路を設ける場合に比べて油路の配設構造が簡素化される。また、各クラッチ10、20、30をエンドカバー1bから離して配置することも可能となり、クラッチの配設位置の自由度が増大する。
さらに、各クラッチ10、20、30を変速機ケース1内の軸方向の反駆動源側の端部に配置し、前記油室構成部材70の縦壁部72の後面とエンドカバー1bの前面とを直接対向させるようにしたので、これらの間にプラネタリギヤセットや、その回転要素を他の回転部材に連結する動力伝達部材等が存在せず、存在する場合に比べて変速機構の構造が簡素化され、変速機全体の大型化や軸方向寸法の増大が抑制される。
以上により、この自動変速機によれば、変速機全体の軸方向寸法が効果的に短縮されることになり、例えば変速段の多段化のためにプラネタリギヤセットを追加した場合などにおいても良好な車載性が得られ、特に、エンジンルーム内に軸方向を車幅方向に向けて配置され、軸方向寸法に対する制約が厳しい横置き式自動変速機の場合に、所要の車載性が得られる。
なお、以上の実施形態では、第1、第2、第3クラッチ10、20、30の3つのクラッチが径方向に重ねて配置されているが、2つのクラッチが径方向の内外に重ねて配置されている場合にも、同様に構成することができ、同様の効果が得られる。
また、油室構成部材70の縦壁部72に、径方向油路86a、86b、86cが軸方向に完全にオーバーラップさせて設けられているが、軸方向に一部がオーバーラップするように設けてもよく、この場合も、径方向油路が軸方向に全くオーバーラップしない場合に比べて、縦壁部72の厚さないし変速機全体の軸方向寸法の増大が抑制される。
さらに、図5に示す油室構成部材70’のように、縦壁部72’を外周部が内周部に比べて前方に位置するように軸心に対して傾斜させてもよく、これに対応させてエンドカバー1b’も傾斜させれば、例えば、エンジンルーム内に配設される部材Xとの干渉が抑制されるなどの効果が得られる。なお、この場合も、キャンセル室を軸方向にオーバーラップさせ、単一のキャンセル用作動油供給路とキャンセル室間連通路とで、複数のクラッチのキャンセル室に作動油を供給するように構成することができる。
以上のように、本発明によれば、軸方向寸法の効果的な短縮が可能な自動変速機が実現されるので、この種の自動変速機又はこれが搭載される車両の製造産業分野において、好適に利用される可能性がある。
10、20 内周側クラッチ、外周側クラッチ(第1、第2クラッチ)
13、23 摩擦板
14、24 ピストン
15、25 油圧室
16、26 キャンセル室
70 油室構成部材
71 筒部
72 縦壁部
90 キャンセル用作動油供給路
95 連通路(第1キャンセル室間連通路)
80a、80b 締結用作動油供給路
86a、86b 径方向油路
87a、87b 開口部

Claims (4)

  1. 同一軸心上で径方向に重ねて配置された内周側クラッチと外周側クラッチとを有し、これらのクラッチに、それぞれ、ピストンを挟んで締結圧が供給される油圧室と遠心キャンセル用作動油が供給されるキャンセル室とが設けられた自動変速機であって、
    前記内周側クラッチのキャンセル室と外周側クラッチのキャンセル室は、軸方向にオーバーラップさせて設けられていると共に、
    前記内周側クラッチのキャンセル室に径方向の内側から径方向外方に向けて作動油を供給するキャンセル用作動油供給路と、
    前記内周側クラッチのキャンセル室と外周側クラッチのキャンセル室とを連通させ、内周側クラッチのキャンセル室に供給された作動油を外周側クラッチのキャンセル室に供給する連通路と、
    前記内周側クラッチの油圧室及び外周側クラッチの油圧室にそれぞれ軸方向に向けて作動油を供給する内周側クラッチの締結用作動油供給路及び外周側クラッチの締結用作動油供給路とを有することを特徴とする自動変速機。
  2. 前記内周側クラッチの内側を通って軸方向に延び、前記内周側クラッチの油圧室及びキャンセル室を形成する筒部と、該筒部から径方向外方に延び、前記内周側クラッチ及び外周側クラッチにおけるピストンの反摩擦板側に位置して両クラッチの油圧室を形成する縦壁部とを有する油室構成部材が備えられ、
    該油室構成部材の筒部に、前記キャンセル用作動油供給路が形成され、
    該油室構成部材の縦壁部に、前記内周側クラッチの締結用作動油供給路及び外周側クラッチの締結用作動油供給路が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の自動変速機。
  3. 前記内周側クラッチの締結用作動油供給路及び外周側クラッチの締結用作動油供給路は、いずれも、前記油室構成部材の縦壁部内を径方向に延びる径方向油路と、該油路から当該クラッチの油圧室に軸方向に向けて作動油を流入させる開口部とを有し、かつ、
    前記両クラッチの締結用作動油供給路の径方向油路は、前記油室構成部材の縦壁部内における周方向の異なる位置で、軸方向にオーバーラップするように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の自動変速機。
  4. 前記内周側クラッチ及び外周側クラッチは、変速機ケース内の軸方向の一端部に配置され、
    前記油室構成部材は、縦壁部が前記変速機ケースにおける前記一端部の縦壁面に対向するように配置されていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の自動変速機。
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