JP2015163954A - ベルト搬送装置、画像形成装置及び画像形成システム - Google Patents

ベルト搬送装置、画像形成装置及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】検出されたベルトの表面速度と、検出された駆動ローラの回転速度を用いてベルト表面速度をフィードバック制御するベルト搬送装置において、検出されたベルトの表面速度を使用しないか若しくは使用できない場合においても、ベルトの表面速度制御の精度の低下を抑制する。
【解決手段】ベルト搬送装置において、ベルト表面速度と駆動ローラの回転速度を用いてベルト表面速度をフィードバック制御(ベルトスケールFB制御)したときのベルトの表面速度と駆動ローラの回転速度との比率aを速度偏差率演算部21で演算してメモリ22に保存しておく。ベルト表面速度制御において、所定の条件に応じて、ベルトスケールFB制御と、ベルト表面速度を使用しないで保存した比率aと、駆動ローラの回転速度を用いた代替制御を切替える。
【選択図】図6A

Description

本発明は、ベルト搬送装置及び画像形成装置及び画像形成システムに関し、より詳しくは、中間転写ベルト(以下、単にベルトという)を駆動させる中間転写駆動モータ(以下、単にモータという)の駆動制御において、ベルトの表面速度を検出するセンサ(リニアスケールセンサ)と、中間転写駆動ローラ(以下、単に駆動ローラという)の速度を検出するセンサ(エンコーダ)を使用して、ベルト表面速度を制御するベルト搬送装置、画像形成装置及び画像形成システムに関する。
ベルトの表面速度を検出するセンサ(リニアスケールセンサ)と、駆動ローラの回転速度を検出するセンサ(エンコーダ)を使用して、ベルト表面速度を制御する画像形成装置において、感光ドラムからベルト上に一次転写されたトナー像を記録紙へ転写する際に、二次転写ローラとベルトとを圧接させて二次転写ローラとベルトとに記録紙を挟持することにより、ベルト上のトナー像を記録紙に転写するものが知られている。
画像形成装置が、フルカラーの画像形成装置である場合は、ベルト上に複数の色(主に4色で、ブラック、シアン、マゼンタ、イエロー)のトナー像が各色に対応した感光ドラムから順次重ねられるため、ベルトの表面速度を一定に維持(制御)することが、色ずれやバンディング(ベタ画像での副走査方向の周期的な濃度・色味変動)などの画質低下を防ぐ上で重要である。
しかし、ベルトの表面速度を検出するセンサ(リニアスケールセンサ)は、画像を重ね合わせる部分のベルト表面速度を測定することが色ずれ低減に望ましいため、リニアスケールセンサを一次転写部に設置すると、センサの構造によってはセンサのベルト表面速度検出部にトナーが堆積してしまい、ベルト表面速度を検出できなくなるおそれがある。
これに対し、特許文献1(特開2004−220006公報)には、ベルトスケールが汚れ等で正常な出力を得られなくなった場合にエンコーダによる制御に切替える、いわゆる代替制御を行うことが記載されている。
また、特許文献2(特開2005−92763号公報)には、ベルト表面速度検出結果及び駆動ローラ回転速度検出結果を制御信号として選択的に用い、ベルト表面速度検出結果が異常となる場合だけではなく、駆動ローラが停止している状態から定常駆動に至るまでは駆動ローラ回転速度検出結果に基づいた制御を行うことが記載されている。
さらに、特許文献3(特開2009−222112号公報)にも、ベルト表面速度をベルトスケールにて計測し、駆動軸エンコーダとの二重ループでベルト表面速度を制御する方法において、モードによってはベルトスケールセンサを用いずに駆動軸エンコーダだけでベルトの表面速度を制御することが示されている。
さらに、例えば感光ドラムを5つ搭載し、かつ一番上流(ベルト搬送方向の上流)の感光ドラムのみベルトと当接するモードがある場合等において、そのモードによっては、機内のレイアウトの都合上ベルトの表面速度を検出するセンサが使用できない場合があり、その場合にも、エンコーダだけでベルトの表面速度の制御が行われる。
つまり、ベルトスケールセンサの正常な出力を得られなくなり、或いは上述のようなその他の理由により、エンコーダのみによるベルト表面速度制御に切替えるいわゆる代替制御を行うことが従来から知られている。
しかし、従来のようにエンコーダのみによりベルト表面速度の速度制御を行うと、例えば、雰囲気温度の上昇により中間転写ベルト駆動ローラが膨張した場合等においては、ベルト表面速度が温度で変動してしまうため、エンコーダのみによるベルトの表面速度の制御精度が低下するという問題がある。
本発明は、前記従来の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ベルトの表面速度を検出する第1検出部と、駆動ローラの回転速度を検出する第2検出部を用いてベルト表面速度を制御するベルト搬送装置において、第1検出部を使用しないか若しくは使用できない場合においても、ベルトの表面速度制御の精度の低下を抑制することである。
本発明は、ベルトを駆動する駆動ローラと、前記ベルトの表面速度を検出する第1検出部と、前記駆動ローラの回転速度を検出する第2検出部と、前記ベルトの目標速度と前記第1検出部で検出したベルトの表面速度との第1偏差を算出する第1算出部と、前記第1算出部で算出された偏差に基づき速度補正値を算出する位置コントローラと、前記第1検出部で検出したベルトの表面速度と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との比率を算出する速度偏差率演算部と、前記比率を記憶する記憶部と、所定の条件に応じて、前記ベルトの目標速度及び前記位置コントローラで算出した速度補正値の加算値と、前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との第2偏差を算出するか、又は前記ベルトの目標速度を前記記憶部に記憶した比率で補正した値と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との第3偏差を算出する第2算出部と、前記第2又は第3偏差のいずれかに基づいて前記駆動ローラの回転速度を制御する制御部と、を有することを特徴とするベルト搬送装置である。
本発明によれば、ベルトの表面速度を検出する第1検出部と、駆動ローラの回転速度を検出する第2検出部を用いて、ベルト表面速度を制御するベルト搬送装置において、第1検出部を使用しないか若しくは使用できない場合においても、ベルトの表面速度制御の精度の低下を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るベルト搬送装置を搭載する装置の一例である画像形成装置を示す正面図である。 画像形成装置の中間転写部付近の要部拡大図である。 図1の画像形成装置に搭載するベルト搬送装置のベルト駆動制御部とメイン制御部を概略的に示すブロック図である。 本発明の前提技術となる制御コントローラ及びその周辺の構成を示すブロック図である。 ベルト表面速度検出をしなかった場合、つまりエンコーダ制御のみの場合の影響について例示した図である。 メジャーループとマイナーループの両方を使うベルトスケールFB(フィードバック)制御モードを示す図である。 駆動軸エンコーダのみを使用する制御(マイナーループのみを使用する制御)モードを示す図である。 本発明の実施形態に係る駆動ローラ回転速度とベルト表面速度の比率aの算出と保存処理の手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態に係るベルト搬送装置における、起動時のモード選択処理手順を示すフロー図である。
本発明は、ベルトの表面速度を検出するセンサ(第1検出部)と駆動ローラの回転速度を検出するセンサ(第2検出部)の2つを使用してベルト表面速度を高精度に制御し、或いは動作モードにより駆動ローラの回転速度を検出するセンサのみを使用してベルト表面速度を制御するように切替えを行うベルト駆動装置であって、以下の特徴を有する。
即ち、ベルトの表面速度を検出する第1検出部と駆動ローラの回転速度を検出する第2検出部の2つが使用可能な状態において、第1検出部の検出結果と第2検出部の検出結果の比率を求めて保存しておき(両者の単位を揃えた上で比率を求める)、第2検出部のみを用いる制御(代替制御、つまり、マイナーループ制御)を行う場合は、目標速度に対して保存しておいた「第1検出部の検出結果と第2検出部の検出結果の比率」を用いて補正することにより、代替制御に切替わる際に発生する可能性があるベルト表面速度の偏差を最小限に抑えることができる。
図1は、本発明の実施形態に係るベルト搬送装置を搭載する装置の一例である画像形成装置を示す正面図である。
画像形成装置は、図示のように、給紙部1、中間転写部2、感光体ユニット3、現像ユニット4、スキャナ部5、画像書き込みユニット6、定着部7、2次転写ローラ9、対向ローラ10、搬送部11、ベルト(中間転写ベルト)12を備えている。
スキャナ部5は、光源で原稿を照射しながら走査し、原稿からの反射光を、例えば3ラインCCD(Charge Coupled Device)センサにより画像データを読み取る。読み取った画像データは、従来と同様に、図示しない画像処理ユニットで、スキャナγ補正、色変換、画像分離、階調補正処理等の画像処理を行った後、画像書き込みユニット6へ送られる。
画像書き込みユニット6は、画像データに応じてLD(レーザーダイオード)の駆動信号を変調する。感光体ユニット3は、一様に帯電された回転する感光体ドラムに前記LDからのレーザービームにより潜像を書き込む。感光体ドラム上に書き込まれた潜像は、現像ユニット4によりトナーが付着されて顕像化される。感光体ドラム上に形成されたトナー像は、中間転写部2のベルト12の表面に転写される。ベルト12上にはフルカラーコピーの場合、4色のトナーが順次重ねられる。
フルカラー、つまりブラック(Bk)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色のコピーの場合には、Bk、C、M、Yの4色のトナー画像の作像、転写工程が終了した時点で、ベルト12の駆動とタイミングを合わせて、給紙部1より転写紙が給紙される。この転写紙に対し、紙転写部の2次転写ローラ9と対向ローラ10との間でベルト12から4色トナー画像が同時に2次転写される。トナー画像が転写された転写紙は搬送部11を経て定着部7に送られ、定着ローラと加圧ローラによって熱定着され排紙される。
なお、図1は4色のトナーを搭載した画像形成装置を示すが、さらに付加価値の高い画像を出力する場合には、クリアトナーなどを追加してトナー像に光沢を出す。この場合には、中間転写ベルトの搬送方向の一番上流にクリアトナーでの作像用の感光ドラムが追加され、感光ドラムが5つ搭載される。
図2は、画像形成装置の中間転写部付近の要部拡大図である。
ベルト12は、中間転写モータ(モータ)14によって駆動される。モータ14と中間転写ベルト駆動ローラ(駆動ローラ)16aの間には、ギヤによる減速機構が設けられており、モータ軸速度をギヤ比の分だけ減速した速度で駆動ローラ16aに伝達される。
ベルト12は、中間転写ベルト駆動ローラ軸(以下、単に駆動ローラ軸という)15aに設けられたエンコーダ15やベルトスケール検出センサ(以下、単にベルトスケールセンサという)13の検出値に基づき、ベルト表面が目標の速度でかつ一定の速度になるように速度制御される。なお、図中16bは従動ローラ、16cはテンションローラである。
図3は、図1の画像形成装置に搭載するベルト搬送装置のベルト駆動制御部17とメイン制御部23を概略的に示すブロック図である。
ベルト駆動制御部17は、モータ14を駆動するドライバ18、メモリ(記憶部又は中間転写スケールFB(フィードバック)メモリともいう)22及びCPU(Central Processing Unit)19を有する。CPU19は、制御コントローラ20及び速度偏差率演算部21を備え、ベルト駆動制御部17を構成する各部を制御する。メモリ22は、速度偏差率演算部21が算出する速度偏差率などの後述する制御値を記憶する。
メイン制御部23からのスタート信号、回転方向指示信号、線速(ベルト表面速度)指示信号などがベルト駆動制御部17のCPU19に送られると、ベルト駆動制御部17はドライバ18によってモータ14を駆動する。
制御コントローラ20は、駆動ローラ軸15aのエンコーダ15及びベルトスケールセンサ13の速度信号を基に、モータ14の速度を演算し、演算結果に応じた出力をドライバ18に送出する。即ち、制御コントローラ20は、フィードバック制御によってベルト表面速度が目標の速度でかつ一定になるように制御する。
なお、24は温度検出手段の一例であるサーミスタであり、ベルト周辺もしくはベルト駆動ローラ周辺の温度を計測する。
次に、本発明の実施形態に係るベルト搬送装置におけるベルト表面速度制御を行う構成等について説明するが、それに先立ち、まずその前提技術となるベルト表面速度制御を行うための制御コントローラ20及びその周辺の構成について説明する。
図4は、本発明の前提技術となる制御コントローラ20及びその周辺の構成を示すブロック図である。
制御コントローラ20は、処理の流れに沿って、第1算出部201、積分器1/S202、位置コントローラ203、メジャーループ出力を0側に切替える切替部204、第2算出部205、速度コントローラ206、及びPWM(Pulse Width Modulation)変換部207を備える。
ここで、メジャーループは、ベルトスケールセンサ13の検出結果をフィードバックするループであり、マイナーループは、エンコーダ15の検出結果をフィードバックするループである。
第1算出部201は、メイン制御部23またはCPU19からのベルト12の表面の目標速度(第1目標速度)とベルトの表面速度を検出するセンサの一例であるベルトスケールセンサ13の検出結果(ベルトスケール速度)から、目標速度に対する速度偏差(第1偏差)を算出し、算出した速度偏差を積分器1/S202に出力する。積分器1/S202は、第1算出部201の算出結果を積分して位置偏差を算出(変換)する。次に、積分器1/S202で算出された位置偏差を位置コントローラ203に入力する。
位置コントローラ203の出力(速度補正値)は、メジャーループ出力(信号)の切替部204を介して、第2算出部205に送られる。
第2算出部205は、位置コントローラ203の出力(速度補正値;データA)と、第1目標速度を加算する。ここで加算した値が駆動ローラ16aの目標速度(第2目標速度)となる。次に、この目標速度とエンコーダ15の検出結果(エンコーダが検出した駆動ローラ軸15aの回転速度を駆動ローラ16aの表面速度に換算した速度)から求められる速度偏差(第2偏差=駆動ローラ16aの目標速度(第1目標速度+速度補正値))−エンコーダ検出速度)を速度コントローラ206に入力する。
速度コントローラ206は、第2算出部205から受入れた第2偏差に応じて、駆動ローラ16aの表面速度(したがってそのベルト12の表面速度)を目標速度に近づけるように、モータ14に対する制御出力電圧を変更する制御を行う。つまり、速度コントローラ206で得られた出力がモータ14への制御出力電圧指示値となる。次に、得られた電圧指示値をPWM変換部207でPWM出力(パルス)に変換してドライバ18に出力しモータ14を駆動する。
ここで、速度コントローラ206及びPWM変換部207を含む制御コントローラ20は、本発明の制御部に対応する。
なお、切替部204は、メイン制御部23又はCPU19からの入力信号により接点XとYを切替え、ベルトスケール速度とエンコーダ速度の両方を用いたベルトスケールFB(フィードバック)制御(メジャーループ制御ともいう)とエンコーダ速度のみを用いた代替速度制御(マイナーループ制御という)の切替を行う。切替部204を接点Yに切替えるのは、既に述べたように、例えば、感光ドラムを5つ搭載し、かつ一番上流(ベルト搬送方向の上流)の感光ドラムのみベルト12と当接するモードがある装置(機械)において、機内のレイアウトの都合上、このモードにおいてはベルトの表面速度を検出するセンサ(ベルトスケールセンサ)が使用できない、或いは使用しないとの理由(ここでは、これらを総称して所定の条件という)で、ベルトスケールセンサ、エンコーダ15の検出速度にのみに基づきモータ14(したがってベルト12)の速度制御を行う場合である。
また、位置コントローラ203及び速度コントローラ206は、モータ14の入力電圧を入力とし、エンコーダ信号、ベルトスケール信号を出力とした周波数応答結果を基に設計される一般的な制御コントローラである。また、エンコーダ検出速度のみによる制御(代替制御)でもベルト表面速度の精度がある程度保たれるのであれば、ベルトスケールセンサ13に異常が発生した時、或いはベルトスケールセンサ13を使用しない制御を行うために、メジャーループ出力の切替部204を接点Y側に切替え、位置コントローラ202からの出力(速度補正値)を使用せずに駆動ローラ16aの表面速度の速度制御、したがってベルト表面速度の制御を行うことでもよい。
ところで、既に述べたとおり、ベルト表面速度の検出結果を使用しない場合、つまり駆動軸エンコーダのみでベルト表面速度の制御を行うと、一般的にはその影響が出る。
ベルト表面速度検出を実施しなかった場合の影響として、例えば、温度変化による駆動ローラ16aの膨張の影響等で、駆動ローラ16aの表面速度が通常(本来制御したい速度)より速くなってしまうことが考えられる。即ち、駆動ローラ16aの回転速度は、V=rω(但し、V:表面速度、r:駆動ローラ16aの半径、ω:角速度)で表されるが、例えばrが温度変化すると、角速度ωが一定であってもその回転速度Vが変化する。つまり、エンコーダ15で角速度を検出してその値を一定に保つ制御を行っても、駆動ローラ16aの表面速度は一定に維持できない。
図5は、ベルト表面速度検出をしなかった場合、つまりエンコーダ制御のみの場合の影響について例示した図である。
図5A(1)は、通常温度(例えば所定の室温)の場合の画像形成装置の中間転写部付近について図1から抜き出した図、図5A(2)は、通常温度よりも高温の場合の同様の図であり、図5Bは、その場合における温度差を、縦軸にベルト表面速度、横軸に時間をとって示した図である。
図5Bに示すように、駆動ローラ16aの膨張時には、ベルト表面速度は通常におけるよりも高くなる。
なお、駆動ローラ径の公差によるばらつきによっても、温度変化とは無関係に同様の現象が発生する。
次に、以上の問題を解決すべくなされた本発明の実施形態について説明する。
図6A、6Bは、本発明の実施形態に係る制御コントローラ20とその周辺部を表したブロック図であり、図6Aは、メジャーループとマイナーループの両方を使うベルトスケールFB(フィードバック)制御モードを示す。図6Bは、エンコーダ15のみを使用する代替制御(ここでは、マイナーループのみを使用する制御)モードを示す。
ここで、図6A、6Bと図4のブロック図を対比すると、図6A、6Bのブロック図には、図4のブロック図に対して、速度偏差率演算部21とメモリ22及び目標速度をK(K=1又はK=a)倍する目標速度補正部28が付加されており、その他は同じである。したがって、図6A、6Bと図4の各ブロック図で共通の部分には同じ番号を付して、図4の説明を援用しここでは説明を省略する。
なお、速度偏差率演算部21での演算は、次の通りである。
a=駆動ローラ回転速度(ここでは表面速度をいう、同じ)(v_enc)の平均値/ベルト表面速度(v_belt)の平均値
即ち、aはベルト表面速度の平均値と駆動ローラ回転速度平均値の比率である。
次に、図6Aに示すベルトスケールFD制御モードにおける制御コントローラ20の動作について説明する。
目標速度補正部28は、目標速度(第1目標速度)をK倍して切替部204に入力する。ここで、ベルトスケールFB制御モードにおいてはK=1であるので、目標速度はそのまま第2算出部205に入力される。
即ち、図4について説明したと同様に、第1算出部201は、メイン制御部23またはCPU19からのベルト12の表面の目標速度とベルトスケールセンサ13の検出結果(ベルト表面速度)から、目標速度に対する速度偏差(第1偏差)を算出し、算出した速度偏差を積分器1/S202に出力する。積分器1/S202は、第1算出部201の算出結果を積分して位置偏差を算出(変換)する。次に、積分器1/S202で算出された位置偏差を位置コントローラ203に入力する。
位置コントローラ203の出力(速度補正値)は、メジャーループ出力(信号)の切替部204を介して、第2算出部205に送られる。
他方、目標速度補正部208は、目標速度を補正率Kで補正し(但し、この場合、K=1であるので、目標速度は変わらない)、切替部204を介して第2算出部205に送る。第2算出部205は、位置コントローラ203の出力(速度補正値)と目標速度を加算する。ここで加算した値が駆動ローラ16aの目標速度(第2目標速度)となる。次に、この第2目標速度とエンコーダ15の検出結果(エンコーダ15が検出した駆動ローラ軸15aの回転速度を駆動ローラ16aの回転速度(表面速度)に換算した速度)から求められる速度偏差(第2偏差=(目標速度+速度補正値)−エンコーダ検出速度)を速度コントローラ206に入力する。
速度コントローラ206は、第2算出部205から受入れた第2偏差に応じて、駆動ローラ16aの表面速度(したがってベルト12の表面速度)を目標速度(第1目標速度)に近づけるように、モータ14に対する制御出力電圧を変更する制御を行う。次に、得られた電圧指示値をPWM変換部207でPWM出力(パルス)に変換してドライバ18に出力しモータ14を駆動する。
次に、図6Bに示す代替制御モードにおける制御コントローラ20の動作について説明する。
この代替モードにおいては、切替部204は接点Y側に設定(切替)されている。したがって、位置コントローラ203の出力、つまりメインループの出力(速度補正値)は使用されない。
この場合は、速度補正値の代わりにメモリ22中の前記比率aが読み出され、補正率Kに比率aを代入して目標速度の補正を行う。即ち、目標速度補正部28は、目標速度の補正率Kに比率aを代入して目標速度を補正する。補正した目標速度(目標速度×a)が第2算出部205に送られる。
第2算出部205は、補正した目標速度とエンコーダ15の検出結果(エンコーダ検出速度)から速度偏差(=補正した目標速度−エンコーダ検出速度)を求め、求めた速度偏差(第3偏差)をコントローラ206に入力する。
速度コントローラ206は、第2算出部205から受入れた第3偏差に基づき、既に説明したと同様に、モータ14への制御出力電圧指示値を得る。次に、得られた電圧指示値をPWM変換部207でPWM出力(パルス)に変換してドライバ18に出力しモータ14を駆動する。
本実施形態は、以上で説明したように、通常制御時であるベルトスケール制御モード時においては、目標速度をそのまま使用する。また、通常制御時における一定期間の駆動ローラ回転速度(v_enc)の平均値とベルト表面速度(v_belt)の平均値の比率aを速度偏差率演算部21で演算し、メモリ22に保存する。なお、必ずしも平均値に限定されず、所定期間における任意のタイミングにおける速度値でもよい。
次に、エンコーダ15のみを使用する制御モード(代替制御モード)が選択されるときは、メジャーループ出力の切替部204は、通常時の接点Xから接点Y側(メジャーループ出力値=0)に切替えられる。また、補正率Kを比率aに置き換えて、比率aで補正した目標速度を用いる。
なお、制御コントローラ20は、モータ14の起動直後は、速度コントローラ206のみの制御(代替制御又はマイナループ制御)でモータ14を回転させ、モータ14の回転が安定してから、前記位置コントローラ203と前記速度コントローラ206を用いた制御(ベルトスケールFB制御又はメジャーループ制御)を行う。前記速度偏差率演算部21は、モータ14の回転が安定してから前記位置コントローラ203と前記速度コントローラ206を用いたベルトスケールFB制御(メジャーループ制御)における所定時間の速度データを用いて比率aを算出する。又は、前記比率aの算出は、前記位置コントローラ203と前記速度コントローラ206を用いた制御でベルトを駆動させている状態からモータを停止させる直前の所定の期間における速度データを用いてもよい。
図7は、本発明の実施形態に係る駆動ローラ回転速度(回転速度)v_encとベルト表面速度v_belt(の平均値)の比率aの算出と保存処理の手順を示すフロー図である。本処理手順は、図3のCPU19で実行される。
即ち、この処理に当たり、モータ14が停止状態から起動状態に達したときは(S101、yes)、モータ起動後経過時間計測タイマ(以下、タイマ1という)を起動する(S116)。モータ14がモータ起動から停止までの状態であれば(S102、yes)、タイマ1を停止し(S117)、速度データ取得タイマ(以下タイマ2という)も停止する(S118)。(i)モータ14が起動中であり(S103、yes)、(ii)タイマ1が所定時間に達し(S104、yes)、(iii)制御モードがベルトスケールFBモードであれば(S105、yes)、タイマ2を起動する(S106)。次に、タイマ2のカウント値が一定時間Xを超えた(一定時間を経過)ときは(S107、yes)、速度データ(ベルト表面速度(v_belt)データと駆動ローラ回転速度(v_enc)データ)を取得する(S108)。
ステップS108で速度データを取得すると、タイマ2をクリアする(S109)。このように、一定時間X毎に速度データの取得を繰り返す。速度データ取得数が所定値N以上になれば(S110、yes)、N個の速度データの平均値を演算し(S111)、ベルト表面速度(v_belt)の平均値と駆動ローラ回転速度(v_enc)平均値の比率a(=v_enc(の平均値)/v_belt(の平均値))を演算する(S112)。次に、演算した比率aをメモリ22に保存し(S112)、速度データ取得数及びタイマ1のカウント値をクリアして(S114、S115)、スタートに戻る。
ステップS103において、モータ14が起動中でなければ(S103、no)、モータ14は動作していないのでスタートに戻る。
ステップS104において、タイマ1が所定時間に達していなければ(S104、no)、達するまでタイマ1のカウントをアップする(S119)。
ステップS105でベルト搬送装置がベルトスケールFB制御を行うモードでなければ(S105、no)、速度データの取得は行わないのでスタートに戻る。
ステップS107において、タイマ2のカウント値X(一定時間に対応)に達するまでは(S107、no)、タイマ2をカウントアップする(S120)。つまり、タイマのカウントが一定時間Xになるまで待つ。
ステップS110で、速度データ取得数が所定値N未満であれば(S110、no)、速度データ取得数をカウントアップし(S121)、ステップS106に戻り再度速度データ取得する処理を、速度データ取得数が所定値Nになるまで繰り返す。
なお、以上の処理手順において、スタート時にメモリ22に比率aが既に保存された状態であれば、モータの起動時においては、この処理を代替制御でスタートし、タイマ1のカウント値で所定時間が計測されたとき自動的にベルトスケールFB制御に移行する構成とすることができる。その場合にはステップS104は、このベルトスケールFB制御に移行するステップに置き換わる。ここでの所定時間は、モータの回転が安定した状態になるに要する時間であり、ある程度の余裕を持たせた時間が設定される。これにより、モータの回転が安定した状態において代替制御からベルトスケールFB制御への切替がなされる。
また、モータ14の起動からの所定時間、タイマカウント値Xやデータ取得数の所定値Nは、ベルト駆動装置の状態に応じて任意に設定可能とする。
図8は、本発明の実施形態に係るベルト搬送装置における、起動時のモード選択処理手順を示すフロー図である。本処理手順も図3のCPU19で実行される。
本実施形態のベルト搬送装置においては、(i)モータ14が起動中であり(S201、yes)、かつ(ii)ベルト搬送装置がベルトスケールセンサ13を用いたベルトスケールFB制御を行うモードであれば(S202、yes)、図6Aに示すようにメジャーループ出力の切替部204を通常時の接点X側に設定(切替)する。これにより、駆動ローラ16aの表面速度制御(したがって、ベルト12の表面速度制御)において、フィードバック値である位置コントローラ203の出力(速度補正値)を使用して(S203)、この処理を終了する。
ステップS202でベルトスケールFB制御でなければ(S202、no)、切替部204を接点Y側に設定(切替)して、メモリ22に格納されているベルト表面速度の平均値と駆動ローラ回転速度平均値の比率aをマイナーループ出力として使用して(S204)、この処理を終了する。
比率aは、通常時におけるベルトスケール速度と駆動ローラ回転速度を反映しているため、従来のエンコーダ検出速度のみにより制御する場合に発生する駆動ローラの膨張等による表面速度の変動を抑制することができる。
なお、以上で説明した処理手順では、速度データ取得は、モータ14が起動してから一定時間経過後に実行するものとしたが、これをモータ14の起動からその停止までの所定期間(その期間を、ここではモータ停止直前という)で実行するようにしてもよい。その場合は、タイマ2の起動タイミングをタイマ1のカウント値に基づき前記所定期間に合わせて変更する。他の処理手順は、図7に示すものととくに変らない。
以上説明したように、本実施形態に係るベルト搬送装置においては、速度データの取得数が一定数のNに達したときに、速度偏差率演算部21で駆動ローラ回転速度とベルト表面速度のそれぞれN個のデータの速度偏差率を演算し、ベルト表面速度の速度偏差率と駆動ローラ回転速度の速度偏差率の比率aを演算する。そして、比率aの演算結果をメモリ22の比率a保存領域に保存する。その後、再びN個の速度データ取得を行い、平均値の演算結果をメモリ22の比率a保存領域への上書きする処理を繰り返す。
なお、以上の説明では、前記比率aをベルト周辺もしくはベルト駆動ローラ周辺の温度に関わりなく算出してメモリ22に保存するものとして説明を行った。しかし、速度(駆動ローラ回転速度v_encとベルト表面速度v_belt)の検出時におけるサーミスタ24の検出結果に応じて、前記比率aをメモリ22の保存領域に区分して保存しておくこともできる。その場合は、メイン制御部23又はCPU19からの制御モードを指示する入力信号により、エンコーダ15の検出速度のみによる制御を行う指示があったとき(代替制御、即ちメジャーループ出力を0に切替える指示があった場合)は、温度に応じて前記比率aを切替えて使用する。これにより、代替制御において、一層精度よくベルト搬送速度を制御することができる。
また、図8のS204において、メモリから読み出すのでなく、温度と比率aとの関係式を予め作成しておき、エンコーダ15の検出速度のみによる制御を行う指示があった場合に、温度に応じて、比率aを算出して使用してもよい。さらに、温度と比率aとの関係式でなく、温度の変化量と比率aの補正値との関係式を設定しても良い。この場合、比率aを取得したときの温度と、サーミスタ24の取得結果から得られる温度との差に応じて比率aを補正して、補正した値を算出値としてS204で使用してもよい。このように関係式で記憶することにより、比率aを細かく切り替えることが出来る。このため一層精度よくベルト搬送速度を制御することが出来る。
なお、画像形成装置は、図示しないDFE(Digital Front End)に専用線を介して通信可能に接続されていてもよい。DFEは、例えばラスターイメージプロセッサとしての機能を備え、PC(Personal Computer)から受信した画像に基づきラスターイメージを生成してもよい。画像形成装置に対してラスターイメージなどを送信してもよい。画像形成装置とDFEは、ネットワークを介して接続されてもよい。さらに、画像形成装置がラスターイメージプロセッサとしての機能を備えラスターイメージデータの生成を行ってもよい。
メモリ、速度偏差率演算部は、個別に画像形成装置内に設けられていてもよい。メモリ、速度偏差率演算部は、画像形成装置がDFEと接続されている場合は、DFE内に設けられてもよく、一部をDFEに、残りの部分は画像形成装置内に設けられていてもよい。この場合は、画像形成装置と共に画像形成システムを構成する。
また、制御コントローラを構成する構成部分は、ソフトウエアで構成されても、或いはハードウエアで構成されてもよい。
1・・・給紙部、2・・・中間転写部、3・・・感光体ユニット、4・・・現像ユニット、5・・・スキャナ部、6・・・画像書き込みユニット、7・・・定着部、9・・・2次転写ローラ,10・・・対向ローラ、11・・・搬送部、12・・・中間転写ベルト、13・・・ベルトスケール(検出)センサ、14・・・モータ、15・・・エンコーダ、15a・・・駆動ローラ軸、16a・・・駆動ローラ、16b・・・従動ローラ、16c・・・テンションローラ、17・・・ベルト駆動制御部、18・・・ドライバ、19・・・CPU、20・・・制御コントローラ、21・・・速度偏差率演算部、22・・・メモリ、24・・・サーミスタ、201・・・第1算出部、202・・・積分器1/S、203・・・位置コントローラ、204・・・切替部、205・・・第2算出部、206・・・速度コントローラ、207・・・PWM変換部、208・・・速度偏差率演算部。
特開2004−220006号公報 特開2005−92763号公報 特開2009−222112号公報

Claims (7)

  1. ベルトを駆動する駆動ローラと、
    前記ベルトの表面速度を検出する第1検出部と、
    前記駆動ローラの回転速度を検出する第2検出部と、
    前記ベルトの目標速度と前記第1検出部で検出したベルトの表面速度との第1偏差を算出する第1算出部と、
    前記第1算出部で算出された偏差に基づき速度補正値を算出する位置コントローラと、
    前記第1検出部で検出したベルトの表面速度と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との比率を算出する速度偏差率演算部と、
    前記比率を記憶する記憶部と、
    所定の条件に応じて、前記ベルトの目標速度及び前記位置コントローラで算出した速度補正値の加算値と、前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との第2偏差を算出するか、又は前記ベルトの目標速度を前記記憶部に記憶した比率で補正した値と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との第3偏差を算出する第2算出部と、
    前記第2又は第3偏差のいずれかに基づいて前記駆動ローラの回転速度を制御する制御部と、
    を有することを特徴とするベルト搬送装置。
  2. 請求項1に記載されたベルト搬送装置において、
    前記速度偏差率演算部は、モータ起動から所定時間経過後における前記第1検出部で検出したベルトの表面速度と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度を用いて、前記比率を算出することを特徴とするベルト搬送装置。
  3. 請求項1に記載されたベルト搬送装置において、
    前記速度偏差率演算部は、モータ停止直前における前記第1検出部で検出したベルトの表面速度と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度を用いて、前記比率を算出することを特徴とするベルト搬送装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載されたベルト搬送装置において、
    前記制御部は、モータ起動後所定時間は前記第3偏差に基づいて前記駆動ローラの回転速度を制御し、モータ起動から所定時間経過後は前記第2偏差に基づいて前記駆動ローラの回転速度を制御することを特徴とするベルト搬送装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載されたベルト搬送装置において、
    ベルト周辺若しくはベルト駆動ローラ周辺の温度を検出する温度検出手段を有し、
    前記第1検出部で検出したベルトの表面速度と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との比率を、前記記憶部における前記温度検出手段の検出結果に応じた保存領域に保存し、
    制御モードを指示する入力信号により、前記第3偏差に基づいて前記駆動ローラの回転速度を制御する制御モードが指示されたとき、現在温度に応じた前記保存領域に保存された前記比率に基づき前記駆動ローラの回転速度を制御することを特徴とするベルト搬送装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載されたベルト搬送装置を有し、
    前記ベルトは、トナー像、潜像又はシート状媒体の少なくともいずれかを搬送することを特徴とする画像形成装置。
  7. 画像形成装置、記憶部、及び速度偏差率演算部を備える画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    ベルトを駆動する駆動ローラと、
    前記ベルトの表面速度を検出する第1検出部と、
    前記駆動ローラの回転速度を検出する第2検出部と、
    前記ベルトの目標速度と前記第1検出部で検出したベルトの表面速度との第1偏差を算出する第1算出部と、
    前記第1算出部で算出された偏差に基づき速度補正値を算出する位置コントローラと、
    所定の条件に応じて、前記ベルトの目標速度及び前記位置コントローラで算出した速度補正値の加算値と、前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との第2偏差を算出するか、又は前記ベルトの目標速度を前記記憶部に記憶した比率で補正した値と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との第3偏差を算出する第2算出部と、
    前記第2又は第3偏差のいずれかに基づいて前記駆動ローラの回転速度を制御する制御部と、
    を有し、
    前記速度偏差率演算部は、前記第1検出部で検出したベルトの表面速度と前記第2検出部で検出した駆動ローラの回転速度との比率を算出し、
    前記記憶部は、前記比率を記憶する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
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