JP6053492B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、電子写真方式、静電記録方式の複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
従来、一対のレーザスキャナと像担持体で構成される画像形成部によって一色分の画像を形成し、色数分だけ画像形成部を備えたカラー画像形成装置が知られている。この構成では、各色に設けられた回転多面鏡により偏向走査されたレーザ光を、各色のレーザ検出器(以下、BDセンサという)により検出して、各色の画像書き出しタイミングを検出するための水平同期信号(以下、BD信号という)を発生させる。そして、BD信号に基づいて各色のスキャナモータの回転周期(以下、BD周期という)を検出している。また、BD周期が所定値になるまで、半導体レーザの発光(以下、強制発光という)を行い、回転多面鏡によって反射された各色のレーザ光が複数の反射面によって、それぞれ像担持体を照射する。
また、より安価な構成として、一つのレーザスキャナと複数の像担持体によって構成されるカラー画像形成装置が知られている。この構成では、各色のレーザ光が、単一のスキャナモータで回転駆動される単一の回転多面鏡に照射され、複数の反射面を用いて各像担持体に照射される。
例えば、特許文献1では、複数の光源がポリゴンの異なる面によって同時に感光体に走査される構成が提案されている。そして、BDセンサを設けた光源のBD信号とポリゴンの回転位相差から、BDセンサを設けた光源以外の他の光源各色のBD信号を決定する手段が提案されている。また、例えば特許文献2では、回転多面鏡の各鏡面の面分割精度が完全には一致しないことによる各色の転写時の色ずれを解決するために、次のような構成が提案されている。即ち、回転多面鏡からの反射レーザ光を受光する一つのBDセンサと、反射レーザ光を受光したタイミングでBD信号を出力するBD信号出力部と、BDセンサから一定時間後に擬似BDセンサ信号を生成する擬似BDセンサ信号生成手段とを備える構成である。そして、BDセンサに照射するレーザ光とは異なる面に照射し、反射させるレーザ光の像担持体上の主走査方向の書き出し開始位置の基準信号を、擬似BDセンサ信号生成手段によって規定する。特許文献2では、このような構成を備えることで、BDセンサを一つにしても各色の転写時の色ずれによる画質劣化が少ないようにしている。
特開平04−313776号公報 特開2004−345171号公報
ここで、特許文献1では、次のような制御を行っている。即ち、スキャナモータが安定した速度で回転するまでの間(以下、スキャナ立ち上げという)、BD周期を検出してスキャナモータの回転数を算出するために各色の半導体レーザを発光する。そして、各色の半導体レーザを発光すると共に、そのタイミングで各色の半導体レーザの光量調整も行っている。このとき、強制発光が行われているステーションでは、レーザ光が感光体面に照射されて感光体面の電位が変化してしまう。このため、画像形成時において転写部に所定電流を流すために必要な電圧を決定する制御(以下、ATVC(Active Transfer Voltage Control)制御という)を、スキャナ立ち上げ中に実行することができない。その結果、プリント指示から1ページ目の印字が完了するまでのファーストプリントアウトタイム(FPOT)を短縮できないという課題がある。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、ファーストプリントアウトタイムを短縮することを目的とする。
上述の課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)第1の光源及び第2の光源と、前記第1の光源から出射されたレーザ光により静電潜像が形成される第1の像担持体と、前記第2の光源から出射されたレーザ光により静電潜像が形成される第2の像担持体と、前記第1の像担持体に形成された静電潜像を現像しトナー画像を形成する第1の現像手段と、前記第2の像担持体に形成された静電潜像を現像しトナー画像を形成する第2の現像手段と、前記第1の現像手段により形成されたトナー画像を転写する第1の転写手段と、前記第2の現像手段により形成されたトナー画像を転写する第2の転写手段と、前第1の光源及び前記第2の光源から出射されたレーザ光を偏向する回転多面鏡と、前記回転多面鏡を駆動するモータと、前記第1の光源から出射され、前記回転多面鏡により偏向されたレーザ光を検知する検知手段と、前記第2の転写手段に電圧を印加する印加手段と、前記印加手段により前記第2の転写手段に電圧を印加した際に流れる電流を検知する電流検知手段と、記モータの回転数が所定回転数となるように前記モータの駆動を前記検知手段の検知結果に基づき制御する立ち上げ制御と、画像形成時において前記第2の転写手段に所定の電流を流すために前記印加手段により前記第2の転写手段に印加される電圧を前記電流検知手段の検知結果に基づき決定する決定制御と、を並行して行う制御手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、ファーストプリントアウトタイムを短縮することができる。
実施例1の画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、画像形成装置のシステム構成を示すブロック図 実施例1のエンジンコントローラと各制御部の構成図 実施例1との比較のための従来のモノクロ印字時のスキャナ立ち上げとレーザ発光タイミングを示す図 実施例1との比較のための従来のモノクロ印字時のスキャナ立ち上げを説明するフローチャート 実施例1、2のATVC制御を示すシーケンス図 実施例1のモノクロ印字時のスキャナ立ち上げとレーザ発光タイミングを示す図 実施例1のモノクロ印字時のスキャナ立ち上げを説明するフローチャート 実施例2のスキャナユニットの概略構成図 実施例2のカラー印字時のスキャナ立ち上げとレーザ発光タイミングを示す図 実施例2のカラー印字時のスキャナ立ち上げを説明するフローチャート
以下、本発明を実施するための形態を、実施例により図面を参照しながら詳しく説明する。
実施例1は、モノクロ印字を行う際に、BDステーションと画像形成ステーションが異なる場合、スキャナモータが目標速度で安定して回転駆動するのを待つことなく、画像形成ステーションのATVC制御を実行する構成である。即ち、BDステーションと印字を行う画像形成ステーションが異なる場合、スキャナ立ち上げ時において、画像形成ステーションの強制発光を行わず、スキャナ立ち上げと並行して、画像形成ステーションでATVC制御を実行する。尚、BDステーションとは、レーザ検出器であるBDセンサが備えられている色の画像形成ステーションをいう。また、ATVC制御とは、画像形成時において転写部に適切な電流を流すために必要な電圧を決定するための決定制御をいう。
[画像形成装置の構成]
図1(a)は、本実施例の画像形成装置の全体構成を説明する図である。本実施例の画像形成装置は、並設された像担持体である4個の電子写真感光体(以下、感光ドラム)100a、100b、100c、100dを備えている。ここで、本実施例では、イエロー(以下、Y)、マゼンタ(以下、M)、シアン(以下、C)、ブラック(以下、K)用の4個の感光ドラム100a、100b、100c、100dを備えている。尚、添え字a、b、c、dは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックを表すものであり、以下、必要な場合を除き省略する。感光ドラム100は、図1中、矢印で示すように、反時計回り方向に回転している。各感光ドラム100の周囲には、帯電ローラ101、クリーニング装置102、一次転写器103、現像器105が配置されており、以下に説明する半導体レーザ107を含めて、各色の複数の画像形成ステーションを構成している。
また、光源である半導体レーザ107は、スキャナモータ108に接続された回転多面鏡109を照射する位置に配置されている。このように、本実施例では、4つの半導体レーザ107a、107b、107c、107dから出射された各レーザ光が、1つの回転多面鏡109によって偏向される構成である。半導体レーザ107から出射されたレーザ光は、スキャナモータ108で回転駆動された回転多面鏡109によって反射、偏向され、反射ミラー106により感光ドラム100の表面に照射される。尚、スキャナユニット156には、半導体レーザ107、スキャナモータ108、回転多面鏡109、反射ミラー106及びBDセンサ110を含まれている。
帯電ローラ101は、感光ドラム100の表面を均一に帯電する。帯電ローラ101により一様に帯電された感光ドラム100の表面に、反射ミラー106により反射されたレーザ光が照射されると、感光ドラム100上に静電潜像が形成される。レーザ検出器であるBDセンサ110は、レーザ光を受光してBD(ビームディテクト)信号を生成するもので、レーザ光の走査線上に設けられている。BDセンサ110は、例えば、回転多面鏡109から反射ミラー106aに対して照射されるレーザ光の光路上に設置される。本実施例では、イエローの画像形成ステーション(以下、画像形成ステーションYという、その他の色についても同様とする)に、BDセンサ110を設けているため、以降、画像形成ステーションYをBDステーションYともいう。スキャナモータ108の回転数は、BDセンサ110により生成されたBD信号の周期から算出される。
現像器105は、静電潜像が形成された感光ドラム100の表面に、現像ローラ104により各色のトナー(現像剤)を付着させてトナー画像として顕像化する。クリーニング装置102は、転写後の感光ドラム100の表面に残留したトナーを除去する。感光ドラム100に対向した位置には、中間転写体である中間転写ベルト112が、駆動ローラ113、テンションローラ114及び従動ローラ115により張架されている。中間転写ベルト112は、図1中、矢印で示すように、時計回り方向に回動しており、感光ドラム100の表面に形成されたトナー画像が転写される(一次転写という)。中間転写ベルト112には、中間転写ベルト112上に付着したトナーを帯電するためのトナー帯電部材であるICLローラ116とICLブラシ117(以下、これらをICL118という)が配置されている。ICL118は、転写を終えた後の中間転写ベルト112上に残留したトナー(以下、二次転写残トナーという)を帯電する。そして、帯電された二次転写残トナーは、中間転写ベルト112上に載った状態で画像形成ステーションへと移動し、感光ドラム100に逆転写されて、クリーニング装置102に回収される。
中間転写ベルト112を挟んで駆動ローラ113に対向する位置には、従動の二次転写ローラ124が配置されている。各感光ドラム100に形成されたトナー画像は、一次転写器103の作用により、中間転写ベルト112に一次転写される。また、一次転写器103dには、転写電流検知回路111が設けられており、一次転写器103に印加された電圧に応じた電流値を測定する。尚、中間転写ベルト112の搬送方向(回動方向)の上流側から下流側に向かって、画像形成ステーションY、画像形成ステーションM、画像形成ステーションC、画像形成ステーションKと配置されている。転写電流検知回路111は、後述するATVC制御において、4つの画像形成ステーションのどの画像形成ステーションについても流れる電流を検知できる必要があることから、最下流の画像形成ステーションに設けられる。本実施例では、転写電流検知回路111は、最下流の画像形成ステーションである画像形成ステーションKに設けられている。
一方、給送カセットからピックアップローラ120により繰り出された記録材119は、図示しない分離手段により1枚ずつ分離給送される。次に、搬送ローラ対121から給送された記録材119は、レジストセンサ122をオンし、レジストローラ対123により所定のタイミングで駆動ローラ113と二次転写ローラ124との間に搬送される。二次転写ローラ124により中間転写ベルト112上のトナー画像が転写された記録材119は、定着器125によりトナー画像が定着される。定着器125は、表層を定着フィルム126で覆われた定着ローラ127と加圧ローラ128で構成され、定着ローラ127と加圧ローラ128は当接されている。トナー画像が定着された後、記録材119は、紙幅センサ129(記録材119の搬送方向に向かって左側)、130(同、右側)によって紙幅を検知される。その後、記録材119は、定着排紙センサ131をオンした後、排出ローラ対132により搬送されて、画像形成装置本体の上部に設けられた排出トレイ133上に排出される。
[画像形成装置のシステム構成]
図1(b)は、画像形成装置のシステム構成を説明するためのブロック図である。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200、エンジン制御部202と相互に通信が可能となっている。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200から画像情報と印字命令を受信する。そして、コントローラ部201は、受信した画像情報を解析してビットデータに変換し、ビデオインターフェイス部210を介して、記録材毎に印字予約コマンド、印字開始コマンド及びビデオ信号をエンジン制御部202に送信する。コントローラ部201は、ホストコンピュータ200からの印字命令に従って印字予約コマンドをエンジン制御部202へ送信し、印字可能な状態となったタイミングで、印字開始コマンドをエンジン制御部202へ送信する。エンジン制御部202は、コントローラ部201からの印字指示を受信すると、ビデオ信号の出力の基準タイミングとなる/TOP信号をコントローラ部201に出力し、印字動作を開始する。印字動作を開始したエンジン制御部202は、CPU211により、光学系制御部220、転写制御部221、定着制御部222、搬送制御部223、給紙制御部224を制御して印字動作に必要な画像形成動作を実行する。
[エンジン制御部と各制御部の構成]
図2は、本実施例のエンジン制御部202(破線枠部)と各制御部の構成図である。エンジン制御部202内のCPU211は、帯電ローラ101、一次転写器103、現像ローラ104の各高圧出力回路へPWM信号を出力する。具体的には、CPU211は、帯電電圧出力回路251、転写電圧出力回路253、現像電圧出力回路254に、それぞれPWM信号を出力する。帯電電圧出力回路251は帯電ローラ101に、転写電圧出力回路253は一次転写器103に、現像電圧出力回路254は現像ローラ104に、それぞれ電圧を出力する。尚、帯電電圧出力回路251、転写電圧出力回路253及び現像電圧出力回路254は、各高圧出力回路内の昇圧器によりCPU211から入力されたPWM信号に応じた高圧を、各高圧出力部に印加する。ここで、CPU211から出力されるPWM信号のデューティ比が変化すると、各高圧出力部に印加される高圧が変化する。
転写電圧出力回路253には、転写電流検知回路111が接続されており、一次転写器103に流れる電流を検知し、電流値に相当するアナログ信号をCPU211に入力する。尚、図中「4st」は、転写電流検知回路111が、第4の画像形成ステーションに接続されていることを意味している。本実施例では、図1(a)で説明したように、第4の画像形成ステーションであるブラックの画像形成ステーションKに転写電流検知回路111が接続されており、転写電流検知回路111は、一次転写器103に流れる電流を検知する。転写電流検知回路111により検知された電流値に相当するアナログ信号(図中、Analogと図示)は、エンジン制御部202内のCPU211に入力され、CPU211内のA/D変換器によりディジタル値へと変換される。CPU211は、転写電流検知回路111から入力されたアナログ信号をA/D変換器により変換したディジタル値により、一次転写器103に流れる電流値を検知することができる。エンジン制御部202内のASIC212は、スキャナモータ108の回転や、半導体レーザ107のオンオフ(ON/OFFを図示)を制御する。
CPU211は、ASIC212に対して、半導体レーザ107の点灯方法を設定することができる。ここで、CPU211が、ASIC212に対して設定できる半導体レーザ107の点灯方法には、例えば、消灯、強制発光、アンブランキング発光がある。ここで、アンブランキング発光とは、BDセンサ110近傍でのみ、即ち、感光ドラム100の非画像領域でのみレーザ光を点灯させる点灯方法である。BDセンサ110により半導体レーザ107のレーザ光を受光すると、BDセンサ110は、エンジン制御部202にBD信号を出力する。エンジン制御部202は、BD信号をコントローラ部201に出力し、コントローラ部201は、BD信号に同期してビデオ信号をエンジン制御部202に出力する。
[従来の制御]
図3は、本実施例との比較のための、従来のモノクロ印字時におけるスキャナ立ち上げとレーザ発光タイミングを示す図である。図3は、上から、エンジン制御部202がコントローラ部201に出力する/TOP信号の波形、4つの画像形成ステーションにおける各半導体レーザ107の発光の状況、スキャナモータ108の回転数、半導体レーザ107の点灯状態を示している。尚、4つの画像形成ステーションのうち、画像形成ステーションYがBDステーション(BDstと図示)であり、モノクロ印字を行うため、画像形成ステーションKを発光させて画像形成動作を行うこととなる。また、各半導体レーザ107の発光の状況については、半導体レーザ107を強制発光している区間(強制発光領域)をハッチングで示している。
CPU211は、ASIC212に対して、スキャナモータ108の目標回転数(図3中、実線で図示)を設定し、ASIC212を介してスキャナモータ108の回転駆動を開始する。CPU211は、ASIC212を介して、スキャナモータ108の回転数が目標回転数となるように立ち上げ制御を行う。また、CPU211は、スキャナモータ108の立ち上げ制御中に、ASIC212を介して、BDステーションYと画像形成ステーションKにおいて所定間隔でレーザ光の点灯と消灯を繰り返すよう制御する(区間401;点滅発光)。尚、半導体レーザ107が、レーザ光の点灯と消灯を繰り返す発光を、以下、点滅発光という。点滅発光では、アンブランキング発光と異なり、感光ドラム100の画像領域においてもレーザ光が発光する場合がある。点滅発光の区間401の間に、CPU211は、BDステーションYに設けられたBDセンサ110から出力されるBD信号に基づいて、回転多面鏡109の回転周期を検出し、スキャナモータ108の回転数を算出する。また、区間401では、CPU211は、画像形成を行うための画像形成ステーションKにおける半導体レーザ107dの光量調整を行う。
このように、従来は、点滅発光の区間401では、半導体レーザ107aの点滅発光によりスキャナモータ108の回転数を検出し、半導体レーザ107dの点滅発光により半導体レーザ107dの光量調整を行っている。
CPU211は、区間401で半導体レーザ107aの点滅発光を繰り返し実行し、スキャナモータ108の回転数が所定回転数に到達したか否かを判断する。CPU211は、スキャナモータ108の回転数が所定回転数に到達し、回転速度が所定回転速度に到達したことを検出すると、ASIC212により半導体レーザ107a、107dを常時発光させる(区間402)。ASIC212は、スキャナモータ108を加速又は減速させ、CPU211により設定された目標回転数となるようにスキャナモータ108の回転数を制御する。CPU211は、スキャナモータ108即ち回転多面鏡109の回転数が目標回転数に到達したと判断すると、ASIC212によりBDセンサ110付近のみ、半導体レーザを点灯させるアンブランキング発光を行う(区間403)。本実施例では、BDセンサ110は画像形成ステーションYに設けられているため、半導体レーザ107aがアンブランキング発光を行う。そして、CPU211は、画像形成ステーションK(Kstと図示)の転写電圧を決定するためのATVC制御を、アンブランキング発光を開始したタイミングで実行する(KstATVC実行と図示(区間404))。CPU211は、ATVC制御が終了すると、ASIC212に対して/TOP信号の出力を許可し、エンジン制御部202からコントローラ部201に/TOP信号を出力して(タイミング405)、画像形成を開始する。
[従来のモノクロ印字時の制御]
図4は、本実施例との比較のための、従来のモノクロ印字時のスキャナ立ち上げを説明するフローチャートである。図4のステップ(以下、Sとする)501で、CPU211は、コントローラ部201からモノクロ印字の指示を受信すると、ASIC212を介してスキャナモータ108の駆動(立ち上げ)を開始する。S502でCPU211は、半導体レーザ107a(半導体レーザYと図示、以下同様)の発光タイミングであるか否かを判断する。尚、CPU211は、スキャナモータ108の回転加速度が安定したことをもって(例えば、時間にして200ミリ秒(ms)程度)、半導体レーザ107aの発光タイミングであると判断する。S502でCPU211は、半導体レーザ107aの発光タイミングではないと判断した場合、S502の処理に戻る。
S502でCPU211は、半導体レーザ107aの発光タイミングになったと判断した場合、S503で半導体レーザ107aを一定時間発光させ、S504の処理に進む。S504でCPU211は、半導体レーザ107d(半導体レーザKと図示、以下同様)を一定時間発光させ、半導体レーザ107dの光量調整を行う。ここで、上述したように、半導体レーザ107aは、スキャナモータ108の回転数を検出するために発光されており、一方、半導体レーザ107dは光量調整のために発光されている。従って、半導体レーザ107aと半導体レーザ107dを発光させるための一定時間とは、それぞれの目的を達成できる発光時間であればよい。更に、図3の区間401において、半導体レーザ107aと半導体レーザ107dを同じ時間、発光させている(強制発光領域の区間(時間)が等しくなっている)。しかし、半導体レーザ107aを発光させる時間と半導体レーザ107dを発光させる時間は、それぞれの目的を達成できればよいため、異なる時間であってもよい。尚、S501〜S504の処理は、図3で説明した点滅発光の区間401の処理に相当する。
S505でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了したか否かを判断する。S505でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了していないと判断した場合、S502の処理に戻る。S505でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了したと判断した場合、S506で、ASIC212を介して半導体レーザ107a、107d(半導体レーザY/Kと図示、以下同様)をアンブランキング発光させる。S507でCPU211は、画像形成ステーションKのATVC制御を実行する。尚、S505の判断を行っている間が図3の常時発光の区間402に相当し、S506〜S507の処理は、図3で説明した区間403、404に相当する。
画像形成ステーションKのATVC制御の処理が終了すると、S508でCPU211は、コントローラ部201に/TOP信号を出力し、S509で印字動作を開始する。尚、S508の処理は、図3で説明したタイミング405に相当する。S510でCPU211は、印字動作が終了したか否かを判断し、終了していないと判断した場合はS508の処理に戻り、終了したと判断した場合は全体の処理を終了する。
[ATVC制御]
図5は、一般的に実行されるATVC制御を説明する図である。図5(a)は、転写電流検知回路111により測定された電流(以下、測定電流)Iの時間変化を表すグラフ、図5(b)は一次転写器103に印加する電圧の設定値(以下、電圧設定)の時間変化を示すグラフであり、横軸はいずれも時間を示す。
CPU211は、上述したように、半導体レーザ107をアンブランキング発光させ、ATVC制御の実行を開始する。CPU211は、ATVC制御の実行開始とともに、転写電圧出力回路253により一次転写器103に所定の立ち上げ電圧Vaを印加し、転写電流検知回路111により一次転写器103に流れる電流値Iを測定する(区間601)。このとき、CPU211は、転写電流検知回路111により測定した電流値(測定電流値という)Iが、目標電流値Imを基準とした粗調閾値ΔIrの範囲内に入っているか(Im−ΔIr≦I≦Im+ΔIrを満たすか)否かを判断する。そしてCPU211は、測定電流値Iが粗調閾値のΔIr範囲内に入っていないと判断した場合、現在、一次転写器103に印加している電圧Vnに対して粗調ゲインΔVrを加算する。尚、Vnの初期値は、所定の立ち上げ電圧Va(=V1(n=1))とする。
V=Vn+ΔVr・・・(1)
CPU211は、式(1)の電圧Vを、転写電圧出力回路253により一次転写器103に印加し、転写電流検知回路111により電流値Iを測定し、測定電流値Iが目標電流値Imを基準とした粗調閾値ΔIrの範囲内に入っているか否かを判断する。CPU211は、この制御(以下、粗調制御という)を、測定電流値Iが目標電流値Imの粗調閾値ΔIrの範囲内に入るまで繰り返す(区間602)。
CPU211は、上述した粗調制御を繰り返し、転写電流検知回路111により測定した測定電流値Iが、目標電流値Imの粗調閾値ΔIrの範囲内に入ったと判断した場合、ΔVr>ΔVfを満たす微調ゲインΔVfを用いて、電流値Iを調整する。CPU211は、転写電流検知回路111により測定した測定電流値Iが、目標電流値Imに対して小さいと判断した場合、現在、一次転写器103に印加している電圧Vnに対して微調ゲインΔVfを加算する。
V=Vn+ΔVf・・・(2)
一方、CPU211は、転写電流検知回路111により測定した測定電流値Iが、目標電流値Imに対して大きいと判断した場合、現在、一次転写器103に印加している電圧Vnに対して微調ゲインΔVfを減算する。
V=Vn−ΔVf・・・(3)
以降、CPU211は、転写電流検知回路111により測定した測定電流値Iが、目標電流値Imの微調閾値ΔIfの範囲内に入った(収束した)と判断するまで、上述した式(2)又は式(3)の制御(以下、微調制御という)を繰り返す(区間603)。尚、CPU211は、測定電流値Iが、Im−ΔIf/2≦I≦Im+ΔIf/2を満たした場合に、微調閾値ΔIfの範囲内に収束したと判断する。
CPU211は、転写電流検知回路111により測定した測定電流値Iが、目標電流値Imの微調閾値ΔIfの範囲内に入ったと判断した場合、インピーダンスを検知する(区間604)。CPU211は、検知したインピーダンスに基づいて、画像形成動作中に一次転写器103に目標電流値Imを流すために必要な電圧を決定する。画像形成時は、ATVC制御で決定した電圧が定電圧となるように定電圧制御を行う。または、ATVC制御で決定した電圧を基準として、画像形成時も目標電流値Imを維持するように、測定電流値Iを元にCPU211が電圧の値を変化させる定電流制御を行ってもよい。
尚、ATVC制御では、インピーダンスを検知するために、転写電流検知回路111により一次転写器103に流れる電流を検知している。転写電流検知回路111が電流を検知している際に、半導体レーザ107を発光させて感光ドラム100にレーザ光を照射させてしまうと、感光ドラム100の表面の電位が変化し、正しい電流の値が検知できなくなってしまう。このため、従来の制御においては、ATVC制御は、半導体レーザ107dの光量調整を行う点滅発光の区間401や、常時発光の区間402では行わず、アンブランキング発光の区間403において行っている(図3参照)。
[本実施例の制御]
図6は、本実施例のモノクロ印字におけるスキャナ立ち上げとレーザ発光タイミングを示す図であり、図3と同様のものについての説明は省略する。CPU211は、ASIC212に対してスキャナモータ108の目標回転数を設定し、ASIC212を介してスキャナモータ108の回転駆動を開始させる。また、CPU211は、スキャナモータ108の立ち上げ中に、ASIC212により、BDステーションYの半導体レーザ107aが所定間隔で点滅発光を繰り返すように制御する(区間701)。ここで、CPU211は、画像形成ステーションKでは画像形成時の画像形成ステーションKに発光される半導体レーザ107dの光量調整を行わない。このため、図6の区間701では、半導体レーザ107dは、全区間にわたって消灯している。一方、CPU211は、モノクロ印字時の転写電圧を決定するために、画像形成ステーションKにおけるATVC制御を実行する(区間702)。この点、図3で説明した区間401の従来の制御と異なる。区間701では、半導体レーザ107dが区間701の全区間にわたって消灯しているため、感光ドラム100dにはレーザ光は照射されず、感光ドラム100d表面の電位が変化することもない。このため、画像形成ステーションKにおけるATVC制御を、区間701に含まれる区間702において実行することが可能となる。
画像形成ステーションKのATVC制御が完了し、かつスキャナモータ108の立ち上げが完了したら、CPU211は、スキャナモータ108の回転数が安定するまで半導体レーザ107a、107dを常時発光させる(区間703)。そして、CPU211は、半導体レーザ107dが常時発光されている区間703で、半導体レーザ107dの光量調整を行う(区間704)。この点、図3で説明した区間402の従来の制御と異なる。尚、区間703では、半導体レーザ107aは、スキャナモータ108の回転数をBDセンサ110によってモニタするために、常時発光させている。CPU211は、BDセンサ110の検知結果に基づいて、スキャナモータ108の回転数が目標回転数に到達したと判断すると、ASIC212によりBDセンサ110付近のみレーザ光を点灯させるアンブランキング発光に移行する(区間705)。尚、図3で説明したように、従来の制御では、区間403に含まれる区間404においてATVC制御を実行していた。CPU211は、ASIC212に対して/TOP信号の出力を許可し、画像形成を開始する(タイミング706)。
このように、本実施例では、画像形成ステーションKに対するATVC制御は、区間701において終了し、また、半導体レーザ107dの光量調整は、区間703において終了する。このため、図3に示す従来の制御に比べ、図6に示す本実施例の制御では、/TOP信号を出力するタイミングが早くなっている。
[本実施例のモノクロ印字時の制御]
図7は、本実施例のモノクロ印字時のスキャナ立ち上げを説明するフローチャートである。本実施例では、コントローラ部201からモノクロ印字の指示を受信すると、S801でCPU211は、ASIC212によりスキャナモータ108の駆動(立ち上げ)を開始し、S802で画像形成ステーションKのATVC制御を実行する。尚、S801、S802の処理は、図6で説明した、点滅発光の区間701に含まれる区間702に相当する。
S803でCPU211は、半導体レーザ107aの発光タイミングになったか否かを判断し、発光タイミングではないと判断した場合、S803の処理に戻る。S803でCPU211は、半導体レーザ107aの発光タイミングになったと判断した場合、S804で半導体レーザ107aを一定時間発光する。S805でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了したか否かを判断し、立ち上げが完了していないと判断した場合、S803の処理に戻る。尚、S801〜S805の処理は、図6で説明した点滅発光の区間701に相当する。
S805でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了したと判断した場合、S806で画像形成ステーションKのATVC制御が完了したか否かを判断する。S806でCPU211は、画像形成ステーションKのATVC制御が完了していないと判断した場合、S806の処理に戻る。尚、図6では、画像形成ステーションKのATVC制御が完了するタイミング(区間702の終端)が、スキャナモータ108の立ち上げが完了するタイミング(区間701の終端)よりも早い場合について説明している。しかし、スキャナモータ108の立ち上げの完了よりも、ATVC制御の完了のタイミングが遅くなるような場合であっても、S805、S806の処理によってATVC制御が完了するまで、半導体レーザ107dは消灯したままの状態が維持される。尚、これは後述する実施例2でも同様とする。
S806でCPU211は、画像形成ステーションKのATVC制御が完了したと判断した場合、S807で半導体レーザ107a、107dを常時発光し、半導体レーザ107dの光量調整を開始する。尚、S806の処理は、図6の点滅発光の区間701に含まれる区間702に相当する。また、S807の処理は、図6の常時発光の区間703、及び区間703に含まれる区間704に相当する。S808でCPU211は、スキャナモータ108の回転数が安定したら、ASIC212により半導体レーザ107aをアンブランキング発光させ、スキャナモータ108の回転数のモニタを継続する。S809でCPU211は、コントローラ部201に/TOP信号を出力し、S810で印字動作を開始する。このように、本実施例では、S808でアンブランキング発光を開始して、S809で/TOP信号を出力できる。この点、上述した図4で、S506でアンブランキング発光を開始した後、S507でATVC制御を完了させ、その後、S508で/TOP信号を出力していた従来の制御と異なる。尚、S808の処理は図6の区間705に相当し、S809の処理はタイミング706に相当する。S811でCPU211は、印字動作が終了したか否かを判断し、印字動作が完了していないと判断した場合、S809の処理に戻る。S811でCPU211は、印字動作が終了したと判断した場合、全体の処理を終了する。
以上説明したように、本実施例では、Y、M、Cの何れかがBDステーションで、モノクロ印字を指示された場合のように、BDステーションと画像形成ステーションが異なる場合、次のような制御を行う。即ち、スキャナモータ108が目標速度で安定して回転駆動するのを待つことなく、スキャナモータ108の立ち上げ時に、画像形成ステーションのATVC制御を実行する構成とする。スキャナモータ108の回転数が目標回転数に到達したか否かの情報は、BDセンサ110を備えるBDステーションの半導体レーザ(例えば画像形成ステーションYの半導体レーザ107a)を点滅発光させることにより、得ることができる。従って、スキャナモータ108の立ち上げ動作時には、回転数の情報を得るために寄与していない、画像形成ステーションKの半導体レーザ107dは点滅発光させない。これにより、スキャナモータ108の立ち上げ時に、画像形成ステーションKのATVC制御を実行することができる。このため、本実施例では、半導体レーザがアンブランキング発光に入ったらすぐに/TOP信号を出力して画像形成を開始する。これにより本実施例では、FPOT(ファーストプリントアウトタイム)を短縮することができる。尚、本実施例では、Yの画像形成ステーションがBDステーションである場合を示したが、M又はCの画像形成ステーションがBDステーションの場合に、モノクロ印字を実行する場合も同様である。
実施例2は、カラー印字を行う際に、BDステーションがブラックの画像形成ステーションKである場合についての制御である。本実施例では、このような場合に、スキャナモータ108が目標速度で安定して回転駆動するのを待つことなく、画像形成ステーションのATVC制御を実行する。尚、後述するスキャナユニット156の構成と、転写電流検知回路111の設置数を除き、本実施例の画像形成装置の構成は実施例1と同様であるため、同じ構成には同じ符号を用い、説明は省略する。
[スキャナユニットの構成]
図8は、実施例2のスキャナユニット156の概略構成図である。本実施例のスキャナユニット156では、BDセンサ110は、ブラックの画像形成ステーションKに備えられている。尚、BDセンサ110は、実施例1で説明したように、スキャナモータ108で駆動される回転多面鏡109に反射されたレーザ光を検出するセンサである。また、本実施例では、一次転写器103a、103b、103c、103dには、転写電流検知回路111a、111b、111c、111dが、それぞれ設けられている。転写電流検知回路111a、111b、111c、111dは、一次転写器103a、103b、103c、103dに印加された電圧に応じた電流値を、それぞれ測定する。
[本実施例の制御]
図9は、カラー印字における本実施例のスキャナ立ち上げとレーザ発光タイミングを示す図であり、図3と同様のものについての説明は省略する。CPU211は、ASIC212に対してスキャナモータ108の目標回転数を設定し、ASIC212によりスキャナモータ108の回転駆動を開始する。また、CPU211は、スキャナモータ108の立ち上げ中に、ASIC212によりBDステーションである画像形成ステーションK(以下、BDステーションKという)の半導体レーザ107dを所定間隔で点滅発光を繰り返し実行させる(区間1001)。これにより、CPU211は、スキャナモータ108の回転数が目標回転数となるように制御する。
一方、CPU211は、区間1001においては、画像形成ステーションY、M、C(Y/M/Cstと図示)について、画像形成時における半導体レーザ107a、107b、107cの光量調整を行わない。CPU211は、区間1001においては、画像形成ステーションY、M、Cについて、カラー印字時の転写電圧を決定するためにATVC制御を実行する(区間1002)。
画像形成ステーションY、M、CのATVC制御が完了し、かつスキャナモータ108の立ち上げが完了したら、CPU211は、次の処理を行う。即ち、CPU211は、スキャナモータ108の回転数が安定するまで半導体レーザ107a、107b、107c、107dを常時発光させる(区間1003)。CPU211は、常時発光の区間1003に含まれる区間1004において、半導体レーザ107a、107b、107cの光量調整を行う。尚、区間1003では、半導体レーザ107dは、スキャナモータ108の回転数をBDセンサ110によってモニタするために、常時発光させている。CPU211は、スキャナモータ108の回転数が目標回転数に到達したと判断すると、ASIC212によりアンブランキング発光に移行させる(区間1005)。本実施例では、BDセンサ110は画像形成ステーションKに設けられているため、半導体レーザ107dがアンブランキング発光を行う。CPU211は、ASIC212に対して/TOP信号の出力を許可し、コントローラ部201に/TOP信号を出力して画像形成を開始する(タイミング1006)。尚、本実施例のカラー印字においては、YMCの3色のトナーを混色させることにより黒を形成する(プロセスブラック)ものとする。
[本実施例のカラー印字時の制御]
図10は、本実施例のカラー印字時のスキャナ立ち上げを説明するフローチャートである。S1101でCPU211は、コントローラ部201からカラー印字の指示を受信すると、スキャナモータ108の駆動(立ち上げ)を開始し、S1102で画像形成ステーションY、M、CのATVC制御を実行する。尚、S1102の処理は、図9で説明した区間1002に相当する。
S1103でCPU211は、半導体レーザ107dの発光タイミングになったか否かを判断し、発光タイミングになっていないと判断した場合、S1103の処理に戻る。S1103でCPU211は、半導体レーザ107dの発光タイミングになったと判断した場合、S1104で半導体レーザ107dを一定時間発光する。S1105でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了したか否かを判断し、完了していないと判断した場合、S1103の処理に戻る。尚、S1101〜S1105までの処理は、図9で説明した半導体レーザ107dの点滅発光の区間1001に相当する。CPU211は、区間1001において、BDセンサ110により半導体レーザ107dのレーザ光を検出することにより、スキャナモータ108の回転数が目標回転数になるよう制御する。
S1105でCPU211は、スキャナモータ108の立ち上げが完了したと判断した場合、S1106で、画像形成ステーションY、M、CのATVC制御が完了したか否かを判断する。S1106でCPU211は、画像形成ステーションY、M、CのATVC制御が完了していないと判断した場合、S1106の処理に戻る。S1106でCPU211は、画像形成ステーションY、M、CのATVC制御が完了したと判断した場合、S1107でASIC212により半導体レーザ107a、107b、107c、107dを常時発光させる。そして、CPU211は、半導体レーザ107a、107b、107cの光量調整を開始する。また、CPU211は、半導体レーザ107dから出射されたレーザ光をBDセンサ110により検出することで、スキャナモータ108の回転数をモニタする。尚、S1106の処理は、図9の点滅発光の区間1001に含まれる区間1002に相当する。また、S1107の処理は、図9の常時発光の区間1003、及び区間1003に含まれる区間1004に相当する。
S1108でCPU211は、スキャナモータ108の回転数が安定したら、ASIC212により半導体レーザ107dをアンブランキング発光させる。尚、S1008以降の処理は、図9で説明したアンブランキング発光の区間1005に相当する。S1109〜S1111までの処理は、実施例1で説明した図7のS809〜S811までの処理と同じであるため、説明を省略する。
以上説明したように、本実施例によれば、画像形成ステーションKがBDステーションで、カラー印字を指示された場合、次のような構成とする。即ち、スキャナモータ108が目標速度で安定して回転駆動するのを待つことなく、画像形成ステーションY、M、CのATVC制御を実行する構成とする。従って、スキャナがアンブランキング発光に入ったら、すぐにコントローラ部201に/TOP信号を出力して画像形成を開始することで、FPOTを短縮することができる。以上、本実施例によれば、ファーストプリントアウトタイムを短縮することができる。
103 一次転写器
107 半導体レーザ
108 スキャナモータ
110 BDセンサ
111 転写電流検知回路
211 CPU

Claims (7)

  1. 第1の光源及び第2の光源と、
    前記第1の光源から出射されたレーザ光により静電潜像が形成される第1の像担持体と、
    前記第2の光源から出射されたレーザ光により静電潜像が形成される第2の像担持体と、
    前記第1の像担持体に形成された静電潜像を現像しトナー画像を形成する第1の現像手段と、
    前記第2の像担持体に形成された静電潜像を現像しトナー画像を形成する第2の現像手段と、
    前記第1の現像手段により形成されたトナー画像を転写する第1の転写手段と、
    前記第2の現像手段により形成されたトナー画像を転写する第2の転写手段と、
    第1の光源及び前記第2の光源から出射されたレーザ光を偏向する回転多面鏡と、
    前記回転多面鏡を駆動するモータと、
    前記第1の光源から出射され、前記回転多面鏡により偏向されたレーザ光を検知する検知手段と、
    前記第2の転写手段に電圧を印加する印加手段と、
    前記印加手段により前記第2の転写手段に電圧を印加した際に流れる電流を検知する電流検知手段と、
    記モータの回転数が所定回転数となるように前記モータの駆動を前記検知手段の検知結果に基づき制御する立ち上げ制御と、画像形成時において前記第2の転写手段に所定の電流を流すために前記印加手段により前記第2の転写手段に印加される電圧を前記電流検知手段の検知結果に基づき決定する決定制御と、を並行して行う制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、前記決定制御を行っている間は、前記第2の光源からレーザ光を出射させないことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記決定制御が完了し、且つ前記立ち上げ制御が完了した後に、前記第2の光源からレーザ光を出射させて、レーザ光の光量の調整を行うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記光量の調整が完了した後に、前記第1の光源から、前記検知手段の近傍でのみレーザ光を出射させるアンブランキング発光を行うことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記アンブランキング発光を開始した後に、画像形成動作を開始することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の光源は、ブラックを除く他の色の画像を形成するための光源であり、
    前記第2の光源は、前記ブラックの画像形成するための光源あることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の光源は、ブラックの画像形成するための光源であり
    前記第2の光源は、前記ブラックを除く他の色の画像形成するための光源であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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