JP2010102182A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成装置では、出力画像の階調性を調整するために、入力画像信号をγLUTに基づいて補正する。このγLUTは、所定の作像枚数毎に補正されるが、そのγLUTを補正の前後の画像に濃度差が生じることがあった。
【解決手段】 テストパターンの濃度検出結果とテストパターンを形成するための画像データとの差異を段階的に補正するように所定枚数の記録媒体にトナー像が形成される毎にγLUTを補正する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置における画像の濃度制御に関する。
電子写真方式の複写機やプリンタなどの画像形成装置では、入力画像の階調性と実際に出力される階調性とが一致しないケースが発生する。これは、画像読取部に用いられるCCD等の読取素子の読取特性、画像形成部の帯電特性、現像特性、転写特性、定着特性等が経時や環境条件により変動し、その変動の影響が出力画像に表れるためである。それに対して、出力画像の階調性を調整する方法として様々な方法が知られている。
例えば、非線形性を持つ入力画像信号を線形の出力画像信号に変換するためのガンマ補正回路にCCDで読み取られた原稿に基づく入力画像信号を入力し、データの変換を行う。ガンマ補正回路に入力した入力画像信号は、ガンマ・ルック・アップ・テーブル(以下、γLUT)に基づいて変換される。そして、変換された信号(出力画像信号)により画像が形成される。このガンマ補正回路の動作を適宜変更することによって、出力画像の階調性を入力画像の階調性に対応した特性にすることができる。
γLUTの補正は次のように行われる。画像形成装置を起動して、そのウォームアップ動作の終了後、複数の階調によって構成される階調テストパターンを感光ドラムや中間転写体などの像担持体上に形成する。そして、その階調テストパターンを濃度センサで読み取ることによって濃度を検出し、検出された濃度値に基づいてγLUT(γカーブ)を補正(ガンマ補正回路の動作を変更)する(例えば、特許文献1参照)。その後に入力される画像データは、作成されたγLUTに基づいて変換される。
特開昭59−163967号公報
しかしながら、多くの枚数の記録媒体に連続して画像を形成する場合、上記γLUTの補正(信号変換に使用するγLUTの変更)が行われると、γLUTの補正前後で入力画像信号の変換に用いられるγLUTが異なる。そのため、各階調においてγLUTの補正制御直前の濃度とγLUTの補正制御直後の濃度とに差が生じ、出力物の見栄えが悪くなる。特に、一連のページを印刷する場合には、濃度差が生じる2つのページが同一のユーザに渡るため、濃度差が生じることは好ましくない。
本発明は、γLUTの補正制御前後の濃度差を低減することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、出力画像の階調性を調整するために、変換条件に基づいて入力画像信号を変換する信号変換手段と、
前記信号変換手段により変換された画像信号に基づいて像担持体にトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体上に転写する画像形成手段と、
前記画像形成手段に所定階調の濃度検出用トナー像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、
前記濃度検出用トナー像を読み取る読取手段と、
前記読取手段の読取結果に基づいて前記濃度検出用トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、
前記濃度検出手段の検出結果と前記濃度検出用トナー像を形成するための画像データとの差異を段階的に補正するように所定枚数の記録媒体にトナー像が形成される毎に前記変換条件を補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、濃度検出手段の濃度検出結果と濃度検出用トナー像を形成するための画像データとの差異を段階的に補正するように所定枚数の記録媒体にトナー像が形成される毎に変換条件を補正する。本発明の画像形成装置によれば、出力画像の階調性を調整するための変換条件を変更する制御の前後に形成される画像の濃度差を抑制できる。
以下、図面に沿って、本発明の実施形態について説明する。なお、各図面において同一の符号を付したものは、同一の構成又は作用をなすものであり、これらについての重複説明は適宜省略する。
(第1の実施形態)
まず、本発明に関わる画像形成装置の構成について説明する。図1に一例として、本実施形態に係る画像形成装置を示す。図1に示す画像形成装置は、電子写真方式の画像形成装置であり、同図はその主要部の概略構成を模式的に示す縦断面図である。Aは画像読取部であり、Bは画像形成部である。
まず、画像読取部Aについて説明する。原稿台ガラス101上に置かれた原稿Gは光源102によって照射される。原稿からの反射光は折り返しミラー102から105を介してCCDセンサ106(画像読取手段)に結像される。CCD106は3列に配置されたレッド、グリーン、ブルーのCCDラインセンサ群により、ラインセンサ毎にレッド、グリーン、ブルーの成分信号を生成する。これら読み取り光学系ユニットは矢印の方向に走査することにより原稿をライン毎の電気信号データ列に変換する。また、原稿台ガラス101上には、原稿の位置を突き当てて原稿の斜め置かれを防ぐ突き当て部材が配置される。さらに、その原稿台ガラス面にCCD106の白レベルを決定するためとCCD106のスラスト方向のシェーディングを行うための基準白色版(図示せず)が配置される。CCDセンサ106により得られた画像信号は、画像形成部Bの画像処理部107に送られ画像処理される。
画像形成部BにはY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(ブラック)各々の色毎にステーションが備わる。各ステーション内には、像担持体としてドラム型の電子写真感光体(以下「感光ドラム」という。)を備えている。各ステーションの構成は同じ構成であるので、Yのステーションについて説明し、その他のステーションの詳細な説明は省略する。
図2は、Yの画像ステーションの拡大図である。感光ドラム108は画像形成部Bによって矢印R1方向に回転可能に支持されている。感光ドラム108の周囲には、その回転方向に沿って順に、一次帯電器109、露光装置110、電位センサ111、現像装置112、クリーニング装置113、前露光器114が配置されている。
上述の画像形成装置において、画像形成時には、感光ドラム108は矢印R1方向に所定のプロセススピードで回転駆動される。感光ドラム108の表面は、一次帯電器109によって所定の極性・電位に略均一に帯電される。露光装置110は、レーザ光源(図示せず)を有し、画像処理部107で画像補正された画像信号に基づいてレーザ光源を発光させて感光ドラム108を露光する。即ち、画像処理部107から指示された露光量で、露光装置110の内部に設けられたレーザ光源から光照射がなされ、一次帯電器109によって帯電後の感光ドラム108表面に静電潜像が形成される。この静電潜像の電位差と現像装置112内に設けられたトナー担持体である現像スリーブに印加される現像バイアスとの電位差によって感光ドラム108の静電潜像部分にトナーが飛翔、付着し、静電潜像がトナー像として現像される。
感光ドラム108上のトナー像は第1転写部T1で矢印R2方向に回転する中間転写体115(像担持体)に転写され、各色のトナー像は中間転写体115上で重畳される。第1転写部T1には転写バイアス印加部116とシートを感光ドラム108から分離するためにバイアスを印加する分離装置117が備えられている。
そして、図1に示すように中間転写体115上のトナー像は、第2転写部T2で給紙カセット(図示せず)から搬送される記録紙などの記録媒体上に転写される。トナー像を担持した記録媒体Pはシート搬送ベルト118により定着装置119に搬送される。定着装置119には、定着ローラ120と加圧ベルト121とが備えられており、記録媒体Pが定着ローラ120と加圧ベルト121とで形成されるニップ部Nを通過することによって、トナー像が記録媒体Pに定着される。
中間転写体115の近傍には後述するγLUTの補正制御時に使用する濃度センサ122が備えられている。濃度センサは発光部と受光部とを備え、発光部は中間転写体115に向かって光を照射する。受光部は、その光の反射光を受光する構成となっている。この濃度センサによって、後述する階調パターンあるいはトナーパターンの読取を行う。なお、この濃度センサ122を各画像ステーションの感光ドラム108近傍に備え、感光ドラム108上に形成される階調パターンを読み取るようにしても良い。
次に、画像処理部107で行われる画像処理について説明する。図3は本実施形態におけるブロック図である。CCD106により読み込まれた原稿画像の輝度信号は、A/D変換部301に入力されデジタル信号に変換される。このデジタル輝度信号はシェーディング部302に送られ、CCD個々の素子の感度に関するバラツキによる光量ムラが補正される(シェーディング補正)。シェーディング補正することにより、CCD106の読取精度が向上する。シェーディング部302で補正された輝度信号は、更にLOG変換部303によりLOG変換される。続いて、LOG変換された信号は、γ補正部304に送られ、RAM305に記憶されたγLUTによって出力画像の階調性を調整するための信号変換が行われる。これらの処理はイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色において行われ、変換された画像信号に基づいて画像形成される。
CPU306は、CCD106、画像処理部107、濃度センサ122、プリンタ部308(画像形成部B)、パターンジェネレータ(PG)309を制御する。各要素の制御フローはROM307に記憶されている。また、CPU306は後述するγLUT(変換テーブル)を補正するγLUT補正手段(変換条件補正手段)であり、後述するγLUTの補正制御を司る画像濃度制御手段である。
変換条件であるところの上記γLUTは、入力画像信号の各信号レベルにおいて入力画像信号と出力画像信号とを対応付けたテーブルであり、出力画像の階調性を調整するためのテーブルである。入力画像信号がこのγLUTで変換されることによって、出力画像の階調性が整えられる。
γLUTにより入力画像信号を変換する信号変換処理について図4を用いて説明する。図4には、本実施形態の画像形成装置における画像濃度に対応する入力画像信号(濃度信号)に対する出力画像信号(濃度信号)の階調特性401、目標階調特性402、及びγLUT403が示されている。入力画像信号と出力画像信号との関係が目標階調特性402のような比例関係であれば、出力画像の階調特性は入力画像の階調特性に対応した特性になるため、理想的であるといえる。しかしながら、階調特性401に示すように、CCD106の読取特性の影響により低濃度領域及び高濃度領域では中間濃度領域に比べて濃度の傾きが低くなり、実際には入力画像信号と出力画像信号との関係は目標階調特性のような比例関係にならない。
そこで、階調特性401を目標階調特性402に近似させるために、入力画像信号をγLUT403によって変換する。このように、入力画像信号をγLUTで変換することより、出力画像の階調性が目標階調特性402になるように調整される。
γLUTは以下のように作成される。図5はγLUTの補正制御の制御フローである。以下の制御は、各色において行われる。まず、記録媒体への記録が所定の累積枚数に達すると(定期的に)CPU306は自動でγLUTの補正制御を開始する(ステップS501)。ステップS502で、CPU306は、最大濃度に対応する信号のよってテストパターンが画像形成装置の設計上の最大濃度(例えば、光学濃度で1.6)で形成されるように次のような制御を行う。即ち、PG309からの信号に基づいて露光量を一定にした露光装置110により感光ドラムに複数の静電潜像を形成させる。その複数の静電潜像を異なる現像バイアスによりトナー像として現像する。続くステップS503で、CPU306は、異なる現像バイアスで現像された複数のトナー像を濃度センサ122に読み取らせ、読取結果から各トナー像の濃度を検出する。そして、ステップS504において、CPU306は、各トナー像の中から所定の濃度(PG309からの信号に対応する濃度)で形成されているトナー像を形成した現像バイアスを、画像形成時に使用する現像バイアスとして設定する。本実施形態では、露光量(レーザ光量)を最大にして複数の静電潜像を形成し、それらを異なる現像バイアスで現像する。そして、異なる現像バイアスによって現像されたトナー像の濃度が濃度レベル(前述の光学濃度1.6)となるトナー像を形成した現像バイアスを画像形成時に使用する現像バイアスとして設定する。
上記の濃度レベルは画像の濃さの客観的表現に用いられる光学濃度であり、画像の着目部の反射率をRとするとき光学濃度DはD=log10(1/R)で定義される。
ステップS505において、CPU306は、各色毎に設定された現像バイアスに基づいてシアン、マゼンタ、イエロー、ブラック4色分の階調テストパターン(濃度検出用トナー像)を中間転写体上(像担持体上)に形成させる。階調テストパターンはROM307に予め記憶させた所定の画像データに基づいて形成される。ここでは各色32階調(所定階調)のテストパターンが濃度レベル順(例えば、光学濃度0〜1.6レベル)に配置された階調テストパターンが形成される。そして、ステップS506において、CPU306は、この階調テストパターンを濃度センサ122で読み取らせ、読取結果から階調テストパターンの濃度を検出する。この検出結果が、図4の階調特性401に当たる。続くステップS507において、階調特性401と目標階調特性402とに基づいてγLUT403を作成する。本実施形態では、階調特性401を目標階調特性402に関して線対称に変換することによってγLUT403を作成する(ステップS508)。この制御後の画像形成では設定された現像バイアスと補正されたγLUTが使用される(γLUTの変更)。
γLUTの補正制御は、所定枚数(例えば、1000枚)の記録媒体に画像形成が行われた後、再び階調テストパターンが形成されることによって、自動的に行われる。
ここで、上記γLUTの補正制御を行う際の課題について詳しく説明する。従来のγLUTの補正制御では、階調テストパターンの濃度を検出することによって補正量を算出する。そして、その補正量に基づいて目標とする階調特性で画像が形成されるようにγLUTを補正し、補正後のγLUTに基づいて変換された画像信号に基づいて画像形成を行っていた。そのため、γLUT補正直前の記録媒体に形成される画像の濃度とγLUT補正直後の記録媒体に形成される画像の濃度とに濃度差が生じていた。
図9(a)は、作像枚数に対する画像形成装置の出力画像濃度(実線)とターゲット濃度(点線)との関係を示す図である。図9(a)の三角印はγLUTの補正制御(γLUTの補正)のタイミングを表しており、このタイミングで階調テストパターンが形成され、γLUTが補正される。γLUTが補正されると、各階調において出力画像はターゲット濃度で形成されるようになる。しかしながら、記録媒体への記録の累積枚数の増加に応じて出力画像はターゲット濃度で形成されないようになる。そして、再びγLUTの補正制御が行われることによってγLUTが補正され、出力画像はターゲット濃度で出力されるようになる。
図9(b)は、前ページの画像との濃度差を表す図である。γLUTの補正制御前後では、用いられるγLUTが異なることから、図9(b)に示されるように、γLUTの補正制御前後のページで濃度差が生じる。この濃度差によって出力物の見栄えが悪くなるという課題がある。
このような課題に対して、本実施形態の画像形成装置では、γLUT(変換条件)の補正制御時に形成されるテストパターンの濃度とこのテストパターンが形成されるべき濃度とに基づいて補正量(第1の補正量)を算出する。そして、この第1の補正量を分割することによって第1の補正量よりも小さい第2の補正量を算出し、第2の補正量に基づいて所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎にγLUTを補正する。
通常、γLUTは上記の第1の補正量に基づいて補正され、γLUTの補正が完了する。γLUT補正後の画像形成は、補正されたγLUTを用いて信号変換されたデータに基づいて行われる。そのため、γLUTの補正前後の画像に濃度差が生じていた。それに対して、本実施形態の画像形成装置は、濃度差が生じないように第1の補正量を第1の補正量よりも小さい第2の補正量に分割し、第2の補正量に基づいて段階的にγLUTを補正する。これによってγLUT補正前後の濃度差を抑制する。即ち、テストパターンの濃度検出結果に基づいて算出された第1の補正量よりも小さい第2の補正量でγLUTを補正する。第2の補正量によるγLUTの補正は、テストパターンが形成されてから次のテストパターンが形成されるまでの間、所定枚数の記録媒体に画像形成が行われる毎(例えば、1枚毎)に複数回にわたって行われる。これにより、濃度検出結果と目標濃度(階調トナーパターンが形成されるべき濃度)との差異が段階的に補正されることになるため、記録媒体に形成される画像においてもγLUTの補正制御前後で生じる濃度差を抑えることができる。
本実施形態におけるγLUTの補正は、テストパターンが形成されてから次のテストパターンが形成されるまでの間、第2の補正量に基づいて1枚毎にγLUTを補正するとして説明した。しかしながら、第2の補正量により複数回にわたって補正されたγLUTが、第1の補正量に基づいて補正した場合に得られるγLUTまで補正された場合、γLUTの補正を終了するようにしても良い。つまり、第2の補正量に基づく段階的なγLUTの補正により第1の補正量に相当する量だけγLUTが補正された場合、γLUTの補正を終了する。その後の入力画像信号の変換は、γLUTの補正終了時に補正されたγLUTを使用する。
以下、テストパターンの濃度とテストパターンが形成されるべき濃度との差分から算出される第1の補正量に基づいて第2の補正量を算出する方法について説明する。
第2の補正量算出の一例として、γLUTの補正制御前後に生じる濃度差を目立たなくさせるため、1回のγLUTの補正において人間の視覚特性では感知できない濃度で補正されるように第1の補正量を分割する方法について説明する。人間の視覚特性上、光学濃度0.2の変化は感知できないとされている。そこで、γLUTの補正制御前後の各階調における光学濃度差が0.2以下になるように、第1の補正量を分割して第2の補正量を算出する。そして、第1の補正量に基づいてγLUTを補正した場合のγLUTを目標に、所定枚数の画像が形成される毎に第2の補正量を用いて複数回にわたってγLUTを補正する。このγLUTの補正は各入力画像信号レベルにおいて行われる。この場合、第2の補正量でγLUTを変更しても、光学濃度の変化量は0.2以下であるため、γLUTの補正制御前後の濃度差を目立たせなくすることができる。
その他の方法として、第1の補正量を所定数で等分に分割し、分割された第2の補正量に基づいてγLUTを補正するようにしてもよい。例えば、補正量を3つに分割すると予め設定する。その装置において、ある入力画像信号レベルにおけるトナーパターンの濃度差0.1であった場合、濃度差0.1を補正するための第1の補正量を算出し、その第1の補正量を3等分して第2の補正量を算出する。そして、第2の補正量に基づいて補正後の出力画像信号を補正する。このとき、第2の補正量に基づいて3回の補正が行われたと期のγLUTは、第1の補正量に基づいてγLUTを補正した場合のγLUTと同一のγLUTになる。そのため、第2の補正量に基づく補正は最低でも3枚の記録媒体に画像形成された時点で終了する。
この補正を各入力画像信号レベルにおいて行われる。この方法によれば、補正量に基づいて1回でγLUTを補正する従来の方式に比べγLUTの補正制御前後の濃度差を目立たせなくすることができる。第1の補正量の分割数は任意に決定して良い。
また、テストパターンが形成されてから次のテストパターンが形成されるまでの間、所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎にγLUTを補正するようにしてもよい。例えば、1枚の記録媒体に画像形成される毎にγLUTを補正する設定の場合のγLUTの補正方法について説明する。任意の基準画像特性情報をD、測定画像特性情報をDとした場合、第1の補正量XはDとDとの差分に基づいて算出される。テストパターンが形成された後に画像形成された枚数をY、テストパターンが形成されてから再びテストパターンが形成されるまでの間に画像形成される記録媒体の総数をZとした場合、第2の補正量Xは、X=X×Y/Zの式に基づいて算出される。この第2の補正量Xに基づいてγLUTを補正する。この補正は各入力画像信号レベルにおいて行われる。
ここで、第2の補正量に基づくγLUTの補正制御の際に形成される複数のγLUTについて説明する。図6(a)は、n回目のγLUTの補正制御時に得られた階調特性601とn+1回目のγLUTの補正制御時に得られた階調特性602を示す図である。図6(a)は、入力画像信号の各レベルにおいてγLUT補正制御前の画像濃度よりも後の画像濃度の方が高くなるような装置の状態でγLUT補正制御が行われたときの入力画像信号と出力画像信号との関係を示している。図6(b)は、γLUT603及びγLUT604は、階調特性601及び階調特性602を目標階調特性に関して逆変換(線対称に変換)することによって得られるγLUTである。
本実施形態のγLUT補正制御は、入力画像信号の各レベルにおいて、γLUT603とγLUT604との間を補間するγLUTを作成して、所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎にγLUT604まで段階的な補正を行う。具体的には、図6(b)に示すようにγLUT603とγLUT604との間にγLUT605とγLUT606を作成する。γLUT605及びγLUT606は所定枚数の記録媒体に形成される毎(例えば、1枚毎)に作成される。
また、図6(c)は、n回目のγLUTの補正制御時に得られた階調特性607(=階調特性601)とn+1回目のγLUTの補正制御時に得られた階調特性608を示す図である。図6(c)は、入力画像信号の各レベルにおいてγLUT補正制御前の画像濃度よりも後の画像濃度の方が低くなるような装置の状態でγLUT補正制御が行われたときの入力画像信号と出力画像信号との関係を示している。図6(d)は、γLUT609及びγLUT610は、階調特性607及び階調特性608を目標階調特性に関して逆変換(線対称に変換)することによって得られるγLUTである。
本実施形態のγLUT補正制御は、入力画像信号の各レベルにおいて、γLUT609とγLUT610との間を補間するγLUTを作成して、所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎にγLUT610まで段階的な補正を行う。具体的には、図6(b)に示すようにγLUT609とγLUT610との間にγLUT611とγLUT612を作成する。γLUT611及びγLUT612は所定枚数の記録媒体に形成される毎(例えば、1枚毎)に作成される。
なお、上記では1枚の記録媒体に画像が形成される毎にγLUTを変更する例について説明したが、2枚以上の所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎にγLUTを変更するようにしても良い。
ここで、第2の補正量によるγLUTの制御による効果について説明する。図7(a)は、本実施形態に係るγLUTの補正制御を行うことによる画像濃度の変動を示す図である。図7(a)の三角印はγLUTの補正制御が行われたことを示す。上記のように、第1の補正量よりも小さい第2の補正量によって複数回にわたってγLUTを変更することによって、図7(b)に示すようにγLUTの補正制御前後に生じる前ページとの間に生じる画像の濃度差を抑制することができる。
なお、図7(b)では、複数枚の記録媒体に画像が形成されるとγLUTの段階的な補正を終了する装置を例に説明しているため、γLUTの段階的な補正を終了すると前ページとの濃度差変動が生じるようになる。しかしながら、n回目のテストパターンが形成されてからn+1回目のテストパターンが形成されるまで継続して、1枚の記録媒体に画像が形成される毎に段階的にγLUTが補正される場合、前ページとの濃度差はさらに抑制される。即ち、図7(b)に見られるような濃度差変動がほとんど見られないようになる。
図8は、γLUTの補正制御時にCPUが行う制御フローである。γLUTが設定された状態で画像形成が開始されると、ステップS801でCPU306は画像形成累積枚数を計数する。ステップS802において、CPU306は画像形成ジョブが終了したか否かを判定する。ステップS802において画像形成ジョブが終了したと判定された場合、画像形成を終了する。一方、ステップS802において画像形成ジョブが終了していないと判定された場合、ステップS803において画像形成装置の電源がONされてから或いは前回のテストパターンを形成してからの画像形成枚数が所定枚数Zに達したか否かを判定する。画像形成枚数が所定枚数Zに達したと判定された場合、CPU306はγLUTの補正制御を開始する。ステップS804において、CPU306は画像形成部を制御して中間転写体115上に階調テストパターンを形成させる。そして、ステップS805でCPU306は濃度センサ122を用いて階調テストパターンを読み取り、読取結果に基づいてその階調テストパターンの濃度を検出する。ステップS806で、CPU306はこの階調テストパターンの濃度と階調テストパターンが形成されるべき目標濃度とを比較し、比較結果に基づいてγLUTを補正するための第1の補正量を算出する。
続くステップS807において、CPU306はステップS806で算出した第1の補正量が所定値(前述の光学濃度差0.2)より大きいか否かを判定する。第1の補正量が所定値よりも大きい場合、ステップS808においてCPU306は第1の補正量を複数の第2の補正量に分割する。この所定値は、第1の補正量がよりも小さい場合は1回のγLUTの補正でγLUTの補正制御を完了させるために設けられたものである。
そして、ステップS809において、CPU306はステップS808で算出した第2の補正量に基づいて所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎に段階的にγLUTを補正する。その後、ステップS810に進み、ジョブが終了していれば画像形成を終了する。
ステップS807において、第1の補正量が所定値以下(上記光学濃度差0.2以下となるような補正量)であると判定された場合、ステップS811進む。ステップS811において、CPUはステップS806で算出される第1の補正量に基づいてγLUTを1回で補正する。その後、ステップS810に進み、ジョブが終了していれば画像形成を終了する。
上記の制御は、複数の記録媒体に連続して画像形成する画像データが入力され、かつその画像データに基づいて連続して画像形成される間に階調テストパターンが中間転写ベルト上に形成される場合にのみ行うようにしても良い。階調テストパターンは、前回形成された階調テストパターンからの累積記録枚数に応じて自動的に形成される(例えば、1000枚毎)。複数の記録媒体に連続して画像形成する画像データが入力されたときに従来のγ補正制御が行われると、連続して印刷された記録媒体に濃度差が生じる。
そこで、CPU306は、連続して画像形成するデータが入力された場合、連続画像形成中に階調トナーパターンが形成されるか否かを判定し、判定結果に基づいて図8の制御を行うか否かを決定する。即ち、連続して画像形成するデータが入力されるまでの累積枚数が950枚で、入力画像データが60枚に画像形成するデータの場合、50枚印刷されたところで階調テストパターンが形成されるため、CPU306は図8の制御を実行する。それに対して、1000枚目と1001枚目の記録されるデータが、連続して画像形成されるデータではなく、それぞれが独立したデータである場合、濃度差を考慮する必要がないため、CPU306は図8の制御を実行しない。この場合、1000枚目と1001枚目との間に階調テストパターンが形成されることとする。
上記のγLUTの補正は、各階調に対応する各入力画像信号レベルごとに行っても良いし、各階調から複数の階調を選択して、選択された階調に対応する入力画像信号のγLUT上の値を補正しても良い。後者の場合、複数の階調の以外の階調については線形補間によって補正量を推定した上でγLUTの補正を行う。
なお、本実施形態では、変換条件としてγLUTを用いて説明したが、変換条件は入力画像信号の各信号レベルにおいて入力画像信号と出力画像信号とを対応づけた関数でもよい。
また、中間転写体115上に形成される階調テストパターンを濃度センサ122で読み取り、その読取結果に基づいてγLUTを変更する画像形成装置について説明したが、γLUTを変更する方法はこれに限られるものではない。その他の変更方法としては、所定の画像データに基づいて記録媒体上に階調テストパターンを形成し、その記録媒体上に形成された階調テストパターンを定着装置よりも記録媒体搬送方向下流側に配置した濃度センサで読み取り、濃度を検出する。そして、検出結果と画像データとの差異に基づいてγLUTを補正するようにしても良い。
また、濃度センサとして、画像読取部Aに備えられたCCD106を濃度センサとして代用しても良い。その場合、ユーザが手動によるγLUTの補正制御を開始するように画像形成装置に指示を送る。手動によるγLUT補正制御が起動されると、所定の画像データに基づく階調テストパターンが印刷された記録媒体がプリントアウトされる。その記録媒体をユーザが画像読取部Aに移動させて、CCD106によって階調テストパターンを読み取る。CPU306は、CCD106の読取結果に基づいて濃度を検出し、検出結果と画像データとの差異に基づいてγLUTを補正する。
以上説明したように、上述の第1の補正量よりも小さい第2の補正量によって所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎にγLUTを補正するため、γLUTの補正制御前後に生じる濃度差を抑制できる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、γLUTを複数回にわたって補正する方法について説明した。本実施形態では、画像制御を行った場合、感光ドラムに形成される静電潜像の電位と現像バイアスとの電位差である現像コントラストの補正を複数回に渡って行うことによって、画像制御前後に生じる画像間の濃度差を抑制する方法について説明する。
現像コントラストとは、レーザ露光によって感光体に形成される静電潜像の電位と現像スリーブに印加される直流電圧との電位差のことである。トナーの帯電量が一定の場合、現像コントラストを制御することによって感光体に上に載るトナー量を制御することができる。つまり、現像コントラストを制御する(以下、電位制御)ことによって画像の濃度を制御する。現像コントラストは、現像バイアスまたは感光ドラムを露光する光量を変化させることによって制御する。本実施形態では、現像バイアスを変化させることによって電位制御前後に生じる画像の濃度差を低減する画像形成装置について説明する。
現像コントラストの制御(電位制御)は、前述した図5のステップS502からステップS504によって行われる。この電位制御が行われると、電位制御前後の画像に濃度差が生じる。例えば、電位制御により現像コントラストを50V低下させる場合、同一の露光量で画像を形成すると、現像コントラスト制御前に比べ現像コントラスト制御後の画像の濃度が低くなる。一方、電位制御により現像コントラストを50V上昇させる場合、同一の露光量で画像を形成すると、現像コントラスト制御前に比べ現像コントラスト制御後の画像の濃度が高くなる。
電位制御時に求められた第1の補正量(例えば、上記の50V)に基づいて1回で現像コントラストを制御すると、電位制御前後で濃度差が生じる。そこで、本実施形態では現像バイアスを補正するための第1の補正量を複数回に分割することによって第2の補正量を算出し、第2の補正量に基づいて所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎に現像コントラストを複数回にわたって変更する。
例えば、電位制御前と電位制御後との現像コントラストの差分を50Vとする場合、第1の補正量は50Vとなる。この補正量を第一の実施形態で説明した方法と同様に分割して第2の補正量を算出する。ここでは、第1の補正量を3等分することによって第2の補正量を求める。即ち、第2の補正量は第1の補正量を3等分した16.66Vとなり、1回の補正において現像バイアスを16.66V制御する。即ち、電位制御後の1枚目の記録媒体に対応する画像は16.66V現像バイアスを上昇(あるいは低下)させた後に形成される。また、電位制御後の2枚目の記録媒体に対応する画像はさらに16.66V現像バイアスを上昇(あるいは低下)させた後に形成される。さらに、電位制御後の3枚目の記録媒体に対応する画像はさらに16.66V現像バイアスを上昇(あるいは低下)させた後に形成される。
図10は、本実施形態における現像コントラストの制御フローである。
ステップS1001で画像形成枚数をカウントする。ステップS1002において、CPU306は画像形成ジョブが終了したか否かを判定する。ステップS1002において画像形成ジョブが終了したと判定された場合、画像形成を終了する。一方、ステップS1002において、画像形成ジョブが終了していないと判定された場合、ステップS1003において画像形成枚数が所定の枚数形成されたか判定する。所定の枚数形成されていない場合、ステップS1001に戻る。所定の枚数の画像形成がされたと判定された場合、CPU306は電位制御を開始する。ステップS1004において、CPU306は画像形成部を制御して現像バイアスを異ならせて中間転写体115上に複数のテストパターンを形成させ、ステップS1005で濃度センサ122を用いてそのテストパターンの濃度を検出する。ステップS1006で、CPU306は複数のテストパターンの濃度とテストパターンが形成されるべき目標濃度とを比較し、最も目標濃度に近いテストパターンを形成した現像コントラストE(V)を画像形成に用いる現像コントラストとして選択する。
続くステップS1007において、電位制御前の現像コントラストE(V)とステップS1006において選択された現像コントラストE(V)との差分を現像コントラストを補正するための第1の補正量とする。ステップS1008において、CPUはステップS1007で算出した第1の補正量が所定値より大きいか否かを判定する。第1の補正量が所定値よりも大きい場合、ステップS1009においてCP307は第1の補正量を複数の第2の補正量に分割する。そして、ステップS1010において、CPU306はステップS1009で求めた第2の補正量に基づいて所定枚数の記録媒体に画像が形成される毎に複数回にわたって現像バイアスを制御することによって現像コントラストを補正する。その後、ステップS1011に進み、ジョブが終了していれば画像形成を終了する。
ステップS1008において、第1の補正量が所定値以下であると判定された場合、ステップS1012進む。ステップS1012において、CPU306はステップS1007で算出された第1の補正量に基づいて現像バイアスを1回で制御し、現像コントラストを補正する。その後、ステップS1011に進み、ジョブが終了していれば画像形成を終了する。
なお、本実施形態では現像コントラストの制御するために、現像バイアスを制御する方法を示したが、露光装置110の光量を変化させることによって現像コントラストを制御することも可能である。
以上説明したように、電位制御で現像コントラストを補正するための第1の補正量を分割することによって第2の補正量を求め、第2の補正量に基づいて現像コントラストを複数回にわたって制御することによって、電位制御前後の濃度差を抑制することができる。
本実施形態における画像形成装置の概略図である。 本実施形態における画像ステーションの拡大図である。 本実施形態における画像形成装置のブロック図である。 画像形成装置の階調特性、目標階調特性、γLUTの関係を示す図である。 CPUがγLUTを補正する際の制御フローである。 本実施形態において補正されるγLUTを示す図である。 本実施形態に係るγLUTの補正を行うことによる画像濃度の変動(a)と前ページとの間に生じる画像の濃度差(b)を示す図である。 第1の実施形態の画像形成装置においてCPUが行う制御フローである。 従来の画像形成装置におけるγLUTの補正を行うことによる画像濃度の変動(a)と前ページとの間に生じる画像の濃度差(b)を示す図である。 第2の実施形態の画像形成装置においてCPUが行う制御フローである。
符号の説明
106 CCD
107 画像処理部
108 感光ドラム
109 一次帯電部
110 露光装置
111 電位センサ
112 現像装置
113 クリーニング装置
115 中間転写ベルト
122 濃度センサ
304 γ補正部
306 CPU
309 パターンジェネレータ(PG)

Claims (13)

  1. 出力画像の階調性を調整するために、変換条件に基づいて入力画像信号を変換する信号変換手段と、
    前記信号変換手段により変換された画像信号に基づいて像担持体にトナー像を形成し、該トナー像を記録媒体上に転写する画像形成手段と、
    所定の画像データに基づいて前記画像形成手段に濃度検出用トナー像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、
    前記濃度検出用トナー像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果に基づいて前記濃度検出用トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段の検出結果と前記画像データとの差異を段階的に補正するように所定枚数の記録媒体にトナー像が形成される毎に前記変換条件を補正する補正手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記補正手段は、前記濃度検出用トナー像を形成するための画像データとの差異に基づいて前記変換条件を補正するための補正量を算出し、再び前記濃度検出用トナー像が形成されるまでの間に、前記補正量に基づいて補正した場合の変換条件に近づくように前記変換条件を段階的に補正することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記補正手段は、前記所定の変換条件が前記段階的な補正により前記補正量に基づいて補正した場合の変換条件と同一の変換条件に補正された場合、前記変換条件の補正を終了し、前記変換条件の補正が終了した後の前記信号変換手段による信号変換は、前記補正量に基づいて補正した場合の変換条件に基づいて行われることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記補正手段は、前記補正量を等分に分割した値に基づいて前記変換条件を段階的に補正することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記補正手段は、前記補正量を前記濃度検出用トナー像を形成されてから再び濃度検出用トナー像が形成されるまでの間に画像形成される記録媒体の総数で等分に分割した値に基づいて前記変換条件を段階的に補正することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記補正手段は、前記入力画像信号の各信号レベルにおいて前記補正量を算出し、前記各信号レベルにおいて前記補正量に基づいて補正した場合の変換条件に近づくように段階的に補正することを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記変換条件は、入力画像信号と出力画像信号とを対応付けた変換テーブルであり、前記信号変換手段は前記変換テーブルに基づいて前記入力画像信号を変換することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記変換条件は、入力画像信号の各信号レベルにおいて入力画像信号と出力画像信号とを対応づけた関数であり、前記信号変換手段は前記関数に基づいて前記入力画像信号を変換することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、前記記録媒体への画像形成枚数に応じて定期的に、前記画像形成手段に所定階調の濃度検出用トナー像を前記像担持体上に形成させることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記補正手段は、複数の記録媒体に連続して画像形成する画像データが入力され、かつ連続して画像形成される間に前記濃度検出用トナー像が形成される場合、前記濃度検出手段の検出結果と前記濃度検出用トナー像を形成するための画像データとの差異を所定枚数の記録媒体にトナー像が形成される毎に前記変換条件を段階的に補正することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 像担持体を露光して静電潜像を形成する露光手段と、トナー担持体にバイアスを印加するバイアス印加手段を備え、前記静電潜像の電位とトナー担持体のバイアスとの電位差に基づいて前記静電潜像をトナーによって現像し、前記像担持体上のトナー像を記録媒体に転写、定着する画像形成手段を備える画像形成装置において、
    所定の画像データに基づいて前記画像形成手段に濃度検出用トナー像を前記像担持体上に形成させる制御手段と、
    前記濃度検出用トナー像を読み取る読取手段と、
    前記読取手段の読取結果に基づいて前記濃度検出用トナー像の濃度を検出する濃度検出手段と、
    前記濃度検出手段の検出結果と前記濃度検出用トナー像を形成するための画像データとの差異を段階的に補正するように所定枚数の記録媒体にトナー像が形成される毎に前記電位差を補正する補正手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  12. 前記電位差は、前記トナー担持体に印加するバイアスを変化させることによって制御することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記電位差は、前記露光手段による露光量を変化させることによって制御することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
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