JP4773707B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の階調制御に関する。
従来、画像形成装置として、電子写真方式・熱転写方式・インクジェット方式等さまざまな方式が採用されている。これらのうち、電子写真方式を用いた画像形成装置は高速・高画質・静粛性の点で優位性を有している。また、近年、電子写真方式を用いたカラー画像形成装置も普及してきている。この電子写真方式を用いたカラー画像形成装置には、従来良く知られている多重転写方式・中間転写体方式のほかに、感光体表面にカラー像を重ねた後一括転写して像形成を行う多重現像方式、或いは、複数の異なる色の画像形成手段(プロセスステーション)を有し、転写ベルトにより搬送された転写材(例えば、用紙などの記録媒体)に現像剤を転写するインライン方式等がある。
インライン方式によるカラー画像形成装置は、高速化が可能であり、また、トナー像転写の回数が少ないため画質に有利など、多くの優位点を有している。このインライン方式においては、ユーザビリティの向上・設置面積の低減のためプロセスステーションを鉛直方向に並べ、転写材をほぼ垂直に搬送するといった構成も提案されている。
図9に示すインライン方式を用いた従来のフルカラー画像形成装置では、転写手段としての静電吸着搬送ベルト(以下、単に「搬送ベルト」と呼ぶ)14が、駆動22ローラ、吸着対向ローラ25、テンションローラ13a、13bの各ローラに巻架される。
搬送ベルトの周面に沿って、イエロー・マゼンタ・シアン・ブラックの各色の画像形成部であるプロセスステーション31Y・31M・31C・31Bkが配置されており、搬送ベルト14は図中の矢印の方向に回転する事により、転写材を各プロセスステーションに順次搬送する。各プロセスステーションは、プロセスカートリッジとして画像形成装置本体に対して着脱可能になっており、各プロセスカートリッジは、感光ドラム1、1次帯電器2、現像部8、クリーニング装置10が一体にまとめられた構成となっている。
装置本体内に配置されるスキャナユニット11は、図10に示されるようにレーザーダイオード41、高速モーター42によって回転駆動される多面鏡43、レンズ44、及び折り返しミラー45から構成される。レーザードライバ47に画像信号が入力されると、レーザードライバ47はレーザーダイオード41を発光させる。そして、この光は光路46を通って画像信号に対応した光情報が各プロセスプロセスステーション内の感光ドラム1に照射され、感光ドラム1上に潜像が形成される。更に感光ドラム1が矢印方向に進むと、この潜像は現像部8によって現像されトナー画像となる。
各プロセスステーション内の感光ドラム1は搬送ベルト14を介して転写帯電手段である転写ローラ4Y・4M・4C・4Bkと当接しており、転写ローラ4Y・4M・4C・4Bkには、転写バイアス電源32Y・32M・32C・32Bkより転写バイアスが印加される。
電子写真方式の画像形成装置において、例えば、感光ドラムとして、負極性の有機半導体電子写真感光体(OPC感光体)を用いて、露光により負電荷が減衰した露光部を現像する場合には、負極性のトナーを含む現像剤が用いられる。したがって、転写ローラには転写バイアス電源より正極性の転写バイアスを印加する。
転写材は、給紙カセット15などから給紙ローラ17・18によって画像形成装置内に送り出されると、まず、画像形成動作と転写材の搬送との同期をとるための、例えば、ローラ状とされる同期回転体、即ち、レジストローラ19a、及びレジスト対向ローラ19bに一旦挟持された後、転写材と搬送ベルト14との吸着がおこなわれる吸着部に導かれる。
吸着部では、例えば吸着部材としての吸着ローラ26が搬送ベルト14を介して吸着対向ローラ25と対向し、搬送ベルト14及び転写材Pを挟持するよう構成されている。吸着ローラ26には高電圧源である吸着バイアス電源32Aより電圧が印加される事によって、転写材に電荷が付与され、電荷を付与された転写材は搬送ベルト14を分極することによって搬送ベルト14に静電吸着される。
このようにして搬送ベルト14に吸着した転写材Pは各プロセスステーションを順次通過し、前述工程で感光ドラム1Y〜1Bk上に現像された各色トナー画像が次々に転写される。その後、定着装置21にて未定着トナーのカラー画像は加熱及び加圧されて永久画像となる。
搬送ベルト14としては、厚さ50〜200μm、体積抵抗率10〜1016Ωcm程度のPVDF(弗化ビニリデン樹脂)、ETFE(四弗化エチレン−エチレン共重合樹脂)、ポリイミド、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリカーボネート等の樹脂フィルムや、あるいは、厚さ0.5〜2mm程度の、例えばEPDM等とされるゴムの基層の上に、例えばウレタンゴムにPTFEなど弗素樹脂を分散したものを被覆して用いる。
上記搬送ベルト14は、通常は表面にトナー像を直接担持させる事はないが、ジャム時や非画像部への地かぶりなどにより搬送ベルト14上に汚染トナーが付着することがある。この付着トナーを清掃するために、転写ローラ4Y〜4Bkに転写時とは逆極性のクリーニングバイアスを印加して搬送ベルト14上のトナーを図7の感光ドラムを介して廃トナー容器10Y〜10Bkに回収する、という工程を各々のプロセスステーション31Y〜31Bkについて行うクリーニングシーケンスを有している。
ところで、階調画像を出力する電子写真方式の画像形成装置では、入力された画像信号と出力画像の濃度との関係すなわち階調特性は一般に図11に示すようになっている。このデフォルトの階調特性のままでは通常、高画質を得ることができないので、実際には入力された画像信号はレーザードライバ47に入る前にルックアップテーブル(以下、「LUT」)と呼ばれるデータ変換テーブルによって階調特性が直線関係等の適切な関係になるように調整を行う必要がある。LUTを作るためにはまず、デフォルトの階調特性がわからなくてはならない。そこで、扱うことのできるすべての画像信号の中から図11中に示すa1〜a7のように、適当な間隔で濃度が変化するような代表的な画像信号をあらかじめ数点選んでおき、これらの画像信号を使って濃度検知用トナー画像(以下、「パッチ」という)を搬送ベルト14上に試験的に形成する。そして、これらのトナー画像の濃度を光学濃度センサ23等によって検知し、その検知結果を直線補間や多項式補間、スプライン補間等を用いて補間することでその時点における画像形成装置のデフォルトの階調特性を求める中間調制御を行う。デフォルトの階調特性が求まると次に演算処理によって所望の階調特性になるようなLUTを算出し以後の画像形成ではこのLUTを通して画像データを変換してから画像形成を行う。
以上のような中間調制御は具体的には特開2001-134043号公報などで開示されている手法によってなされ、これによって所望の階調特性の画像を得ることができる。このような中間調制御を行うためのキャリブレーションの実行にあたって搬送ベルト上に形成されたパッチは、先のクリーニングシーケンスにより汚染トナーと同様に感光ドラムを介して廃トナー容器10Y〜10Bkに回収される。
特開2001-134043号公報
ところが、実際の中間調制御では数点のパッチの測定濃度を補間することにより正確な画像形成装置のデフォルトの階調特性を求めることは難しい。特にハイライト側に作成する最初のパッチよりもさらに薄い部分は0とその最初のパッチの濃度から補間することしかできないため階調が出始める部分を正確に知ることができない。ハイライトの階調特性が正確にわからないとグラデーションがかかっている画像などでは疑似輪郭ができたり本来淡い部分が濃く出てしまったりと不自然なグラデーションになってしまう。また、パッチの選び方が常に適切でないと環境変動などで階調特性が大きく変化した場合に誤った階調特性を求めてしまうことがある。
濃度測定するパッチの数を増やせば、より正確な階調特性を求めることが可能となるが、その反面でキャリブレーションに要する時間が大幅に延びてしまったりパッチパターンを印刷するためのエリアが大きくなってしまうといった問題が生じる。
特に上述のようにベルト上のトナーを感光ドラムに戻してドラムクリーナーで回収するシステムにおいては、一度ベルト上に印刷されたパッチはクリーニングシーケンスを実行するまでベルト上に留まったままなので、必然的にベルト1周分の範囲内に濃度測定用のパッチを収める必要がある。しかし、近年では画像形成装置の小型化の要求が高まっておりベルトの周長も短くなる傾向にあるため、ベルト1周分の範囲内に正確な階調特性を求めるためのパッチパターンを複数色分印刷することは非常に困難である。
一方、ベルト2周分以上の範囲内にわたってパッチパターンを印刷する場合には、ベルト1周分の濃度測定が終了した後にクリーニングシーケンスを実行し、その後改めて2周目の濃度測定を行うといったことを繰りかえさなければならず、膨大なキャリブレーション時間を必要とする事態になってしまう。
本発明は、上記説明した従来技術の問題点を解決することを出発点としてなされたものであり、その目的は、短時間で正確な中間調制御を行い常に高画質の画像を得ることができる画像形成装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するための本発明に係る一実施形態の画像形成装置は、以下の構成を有する。すなわち、感光ドラムと、前記感光ドラム上にトナー像を形成すべく前記感光ドラムに対して作用するプロセス手段と、を備え前記感光ドラム上に形成されたトナー像を転写部によりベルト上に転写する画像形成装置において、
前記ベルトの移動方向と直交する方向の一端側に、隣接する複数の濃度階調の画像を含んだ第1のテストパターンを形成し、前記ベルトの移動方向と直交する方向の他端側に、各画像が隣接し前記第1のテストパターンに含まれる最も濃度の薄い画像の濃度階調と同じ濃度階調の画像及び前記最も濃度の薄い濃度階調よりも更に濃度の薄い複数の濃度階調の画像を含んだ第2のテストパターンを、前記プロセス手段及び前記転写部を作動させ前記ベルト上に形成するテストパターン形成手段と、
前記プロセス手段によって前記ベルトに形成され前記第1及び第2のテストパターンの夫々に含まれる画像の濃度を検出する第1及び第2の光学濃度検出手段と、
前記第1及び第2の濃度検出手段の検出結果に基づき、前記第1及び第2のテストパターンの夫々における前記最も濃度の薄い濃度階調の画像の検出結果が同じ濃度になるように前記検出結果を補正したうえで、入力画像の濃度階調と前記入力画像により形成される画像の濃度の対応関係が、所望の各濃度階調と濃度との対応関係になるように、入力画像の階調値を変換するルックアップテーブルを補正する補正手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ベルト1周分の範囲内に正確な階調特性を求めるためのパッチパターンを複数色分印刷することができるので、このパッチパターンを用いて短時間で画像形成装置のデフォルトの階調特性を正確に知ることができる。そのため、常に適切な中間調制御が可能になり高画質の画像を得ることができる。
以下、図面に沿って、本発明の実施形態について説明する。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態の画像形成装置について詳細に説明する。なお、図1の説明において、図9(背景技術で説明)と同様な構成・作用をするものは同一の番号を付し、その説明は重複するので省略する。また、本発明の第1の実施形態の画像形成装置では図11で説明したのと類似の処理を行うが、その基本的な説明は共通するので、ここでの説明は重複するので省略する。
[第1の実施形態の特徴]
本実施形態の画像形成装置は、ベルト(長さ1000mm)1周分の範囲内で、ベルト表面に正確な階調特性を求めるためのパッチパターンを複数色分印刷することができる。そのため、このパッチパターンを用いることにより、短時間で画像形成装置のデフォルトの階調特性を正確に知ることができ、常に適切な中間調制御が可能になり高画質の画像を得ることができる。
[画像形成装置の構成:図1]
図1において23aおよび23bは、濃度検知動作の際には像担持体としての役割を担う搬送ベルト14上に作成されたパッチTの濃度を測定する光学濃度センサで、図2に示すようにLEDなどの発光素子231、フォトダイオード、CdSなどの受光素子232、及びホルダー233から構成されている。
[光学濃度センサ:図2]
光学濃度センサー23aおよび23bは搬送ベルトを駆動する駆動ローラの上方の位置、長手方向2箇所に取り付けられており、搬送ベルト上の幅方向2箇所に作成されたパッチTの濃度をそれぞれ測定する。
[画像形成装置の制御部:図3]
また、図3において24は画像形成装置の制御部で、CPU25を備え、レーザードライバ47、光学濃度センサ23a・23bのほか、ROM26、RAM27、テストパターン発生手段28、高圧制御手段29などが接続されている。このうち、ROM26は、読み出し専用のメモリであり、CPU25が画像形成装置を制御するためのプログラムや各種データが書き込まれている。RAM27は読み書き可能なメモリであり、階調補正手段であるLUT271が確保されたり、ROM26内のデータ展開や画像濃度制御のための作業領域になる。テストパターン発生手段28は画像濃度制御のためのパッチの画像データを発生させる。高圧制御手段29はCPU25からの指示で所定の高圧を発生させる。
まず画像形成装置本体の電源投入、又は電源投入時からの経過時間、印字枚数(画像形成枚数)、ホストコンピュータやユーザからの指示等の適当なタイミングをCPU25が検出すると、CPU25は画像濃度補正シーケンスをスタートさせ、まず、ROM26から各種バイアス設定を読み出しRAM27に書き込み、パッチの画像形成時にここから適切なバイアス設定値を読み出して高圧制御手段29に送る。この後、CPU25は画像形成装置本体の初期動作を開始するとともに、感光ドラム1を所定の帯電バイアスで帯電する。
CPU25はテストパターン発生手段28から発生させたパッチの画像データをLUT271を通してレーザードライバ47に送り感光ドラム1上に回転方向に沿って、光学濃度センサー23aで濃度が読み取れる長手位置にP1a〜P32aの32個のパッチの潜像を、光学濃度センサー23bで濃度が読み取れる長手位置にP1b〜P32bの32個のパッチの潜像をそれぞれ形成する。中間調補正シーケンス時にはLUT271は入力値と出力値とは直線関係にしておきテストパターン発生手段28から発生させた画像データは同じ値のままレーザードライバ47に送られている。なお、中間調を形成する方法としてはレーザーの発光時間や発光光量を変える方法やディザ等のよく知られた中間調表現方法を用いることができる。
[S1a〜S32a:図4A]
本実施形態では、画像信号は8ビットあるので00H〜FFH(Hは16進表示を意味する)の256レベルの画像データを発生可能である。本実施形態で用いられる光学濃度センサ23a・23bの照射光の搬送ベルト14上でのスポット径はφ5mm程度であるため、ここで作成するパッチの大きさは一辺7mmの正方形として個々のパッチの濃度を独立して検出できるようにした。そして、この中から全濃度域の画像データ対濃度の対応関係を再現するのに適した32種類の離散した階調の画像データS1a〜S32aをP1a〜P32a用のデータとして、ハイライト領域の画像データ対濃度の対応関係を再現するために1H〜20Hまで32段階の連続した階調の画像データをP1b〜P32b用のデータとして選んでいる。尚、本実施形態におけるS1a〜S32aの値は図4Aの通りである。
[各光学濃度センサ用のパッチ:図4B]
これらの潜像は現像部8で現像され、感光ドラム1上に形成されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bは転写ローラ4に印加された転写バイアスによって搬送ベルト14上に直接転写される。転写されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bの大きさは、図4Bに示される通り搬送ベルトの進行方向に対して長さ224mmとなる。その後、搬送ベルト上に転写されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bは光学濃度センサ23a・23bによって読み取り可能となる位置まで搬送され、それぞれ適正なタイミングで濃度を測定し、パッチの濃度測定値D1a〜D32aとD1b〜D32bが画像形成装置のデフォルトの階調特性としてRAM27に書き込まれる。このようにして得られた階調特性を基にLUT271を作成してRAM27内に書き込まれる。
通常プリント時には画像データはLUT271を通してレーザードライバ47に送られるので、中間調の再現性が良好な高画質画像を得ることが可能となる。
また、このLUTは不揮発性のRAMを用意しその中に格納しておき、次回の中間調制御のパッチを形成する時に利用してもよい。
[搬送ベルト上へのパッチ群の形成:図5]
上記の動作を31Y、31M、31C、31Kの各プロセスステーションにて行い、搬送ベルト上には図5に示されるようなパッチ群を形成させた。本実施形態における搬送ベルト14の周長は1000mmであり、上記4色のパッチ群は搬送ベルト1周内に納まるため、途中でベルトクリーニングシーケンスを入れることなく4色全ての濃度階調制御を完了させることが可能であり、かつハイライトの階調特性を正確に制御することが可能であった。
<実施形態2>
[第2の実施形態の特徴]
本実施形態の画像形成装置は、ベルト(長さ600mm)1周分の範囲内で、ベルト表面に正確な階調特性を求めるためのパッチパターンを複数色分印刷することができる。そのため、このパッチパターンを用いることにより、短時間で画像形成装置のデフォルトの階調特性を正確に知ることができ、常に適切な中間調制御が可能になり高画質の画像を得ることができる。
[S1a〜S14a:図6A]
本発明の第2の実施形態として、光学濃度センサー23aで濃度が読み取られるパッチをP1a〜P14aの14個のパッチとし、その大きさは一辺7mmの正方形とした。一方、光学濃度センサー23bで濃度が読み取れるパッチをP1b〜P32bの32個のパッチとし、その大きさは感光ドラム長手方向の長さ7mm、回転方向の長さ3mmの長方形とすることでパッチ画像全体の大きさを小さくした。そして、この中から全濃度域の画像データ対濃度の対応関係を再現するのに適した14種類の離散した階調の画像データS1a〜S14aをP1a〜P14a用のデータとして、ハイライト領域の画像データ対濃度の対応関係を再現するために1H〜20Hの32段階の連続した階調の画像データをP1b〜P32b用のデータとして選んでいる。本実施形態におけるS1a〜S14aの値は図6Aの通りである。
[各光学濃度センサ用のパッチ:図6B]
ここで、光学濃度センサー23bではφ5mmのスポット径であるのに対して、パッチの大きさは7mm×3mmである。このため光学濃度センサーから出力される濃度情報は、対象となるパッチの前後に位置するパッチの濃度を含んだものになってしまう。そこで、これを補正するための演算処理が後に実行可能となるように、S1aとS16b(10H)、S2aとS32b(20H)を同一の画像データとした。即ち、S1aとS16bおよびS2aとS32bが同じ出力値となるように補正処理を行った上でLUT271を作成することで、正確な中間調制御を行うことが可能となる。
これらの潜像は現像部4で現像され、感光ドラム1上に形成されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bは転写ローラ4に印加された転写バイアスによって搬送ベルト14上に直接転写される。転写されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bの大きさは、図6Bに示される通り搬送ベルトの進行方向に対して長さ98mmとなる。その後、搬送ベルト上に転写されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bは光学濃度センサ23a・23bによって読み取り可能となる位置まで搬送され、それぞれ適正なタイミングで濃度を測定し、パッチの濃度測定値D1a〜D32aとD1b〜D32bが画像形成装置のデフォルトの階調特性としてRAM27に書き込まれる。このようにして得られた階調特性を基にLUT271を作成してRAM27内に書き込まれる。
[搬送ベルト上へのパッチ群の形成:図7]
上記の動作を31Y、31M、31C、31Kの各プロセスステーションにて行い、搬送ベルト上には図7に示されるようなパッチ群を形成させた。本実施形態における搬送ベルト14の周長は600mmと実施形態1よりも短くなったが、上記4色のパッチ群は搬送ベルト1周内に納まるため、途中でベルトクリーニングシーケンスを入れることなく4色全ての濃度階調制御を完了させることが可能であり、かつハイライトの階調特性を正確に制御することが可能であった。
<実施形態3>
[第3の実施形態の特徴]
本実施形態の画像形成装置は、ベルト(長さ600mm)1周分の範囲内で、ベルト表面に正確な階調特性を求めるためのパッチパターンと位置検出パターンを複数色分印刷することができる。そのため、このパッチパターンと位置検出パターンとを用いることにより、短時間で画像形成装置のデフォルトの階調特性を正確に知ることができ、常に適切な中間調制御が可能になり高画質の画像を得ることができる。
[S1a〜S32aおよびS1b〜S32b:図8A]
本発明の第3の実施形態として、光学濃度センサー23aで濃度が読み取られるパッチをP1a〜P32aの32個のパッチとし、光学濃度センサー23bで濃度が読み取れるパッチをP1b〜P32bの32個のパッチとした。そしてそれぞれのパッチの大きさは感光ドラム長手方向の長さ7mm、回転方向の長さ3mmの長方形とした。そして全濃度域の画像データ対濃度の対応関係を再現するのに適した32種類の画像データS1a〜S32aをP1a〜P32a用のデータとして、また位置検出用の画像データS1b〜S32bをP1b〜P32b用のデータとして選んでいる。本実施形態におけるS1a〜S14aおよびS1b〜S32bの値は、図8Aの通りである。
[各光学濃度センサーからの出力値:図8B]
これにより図8Bに示すように、光学濃度センサーS23bの出力値を利用してP1a〜P32aの位置を正確に把握することが可能となるので、テストパターン発生手段28から発生させたパターンと光学濃度センサーS23aの出力値との相関関係をより正確に把握することが可能となり、階調特性をより正確に制御することが可能となる。
これらの潜像は現像部4で現像され、感光ドラム1上に形成されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bは転写ローラ4に印加された転写バイアスによって搬送ベルト14上に直接転写される。その後、搬送ベルト上に転写されたパッチP1a〜P32aおよびP1b〜P32bは光学濃度センサ23a・23bによって読み取り可能となる位置まで搬送され、濃度センサー23bの出力値の変化でタイミングを合わせながら濃度センサー23aで濃度を測定し、パッチの濃度測定値D1a〜D32aが画像形成装置のデフォルトの階調特性としてRAM27に書き込まれる。このようにして得られた階調特性を基にLUT271を作成してRAM27内に書き込まれる。
上記の動作を31Y、31M、31C、31Kの各プロセスステーションにて行い、搬送ベルト上に各色のパッチ群を形成させた。本実施形態における搬送ベルト14の周長は600mmと実施形態1よりも短くなったが、上記4色のパッチ群の長さは413mmとなり搬送ベルト1周内に納まるため、途中でベルトクリーニングシーケンスを入れることなく4色全ての濃度階調制御を完了させることが可能であり、かつハイライトの階調特性を正確に制御することが可能であった。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、本願発明はこれら実施形態に限定されるものではなく、例えば像担持体はその上に形成されたパッチ画像を濃度検出手段で検出することが可能であればどんなものでも良く、搬送ベルト以外に中間転写体や感光体などでも良い。
また、上記実施形態ではインラインタイプのカラー画像形成装置を用いて説明を行ってきたが、従来公知の他の方式の画像形成装置用いてもよく、またモノカラータイプの画像形成装置にも適用可能である。
[他の実施形態]
本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記録媒体(または記憶媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した記録媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
又、自装置にセットされたCD−ROM、或いは、インターネット等の外部供給源から、前述した実施形態の機能を実現する為のプログラムデータを、自装置のメモリにダウンロードし、前述した実施形態の機能が実現されるような形態も本発明に包含される。
本発明を上記記録媒体に適用する場合、その記録媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることが好ましい。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成断面図である。 本発明の実施形態の光学濃度センサーの構成断面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の制御部を説明する図である。 本発明の第1実施形態の画像パッチ用画像データの一例を示す図である。 本発明の第1実施形態の画像パッチの配置例を説明する図である。 本発明の第1実施形態の搬送ベルト上に形成された画像パッチ群を説明する図である。 本発明の第2実施形態の画像パッチ用画像データの一例を示す図である。 本発明の第2実施形態の画像パッチの配置例を説明する図である。 本発明の第2実施形態の搬送ベルト上に形成された画像パッチ群を説明する図である。 本発明の第3実施形態の画像パッチ用画像データの一例を示す図である。 本発明の第3実施形態における濃度検出手段からの出力の一例を説明する図である。 従来の画像形成装置の構成断面図である。 画像形成装置のスキャナユニットの構成を説明する図である。 画像形成装置における階調特性を説明する図である。
符号の説明
14‥‥搬送ベルト
23a‥‥濃度検出手段
23b‥‥濃度検出手段
24‥‥制御部
25‥‥CPU
26‥‥ROM
27・・・・RAM
271・・・・LUT
28・・・テストパターン発生手段
29・・・高圧制御手段
47・・・レーザードライバ

Claims (1)

  1. 感光ドラムと、前記感光ドラム上にトナー像を形成すべく前記感光ドラムに対して作用するプロセス手段と、を備え前記感光ドラム上に形成されたトナー像を転写部によりベルト上に転写する画像形成装置において、
    前記ベルトの移動方向と直交する方向の一端側に、隣接する複数の濃度階調の画像を含んだ第1のテストパターンを形成し、前記ベルトの移動方向と直交する方向の他端側に、各画像が隣接し前記第1のテストパターンに含まれる最も濃度の薄い画像の濃度階調と同じ濃度階調の画像及び前記最も濃度の薄い濃度階調よりも更に濃度の薄い複数の濃度階調の画像を含んだ第2のテストパターンを、前記プロセス手段及び前記転写部を作動させ前記ベルト上に形成するテストパターン形成手段と、
    前記プロセス手段によって前記ベルトに形成され前記第1及び第2のテストパターンの夫々に含まれる画像の濃度を検出する第1及び第2の光学濃度検出手段と、
    前記第1及び第2の濃度検出手段の検出結果に基づき、前記第1及び第2のテストパターンの夫々における前記最も濃度の薄い濃度階調の画像の検出結果が同じ濃度になるように前記検出結果を補正したうえで、入力画像の濃度階調と前記入力画像により形成される画像の濃度の対応関係が、所望の各濃度階調と濃度との対応関係になるように、入力画像の階調値を変換するルックアップテーブルを補正する補正手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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