JP2015159168A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】III−V族化合物半導体を用いたMISFETにおけるトランジスタ特性の劣化が抑制できるようにする。【解決手段】絶縁層102aを選択成長マスクとした選択横方向成長(Epitaxially Lateral Overgrowth;ELO)により、一部の第1半導体層101表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層102aの上にチャネルとなる第2半導体層103を形成する。例えば、有機金属気相成長(MOCVD)法により、p型の不純物を導入したGaN(p型の窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層102aを覆う状態に第2半導体層103を形成する。【選択図】 図1C

Description

本発明は、III−V族化合物半導体を用いる半導体装置およびその製造方法に関するものである。
窒化ガリウム(GaN)などの窒化物半導体は、シリコン(Si)よりも大きなバンドギャップを有する半導体であり、Siに比べて絶縁破壊電界強度が高く、パワーエレクトロニクスの分野での応用が期待される材料である。有用な応用先としては、GaNより構成したチャネル層を用いるトランジスタが挙げられる。例えば、高濃度かつ高移動度を有するいわゆる二次元電子ガス(2DEG)をc面としているGaNとAlGaNの界面近傍に形成した高電子移動度トランジスタ(HEMT)がある。このHEMTは、低オン抵抗かつ高耐圧性を示すトランジスタとして利用されている。
しかし、HEMTでは、ゲート電界を印加しない限りキャリアである電子がAlGaN/GaN界面に常に存在するため、ゲート電圧オフ時に電流が流れる、いわゆるノーマリーオン型のトランジスタである。フェールセーフの観点からは、ゲート電圧オン時のみ電流が流れるノーマリーオフ型のトランジスタが好ましく、GaNを活用したノーマリーオフ型のトランジスタ開発が進められている。
代表的なノーマリーオフ型GaNトランジスタとして、ゲート部分をドライエッチングで掘り込んで形成するリセス構造がある。リセス構造を作製するためには、ドライエッチング深さの精密な制御が必要なため加工が困難であることや、ドライエッチングによるダメージを抑える必要があるなどの課題がある。素子作製が比較的簡便なノーマリーオフ型トランジスタとしてMIS(Metal-Insulator-Semiconductor)構造を用いた電界効果トランジスタ(MISFET)がある。
MIS構造は、ソースとドレイン間のチャネルとなるGaN表面にSiO2、Al23などによる絶縁層を、例えばプラズマ援用化学気相堆積(P−CVD)装置などを用いて形成し、この直上に金属電極を形成することで形成される。このような絶縁層を用いるGaNをチャネルとするMISFETでは、絶縁層とGaNとの界面に存在する界面準位が、デバイス特性を劣化させることが問題となっている。これは、窒化物半導体に限らず、GaAsやInPなど、他のIII−V族化合物を用いたMISFETについても同様である。
例えば、界面準位においてキャリアが捕獲されると、閾値電圧の変化、ヒステリシスによる動作不安定性、ドレイン電圧の低下といた問題が生じる。界面準位の起源としては、絶縁層の膜質の他に、絶縁層を形成する前の露出したGaN表面状態の自然酸化膜が挙げられる。非特許文献1には、GaN表面に形成される自然酸化膜によって界面準位が形成されることが報告されている。
R. Nakasakia et al. , "Insulator-GaN interface structures formed by plasma-assisted chemical vapor deposition", Physica E, vol.7, pp.953-957, 2000. 岡川 広明 他、「GaN系光半導体の開発」、三菱電線工業時報、第96号、59−63頁、平成12年。
上述したように、従来では、GaN−MISFETのようにチャネル領域の直上に絶縁層を形成する手法では、チャネル領域表面に形成される自然酸化膜が、界面準位の起源となり、トランジスタ特性の劣化をもたらすという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、III−V族化合物半導体を用いたMISFETにおけるトランジスタ特性の劣化が抑制できるようにすることを目的とする。
本発明に係る半導体装置の製造方法は、窒化物半導体からなる第1半導体層の上に、一部の第1半導体層表面が露出した状態で絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、絶縁層を選択成長マスクとした選択横方向成長により、一部の第1半導体層表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長して絶縁層の上にチャネルとなる第2半導体層を形成するチャネル形成工程と、絶縁層の下に配置されるゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、第2半導体層の上にソース電極およびドレイン電極を形成するソース・ドレイン電極形成工程とを備える。
上記半導体装置の製造方法において、第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成し、第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成し、第2半導体層のチャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域およびドレイン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程を備え、絶縁層形成工程では、一部の絶縁層を除去して一部の第1半導体層表面が露出した状態とし、チャネル形成工程では、絶縁層を覆う状態に第2半導体層を形成し、チャネルとなる領域以外の第2半導体層を除去し、ソース・ドレイン電極形成工程では、ソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成してソース電極およびドレイン電極を形成し、ゲート電極形成工程では、第1半導体層に接続するオーミック性電極配線を形成し、チャネルとなる領域の下の第1半導体層をゲート電極とすればよい。
上記半導体装置の製造方法において、第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成し、ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内の一部の第1半導体層にn型の不純物を導入することでゲート電極を形成し、絶縁層形成工程では、一部の絶縁層を除去して一部の第1半導体層表面が露出した状態とし、チャネル形成工程では、絶縁層を覆う状態に第2半導体層を形成し、チャネルとなる領域以外の第2半導体層を除去し、第2半導体層のチャネルとなる領域に、ゲート電極形成領域を挟んで所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域およびドレイン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程を備え、ソース・ドレイン電極形成工程では、ソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成してソース電極およびドレイン電極を形成すればよい。
上記半導体装置の製造方法において、第2半導体層のチャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域およびドレイン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程を備え、第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成し、絶縁層形成工程では、一部の絶縁層を除去して一部の第1半導体層表面が露出した状態とし、チャネル形成工程では、絶縁層を覆う状態に第2半導体層を形成し、チャネルとなる領域以外の第2半導体層を除去し、ソース・ドレイン電極形成工程では、ソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成してソース電極およびドレイン電極を形成し、ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、絶縁層を形成する前に第1半導体層の上に金属から構成されたゲート電極を形成し、絶縁層形成工程では、ゲート電極の存在により形成される絶縁層の表面の凹凸を平坦化すればよい。
上記半導体装置の製造方法において、第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成し、第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成し、絶縁層形成工程では、一部の絶縁層を除去して一部の第1半導体層表面が露出した状態とし、チャネル形成工程では、絶縁層を覆う状態に第2半導体層を形成するとともに、第2半導体層の上に、第2半導体層に2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を形成し、この後、チャネルとなる領域以外の第2半導体層および第3半導体層を除去し、ソース・ドレイン電極形成工程では、チャネルとなる領域における第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成してソース電極およびドレイン電極を形成し、ゲート電極形成工程では、第1半導体層に接続するオーミック性電極配線を形成し、チャネルとなる領域の下の第1半導体層をゲート電極とすればよい。
上記半導体装置の製造方法において、第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成し、第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成し、ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内の一部の第1半導体層にn型の不純物を導入することでゲート電極を形成し、絶縁層形成工程では、一部の絶縁層を除去して一部の第1半導体層表面が露出した状態とし、チャネル形成工程では、絶縁層を覆う状態に第2半導体層を形成するとともに、第2半導体層の上に、第2半導体層に2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を形成し、この後、チャネルとなる領域以外の第2半導体層および第3半導体層を除去し、ソース・ドレイン電極形成工程では、チャネルとなる領域における第3半導体層の上に、ゲート電極形成領域を挟んで所定の距離離間させたソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成してソース電極およびドレイン電極を形成すればよい。
上記半導体装置の製造方法において、第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成し、絶縁層形成工程では、一部の絶縁層を除去して一部の第1半導体層表面が露出した状態とし、チャネル形成工程では、絶縁層を覆う状態に第2半導体層を形成するとともに、第2半導体層の上に、第2半導体層に2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を形成し、この後、チャネルとなる領域以外の第2半導体層および第3半導体層を除去し、ソース・ドレイン電極形成工程では、チャネルとなる領域における第3半導体層の上に、所定の距離離間させたソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成してソース電極およびドレイン電極を形成し、ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、絶縁層を形成する前に第1半導体層の上に金属から構成されたゲート電極を形成し、絶縁層形成工程では、ゲート電極の存在により形成される絶縁層の表面の凹凸を平坦化すればよい。
上記半導体装置の製造方法において、第1半導体層および第2半導体層は、同じ窒化物半導体から構成すればよい。
また、本発明に係る半導体装置は、窒化物半導体からなる第1半導体層と、一部の第1半導体層表面が露出した状態で、第1半導体層の上に形成された絶縁層と、絶縁層を選択成長マスクとした選択横方向成長により一部の第1半導体層表面が露出した領域よりエピタキシャル成長した窒化物半導体よりなる第2半導体層より構成され、絶縁層の上に形成されたチャネルと、絶縁層の下に配置されるゲート電極と、チャネルの上に形成されたソース電極およびドレイン電極とを備える。
上記半導体装置において、第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成され、第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成され、チャネルに形成されて所定の距離離間して配置され、n型の不純物が導入されたソース領域およびドレイン領域と、第1半導体層に接続するオーミック性電極配線とを備え、ソース電極およびドレイン電極は、ソース領域およびドレイン領域の各々に接続するオーミック性電極であり、チャネルの下の第1半導体層をゲート電極とすればよい。
上記半導体装置において、第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成され、ゲート電極は、チャネルの領域内の一部の第1半導体層にn型の不純物を導入することで形成され、チャネルに形成されて所定の距離離間して配置され、n型の不純物が導入されたソース領域およびドレイン領域を備え、ソース電極およびドレイン電極は、ソース領域およびドレイン領域の各々に接続するオーミック性電極であればよい。
上記半導体装置において、第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成され、チャネルに形成されて所定の距離離間して配置され、n型の不純物が導入されたソース領域およびドレイン領域を備え、ソース電極およびドレイン電極は、ソース領域およびドレイン領域の各々に接続するオーミック性電極であり、ゲート電極は、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、絶縁層の下の第1半導体層の上に形成された金属のパターンから構成され、絶縁層の表面は、ゲート電極の存在により形成される表面の凹凸が平坦化されていればよい。
上記半導体装置において、第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成され、第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成され、チャネルの上に、チャネルに2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層と、第1半導体層に接続するオーミック性電極配線とを備え、ソース電極およびドレイン電極は、チャネルの領域における第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々に形成されたオーミック性電極であり、チャネルの下の第1半導体層をゲート電極とすればよい。
上記半導体装置において、第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成され、第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成され、ゲート電極は、チャネルの領域の一部の第1半導体層にn型の不純物を導入することで形成され、チャネルの上に、チャネルに2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を備え、ソース電極およびドレイン電極は、チャネルの領域における第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々に形成されたオーミック性電極であればよい。
上記半導体装置において、第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成され、チャネルの上に、チャネルに2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を備え、ソース電極およびドレイン電極は、チャネルの領域における第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々に形成されたオーミック性電極であり、ゲート電極は、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、絶縁層の下の第1半導体層の上に形成された金属のパターンから構成され、絶縁層の表面は、ゲート電極の存在により形成される表面の凹凸が平坦化されていればよい。
上記半導体装置において、第3半導体層は、In1-x-yAlxGayN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体から構成されていればよい。また、第1半導体層および第2半導体層は、In1-x-yAlxGayN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体から構成されていればよい。
以上説明したことにより、本発明によれば、III−V族化合物半導体を用いたMISFETにおけるトランジスタ特性の劣化が抑制できるようになるという優れた効果が得られる。
図1Aは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図である。 図1Bは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図1Cは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図1Dは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図1Eは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図1Fは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図2は、実施の形態1における半導体装置の、チャネルの部分におけるソース領域104からドレイン領域105にかけてのエネルギーバンドの状態を模式的に示したバンド図である。 図3Aは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Bは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Cは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Dは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Eは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Fは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Gは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図3Hは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Aは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Bは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Cは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Dは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Eは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Fは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Gは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図4Hは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図5Aは、本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図である。 図5Bは、本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図5Cは、本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図5Dは、本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図5Eは、本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Aは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Bは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Cは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Dは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Eは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Fは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図6Gは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Aは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Bは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Cは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Dは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Eは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Fは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。 図7Gは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
[実施の形態1]
はじめに、本発明の実施の形態1について図1A〜図1Fを用いて説明する。図1A〜図1Fは、本発明の実施の形態1における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
まず、図1Aに示すように、窒化物半導体からなる第1半導体層101の上に、絶縁層102を形成する。第1半導体層101は、例えば、高濃度にn型不純物が導入されたGaN(n型の窒化物半導体)から構成すればよい。例えば、コランダム(サファイア),シリコン(Si),およびGaNなどの結晶基板、またSiC基板などの上に第1半導体層101を結晶成長させればよい。この層は、バッファー層となる。また、例えば、プラズマアシストによる化学的気相成長(CVD)法により、SiO2、Al23、SiNなどの絶縁材料を堆積することで、絶縁層102とすればよい。
次に、一部の絶縁層102を除去し、図1Bに示すように、一部の第1半導体層101の表面を露出させて絶縁層102aとする(絶縁層形成工程)。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により絶縁層102をパターニングして開口領域を形成することで、一部の第1半導体層101を露出させて絶縁層102aとすればよい。
次に、図1Cに示すように、絶縁層102aを選択成長マスクとした選択横方向成長(Epitaxially Lateral Overgrowth;ELO)により、一部の第1半導体層101表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層102aの上にチャネルとなる第2半導体層103を形成する(チャネル形成工程)。
例えば、有機金属気相成長(MOCVD)法により、p型の不純物を導入したGaN(p型の窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層102aを覆う状態に第2半導体層103を形成する。ここで、実施の形態1では、後述するように、第1半導体層101をゲート電極として用いることになる。従って、第2半導体層103を形成した段階で、第1半導体層101/絶縁層102a/第2半導体層103が、MIS構造と同じ役割を担うことがわかる。図1Cには、絶縁層102a表面で、紙面の左から右へELO成長したGaNと、右から左へELO成長したGaNが接合する接合部103aを示している。
次に、図1Dに示すように、第2半導体層103のチャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域104およびドレイン領域105を形成する(ソース・ドレイン領域形成工程)。例えば、よく知られたイオン注入法により、n型の不純物をより高濃度に導入することで、n+領域となるソース領域104およびドレイン領域105を形成すればよい。ここで、接合部103aでは、転位が生じる可能性があるため、接合部103aを避けるように、ソース領域104およびドレイン領域105を形成するとよい。
次に、図1Eに示すように、チャネルとなる領域以外の第2半導体層103を除去する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、第2半導体層103をパターニングする。特に、ゲート電極となる第1半導体層101と分離するために、第2半導体層103が、絶縁層102a上のみに存在するように、第2半導体層103をパターニングする。
次に、図1Fに示すように、第1半導体層101に接続するオーミック性電極配線106を形成し、チャネルとなる領域の下の第1半導体層101をゲート電極とする(ゲート電極形成工程)。また、ソース領域104およびドレイン領域105の各々にオーミック性電極を形成してソース電極107およびドレイン電極108を形成する。
例えば、電極形成領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上より電極金属材料を蒸着法などにより堆積する。この後、上記レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、電極金属材料を電極形成領域に残すようにパターニングすることで、オーミック性電極配線106,ソース電極107,およびドレイン電極108を形成すればよい。
実施の形態1では、前述したように、第1半導体層101をゲート電極としており、ゲート電極が、チャネルから見て絶縁層102aの下に配置される状態となる。また、実施の形態1によれば、第2半導体層103を成長させる直前に、有機金属気相成長法を実施する成長炉の内部で、窒素雰囲気として絶縁層102を加熱処理することで、絶縁層102(絶縁層102a)の膜質を向上させることもできる。
また、非特許文献2にあるように、ELOを用いることによって、第1半導体層101に存在する貫通転位の上方伝播は、絶縁層102aによって阻止されるため、絶縁層102aの内領域より絶縁層102aの上を横方向に成長した第2半導体層103には、貫通転位が少なくなるため、結果として高品質な第2半導体層103を絶縁層102a上に得ることができる。
次に、実施の形態1における半導体装置(トランジスタ)の動作について、図2を用いて説明する。図2は、実施の形態1における半導体装置の、チャネルの部分におけるソース領域104からドレイン領域105にかけてのエネルギーバンドの状態を模式的に示したバンド図である。
ソース領域104およびドレイン領域105は、チャネル(p−GaN)を介して接続されており、ゲート電圧=0Vでは、図2の(a)に示すように、チャネルがソース−ドレイン間の電子の流れを遮るバリアとして働き、電流が流れない。一方、絶縁層102aをゲート絶縁層として第1半導体層101をゲート電極としてここに正のゲート電圧を印加すると、図2の(b)に示すようにチャネルの電位が減少してバリアが低下し、チャネルを介してソース−ドレイン間に電流が流れるようになる。このように、実施の形態1における半導体装置は、ノーマリーオフ型のトランジスタ特性を示すこととなる。
[実施の形態2]
次に、本発明の実施の形態2について、図3A〜図3Hを用いて説明する。図3A〜図3Hは、本発明の実施の形態2における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
まず、図3Aに示すように、窒化物半導体からなる第1半導体層201の上の所定の箇所に、n型の不純物を導入してゲート電極206を形成する(ゲート電極形成工程)。第1半導体層201は、例えば、半絶縁性のGaN(絶縁性を有する窒化物半導体)から構成すればよい。実施の形態2では、初期の段階でゲート電極206が形成されるところに特徴がある。なお、ゲート電極206は、図3Aの(b)に示すように、所定の方向に延在する短冊状に形成する。なお、第1半導体層201の平面内において、所定の方向に垂直な方向が、ゲート長の方向となる。
例えば、サファイア,Si,およびGaNなどの結晶基板、またSiC基板などの上に第1半導体層201を結晶成長させればよい。この層は、バッファー層となる。また、ゲート電極形成領域が開口したマスクパターンを形成し、この上からn型不純物をイオン注入することで、n+領域であるゲート電極206を形成する。
次に、図3Bに示すように、第1半導体層201の上に、絶縁層202を形成する。例えば、プラズマアシストによる化学的気相成長(CVD)法により、SiO2、Al23、SiNなどの絶縁材料を堆積することで、絶縁層202とすればよい。
次に、一部の絶縁層202を除去し、図3Cに示すように、一部の第1半導体層201の表面が露出した絶縁層202aとする(絶縁層形成工程)。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により絶縁層202をパターニングして開口領域を形成することで、一部の第1半導体層201を露出させて、絶縁層202aを形成すればよい。
次に、図3Dに示すように、絶縁層202aを選択成長マスクとした選択横方向成長ELOにより、一部の第1半導体層201表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層202aの上にチャネルとなる第2半導体層103を形成する(チャネル形成工程)。
例えば、MOCVDにより、p型の不純物を導入したGaN(p型の窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層202aを覆う状態に第2半導体層203を形成する。ここで、実施の形態2では、前述したように、n型不純物を導入した一部の第1半導体層201がゲート電極206となる。従って、第2半導体層203を形成した段階で、ゲート電極206/絶縁層202a/第2半導体層203によるMIS構造が形成されていることになる。なお、図3Dには、絶縁層202a表面で、紙面の左から右へELO成長したGaNと、右から左へELO成長したGaNが接合する接合部203aを示している。
次に、図3Eに示すように、第2半導体層203のチャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域204およびドレイン領域205を形成する(ソース・ドレイン領域形成工程)。例えば、よく知られたイオン注入法により、n型の不純物をより高濃度に導入することで、n+領域となるソース領域204およびドレイン領域205を形成すればよい。ここで、接合部203aでは、転位が生じる可能性があるため、接合部203aを避けるように、ソース領域204およびドレイン領域205を形成するとよい。
次に、図3Fに示すように、素子同士を分離するために、チャネルとなる領域以外の第2半導体層203を除去する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、第2半導体層203をパターニングする。なお、第1半導体層201に形成しているゲート電極206と分離するために、第2半導体層203が、絶縁層202a上のみに存在するように、第2半導体層203をパターニングするとよい。
次に、図3Gの(b)に示すように、チャネル領域以外において、ゲート電極206に接続するためのコンタクトホール202bを、絶縁層202aに形成する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、選択的に絶縁層202aをエッチングしてパターニングすることで、コンタクトホール202bを形成すればよい。
次に、図3Hに示すように、ゲート電極206に接続するオーミック性電極配線206aを形成する。また、ソース領域204およびドレイン領域205の各々にオーミック性電極を形成してソース電極207およびドレイン電極208を形成する。
例えば、電極形成領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上より電極金属材料を蒸着法などにより堆積する。この後、上記レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、電極金属材料を電極形成領域に残すようにパターニングすることで、オーミック性電極配線206a,ソース電極207,およびドレイン電極208を形成すればよい。
実施の形態2においても、前述したように、半絶縁性とした第1半導体層201の一部に不純物を導入してゲート電極206としており、ゲート電極206が、チャネルから見て絶縁層202a下に配置される状態となる。また、実施の形態2においても、第2半導体層203を成長させる直前に、有機金属気相成長法を実施する成長炉の内部で、窒素雰囲気として絶縁層202を加熱処理することで、絶縁層202(絶縁層202a)の膜質を向上させることもできる。
また、実施の形態2においても、非特許文献2にあるように、ELOを用いることによって、第1半導体層201に存在する貫通転位の上方伝播は、絶縁層202aによって阻止されるため、絶縁層202aの内領域より絶縁層202aの上を横方向に成長した第2半導体層203には、貫通転位が少なくなるため、結果として高品質な第2半導体層203を絶縁層202a上に得ることができる。
[実施の形態3]
次に、本発明の実施の形態3について、図4A〜図4Hを用いて説明する。図4A〜図4Hは、本発明の実施の形態3における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
まず、図4Aに示すように、窒化物半導体からなる第1半導体層301の上の所定の箇所に、金属から構成されたゲート電極306を形成する(ゲート電極形成工程)。第1半導体層301は、例えば、半絶縁性のGaN(絶縁性を有する窒化物半導体)から構成すればよい。実施の形態3では、初期の段階でゲート電極306が形成されるところに特徴がある。なお、ゲート電極306は、図4Aの(b)に示すように、所定の方向に延在する短冊状に形成する。なお、第1半導体層301の平面内において、所定の方向に垂直な方向が、ゲート長の方向となる。
例えば、サファイア,Si,およびGaNなどの結晶基板、またSiC基板などの上に第1半導体層301を結晶成長させればよい。この層は、バッファー層となる。また、ゲート電極形成領域が開口したレジストマスクパターンを形成し、この上から、例えば蒸着法などによりゲート金属材料を堆積し、この後、レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、ゲート電極306を形成する。
次に、図4Bに示すように、第1半導体層301の上に、絶縁層302を形成する。例えば、プラズマアシストによる化学的気相成長(CVD)法により、SiO2、Al23、SiNなどの絶縁材料を堆積することで、絶縁層302とすればよい。ここで、ゲート電極306が形成されているため、ゲート電極306形成箇所の絶縁層302表面には、段差が形成された状態となる。
次に、上述した絶縁層302の段差を平坦化し、加えて、一部の絶縁層302を除去し、図4Cに示すように、一部の第1半導体層301の表面が露出した絶縁層302aとする(絶縁層形成工程)。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、段差部の絶縁層302を選択的に除去することで平坦化し、また、絶縁層302をパターニングして開口領域を形成することで一部の第1半導体層301を露出させることで、絶縁層302aを形成すればよい。なお、ゲート電極306上の絶縁層302aは、周囲に比較して薄い状態となる。このため、第1半導体層301の抵抗率によらず、ゲート電圧印加により、ゲート電極306とチャネルとの間に集中的に電界が生じる。従って、第1半導体層301は、絶縁性に限らず、任意の抵抗率であってもよい。
次に、図4Dに示すように、絶縁層302aを選択成長マスクとした選択横方向成長ELOにより、一部の第1半導体層301表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層302aの上にチャネルとなる第2半導体層303を形成する(チャネル形成工程)。
例えば、MOCVDにより、p型の不純物を導入したGaN(p型の窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層302aを覆う状態に第2半導体層303を形成する。ここで、実施の形態3では、前述したように、ゲート電極306は、絶縁層302aの形成より前に設けられている。従って、第2半導体層303を形成した段階で、ゲート電極306/絶縁層302a/第2半導体層303によるMIS構造が形成されていることになる。なお、図4Dには、絶縁層302a表面で、紙面の左から右へELO成長したGaNと、右から左へELO成長したGaNが接合する接合部303aを示している。
次に、図4Eに示すように、第2半導体層303のチャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域304およびドレイン領域305を形成する(ソース・ドレイン領域形成工程)。例えば、よく知られたイオン注入法により、n型の不純物をより高濃度に導入することで、n+領域となるソース領域304およびドレイン領域305を形成すればよい。ここで、接合部303aでは、転位が生じる可能性があるため、接合部303aを避けるように、ソース領域304およびドレイン領域305を形成するとよい。
次に、図4Fに示すように、素子同士を分離するために、チャネルとなる領域以外の第2半導体層303を除去する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、第2半導体層303をパターニングする。なお、第1半導体層301上に形成しているゲート電極306と分離するために、第2半導体層303が、絶縁層302a上のみに存在するように、第2半導体層303をパターニングするとよい。
次に、図4Gの(b)に示すように、チャネル領域以外において、ゲート電極306に接続するためのコンタクトホール302bを、絶縁層302aに形成する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、選択的に絶縁層302aをエッチングしてパターニングすることで、コンタクトホール302bを形成すればよい。
次に、図4Hに示すように、ゲート電極306に接続するオーミック性電極配線306aを形成する。また、ソース領域304およびドレイン領域305の各々にオーミック性電極を形成してソース電極307およびドレイン電極308を形成する。ソース電極307およびドレイン電極308は、ゲート電極306およびオーミック性電極配線306aなどに接続しない状態に形成する。
例えば、電極形成領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上より電極金属材料を蒸着法などにより堆積する。この後、上記レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、電極金属材料を電極形成領域に残すようにパターニングすることで、オーミック性電極配線306a,ソース電極307,およびドレイン電極308を形成すればよい。
実施の形態3においても、前述したように、半絶縁性とした第1半導体層301の一部に不純物を導入してゲート電極306としており、ゲート電極306が、チャネルから見て絶縁層302a下に配置される状態となる。また、実施の形態3においても、第2半導体層303を成長させる直前に、有機金属気相成長法を実施する成長炉の内部で、窒素雰囲気として絶縁層302を加熱処理することで、絶縁層302(絶縁層302a)の膜質を向上させることもできる。
また、実施の形態3においても、非特許文献2にあるように、ELOを用いることによって、第1半導体層301に存在する貫通転位の上方伝播は、絶縁層302aによって阻止されるため、絶縁層302aの内領域より絶縁層302aの上を横方向に成長した第2半導体層303には、貫通転位が少なくなるため、結果として高品質な第2半導体層303を絶縁層302a上に得ることができる。
[実施の形態4]
次に、本発明の実施の形態4について、図5A〜図5Eを用いて説明する。図5A〜図5Eは、本発明の実施の形態4における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
まず、図5Aに示すように、窒化物半導体からなる第1半導体層401の上に、絶縁層402を形成する。第1半導体層401は、例えば、高濃度にn型不純物が導入されたGaN(n型の窒化物半導体)から構成すればよい。例えば、サファイア,Si,およびGaNなどの結晶基板、またSiC基板などの上に第1半導体層401を結晶成長させればよい。この層は、バッファー層となる。また、例えば、プラズマアシストによる化学的気相成長(CVD)法により、SiO2、Al23、SiNなどの絶縁材料を堆積することで、絶縁層402とすればよい。
次に、一部の絶縁層402を除去し、図5Bに示すように、一部の第1半導体層401の表面を露出させて絶縁層402aとする(絶縁層形成工程)。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により絶縁層402をパターニングして開口領域を形成することで、一部の第1半導体層401を露出させて絶縁層402aとすればよい。
次に、図5Cに示すように、絶縁層402aを選択成長マスクとしたELOにより、一部の第1半導体層401表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層402aの上にチャネルとなる第2半導体層403を形成する(チャネル形成工程)。引き続き、第2半導体層403に上に、第3半導体層404を形成する。第3半導体層404は、第2半導体層403に2次元電子ガスを生成させるためのキャリア発生層となる。
例えば、第1半導体層401をC軸方向に結晶成長させて主表面をc面とすれば、よく知られているように、第2半導体層403と第3半導体層404とのヘテロ構造においては、不純物などがドーピングされていなくても、自発分極およびピエゾ分極によって、ヘテロ界面に高濃度のキャリアが発生し、チャネルとなる2次元電子ガスが形成されるようになる。
例えば、MOCVDにより、アンドープのGaN(アンドープの窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層402aを覆う状態に第2半導体層403を形成する。次いで、アンドープのAlGaNをエピタキシャル成長させて第3半導体層404を形成する。
ここで、実施の形態4では、後述するように、第1半導体層401をゲート電極として用いることになる。従って、第2半導体層403を形成した段階で、第1半導体層401/絶縁層402a/第2半導体層403が、MIS構造と同じ役割を担うことがわかる。図5Cには、絶縁層402a表面で、紙面の左から右へELO成長したGaNと、右から左へELO成長したGaNが接合する接合部403aを示している。
次に、図5Dに示すように、チャネルとなる領域以外の第2半導体層403および第3半導体層404を除去する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、第2半導体層403および第3半導体層404をパターニングする。特に、ゲート電極となる第1半導体層401と分離するために、第2半導体層403および第3半導体層404が、絶縁層402a上のみに存在するように、第2半導体層403および第3半導体層404をパターニングする。
次に、図5Eに示すように、第1半導体層401に接続するオーミック性電極配線406を形成し、チャネルとなる領域の下の第1半導体層401をゲート電極とする(ゲート電極形成工程)。また、第2半導体層403のチャネルとなる領域に、所定の距離離間させてオーミック性電極を形成し、ソース電極407およびドレイン電極408を形成する。
例えば、電極形成領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上より電極金属材料を蒸着法などにより堆積する。この後、上記レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、電極金属材料を電極形成領域に残すようにパターニングすることで、オーミック性電極配線406,ソース電極407,およびドレイン電極408を形成すればよい。ここで、接合部403aでは、転位が生じる可能性があるため、接合部403aを避けるように、ソース電極407およびドレイン電極408を形成するとよい。
実施の形態4では、前述したように、第1半導体層401をゲート電極としており、ゲート電極が、チャネルから見て絶縁層402aの下に配置される状態となる。また、実施の形態4によれば、第2半導体層403を成長させる直前に、有機金属気相成長法を実施する成長炉の内部で、窒素雰囲気として絶縁層402を加熱処理することで、絶縁層402(絶縁層402a)の膜質を向上させることもできる。
また、非特許文献2にあるように、ELOを用いることによって、第1半導体層401に存在する貫通転位の上方伝播は、絶縁層402aによって阻止されるため、絶縁層402aの内領域より絶縁層402aの上を横方向に成長した第2半導体層403には、貫通転位が少なくなるため、結果として高品質な第2半導体層403を絶縁層402a上に得ることができる。
また、実施の形態4では、窒化物半導体のヘテロ構造におけるビルトインポテンシャルにより形成される2次元電子ガスをチャネルとしており、いわゆるノーマリーオン型のトランジスタとなる。
[実施の形態5]
次に、本発明の実施の形態5について、図6A〜図6Gを用いて説明する。図6A〜図6Gは、本発明の実施の形態5における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
まず、図6Aに示すように、窒化物半導体からなる第1半導体層501の上の所定の箇所に、n型の不純物を導入してゲート電極506を形成する(ゲート電極形成工程)。第1半導体層501は、例えば、半絶縁性のGaN(絶縁性を有する窒化物半導体)から構成すればよい。なお、ゲート電極506は、図6Aの(b)に示すように、紙面上下方向に延在する短冊状の部分と、一方(紙面下側)に向かうほど広がる平面視3角形(末広がり)の部分とを備える。後述するソース・ドレインに挟まれる部分においては、ソース・ドレインの領域に重ならないゲート長とし、末広がりの部分において、後述する電極配線を接続する。
例えば、コランダム(サファイア),シリコン(Si),およびGaNなどの結晶基板、またSiC基板などの上に第1半導体層501を結晶成長させればよい。この層は、バッファー層となる。また、ゲート電極形成領域が開口したマスクパターンを形成し、この上からn型不純物をイオン注入することで、n+領域であるゲート電極506を形成する。
次に、図6Bに示すように、第1半導体層501の上に、絶縁層502を形成する。例えば、プラズマアシストによる化学的気相成長(CVD)法により、SiO2、Al23、SiNなどの絶縁材料を堆積することで、絶縁層502とすればよい。
次に、図6Cに示すように、一部の絶縁層502を除去し、一部の第1半導体層501の表面が露出した絶縁層502aとする(絶縁層形成工程)。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により絶縁層502をパターニングして開口領域を形成することで、一部の第1半導体層501を露出させることで、絶縁層502aを形成すればよい。
次に、図6Dに示すように、絶縁層502aを選択成長マスクとした選択横方向成長ELOにより、一部の第1半導体層501表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層502aの上にチャネルとなる第2半導体層103を形成する(チャネル形成工程)。引き続き、第2半導体層503に上に、第3半導体層504を形成する。第3半導体層504は、第2半導体層503に2次元電子ガスを生成させるためのキャリア発生層となる。
例えば、第1半導体層501をC軸方向に結晶成長させて主表面をc面とすれば、よく知られているように、第2半導体層503と第3半導体層504とのヘテロ構造においては、不純物などがドーピングされていなくても、自発分極およびピエゾ分極によって、ヘテロ界面に高濃度のキャリアが発生し、チャネルとなる2次元電子ガスが形成されるようになる。
例えば、MOCVDにより、アンドープのGaN(アンドープの窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層502aを覆う状態に第2半導体層503を形成する。次いで、アンドープのAlGaNをエピタキシャル成長させて第3半導体層504を形成する。
ここで、実施の形態5では、前述したように、n型不純物を導入した一部の第1半導体層501がゲート電極506となる。従って、第2半導体層503を形成した段階で、ゲート電極506/絶縁層502a/第2半導体層503によるMIS構造が形成されていることになる。なお、図6Dには、絶縁層502a表面で、紙面の左から右へELO成長したGaNと、右から左へELO成長したGaNが接合する接合部503aを示している。
次に、図6Eに示すように、素子同士を分離するために、チャネルとなる領域以外の第2半導体層503および第3半導体層504を除去する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、第2半導体層503および第3半導体層504をパターニングする。なお、第1半導体層501に形成しているゲート電極506と分離するために、第2半導体層503が、絶縁層502a上のみに存在するように、第2半導体層503をパターニングするとよい。
次に、図6Fの(b)に示すように、チャネル領域以外において、ゲート電極506に接続するためのコンタクトホール502bを、絶縁層502aに形成する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、選択的に絶縁層502aをエッチングしてパターニングすることで、コンタクトホール502bを形成すればよい。
次に、図6Gに示すように、ゲート電極506に接続するオーミック性電極配線506aを形成する。また、ソース領域504およびドレイン領域505の各々にオーミック性電極を形成してソース電極507およびドレイン電極508を形成する。
例えば、電極形成領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上より電極金属材料を蒸着法などにより堆積する。この後、上記レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、電極金属材料を電極形成領域に残すようにパターニングすることで、オーミック性電極配線506a,ソース電極507,およびドレイン電極508を形成すればよい。
実施の形態5でも、前述したように、半絶縁性とした第1半導体層501の一部に不純物を導入してゲート電極506としており、ゲート電極506が、チャネルから見て絶縁層502a下に配置される状態となる。また、実施の形態5においても、第2半導体層503を成長させる直前に、有機金属気相成長法を実施する成長炉の内部で、窒素雰囲気として絶縁層502を加熱処理することで、絶縁層502(絶縁層502a)の膜質を向上させることもできる。
また、実施の形態5においても、非特許文献2にあるように、ELOを用いることによって、第1半導体層501に存在する貫通転位の上方伝播は、絶縁層502aによって阻止されるため、絶縁層502aの内領域より絶縁層502aの上を横方向に成長した第2半導体層503には、貫通転位が少なくなるため、結果として高品質な第2半導体層503を絶縁層502a上に得ることができる。
また、実施の形態5では、窒化物半導体のヘテロ構造におけるビルトインポテンシャルにより形成される2次元電子ガスをチャネルとしており、いわゆるノーマリーオン型のトランジスタとなる。ここで、実施の形態5では、ゲート電極506が、ソース・ドレイン領域には形成されていない。この構成とすることで、ソース・ドレイン領域に存在する2次元電子ガスのキャリア濃度が、ゲート電圧によって変調されることが無く、ソース・ドレインのチャネルに対するアクセス抵抗が、ゲート電圧の印加により変化することがない。また、パターニング制度の範囲でゲート長を短くできるので、高周波動作に有利である。
[実施の形態6]
次に、本発明の実施の形態6について、図7A〜図7Gを用いて説明する。図7A〜図7Gは、本発明の実施の形態6における半導体装置の製造方法を説明する途中の工程の状態を示す断面図(a)および平面図(b)である。
まず、図7Aに示すように、窒化物半導体からなる第1半導体層601の上の所定の箇所に、金属から構成されたゲート電極606を形成する(ゲート電極形成工程)。第1半導体層601は、例えば、半絶縁性のGaN(絶縁性を有する窒化物半導体)から構成すればよい。なお、ゲート電極606は、図7Aの(b)に示すように、紙面上下方向に延在する短冊状の部分と、一方(紙面下側)に向かうほど広がる平面視3角形(末広がり)の部分とを備える。後述するソース・ドレインに挟まれる部分においては、ソース・ドレインの領域に重ならないゲート長とし、末広がりの部分において、後述する電極配線を接続する。
例えば、コランダム(サファイア),シリコン(Si),およびGaNなどの結晶基板、またSiC基板などの上に第1半導体層601を結晶成長させればよい。この層は、バッファー層となる。また、ゲート電極形成領域が開口したレジストマスクパターンを形成し、この上から、例えば蒸着法などによりゲート金属材料を堆積し、この後、レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、ゲート電極606を形成する。
次に、図7Bに示すように、第1半導体層601の上に、絶縁層602を形成する。例えば、プラズマアシストによる化学的気相成長(CVD)法により、SiO2、Al23、SiNなどの絶縁材料を堆積することで、絶縁層602とすればよい。ここで、ゲート電極606が形成されているため、ゲート電極606形成箇所の絶縁層602表面には、段差が形成された状態となる。
次に、上述した絶縁層602の段差を平坦化し、加えて、一部の絶縁層602を除去し、図7Cに示すように、一部の第1半導体層601の表面が露出した絶縁層602aとする(絶縁層形成工程)。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、段差部の絶縁層602を選択的に除去することで平坦化し、また、絶縁層602をパターニングして開口領域を形成することで一部の第1半導体層601を露出させることで、絶縁層602aを形成すればよい。
なお、ゲート電極606上の絶縁層602aは、周囲に比較して薄い状態となる。このため、第1半導体層601の抵抗率によらず、ゲート電圧印加により、ゲート電極606とチャネルとの間に集中的に電界が生じる。従って、第1半導体層601は、絶縁性に限らず、任意の抵抗率であってもよい。
次に、図7Dに示すように、絶縁層602aを選択成長マスクとした選択横方向成長ELOにより、一部の第1半導体層601表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長させ、絶縁層602aの上にチャネルとなる第2半導体層103を形成する(チャネル形成工程)。引き続き、第2半導体層603に上に、第3半導体層604を形成する。第3半導体層604は、第2半導体層603に2次元電子ガスを生成させるためのキャリア発生層となる。
例えば、第1半導体層601をC軸方向に結晶成長させて主表面をc面とすれば、よく知られているように、第2半導体層603と第3半導体層604とのヘテロ構造においては、不純物などがドーピングされていなくても、自発分極およびピエゾ分極によって、ヘテロ界面に高濃度のキャリアが発生し、チャネルとなる2次元電子ガスが形成されるようになる。
例えば、MOCVD法により、アンドープのGaN(アンドープの窒化物半導体)をELOにより成長させ、絶縁層602aを覆う状態に第2半導体層603を形成する。次いで、アンドープのAlGaNをエピタキシャル成長させて第3半導体層604を形成する。
ここで、実施の形態6では、前述したように、ゲート電極606は、絶縁層602aの形成より前に設けられている。従って、第2半導体層603を形成した段階で、ゲート電極606/絶縁層602a/第2半導体層603によるMIS構造が形成されていることになる。なお、図7Dには、絶縁層602a表面で、紙面の左から右へELO成長したGaNと、右から左へELO成長したGaNが接合する接合部603aを示している。
次に、図7Eに示すように、素子同士を分離するために、チャネルとなる領域以外の第2半導体層603および第3半導体層604を除去する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、第2半導体層603および第3半導体層604をパターニングする。なお、第1半導体層601に形成しているゲート電極606と分離するために、第2半導体層603が、絶縁層602a上のみに存在するように、第2半導体層603をパターニングするとよい。
次に、図7Fの(b)に示すように、チャネル領域以外において、ゲート電極606に接続するためのコンタクトホール602bを、絶縁層602aに形成する。例えば、公知のリソグラフィー技術およびドライエッチング技術により、選択的に絶縁層602aをエッチングしてパターニングすることで、コンタクトホール602bを形成すればよい。
次に、図7Gに示すように、ゲート電極606に接続するオーミック性電極配線606aを形成する。また、ソース領域604およびドレイン領域605の各々にオーミック性電極を形成してソース電極607およびドレイン電極608を形成する。
例えば、電極形成領域に開口部を備えるレジストマスクパターンを形成し、この上より電極金属材料を蒸着法などにより堆積する。この後、上記レジストマスクパターンを除去(リフトオフ)することで、電極金属材料を電極形成領域に残すようにパターニングすることで、オーミック性電極配線606a,ソース電極607,およびドレイン電極608を形成すればよい。
実施の形態6でも、前述したように、半絶縁性とした第1半導体層601の一部に不純物を導入してゲート電極606としており、ゲート電極606が、チャネルから見て絶縁層602a下に配置される状態となる。また、実施の形態6においても、第2半導体層603を成長させる直前に、有機金属気相成長法を実施する成長炉の内部で、窒素雰囲気として絶縁層602を加熱処理することで、絶縁層602(絶縁層602a)の膜質を向上させることもできる。
また、実施の形態6においても、非特許文献2にあるように、ELOを用いることによって、第1半導体層601に存在する貫通転位の上方伝播は、絶縁層602aによって阻止されるため、絶縁層602aの内領域より絶縁層602aの上を横方向に成長した第2半導体層603には、貫通転位が少なくなるため、結果として高品質な第2半導体層603を絶縁層602a上に得ることができる。
また、実施の形態6では、窒化物半導体のヘテロ構造におけるビルトインポテンシャルにより形成される2次元電子ガスをチャネルとしており、いわゆるノーマリーオン型のトランジスタとなる。ここで、実施の形態6では、ゲート電極606が、ソース・ドレイン領域には形成されていない。この構成とすることで、ソース・ドレイン領域に存在する2次元電子ガスのキャリア濃度が、ゲート電圧によって変調されることが無く、ソース・ドレインのチャネルに対するアクセス抵抗が、ゲート電圧の印加により変化することがない。また、パターニング制度の範囲でゲート長を短くできるので、高周波動作に有利である。
以上に説明したように、本発明では、絶縁層を形成してからチャネルとなる第2半導体層を形成するようにしたところに大きな特徴がある。
従来では、チャネルとなる半導体層の上に絶縁層を形成していたため、チャネルの表面に形成されてしまう自然酸化膜が、界面準位の起源となり、トランジスタ特性の劣化をもたらしていた。
上記課題を解消するために、本発明では、窒化物半導体からなる第1半導体層の上に、一部の第1半導体層表面が露出した状態で絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、絶縁層を選択成長マスクとした選択横方向成長により、一部の第1半導体層表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長して絶縁層の上にチャネルとなる第2半導体層を形成するチャネル形成工程と、絶縁層の下に配置されるゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、第2半導体層の上にソース電極およびドレイン電極を形成するソース・ドレイン電極形成工程とを備えるところに最も特徴がある。
このようにしたことにより、本発明によれば、チャネルとなる半導体層の上に絶縁層の界面に、窒化物半導体の自然酸化膜が形成されることが無く、III−V族化合物半導体を用いたMISFETにおけるトランジスタ特性の劣化が抑制できるようなる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、第1半導体層および第2半導体層は、In1-x-yAlxGayN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体から構成されていればよい。また、第3半導体層は、In1-x-yAlxGayN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体から構成されていればよい。また、例えば、上述では、C軸方向に結晶成長した窒化物半導体のビルトインポテンシャルを利用して2次元電子ガスを形成するようにしたが、これに限るものではなく、不純物を導入したキャリア発生層(キャリア注入層)を用いるようにしてもよい。
また、本発明は、GaNを含む窒化物半導体に限らず、GaAs、InPなどをはじめとした他のIII−V族化合物半導体など、ELOが可能な材料に対しても適用できる。GaAsやInPなどを用いたMISFETにおいても、前述同様の問題が発生するため、本発明により、III−V族化合物半導体を用いたMISFETにおけるトランジスタ特性の劣化が抑制できるようなる。
101…第1半導体層、102…絶縁層、102a…絶縁層、103…第2半導体層、103a…接合部、104…ソース領域、105…ドレイン領域、106…オーミック性電極配線、107…ソース電極、108…ドレイン電極。

Claims (17)

  1. 窒化物半導体からなる第1半導体層の上に、一部の前記第1半導体層表面が露出した状態で絶縁層を形成する絶縁層形成工程と、
    前記絶縁層を選択成長マスクとした選択横方向成長により、一部の前記第1半導体層表面が露出した領域より窒化物半導体をエピタキシャル成長して前記絶縁層の上にチャネルとなる第2半導体層を形成するチャネル形成工程と、
    前記絶縁層の下に配置されるゲート電極を形成するゲート電極形成工程と、
    前記第2半導体層の上にソース電極およびドレイン電極を形成するソース・ドレイン電極形成工程と
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成し、
    前記第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成し、
    前記第2半導体層の前記チャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域およびドレイン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程を備え、
    前記絶縁層形成工程では、一部の前記絶縁層を除去して一部の前記第1半導体層表面が露出した状態とし、
    前記チャネル形成工程では、前記絶縁層を覆う状態に前記第2半導体層を形成し、前記チャネルとなる領域以外の前記第2半導体層を除去し、
    前記ソース・ドレイン電極形成工程では、前記ソース領域および前記ドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成して前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成し、
    前記ゲート電極形成工程では、前記第1半導体層に接続するオーミック性電極配線を形成し、前記チャネルとなる領域の下の前記第1半導体層をゲート電極とする
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成し、
    前記ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内の一部の前記第1半導体層にn型の不純物を導入することで前記ゲート電極を形成し、
    前記絶縁層形成工程では、一部の前記絶縁層を除去して一部の前記第1半導体層表面が露出した状態とし、
    前記チャネル形成工程では、前記絶縁層を覆う状態に前記第2半導体層を形成し、前記チャネルとなる領域以外の前記第2半導体層を除去し、
    前記第2半導体層の前記チャネルとなる領域に、ゲート電極形成領域を挟んで所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域およびドレイン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程を備え、
    前記ソース・ドレイン電極形成工程では、前記ソース領域および前記ドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成して前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2半導体層の前記チャネルとなる領域に、所定の距離離間させ、n型の不純物を導入したソース領域およびドレイン領域を形成するソース・ドレイン領域形成工程を備え、
    前記第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成し、
    前記絶縁層形成工程では、一部の前記絶縁層を除去して一部の前記第1半導体層表面が露出した状態とし、
    前記チャネル形成工程では、前記絶縁層を覆う状態に前記第2半導体層を形成し、前記チャネルとなる領域以外の前記第2半導体層を除去し、
    前記ソース・ドレイン電極形成工程では、前記ソース領域および前記ドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成して前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成し、
    前記ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、前記絶縁層を形成する前に前記第1半導体層の上に金属から構成された前記ゲート電極を形成し、
    前記絶縁層形成工程では、前記ゲート電極の存在により形成される前記絶縁層の表面の凹凸を平坦化する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成し、
    前記第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成し、
    前記絶縁層形成工程では、一部の前記絶縁層を除去して一部の前記第1半導体層表面が露出した状態とし、
    前記チャネル形成工程では、前記絶縁層を覆う状態に前記第2半導体層を形成するとともに、前記第2半導体層の上に、前記第2半導体層に2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を形成し、この後、前記チャネルとなる領域以外の前記第2半導体層および前記第3半導体層を除去し、
    前記ソース・ドレイン電極形成工程では、前記チャネルとなる領域における前記第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成して前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成し、
    前記ゲート電極形成工程では、前記第1半導体層に接続するオーミック性電極配線を形成し、前記チャネルとなる領域の下の前記第1半導体層をゲート電極とする
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成し、
    前記第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成し、
    前記ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内の一部の前記第1半導体層にn型の不純物を導入することで前記ゲート電極を形成し、
    前記絶縁層形成工程では、一部の前記絶縁層を除去して一部の前記第1半導体層表面が露出した状態とし、
    前記チャネル形成工程では、前記絶縁層を覆う状態に前記第2半導体層を形成するとともに、前記第2半導体層の上に、前記第2半導体層に2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を形成し、この後、前記チャネルとなる領域以外の前記第2半導体層および前記第3半導体層を除去し、
    前記ソース・ドレイン電極形成工程では、前記チャネルとなる領域における前記第3半導体層の上に、ゲート電極形成領域を挟んで所定の距離離間させたソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成して前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項1記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成し、
    前記絶縁層形成工程では、一部の前記絶縁層を除去して一部の前記第1半導体層表面が露出した状態とし、
    前記チャネル形成工程では、前記絶縁層を覆う状態に前記第2半導体層を形成するとともに、前記第2半導体層の上に、前記第2半導体層に2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を形成し、この後、前記チャネルとなる領域以外の前記第2半導体層および前記第3半導体層を除去し、
    前記ソース・ドレイン電極形成工程では、前記チャネルとなる領域における前記第3半導体層の上に、所定の距離離間させたソース領域およびドレイン領域の各々にオーミック性電極を形成して前記ソース電極および前記ドレイン電極を形成し、
    前記ゲート電極形成工程では、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、前記絶縁層を形成する前に前記第1半導体層の上に金属から構成された前記ゲート電極を形成し、
    前記絶縁層形成工程では、前記ゲート電極の存在により形成される前記絶縁層の表面の凹凸を平坦化する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層は、同じ窒化物半導体から構成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 窒化物半導体からなる第1半導体層と、
    一部の前記第1半導体層表面が露出した状態で、前記第1半導体層の上に形成された絶縁層と、
    前記絶縁層を選択成長マスクとした選択横方向成長により一部の前記第1半導体層表面が露出した領域よりエピタキシャル成長した窒化物半導体よりなる第2半導体層より構成され、前記絶縁層の上に形成されたチャネルと、
    前記絶縁層の下に配置されるゲート電極と、
    前記チャネルの上に形成されたソース電極およびドレイン電極と
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  10. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成され、
    前記第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成され、
    前記チャネルに形成されて所定の距離離間して配置され、n型の不純物が導入されたソース領域およびドレイン領域と、
    前記第1半導体層に接続するオーミック性電極配線と
    を備え、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記ソース領域および前記ドレイン領域の各々に接続するオーミック性電極であり、
    前記チャネルの下の前記第1半導体層をゲート電極とする
    ことを特徴とする半導体装置。
  11. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成され、
    前記ゲート電極は、チャネルの領域内の一部の前記第1半導体層にn型の不純物を導入することで形成され、
    前記チャネルに形成されて所定の距離離間して配置され、n型の不純物が導入されたソース領域およびドレイン領域を備え、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記ソース領域および前記ドレイン領域の各々に接続するオーミック性電極である
    ことを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第2半導体層は、p型の窒化物半導体から構成され、
    前記チャネルに形成されて所定の距離離間して配置され、n型の不純物が導入されたソース領域およびドレイン領域を備え、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記ソース領域および前記ドレイン領域の各々に接続するオーミック性電極であり、
    前記ゲート電極は、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、前記絶縁層の下の前記第1半導体層の上に形成された金属のパターンから構成され、
    前記絶縁層の表面は、前記ゲート電極の存在により形成される表面の凹凸が平坦化されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1半導体層は、n型の窒化物半導体から構成され、
    前記第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成され、
    前記チャネルの上に、前記チャネルに2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層と、
    前記第1半導体層に接続するオーミック性電極配線と
    を備え、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記チャネルの領域における前記第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々に形成されたオーミック性電極であり、
    前記チャネルの下の前記第1半導体層をゲート電極とする
    ことを特徴とする半導体装置。
  14. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第1半導体層は、絶縁性を有する窒化物半導体から構成され、
    前記第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成され、
    前記ゲート電極は、前記チャネルの領域の一部の前記第1半導体層にn型の不純物を導入することで形成され、
    前記チャネルの上に、前記チャネルに2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を備え、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記チャネルの領域における前記第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々に形成されたオーミック性電極である
    ことを特徴とする半導体装置。
  15. 請求項9記載の半導体装置において、
    前記第2半導体層は、アンドープの窒化物半導体から構成され、
    前記チャネルの上に、前記チャネルに2次元電子ガスを生成させるための窒化物半導体から構成された第3半導体層を備え、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極は、前記チャネルの領域における前記第3半導体層のソース領域およびドレイン領域の各々に形成されたオーミック性電極であり、
    前記ゲート電極は、チャネルとなる領域内のソース領域およびドレイン領域に挟まれた領域において、前記絶縁層の下の前記第1半導体層の上に形成された金属のパターンから構成され、
    前記絶縁層の表面は、前記ゲート電極の存在により形成される表面の凹凸が平坦化されている
    ことを特徴とする半導体装置。
  16. 請求項13〜15のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第3半導体層は、In1-x-yAlxGayN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体から構成されていることを特徴とする半導体装置。
  17. 請求項9〜16のいずれか1項に記載の半導体装置において、
    前記第1半導体層および前記第2半導体層は、In1-x-yAlxGayN(0≦x≦1、0≦y≦1、0≦x+y≦1)で表される窒化物半導体から構成されていることを特徴とする半導体装置。
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