JPH08293607A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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Publication number
JPH08293607A
JPH08293607A JP7096608A JP9660895A JPH08293607A JP H08293607 A JPH08293607 A JP H08293607A JP 7096608 A JP7096608 A JP 7096608A JP 9660895 A JP9660895 A JP 9660895A JP H08293607 A JPH08293607 A JP H08293607A
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JP
Japan
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insulating film
film
region
gate electrode
silicon
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Application number
JP7096608A
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English (en)
Inventor
Takashi Toida
孝志 戸井田
Katsuyoshi Aihara
克好 相原
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シリコン基板11上に設ける絶縁膜13と、
その絶縁膜上に設ける多結晶シリコン膜からなる下部ゲ
ート電極17と下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶
縁膜29と下部ゲート絶縁膜29上に設ける酸窒化シリ
コン膜15と、酸窒化シリコン膜上に設ける活性層領域
23と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜31
と、上部ゲート絶縁膜上に設ける上部ゲート電極19
と、上部ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設け
るソース領域25とドレイン領域27とを備える半導体
集積回路装置とその製造方法。 【効果】 固相成長時に発生する歪みや膜の欠陥を低減
し、下部ゲート電極の段差などに欠陥が集中するなどの
形状的な問題も緩和され、固相成長距離の拡大が実現で
きる。さらに、固相成長距離が拡大したことによってゲ
ート寸法や、シード領域端からゲート電極端までの距離
などの設計の余裕度も拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁膜上に形成するダブ
ルゲート型の電界効果型薄膜トランジスタの構造とその
製造方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁膜上に形成する電界効果型
薄膜トランジスタは、液晶表示装置ののアクティブマト
リックスのアクティブ素子や、センサや、三次元回路素
子などに利用されている。
【0003】ダブルゲート型の電界効果型薄膜トランジ
スタの従来技術におけるその構造と製造方法とを、図1
0を用いて説明する。図10は従来例における半導体集
積回路装置の構造とその製造方法とを示す断面図であ
る。
【0004】図10に示すように、シリコン基板11上
に形成する酸化シリコン膜でからなるる絶縁膜13上
に、多結晶シリコン膜からなる低抵抗の下部ゲート電極
17を設ける。この絶縁膜13には、シリコン基板11
が露出する領域であるシード領域21を設けている
【0005】さらに下部ゲート電極17の表面には、酸
化シリコン膜からなる下部ゲート絶縁膜29を設け、こ
の下部ゲート絶縁膜29の上部には活性層領域23を設
けている。さらにまた、活性層領域23の上部には、酸
化シリコン膜からなる上部ゲート絶縁膜31を設けてい
る。
【0006】さらにその上部ゲート絶縁膜31上部に
は、低抵抗の多結晶シリコン膜で形成する上部ゲート電
極19を設けている。さらにこの上部ゲート電極19に
整合する領域の活性層領域23には、ソース領域25と
ドレイン領域27とを設ける。そのうえ層間絶縁膜35
に形成するコンタクトホール37を介して、ソース領域
25とドレイン領域27と接続する配線電極14を設け
る。
【0007】従来、活性層領域23となる単結晶シリコ
ン膜は、シリコン基板11表面の露出しているシード領
域21を含むように非晶質シリコン膜の状態で全面に形
成して、その後の窒素雰囲気中での熱処理によって、非
晶質シリコン膜を結晶化して形成している。
【0008】このとき非晶質シリコン膜は、温度570
℃以下で形成し、その後の窒素雰囲気中での熱処理は、
600℃以下の温度で10時間以上行って、シード領域
21上の非晶質シリコン膜を単結晶シリコン膜へ変換
し、さらに絶縁膜13上の非晶質シリコン膜も単結晶シ
リコン膜へ変換し、活性層領域23を形成する。
【0009】この非晶質シリコン膜を単結晶シリコン膜
に変換するときの問題点は、絶縁膜13上に非晶質シリ
コン膜を形成することによってシード領域21から横方
向、つまりシリコン基板11と平行方向に結晶成長しに
くということが挙げられる。
【0010】シリコン基板11表面の情報である結晶性
と配向性とを非晶質シリコン膜に伝達し、結晶化を行う
固相成長膜について、図11の平面図を使って、もう少
し詳細に説明する。
【0011】図11に示すように、面方位(100)の
シリコン基板11に、酸化シリコン膜からなる絶縁膜1
3を形成し、その酸化シリコン膜を〈100〉方向にパ
ターニングし、シード領域21を形成する。
【0012】そして酸化シリコン膜からなる絶縁膜13
の上部全面に、非晶質シリコン膜を形成し、窒素雰囲気
中で熱処理を行うことによって非晶質シリコン膜の結晶
化処理を行う。
【0013】このとき、シード領域21から結晶化が始
まり、縦方向から横方向に結晶化が移行すると、{11
0}面の成長からその成長過程で成長速度の遅い{11
1}面が現れ、横方向の成長速度を律則する
【0014】さらに、酸化シリコン膜からなる絶縁膜1
3上で固相成長が進むと、酸素原子と結合しているシリ
コン結合は、成長方向に対して歪を受ける。
【0015】さらにまた、非晶質である酸化シリコン膜
中では、格子の規則性がないので固相成長した活性層領
域23は局所的に応力を受け、不規則に配列した転移を
含むことになる。
【0016】つまり、固相成長膜である活性層領域23
と絶縁膜13である酸化シリコン膜との界面が、酸化シ
リコン膜上に固相成長する距離や、活性層領域23の膜
質の安定化を阻害する要因となる。
【0017】とくに、上述したような歪みは、下部ゲー
ト電極17のような段差付近に集中するなど形状的な要
因もある。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】絶縁膜13上に形成す
る固相成長膜は、絶縁膜13と固相成長膜との界面や、
固相成長させようとする領域の形状などが、固相成長膜
内の歪みや欠陥などを左右し、シリコン基板11と平行
方向である絶縁膜13上に成長する固相成長距離を決定
する。
【0019】シード領域21端から固相成長する距離が
短いと、上部ゲート電極19と下部ゲート電極17とで
挟まれたチャネル領域を、単結晶シリコン膜の固相成長
膜である活性層領域23がカバーできず、電界効果型薄
膜トランジスタの特性を劣化させる原因になる。
【0020】さらに、固相成長距離が短いと、チャネル
領域を固相成長膜でカバーできるようにゲート寸法や、
シード領域端からゲート電極端までの距離などを決定し
なければならず、半導体集積回路装置の電界効果型薄膜
トランジスタなどの設計寸法を決定する上で余裕度が小
さい。
【0021】本発明の目的は、上記課題を解決して、絶
縁膜上に充分な単結晶の活性層領域を形成し、設計余裕
度のある信頼性に優れた半導体集積回路装置およびその
製造方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体集積回路装置の構造とその製造方法
とは、下記記載の手段を採用する。
【0023】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設ける絶縁膜と、絶縁膜上に設ける下部ゲート
電極と、下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜
と、非シード領域に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
シリコン膜上に設ける活性層領域と、活性層領域表面に
設ける上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け
る上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層
領域に設けるソース領域とドレイン領域とを備えること
を特徴とする。
【0024】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設け酸化シリコン膜からなる絶縁膜と、その絶
縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極
と、下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非
シード領域に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコ
ン膜上に設ける活性層領域と、活性層領域表面に設ける
上部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜上に設け多
結晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート
電極に整合する活性層領域に設けるソース領域とドレイ
ン領域とを備えることを特徴とする。
【0025】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設け酸化シリコン膜からなる絶縁膜と、その絶
縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極
と、この下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜
と、非シード領域に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
シリコン膜上に設け単結晶シリコン膜からなる活性層領
域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上
部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる上部
ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領域に
設けるソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴
とする。
【0026】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設け酸化シリコン膜からなる絶縁膜と、その絶
縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極
と、下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非
シード領域に設ける酸窒化シリコン膜と、この酸窒化シ
リコン膜上に設け多結晶シリコン膜からなる活性層領域
と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上部
ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる上部ゲ
ート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領域に設
けるソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴と
する。
【0027】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設ける絶縁膜と、その絶縁膜上に設ける下部ゲ
ート電極と、この下部ゲート電極上に設ける下部ゲート
絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲート絶縁膜と
の上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上
に設ける活性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲ
ート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設ける上部ゲート
電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領域に設ける
ソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴とす
る。
【0028】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設け酸化シリコン膜からなる絶縁膜と、その絶
縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極
と、下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非
シード領域の絶縁膜と下部ゲート絶縁膜との上に設ける
酸窒化シリコン膜と、この酸窒化シリコン膜上に設ける
活性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁
膜と、この上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する
活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域とを備え
ることを特徴とする。
【0029】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設け酸化シリコン膜からなる絶縁膜と、その絶
縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極
と、下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非
シード領域の絶縁膜と下部ゲート絶縁膜との上に設ける
酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け単結晶
シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域表面に設
ける上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多
結晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート
電極に整合する活性層領域に設けるソース領域とドレイ
ン領域とを備えることを特徴とする。
【0030】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設け酸化シリコン膜からなる絶縁膜と、その絶
縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極
と、下部ゲート電極上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非
シード領域の絶縁膜と下部ゲート絶縁膜との上に設ける
酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け多結晶
シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域表面に設
ける上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多
結晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート
電極に整合する活性層領域に設けるソース領域とドレイ
ン領域とを備えることを特徴とする。
【0031】本発明の半導体集積回路装置の製造方法に
おいては、シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上
に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形成する
工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜を形成
する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する工程
と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の絶縁
膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出したシ
ード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形成す
る工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン膜を
単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する工程
と、活性層領域を島状に分離し、上部ゲート絶縁膜を形
成する工程と、上部ゲート電極を形成する工程と、ソー
ス領域とドレイン領域を形成する工程とを含むことを特
徴とする。
【0032】本発明の半導体集積回路装置の製造方法に
おいては、シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上
に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形成する
工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜を形成
する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する工程
と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の絶縁
膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出したシ
ード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形成す
る工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン膜を
多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する工程
と、活性層領域を島状に分離し、上部ゲート絶縁膜を形
成する工程と、上部ゲート電極を形成する工程と、ソー
ス領域とドレイン領域を形成する工程とを含むことを特
徴とする。
【0033】
【作用】本発明の半導体集積回路装置の構造と製造方法
とにおいては、絶縁膜上に設ける下部ゲート電極上に下
部ゲート絶縁膜を設け、さらに下部ゲート絶縁膜と絶縁
膜との非シード領域に酸窒化シリコン膜を設ける。
【0034】このように酸窒化シリコン膜を非晶質シリ
コン膜の下層に設けると、化学量論的に酸化シリコン膜
に比べシリコン過剰であるために、活性層領域であるシ
リコン膜との界面は、酸窒化シリコン膜から組成が連続
的に変化し安定な界面を形成し、さらにシリコン基板と
の間に発生する応力も緩和することができる。
【0035】このことによって、酸化シリコン膜に比べ
てシリコン過剰な酸窒化シリコン膜が固相成長膜との界
面になり、固相成長時に発生する歪みや膜の欠陥の発生
を低減することができる。
【0036】その結果、下部ゲート電極の段差などに欠
陥が集中するなどの形状的な問題も緩和され、固相成長
距離の拡大が実現できる。さらに、固相成長距離が拡大
したことによってゲート寸法や、シード領域端からゲー
ト電極端までの距離などの設計の余裕度も拡大する。
【0037】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例における
半導体集積回路装置の構造とその製造方法とを説明す
る。本発明の実施例における半導体集積回路装置および
その製造方法について図1から図7を用いて具体的に説
明する。まずはじめに、図7を用いて本発明の実施例に
おける半導体集積回路装置の構造を説明する。
【0038】図7に示すように、シリコン基板11上に
設ける酸化シリコン膜からなる絶縁膜13と、その酸化
シリコン膜からなる絶縁膜13上に多結晶シリコン膜か
らなる下部ゲート電極17を設ける。さらにこの下部ゲ
ート電極17の表面に下部ゲート絶縁膜29を設ける。
【0039】さらに、絶縁膜13と酸窒化シリコン膜1
5との開口であるシリコン基板11が露出している領域
のシード領域21を設け、そしてこのシード領域21を
除く領域である非シード領域に酸窒化シリコン膜15を
設ける。
【0040】さらに、酸窒化シリコン膜15上に活性層
領域23を設ける。この活性層領域23に、電界効果型
薄膜トランジスタやダイオードや抵抗やコンデンサなど
の素子を設ける。
【0041】さらに、この活性層領域23表面には上部
ゲート絶縁膜31を設け、この上部ゲート絶縁膜31の
上部に上部ゲート電極19を設ける。
【0042】さらに、上部ゲート電極19に整合する領
域の活性層領域23に、ソース領域25とドレイン領域
27とを設ける。
【0043】さらにまた、酸化シリコン膜からなるマス
ク酸化膜33を上部ゲート電極19の表面に設ける。
【0044】そして、層間絶縁膜35に設けるコンタク
トホール37を介してアルミ二ニウム合金からなり、ソ
ース領域25とドレイン領域27とに接続する配線電極
39を設ける。
【0045】図10に示す従来例における半導体集積回
路装置では、絶縁膜13上に下部ゲート電極17と下部
ゲート絶縁膜29とを設け、その上部に活性層領域23
を形成している。
【0046】これに対して、本発明の半導体集積回路装
置では、絶縁膜13である酸化シリコン膜上に下部ゲー
ト電極17と下部ゲート絶縁膜29を設け、シード領域
21以外の非シード領域である絶縁膜と下部ゲート絶縁
膜29との上部に酸窒化シリコン膜15を設けて、さら
にこの酸窒化シリコン膜15の上面に活性層領域23を
設ける構造を採用している。
【0047】従来の技術では、前述のように、化学的に
安定な酸化シリコン膜からなる絶縁膜13が固相成長膜
との界面になっているので、固相成長時に歪みや欠陥が
発生しやすい。
【0048】さらに従来の技術では、下部ゲート電極1
7の段差などにこのような欠陥が多く集中して固相成長
膜の信頼性を低下させ、固相成長距離を短くしてしま
う。
【0049】一方、本発明のように、絶縁膜13上に設
ける下部ゲート電極17と下部ゲート絶縁膜29とを含
んだシード領域21以外の領域と、活性層領域23とな
る非晶質シリコン膜との間に酸窒化シリコン膜15を介
在させると、下記するような理由によって、固相成長時
の歪みや欠陥の発生と固相成長距離が短くなることとを
抑制することができる。
【0050】すなわち酸窒化シリコン膜15は、化学量
論的に酸化シリコン膜に比べてシリコン過剰である。こ
のために、活性層領域23であるシリコン膜との界面
は、酸窒化シリコン膜15から組成が連続的に変化し安
定な界面を形成し、さらにシリコン基板11との間に発
生する応力も緩和することができる。
【0051】つまり、下部ゲート電極17の段差部に集
中するような欠陥を緩和し、固相成長膜自身の信頼性を
高くし、固相成長距離を拡大することができる。
【0052】つぎに、図7に示す半導体集積回路装置の
構造を形成するための製造方法について、図1から図7
の断面図を用いて説明する。
【0053】まずはじめに、図1に示すように、〈11
0〉ファセットに対して45°傾けた〈100〉方向の
ファセットを有するシリコン基板11を用意する。そし
て、温度が1000℃、酸素と窒素の混合気体雰囲気中
で、絶縁膜13として膜厚が300nmの酸化シリコン
膜をシリコン基板11の全面に形成する。
【0054】その後、減圧下の条件での化学的気相成長
法を用いて、温度が610℃、圧力が0.3Torr
で、モノシラン(SiH4 )ガスを反応ガスとして用い
て、下部ゲート電極17材料となる多結晶シリコン膜4
1を形成する。なお多結晶シリコン膜41は、膜厚30
0nmの厚さで形成する。
【0055】つぎに、下部ゲート電極17となる多結晶
シリコン膜に、砒素(As)イオンを打ち込みエネルギ
ー40KeVで、打ち込み量1×1015atoms/c
2の条件でイオン注入を行う。
【0056】つぎに図2に示すように、多結晶シリコン
膜41の全面に回転塗布法を用いてフォトレジスト(図
示せず)を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処
理と現像処理とを行い、フォトレジストを下部ゲート電
極17に対応するパターン形状に形成する。
【0057】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、多結晶シリコン膜4
1をエッチングして、下部ゲート電極17を形成する。
【0058】この下部ゲート電極17材料である多結晶
シリコン膜のエッチングは、反応性イオンエッチング装
置を用いて、六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )
との混合ガスをエッチングガスとして用いて行う。
【0059】その後、アッシング処理を行い、エッチン
グマスクとして用いたフォトレジストを除去する。さら
にその後、温度900℃の酸素雰囲気中で酸化処理を行
い、10nmの膜厚の酸化シリコン膜からなる下部ゲー
ト絶縁膜29を、下部ゲート電極17の表面に形成す
る。
【0060】その後、下部ゲート電極17を含むシリコ
ン基板11の全面に、温度が700℃、反応ガスとして
モノシラン(SiH4 )と亜酸化窒素(N2 O)とアン
モニア(NH3 )との混合気体雰囲気中で、膜厚が10
nmの酸窒化シリコン膜15を、化学的気相成長法を用
いて形成する。
【0061】つぎに図3に示すように、酸窒化シリコン
膜15の全面に回転塗布法を用いてフォトレジスト(図
示せず)を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処
理と現像処理とを行い、フォトレジストをシード領域2
1が開口するようなパターン形状に形成する。
【0062】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、酸窒化シリコン膜1
5をエッチングして、シード領域21が開口するように
形成する。
【0063】この酸窒化シリコン膜15のエッチング
は、反応性イオンエッチング装置を用いて、四フッ化炭
素(CF4 )と三フッ化炭化臭素(CBrF3 )とヘリ
ュウム(He)と酸素(O2 )との混合気体をエッチン
グガスとして用いて、電力50W、圧力100mTor
rの条件でシード領域21の酸窒化シリコン膜15を除
去する。
【0064】その後、シード領域21の絶縁膜13であ
る酸化シリコン膜をエッチングし、シード領域21のシ
リコン基板11の表面を露出させる。この酸化シリコン
膜からなる絶縁膜13のエッチング処理は、フッ化アン
モニウム(NH4 F)とフッ酸(HF)との混合溶液か
らなるバッファードフッ酸を用いて行う。
【0065】その後、減圧の化学的気相成長装置にて、
圧力1×10-5Torr程度に真空排気した後に、塩素
(Cl2 )と水素(H2 )との混合気体を化学的気相成
長装置の管内に導入し、圧力0.3mTorr、温度5
70℃の条件下で、シリコン基板11を管内で10分間
保持する。
【0066】この処理によって、シリコン基板11の開
口したシード領域21のシリコン基板11の表面がエッ
チングされて、清浄なシリコン基板11の表面を露出さ
せることができる。
【0067】シード領域21表面であるシリコン基板1
1の清浄化処理は、前述の処理条件のほかに、950℃
以上の温度で水素(H2 )処理を時間30分以上行って
もよい。
【0068】つづいて図4に示すように、シード領域2
1の清浄化処理した同一の化学的気相成長装置を用いて
連続して、温度570℃、圧力0.3Torrで、モノ
シラン(SiH4 )ガスを反応ガスとして用いて、活性
層領域23となる非晶質シリコン膜を形成する。この非
晶質シリコン膜からなる活性層領域23材料は、膜厚3
00nmの厚さで形成する。
【0069】その後、毎分2000ccの流量の窒素雰
囲気中で、温度570℃の条件下で10時間の熱処理を
行い、引き続き連続して1000℃の熱処理を2時間行
う。
【0070】この二段階の熱処理を行うことにより、シ
リコンの原子と原子との間の結合距離や結合角が揺らい
だ状態である非晶質シリコン膜が、結晶としての原子間
配置を有するシリコン基板11を種結晶として、両者の
界面において粒子の移動や再配置により結晶連続膜へと
成長する。そして、シード領域21の上部と、そのシー
ド領域21の横方向を含む周辺の非晶質シリコン膜を単
結晶シリコン膜に変換して、活性層領域23を形成する
ことができる。
【0071】本発明の半導体集積回路装置においては、
シード領域21の端部からシリコン基板11に水平な方
向に、単結晶シリコン膜に変換成長する距離は、図10
に示す従来技術の半導体集積回路装置に比らべて、およ
そ2倍の5μmであった。
【0072】つぎに図5に示すように、活性層領域23
上の全面に回転塗布法を用いてフォトレジスト(図示せ
ず)を形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理と
現像処理とを行い、フォトレジストを活性層領域23に
対応するようなパターン形状に形成する。
【0073】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、活性層領域23をエ
ッチングして、島状の活性層領域23を形成する。この
とき活性層領域23はシード領域21が開口するような
形状にパターニングする。
【0074】この活性層領域23のパターニングは、反
応性イオンエッチング装置を用い、六フッ化イオウ(S
F6 )と酸素(O2 )との混合ガスを使用して行う。
【0075】図10に示す従来例の半導体集積回路装置
構造では、固相成長距離が短く、下部ゲート電極17と
上部ゲート電極19とは、シード領域21に近接させる
必要があり、シード領域21を完全に分離するほどの電
界効果型薄膜トランジスタ形成領域がとれなかった。
【0076】これに対して、本発明のように活性層領域
23の下層に酸窒化シリコン膜15を設けることによ
り、固相成長距離を拡大させることができる。したがっ
て、下部ゲート電極17と上部ゲート電極19寸法や、
シード領域21端からこれらの下部ゲート電極17と上
部ゲート電極19端までの距離の設計の余裕度を増大さ
せることが可能となる。
【0077】その後、酸素雰囲気中で酸化処理を行い、
上部ゲート絶縁膜31となる酸化シリコン膜を活性層領
域23の表面に形成する。この上部ゲート絶縁膜31の
膜厚は10nmで形成する。
【0078】つぎに図6に示すように、多結晶シリコン
膜からなる上部ゲート電極19材料を、化学的気相成長
装置を用いて、温度610℃で、反応ガスとしてモノシ
ラン(SiH4 )雰囲気中で形成する。この多結晶シリ
コン膜からなる上部ゲート電極19材料は、350nm
の厚さで形成する。
【0079】その後、多結晶シリコン膜からなる上部ゲ
ート電極19材料上の全面に回転塗布法を用いてフォト
レジスト(図示せず)を形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理と現像処理とを行い、フォトレジストを
上部ゲート電極19に対応するパターン形状に形成す
る。
【0080】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、多結晶シリコン膜を
エッチングして、上部ゲート電極19を形成する。この
上部ゲート電極19は、下部ゲート電極17に対応する
位置に形成する。
【0081】この下部ゲート電極19材料である多結晶
シリコン膜のエッチングは、反応性イオンエッチング装
置を用いて、六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )
との混合ガスをエッチングガスとして用いて行う。その
後、アッシング処理を行い、エッチングマスクとして用
いたフォトレジストを除去する。
【0082】つぎに図7に示すように、酸素雰囲気中で
酸化処理を行って、上部ゲート電極19の表面に酸化シ
リコン膜からなるマスク酸化膜33を10nmの膜厚で
形成する。
【0083】その後、砒素(As)イオンを、上部ゲー
ト電極19に整合する領域の活性層領域23に導入し
て、ソース領域25とドレイン領域27を形成する。
【0084】このソース領域25とドレイン領域27を
形成するための砒素イオンのイオン注入条件は、打ち込
みエネルギー40KeV、打ち込み量1×1015ato
ms/cm2 で行う。
【0085】ここで、マスク酸化膜33は、ソース領域
25とドレイン領域27にイオン注入する際のバッファ
層としての役割をもち、さらに層間絶縁膜35中に含ま
れる不純物イオンが上部ゲート電極19下に拡散して閾
値電圧を変動させないためのストッパとしての役割をも
つ。このため、好ましくは上部ゲート電極19の表面に
マスク酸化膜33を形成するとよい。
【0086】その後、リンとボロンとを含む酸化シリコ
ンからなる層間絶縁膜35を化学的気相成長装置を用い
て、400nmの膜厚で形成する。
【0087】その後、この層間絶縁膜35上の全面に回
転塗布法を用いて、フォトレジスト(図示せず)を形成
し、所定のフォトマスクを用いて露光処理と現像処理と
を行い、このフォトレジストをコンタクトホール37に
対応するパターン形状に形成する。
【0088】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、層間絶縁膜35をエ
ッチングして、コンタクトホール37を形成する。
【0089】このコンタクトホール37を形成するため
の層間絶縁膜35のエッチング処理は、反応性イオンエ
ッチング装置を用いて、二フッ化メタン(CH2 F2 )
と三フッ化メタン(CHF3 )との混合ガスをエッチン
グガスとして用いて行う。その後、アッシング処理を行
い、エッチングマスクとして用いたフォトレジストを除
去する。
【0090】その後、シリコンと銅とを添加したアルミ
ニウム合金からなる配線電極39材料を、スパッタリン
グ法により、膜厚800nmで形成する。
【0091】その後、このアルミニウム合金からなる配
線電極39材料上の全面に回転塗布法を用いて、フォト
レジスト(図示せず)を形成し、所定のフォトマスクを
用いて露光処理と現像処理とを行い、このフォトレジス
トを配線電極39に対応するパターン形状に形成する。
【0092】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、配線電極39材料を
エッチングして、ソース領域25とドレイン領域27と
接続する配線電極39を形成する。
【0093】この配線電極39を形成するためのアルミ
ニウム合金のエッチング処理は、反応性イオンエッチン
グ装置を用いて、三塩化ホウ素(BCl3 )と三塩化メ
タン(CHCl3 )との混合ガスをエッチングガスとし
て用いて行う。その後、アッシング処理を行い、エッチ
ングマスクとして用いたフォトレジストを除去する。
【0094】その後、電界効果型薄膜トランジスタの閾
値電圧を安定化させるために、水素雰囲気中で、温度3
80℃、時間25分の熱処理を行い、ひきつづいて同じ
温度の380℃で、雰囲気ガスを変えて、窒素ガス雰囲
気中に温度15分の熱処理を行う。この結果、図7に示
すような構造のダブルゲート型の電界効果型薄膜トラン
ジスタを形成することができる。
【0095】つぎに以上説明した実施例とは異なる構造
の半導体集積回路装置を、図9を用いて説明する。図9
は本発明の実施例における半導体集積回路装置を示す断
面図である。なおこの図9においては、先の実施例を示
す図1から図7と同一箇所には同一符号をつけている。
【0096】図9に示すように、シリコン基板11上に
設ける酸化シリコン膜からなる絶縁膜13と、その酸化
シリコン膜からなる絶縁膜13上に多結晶シリコン膜か
らなる下部ゲート電極17を設ける。さらにこの下部ゲ
ート電極17の表面に下部ゲート絶縁膜29を設ける。
【0097】さらに、絶縁膜13と酸窒化シリコン膜1
5との開口であるシリコン基板11が露出している領域
のシード領域21を設け、そしてこのシード領域21を
除く領域である非シード領域に酸窒化シリコン膜15を
設ける。
【0098】さらに、酸窒化シリコン膜15上に活性層
領域23を設ける。この活性層領域23に、電界効果型
薄膜トランジスタやダイオードや抵抗やコンデンサなど
の素子を設ける。この活性層領域23はシード領域21
を含む領域にも設けている。
【0099】さらに、この活性層領域23表面には上部
ゲート絶縁膜31を設け、この上部ゲート絶縁膜31の
上部に上部ゲート電極19を設ける。さらにまた、酸化
シリコン膜からなるマスク酸化膜33を上部ゲート電極
19の表面に設ける。
【0100】さらに、上部ゲート電極19に整合する領
域の活性層領域23に、ソース領域25とドレイン領域
27とを設ける。
【0101】そして、層間絶縁膜35に設けるコンタク
トホール37を介してアルミ二ニウム合金からなり、ソ
ース領域25とドレイン領域27とに接続する配線電極
39を設ける。
【0102】図10に示す従来例における半導体集積回
路装置では、絶縁膜13上に下部ゲート電極17と下部
ゲート絶縁膜29とを設け、その上部に活性層領域23
を形成している。
【0103】これに対して、本発明の半導体集積回路装
置では、絶縁膜13である酸化シリコン膜上に下部ゲー
ト電極17と下部ゲート絶縁膜29を設け、シード領域
21以外の非シード領域である絶縁膜と下部ゲート絶縁
膜29との上部に酸窒化シリコン膜15を設けて、さら
にこの酸窒化シリコン膜15の上面に活性層領域23を
設ける構造を採用している。
【0104】従来の技術では、前述のように、化学的に
安定な酸化シリコン膜からなる絶縁膜13が固相成長膜
との界面になっているので、固相成長時に歪みや欠陥が
発生しやすい。
【0105】さらに従来の技術では、下部ゲート電極1
7の段差などにこのような欠陥が多く集中して固相成長
膜の信頼性を低下させ、固相成長距離を短くしてしま
う。
【0106】一方、本発明のように、絶縁膜13上に設
ける下部ゲート電極17と下部ゲート絶縁膜29とを含
んだシード領域21以外の領域と、活性層領域23とな
る非晶質シリコン膜との間に酸窒化シリコン膜15を介
在させると、下記するような理由によって、固相成長時
の歪みや欠陥の発生と固相成長距離が短くなることとを
抑制することができる。
【0107】すなわち酸窒化シリコン膜15は、化学量
論的に酸化シリコン膜に比べてシリコン過剰である。こ
のために、活性層領域23であるシリコン膜との界面
は、酸窒化シリコン膜15から組成が連続的に変化し安
定な界面を形成し、さらにシリコン基板11との間に発
生する応力も緩和することができる。
【0108】つまり、下部ゲート電極17の段差部に集
中するような欠陥を緩和し、固相成長膜自身の信頼性を
高くし、固相成長距離を拡大することができる。
【0109】さらに図9に示す実施例においては、シー
ド領域21を含む領域の活性層領域23にソース領域2
5を設けている。
【0110】このためにシード領域21の開口端部から
下部ゲート電極17端部までの距離を、小さくすること
ができる。したがって半導体集積回路装置の設計の余裕
度が充分に大きくもたせることができる。
【0111】なおこの図9に示す半導体集積回路装置の
製造方法は、活性層領域23のパターン形状が異なる点
以外は、図1から図7を用いて説明した製造方法とほと
んど同じであるので、説明は省略する。
【0112】図1から図7と図9とを用いて説明した半
導体集積回路装置の構造とその製造方法で得られた、導
電型がN型のダブルゲート型の電界効果型薄膜トランジ
スタにおける特性例を図8のグラフに示す。
【0113】図8のグラフは、上部ゲート電極19に印
加する電圧に対するドレイン電流の特性を、従来例と本
発明の構造とで比較したもので、シード領域21端から
上部ゲート電極19端までの距離を変化させたときのサ
ブスレッショルド係数を求めた結果である。ここでサブ
スレッショルド係数とは、ドレイン電流が1桁増加する
のに必要なゲート電圧を示す。
【0114】このとき、ダブルゲート型の電界効果型薄
膜トランジスタのゲート長は、下部ゲート電極17と上
部ゲート電極19ともに0.6μmである。製造条件と
製造プロセスとは同一であり、測定時のドレイン電圧は
2Vである。なおこの図8のグラフにおいて、白丸が本
発明の特性を示し、黒丸が従来技術の特性を示す。
【0115】図8のグラフから明らかなように、従来例
における半導体集積回路装置では、シード領域21端か
らゲート電極端までの距離が2.5μm以上になると、
サブスレッショルド係数が増加していく。
【0116】これに対して本発明の半導体集積回路装置
においては、シード領域21端からゲート電極端までの
距離が4.5μm程度までは、サブスレッショルド係数
の変化はほとんど認められない。
【0117】これは従来例における半導体集積回路装置
では、上部ゲート電極19下のチャネル領域に単結晶シ
リコン膜に変換した固相成長膜以外に、単結晶化しなか
った多結晶シリコン膜が含まれていることを示してい
る。
【0118】つまり、多結晶シリコン膜がチャネル領域
内に含まれたことにより、結晶粒界や膜の欠陥によって
キャリアが散乱されてトランジスタの応答性を下げてお
り、そのことがサブスレッショルド係数の増加に現れて
いる。
【0119】図8のグラフのなかで、サブスレッショル
ド係数が徐々に増加していき、ある値で飽和するのは、
増加しはじめでは固相成長膜の単結晶シリコン膜の割合
が多結晶シリコン膜に比べて少なく、シード領域21か
ら離れるに従って多結晶シリコン膜がチャネル領域内に
含まれる割合が増加することを示している。
【0120】つまり、図8のグラフは従来の半導体集積
回路装置に比らべて、本発明の半導体集積回路装置のほ
うが、よりシリコン基板11との水平方向に単結晶シリ
コン膜として固相成長していることを示すものである。
【0121】したがって、本発明の半導体集積回路装置
を用いることにより、固相成長距離が拡大し、ゲート電
極寸法や、シード領域端からゲート電極端までの距離の
設計の余裕度を拡大することができる。
【0122】以上説明した実施例では、N型のダブルゲ
ート型の電界効果型薄膜トランジスタについて説明した
が、P型のダブルゲート型の電界効果型薄膜トランジス
タに本発明の構造と製造方法とを適用しても、以上の説
明と同様な効果を得ることができる。
【0123】さらに以上説明した実施例では、活性層領
域23は単結晶シリコン膜とする例で説明したが多結晶
シリコン膜を含む単結晶シリコン膜でもよい。
【0124】
【発明の効果】以上説明したように本発明の半導体集積
回路装置の構造とその製造方法とにおいては、下部ゲー
ト電極と絶縁膜との上面でしかもシード領域以外の領域
に酸窒化シリコン膜を設けている。このことによって、
活性層領域の固相成長時に発生する歪みや膜の欠陥の発
生を低減することができる。
【0125】その結果、下部ゲート電極の段差などに欠
陥が集中するなどの形状的な問題も緩和され、固相成長
距離の拡大が実現できる。さらに、固相成長距離が拡大
したことによってゲート寸法や、シード領域端からゲー
ト電極端までの距離の設計の余裕度を拡大することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例の半導体集積回路装置における
N型の電界効果型薄膜トランジスタと、従来の技術にお
けるN型の電界効果型薄膜トランジスタとのシード領域
端からゲート電極端までの距離とサブスレッショルド係
数との関係を示すグラフである。
【図9】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法の製造工程を示す断面図である。
【図10】従来例における半導体集積回路装置を示す断
面図である。
【図11】固相成長法を説明するための平面図である。
【符号の説明】
11 シリコン基板 13 絶縁膜 15 酸窒化シリコン膜 17 下部ゲート電極 19 上部ゲート電極 21 シード領域 23 活性層領域 25 ソース領域 27 ドレイン領域

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、その
    絶縁膜上に設ける下部ゲート電極と、下部ゲート電極上
    に設ける下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸
    窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける活性層
    領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、
    上部ゲート絶縁膜上に設ける上部ゲート電極と、上部ゲ
    ート電極に整合する活性層領域に設けるソース領域とド
    レイン領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  2. 【請求項2】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設ける
    下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シリ
    コン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける活性層領域と、
    活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、この上部
    ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる上部ゲ
    ート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領域に設
    けるソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設ける
    下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シリ
    コン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け単結晶シリコン膜
    からなる活性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲ
    ート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコ
    ン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合
    する活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域とを
    備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設ける
    下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シリ
    コン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる活性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲ
    ート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコ
    ン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合
    する活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域とを
    備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、その
    絶縁膜上に設ける下部ゲート電極と、下部ゲート電極上
    に設ける下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と
    下部ゲート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、
    酸窒化シリコン膜上に設ける活性層領域と、活性層領域
    表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上
    に設ける上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する
    活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域とを備え
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 【請求項6】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設ける
    下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲー
    ト絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シ
    リコン膜上に設ける活性層領域と、活性層領域表面に設
    ける上部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜上に設
    け多結晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲ
    ート電極に整合する活性層領域に設けるソース領域とド
    レイン領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  7. 【請求項7】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設ける
    下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲー
    ト絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シ
    リコン膜上に設け単結晶シリコン膜からなる活性層領域
    と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上部
    ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる上部ゲ
    ート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領域に設
    けるソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  8. 【請求項8】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜か
    らなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜
    からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設ける
    下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲー
    ト絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シ
    リコン膜上に設け多結晶シリコン膜からなる活性層領域
    と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上部
    ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる上部ゲ
    ート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領域に設
    けるソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  9. 【請求項9】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、その
    絶縁膜上に設ける下部ゲート電極と、下部ゲート電極上
    に設ける下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸
    窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け島状の活
    性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜
    と、上部ゲート絶縁膜上に設ける上部ゲート電極と、上
    部ゲート電極に整合する活性層領域に設けるソース領域
    とドレイン領域とを備えることを特徴とする半導体集積
    回路装置。
  10. 【請求項10】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シ
    リコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け島状の活性層領
    域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、こ
    の上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる
    上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層領
    域に設けるソース領域とドレイン領域とを備えることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  11. 【請求項11】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シ
    リコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け単結晶シリコン
    膜からなる島状の活性層領域と、活性層領域表面に設け
    る上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結
    晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電
    極に整合する活性層領域に設けるソース領域とドレイン
    領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シ
    リコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる島状の活性層領域と、活性層領域表面に設け
    る上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結
    晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電
    極に整合する活性層領域に設けるソース領域とドレイン
    領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、そ
    の絶縁膜上に設ける下部ゲート電極と、下部ゲート電極
    上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜
    と下部ゲート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜
    と、酸窒化シリコン膜上に設け島状の活性層領域と、活
    性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート
    絶縁膜上に設ける上部ゲート電極と、上部ゲート電極に
    整合する活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域
    とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  14. 【請求項14】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲ
    ート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
    シリコン膜上に設け島状の活性層領域と、活性層領域表
    面に設ける上部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜
    上に設け多結晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、
    上部ゲート電極に整合する活性層領域に設けるソース領
    域とドレイン領域とを備えることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  15. 【請求項15】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲ
    ート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
    シリコン膜上に設け単結晶シリコン膜からなる島状の活
    性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜
    と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からな
    る上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層
    領域に設けるソース領域とドレイン領域とを備えること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  16. 【請求項16】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲ
    ート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
    シリコン膜上に設け多結晶シリコン膜からなる活性層領
    域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上
    部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる島状
    の上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合する活性層
    領域に設けるソース領域とドレイン領域とを備えること
    を特徴とする半導体集積回路装置。
  17. 【請求項17】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、そ
    の絶縁膜上に設ける下部ゲート電極と、下部ゲート電極
    上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける
    酸窒化シリコン膜と、この酸窒化シリコン膜上に設け島
    状の活性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート
    絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設ける上部ゲート電極
    と、上部ゲート電極に整合しシード領域側の活性層領域
    に設けるソース領域と、上部ゲート電極に整合しこの上
    部ゲート電極を挟んでシード領域と反対側に設けるドレ
    イン領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  18. 【請求項18】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シ
    リコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け島状の活性層領
    域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、こ
    の上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる
    上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合しシード領域
    側の活性層領域に設けるソース領域と、上部ゲート電極
    に整合しこの上部ゲート電極を挟んでシード領域と反対
    側に設けるドレイン領域とを備えることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  19. 【請求項19】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シ
    リコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け単結晶シリコン
    膜からなる島状の活性層領域と、活性層領域表面に設け
    る上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結
    晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電
    極に整合しシード領域側の活性層領域に設けるソース領
    域と、上部ゲート電極に整合しこの上部ゲート電極を挟
    んでシード領域と反対側に設けるドレイン領域とを備え
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域に設ける酸窒化シ
    リコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる島状の活性層領域と、活性層領域表面に設け
    る上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結
    晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、上部ゲート電
    極に整合しシード領域側の活性層領域に設けるソース領
    域と、上部ゲート電極に整合しこの上部ゲート電極を挟
    んでシード領域と反対側に設けるドレイン領域とを備え
    ることを特徴とする半導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、そ
    の絶縁膜上に設ける下部ゲート電極と、下部ゲート電極
    上に設ける下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜
    と下部ゲート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜
    と、酸窒化シリコン膜上に設け島状の活性層領域と、活
    性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上部ゲート
    絶縁膜上に設ける上部ゲート電極と、上部ゲート電極に
    整合しシード領域側の活性層領域に設けるソース領域
    と、上部ゲート電極に整合しこの上部ゲート電極を挟ん
    でシード領域と反対側に設けるドレイン領域とを備える
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  22. 【請求項22】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲ
    ート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
    シリコン膜上に設け島状の活性層領域と、活性層領域表
    面に設ける上部ゲート絶縁膜と、この上部ゲート絶縁膜
    上に設け多結晶シリコン膜からなる上部ゲート電極と、
    上部ゲート電極に整合しシード領域側の活性層領域に設
    けるソース領域と、上部ゲート電極に整合しこの上部ゲ
    ート電極を挟んでシード領域と反対側に設けるドレイン
    領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲ
    ート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
    シリコン膜上に設け単結晶シリコン膜からなる島状の活
    性層領域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜
    と、上部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からな
    る上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合しシード領
    域側の活性層領域に設けるソース領域と、上部ゲート電
    極に整合しこの上部ゲート電極を挟んでシード領域と反
    対側に設けるドレイン領域とを備えることを特徴とする
    半導体集積回路装置。
  24. 【請求項24】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、その絶縁膜上に設け多結晶シリコン
    膜からなる下部ゲート電極と、下部ゲート電極上に設け
    る下部ゲート絶縁膜と、非シード領域の絶縁膜と下部ゲ
    ート絶縁膜との上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化
    シリコン膜上に設け多結晶シリコン膜からなる活性層領
    域と、活性層領域表面に設ける上部ゲート絶縁膜と、上
    部ゲート絶縁膜上に設け多結晶シリコン膜からなる島状
    の上部ゲート電極と、上部ゲート電極に整合しこの上部
    ゲート電極を挟んでシード領域と反対側に設けるドレイ
    ン領域とを備えることを特徴とする半導体集積回路装
    置。
  25. 【請求項25】 上部ゲート電極は、その表面にマスク
    酸化膜を設けることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、1
    4、15、16、17、18、19、20、21、2
    2、23、あるいは24に記載の半導体集積回路装置。
  26. 【請求項26】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、活性層領域を島状に分離し、上部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、上部ゲート電極を形成する工程と、
    ソース領域とドレイン領域を形成する工程とを含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、活性層領域を島状に分離し、上部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、上部ゲート電極を形成する工程と、
    ソース領域とドレイン領域を形成する工程とを含むこと
    を特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  28. 【請求項28】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含むように活性層領域を島状に分
    離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲート
    電極を形成する工程と、ソース領域とドレイン領域を形
    成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  29. 【請求項29】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含むように活性層領域を島状に分
    離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲート
    電極を形成する工程と、ソース領域とドレイン領域を形
    成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  30. 【請求項30】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含まないように活性層領域を島状
    に分離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲ
    ート電極を形成する工程と、ソース領域とドレイン領域
    を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  31. 【請求項31】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含まないように活性層領域を島状
    に分離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲ
    ート電極を形成する工程と、ソース領域とドレイン領域
    を形成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、活性層領域を島状に分離し、上部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、上部ゲート電極を形成し、マスク酸
    化膜を形成する工程と、ソース領域とドレイン領域を形
    成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  33. 【請求項33】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、活性層領域を島状に分離し、上部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、上部ゲート電極を形成し、マスク酸
    化膜を形成する工程と、ソース領域とドレイン領域を形
    成する工程とを含むことを特徴とする半導体集積回路装
    置の製造方法。
  34. 【請求項34】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含むように活性層領域を島状に分
    離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲート
    電極を形成し、マスク酸化膜を形成する工程と、ソース
    領域とドレイン領域を形成する工程とを含むことを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含むように活性層領域を島状に分
    離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲート
    電極を形成し、マスク酸化膜を形成する工程と、ソース
    領域とドレイン領域を形成する工程とを含むことを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含まないように活性層領域を島状
    に分離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲ
    ート電極を形成し、マスク酸化膜を形成する工程と、ソ
    ース領域とドレイン領域を形成する工程とを含むことを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  37. 【請求項37】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に多結晶シリコン膜からなる下部ゲート電極を形
    成する工程と、下部ゲート電極表面に下部ゲート絶縁膜
    を形成する工程と、酸窒化シリコン膜を全面に形成する
    工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜とシード領域の
    絶縁膜とを除去する工程と、シリコン基板表面が露出し
    たシード領域を清浄化し、全面に非晶質シリコン膜を形
    成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理し非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する
    工程と、シード領域を含まないように活性層領域を島状
    に分離し、上部ゲート絶縁膜を形成する工程と、上部ゲ
    ート電極を形成し、マスク酸化膜を形成する工程と、ソ
    ース領域とドレイン領域を形成する工程とを含むことを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  38. 【請求項38】 非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜
    に変換して活性層領域を形成する工程は、低温と高温と
    の2段階の熱処理であることを特徴とする請求項26、
    27、28、29、30、31、32、33、34、3
    5、36、あるは37に記載の半導体集積回路装置の製
    造方法。
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