JPH088437A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH088437A
JPH088437A JP13874594A JP13874594A JPH088437A JP H088437 A JPH088437 A JP H088437A JP 13874594 A JP13874594 A JP 13874594A JP 13874594 A JP13874594 A JP 13874594A JP H088437 A JPH088437 A JP H088437A
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JP
Japan
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forming
film
active layer
insulating film
region
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Application number
JP13874594A
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English (en)
Inventor
Takashi Toida
孝志 戸井田
Katsuyoshi Aihara
克好 相原
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 基板11上に設ける絶縁膜13と、その絶縁
膜13上に設ける酸窒化シリコン膜15と、酸窒化シリ
コン膜15上に設ける活性層領域19と、活性層領域1
9表面上に設けるゲート絶縁膜21と、ゲート絶縁膜2
1の上部に設けるゲート電極23と、ゲート電極23に
整合する領域の活性層領域19に設けるソース領域25
とドレイン領域27とを備える半導体集積回路装置およ
びその製造方法。 【効果】 活性層領域の下層に酸窒化シリコン膜を介在
するものであるから、酸窒化シリコン膜と活性層領域と
が安定な界面を形成でき、欠陥の少ない緻密な膜を形成
することができるので、サブスレッショルド特性の向上
と、移動度の増加と、リーク電流の低減など優れたデバ
イス特性を有する電界効果型薄膜トランジスタを実現す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体集積回路装置の構
造と、この構造を形成するための製造方法とに関し、と
くに絶縁膜上に形成する電界効果型薄膜トランジスタか
らなる半導体集積回路装置およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、絶縁膜上に形成する電界効果型
薄膜トランジスタは、アクティブマトリックス表示方式
の液晶表示装置のアクティブ素子や、センサや、三次元
回路素子などに利用している。
【0003】ここで従来例として、多結晶シリコン膜か
らなる活性層領域に形成する電界効果型の薄膜トランジ
スタの構造を、図12の断面図を用いて説明する。
【0004】図12に示すように、単結晶シリコンから
なる基板11に形成する酸化シリコン膜からなる絶縁膜
13の上に、多結晶シリコン膜からなる活性層領域19
を設けている。この活性層領域19は、素子間の絶縁分
離を行うために島状に構成している。
【0005】さらに島状の活性層領域19の表面には、
酸化シリコン膜からなるゲート絶縁膜21を設ける。さ
らにこのゲート絶縁膜21の上には、低抵抗値の多結晶
シリコン膜からなるゲート電極23を設けている。
【0006】さらに、ゲート電極23の表面に酸化シリ
コン膜からなるマスク酸化膜29を設ける。そしてさら
に、イオン注入技術によりゲート電極23に整合する領
域の活性層領域19に、自己整合的に不純物を導入し
て、ソース領域25とドレイン領域27とを設ける。
【0007】さらに、層間絶縁膜31を設け、層間絶縁
膜31にコンタクトホール33を設ける。さらにアルミ
ニウムからなる配線35を設ける。
【0008】図12に示す薄膜トランジスタの形成方法
は、酸化シリコン膜からなる絶縁膜13上に非晶質シリ
コン膜からなる活性層材料を形成する。その後、窒素雰
囲気中での熱処理によって、非晶質シリコン膜を結晶化
して、多結晶シリコン膜に変換して、多結晶シリコン膜
からなる活性層領域19を形成している。
【0009】この多結晶シリコン膜への結晶化は、活性
層材料である非晶質シリコン膜を、温度570℃以下で
形成し、その後の窒素雰囲気中での熱処理を、600℃
以下の温度で10時間以上の条件で行って、非晶質シリ
コン膜から多結晶シリコン膜へ変換し、活性層領域19
を得ている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】活性層材料である非晶
質シリコン膜の形成には、一般的には化学的気相成長法
を用いている。ここで、表面反応が起こる化学的気相成
長法では、下地になる絶縁膜の被膜の種類によって、界
面の状態が変化する。しかも、絶縁膜と非晶質シリコン
膜との界面での初期反応は、後工程の窒素雰囲気中の熱
処理での、非晶質シリコン膜の結晶化に大きな影響を与
える。
【0011】図12に示すように、絶縁膜13として化
学的に安定な酸化シリコン膜を形成し、そしてこの酸化
シリコン膜上に非晶質シリコン膜を形成すると、酸化シ
リコン膜の表面の酸素との結合を切ってシリコン同士の
結合を作るのは、化学的気相成長時、もしくは窒素雰囲
気中での熱処理時の熱エネルギーでは容易に起こり得な
い。
【0012】その結果、酸化シリコン膜と非晶質シリコ
ン膜との間では、安定な界面は得られない。さらにま
た、結晶化した非晶質シリコン膜も粒径が小さく、活性
層領域19は結晶粒界を多数含んだ被膜になる。
【0013】その粒径が小さく結晶粒界を多数含む非晶
質シリコン膜を活性層領域とする薄膜トランジスタのデ
バイスの特性は、電界効果型の薄膜トランジスタのサブ
スレッショルド係数の増加や、移動度の低下や、リーク
電流の増加などのデバイス特性の劣化が発生する。
【0014】この問題点は、活性層領域19が単結晶シ
リコンの場合でも同様に発生する。以下に、単結晶シリ
コンからなるシリコン基板39表面の情報である結晶性
と、配向性とを非晶質シリコン膜に伝達して、結晶化を
行う固相成長法について、図13の平面図を用いて説明
する。
【0015】図13に示すように、面方位(100)を
有する単結晶シリコンからなるシリコン基板39に酸化
シリコン膜(図示せず)を形成する。そして、その酸化
シリコン膜を〈100〉方向にパターニングし、シリコ
ン基板39を露出させた領域であるシード領域37を形
成する。
【0016】このシード領域37を形成したシリコン基
板39の上部全面に、活性層材料である非晶質シリコン
膜を化学的気相成長法により形成する。そしてその後、
窒素雰囲気中で熱処理を行うことによって、非晶質シリ
コン膜の結晶化を行い、単結晶シリコン膜を形成する。
【0017】この場合、シード領域37から結晶化が始
まり、活性層材料の膜厚方向から横方向に結晶化が移行
すると、{110}面の成長からその成長過程で成長速
度の遅い{111}面が現れ、横方向の成長速度を律則
する
【0018】またさらに、酸化シリコン膜上で固相成長
が進むと、酸素原子と結合しているシリコン結合は、成
長方向に対して歪を受ける。
【0019】さらに、非晶質である酸化シリコン膜中で
は、格子の規則性がないので、固相成長した活性層領域
となる単結晶シリコン膜は局所的に応力を受け、不規則
に配列した転移を含むことになる。
【0020】つまり、固相成長により形成した活性層領
域である単結晶シリコン膜と酸化シリコン膜との界面
が、酸化シリコン膜上に固相成長する距離や、単結晶シ
リコン膜の膜質の安定化を阻害する要因となる。したが
って、この活性層領域に形成した薄膜トランジスタのサ
ブスレッショルド係数の増加や移動度の低下やリーク電
流の増加などデバイス特性の劣化が発生する。
【0021】本発明の目的は、上記の課題を解決して、
電界効果型の薄膜トランジスタにおけるデバイス特性に
優れた半導体集積回路装置の構造、およびその製造方法
を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の半導体集積回路装置は、下記記載の構成お
よび製造方法を採用する。
【0023】本発明の半導体集積回路装置は、基板上に
設ける絶縁膜と、絶縁膜上に設ける酸窒化シリコン膜
と、酸窒化シリコン膜上に設ける多結晶シリコン膜から
なる活性層領域と、活性層領域表面に設けるゲート絶縁
膜と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲート電極と、ゲー
ト電極に整合する領域の活性層領域に設けるソース領域
とドレイン領域と、コンタクトホールを有する層間絶縁
膜と、コンタクトホールを介して接続する配線とを備え
ることを特徴とする。
【0024】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に酸窒化シリコ
ン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層
材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行い非
晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領
域を形成し、活性層領域を島状に分離し、活性層領域表
面にゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成する工程
と、ゲート電極に整合する活性層領域に不純物を導入し
てソース領域とドレイン領域とを形成し、層間絶縁膜を
形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線
を形成する工程とを有することを特徴とする。
【0025】本発明の半導体集積回路装置は、基板上に
設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け
る多結晶シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域
表面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設
けるゲート電極と、ゲート電極に整合する領域の活性層
領域に設けるソース領域とドレイン領域と、コンタクト
ホールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホールを介し
て接続する配線とを備えることを特徴とする。
【0026】本発明の半導体集積回路装置の製造方法
は、基板上に酸窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質
シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程と、窒素
雰囲気中で熱処理を行って非晶質シリコン膜を多結晶シ
リコン膜に変換して活性層領域を形成し、活性層領域を
島状に分離し、活性層領域の表面にゲート絶縁膜を形成
し、ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極に整合す
る活性層領域に不純物を導入してソース領域とドレイン
領域とを形成し、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコ
ンタクトホールを形成し、配線を形成する工程とを有す
ることを特徴とする。
【0027】本発明の半導体集積回路装置は、シリコン
基板上に設ける絶縁膜と、絶縁膜上に設ける酸窒化シリ
コン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける単結晶シリコン
膜からなる活性層領域と、活性層領域表面に設けるゲー
ト絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲート電極
と、ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設けるソ
ース領域とドレイン領域と、コンタクトホールを有する
層間絶縁膜と、コンタクトホールを介して接続する配線
とを備えることを特徴とする。
【0028】本発明の半導体集積回路装置の製造方法に
おいては、シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上
に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領域の酸
窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基板表面
が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面に非晶
質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程と、窒
素雰囲気中で熱処理を行い非晶質シリコン膜を単結晶シ
リコン膜に変換して活性層領域を形成する工程と、活性
層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜
を形成する工程と、ゲート電極を形成し、ゲート電極に
整合する活性層領域にソース領域とドレイン領域を形成
する工程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタ
クトホールを形成し、配線を形成する工程とを有するこ
とを特徴とする。
【0029】本発明の半導体集積回路装置においては、
シリコン基板上に設ける酸窒化シリコン膜と、この酸窒
化シリコン膜上に設ける単結晶シリコン膜からなる活性
層領域と、活性層領域表面に設けるゲート絶縁膜と、ゲ
ート絶縁膜の上部に設けるゲート電極と、ゲート電極に
整合する領域の活性層領域に設けるソース領域とドレイ
ン領域と、コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、コ
ンタクトホールを介して接続する配線とを備えることを
特徴とする。
【0030】本発明の半導体集積回路装置の製造方法に
おいては、シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を形成す
る工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去し、シ
リコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行
い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成
する工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行い非晶質シリコ
ン膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成す
る工程と、活性層領域を島状に分離し、活性層領域表面
にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成
し、ゲート電極に整合する活性層領域にソース領域とド
レイン領域を形成する工程と、層間絶縁膜を形成し、層
間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する
工程とを有することを特徴とする。
【0031】
【作用】本発明の半導体集積回路装置およびその製造方
法によれば、絶縁膜上に酸窒化シリコン膜を設けるか、
あるいは酸窒化シリコン膜を設け、その酸窒化シリコン
膜の上部に多結晶シリコン膜あるいは単結晶シリコン膜
からなる活性層領域を形成する。
【0032】すなわち、化学量論的に酸化シリコン膜に
比べ、シリコンを過剰に含有する酸窒化シリコン膜上に
活性層領域を形成する。このため、酸窒化シリコン膜と
活性層領域との両者の界面は安定化して連続膜となり、
活性層領域の欠陥が減少し、さらに活性層領域の膜質は
向上する。
【0033】この結果、サブスレッショルド特性の向上
と、移動度の増加と、リーク電流の低減などを達成する
ことが可能となり、優れたデバイス特性を有する電界効
果型の薄膜トランジスタを実現することができる。
【0034】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。以下に、本発明の第1の実施例における半導体集積
回路装置およびその製造方法で、活性層領域が多結晶シ
リコン膜である場合についての実施例を、図1から図4
を用いて詳細に説明する。まずはじめに、図4の断面図
を用いて本発明の半導体集積回路装置の構造を説明す
る。
【0035】図4に示すように、基板11上に酸化シリ
コン膜からなる絶縁膜13と、その酸化シリコン膜から
なる絶縁膜13上に酸窒化シリコン膜15とを設ける。
【0036】さらに、酸窒化シリコン膜15上に多結晶
シリコン膜からなる活性層領域19を設ける。さらに、
この活性層領域19表面に設けるゲート絶縁膜21と、
ゲート絶縁膜21の上部に設けるゲート電極23とを有
する。
【0037】さらに、ゲート電極23に整合する領域の
活性層領域19にソース領域25とドレイン領域27と
を設ける。
【0038】さらにゲート電極23の表面には、酸化シ
リコン膜からなるマスク酸化膜29を有する。なおこの
マスク酸化膜29は設けなくてもよい。
【0039】さらに、層間絶縁膜31を設け、この層間
絶縁膜31に形成するコンタクトホール33を介して、
ソース領域25とドレイン領域27と接続するアルミニ
ウムからなる配線35を備える。
【0040】図12に示す従来例においては、絶縁膜1
3である酸化シリコン膜上に活性層領域19を形成して
いる。
【0041】これに対して、本発明の実施例における電
界効果型薄膜トランジスタは、絶縁膜13上に形成する
酸窒化シリコン膜15上に活性層領域19を形成する構
造になっている。
【0042】活性層材料を結晶化した活性層領域19の
被膜中に欠陥が発生する要因の1つは、非晶質シリコン
膜から多結晶シリコン膜に変換するときの体積変化であ
る。
【0043】もう1つの結晶化した活性層領域19の被
膜中に欠陥が生じる要因は、活性層領域19である多結
晶シリコン膜と、その下層の酸化シリコン膜界面近傍で
の不完全な結合が原因である。
【0044】多結晶シリコン膜と酸化シリコン膜との界
面で酸素と結合しているシリコン結合は、安定な酸化シ
リコン膜の結合に置換して起こる。このため、非晶質シ
リコン膜から多結晶シリコン膜に変換する際に歪を生じ
てしまう。
【0045】一方、本発明のように、絶縁膜13と活性
層領域19との間に酸窒化シリコン膜15を介在させる
ことによって、活性層領域19である多結晶シリコン膜
と酸化シリコン膜界面では、中間層が形成されることに
なる。
【0046】この中間層である酸窒化シリコン膜15
は、化学量論的に酸化シリコン膜に比べてシリコンを過
剰に含むものである。このために、活性層領域19であ
る多結晶シリコン膜との界面は、酸窒化シリコン膜15
から組成が連続的に変化し、安定な界面を形成する。
【0047】つぎに、図4に示す電界効果型薄膜トラン
ジスタの構造を形成するための製造方法について、図1
から図4の断面図を用いて説明する。
【0048】まずはじめに、図1に示すように、単結晶
シリコンからなる基板11を、温度1100℃、酸素と
水素との混合ガス雰囲気中での時間100分の酸化処理
によって、絶縁膜13として膜厚500nmの酸化シリ
コン膜を形成する。
【0049】つぎに、絶縁膜13として形成した酸化シ
リコン膜の上部に、膜厚15nmの酸窒化シリコン膜1
5を形成する。
【0050】この酸窒化シリコン膜15の形成は、化学
的気相成長法により、700℃の温度で、反応ガスとし
て、モノシラン(SiH4 )と亜酸化窒素(N2 O)と
アンモニア(NH3 )との混合気体雰囲気中で行う。
【0051】その後、圧力0.3Torrの減圧下の条
件での化学的気相成長法を用いて、温度570℃、反応
ガスとしてシラン系気体を用いて、非晶質シリコン膜か
らなる活性層材料17を膜厚300nmで形成する。
【0052】その後、活性層材料17である非晶質シリ
コン膜から、活性層領域19である多結晶シリコン膜に
変換するための熱処理を行う。
【0053】この熱処理は、第1段階として毎分200
0ccの流量の窒素雰囲気中で、温度570℃の条件で
12時間の熱処理を行う。その後引き続き連続して、第
2段階として温度1000℃の熱処理を2時間行う。す
なわち、高温と低温との2段階の熱処理を、連続して行
う。
【0054】まずはじめの、温度570℃の熱処理によ
って、形成した非晶質シリコン膜の粒径拡大を図り、そ
れと同時に、非晶質シリコン膜の粒径を揃え、多結晶シ
リコン膜へ変換させる。そして、その後の温度1000
℃の熱処理で、多結晶シリコン膜の欠陥を低減させてい
る。
【0055】前述のように酸窒化シリコン膜15は、化
学量論的に酸化シリコン膜に比べてシリコンを過剰に含
むものである。このために、活性層領域19である多結
晶シリコン膜との界面は、酸窒化シリコン膜15から組
成が連続的に変化し、安定な界面を形成する。
【0056】この結果、酸窒化シリコン膜15と活性層
領域19両者の界面は安定化する。このため酸窒化シリ
コン膜15と活性層領域19とは連続膜となり、活性層
領域19の欠陥が減少し、活性層領域19の膜質が向上
する。
【0057】これらのことは、窒素雰囲気中での熱処理
後における、本発明と従来技術との界面状態を観察する
と、その差が明かになる。すなわち、従来技術である非
晶質シリコン膜から変換した多結晶シリコン膜と酸化シ
リコン膜との界面と、本発明である非晶質シリコン膜か
ら変換した多結晶シリコン膜と酸窒化シリコン膜15と
の界面状態を比較すると明らかになる。
【0058】この本発明と従来の技術とにおける界面状
態を、断面SEM(走査型電子顕微鏡)写真によって観
察した。
【0059】従来技術である図12に示すような基板1
1に形成する絶縁膜13上に活性層領域19を形成した
断面観察では、活性層領域19である非晶質シリコン膜
から変換した多結晶シリコン膜と、絶縁膜13として形
成した酸化シリコン膜との界面には、空孔が生じ、多結
晶シリコン膜粒径間も離れ、欠陥を含む被膜が形成され
ていた。
【0060】これに対して本発明の活性層領域19と絶
縁膜13との間に酸窒化シリコン膜15を形成した断面
状態では、非晶質シリコン膜から変換した多結晶シリコ
ン膜と酸窒化シリコン膜15との界面には、空孔は認め
られず、しかも多結晶シリコン膜は粒径の揃った緻密な
膜が形成されていることが観察できた。
【0061】この本発明と従来技術における界面状態の
違いは、表面反応が起こる化学的気相成長法では、活性
層領域19の下地になる膜の種類によって界面の状態が
変化し、しかも界面での初期反応は、後の窒素雰囲気中
での熱処理での多結晶化に大きく影響を与えることを示
している。
【0062】結晶化した活性層領域19の膜中に欠陥が
生じる要因は、非晶質シリコン膜から多結晶シリコン膜
に変換するときの体積変化と、活性層領域19である多
結晶シリコン膜と酸化シリコン膜界面近傍での不完全な
結合とである。
【0063】多結晶シリコン膜と酸化シリコン膜界面で
の酸素と結合しているシリコン結合は、安定な酸化シリ
コン膜の結合に置換して起こる。このため、従来技術で
は非晶質シリコン膜から多結晶シリコン膜に変換する際
に歪を生じてしまう。
【0064】以上説明したように、酸窒化シリコン膜1
5を絶縁膜13である酸化シリコン膜と活性層領域19
となる非晶質シリコン膜間に介在させている。このこと
によって、本発明においては表面反応で起こる応力と被
膜全体の応力を緩和し、安定した界面と欠陥の少ない緻
密な多結晶シリコン膜からなる活性層領域19を形成す
ることができる。
【0065】つぎに図2に示すように、回転塗布法によ
って、全面にフォトレジスト(図示せず)を形成し、所
定のフォトマスクを用いて露光現像処理を行い、フォト
レジストをパターニングする。
【0066】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて多結晶シリコン膜から
なる活性層領域19をエッチングして、多結晶シリコン
膜に変換した活性層領域19を島状に形成する。この活
性層領域19のパターニングは反応性イオンエッチング
装置を用いて、エッチングガスとして六フッ化イオウ
(SF6 )と酸素(O2 )との混合ガスを用いて行う。
【0067】つぎに、酸素雰囲気中での酸化処理によっ
て、膜厚が10nmのゲート絶縁膜21となる酸化シリ
コン膜を、活性層領域19の表面に形成する。
【0068】このゲート酸化膜21を形成するための条
件は、酸素:窒素=0.4:8.6の分圧比の雰囲気中
で、温度が1000℃、時間45分で酸化処理を行う。
【0069】つぎに図3に示すように、ゲート電極23
の材料であるポリシリコン膜を膜厚350nmの厚さで
形成する。このポリシリコン膜は、温度が610℃で、
反応ガスとしてモノシラン(SiH4 )雰囲気中での化
学的気相成長法によって形成する。
【0070】つぎに、フォトレジスト(図示せず)をエ
ッチングマスクに用いて、ゲート電極23の材料である
ポリシリコン膜をパターニングし、ゲート電極23を形
成する。このゲート電極材料23であるポリシリコン膜
のパターニングは、反応性イオンエッチング装置を用い
て、六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混合
ガスをエッチングガスに用いて行う。
【0071】その後、酸素雰囲気中での酸化処理によっ
て、ゲート電極23の表面に酸化シリコン膜であるマス
ク酸化膜29を膜厚15nm形成する。
【0072】その後、不純物として11+ イオンを、打
ち込みエネルギー25KeV、イオン打ち込み量3×1
15atoms/cm2 の条件でイオン注入を行い、ゲ
ート電極23に整合する領域の活性層領域19にソース
領域25とドレイン領域27とを形成する。
【0073】なおソース領域25とドレイン領域27の
形成と、マスク酸化膜29との形成順序は上記説明の順
序と逆でもよい。すなわち、ソース領域25とドレイン
領域27との形成後に、マスク酸化膜29を形成しても
よい。
【0074】ここでマスク酸化膜29は、後工程で形成
する層間絶縁膜31中に含まれる不純物が、ゲート電極
23下に拡散して、薄膜トランジスタの閾値電圧が変動
することを抑止する役割をもつ。
【0075】その後、図4に示すように、膜厚が400
nm程度のリンとボロンとを含む酸化シリコン膜からな
る層間絶縁膜31を化学的気相成長法により形成する。
その後、フォトレジストをエッチングマスクに用いて、
層間絶縁膜31にコンタクトホール33を形成する。
【0076】さらにその後、アルミニウムからなる配線
35材料をスパッタリング法により膜厚800nm程度
で形成し、その後、フォトレジストをエッチングマスク
に用いて配線35をパターニングする。
【0077】その後、閾値電圧を安定化させるために、
水素雰囲気中で、温度380℃、時間25分の熱処理を
行い、つづいて、同じ温度の380℃で、雰囲気ガスを
変えて、窒素雰囲気中で時間15分の熱処理を連続して
行う。
【0078】上記の構造および製造方法で得られた導電
型がP型の電界効果型薄膜トランジスタにおける、ゲー
ト長に対するサブスレッショルド係数の関係を、図5の
グラフに示す。
【0079】この図5のグラフにおいては、電界効果型
の薄膜トランジスタの特性比較のために、本発明の実施
例の特性を白丸印で示し、従来例の特性を黒丸印で示
す。
【0080】従来例は図12の断面図に示す構造もので
あり、その製造方法における熱履歴は本発明の実施例と
同じである。
【0081】ここで、図5の横軸のゲート長とは、図4
に示すソース領域25とドレイン領域27との間の距離
であるチャネル方向の長さとする。
【0082】このサブスレッショルド係数は、ドレイン
電圧をマイナス2Vとし、ドレイン電流が1桁増加する
のに必要なゲート電圧をもってその直線部分の最大傾斜
とする。
【0083】本発明の実施例では、サブスレッショルド
係数は160mV/桁と、従来例の250mV/桁に比
べて35%程度の低減が図れている。
【0084】さらにまた、移動度についても従来例では
25cm2 /VSであったのが、本発明の実施例では6
0cm2 /VSと2倍以上の値が得られている。さら
に、接合リーク電流は1桁以上の低減が図られている。
【0085】この特性向上の要因は、前述したように、
活性層領域19の多結晶シリコン膜と下地となる膜との
界面状態が、電界効果型薄膜トランジスタのデバイスの
特性に影響していることを示している。
【0086】活性層領域19である多結晶シリコン膜の
下層が酸化シリコン膜の従来例は、窒素雰囲気中での熱
処理終了後、膜応力と酸化シリコン膜との界面の不安定
性から欠陥を含む膜となり、それが活性層領域19とし
て形成されている。
【0087】一方、活性層領域19である多結晶シリコ
ン膜の下層が酸窒化シリコン膜15である本発明の実施
例では、膜応力の低減および膜の緻密化が起こって、キ
ャリアの表面散乱が減少するため、デバイス特性が向上
する。
【0088】なお以上説明した本発明の実施例では、導
電型がP型の電界効果型薄膜トランジスタについて説明
したが、導電型がN型の電界効果型の薄膜トランジスタ
についても、本発明の構造と製造方法とを採用すれば、
以上の説明と同様にデバイス特性の向上を図ることが可
能となる。
【0089】つぎに図6を用いて本発明の他の実施例に
おける電界効果型の薄膜トランジスタ構造と製造方法と
を説明する。
【0090】図6の断面図に示す実施例においては、基
板11上に直接、酸窒化シリコン膜15を設けている。
なお酸窒化シリコン膜15の膜厚は、300nm程度の
膜厚とする。
【0091】基板11上に絶縁膜を介することなく、直
接、酸窒化シリコン膜15を設ける点が、図1から図5
を用いて説明した実施例との相違点である。この相違点
以外の構成は、図1から図5を用いて説明した実施例と
同じであるので、構造と製造方法との詳細な説明は省略
する。
【0092】この図6を用いて説明した電界効果型薄膜
トランジスタにおいても、化学量論的に酸化シリコン膜
に比べ、シリコンを過剰に含有する酸窒化シリコン膜1
5上に活性層領域19を形成している。
【0093】このため、酸窒化シリコン膜15と活性層
領域19との両者の界面は安定化して連続膜となり、活
性層領域19の欠陥が減少し、さらに活性層領域19の
膜質は向上する。
【0094】この結果、サブスレッショルド特性の向上
と、移動度の増加と、リーク電流の低減などを達成する
ことが可能となり、優れたデバイス特性を有する電界効
果型薄膜トランジスタを実現することができる。
【0095】なお以上の図1から図6を用いて説明した
実施例においては、基板11として単結晶シリコンを用
いた例で説明したが、基板11としては単結晶シリコン
以外に、石英ガラスやサファイアも適用可能である。
【0096】つぎに、本発明の他の実施例における半導
体集積回路装置およびその製造方法で、活性層領域19
が単結晶シリコン膜の場合について、図7から図10の
断面図を用いて具体的に説明する。まずはじめに、半導
体集積回路装置の構造を、図10の断面図を用いて説明
する。
【0097】図10に示すように、単結晶シリコンから
なるシリコン基板39の上に絶縁膜13を設け、その絶
縁膜13上に酸窒化シリコン膜15を設ける。そしてこ
の酸窒化シリコン膜15上に単結晶シリコン膜からなる
活性層領域19を設ける。
【0098】さらに、この活性層領域19の表面にゲー
ト絶縁膜21を設ける。そしてさらに、ゲート絶縁膜2
1上部に設けるゲート電極23の整合する領域の活性層
領域19に、ソース領域25とドレイン領域27とを備
える。
【0099】活性層領域19が単結晶シリコン膜の場合
も、前述のように格子の規則性がない酸化シリコン膜上
に直接形成すると、両者の界面では応力を受け、単結晶
シリコン膜からなる活性層領域19は、不規則に配列し
た転移を含むことになる。
【0100】図10を用いて説明する本発明の実施例で
も、活性層領域19と絶縁膜である酸化シリコン膜との
間に、化学量論的に酸化シリコン膜に比べてシリコンを
過剰に含有する酸窒化シリコン膜15を介在させてい
る。
【0101】このことにより、活性層領域19である単
結晶シリコン膜と酸窒化シリコン膜15との界面は、酸
窒化シリコン膜15から組成が連続的に変化し、安定な
界面を形成することができる。
【0102】さらに、絶縁膜13と活性層領域19との
間に酸窒化シリコン膜15を介在させることによって、
欠陥の少ない活性層領域19を形成することができる。
【0103】つぎに、図10に示す電界効果型薄膜トラ
ンジスタ構造を形成するための製造方法について、図7
から図10の断面図を用いてを用いて説明する。
【0104】まず図7に示すように、単結晶シリコンか
らなるシリコン基板39に酸化シリコン膜からなる絶縁
膜13を膜厚500nmで形成する。
【0105】この絶縁膜13は、温度1100℃、酸素
と水素の混合気体雰囲気中での時間100分の酸化処理
により、絶縁膜13として酸化シリコン膜を形成する。
【0106】つぎに、絶縁膜13として形成した酸化シ
リコン膜の上部に、膜厚15nmの酸窒化シリコン膜1
5を形成する。
【0107】この酸窒化シリコン膜15の形成は、温度
が700℃、モノシランと亜酸化窒素とアンモニアとの
反応ガスからなる混合気体雰囲気中で、化学的気相成長
法を用いて行う。
【0108】その後、酸窒化シリコン膜15上に、回転
塗布法によりフォトレジストを全面に形成し、所定のフ
ォトマスクを用いて露光処理と、現像処理とを行い、こ
のフォトレジストをシード領域39に対応する開口を形
成するようにパターニングする。
【0109】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、酸窒化シリコン膜1
5と絶縁膜13とをパターニングして、シリコン基板3
9が露出したシード領域37を形成する。
【0110】この酸窒化シリコン膜15のエッチング
は、四フッ化炭素(CF4 )と三フッ化炭化臭素(CB
rF3 )とヘリュウム(He)と酸素(O2 )とからな
るエッチングガスの混合気体雰囲気中で、圧力が100
mTorrで、電力が50Wで行い、シード領域37の
酸窒化シリコン膜15を除去する。
【0111】その後、シード領域37の絶縁膜13であ
る酸化シリコン膜を、フッ酸系水溶液でエッチング除去
する。その結果、シード領域37のシリコン基板39表
面を露出させる。
【0112】続いて、減圧の化学的気相成長装置にて、
圧力1×10-5Torr程度、真空引きした後に、塩素
(Cl2 )と水素(H2 )の混合気体を装置内に導入し
て、圧力0.3mTorr、温度570℃の条件下で、
シード領域37を形成したシリコン基板39を装置内で
10分間保持し、シード領域37表面の清浄化処理を行
う。
【0113】この清浄化処理により、シード領域37の
シリコン基板39の表面は、エッチングされ、清浄な単
結晶シリコンを有するシリコン基板39の表面が露出す
る。
【0114】清浄化処理後、図8に示すように、大気中
に取り出すことなく連続して同一の化学的気相成長装置
を用いて、570℃の温度で、圧力0.3Torrで、
反応ガスとしてモノシランガス(SiH4 )を用いて、
活性層材料17となる非晶質シリコン膜を膜厚300n
mで形成する。
【0115】その後、毎分2000ccの流量の窒素雰
囲気中で、温度570℃の条件下で10時間の熱処理を
行い、その後引き続き連続して1000℃の熱処理を2
時間行う。すなわち、570℃と1000℃との2段階
の温度の熱処理を行う。
【0116】この熱処理を行うことによって、シリコン
の原子と原子との間の結合距離や結合角が揺らいだ状態
である非晶質シリコン膜は、結晶としての原子間配置を
有する単結晶のシリコン基板39を種結晶として、両者
の界面において粒子の移動や再配置により結晶連続膜へ
と成長し、単結晶シリコン膜に変換する。この結果、単
結晶シリコン膜からなる活性層領域19を形成すること
ができる。
【0117】従来例のように、絶縁膜13である酸化シ
リコン膜上に活性層領域19を形成する場合に比べて、
本発明のように酸窒化シリコン膜15上に活性層領域1
9を形成したものは、シード領域37の端部からシリコ
ン基板39に水平な方向に、単結晶シリコン膜の成長す
る距離が延長することが確認できた。
【0118】ここでは、図13に示すように面方位(1
00)の単結晶シリコンからなるシリコン基板39に、
〈110〉ファセットに対して45°傾けた〈100〉
方向にシード領域37をパターニングしている。
【0119】従来例で説明したように、絶縁膜13であ
る酸化シリコン膜と活性層領域19との界面では、化学
的な反応はほとんどない。このため、絶縁膜13上の活
性層領域19を単結晶シリコン膜に変換させる際に、
{110}面成長過程で、成長速度の遅い{111}面
が界面付近の応力と結合の不整合から発生し、シリコン
基板39と水平の方向への成長を抑制する。
【0120】一方、本発明のように活性層領域19と酸
窒化シリコン膜15との界面を安定化させることで、
{111}面の発生を遅らせることが可能となる。この
結果、シリコン基板39の水平方向に{110}面の成
長する距離を延長させることができる。
【0121】つぎに図9に示すように、活性層領域19
の上に、回転塗布法によりフォトレジスト(図示せず)
を全面に形成し、所定のフォトマスクを用いて露光処理
と、現像処理とを行い、このフォトレジストを活性層領
域19が残るようにパターニングする。
【0122】その後、このパターニングしたフォトレジ
ストをエッチングマスクに用いて、活性層領域19をパ
ターニングし、島状に分離した活性層領域19を形成す
る。
【0123】この活性層領域19である単結晶シリコン
膜のパターニングは、反応性イオンエッチング装置を用
いて、六フッ化イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混
合ガスをエッチングガスに用いて行う。
【0124】つぎに、酸素雰囲気中での酸化処理によっ
て、ゲート絶縁膜21となる酸化シリコン膜を、活性層
領域19の表面に、10nmの膜厚で形成する。
【0125】このゲート酸化膜21を形成するための条
件は、酸素:窒素=0.4:8.6の分圧比の雰囲気中
で、温度が1000℃、時間45分で酸化処理を行う。
【0126】つぎに、ゲート電極23の材料であるポリ
シリコン膜を、膜厚350nmの厚さで形成する。この
ポリシリコン膜は、温度610℃、反応ガスとしてモノ
シラン雰囲気中での化学的気相成長法により形成する。
【0127】つぎにゲート電極23材料であるポリシリ
コン膜上に、回転塗布法によりフォトレジスト(図示せ
ず)を全面に形成し、所定のフォトマスクを用いて露光
処理と、現像処理とを行い、このフォトレジストをゲー
ト電極23が残るようにパターニングする。
【0128】つぎに、フォトレジストをエッチングマス
クに用いて、ゲート電極23の材料であるポリシリコン
膜をパターニングし、ゲート電極23を形成する。この
ゲート電極材料23であるポリシリコン膜のパターニン
グは、反応性イオンエッチング装置を用いて、六フッ化
イオウ(SF6 )と酸素(O2 )との混合ガスをエッチ
ングガスに用いて行う。
【0129】その後、酸素雰囲気中での酸化処理によっ
て、ゲート電極23の表面に酸化シリコン膜であるマス
ク酸化膜29を膜厚15nm形成する。なおこのマスク
酸化膜29は形成しなくてもよい。
【0130】その後、11+ イオンを、打ち込みエネル
ギーが25KeV、イオン注入量が3×1015atom
s/cm2 の条件でイオン注入を行い、ゲート電極23
に整合する活性層領域19にソース領域25およびドレ
イン領域27を形成する。
【0131】なおソース領域25とドレイン領域27の
形成と、マスク酸化膜29との形成順序は上記の説明の
順序と逆でもよい。すなわち、ソース領域25とドレイ
ン領域27とをゲート電極23と整合する活性層領域1
9に形成後に、マスク酸化膜29を形成してもよい。
【0132】その後は図10に示すように、図1から図
4を用いて説明した実施例と同様な処理工程をおこなっ
て、層間絶縁膜31を形成し、さらに層間絶縁膜31に
コンタクトホール33形成後、シリコンと銅とを含むア
ルミニウムからなる配線35を形成する。
【0133】その後、水素雰囲気中の温度380℃、時
間25分の熱処理を行い、引き続いて、同じ温度の38
0℃で、雰囲気ガスを変えて、窒素雰囲気中で温度15
分の熱処理を行い、図10に示すような構造の電界効果
型薄膜トランジスタを得ることができる。
【0134】以上のような処理工程によって、単結晶シ
リコン膜からなる活性層領域19に作製した電界効果型
薄膜トランジスタについて、先の実施例と同様な評価を
行なった。
【0135】その結果、活性層領域19が多結晶シリコ
ン膜の場合と同様に、サブスレッショルド特性の向上
と、移動度の増加と、リーク電流の低減との特性の向上
を図ることができた。
【0136】図1から図4を用いて説明した実施例と同
様に、図7から図10を用いて説明した実施例でも、導
電型がP型の電界効果型薄膜トランジスタだけでなく、
N型の導電型の電界効果型薄膜トランジスタについて
も、本発明の構造と製造方法とを適用すれば、以上の説
明と同様にデバイス特性の向上を図ることができる。
【0137】つぎに図11を用いて本発明の他の実施例
における電界効果型の薄膜トランジスタ構造と製造方法
とを説明する。
【0138】図11の断面図に示す実施例においては、
シリコン基板39上に直接、酸窒化シリコン膜15を設
けている。なおこのときの酸窒化シリコン膜15の膜厚
は、300nm程度とする。
【0139】シリコン基板39上に絶縁膜を設けること
なく、直接、酸窒化シリコン膜15を形成する点が、図
7から図10を用いて説明した実施例との相違点であ
る。この相違点以外の構成は、図7から図10を用いて
説明した実施例と同じであるので、構造と製造方法との
詳細な説明は省略する。
【0140】この図11を用いて説明した電界効果型薄
膜トランジスタにおいても、化学量論的に酸化シリコン
膜に比べ、シリコンを過剰に含有する酸窒化シリコン膜
15上に活性層領域19を形成している。
【0141】このため、酸窒化シリコン膜15と活性層
領域19との両者の界面は安定化して連続膜となり、単
結晶シリコンからなる活性層領域19の欠陥が減少し、
さらに活性層領域19の膜質は向上する。
【0142】この結果、サブスレッショルド特性の向上
と、移動度の増加と、リーク電流の低減などを達成する
ことが可能となり、優れたデバイス特性を有する電界効
果型薄膜トランジスタを実現することができる。
【0143】
【発明の効果】以上の説明で明かなように、本発明の半
導体集積回路装置の構造とその製造方法とにおいては、
活性層領域の下層に、酸窒化シリコン膜を設けている。
【0144】このことによって、活性層領域と酸窒化シ
リコン膜との両者間の界面反応を安定化させ、欠陥の少
ない活性層領域を得ることができる。
【0145】この結果、サブスレッショルド特性の向上
や、移動度の増加や、リーク電流の低減など優れたデバ
イス特性を有する電界効果型薄膜トランジスタを実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図5】本発明の実施例で得た半導体集積回路装置およ
び製造方法を用いて作製した導電型がP型の電界効果型
薄膜トランジスタと、従来技術で作製した導電型がP型
の電界効果型薄膜トランジスタとのゲート長に対するサ
ブスレッショルド係数との特性を示すグラフである。
【図6】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図7】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例における半導体集積回路装置の
製造方法を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例における半導体集積回路装置
の構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図11】本発明の実施例における半導体集積回路装置
の構造とその製造方法とを示す断面図である。
【図12】従来例における半導体集積回路装置の構造と
その製造方法とを示す断面図である。
【図13】固相成長法を説明するための平面図である。
【符号の説明】
11 基板 13 絶縁膜 15 酸窒化シリコン膜 19 活性層領域 23 ゲート電極 25 ソース領域 27 ドレイン領域 37 シード領域 39 シリコン基板

Claims (36)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上に設ける絶縁膜と、絶縁膜上に設
    ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける
    多結晶シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域表
    面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設け
    るゲート電極と、ゲート電極に整合する領域の活性層領
    域に設けるソース領域とドレイン領域とを備えることを
    特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 基板上に設ける酸化シリコン膜からなる
    絶縁膜と、酸化シリコン膜からなる絶縁膜上に設ける酸
    窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける多結晶
    シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域表面に設
    けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲー
    ト電極と、ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設
    けるソース領域とドレイン領域とを備えることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  3. 【請求項3】 基板上に設ける絶縁膜と、絶縁膜上に設
    ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける
    多結晶シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域表
    面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設け
    るゲート電極と、ゲート電極の表面に設けるマスク酸化
    膜と、ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設ける
    ソース領域とドレイン領域と、コンタクトホールを有す
    る層間絶縁膜と、コンタクトホールを介して接続する配
    線とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 基板上に設ける酸化シリコン膜からなる
    絶縁膜と、酸化シリコン膜からなる絶縁膜上に設ける酸
    窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける多結晶
    シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域表面に設
    けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲー
    ト電極と、ゲート電極の表面に設けるマスク酸化膜と、
    ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設けるソース
    領域とドレイン領域と、コンタクトホールを有する層間
    絶縁膜と、コンタクトホールを介して接続する配線とを
    備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に酸
    窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜から
    なる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処
    理を行い非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換し
    て活性層領域を形成し、活性層領域を島状に分離し、活
    性層領域の表面にゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を
    形成する工程と、ゲート電極に整合する活性層領域に不
    純物を導入してソース領域とドレイン領域とを形成し、
    層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に酸
    窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜から
    なる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で低温
    と高温との2段階の熱処理を行い非晶質シリコン膜を多
    結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、活性層
    領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を
    形成し、ゲート電極を形成する工程と、ゲート電極に整
    合する活性層領域に不純物を導入してソース領域とドレ
    イン領域とを形成し、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜
    にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  7. 【請求項7】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に酸
    窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜から
    なる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処
    理を行って非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換
    して活性層領域を形成し、活性層領域を島状に分離し、
    活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を
    形成し、酸化処理を行いゲート電極の表面にマスク酸化
    膜を形成する工程と、ゲート電極に整合する活性層領域
    に不純物を導入してソース領域とドレイン領域とを形成
    し、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホー
    ルを形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に酸
    窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜から
    なる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で低温
    と高温との2段階の熱処理を行い非晶質シリコン膜を多
    結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、活性層
    領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を
    形成し、ゲート電極を形成し、酸化処理を行いゲート電
    極の表面にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極
    に整合する活性層領域に不純物を導入してソース領域と
    ドレイン領域を形成し、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁
    膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  9. 【請求項9】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に酸
    窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜から
    なる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処
    理を行って非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換
    して活性層領域を形成し、活性層領域を島状に分離し、
    活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を
    形成し、ゲート電極に整合する活性層領域に不純物を導
    入してソース領域とドレイン領域とを形成し、酸化処理
    を行いゲート電極の表面にマスク酸化膜を形成する工程
    と、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホー
    ルを形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴
    とする半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に
    酸窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜か
    らなる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で低
    温と高温との2段階の熱処理を行い非晶質シリコン膜を
    多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、活性
    層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜
    を形成し、ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合する
    活性層領域に不純物を導入してソース領域とドレイン領
    域を形成し、酸化処理を行いゲート電極の表面にマスク
    酸化膜を形成する工程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶
    縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  11. 【請求項11】 基板上に設ける酸窒化シリコン膜と、
    酸窒化シリコン膜上に設ける多結晶シリコン膜からなる
    活性層領域と、活性層領域表面に設けるゲート絶縁膜
    と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲート電極と、ゲート
    電極に整合する領域の活性層領域に設けるソース領域と
    ドレイン領域と、コンタクトホールを有する層間絶縁膜
    と、コンタクトホールを介して接続する配線とを備える
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  12. 【請求項12】 基板上に設ける酸窒化シリコン膜と、
    酸窒化シリコン膜上に設ける多結晶シリコン膜からなる
    活性層領域と、活性層領域表面に設けるゲート絶縁膜
    と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲート電極と、ゲート
    電極の表面に設けるマスク酸化膜と、ゲート電極に整合
    する領域の活性層領域に設けるソース領域とドレイン領
    域と、コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、コンタ
    クトホールを介して接続する配線とを備えることを特徴
    とする半導体集積回路装置。
  13. 【請求項13】 基板上に酸窒化シリコン膜を形成し、
    全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する
    工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行って非晶質シリコン
    膜を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、
    活性層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶
    縁膜を形成し、ゲート電極を形成する工程と、ゲート電
    極に整合する活性層領域に不純物を導入してソース領域
    とドレイン領域とを形成し、層間絶縁膜を形成し、層間
    絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  14. 【請求項14】 基板上に酸窒化シリコン膜を形成し、
    全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する
    工程と、窒素雰囲気中で低温と高温との2段階の熱処理
    を行って非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換し
    て活性層領域を形成し、活性層領域を島状に分離し、活
    性層領域の表面にゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を
    形成する工程と、ゲート電極に整合する活性層領域に不
    純物を導入してソース領域とドレイン領域とを形成し、
    層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを
    形成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とす
    る半導体集積回路装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 基板上に酸窒化シリコン膜を形成し、
    全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する
    工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行い非晶質シリコン膜
    を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、活
    性層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁
    膜を形成し、ゲート電極を形成し、酸化処理を行いゲー
    ト電極の表面にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート
    電極に整合する活性層領域に不純物を導入してソース領
    域とドレイン領域とを形成し、層間絶縁膜を形成し、層
    間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  16. 【請求項16】 基板上に酸窒化シリコン膜を形成し、
    全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する
    工程と、窒素雰囲気中で低温と高温との2段階の熱処理
    を行い非晶質シリコン膜を多結晶シリコン膜に変換して
    活性層領域を形成し、活性層領域を島状に分離し、活性
    層領域表面にゲート絶縁膜を形成し、ゲート電極を形成
    し、酸化処理を行いゲート電極の表面にマスク酸化膜を
    形成する工程と、ゲート電極に整合する活性層領域に不
    純物を導入してソース領域とドレイン領域を形成し、層
    間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形
    成し、配線を形成する工程とを有することを特徴とする
    半導体集積回路装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 基板上に酸窒化シリコン膜を形成し、
    全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する
    工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行い非晶質シリコン膜
    を多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、活
    性層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁
    膜を形成し、ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合す
    る活性層領域に不純物を導入してソース領域とドレイン
    領域とを形成し、酸化処理を行いゲート電極の表面にマ
    スク酸化膜を形成する工程と、層間絶縁膜を形成し、層
    間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する
    工程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の
    製造方法。
  18. 【請求項18】 基板上に絶縁膜を形成し、絶縁膜上に
    酸窒化シリコン膜を形成し、全面に非晶質シリコン膜か
    らなる活性層材料を形成する工程と、窒素雰囲気中で低
    温と高温との2段階の熱処理を行い非晶質シリコン膜を
    多結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成し、活性
    層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜
    を形成し、ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合する
    活性層領域に不純物を導入してソース領域とドレイン領
    域を形成し、酸化処理を行いゲート電極の表面にマスク
    酸化膜を形成する工程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶
    縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程
    とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造
    方法。
  19. 【請求項19】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、そ
    の絶縁膜上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコ
    ン膜上に設ける単結晶シリコン膜からなる活性層領域
    と、活性層領域表面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶
    縁膜の上部に設けるゲート電極と、ゲート電極に整合す
    る領域の活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域
    と、コンタクトホールを有する層間絶縁膜と、コンタク
    トホールを介して接続する配線とを備えることを特徴と
    する半導体集積回路装置。
  20. 【請求項20】 シリコン基板の上に設ける酸化シリコ
    ン膜からなる絶縁膜と、その酸化シリコン膜からなる絶
    縁膜上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜
    上に設ける単結晶シリコン膜からなる活性層領域と、活
    性層領域表面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の
    上部に設けるゲート電極と、ゲート電極に整合する領域
    の活性層領域に設けるソース領域とドレイン領域と、コ
    ンタクトホールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホー
    ルを介して接続する配線とを備えることを特徴とする半
    導体集積回路装置。
  21. 【請求項21】 シリコン基板上に設ける絶縁膜と、そ
    の絶縁膜上に設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコ
    ン膜上に設ける単結晶シリコン膜からなる活性層領域
    と、活性層領域表面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶
    縁膜の上部に設けるゲート電極と、ゲート電極表面に設
    けるマスク酸化膜と、ゲート電極に整合する領域の活性
    層領域に設けるソース領域とドレイン領域と、コンタク
    トホールを有する層間絶縁膜と、コンタクトホールを介
    して接続する配線とを備えることを特徴とする半導体集
    積回路装置。
  22. 【請求項22】 シリコン基板上に設け酸化シリコン膜
    からなる絶縁膜と、酸化シリコン膜からなる絶縁膜上に
    設ける酸窒化シリコン膜と、酸窒化シリコン膜上に設け
    る単結晶シリコン膜からなる活性層領域と、活性層領域
    表面に設けるゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設
    けるゲート電極と、ゲート電極表面に設けるマスク酸化
    膜と、ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設ける
    ソース領域とドレイン領域と、コンタクトホールを有す
    る層間絶縁膜と、コンタクトホールを介して接続する配
    線とを備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  23. 【請求項23】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領
    域の酸窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基
    板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面
    に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程
    と、窒素雰囲気中で熱処理を行い非晶質シリコン膜を単
    結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する工程
    と、活性層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成し、ゲー
    ト電極に整合する活性層領域にソース領域とドレイン領
    域を形成する工程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜
    にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程とを
    有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  24. 【請求項24】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領
    域の酸窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基
    板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面
    に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程
    と、窒素雰囲気中で低温と高温との2段階の熱処理を行
    って非晶質シリコン膜を単結晶シリコン膜に変換して活
    性層領域を形成する工程と、活性層領域を島状に分離
    し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合する活性層領域
    にソース領域とドレイン領域を形成する工程と、層間絶
    縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成
    し、配線を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  25. 【請求項25】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領
    域の酸窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基
    板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面
    に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程
    と、窒素雰囲気中で熱処理を行い非晶質シリコン膜を単
    結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する工程
    と、活性層領域を島状に分離し、活性層領域表面にゲー
    ト絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成し、酸化
    処理を行いゲート電極表面にマスク酸化膜を形成し、ゲ
    ート電極に整合する活性層領域にソース領域とドレイン
    領域を形成する工程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁
    膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方
    法。
  26. 【請求項26】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領
    域の酸窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基
    板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面
    に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程
    と、窒素雰囲気中で高温と低温との2段階の熱処理を行
    い非晶質シリコン膜を単結晶シリコン膜に変換して活性
    層領域を形成する工程と、活性層領域を島状に分離し、
    活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲー
    ト電極を形成し、酸化処理を行いゲート電極表面にマス
    ク酸化膜を形成する工程と、ゲート電極に整合する活性
    層領域にソース領域とドレイン領域を形成し、層間絶縁
    膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、
    配線を形成する工程とを有することを特徴とする半導体
    集積回路装置の製造方法。
  27. 【請求項27】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領
    域の酸窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基
    板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面
    に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程
    と、窒素雰囲気中で熱処理を行って非晶質シリコン膜を
    単結晶シリコン膜に変換して活性層領域を形成する工程
    と、活性層領域を島状に分離し、活性層領域の表面にゲ
    ート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極を形成し、ゲ
    ート電極に整合する活性層領域にソース領域とドレイン
    領域を形成する工程と、酸化処理を行ってゲート電極表
    面にマスク酸化膜を形成し、層間絶縁膜を形成し、層間
    絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形成する工
    程とを有することを特徴とする半導体集積回路装置の製
    造方法。
  28. 【請求項28】 シリコン基板上に絶縁膜を形成し、絶
    縁膜上に酸窒化シリコン膜を形成する工程と、シード領
    域の酸窒化シリコン膜と絶縁膜とを除去し、シリコン基
    板表面が露出したシード領域の清浄化処理を行い、全面
    に非晶質シリコン膜からなる活性層材料を形成する工程
    と、窒素雰囲気中で低温と高温との2段階の熱処理を行
    って非晶質シリコン膜を単結晶シリコン膜に変換して活
    性層領域を形成する工程と、活性層領域を島状に分離
    し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合する活性層領域
    にソース領域とドレイン領域を形成し、酸化処理を行い
    ゲート電極表面にマスク酸化膜を形成する工程と、層間
    絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成
    し、配線を形成する工程とを有することを特徴とする半
    導体集積回路装置の製造方法。
  29. 【請求項29】 シリコン基板上に設ける酸窒化シリコ
    ン膜と、酸窒化シリコン膜上に設ける単結晶シリコン膜
    からなる活性層領域と、活性層領域表面に設けるゲート
    絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲート電極と、
    ゲート電極に整合する領域の活性層領域に設けるソース
    領域とドレイン領域と、コンタクトホールを有する層間
    絶縁膜と、コンタクトホールを介して接続する配線とを
    備えることを特徴とする半導体集積回路装置。
  30. 【請求項30】 シリコン基板上に設ける酸窒化シリコ
    ン膜と、この酸窒化シリコン膜上に設ける単結晶シリコ
    ン膜からなる活性層領域と、活性層領域表面に設けるゲ
    ート絶縁膜と、ゲート絶縁膜の上部に設けるゲート電極
    と、ゲート電極表面に設けるマスク酸化膜と、ゲート電
    極に整合する領域の活性層領域に設けるソース領域とド
    レイン領域と、コンタクトホールを有する層間絶縁膜
    と、コンタクトホールを介して接続する配線とを備える
    ことを特徴とする半導体集積回路装置。
  31. 【請求項31】 シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を
    形成する工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去
    し、シリコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処
    理を行い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料
    を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行って非晶
    質シリコン膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域
    を形成する工程と、活性層領域を島状に分離し、活性層
    領域表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極
    を形成し、ゲート電極に整合する活性層領域にソース領
    域とドレイン領域を形成する工程と、層間絶縁膜を形成
    し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を形
    成する工程とを有することを特徴とする半導体集積回路
    装置の製造方法。
  32. 【請求項32】 シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を
    形成する工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去
    し、シリコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処
    理を行い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料
    を形成する工程と、窒素雰囲気中で低温と高温との2段
    階の熱処理を行って非晶質シリコン膜を単結晶シリコン
    膜に変換して活性層領域を形成する工程と、活性層領域
    を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合す
    る活性層領域にソース領域とドレイン領域を形成する工
    程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクトホ
    ールを形成し、配線を形成する工程とを有することを特
    徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  33. 【請求項33】 シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を
    形成する工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去
    し、シリコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処
    理を行い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料
    を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行って非晶
    質シリコン膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域
    を形成する工程と、活性層領域を島状に分離し、活性層
    領域表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極
    を形成し、酸化処理を行いゲート電極表面にマスク酸化
    膜を形成し、ゲート電極に整合する活性層領域にソース
    領域とドレイン領域を形成する工程と、層間絶縁膜を形
    成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線を
    形成する工程とを有することを特徴とする半導体集積回
    路装置の製造方法。
  34. 【請求項34】 シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を
    形成する工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去
    し、シリコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処
    理を行い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料
    を形成する工程と、窒素雰囲気中で高温と低温との2段
    階の熱処理を行って非晶質シリコン膜を単結晶シリコン
    膜に変換して活性層領域を形成する工程と、活性層領域
    を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、ゲート電極を形成し、酸化処理を行いゲー
    ト電極表面にマスク酸化膜を形成する工程と、ゲート電
    極に整合する活性層領域にソース領域とドレイン領域を
    形成し、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクト
    ホールを形成し、配線を形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  35. 【請求項35】 シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を
    形成する工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去
    し、シリコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処
    理を行い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料
    を形成する工程と、窒素雰囲気中で熱処理を行って非晶
    質シリコン膜を単結晶シリコン膜に変換して活性層領域
    を形成する工程と、活性層領域を島状に分離し、活性層
    領域表面にゲート絶縁膜を形成する工程と、ゲート電極
    を形成し、ゲート電極に整合する活性層領域にソース領
    域とドレイン領域を形成する工程と、酸化処理を行って
    ゲート電極表面にマスク酸化膜を形成し、層間絶縁膜を
    形成し、層間絶縁膜にコンタクトホールを形成し、配線
    を形成する工程とを有することを特徴とする半導体集積
    回路装置の製造方法。
  36. 【請求項36】 シリコン基板上に酸窒化シリコン膜を
    形成する工程と、シード領域の酸窒化シリコン膜を除去
    し、シリコン基板表面が露出したシード領域の清浄化処
    理を行い、全面に非晶質シリコン膜からなる活性層材料
    を形成する工程と、窒素雰囲気中で低温と高温との2段
    階の熱処理を行って非晶質シリコン膜を単結晶シリコン
    膜に変換して活性層領域を形成する工程と、活性層領域
    を島状に分離し、活性層領域表面にゲート絶縁膜を形成
    する工程と、ゲート電極を形成し、ゲート電極に整合す
    る活性層領域にソース領域とドレイン領域を形成し、酸
    化処理を行いゲート電極表面にマスク酸化膜を形成する
    工程と、層間絶縁膜を形成し、層間絶縁膜にコンタクト
    ホールを形成し、配線を形成する工程とを有することを
    特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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