JP2015154531A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents
電源装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015154531A JP2015154531A JP2014024446A JP2014024446A JP2015154531A JP 2015154531 A JP2015154531 A JP 2015154531A JP 2014024446 A JP2014024446 A JP 2014024446A JP 2014024446 A JP2014024446 A JP 2014024446A JP 2015154531 A JP2015154531 A JP 2015154531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- voltage
- unit
- power
- supply control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Dc-Dc Converters (AREA)
Abstract
【解決手段】常夜電源部500から電力が供給され、トランス115の一次側に入力された電圧に応じた電圧を電源制御IC110に出力する動作開始・動作抑制回路200を備え、電源制御IC110は、動作開始・動作抑制回路200から出力された電圧が動作開始電圧Vstart以上となった場合にFET106、107の制御を開始し、動作開始・動作抑制回路200から出力された電圧が動作抑制電圧Vsens以下となった場合に入力交流電圧が低電圧であることを検知し、動作開始・動作抑制回路200は、電源制御IC110が起動している場合には電源制御IC110へ電圧を出力し、電源制御IC110が起動していない場合には電源制御IC110へ電圧を出力しない。
【選択図】図1
Description
まず、一般的な電流共振方式の電源装置の構成を図7(a)に示す。電源装置のインレット101が商用交流電源(以下、単に交流電源という)100に接続されると、インレット101を介して、交流電源100から電源装置に電力が供給される。交流電源100から供給された電圧(Vin)は、ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105により整流平滑される。ダイオードブリッジ104により整流された電圧は、抵抗器129、130によって分圧されて電源制御IC110のVSEN端子に入力される。
VSEN端子電圧=(R130/(R129+R130))×Vdch・・・式(1)
ここで、
R129:抵抗器129の抵抗値
R130:抵抗器130の抵抗値
Vdch:一次平滑コンデンサ105の+端子の電圧
である。なお、電源制御IC110の低電圧検知動作としては、FET106とFET107のスイッチング動作の停止や、スイッチング周波数を高くするといった保護動作が行われる。
図1は実施例1の電源装置10の主要な回路図を示す。電源装置10は、電流共振方式の電流共振電源部を有する電源装置である。電源装置10は、インレット101、ヒューズ102、コモンモードコイル103、ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105、及び常夜電源部500、電流共振電源部600から構成される。インレット101は交流電源100に接続され、電源装置10はインレット101を介して交流電源100から電力が供給される。
次に、電流共振電源部600の動作を以下に示す。電源制御IC110は、電圧出力部127から出力される直流電圧が一定となるように、G1、G2端子からFET106、107の各ゲート端子に入力する制御信号のオン/オフ期間を制御している。電源制御IC110の駆動用電源としては、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧を、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑した電圧が用いられる。この電圧の供給又は遮断をコントロールユニット133が制御することにより、電源制御IC110のVcc端子に入力される電圧が制御され、電源制御IC110の動作又は停止が制御される。また、電源制御IC110は、動作開始・動作抑制回路200からVSEN端子に入力される電圧に応じて、その動作が制御される。動作開始・動作抑制回路200の動作の説明は後述する。
FET106がオン状態であり、FET107がオフ状態であるときは、一次平滑コンデンサ105→FET106→トランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→一次平滑コンデンサ105、の経路で電流が流れる。なお、FET106に流れるドレイン電流は、図3(A)(a)の順序1の区間に示すとおりである。
次に、順序1の状態からFET106をオフ状態とする(FET107はオフ状態を維持)。FET106がオフ状態となっても、トランス115の一次巻線116を流れる電流はその流れを維持しようと働く。このため、トランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→FET107に内蔵された寄生ダイオード、の経路で電流が流れる。
次に、順序2の状態からFET107をオン状態にする(FET106はオフ状態を維持)。FET107をオン状態にした直後は、引き続きトランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→FET107に内蔵された寄生ダイオード、の経路で電流が流れる。なお、図3(A)(b)に示すように、FET107に流れるドレイン電流は負方向であり、順序2、3を合わせた区間は、順序1の区間に比べて短い時間となっている。
順序3の状態(FET106がオフ状態、FET107がオン状態)で時間が経過すると、トランス115の漏洩インダクタンスと電流共振コンデンサ108との共振作用が働くようになる。このため、次第に電流の流れは、電流共振コンデンサ108→トランス115の一次巻線116→FET107、の経路に変化する。なお、FET107に流れるドレイン電流は、図3(A)(b)の順序4の区間に示すとおりである。
次に、順序4の状態からFET107をオフ状態にする(FET106はオフ状態を維持)。FET107をオフ状態にしても、トランス115の一次巻線116を流れる電流はその流れを維持しようと働く。このため、トランス115の一次巻線116→FET106に内蔵された寄生ダイオード→一次平滑コンデンサ105、の経路で電流が流れる。
次に、順序5の状態からFET106をオン状態にする(FET107はオフ状態を維持)。FET106をオン状態にしても、引き続きトランス115の一次巻線116→FET106に内蔵された寄生ダイオード→一次平滑コンデンサ105、の経路で電流が流れる。なお、図3(A)(a)に示すように、FET106に流れるドレイン電流は負方向であり、順序5、6を合わせた区間は、順序4の区間に比べて短い時間となっている。
順序6の状態(FET106がオン状態、FET107がオフ状態)で時間が経過すると、トランス115の漏洩インダクタンスと電流共振コンデンサ108との共振作用が働くようになる。このため、次第に電流の流れは、一次平滑コンデンサ105→FET106→トランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→一次平滑コンデンサ105、の経路に変化する。
電流共振方式の電流共振電源部600を有する電源装置は、低電圧検知回路により入力交流電圧が所定の電圧以下となった低電圧を検知する。低電圧検知回路により入力交流電圧の低電圧を検知する第一の目的は、FET106、107、トランス115、電流共振コンデンサ108などの一次側の素子を、過電流状態から保護することである。これは、入力交流電圧が低ければ低いほど、二次側の電力を一定の出力に維持するために、一次側の電流が高くなるからである。これにより、一次側の素子が定格を超えた過電流状態になるおそれがあり、この状態から上述した一次側のFET106、107等の素子を保護することが必要となる。
・順序1(図4(a)に示す状態)
FET106がオン状態(FET107はオフ状態)で、図4(a)中破線矢印の向きに電流が流れている。ただし、入力交流電圧が通常動作時の電圧よりも低い電圧(低電圧という)になると、FET106のオン時間が低電圧ではないときのオン時間よりも長くなる。これは、入力交流電圧が通常動作を行う際の電圧よりも低い電圧の場合にも、電源制御IC110は、二次側の電力を一定の出力に維持しようと動作し、FET106のオン時間を長くするよう制御するからである。図3(B)(a)に示すように、順序1の区間は、図3(A)(a)に示す順序1の区間に比べて長い時間となっている。
図3(B)(a)に示すようにFET106のオン時間が長くなると、上述した順序1で充電容量の限度まで充電された電流共振コンデンサ108から電流が放出されるため、電流の向きが図4(b)に示す矢印の向きに変わる。この状態でもFET106はオン状態(FET107はオフ状態を維持)である。なお、このときの電流は、FET106に内蔵された寄生ダイオードを流れているため、図3(B)(a)の順序2の区間に示すように、FET106のドレイン電流は負方向となっている。
FET106がオフ状態になっても(FET107はオフ状態を維持)、引き続き電流は、FET106に内蔵された寄生ダイオードを図4(c)に示す矢印の方向に流れている。なお、図3(B)(a)に示すように、FET106のドレイン電流は負方向となっており、順序2、3を合わせた区間は、順序1の区間に比べて短い時間となっている。
FET107がオンすると同時に、オフ状態であるFET106に内蔵された寄生ダイオードは、上述した順序3で蓄積されたキャリアによって逆回復を始める。ところが、この逆回復時の逆方向電流(電流の向きとしては正方向)によって、図4(d)に示す矢印方向に、FET106及びFET107を貫通して流れる貫通電流が流れてしまう。なお、図3(B)に示すように、順序4の区間で、FET106及びFET107に正方向の電流(貫通電流)が流れている。順序4の区間は、順序1の区間に比べて短い時間ではあるが、貫通電流のピーク値は大きい値となっている。このように、入力交流電圧が通常動作を行う電圧よりも低い電圧である場合、FET106、107に貫通電流が流れてしまうことがある。
・素子を過電流状態から保護する。
・FET106、107に貫通電流を流さない。
なお、本実施例では、電源制御IC110が低電圧検知回路の機能を備えている。
図1の動作開始・動作抑制回路200の動作説明を行う。電流共振電源部600が動作を開始するためには、動作開始・動作抑制回路200から電源制御IC110のVSEN端子に所定の電圧以上の電圧を入力する必要がある。上述したように、この所定の電圧を動作開始電圧Vstartとする。一方、電源制御IC110が入力交流電圧が低電圧であることを検知したとき、低電圧に対応した動作を行うためには、動作開始・動作抑制回路200からVSEN端子に所定の電圧以下の電圧を与える必要がある。上述したように、この所定の電圧を動作抑制電圧Vsensとする。なお、本実施例の電源制御IC110は、起動端子であるVcc端子に起動に必要な電圧が与えられると、VSEN端子からチャージ電流が出力される機能を有している。
電源制御IC110が動作を開始する前、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧が、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑される。この整流平滑された電圧は、コントロールユニット133、フォトカプラ132、トランジスタ131により制御され、電源制御IC110の動作が不要であるときには、起動端子であるVcc端子には供給されない。具体的には、電源制御IC110の動作が不要であるときには、コントロールユニット133は、フォトカプラ132のLEDを消灯させており、フォトカプラ132のフォトトランジスタがオフしている。このため、トランジスタ131はオフ状態となっている。そのため、電源制御IC110の動作が不要であるときには、常夜電源部500からの電圧は、電源制御IC110のVcc端子にも、動作開始・動作抑制回路200にも供給されず、動作開始・動作抑制回路200による消費電力は0Wとなる。このように本実施例の構成は、図7(a)で説明した従来の電源装置において、電源制御IC110の動作が必要か否かにかかわらず、抵抗器129、130により電力が消費されてしまっていた構成とは異なっている。
電流共振電源部600の動作が開始する際の動作は次のようになる。まず、コントロールユニット133は、フォトカプラ132を介してトランジスタ131をオン状態にする。常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑され、オン状態となったトランジスタ131を介して電源制御IC110のVcc端子に供給される。具体的には、コントロールユニット133は、フォトカプラ132のLEDを点灯させ、フォトカプラ132のフォトトランジスタがオンする。このため、トランジスタ131がオン状態となる。これにより電源制御IC110が起動する。電源制御IC110が起動すると、VSEN端子からチャージ電流が出力され、コンデンサ211の充電が開始される。そして、コンデンサ211の電圧が電源制御IC110の動作開始電圧Vstartに達すると、即ち、VSEN端子に入力されている電圧が動作開始電圧Vstartに達すると、電源制御IC110は動作を開始する。これにより、電源制御IC110のG1、G2端子から交互にハイレベル信号、ローレベル信号が出力され、上述したように、FET106、107のスイッチング動作が開始される。
次に、電流共振電源部600が動作を開始すると、電源制御IC110のG1、G2端子からFET106、107の各ゲート端子に制御信号が出力され、FET106、107が交互にオン/オフ動作を開始する。FET106、107が交互にオン/オフ動作することによって出力されるFET107のドレイン−ソース間の電圧は、抵抗器202、ダイオード201、抵抗器203、コンデンサ204で整流平滑分圧される。なお、FET107のドレイン−ソース間の電圧は、言い換えれば、FET106とFET107の接続点の電圧でもある。コンデンサ204は、FET107のドレイン−ソース間の電圧を平滑するため、コンデンサ211に比べて大きな容量のものを用いている。
次に、電流共振電源部600が安定して動作している状態での低電圧検知方法について説明する。上述した状態から、引き続き、FET107のドレイン−ソース間の電圧を、抵抗器202、ダイオード201、抵抗器203、コンデンサ204によって整流平滑し分圧した電圧が、VSEN端子に供給されている。なお、FET107のドレイン−ソース間の電圧波形は、通常動作時、一次平滑コンデンサ105の+端子電圧をピークとした矩形波のような波形で、かつ、FET107のスイッチング周期で描いた矩形波のような波形となる。ここで、FET107のドレイン−ソース間の整流平滑された電圧が分圧されて、電源制御IC110のVSEN端子に供給される電圧Vacrについて計算式をたてる。
Vacr=((R203/(R202+R203))×Vdch×ON_DUTY)/(ON_DUTY+OFF_DUTY)・・・式(2)
ここで、
R202:抵抗器202の抵抗値
R203:抵抗器203の抵抗値
Vdch:一次平滑コンデンサ105の+端子電圧
ON_DUTY:FET107がオン状態のときのデューティ比(オン時間)
OFF_DUTY:FET107がオフ状態のときのデューティ比(オフ時間)
である。
Vacr=((R203/(R203+R202))×Vdch×ON_DUTY)/(ON_DUTY+R/R203×OFF_DUTY)・・・式(3)
R:抵抗器202と抵抗器203の並列合成抵抗
即ち、R=R202×R203/(R202+R203)
(なお、ダイオード201の順方向電圧は無視している)
入力交流電圧が低下して、一次平滑コンデンサ105の電圧(Vdch)が低下すると、電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧Vacrが低くなり、動作抑制電圧Vsens以下となる。これにより、電源制御IC110が、低電圧を検知したと判断し、FET106、107の発振動作を停止させる。FET106、107の発振動作を停止することで、上述した一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぐことができ、また、FET106、107に流れる貫通電流を防止することができる。また、電源制御IC110は、G1、G2端子から例えばローレベルの信号を出力することによってFET106、107の発振動作(スイッチング動作)を停止させた後、電源制御IC110は動作を停止する。
電流共振電源部600が動作を開始するためには、電源制御IC110のVSEN端子に所定の電圧以上の電圧が供給される必要がある。この電圧を、実施例1、2同様、動作開始電圧Vstartとする。一方、電源制御IC110が入力交流電圧の低下を検知し、低電圧検知動作を行うためには、所定の電圧以下の電圧をVSEN端子に供給する必要がある。この電圧を、実施例1、2同様、動作抑制電圧Vsensとする。
電源制御IC110が動作を開始する前、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑される。この整流平滑された電圧は、コントロールユニット133、フォトカプラ132、トランジスタ131により制御され、電源制御IC110の動作が不要であるときには、起動端子であるVcc端子には供給されない。具体的には、コントロールユニット133は、電源制御IC110の動作が不要である場合には、フォトカプラ132のLEDを消灯させ、フォトカプラ132のフォトトランジスタをオフ状態にする。これにより、トランジスタ131がオフするため、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路300には供給されない。そのため、電源制御IC110の動作が不要であるときには、動作開始・動作抑制回路300による消費電力は0Wとなる。
電流共振電源部600が動作を開始する際の動作は次のようなる。まず、コントロールユニット133は、上述したようにフォトカプラ132を介してトランジスタ131をオン状態とする。常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑され、オン状態となったトランジスタ131を介して電源制御IC110のVcc端子に供給される。具体的には、コントロールユニット133は、電源制御IC110の動作を行わせる場合には、フォトカプラ132を点灯させ、フォトカプラ132のフォトトランジスタをオン状態にする。これにより、トランジスタ131がオンするため、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路300に供給されるようになる。これにより、電源制御IC110が起動する。電源制御IC110の起動とともに、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧が、上述した整流平滑回路により整流平滑され、この整流平滑された電圧がトランジスタ305をオンする。なお、トランジスタ305のベース端子にはトランジスタ131のエミッタ端子が接続され、トランジスタ305のコレクタ端子にはダイオード302のカソード端子が接続されている。また、トランジスタ305のエミッタ端子には、電源制御IC110のVSEN端子が接続されている。
電流共振電源部600が動作を開始した後も、交流電源100を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑された電圧が、抵抗器301、303により分圧されて電源制御IC110のVSEN端子に供給されている。
引き続き、交流電源100からの電圧を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑された電圧が、抵抗器301、303で分圧されて、電源制御IC110のVSEN端子に供給されている。なお、この電圧源となる交流電源100を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑した電圧から抵抗器301、303で分圧した電圧を電圧Vacrとすると、電圧Vacrは以下の式(4)で表される。
Vacr=((R303/(R301+R303))×Vdch・・・式(4)
ここで、
R301:抵抗器301の抵抗値
R303:抵抗器303の抵抗値
Vdch:一次平滑コンデンサ105の+端子電圧
である(なお、ダイオード302の順方向電圧は無視している)。
入力交流電圧が低下して、一次平滑コンデンサ105の電圧Vdchが低下すると、電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧Vacrが低くなり、動作抑制電圧Vsens以下となる。電源制御IC110は、VSEN端子に入力された電圧Vacrが動作抑制電圧Vsens以下となると、低電圧であると判断する。そして、電源制御IC110は、例えば、G1、G2端子からローレベルの信号を出力することにより、FET106、107の発振動作を停止させ、電源制御IC110自身の動作も停止させる。これにより、上述した一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぐことができるとともに、FET106、107に流れる貫通電流を防止することができる。
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図6(b)に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ1300は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム1311、感光ドラム1311を一様に帯電する帯電部1317、感光ドラム1311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部1312を備えている。そして、感光ドラム1311に現像されたトナー像をカセット1316から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部1318によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器1314で定着してトレイ1315に排出する。この感光ドラム1311、帯電部1317、現像部1312、転写部1318が画像形成部を構成する。レーザビームプリンタ1300は、実施例1〜3で説明した電源装置10又は30を備えている。なお、実施例1〜3の電源装置10、30を適用可能な画像形成装置は、図6(b)に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム1311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
110 電源制御IC
115 トランス
200 動作開始・低電圧検知回路
500 常夜電源部
600 電流共振電源部
Claims (13)
- 交流電圧を直流電圧に変換する第一の電源部と、
一次巻線と二次巻線を有する第一のトランスと、前記一次巻線の一端に接続され、直列に接続された第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子と、前記一次巻線の他端に接続された共振コンデンサと、前記第一の電源部から電力を供給されることにより起動し前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子を交互に動作させることにより前記一次巻線と前記共振コンデンサを共振させて前記二次巻線に交流電圧を誘起する第二の電源部と、
を備える電源装置であって、
前記第一の電源部から電力が供給され、前記第一のトランスの一次側に入力された電圧に応じた電圧を前記制御手段に出力する出力手段を備え、
前記制御手段は、前記出力手段から出力された電圧が第一の所定電圧以上となった場合に前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の制御を開始し、前記出力手段から出力された電圧が第二の所定電圧以下となった場合に前記交流電圧が所定の電圧よりも低くなった低電圧であることを検知し、
前記出力手段は、前記制御手段が起動している場合には前記電圧を出力し、前記制御手段が起動していない場合には前記電圧を出力しないことを特徴とする電源装置。 - 前記第二のスイッチング素子はFETであり、
前記出力手段は、前記FETのドレイン−ソース間の電圧を整流平滑した電圧を前記制御手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。 - 前記交流電圧を整流する整流手段を備え、
前記出力手段は、前記整流手段により整流された電圧を平滑した電圧を前記制御手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。 - 前記制御手段は、前記第一の電源部から電力を供給されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記第一の電源部は、一次巻線、二次巻線及び補助巻線を有する第二のトランスを有し、
前記第二のトランスの前記補助巻線に誘起された電圧を前記第二の電源部に供給することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記制御手段は、前記低電圧を検知した場合には、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記制御手段は、前記低電圧を検知した場合には、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子のスイッチング周波数を、前記低電圧時のスイッチング周波数よりも高くすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記第一の所定電圧は、前記第二の所定電圧より高いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記第一の電源部から前記第二の電源部へ電力を供給又は遮断するスイッチ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記スイッチ手段はトランジスタであり、
前記トランジスタのベース端子に信号が入力されることにより、前記第一の電源部から前記第二の電源部への電力の供給又は遮断が制御されることを特徴とする請求項9に記載の電源装置。 - 前記制御手段は、電力の供給が開始された場合に、前記制御手段から出力されるチャージ電流を充電する充電手段を備え、
前記充電手段の電圧が前記第一の所定電圧以上の場合に、前記制御手段の動作が開始されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電源装置。 - 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電源装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
前記画像形成手段を制御するコントローラと、
を備え、
所定電力を消費する第一のモードと、前記所定電力よりも消費する電力が低い第二のモードとで動作することが可能な画像形成装置であって、
請求項9又は10に記載の電源装置を備え、
前記コントローラは、前記第一のモードのときに前記スイッチ手段をオンすることにより前記第一の電源部から前記第二の電源部へ電力を供給させ、前記第二のモードのときに前記スイッチ手段をオフすることにより前記第一の電源部から前記第二の電源部への電力を遮断させることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014024446A JP6316013B2 (ja) | 2014-02-12 | 2014-02-12 | 電源装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014024446A JP6316013B2 (ja) | 2014-02-12 | 2014-02-12 | 電源装置及び画像形成装置 |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015154531A true JP2015154531A (ja) | 2015-08-24 |
JP2015154531A5 JP2015154531A5 (ja) | 2017-03-16 |
JP6316013B2 JP6316013B2 (ja) | 2018-04-25 |
Family
ID=53896288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014024446A Active JP6316013B2 (ja) | 2014-02-12 | 2014-02-12 | 電源装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6316013B2 (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006614A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Sanken Electric Co Ltd | スイッチング電源装置 |
JP2011254592A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Canon Inc | 電流共振電源 |
JP2013099110A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Canon Inc | 電源装置および画像形成装置 |
-
2014
- 2014-02-12 JP JP2014024446A patent/JP6316013B2/ja active Active
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007006614A (ja) * | 2005-06-23 | 2007-01-11 | Sanken Electric Co Ltd | スイッチング電源装置 |
JP2011254592A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Canon Inc | 電流共振電源 |
JP2013099110A (ja) * | 2011-10-31 | 2013-05-20 | Canon Inc | 電源装置および画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6316013B2 (ja) | 2018-04-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6218467B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP5729989B2 (ja) | スイッチング電源、及び、スイッチング電源を搭載した画像形成装置 | |
JP6075827B2 (ja) | スイッチング電源装置及び画像形成装置 | |
JP6579827B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2013059234A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2017112798A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
US9304478B2 (en) | Power supply apparatus and image forming apparatus | |
JP7114364B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
US9093913B2 (en) | Switching power supply with detection of the AC input voltage | |
JP7166843B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
EP2390996B1 (en) | Current resonance power supply | |
US20160036335A1 (en) | Rectifying and smoothing circuit, power supply device and image forming apparatus | |
US20120140530A1 (en) | Switching power supply apparatus and image forming apparatus | |
JP2013251979A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
US9356529B2 (en) | Power supply and image forming apparatus | |
JP6316013B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2016082714A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP6406798B2 (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2016039727A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2019037120A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2015211615A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2020195190A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2021182806A (ja) | 電源装置、電源システムおよび画像形成装置 | |
JP2019037073A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 | |
JP2019058003A (ja) | 電源装置及び画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20160215 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20160215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170207 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170207 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20171201 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20171207 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20171212 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20180213 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20180227 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20180327 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6316013 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |