JP2015154531A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減すること。
【解決手段】常夜電源部500から電力が供給され、トランス115の一次側に入力された電圧に応じた電圧を電源制御IC110に出力する動作開始・動作抑制回路200を備え、電源制御IC110は、動作開始・動作抑制回路200から出力された電圧が動作開始電圧Vstart以上となった場合にFET106、107の制御を開始し、動作開始・動作抑制回路200から出力された電圧が動作抑制電圧Vsens以下となった場合に入力交流電圧が低電圧であることを検知し、動作開始・動作抑制回路200は、電源制御IC110が起動している場合には電源制御IC110へ電圧を出力し、電源制御IC110が起動していない場合には電源制御IC110へ電圧を出力しない。
【選択図】図1

Description

本発明は、商用交流電源に接続される電源装置及び画像形成装置に関する。
商用交流電源から、ダイオードブリッジを介して入力された電圧をスイッチングFETでスイッチングさせ、絶縁型トランスを介して安定した直流電圧を出力する電源装置として、フライバック方式、フォワード方式、電流共振方式の電源装置がある。これらの電源装置の電源制御ICには、動作開始、動作停止や動作抑制を制御可能にするためのイネーブル端子が付加されている。また、電源制御ICのイネーブル端子を使用して、交流電圧を監視する回路を構成し、電源装置の安定的な起動や、低電圧を検知したときの動作を行う電源装置もある。
ここで、電源装置において低電圧を検知する目的は、主に、次の2点である。まず、第一の目的は、スイッチングFET、トランス、電流共振コンデンサなどの素子を、過電流状態から保護することである。商用交流電源の電圧が低ければ低いほど、二次側の電力を一定の出力状態に維持するために、一次側の電流量が多くなる。そのため、一次側の素子が定格を超えた過電流状態になるおそれがあり、過電流状態から上述の素子を保護することが必要となる。また、第二の目的は、電流共振方式の場合に、上下段に配置したスイッチングFETに貫通電流が流れることを防止するためである。
上述したような電流共振方式のスイッチング電源における低電圧検知方式として、例えば、図7に示すように、交流電圧を整流平滑した電圧を分圧した電圧をVSEN端子に入力し、電源制御ICで検知する方式が提案されている(例えば、特許文献1参照)。なお、図7の詳細な説明は後述する。
特開2007−006614号公報
しかし、図7に示すような構成において、電源制御IC110が動作しているか否かに関わらず、商用交流電源100にインレット101が接続されていると、抵抗器129、130には常に電流が流れ続けることになる。このため、図7に示すような電源装置では、インレット101が商用交流電源100に接続されている限り、抵抗器129、130で電力を消費してしまうという課題がある。特に、電源装置が搭載されている装置が待機状態にあるとき等、装置に低消費電力が要求される状態においては、抵抗器129、130で消費される電力は装置全体で消費される電力に対して無視できない大きさとなる。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
(1)交流電圧を直流電圧に変換する第一の電源部と、一次巻線と二次巻線を有する第一のトランスと、前記一次巻線の一端に接続され、直列に接続された第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子と、前記一次巻線の他端に接続された共振コンデンサと、前記第一の電源部から電力を供給されることにより起動し前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子を交互に動作させることにより前記一次巻線と前記共振コンデンサを共振させて前記二次巻線に交流電圧を誘起する第二の電源部と、を備える電源装置であって、前記第一の電源部から電力が供給され、前記第一のトランスの一次側に入力された電圧に応じた電圧を前記制御手段に出力する出力手段を備え、前記制御手段は、前記出力手段から出力された電圧が第一の所定電圧以上となった場合に前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の制御を開始し、前記出力手段から出力された電圧が第二の所定電圧以下となった場合に前記交流電圧が所定の電圧よりも低くなった低電圧であることを検知し、前記出力手段は、前記制御手段が起動している場合には前記電圧を出力し、前記制御手段が起動していない場合には前記電圧を出力しないことを特徴とする電源装置。
(2)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減することができる。
実施例1の電源装置の回路図 実施例1の電源装置の電流共振回路部分の一部を抜粋した図 実施例1のスイッチングFET106、107のドレイン電流を示す図 実施例1の電源装置の電流共振回路部分の一部を抜粋した図 実施例2のスイッチングFET106、107のドレイン電流を示す図 実施例3の電源装置の回路図、実施例4の画像形成装置を示す図 従来例の電流共振電源装置の回路図、交流電源電圧とVSEN端子電圧との関係を示す模式図
[電源装置の構成]
まず、一般的な電流共振方式の電源装置の構成を図7(a)に示す。電源装置のインレット101が商用交流電源(以下、単に交流電源という)100に接続されると、インレット101を介して、交流電源100から電源装置に電力が供給される。交流電源100から供給された電圧(Vin)は、ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105により整流平滑される。ダイオードブリッジ104により整流された電圧は、抵抗器129、130によって分圧されて電源制御IC110のVSEN端子に入力される。
電源制御IC110は、図1で後述するように、Vcc端子に電源としての電圧が供給されると起動され、更に、VSEN端子に入力される電圧が後述する第一の所定電圧である動作開始電圧Vstart以上になると、動作を開始する。電源制御IC110が動作を開始すると、G1、G2端子から交互にハイレベル信号、ローレベル信号を出力する。電源制御IC110のG1、G2端子から出力されたハイレベル信号、ローレベル信号は、スイッチング素子である電界効果トランジスタ(以下、単にFETという)106、107に交互に入力される。第一のスイッチング素子であるFET106及び第二のスイッチング素子であるFET107は直列に接続され、FET106とFET107の接続点がトランス115の一次巻線116の一端に接続されている。FET106、107は、ハイレベル信号が入力されるとオンし、ローレベル信号が入力されるとオフする。なお、トランス115は、一次巻線116と二次巻線118、119を有している。FET106、107が電源制御IC110によって交互にオン、オフされることで、ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105により整流平滑された電圧が制御されてトランス115の一次側の一次巻線116に供給される。これにより、トランス115の二次側の二次巻線118、119に所定電圧が発生し、負荷128に供給される。即ち、電源制御IC110が動作することで、電源装置は動作する。
また、電源制御IC110は、イネーブル機能を有している。イネーブル機能を有している端子が上述したVSEN端子である。電源制御IC110は、VSEN端子に入力される電圧に基づいて、動作を開始したり、低電圧を検知したときの動作(以下、低電圧検知動作という)を行ったりする。ここで、電源制御IC110が動作を開始するために、VSEN端子に入力された電圧と比較される電圧を動作開始電圧Vstartとする。また、電源制御IC110が低電圧検知動作を行うために、VSEN端子に入力された電圧と比較される電圧を第二の所定電圧である動作抑制電圧Vsensとする。電源制御IC110は、VSEN端子に入力される電圧が動作開始電圧Vstart以上(第一の所定電圧以上)になれば動作を開始し、動作抑制電圧Vsens以下(第二の所定電圧以下)になれば低電圧検知動作を行う。
また、一般的に、電源制御IC110のVSEN端子は、ヒステリシスを持っている。電源制御IC110のVSEN端子には、交流電源100の交流電圧を整流し平滑した一次平滑コンデンサ105の+端子の電圧を電圧源として、抵抗器129と抵抗器130により分圧された電圧が入力されている。電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧(以下、VSEN端子電圧という)は、以下の式(1)で表される。
VSEN端子電圧=(R130/(R129+R130))×Vdch・・・式(1)
ここで、
R129:抵抗器129の抵抗値
R130:抵抗器130の抵抗値
Vdch:一次平滑コンデンサ105の+端子の電圧
である。なお、電源制御IC110の低電圧検知動作としては、FET106とFET107のスイッチング動作の停止や、スイッチング周波数を高くするといった保護動作が行われる。
次に、図7(b)は、図7(a)で示した電源装置において、交流電源100から入力される交流電圧(以下、入力交流電圧という)と、電源制御IC110のVSEN端子電圧との関係を示したグラフである。図7(b)に示すように、入力交流電圧と電源制御IC110のVSEN端子電圧は比例する。図7(b)の横軸は入力交流電圧(V)、縦軸は電源制御IC110のVSEN端子電圧(V)を示し、上述した動作開始電圧Vstart、動作抑制電圧Vsensを実線で示している。なお、このグラフでは、一例として、動作開始電圧Vstartに対応する交流電源電圧を80V、動作抑制電圧Vsensに対応する交流電源電圧(低電圧検知電圧)を60Vとしている。図7(b)に示すように、電源制御IC110は、VSEN端子電圧が動作開始電圧Vstart以上であれば動作を開始し(図中、IC起動電圧と記す)、動作開始電圧Vstart未満であれば動作を停止する(図中、IC停止電圧と記す)。このように、動作開始電圧Vstartを設定することによって、電源制御IC110を起動させたい交流電源電圧で起動させることができる。また、電源制御IC110は、VSEN端子電圧が動作抑制電圧Vsens以下になると、即ち、交流電源電圧が例えば60V以下になると、低電圧を検知したと判断し、低電圧検知動作を行う。
このような前提において、例えば入力交流電圧が60V以下である場合は、電源制御IC110は低電圧を検知したと判断するため、交流電源電圧が60V以下の領域を、電源故障領域としている。また、電源装置としての動作保証電圧の下限値が85Vであるとする。この場合、入力交流電圧が60Vより高い状態で低電圧検知を行い、入力交流電圧が80V程度で電源装置の動作開始を行えるようにするため、抵抗器129と抵抗器130の分圧比をコントロールする必要がある。ここで、例えば、入力交流電圧が83.34V以上で電源制御IC110が動作を開始するようにし、入力交流電圧が68.08V以上で低電圧検知を行うものとする。また、電源制御IC110は、VSEN端子に1.00V以上の電圧が入力されると動作を開始するものとする。即ち、動作開始電圧Vstartを1.00Vとする。また、電源制御IC110は、VSEN端子に0.82Vの電圧が入力されると、低電圧を検知したと判断し、低電圧検知動作を行うものとする。即ち、動作抑制電圧Vsensを0.82Vとする。このとき、例えば、抵抗器129の抵抗値を820kΩ、抵抗器130の抵抗値を10kΩとすれば、式(1)を満足することとなる。即ち、入力交流電圧が83.34Vであるときに動作開始電圧Vstartが1.00Vとなる。また、入力交流電圧が68.08Vであるときに動作抑制電圧Vsensが0.82Vとなる。なお、図7(a)のその他の構成については、後述する図1を用いて説明する。
[電源装置の構成]
図1は実施例1の電源装置10の主要な回路図を示す。電源装置10は、電流共振方式の電流共振電源部を有する電源装置である。電源装置10は、インレット101、ヒューズ102、コモンモードコイル103、ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105、及び常夜電源部500、電流共振電源部600から構成される。インレット101は交流電源100に接続され、電源装置10はインレット101を介して交流電源100から電力が供給される。
常夜電源部500は、交流電圧を直流電圧に変換して出力するもので、例えば、次のような構成である。常夜電源部500は、一次巻線504、二次巻線505及び補助巻線506を有するトランス503を備え、電源IC501が一次巻線504に接続されたスイッチング素子502のオン、オフを制御する。これにより、常夜電源部500は、トランス503の二次巻線505に誘起された電圧をダイオード507、コンデンサ508によって整流平滑し、直流電圧として負荷509に出力する。なお、図1に示した常夜電源部500の構成は一例であり、この構成に限定されない。
電流共振電源部600は、FET106、107、電流共振コンデンサ108、電源制御IC110、トランス115、電圧出力部127、一点鎖線で示される動作開始・動作抑制回路200から構成される。なお、電流共振コンデンサ108は、トランス115の一次巻線116の他端に接続されている。また、コントロールユニット133は、常夜電源部500の二次側から出力された直流電圧を供給されており、電流共振電源部600を制御する。なお、本実施例では、電流共振電源部600がコントロールユニット133を有する構成としている。しかし、電源装置を搭載する装置の制御部、例えば画像形成装置のコントローラがコントロールユニット133として機能し、電流共振電源部600を制御する構成としてもよい。電源装置10の電流共振電源部600は、電圧出力部127から所定の電圧を負荷128に出力している。また、電流共振電源部600は、抵抗器112、ダイオード113、120、121、コンデンサ114、122、フォトカプラ123、132、シャントレギュレータ124、レギュレーション抵抗器125、126、トランジスタ131を備えている。なお、シャントレギュレータ124は、図1、図6、図7の図中では、「シャント」と略記してある。トランス115の二次側から出力された電圧の情報は、フォトカプラ123を介して一次側の電源制御IC110のFB端子に入力され、電源制御IC110は入力された情報に基づいてフィードバック制御を行う。
また、トランス115は、一次巻線116、二次巻線118、119を有し、漏れインダクタンスがコントロールされて設計されている。また、トランジスタ131は、電源制御IC110のVcc端子へ電圧を供給するか否かを制御するスイッチとして機能する。また、フォトカプラ132は、トランジスタ131のオン又はオフを制御する。また、コントロールユニット133は、電流共振電源部600を動作、停止させる。具体的には、コントロールユニット133は、フォトカプラ132のLEDを消灯させてフォトカプラ132のフォトトランジスタをオフさせ、トランジスタ131をオフさせる。これにより、電源制御IC110のVcc端子への電圧の供給が遮断される。一方、コントロールユニット133は、フォトカプラ132のLEDを点灯させてフォトカプラ132のフォトトランジスタをオンさせ、トランジスタ131をオンさせる。これにより、電源制御IC110のVcc端子へ電圧が供給される。
一点鎖線で示される出力手段である動作開始・動作抑制回路200は、ダイオード201、205、208、抵抗器202、203、206、209、コンデンサ204、207、211、FET210から構成される。動作開始・動作抑制回路200は、電源制御IC110の動作を開始させる機能と、電源制御IC110に低電圧検知動作を行わせる機能を有している。また、動作開始・動作抑制回路200には、トランジスタ131を介して、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506からの電圧が供給されるようになっている。
電源装置10は、負荷128へ所定の電力を供給している通常動作時には、電流共振電源部600と、常夜電源部500の両方が動作する。一方、電源装置10は、通常動作時よりも消費電力を低減した省エネルギーに対応した動作を行うときには、コントロールユニット133が電流共振電源部600の電源制御IC110への電力供給を制御し、その結果、電流共振電源部600の動作を停止させる。具体的には、コントロールユニット133は、電源装置10が省エネルギーに対応した動作を行うときには、上述したようにトランジスタ131をオフさせることによって、電源制御IC110のVcc端子への電圧の供給を遮断する。これにより、電源制御IC110の動作が停止し、電流共振電源部600の動作が停止する。このように、電源装置10は、省エネルギー動作を実現している2コンバータ方式の電源装置である。なお、電源装置10が省エネルギーに対応した動作を行うときには、トランジスタ131がオフするため、動作開始・動作抑制回路200への電力の供給も停止される。
[電流共振電源部の動作]
次に、電流共振電源部600の動作を以下に示す。電源制御IC110は、電圧出力部127から出力される直流電圧が一定となるように、G1、G2端子からFET106、107の各ゲート端子に入力する制御信号のオン/オフ期間を制御している。電源制御IC110の駆動用電源としては、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧を、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑した電圧が用いられる。この電圧の供給又は遮断をコントロールユニット133が制御することにより、電源制御IC110のVcc端子に入力される電圧が制御され、電源制御IC110の動作又は停止が制御される。また、電源制御IC110は、動作開始・動作抑制回路200からVSEN端子に入力される電圧に応じて、その動作が制御される。動作開始・動作抑制回路200の動作の説明は後述する。
上述した構成において、電源制御IC110に電力が供給されると、電源制御IC110のG1、G2端子からFET106、107の各ゲート端子に制御信号が出力され、FET106、107が交互にオン/オフ動作する。FET106、107が交互にオン又はオフする動作(スイッチング動作ともいう)が開始されると、一次平滑コンデンサ105の電圧がトランス115の一次巻線116に印加され、一次巻線116に交流電流が流れる。図2と図3を参照して、トランス115の一次巻線116の交流電流の流れをFET106、107のオン/オフ状態に合わせて順序を追って説明する。
なお、図2(後述する図4も同様)中では、電流共振電源部600の主要部のみ図示し、「オン」、「オフ」を「ON」、「OFF」と記載する。また、図2(後述する図4も同様)では、電流の流れを破線矢印で示している。また、図3(A)(a)は、FET106のドレイン電流の波形を示す図、図3(A)(b)は、FET107のドレイン電流の波形を示す図であり、横軸はいずれも時間を示す。図3(A)には、図2の順序1〜順序7に対応する区間を破線両矢印で示している。また、FET106について、図2の順序1のように電流が流れる方向を正方向(+)、順序5のように電流が流れる方向を負方向(逆方向ともいう)(−)とする。FET107については、図2の順序4のように電流が流れる方向を正方向(+)、順序2のように電流が流れる方向を負方向(−)とする。
・順序1(図2(a)に示す状態)
FET106がオン状態であり、FET107がオフ状態であるときは、一次平滑コンデンサ105→FET106→トランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→一次平滑コンデンサ105、の経路で電流が流れる。なお、FET106に流れるドレイン電流は、図3(A)(a)の順序1の区間に示すとおりである。
・順序2(図2(b)に示す状態)
次に、順序1の状態からFET106をオフ状態とする(FET107はオフ状態を維持)。FET106がオフ状態となっても、トランス115の一次巻線116を流れる電流はその流れを維持しようと働く。このため、トランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→FET107に内蔵された寄生ダイオード、の経路で電流が流れる。
・順序3(図2(c)に示す状態)
次に、順序2の状態からFET107をオン状態にする(FET106はオフ状態を維持)。FET107をオン状態にした直後は、引き続きトランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→FET107に内蔵された寄生ダイオード、の経路で電流が流れる。なお、図3(A)(b)に示すように、FET107に流れるドレイン電流は負方向であり、順序2、3を合わせた区間は、順序1の区間に比べて短い時間となっている。
・順序4(図2(d)に示す状態)
順序3の状態(FET106がオフ状態、FET107がオン状態)で時間が経過すると、トランス115の漏洩インダクタンスと電流共振コンデンサ108との共振作用が働くようになる。このため、次第に電流の流れは、電流共振コンデンサ108→トランス115の一次巻線116→FET107、の経路に変化する。なお、FET107に流れるドレイン電流は、図3(A)(b)の順序4の区間に示すとおりである。
・順序5(図2(e)に示す状態)
次に、順序4の状態からFET107をオフ状態にする(FET106はオフ状態を維持)。FET107をオフ状態にしても、トランス115の一次巻線116を流れる電流はその流れを維持しようと働く。このため、トランス115の一次巻線116→FET106に内蔵された寄生ダイオード→一次平滑コンデンサ105、の経路で電流が流れる。
・順序6(図2(f)に示す状態)
次に、順序5の状態からFET106をオン状態にする(FET107はオフ状態を維持)。FET106をオン状態にしても、引き続きトランス115の一次巻線116→FET106に内蔵された寄生ダイオード→一次平滑コンデンサ105、の経路で電流が流れる。なお、図3(A)(a)に示すように、FET106に流れるドレイン電流は負方向であり、順序5、6を合わせた区間は、順序4の区間に比べて短い時間となっている。
・順序7(図2(a)に示す状態)
順序6の状態(FET106がオン状態、FET107がオフ状態)で時間が経過すると、トランス115の漏洩インダクタンスと電流共振コンデンサ108との共振作用が働くようになる。このため、次第に電流の流れは、一次平滑コンデンサ105→FET106→トランス115の一次巻線116→電流共振コンデンサ108→一次平滑コンデンサ105、の経路に変化する。
このようにして、トランス115の一次巻線116には、正方向、逆方向(負方向)といったように、交流の電流が流れることになる。これにより、トランス115の二次巻線118、119に交流電流が誘起され、誘起された電圧は2つの整流ダイオード120、121と平滑コンデンサ122とからなる整流平滑回路により整流平滑され、電圧出力部127から直流電圧が出力される。また、電圧出力部127の電圧は、レギュレーション抵抗器125、126で分圧され、この電圧がシャントレギュレータ124に入力される。シャントレギュレータ124に入力される電圧レベルに応じたフィードバック信号が生成され、フォトカプラ123を介して電源制御IC110のFB端子へフィードバックされる。そして、電源制御IC110は、FB端子に入力されたフィードバック信号に基づいて、FET106、107のスイッチング動作のタイミングの制御を行うことで、安定した直流電圧が電圧出力部127から出力される。
[低電圧検知の必要性]
電流共振方式の電流共振電源部600を有する電源装置は、低電圧検知回路により入力交流電圧が所定の電圧以下となった低電圧を検知する。低電圧検知回路により入力交流電圧の低電圧を検知する第一の目的は、FET106、107、トランス115、電流共振コンデンサ108などの一次側の素子を、過電流状態から保護することである。これは、入力交流電圧が低ければ低いほど、二次側の電力を一定の出力に維持するために、一次側の電流が高くなるからである。これにより、一次側の素子が定格を超えた過電流状態になるおそれがあり、この状態から上述した一次側のFET106、107等の素子を保護することが必要となる。
また、低電圧検知回路により入力交流電圧の低電圧を検知する第二の目的は、FET106、107への貫通電流を防止するためである。以下、入力交流電圧が通常動作を行うために必要とされる電圧よりも低い電圧である場合に、FET106、107に貫通電流が流れる現象について、図4及び図3(B)を参照して説明する。なお、図4は、図2のように電源装置の主要部のみ図示したものである。図3(B)は、図3(A)に対応する図であり、説明を省略する。
(貫通電流が流れる仕組み)
・順序1(図4(a)に示す状態)
FET106がオン状態(FET107はオフ状態)で、図4(a)中破線矢印の向きに電流が流れている。ただし、入力交流電圧が通常動作時の電圧よりも低い電圧(低電圧という)になると、FET106のオン時間が低電圧ではないときのオン時間よりも長くなる。これは、入力交流電圧が通常動作を行う際の電圧よりも低い電圧の場合にも、電源制御IC110は、二次側の電力を一定の出力に維持しようと動作し、FET106のオン時間を長くするよう制御するからである。図3(B)(a)に示すように、順序1の区間は、図3(A)(a)に示す順序1の区間に比べて長い時間となっている。
・順序2(図4(b)に示す状態)
図3(B)(a)に示すようにFET106のオン時間が長くなると、上述した順序1で充電容量の限度まで充電された電流共振コンデンサ108から電流が放出されるため、電流の向きが図4(b)に示す矢印の向きに変わる。この状態でもFET106はオン状態(FET107はオフ状態を維持)である。なお、このときの電流は、FET106に内蔵された寄生ダイオードを流れているため、図3(B)(a)の順序2の区間に示すように、FET106のドレイン電流は負方向となっている。
・順序3(図4(c)に示す状態)
FET106がオフ状態になっても(FET107はオフ状態を維持)、引き続き電流は、FET106に内蔵された寄生ダイオードを図4(c)に示す矢印の方向に流れている。なお、図3(B)(a)に示すように、FET106のドレイン電流は負方向となっており、順序2、3を合わせた区間は、順序1の区間に比べて短い時間となっている。
・順序4(図4(d)に示す状態)
FET107がオンすると同時に、オフ状態であるFET106に内蔵された寄生ダイオードは、上述した順序3で蓄積されたキャリアによって逆回復を始める。ところが、この逆回復時の逆方向電流(電流の向きとしては正方向)によって、図4(d)に示す矢印方向に、FET106及びFET107を貫通して流れる貫通電流が流れてしまう。なお、図3(B)に示すように、順序4の区間で、FET106及びFET107に正方向の電流(貫通電流)が流れている。順序4の区間は、順序1の区間に比べて短い時間ではあるが、貫通電流のピーク値は大きい値となっている。このように、入力交流電圧が通常動作を行う電圧よりも低い電圧である場合、FET106、107に貫通電流が流れてしまうことがある。
以上説明したように、次の2つの目的を満足させるために、入力交流電圧の低電圧を検知する低電圧検知回路を設けることが必要である。
・素子を過電流状態から保護する。
・FET106、107に貫通電流を流さない。
なお、本実施例では、電源制御IC110が低電圧検知回路の機能を備えている。
[動作開始・動作抑制回路の動作]
図1の動作開始・動作抑制回路200の動作説明を行う。電流共振電源部600が動作を開始するためには、動作開始・動作抑制回路200から電源制御IC110のVSEN端子に所定の電圧以上の電圧を入力する必要がある。上述したように、この所定の電圧を動作開始電圧Vstartとする。一方、電源制御IC110が入力交流電圧が低電圧であることを検知したとき、低電圧に対応した動作を行うためには、動作開始・動作抑制回路200からVSEN端子に所定の電圧以下の電圧を与える必要がある。上述したように、この所定の電圧を動作抑制電圧Vsensとする。なお、本実施例の電源制御IC110は、起動端子であるVcc端子に起動に必要な電圧が与えられると、VSEN端子からチャージ電流が出力される機能を有している。
<1.電流共振電源部600の動作前>
電源制御IC110が動作を開始する前、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧が、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑される。この整流平滑された電圧は、コントロールユニット133、フォトカプラ132、トランジスタ131により制御され、電源制御IC110の動作が不要であるときには、起動端子であるVcc端子には供給されない。具体的には、電源制御IC110の動作が不要であるときには、コントロールユニット133は、フォトカプラ132のLEDを消灯させており、フォトカプラ132のフォトトランジスタがオフしている。このため、トランジスタ131はオフ状態となっている。そのため、電源制御IC110の動作が不要であるときには、常夜電源部500からの電圧は、電源制御IC110のVcc端子にも、動作開始・動作抑制回路200にも供給されず、動作開始・動作抑制回路200による消費電力は0Wとなる。このように本実施例の構成は、図7(a)で説明した従来の電源装置において、電源制御IC110の動作が必要か否かにかかわらず、抵抗器129、130により電力が消費されてしまっていた構成とは異なっている。
<2.電流共振電源部600の動作開始時>
電流共振電源部600の動作が開始する際の動作は次のようになる。まず、コントロールユニット133は、フォトカプラ132を介してトランジスタ131をオン状態にする。常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑され、オン状態となったトランジスタ131を介して電源制御IC110のVcc端子に供給される。具体的には、コントロールユニット133は、フォトカプラ132のLEDを点灯させ、フォトカプラ132のフォトトランジスタがオンする。このため、トランジスタ131がオン状態となる。これにより電源制御IC110が起動する。電源制御IC110が起動すると、VSEN端子からチャージ電流が出力され、コンデンサ211の充電が開始される。そして、コンデンサ211の電圧が電源制御IC110の動作開始電圧Vstartに達すると、即ち、VSEN端子に入力されている電圧が動作開始電圧Vstartに達すると、電源制御IC110は動作を開始する。これにより、電源制御IC110のG1、G2端子から交互にハイレベル信号、ローレベル信号が出力され、上述したように、FET106、107のスイッチング動作が開始される。
このとき、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧が、上述した整流平滑回路により整流平滑され、この電圧が、抵抗器209、ダイオード208を介してFET210のゲート−ソース間のコンデンサ207に充電されていく。しかし、この時点では、抵抗器206、コンデンサ207の時定数によりFET210はまだオンしていない。なお、FET210がオンしていないため、電源制御IC110の起動後にVSEN端子から出力されるチャージ電流は、コンデンサ211の充電にのみ使用され、コンデンサ204に流れてしまうことはない。コンデンサ204は、後述するように、コンデンサ211の容量に比べて大きい容量のものを用いており、次のような理由から、FET210によってコンデンサ204への電流の供給を切断している。即ち、仮にFET210がオンしていたとすると、VSEN端子から出力されるチャージ電流だけでは、コンデンサ204を動作開始電圧Vstartまで充電することができないからである。
<3.電流共振電源部600の動作開始直後>
次に、電流共振電源部600が動作を開始すると、電源制御IC110のG1、G2端子からFET106、107の各ゲート端子に制御信号が出力され、FET106、107が交互にオン/オフ動作を開始する。FET106、107が交互にオン/オフ動作することによって出力されるFET107のドレイン−ソース間の電圧は、抵抗器202、ダイオード201、抵抗器203、コンデンサ204で整流平滑分圧される。なお、FET107のドレイン−ソース間の電圧は、言い換えれば、FET106とFET107の接続点の電圧でもある。コンデンサ204は、FET107のドレイン−ソース間の電圧を平滑するため、コンデンサ211に比べて大きな容量のものを用いている。
このとき、FET106、107が交互にオン/オフ動作を開始してからFET210がオンするように、抵抗器206、コンデンサ207の時定数を設定しておく。抵抗器206、コンデンサ207の時定数をこのように設定しておくことにより、FET106、107が交互にオン/オフ動作を開始した後は、FET107のドレイン−ソース間の電圧が上述したように整流平滑され、コンデンサ204を充電する。コンデンサ204が充電されると、コンデンサ204からの放電電流は、既に充電されているコンデンサ211を介して、電源制御IC110のVSEN端子に供給されるようになる。即ち、コンデンサ204とコンデンサ211とは一体となって、電源制御IC110のVSEN端子に電圧を印加する。
<4.電流共振電源部600安定動作時の低電圧検知>
次に、電流共振電源部600が安定して動作している状態での低電圧検知方法について説明する。上述した状態から、引き続き、FET107のドレイン−ソース間の電圧を、抵抗器202、ダイオード201、抵抗器203、コンデンサ204によって整流平滑し分圧した電圧が、VSEN端子に供給されている。なお、FET107のドレイン−ソース間の電圧波形は、通常動作時、一次平滑コンデンサ105の+端子電圧をピークとした矩形波のような波形で、かつ、FET107のスイッチング周期で描いた矩形波のような波形となる。ここで、FET107のドレイン−ソース間の整流平滑された電圧が分圧されて、電源制御IC110のVSEN端子に供給される電圧Vacrについて計算式をたてる。
まず、ダイオード201がない構成の場合、即ち、抵抗器202だけで回路が構成されている場合には、次のような式(2)が成り立つ。
Vacr=((R203/(R202+R203))×Vdch×ON_DUTY)/(ON_DUTY+OFF_DUTY)・・・式(2)
ここで、
R202:抵抗器202の抵抗値
R203:抵抗器203の抵抗値
Vdch:一次平滑コンデンサ105の+端子電圧
ON_DUTY:FET107がオン状態のときのデューティ比(オン時間)
OFF_DUTY:FET107がオフ状態のときのデューティ比(オフ時間)
である。
ここで、ダイオード201がある構成の場合、FET107がオフ状態のときに、コンデンサ204から放電する電位が、以下の比率R/R203(抵抗器202と抵抗器203の並列合成抵抗/抵抗器203の抵抗値)分減少してしまう。なお、抵抗器202と抵抗器203の並列合成抵抗とは、ダイオード205から見て、という意味である。そこで、式(2)のOFF_DUTYに、R/R203を乗ずると、次のような式(3)が成り立つ。
Vacr=((R203/(R203+R202))×Vdch×ON_DUTY)/(ON_DUTY+R/R203×OFF_DUTY)・・・式(3)
R:抵抗器202と抵抗器203の並列合成抵抗
即ち、R=R202×R203/(R202+R203)
(なお、ダイオード201の順方向電圧は無視している)
ここで、電圧Vdchは入力交流電圧に比例している(Vdch∝入力交流電圧)ため、式(2)、式(3)から、電源制御IC110のVSEN端子に供給される電圧Vacrも入力交流電圧に比例する(Vacr∝入力交流電圧)。即ち、電源制御IC110のVSEN端子に供給される電圧Vacrを検知することは、入力交流電圧を検知することと同義である。そして、抵抗器202、203、コンデンサ204の各定数を、次のように決定する。即ち、電源制御IC110のVSEN端子に供給される電圧Vacr、即ち入力交流電圧が所定の電圧以下となったときに、電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧Vacrが動作抑制電圧Vsens以下となるように決定する。なお、低電圧として検知される入力交流電圧は、動作開始・動作抑制回路200が動作した際に、一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぎ、また、FET106、107の貫通電流を防ぐことができる値に設定される。
<5.低電圧検知後の動作と効果>
入力交流電圧が低下して、一次平滑コンデンサ105の電圧(Vdch)が低下すると、電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧Vacrが低くなり、動作抑制電圧Vsens以下となる。これにより、電源制御IC110が、低電圧を検知したと判断し、FET106、107の発振動作を停止させる。FET106、107の発振動作を停止することで、上述した一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぐことができ、また、FET106、107に流れる貫通電流を防止することができる。また、電源制御IC110は、G1、G2端子から例えばローレベルの信号を出力することによってFET106、107の発振動作(スイッチング動作)を停止させた後、電源制御IC110は動作を停止する。
なお、電源装置10が通常動作時よりも消費電力を低減させる省電力状態となったとき、電流共振電源部600は停止している。即ち、省電力状態のときは、電源制御IC110は動作を停止しており、動作開始・動作抑制回路200も動作を停止している。
このように、本実施例では、動作開始電圧Vstartと、低電圧を検知するための動作抑制電圧Vsensを、別の電源から供給されるように、即ち、FET107のドレイン−ソース間電圧が供給されるように構成する。これにより、電流共振電源部600は安定した起動動作を行うことができ、また、低電圧を検知したときには、安全に動作を停止させることが可能となる。以上、本実施例によれば、入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減することができる。
上述した実施例1では、電源制御IC110が入力交流電圧の低下を検知した際に、電源制御IC110がFET106、107の発振動作を停止させた後、電源制御IC110自身も動作を停止するように構成した。これに対し、実施例2は、電源制御IC110が入力交流電圧の低下を検知した際に、電源制御IC110がFET106、107のスイッチング周波数を、低電圧時のスイッチング周波数(図3(B)のスイッチング周波数)よりも高くする構成である。これにより、図3(B)、図4で説明したFET106、107に流れる貫通電流の発生を防ぐことができる。これは、FET106、107のスイッチング周波数が高くなると、図4で説明したような動作ではなく、図2で説明したような通常動作に戻るためである。即ち、FET106、107のスイッチング周波数が高くなることによって、図3(B)に示す順序1の区間(FET106のオン時間)も短くなるからである。
図5に、電源制御IC110が入力交流電圧の低下を検知した際に、FET106、107のスイッチング周波数を、低電圧時よりも高くするよう制御した場合のFET106、107のドレイン電流の波形を示す。破線両矢印は、FET106のスイッチング動作の一周期を示す。図5(a)がFET106のドレイン電流の波形、図5(b)がFET106のドレイン電流の波形であり、横軸は時間である。このように、本実施例では、電源制御IC110が、VSEN端子に入力された電圧が動作抑制電圧Vsens以下となった場合に、入力交流電圧が低電圧になったと判断し、FET106、107のスイッチング周波数を高くする。具体的には、FET106、107のオン時間を短くする。このような動作を行うことで、電圧出力部127の電圧は、通常動作時よりも下がるが、一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぐことができるとともに、FET106、107に流れる貫通電流を防ぐことができる。
以上説明した実施例によれば、入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減することができる。
図6は実施例3の電源装置30の回路図を示す。電源装置30の一点鎖線で示す出力手段である動作開始・動作抑制回路300は、実施例1、2の電源装置10の動作開始・動作抑制回路200とその構成が異なる。実施例1、2では、電源制御IC110のVSEN端子から出力されるチャージ電流がコンデンサ211を充電し、コンデンサ211の充電電圧が電源制御IC110の動作開始電圧Vstartに達すると、電源制御IC110は動作を開始する。これに対して、本実施例では、交流電源100を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑した電圧から、抵抗器301、303で分圧した電圧をVSEN端子に供給している点が実施例1、2と異なる。
[動作開始・動作抑制回路の動作]
電流共振電源部600が動作を開始するためには、電源制御IC110のVSEN端子に所定の電圧以上の電圧が供給される必要がある。この電圧を、実施例1、2同様、動作開始電圧Vstartとする。一方、電源制御IC110が入力交流電圧の低下を検知し、低電圧検知動作を行うためには、所定の電圧以下の電圧をVSEN端子に供給する必要がある。この電圧を、実施例1、2同様、動作抑制電圧Vsensとする。
<1.電流共振電源部600動作前>
電源制御IC110が動作を開始する前、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑される。この整流平滑された電圧は、コントロールユニット133、フォトカプラ132、トランジスタ131により制御され、電源制御IC110の動作が不要であるときには、起動端子であるVcc端子には供給されない。具体的には、コントロールユニット133は、電源制御IC110の動作が不要である場合には、フォトカプラ132のLEDを消灯させ、フォトカプラ132のフォトトランジスタをオフ状態にする。これにより、トランジスタ131がオフするため、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路300には供給されない。そのため、電源制御IC110の動作が不要であるときには、動作開始・動作抑制回路300による消費電力は0Wとなる。
<2.電流共振電源部600動作開始時>
電流共振電源部600が動作を開始する際の動作は次のようなる。まず、コントロールユニット133は、上述したようにフォトカプラ132を介してトランジスタ131をオン状態とする。常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、抵抗器112とダイオード113とコンデンサ114からなる整流平滑回路により整流平滑され、オン状態となったトランジスタ131を介して電源制御IC110のVcc端子に供給される。具体的には、コントロールユニット133は、電源制御IC110の動作を行わせる場合には、フォトカプラ132を点灯させ、フォトカプラ132のフォトトランジスタをオン状態にする。これにより、トランジスタ131がオンするため、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧は、電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路300に供給されるようになる。これにより、電源制御IC110が起動する。電源制御IC110の起動とともに、常夜電源部500のトランス503の補助巻線506の電圧が、上述した整流平滑回路により整流平滑され、この整流平滑された電圧がトランジスタ305をオンする。なお、トランジスタ305のベース端子にはトランジスタ131のエミッタ端子が接続され、トランジスタ305のコレクタ端子にはダイオード302のカソード端子が接続されている。また、トランジスタ305のエミッタ端子には、電源制御IC110のVSEN端子が接続されている。
トランジスタ305がオンすると、交流電源100の電圧を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑された電圧が、動作開始・動作抑制回路300に供給されるようになる。そして、抵抗器301、303で分圧された電圧が、電源制御IC110のVSEN端子に供給される。そして、電源制御IC110のVSEN端子に供給されている電圧が動作開始電圧Vstart以上となると、電源制御IC110が動作を開始し、電流共振電源部600は動作を開始する。
<3.電流共振電源部600動作開始直後>
電流共振電源部600が動作を開始した後も、交流電源100を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑された電圧が、抵抗器301、303により分圧されて電源制御IC110のVSEN端子に供給されている。
<4.電流共振電源部600安定動作時の低電圧検知>
引き続き、交流電源100からの電圧を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑された電圧が、抵抗器301、303で分圧されて、電源制御IC110のVSEN端子に供給されている。なお、この電圧源となる交流電源100を整流ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105で整流平滑した電圧から抵抗器301、303で分圧した電圧を電圧Vacrとすると、電圧Vacrは以下の式(4)で表される。
Vacr=((R303/(R301+R303))×Vdch・・・式(4)
ここで、
R301:抵抗器301の抵抗値
R303:抵抗器303の抵抗値
Vdch:一次平滑コンデンサ105の+端子電圧
である(なお、ダイオード302の順方向電圧は無視している)。
ここで、電圧Vdchは入力交流電圧に比例する(Vdch∝入力交流電圧)ため、式(4)から、抵抗器301、303で分圧された電圧Vacrも入力交流電圧に比例する(Vacr∝入力交流電圧)。即ち、電圧Vacrを検知することは、入力交流電圧を検知することと同義である。入力交流電圧が低下したときに、電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧Vacrが低電圧であると検知される電圧である動作抑制電圧Vsens以下となるように、抵抗器301、抵抗器303、コンデンサ304の各定数を決定する。これにより、電源制御IC110は、低電圧検知を行うことができる。なお、コンデンサ304は、抵抗器301、303で分圧された電圧を平滑するためのコンデンサである。また、低電圧として検知される入力交流電圧は、動作開始・動作抑制回路300が動作した際に、一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぎ、また、FET106、107の貫通電流を防ぐことができる値に設定される。
<5.低電圧検知後の動作と効果>
入力交流電圧が低下して、一次平滑コンデンサ105の電圧Vdchが低下すると、電源制御IC110のVSEN端子に入力される電圧Vacrが低くなり、動作抑制電圧Vsens以下となる。電源制御IC110は、VSEN端子に入力された電圧Vacrが動作抑制電圧Vsens以下となると、低電圧であると判断する。そして、電源制御IC110は、例えば、G1、G2端子からローレベルの信号を出力することにより、FET106、107の発振動作を停止させ、電源制御IC110自身の動作も停止させる。これにより、上述した一次側素子の定格を超えるような過電流状態を防ぐことができるとともに、FET106、107に流れる貫通電流を防止することができる。
なお、本実施例では、電源制御IC110によって入力交流電圧の低下が検知された際に、FET106、107のスイッチング動作を停止させ、電源制御IC110自身も動作を停止させる構成である。しかし、例えば実施例2で説明したように、FET106、107のスイッチング周波数を低電圧時のスイッチング周波数よりも高くする構成としてもよい。
このように、本実施例では、動作開始電圧Vstartと、低電圧を検知するための動作抑制電圧Vsensを、別の電源から供給されるように構成する。即ち、動作開始電圧Vstartと、低電圧を検知するための動作抑制電圧Vsensを、ダイオードブリッジ104、一次平滑コンデンサ105により整流平滑された電圧が供給されるように構成する。これにより、電流共振電源部600は安定した起動動作を行うことができ、また、低電圧を検知したときには、安全に動作を停止させることが可能となる。以上、本実施例によれば、入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減することができる。
実施例1〜3で説明した電源装置10、30は、例えば画像形成装置の電源装置として使用できる。以下に、実施例1、2で説明した電源装置10、30が適用される画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図6(b)に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ1300は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム1311、感光ドラム1311を一様に帯電する帯電部1317、感光ドラム1311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部1312を備えている。そして、感光ドラム1311に現像されたトナー像をカセット1316から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部1318によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器1314で定着してトレイ1315に排出する。この感光ドラム1311、帯電部1317、現像部1312、転写部1318が画像形成部を構成する。レーザビームプリンタ1300は、実施例1〜3で説明した電源装置10又は30を備えている。なお、実施例1〜3の電源装置10、30を適用可能な画像形成装置は、図6(b)に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム1311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
レーザビームプリンタ1300は、画像形成部による画像形成動作や、シートの搬送動作を制御するコントローラ1320を備えており、実施例1〜3に記載の常夜電源部500は、例えばコントローラ1320に電力を供給する。なお、コントローラ1320が実施例1〜3のコントロールユニット133として機能してもよい。また、実施例1〜3に記載の電源装置10、30は、感光ドラム1311を回転するため又はシートを搬送する各種ローラ等を駆動するためのモータ等の駆動部に電力を供給する。即ち、実施例1〜3の負荷128は、駆動部に相当する。本実施例の画像形成装置は、省電力を実現する第二のモードである待機状態(例えば、省電力モードや待機モード)にある場合に、コントロールユニット133に相当するコントローラ1320がフォトカプラ132を介してトランジスタ131をオフさせる。これにより、常夜電源部500から電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路200、300への電力供給を遮断する。これにより、画像形成装置が待機状態にある場合に、電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路200、300で消費される電力を低減することができる。
また、本実施例の画像形成装置は、所定電力を消費する第一のモードである通常動作モードで稼働している場合には、コントロールユニット133に相当するコントローラ1320がフォトカプラ132を介してトランジスタ131をオン状態としている。これにより、常夜電源部500から電源制御IC110及び動作開始・動作抑制回路200、300への電力が供給されている。そして、電源制御IC110は、VSEN端子によって入力交流電圧を監視している。電源制御IC110は、VSEN端子に入力される電圧に基づいて入力交流電圧が低下したことを検知したときには、低電圧検知動作を行う。これにより、本実施例の画像形成装置は、電源装置10又は30の一次側の素子を過電流状態から保護し、かつ、FET106、107に貫通電流が流れることを防止できる。
以上、本実施例によれば、画像形成装置の電源装置において、入力電圧の低電圧検知を行いつつ、低消費電力が要求される状態では消費電力を低減することができる。
10 電源装置
110 電源制御IC
115 トランス
200 動作開始・低電圧検知回路
500 常夜電源部
600 電流共振電源部

Claims (13)

  1. 交流電圧を直流電圧に変換する第一の電源部と、
    一次巻線と二次巻線を有する第一のトランスと、前記一次巻線の一端に接続され、直列に接続された第一のスイッチング素子及び第二のスイッチング素子と、前記一次巻線の他端に接続された共振コンデンサと、前記第一の電源部から電力を供給されることにより起動し前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の動作を制御する制御手段と、を有し、前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子を交互に動作させることにより前記一次巻線と前記共振コンデンサを共振させて前記二次巻線に交流電圧を誘起する第二の電源部と、
    を備える電源装置であって、
    前記第一の電源部から電力が供給され、前記第一のトランスの一次側に入力された電圧に応じた電圧を前記制御手段に出力する出力手段を備え、
    前記制御手段は、前記出力手段から出力された電圧が第一の所定電圧以上となった場合に前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の制御を開始し、前記出力手段から出力された電圧が第二の所定電圧以下となった場合に前記交流電圧が所定の電圧よりも低くなった低電圧であることを検知し、
    前記出力手段は、前記制御手段が起動している場合には前記電圧を出力し、前記制御手段が起動していない場合には前記電圧を出力しないことを特徴とする電源装置。
  2. 前記第二のスイッチング素子はFETであり、
    前記出力手段は、前記FETのドレイン−ソース間の電圧を整流平滑した電圧を前記制御手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記交流電圧を整流する整流手段を備え、
    前記出力手段は、前記整流手段により整流された電圧を平滑した電圧を前記制御手段に出力することを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記第一の電源部から電力を供給されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 前記第一の電源部は、一次巻線、二次巻線及び補助巻線を有する第二のトランスを有し、
    前記第二のトランスの前記補助巻線に誘起された電圧を前記第二の電源部に供給することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記低電圧を検知した場合には、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子の動作を停止させることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電源装置。
  7. 前記制御手段は、前記低電圧を検知した場合には、前記第一のスイッチング素子及び前記第二のスイッチング素子のスイッチング周波数を、前記低電圧時のスイッチング周波数よりも高くすることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電源装置。
  8. 前記第一の所定電圧は、前記第二の所定電圧より高いことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電源装置。
  9. 前記第一の電源部から前記第二の電源部へ電力を供給又は遮断するスイッチ手段を備えることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電源装置。
  10. 前記スイッチ手段はトランジスタであり、
    前記トランジスタのベース端子に信号が入力されることにより、前記第一の電源部から前記第二の電源部への電力の供給又は遮断が制御されることを特徴とする請求項9に記載の電源装置。
  11. 前記制御手段は、電力の供給が開始された場合に、前記制御手段から出力されるチャージ電流を充電する充電手段を備え、
    前記充電手段の電圧が前記第一の所定電圧以上の場合に、前記制御手段の動作が開始されることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の電源装置。
  12. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1乃至11のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  13. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    前記画像形成手段を制御するコントローラと、
    を備え、
    所定電力を消費する第一のモードと、前記所定電力よりも消費する電力が低い第二のモードとで動作することが可能な画像形成装置であって、
    請求項9又は10に記載の電源装置を備え、
    前記コントローラは、前記第一のモードのときに前記スイッチ手段をオンすることにより前記第一の電源部から前記第二の電源部へ電力を供給させ、前記第二のモードのときに前記スイッチ手段をオフすることにより前記第一の電源部から前記第二の電源部への電力を遮断させることを特徴とする画像形成装置。
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