JP2019037120A - 電源装置及び画像形成装置 - Google Patents

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【課題】アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善すること。【解決手段】共振コンデンサ部は、共振コンデンサC11と共振コンデンサC12と、共振コンデンサC12に直列に接続されたFET12と、を有し、共振コンデンサC12及びFET12は、共振コンデンサC11と並列に接続され、制御部101は、連続動作時にはFET12をオンし、間欠動作時にはFET12をオフする。【選択図】図5

Description

本発明は、フライバックトランスを用いた絶縁型コンバータに、アクティブクランプ方式を用いたスイッチング電源装置及び画像形成装置に関する。
軽負荷、重負荷ともに高い電力効率を有する電源装置の構成の一つとして、フライバックトランスを用いたアクティブクランプ方式の電源装置が知られている。更に高い電力効率を求めて、例えば、特許文献1では、電力供給される負荷の大きさに応じて、スイッチング素子に並列に接続された共振コンデンサの容量を切り替えることで、軽負荷時と重負荷時の高い電力効率を両立させる構成の電源装置が提案されている。なお、電力効率(電力変換効率ともいう)とは、電源装置に供給された電力と、電源装置が出力する電力との比率で表される。
特開2009−100554号公報
上述したように、電源装置では、電力供給される負荷に応じて共振コンデンサの容量を切り替える。特にフライバックトランスを用いたアクティブクランプ方式の電源装置のような部分共振型の電源装置では、安定したスイッチング動作と、更なる電力効率の改善を達成するために、共振コンデンサの容量を切り替えるタイミングは重要な課題となっている。
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明では、以下の構成を備える。
(1)一次巻線及び二次巻線を有するトランスと、前記トランスの前記一次巻線に直列に接続された第一のスイッチング素子と、前記第一のスイッチング素子と並列に接続された共振コンデンサ部と、前記トランスの前記一次巻線に並列に接続された第二のスイッチング素子と、前記第二のスイッチング素子に直列に接続され、前記第二のスイッチング素子とともに前記トランスの前記一次巻線に並列に接続されたコンデンサと、前記トランスの前記二次巻線に誘起された電圧を整流平滑した出力電圧に応じた情報を出力するフィードバック手段と、前記フィードバック手段から入力された前記情報に基づいて、第一の制御信号により前記第一のスイッチング素子のオン又はオフを制御し、第二の制御信号により前記第二のスイッチング素子のオン又はオフを制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子をともにオフさせるデッドタイムを挟んで前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を交互にオン又はオフさせるスイッチング動作を行う期間を繰り返す連続動作と、前記スイッチング動作を行う期間と前記スイッチング動作を停止させる期間とを交互に繰り返す間欠動作と、を行うことが可能である電源装置であって、前記共振コンデンサ部は、第一の共振コンデンサと、第二の共振コンデンサと、前記第二の共振コンデンサに直列に接続された第三のスイッチング素子と、を有し、前記第二の共振コンデンサ及び前記第三のスイッチング素子は、前記第一の共振コンデンサと並列に接続され、前記制御手段は、前記連続動作時には前記第三のスイッチング素子をオンし、前記間欠動作時には前記第三のスイッチング素子をオフすることを特徴とする電源装置。
(2)記録材に画像形成を行う画像形成手段と、前記(1)項に記載の電源装置と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善することができる。
実施例1の電源回路の概略図 実施例1、2の制御方法を説明する図、及び制御方法を説明する簡易回路図 実施例1の共振コンデンサの容量の違いによる回路動作を説明する図 実施例1の出力電力と電力変換効率の関係を示すグラフ 実施例1の共振コンデンサの切替タイミングを説明する図 実施例2の電源回路の概略図 実施例2の出力電力と電源変換効率の関係を示すグラフ 実施例2の共振コンデンサの切替タイミングを説明する図 実施例3のFETのドレイン端子とソース端子間に印加される電圧を説明する図 実施例3の目標電圧を5Vから24Vに切り替える際に共振コンデンサの切替タイミングを説明する図 実施例3の目標電圧を24Vから5Vに切り替える際に共振コンデンサの切替タイミングを説明する図 実施例4の画像形成装置を示す図
以下に、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
[電源装置の構成]
実施例1のアクティブクランプ方式を用いたフライバック電源装置について、図面を参照して説明する。図1は、実施例1のアクティブクランプ方式を用いたスイッチング電源回路の概略を示す回路図である。本実施例のフライバック電源装置は、商用電源等の交流電源10から交流電圧が入力され、全波整流手段であるブリッジダイオードBD1で整流された電圧はスイッチング電源回路100に入力される。スイッチング電源回路100では、平滑用コンデンサC3はブリッジダイオードBD1で整流された電圧の平滑手段として用いられ、平滑用コンデンサC3の低い側の電位をDCL、高い側の電位をDCHとする。スイッチング電源回路100は、平滑用コンデンサC3に充電された入力電圧Vinから、トランスT1の絶縁された二次側へ電源電圧Voutを出力する。
スイッチング電源回路100は、一次側に一次巻線P1、補助巻線P2、二次側に二次巻線S1を備えた絶縁型のトランスT1を有している。トランスT1の一次巻線P1から二次巻線S1には、後述する図2で説明するスイッチング動作によってエネルギーが供給されている。トランスT1の補助巻線P2は、一次巻線P1に印加された入力電圧Vinのフォワード電圧を、ダイオードD4及びコンデンサC4で整流平滑し、電源電圧V1を供給するために用いられる。
スイッチング電源回路100の一次側には、トランスT1の一次巻線P1に第一のスイッチング素子である電界効果トランジスタ(以下、FETとする)1が直列に接続されている。また、電圧クランプ用のコンデンサC2と第二のスイッチング素子であるFET2とが直列に接続され、直列に接続された電圧クランプ用のコンデンサC2及びFET2は、トランスT1の一次巻線P1と並列に接続されている。更に、スイッチング電源回路100の一次側には、FET1及びFET2の駆動を制御する制御部101が設けられている。
制御手段である制御部101は、ハイレベルの制御信号DRV−Lを出力することでFET1を駆動し、ハイレベルの制御信号DRV−Hを出力することでFET2を駆動する。制御部101のVC端子とG端子間には、電源電圧V1が供給される。なお、FET2を駆動するため、コンデンサC5及びダイオードD5から構成されるチャージポンプ回路によって、制御部101のVH端子とGH端子の間に電源電圧V1が供給されている。
FET1には、第一の共振コンデンサである共振コンデンサC11と、第二の共振コンデンサである共振コンデンサC12及び第三のスイッチング素子であるFET12が直列に接続された回路とが、並列に接続されている。なお、共振コンデンサC11、C12及びFET12は、共振コンデンサ部を構成し、共振コンデンサC11は、共振コンデンサC12に比べて静電容量が小さいものが選択される(C11<C12)。また、FET12は、制御部101から出力される制御信号DRV−Cによって、オン・オフ制御が行われる。FET12がオフ状態のときは、共振コンデンサC11のみがFET1に並列に接続され、このときの共振コンデンサの容量は、共振コンデンサC11の容量である。一方、FET12がオン状態のときは、共振コンデンサC11と共振コンデンサC12がFET1に並列に接続され、このときの共振コンデンサの容量は、共振コンデンサC11、C12それぞれの容量を加えた容量である。なお、共振コンデンサC11を設けずに、FET1のドレイン端子とソース端子間の容量を用いてもよい。
また、図1のFET1に並列に接続されたダイオードD1は、FET1のボディーダイオードである。同様に、FET2に並列に接続されたダイオードD2も、FET2のボディーダイオードである。なお、制御部101は、例えばアナログ回路で構成されたICを用いてもよいし、発振器などによって生成されたクロック信号で動作する演算制御素子(例えばCPU、ASICなど)を用いてもよい。
スイッチング電源回路100の二次側には、トランスT1の二次巻線S1に生じるフライバック電圧の二次側の整流手段であるダイオードD21及びコンデンサC21から構成される整流平滑回路118が設けられている。トランスT1の二次巻線S1に誘起された電圧は、ダイオードD21及びコンデンサC21によって整流平滑され、電源電圧Vout(出力電圧Voutともいう)として出力される。また、スイッチング電源回路100の二次側には、二次側に出力される電源電圧Voutに応じた情報を一次側にフィードバックするフィードバック手段として、フィードバック部115が設けられている。
フィードバック部115は、電源電圧Voutを所定の一定電圧(以下、目標電圧という)に制御するために用いている。電源電圧Voutの電圧値は、シャントレギュレータIC5のリファレンス端子REFに入力される電圧である基準電圧によって設定される。すなわち、分圧抵抗R52、R53、R54によって電源電圧Voutが設定される。電源電圧Voutの電圧が目標電圧より高くなると、シャントレギュレータIC5のカソード端子Kから電流が流れ、プルアップ抵抗R51を介してフォトカプラPC5の二次側ダイオードが導通状態となる。これにより、フォトカプラPC5の一次側フォトトランジスタが動作し、コンデンサC6から電荷が放電される。このため、制御部101のFB端子の入力電圧が低下する。一方、電源電圧Voutの電圧が目標電圧より低くなると、フォトカプラPC5の二次側ダイオードが非導通状態となる。これにより、フォトカプラPC5の一次側フォトトランジスタがオフ状態となり、電源電圧V1から抵抗R2を介してコンデンサC6を充電する電流が流れる。このため、制御部101のFB端子の入力電圧(以下、FB端子電圧という)が上昇する。このように、フィードバック部115は、電源電圧Voutの変動に応じて制御部101のFB端子電圧を変化させる。
制御部101は、フィードバック部115から入力されたFB端子電圧を検知することで、電源電圧Voutを目標電圧に制御するためのフィードバック制御を行っている。このように、制御部101はFB端子電圧を監視することによって、電源電圧Voutを間接的にフィードバック制御できる。また、フィードバック部115の代わりに、制御部101を二次側に設けて、電源電圧Voutを監視することで、電源電圧Voutを直接フィードバック制御してもよい。制御部101はFB端子電圧を監視することにより負荷の状態を把握できるため、負荷の状態に応じた適切な制御を行うことができる。負荷の状態を、より正確に判断するためには、FET1や、スイッチング電源回路100の負荷に電力を供給する経路に、電流検出手段を設けてもよい。本実施例における軽負荷状態を判断する手段は、制御部101のFB端子電圧を利用するものとして説明する。
起動回路103は、3端子レギュレータ又は降圧型スイッチング電源回路であり、VC端子とG端子間に入力された入力電圧Vinを変換して、OUT端子から電源電圧V1を出力している。起動回路103は、補助巻線P2から供給される電源電圧V1が所定の電圧値以下の場合のみ動作する回路であり、スイッチング電源回路100の起動時に電源電圧V1を供給するために用いられる。
[スイッチング電源回路の制御方法]
図2は、制御部101によるアクティブクランプ方式を用いたスイッチング電源回路100の制御方法を説明する図である。図2においては、制御信号DRV−Cをローレベル状態とし、FET12をオフした状態での動作波形を示している。スイッチング電源回路100は、制御部101がFET1及びFET2をともにオフさせるデッドタイムを挟んでFET1とFET2を交互にオン/オフすることで、二次側に電力を供給している。なお、制御部101がFET1及びFET2をともにオフさせるデッドタイムを挟んでFET1とFET2を交互にオン/オフさせて繰り返し制御する期間をスイッチング期間(第一の期間)という。図2(A)は、FET1及びFET2の各端子の電圧波形及び電流波形を、後述する複数の期間[1]〜[4]に分けて示した図である。図2(A)において、(a)はFET1のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Lの状態を示すFET1のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(b)はFET2のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Hの状態を示すFET2のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(c)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図である。(d)はFET1のドレイン電流を示す図であり、この場合のドレイン電流にはダイオードD1に流れる電流を含んでいる。(e)はFET2のドレイン電流を示す図であり、この場合のドレイン電流にはダイオードD2に流れる電流を含んでいる。(f)は、トランスT1の二次側のダイオードD21に流れる電流波形を示す図である。なお、横軸は、いずれも時間を示す。
また、図2(B)は、複数の期間[1]〜[4]のそれぞれの期間における電流の流れを簡易回路図に分けて示した図である、なお、トランスT1をリーケージインダクタンスLr、励磁インダクタンスLs、理想トランスTIに分割して示してある。また、図2(B)の回路中に、それぞれの期間で流れる電流を濃い実線矢印で示している。
(スイッチング期間)
まず、[1]の期間は、FET1がオン状態で、FET2がオフ状態の期間である(図2(A)(a)、(b))。平滑用コンデンサC3からトランスT1の一次巻線P1に電流が流れることで、トランスT1のリーケージインダクタンスLr及び励磁インダクタンスLsにエネルギーが蓄えられる。このとき、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧はほぼゼロであり(図2(A)(c))、FET1に流れるドレイン電流は直線的に増加する(図2(A)(d))。
次に、[2]の期間は、FET1及びFET2がともにオフ状態の期間、即ちデッドタイムの期間である(図2(A)(a)、(b))。FET1をオフすると、トランスT1の一次巻線P1に流れていた電流は、共振コンデンサC11を充電するように流れる。そして、共振コンデンサC11が充電されるにつれて、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧は上昇する(図2(A)(c))。FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧が電圧クランプ用のコンデンサC2の+端子の電圧を上回ると、トランスT1の一次巻線P1に流れていた電流は、ダイオードD2を介して電圧クランプ用のコンデンサC2を充電するように流れ始める。これにより、リーケージインダクタンスLrによるキックバック電圧は、電圧クランプ用のコンデンサC2によって吸収されるため、FET1のドレイン端子−ソース端子間に印加されるサージ電圧を抑制できる。また、FET2のドレイン端子−ソース端子間の電圧はほぼゼロとなるため、この状態で[3]の期間に移行してFET2をオンすると、FET2のゼロ電圧スイッチングを実現することができる。
ここで、[2]の期間は、FET1をオフしてから、FET2のドレイン端子−ソース端子間の電圧がほぼゼロになるまでの時間とほぼ同等、又はやや長めに設定するとよい。[2]の期間が長いと、ダイオードD2に流れる期間が長くなるため、その分無駄な電力が消費される。一方、[2]の期間が短いと、FET2のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロになる前にFET2をオンすることになるため、ゼロ電圧スイッチングができず、やはり無駄な電力が消費される。したがって、[2]の期間を適切な値に設定することで、消費電力を抑制することができる。
続いて、[3]の期間は、FET2がオン状態で、FET1がオフ状態の期間である(図2(A)(a)、(b))。FET2がオンすると、ダイオードD2を介して電圧クランプ用のコンデンサC2を充電していた電流が、FET2を介して流れるようになる。電圧クランプ用のコンデンサC2の電圧が上昇すると、二次側のダイオードD21がオン状態となり、トランスT1の二次巻線S1を介して、スイッチング電源回路100の二次側に電力が供給される状態になる。
ここで、図2(A)(e)に示すFET2のドレイン電流において、点線で示した波形は、トランスT1の励磁インダクタンスLsを流れる励磁電流を示しており、直線的に減少している。なお、この励磁インダクタンスLsを流れる励磁電流と理想トランスTIを流れる電流の和が、FET2のドレイン電流となる。また、理想トランスTIを流れる電流は、ダイオードD21に流れる電流(図2(A)(f))と相似形となる。
また、[3]の期間は、二次側に電力が供給されていない[3]OFFの期間と、二次側に電力が供給されている[3]ONの期間から構成されている。[3]OFFの期間では、主に電圧クランプ用のコンデンサC2とトランスT1のリーケージインダクタンスLr及び励磁インダクタンスLsとの共振動作によって、FET2に電流が流れる。一方、[3]ONの期間では、主に電圧クランプ用のコンデンサC2とトランスT1のリーケージインダクタンスLrとの共振動作によって、FET2に電流が流れる。リーケージインダクタンスLrのインダクタンス値は励磁インダクタンスLsに比べて小さい。そのため、[3]ONの期間における共振周波数は、[3]OFFの期間における共振周波数に比べて高くなる。
トランスT1の励磁インダクタンスLsを流れる励磁電流がゼロになることは、励磁インダクタンスLsに蓄積されたエネルギーは全て解放された状態であることを意味する。その後も、FET2をオンし続けると、それまでとは逆に、電圧クランプ用のコンデンサC2から励磁インダクタンスLsに向かって電流が流れ始め、励磁インダクタンスLsには逆相のエネルギーが蓄積されることになる。
続いて、[4]の期間は、再びFET1及びFET2がともにオフの状態の期間、即ちデッドタイムの期間である。FET2をオフすると、トランスT1の一次巻線P1に流れていた電流は、共振コンデンサC11に充電された電荷を放電するように流れる。共振コンデンサC11が放電されるにつれて、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧は減少する(図2(A)(c))。FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロを下回ると、トランスT1の一次巻線P1に流れていた電流は、ダイオードD1を介して平滑用コンデンサC3に回生される。この状態で[1]の期間に戻り、FET1をオンすると、FET1のゼロ電圧スイッチングを実現することができる。[4]の期間においても、前述した[2]の期間と同様に、FET2をオフしてからFET1のドレイン−ソース電圧がほぼゼロになるまでの時間とほぼ同等、又はやや長めに設定することで、消費電力を抑制することができる。
以上説明したように、本実施例におけるスイッチング電源であるアクティブクランプ方式を用いたフライバック電源装置は、[1]の期間から[4]の期間における制御を繰り返す。これにより、リーケージインダクタンスLrによるサージ電圧を抑制しつつ、FET1及びFET2のゼロ電圧スイッチングを行って、二次側に電力供給を行うことができる。ところで、上述したスイッチング電源回路100は、[1]の期間から[4]の期間を繰り返す連続動作状態で動作している。一般的なスイッチング電源回路では、FET1及びFET2が交互にスイッチング動作するスイッチング期間と、FET1及びFET2両方のスイッチングを停止する期間であるスイッチング停止期間(第二の期間)とを設けた間欠動作が行われる。すなわち、スイッチング電源回路を間欠動作させることで、連続動作時よりも電力変換効率を向上させることができる。しかしながら、間欠動作状態では、電源電圧Voutにリップルが生じるため、出力電力が小さいときに限り間欠動作状態とするのが一般的である。本実施例のアクティブクランプ方式を用いたフライバック電源装置においても、間欠動作状態を設定することで電力変換効率を向上させることは可能である。
[2つの共振コンデンサを並列に接続した場合の効果]
図2では、図1のFET12をオフ状態に設定し、FET1に共振コンデンサC11だけを並列に接続した場合の回路動作波形について説明した。次に、FET12をオン状態に設定して、FET1に2つの共振コンデンサC11、C12が並列に接続されたときの効果について説明する。図3(A)は、FET1及びFET2の各端子の電圧波形及び電流波形、及びFET12をオンした場合とオフした場合のスイッチング損失を示した図であり、前述した複数の期間[1]〜[4]に分けて示している。図3(A)において、(a)はFET1のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Lの状態を示すFET1のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(b)はFET2のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Hの状態を示すFET2のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(c)はFET1のドレイン電流を示す図である。
(d)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(e)はFET1でのスイッチング損失を示す図であり、(f)はFET2でのスイッチング損失を示す図である。なお、(d)〜(f)は、FET12がオフの場合、すなわちFET1に共振コンデンサC11だけが並列に接続されている場合の波形を示している。(g)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(h)はFET1でのスイッチング損失を示す図であり、(i)はFET2でのスイッチング損失を示す図である。(g)〜(i)は、FET12がオンの場合、すなわちFET1に共振コンデンサC11、C12が並列に接続されている場合の波形を示している。なお、横軸は、いずれも時間を示す。また、期間[1]〜[4]における動作波形については、上述した動作波形と同様であり、ここでの説明は省略する。
FET12がオンされると、FET1に並列に接続される共振コンデンサの容量は、FET12がオフの場合に比べて増加する。そのため、FET1をオン状態からオフ状態へ移行する際の、FET12がオン状態の場合のFET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧の上昇速度(図3(A)(g))は、FET12がオフ状態の場合の上昇速度(図3(A)(d))と比べて遅くなる。これにより、FET1の電圧×電流の積分値である損失エネルギー、すなわちスイッチング損失は、FET12がオン状態のときの方(図3(A)(h))がオフ状態のとき(図3(A)(e))よりも小さくなる。同様に、FET2をオン状態からオフ状態へ移行する際の、FET12がオン状態の場合のFET2のドレイン端子−ソース端子間の電圧の下降速度(図3(A)(g))は、FET12がオフ状態の場合の下降速度(図3(A)(d))と比べて遅くなる。これにより、FET2のスイッチング損失は、FET12がオン状態のときの方(図3(A)(i))がオフ状態のとき(図3(A)(f))よりも小さくなる。このスイッチング損失は、スイッチング周期毎に発生するものであるため、間欠動作時よりも連続動作時の方がスイッチング損失は大きいことになる。
一方、スイッチング電源回路100がスイッチング動作を開始したときは、共振コンデンサC11に電荷が蓄電されている。そのため、FET1をオンさせたときには、充電電荷に相当するエネルギー、すなわち(1/2×共振コンデンサC11の容量×Vin×Vin)により算出されるエネルギーが全てスイッチング損失となる。図3(B)は、スイッチング電源回路100のスイッチング動作を開始したときの回路波形を示した図である。図3(B)において、(a)は制御信号DRV−Lの状態を示すFET1のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(b)は制御信号DRV−Hの状態を示すFET2のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。また、(c)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図である。上述したスイッチング電源回路100がスイッチング動作を開始したときのタイミングとは、図3(B)の[0]のタイミングをいう。このとき、FET12がオン状態であると、更に共振コンデンサC12に充電されている電荷分のエネルギー、すなわち(1/2×共振コンデンサC12の容量×Vin×Vin)もスイッチング損失となる。しかしながら、このスイッチング損失はスイッチング動作開始時にのみ発生する損失であるため、スイッチング電源回路100が連続動作状態の場合には、ほぼ無視できる損失である。そのため、本実施例では、スイッチング電源回路100では、連続動作状態時にはFET12をオンし、間欠動作状態時にはFET12をオフするように、制御部101はFET12を制御することとする。
[出力電力と電力変換効率との関係]
図4は、FET12がオン状態の場合とオフ状態の場合のそれぞれについて、スイッチング電源回路100から負荷に供給される出力電力と電力変換効率との関係を表したグラフである。図4において、縦軸は電力変換効率[%]を示し、横軸はスイッチング電源回路100の出力電力[W]を示す。また、太い実線はFET12がオン状態の場合の出力電力と電力変換効率との関係を表すグラフであり、細い実線はFET12がオフ状態の場合の出力電力と電力変換効率との関係を表すグラフである。また、スイッチング電源回路100は、図4に示す破線よりも出力電力が大きい場合には連続動作状態とし、破線よりも出力電力が小さい場合には間欠動作状態としている。図4より、連続動作状態時にはFET12をオン状態に設定し、間欠動作状態時にはFET12をオフ状態に設定することで、連続動作状態時、間欠動作状態時ともに低損失のスイッチング電源回路を実現することができる。
[共振コンデンサの切替タイミング]
次に、共振コンデンサC11、C12とFET1との接続を切り替えるFET12による切替タイミングについて、図5を用いて説明する。図5は、FET1、FET2及びFET12における電圧波形、共振コンデンサの容量、スイッチング電源回路100の動作状態を示した図であり、横軸は時間を示す。図5において、(a)は制御信号DRV−Lの状態を示すFET1のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(b)は制御信号DRV−Hの状態を示すFET2のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(c)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(d)は、FET12のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Cの状態を示すFET12のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(e)はFET1に並列に接続された共振コンデンサの容量状態(共振コン小、共振コン大)を示す図であり、(f)はスイッチング電源回路100の動作状態(連続動作、間欠動作)を示す図である。
まず、スイッチング電源回路100が間欠動作状態のとき(図5(f))には、出力電力が小さいため、スイッチング損失を小さくするため、制御部101からFET12に出力される制御信号DRV−Cはローレベル状態(図5(d))である。その後、動作状態が間欠動作から連続動作に遷移すると(図5(f))、FET1をオン後のFET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロの期間中に、制御部101は、制御信号DRV−Cの状態をハイレベルに切り替える(図5(d))。FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロでないときに制御信号DRV−Cの状態をローレベルからハイレベルに切り替えると、共振コンデンサC12に急激な突入電流が流れ込む。その結果、ノイズが発生してスイッチング電源回路100が誤動作を引き起こしたり、共振コンデンサC11の充電電圧が低下してスイッチング動作が不安定になったりする。そのため、FET12のオン・オフの切替は、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロのときに行うことが望ましい。
続いて、制御部101は、スイッチング電源回路100を連続動作から再び間欠動作に遷移させる(図5(f))。そして、制御部101は、FET1とFET2両方のスイッチング動作が停止した後に(図5(a)、(b))、制御信号DRV−Cをハイレベル状態からローレベル状態に切り替える(図5(d))。制御信号DRV−Cをハイレベルからローレベルに切り替えるタイミングは、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧が安定しているときが望ましい。また、制御信号DRV−Cの切替が常にFET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロになるタイミングとなるような簡易的な制御を優先するならば、次のようなタイミングで切り替えてもよい。すなわち、スイッチング電源回路100が連続動作から間欠動作に遷移する直前の、FET1がオン状態でFET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロの期間に、制御信号DRV−Cをハイレベルからローレベルに切り替えてもよい。ところで、この切替制御は、スイッチング電源回路100が連続動作状態から間欠動作状態へ遷移する直前に、1回だけ共振コンデンサ容量が小さい状態でスイッチングしてしまう。そのため、スイッチング損失が、その分若干生じる点に注意する必要がある。
以上のように、スイッチング電源回路は、動作状態が連続動作状態と間欠動作状態とに応じて、共振コンデンサの容量を適切なタイミングで切り替える。これにより、スイッチング電源回路は、安定したスイッチング動作を維持しつつ、出力電力が小さいときから大きいときまで、高い電力変換効率を実現することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善することができる。
実施例1では、スイッチング動作が間欠動作状態、又は連続動作状態に応じて、FET12を制御して、共振コンデンサの容量の切替を行った。実施例2では、スイッチング電源回路が負荷に供給する目標電圧がDC(直流)24VかDC5Vかに応じて、FET12のオン・オフを制御する実施例について説明する。
[電源装置の構成]
図6は、実施例2のアクティブクランプ方式を用いたスイッチング電源回路200の概略を示す回路図である。実施例1の図1のスイッチング電源回路100と比べて、図6のスイッチング電源回路200では、負荷に供給する電源電圧Voutである目標電圧を切り替える目標電圧切替部117が追加されている。
指示手段である目標電圧切替部117は、外部から入力される24VSL信号の状態に応じて、電源電圧Voutを切り替えるための切替指示信号として、制御部101の24SL端子にハイレベル又はローレベルを入力する。スイッチング電源回路200が電源電圧Voutとして、第二の電圧であるDC24V電圧を出力する場合には、ハイレベルの24VSL信号が入力される。一方、電源電圧Voutとして第一の電圧であるDC5V電圧を出力する場合には、ローレベルの24VSL信号が入力される。24VSL信号がハイレベル状態の場合には、FET71がオン状態となり、抵抗R71を介してフォトカプラPC7の二次側ダイオードに電流が流れる。その結果、フォトカプラPC7の一次側フォトトランジスタがオンし、コンデンサC7に充電された電荷が放電され、制御部101の24SL端子の入力電圧はローレベルの状態になる。一方、24VSL信号がローレベル状態の場合には、FET71はオフ状態となり、フォトカプラPC7の二次側ダイオードは非導通状態となり、電流は流れなくなる。その結果、フォトカプラPC7の一次側フォトトランジスタはオフ状態となり、電源電圧V1から、抵抗R1を介してコンデンサC7には電荷が充電され、制御部101の24SL端子の入力電圧はハイレベルの状態になる。そして、制御部101は24SL端子の入力電圧に応じて、目標電圧がDC24VかDC5Vかを検知する。なお、抵抗R72は電流制限抵抗である。
また、図6では、フィードバック部115の分圧抵抗R54に並列に接続されたFET51が追加され、FET51のゲート端子とドレイン端子との間には抵抗R55が接続されている。24VSL信号は、フィードバック部115のFET51のゲート端子にも入力されている。24VSL信号がハイレベルの場合には、FET51がオン状態になり、分圧抵抗R54はショート(短絡)された状態となる。そのため、シャントレギュレータIC5のREF端子に入力される電圧は、出力電圧Voutを分圧抵抗R52、R53により分圧された電圧となる。その結果、シャントレギュレータIC5の基準電圧の電源電圧Voutに対する分圧比が下がり、電源電圧VoutにはDC24Vが出力されるように、フィードバック部115が動作する状態となる。一方、24VSL信号がローレベルの場合には、FET51がオフ状態になり、分圧抵抗R53と分圧抵抗R54が直列に接続される。そのため、シャントレギュレータIC5のREF端子に入力される電圧は、出力電圧Voutを分圧抵抗R52、R53、R54により分圧された電圧となる。その結果、シャントレギュレータIC5の基準電圧の電源電圧Voutに対する分圧比が上がり、電源電圧VoutにはDC5Vが出力されるように、フィードバック部115が動作する状態となる。このように、フィードバック部115では、電源電圧Voutが切り替えられると、分圧抵抗の組合せを変えることにより、分圧抵抗値を電源電圧Voutに応じた抵抗値に切り替える。これにより、フィードバック部115からは、スイッチング電源回路200から電力が供給される負荷の状態が、制御部101のFB端子電圧として通知されることになる。
上述したように、間欠動作状態の場合には、連続動作状態に比べて電力変換効率が高いが、出力電力の変動による電源電圧Voutの変動が大きいため、間欠動作状態は、出力電力の変動が大きい場合には向いていない。そのため、スイッチング電源回路200は、出力電力変動が大きい目標電圧がDC24Vのときは常に連続動作状態とする。一方、出力電力変動が小さくかつ求められる電力変換効率が高い目標電圧がDC5Vのときは、スイッチング電源回路200は、出力電力に応じて、連続動作状態と間欠動作状態を切り替えるようにする。
[共振コンデンサの切替]
図7は、FET12がオン状態の場合とオフ状態の場合のそれぞれについて、スイッチング電源回路200が負荷に供給する出力電力と電力変換効率との関係を表したグラフである。図7(A)は目標電圧がDC24Vの場合、図7(B)は目標電圧がDC5Vの場合を示している。図7(A)、(B)において、縦軸は電力変換効率[%]を示し、横軸はスイッチング電源回路200の出力電力[W]を示す。また、図7(A)、(B)において、太い実線はFET12がオン状態の場合の出力電力と電力変換効率との関係を表すグラフであり、細い実線はFET12がオフ状態の場合の出力電力と電力変換効率との関係を表すグラフである。目標電圧がDC24Vの場合には、スイッチング電源回路200は、連続動作状態となる。一方、目標電圧がDC5Vの場合には、スイッチング電源回路200は、図7(B)に示す破線よりも出力電力が大きい場合には連続動作状態となり、破線よりも出力電力が小さい場合には間欠動作状態となる。
図7(A)では、FET12がオン状態の場合には、オフ状態の場合に比べて、出力電力の全範囲において、出力電力に対する電力変換効率が高いことを示している。そのため、目標電圧がDC24Vのときは、常に連続動作状態のため、FET12は常にオン状態に設定した方がよい。一方、目標電圧がDC5Vのときは、間欠動作状態のときはFET12をオフし、連続動作状態のときはFET12をオンするべきである。しかしながら、間欠動作状態と連続動作状態が頻繁に切り替わる場合は、FET12の制御が複雑になる。そのため、目標電圧がDC5Vで、出力電圧が大きいときに要求される電力変換効率がそれほど高くない場合は、連続動作状態であってもFET12をオフしておく方が、簡易な制御で済むことになる。そこで、本実施例では、目標電圧がDC24Vの場合にはFET12をオンし、目標電圧が5Vの場合にはFET12をオフするように、制御部101はFET12を制御する。
続いて、FET12のオン・オフの切替タイミングについて、図8を用いて説明する。図8は、FET1、FET2及びFET12における電圧波形、24VSL信号の状態、共振コンデンサの容量、スイッチング電源回路200の動作状態を示した図であり、横軸は時間を示す。図8において、(a)は制御信号DRV−Lの状態を示すFET1のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(b)は制御信号DRV−Hの状態を示すFET2のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(c)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(d)は、FET12のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Cの状態を示すFET12のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(e)は、24VSL信号の状態(ハイレベル、ローレベル)を示す図であり、(f)はFET1に並列に接続された共振コンデンサの容量状態を示す図であり、(g)はスイッチング電源回路200の目標電圧(5V、24V)を示す図である。
本実施例においても、実施例1と同様に、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロのときに、FET12のオン・オフ状態を切り替えることが望ましい。まず、目標電圧がDC5Vの状態で動作しているとき(図8(g))には、制御信号DRV−Cはローレベル(図8(d))、24VSL信号もローレベル(図8(e))となっている。そして、24VSL信号がローレベルからハイレベルに切り替わると(図8(e))、制御部101は、目標電圧をDC5VからDC24Vに切り替える(図8(g))。その後、FET1をオンし、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロの期間中に、制御部101はFET12に出力する制御信号DRV−Cをローレベルからハイレベルに切り替える(図8(d))。一方、24VSL信号がハイレベルからローレベルに切り替わる(図8(e))と、制御部101は、目標電圧をDC24VからDC5Vに切り替える(図8(g))。その後、FET1をオンし、FET1のドレイン端子−ソース端子間の電圧がゼロである期間中に、制御部101はFET12に出力する制御信号DRV−Cをハイレベルからローレベルに切り替える(図8(d))。
以上のように、目標電圧に応じて共振コンデンサの容量を切り替えることで、スイッチング電源回路200は、簡易な制御で安定したスイッチング動作を維持しつつ、出力電力が小さいときから大きいときまで高い電力変換効率を有することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善することができる。
実施例2では、スイッチング電源回路が負荷に供給する目標電圧がDC(直流)24VかDC5Vかに応じて、FET12のオン・オフを制御して、共振コンデンサの容量の切替を行った。実施例3では、実施例2の構成におけるFET12のオン・オフするタイミングが特徴的な実施例について説明する。
まず、共振コンデンサの容量の違いによる、FET1のドレイン端子とソース端子間の電圧波形の違いについて、図9を用いて説明する。図9(a)は共振コンデンサ容量小(FET12がオフ状態)且つ電源電圧Voutが5Vのとき、図9(b)は共振コンデンサ容量小且つ電源電圧Voutが24Vのときの波形である。また、図9(c)は共振コンデンサ容量大(FET12がオン状態)且つ電源電圧Voutが5Vのとき、図9(d)は共振コンデンサ容量大且つ電源電圧Voutが24Vのときの波形である。FET1がオフすると、FET1のドレイン端子とソース端子間の電圧はクランプコンデンサC2に充電されている電圧まで上昇しクランプされる。しかしながら、実際は、パターンの抵抗成分やインダクタンス成分の影響によるサージ電圧(図9の破線内部)が発生し、これがクランプコンデンサC2に充電されている電圧(図9の太線部)に重畳される。サージ電圧は、FET1のドレイン端子とソース端子間の電圧が上昇する速度=DV/DTの大きさに依存する。DV/DTが大きいとサージ電圧は大きくなり、逆にDV/DTが小さいとサージ電圧は小さくなる。DV/DTは共振コンデンサの容量に依存する。共振コンデンサの容量が小さいと、FET1がオフした時に共振コンデンサに速く充電されるため、DV/DTが大きくなり、図9(a)(b)のようにサージ電圧も大きくなる。逆に共振コンデンサの容量が大きいと、DV/DTが小さくなり、図9(c)(d)のようにサージ電圧も小さくなる。
ところで、クランプコンデンサC2に充電されている電圧VC2は、入力電圧Vinと電源電圧Voutを使って、次の(式1)で表される。
Figure 2019037120
ここで、NrはトランスT1の1次巻線P1の巻数NP1と2次巻線S1の巻数NS1の比(NP1/NS1)である。(式1)より、クランプコンデンサC2に充電されている電圧VC2は、電源電圧Voutに比例する。即ち、目標電圧が5Vのときより24Vのときの方が、クランプコンデンサC2に充電されている電圧VC2は大きくなる。
FET1のドレイン端子とソース端子間に印加される電圧は、上述した通り、クランプコンデンサC2に充電されている電圧にサージ電圧を加えた電圧である。従って、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加される電圧は、共振コンデンサ容量大且つ電源電圧Voutが5Vのとき(図9(c))が最も小さく、共振コンデンサ容量小且つ電源電圧Voutが24Vのとき(図9(b))が最も大きい。
本実施例においては、電源電圧Voutが5Vのときは共振コンデンサ容量小(図9(a))、電源電圧Voutが24Vのときは共振コンデンサ容量大(図9(d))となるよう制御される。
目標電圧を切り替えるときのFET12のオン・オフの切替タイミングについて、図10及び図11を用いて説明する。
図10、図11において、(a)はFET1のドレイン端子とソース端子間の電圧を示す図であり、(b)は、FET12のゲート端子への入力信号である制御信号DRV−Cの状態を示すFET12のゲート端子とソース端子間の電圧を示す図である。(c)は、24VSL信号の状態(ハイレベル、ローレベル)を示す図であり、(d)は電源電圧Voutを示す図である。(e)はFET1に並列に接続された共振コンデンサの容量状態を示す図であり、(f)はスイッチング電源回路200の目標電圧(5V、24V)を示す図である。(g)は電源電圧Voutの制御状態、即ち、電源電圧Voutが安定して目標電圧に制御されている制御状態(通常制御)、若しくは、電源電圧Voutが目標電圧に達しておらず目標電圧に近づいている制御状態(切替制御)を示す図である。なお、本実施例における通常制御とは、これまで説明した通り、FB端子電圧を検知することで電源電圧Voutを目標電圧に制御している状態を示している。一方切替制御とは、FB端子電圧に関係なく、電源電圧Voutを徐々に変化させる制御をしている状態を示している。
図10は電源電圧Voutを5Vから24Vに切り替える際の各動作を、図11は電源電圧Voutを24Vから5Vに切り替える際の各動作を示した図である。
まず、目標電圧がDC5Vの状態で動作しているとき(図10(f))には、制御信号DRV−Cはローレベル(図10(b))、24VSL信号もローレベル(図10(c))となっている。このときのFET1のドレイン端子とソース端子間には、大きなサージ電圧が印加されている(図10(a))。24VSL信号がローレベルからハイレベルに切り替わると(図10(c))、制御部101は、目標電圧をDC5VからDC24Vに切り替える(図10(f))。電源電圧Voutの制御状態は通常制御から切替制御に切り替わり(図10(g))、電源電圧Voutは上昇を開始する(図10(d))。その後、FET1のドレイン端子とソース端子間の電圧がゼロの期間中に、制御部101はFET12に出力する制御信号DRV−Cをローレベルからハイレベルに切り替える(図10(b))。これにより、共振コンデンサ容量は小から大に切り替わり(図10(e))、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加されるサージ電圧は小さくなる(図10(a))。やがて電源電圧Voutが目標電圧であるDC24Vに到達すると(図10(d))、電源電圧Voutの制御状態は通常制御に戻る(図10(g))。ここで、電源電圧Voutの制御状態が切替制御に移行後できるだけ早いタイミングで、FET12に出力する制御信号DRV−Cを切り替えると、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加される電圧を低く抑えられる。
一方、24VSL信号がハイレベルからローレベルに切り替わる(図11(c))と、制御部101は、目標電圧をDC24VからDC5Vに切り替える(図11(f))。電源電圧Voutの制御状態は再び切替制御に切り替わり(図11(g))、電源電圧Voutは下降を開始する(図11(d))。やがて電源電圧Voutが目標電圧であるDC5Vに到達すると(図11(d))、電源電圧Voutの制御状態は通常制御に戻る(図11(g))。ここまで、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加されるサージ電圧は小さい状態が継続される(図11(a))。その後、FET1のドレイン端子とソース端子間の電圧がゼロである期間中に、制御部101はFET12に出力する制御信号DRV−Cをハイレベルからローレベルに切り替える(図11(b))。これにより、共振コンデンサ容量は大から小に切り替わり(図11(e))、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加されるサージ電圧は大きくなる(図11(a))。ここで、電源電圧Voutの制御状態が通常制御に戻った後に、FET12に出力する制御信号DRV−Cを切り替えると、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加される電圧を低く抑えられる。
以上のように、目標電圧をDC5VからDC24Vに切り替える際に電源電圧Voutの制御状態が切替制御に移行後なるべく早く共振コンデンサの容量を小から大に切り替え、目標電圧をDC24VからDC5Vに切り替える際に電源電圧Voutの制御状態が切替制御から通常制御に移行後に共振コンデンサの容量を大から小に切り替えることで、FET1のドレイン端子とソース端子間に印加される電圧を最小に抑えられる。即ち、FET1に低耐電圧のFETを使用することが可能となる。
スイッチング電源回路200は、簡易な制御で安定したスイッチング動作を維持しつつ、出力電力が小さいときから大きいときまで高い電力変換効率を有し、且つ、FET1のコストダウンが可能となる。
以上説明したように、本実施例によれば、アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善することができる。
実施例1、2、3で説明した電源装置であるスイッチング電源回路は、例えば画像形成装置の低圧電源、すなわちコントローラ(制御部)やモータ等の駆動部へ電力を供給する電源として適用可能である。以下に、実施例1、2、3の電源装置が適用される画像形成装置の構成を説明する。
[画像形成装置の構成]
画像形成装置の一例として、レーザビームプリンタを例にあげて説明する。図12に電子写真方式のプリンタの一例であるレーザビームプリンタの概略構成を示す。レーザビームプリンタ300は、静電潜像が形成される像担持体としての感光ドラム311、感光ドラム311を一様に帯電する帯電部317(帯電手段)、感光ドラム311に形成された静電潜像をトナーで現像する現像部312(現像手段)を備えている。そして、感光ドラム311に現像されたトナー像をカセット316から供給された記録材としてのシート(不図示)に転写部318(転写手段)によって転写して、シートに転写したトナー像を定着器314で定着してトレイ315に排出する。この感光ドラム311、帯電部317、現像部312、転写部318が画像形成部である。また、レーザビームプリンタ300は、実施例1、2、3で説明した電源装置500を備えている。なお、実施例1、2、3の電源装置500を適用可能な画像形成装置は、図12に例示したものに限定されず、例えば複数の画像形成部を備える画像形成装置であってもよい。更に、感光ドラム311上のトナー像を中間転写ベルトに転写する一次転写部と、中間転写ベルト上のトナー像をシートに転写する二次転写部を備える画像形成装置であってもよい。
レーザビームプリンタ300は、画像形成部による画像形成動作や、シートの搬送動作を制御するコントローラ320を備えており、実施例1、2、3に記載の電源装置500は、例えばコントローラ320に電力を供給する。また、実施例1、2、3に記載の電源装置500は、感光ドラム311を回転するため、又はシートを搬送する各種ローラ等を駆動するためのモータ等の駆動部に電力を供給する。本実施例の電源装置500が実施例1のスイッチング電源回路100である場合、制御部101は、FB端子電圧に基づいて、負荷へ供給する出力電力の状態を検知し、間欠動作状態又は連続動作状態に切り替える。この場合、実施例1で説明したように、制御部101は、動作状態が連続動作状態又は間欠動作状態に応じて、共振コンデンサの容量を適切なタイミングで切り替える。これにより、スイッチング電源回路100は、安定したスイッチング動作を維持しつつ、出力電力が小さいときから大きいときまで、高い電力変換効率を実現することができる。
また、本実施例の画像形成装置は、通常動作モード、スタンバイモード又はスリープモードで動作することが可能となっている。スタンバイモードは、画像形成動作を行う通常動作モードよりも消費する電力を低減させつつ、印刷指示を受信したらすぐに画像形成動作を実施できる状態となるモードである。スリープモードは、スタンバイモードより更に消費する電力を低減させた状態となるモードである。電源装置500が実施例2、3のスイッチング電源回路200である場合、コントローラ320は、スイッチング電源回路200に24VSL信号を出力する。スイッチング電源回路200では、実施例2、3で説明したように、制御部101は、24SL端子の入力電圧及びFB端子電圧に基づいて、目標電圧をDC24V又はDC5Vに切り替えるとともに、間欠動作状態又は連続動作状態に切り替える。この場合、実施例2、3で説明したように、制御部101は、目標電圧に応じて、共振コンデンサの容量を適切なタイミングで切り替える。これにより、スイッチング電源回路200は、簡易な制御で安定したスイッチング動作を維持しつつ、出力電力が小さいときから大きいときまで高い電力変換効率を実現することができる。
以上説明したように、本実施例によれば、アクティブクランプ方式の電源装置における電力効率を改善することができる。
C11 共振コンデンサ
C12 共振コンデンサ
T トランス
1 FET
2 FET
12 FET
101 制御部
115 フィードバック部

Claims (16)

  1. 一次巻線及び二次巻線を有するトランスと、
    前記トランスの前記一次巻線に直列に接続された第一のスイッチング素子と、
    前記第一のスイッチング素子と並列に接続された共振コンデンサ部と、
    前記トランスの前記一次巻線に並列に接続された第二のスイッチング素子と、
    前記第二のスイッチング素子に直列に接続され、前記第二のスイッチング素子とともに前記トランスの前記一次巻線に並列に接続されたコンデンサと、
    前記トランスの前記二次巻線に誘起された電圧を整流平滑した出力電圧に応じた情報を出力するフィードバック手段と、
    前記フィードバック手段から入力された前記情報に基づいて、第一の制御信号により前記第一のスイッチング素子のオン又はオフを制御し、第二の制御信号により前記第二のスイッチング素子のオン又はオフを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子をともにオフさせるデッドタイムを挟んで前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を交互にオン又はオフさせるスイッチング動作を行う期間を繰り返す連続動作と、前記スイッチング動作を行う期間と前記スイッチング動作を停止させる期間とを交互に繰り返す間欠動作と、を行うことが可能である電源装置であって、
    前記共振コンデンサ部は、第一の共振コンデンサと、第二の共振コンデンサと、前記第二の共振コンデンサに直列に接続された第三のスイッチング素子と、を有し、
    前記第二の共振コンデンサ及び前記第三のスイッチング素子は、前記第一の共振コンデンサと並列に接続され、
    前記制御手段は、前記連続動作時には前記第三のスイッチング素子をオンし、前記間欠動作時には前記第三のスイッチング素子をオフすることを特徴とする電源装置。
  2. 前記制御手段は、前記フィードバック手段から出力された前記情報に基づいて、前記連続動作又は前記間欠動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御手段は、前記間欠動作から前記連続動作に移行した後に前記第一のスイッチング素子をオンしている状態のときに前記第三のスイッチング素子をオフからオンに切り替えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電源装置。
  4. 前記制御手段は、前記連続動作から前記間欠動作に移行した後の、前記第一のスイッチング素子をオンしている状態若しくはオフしている状態のときに前記第三のスイッチング素子をオンからオフに切り替えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電源装置。
  5. 一次巻線及び二次巻線を有するトランスと、
    前記トランスの前記一次巻線に直列に接続された第一のスイッチング素子と、
    前記第一のスイッチング素子と並列に接続された共振コンデンサ部と、
    前記トランスの前記一次巻線に並列に接続された第二のスイッチング素子と、
    前記第二のスイッチング素子に直列に接続され、前記第二のスイッチング素子とともに前記トランスの前記一次巻線に並列に接続されたコンデンサと、
    前記トランスの前記二次巻線に誘起された電圧を整流平滑した出力電圧に応じた情報を出力するフィードバック手段と、
    前記フィードバック手段から入力された前記情報に基づいて、第一の制御信号により前記第一のスイッチング素子のオン又はオフを制御し、第二の制御信号により前記第二のスイッチング素子のオン又はオフを制御する制御手段と、
    外部からの信号に応じて、前記出力電圧の目標電圧を第一の電圧、又は前記第一の電圧よりも高い第二の電圧に切り替えるように指示する指示手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子をともにオフさせるデッドタイムを挟んで前記第一のスイッチング素子と前記第二のスイッチング素子を交互にオン又はオフさせるスイッチング動作を行う期間を繰り返す連続動作と、前記スイッチング動作を行う期間と前記スイッチング動作を停止させる期間とを交互に繰り返す間欠動作と、を行うことが可能であり、
    前記制御手段は、前記目標電圧を前記指示手段からの指示に応じて切り替えることが可能である電源装置であって、
    前記共振コンデンサ部は、第一の共振コンデンサと、第二の共振コンデンサと、前記第二の共振コンデンサに直列に接続された第三のスイッチング素子と、を有し、
    前記第二の共振コンデンサ及び前記第三のスイッチング素子は、前記第一の共振コンデンサと並列に接続され、
    前記制御手段は、前記目標電圧が前記第二の電圧の場合には前記第三のスイッチング素子をオンし、前記目標電圧が前記第一の電圧の場合には前記第三のスイッチング素子をオフすることを特徴とする電源装置。
  6. 前記制御手段は、前記目標電圧が前記第二の電圧の場合には前記連続動作を行い、前記目標電圧が前記第一の電圧の場合には、前記フィードバック手段から出力される前記情報に基づいて前記連続動作又は前記間欠動作を行うことを特徴とする請求項5に記載の電源装置。
  7. 前記フィードバック手段は、前記出力電圧を分圧する、複数の分圧抵抗を有し、
    前記分圧抵抗の抵抗値は、前記目標電圧に応じて切り替えられることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の電源装置。
  8. 前記制御手段は、前記目標電圧を前記第一の電圧から前記第二の電圧に切り替えた後に、前記第一のスイッチング素子をオンしている状態のときに、前記第三のスイッチング素子をオフからオンに切り替えることを特徴とする請求項5から請求項7のいずれか1項に記載の電源装置。
  9. 前記制御手段は、前記指示手段が前記目標電圧を前記第一の電圧から前記第二の電圧に切り替えてから、前記出力電圧が前記第二の電圧に達するまでの間に、前記第三のスイッチング素子をオフからオンに切り替えることを特徴とする請求項8に記載の電源装置。
  10. 前記制御手段は、前記目標電圧を前記第二の電圧から前記第一の電圧に切り替えた後に前記第一のスイッチング素子をオンしている状態のときに、前記第三のスイッチング素子をオンからオフに切り替えることを特徴とする請求項5から請求項9のいずれか1項に記載の電源装置。
  11. 前記制御手段は、前記指示手段が前記目標電圧を前記第二の電圧から前記第一の電圧に切り替えてから、前記出力電圧が前記第一の電圧に達するまでの間に、前記第三のスイッチング素子をオンすることを特徴とする請求項10に記載の電源装置。
  12. 前記第一のスイッチング素子は、電界効果トランジスタであることを特徴とする、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の電源装置。
  13. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
    請求項5から請求項12のいずれか1項に記載の電源装置と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  15. 前記第一の電圧又は前記第二の電圧を出力するように前記電源装置を制御する制御部を備え、
    前記制御手段は、
    前記制御部からの前記信号により前記第二の電圧を出力するように制御された場合には、前記連続動作を行うように制御し、
    前記制御部からの前記信号により前記第一の電圧を出力するように制御された場合には、前記電源装置が電力を供給する負荷の状態に応じて前記連続動作又は前記間欠動作を行うように制御することを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、前記フィードバック手段から入力された前記情報に基づいて、前記電源装置が電力を供給する負荷の状態を判断することを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
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