JP2015152537A - 車両用計器 - Google Patents

車両用計器 Download PDF

Info

Publication number
JP2015152537A
JP2015152537A JP2014028871A JP2014028871A JP2015152537A JP 2015152537 A JP2015152537 A JP 2015152537A JP 2014028871 A JP2014028871 A JP 2014028871A JP 2014028871 A JP2014028871 A JP 2014028871A JP 2015152537 A JP2015152537 A JP 2015152537A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
region
light
vehicle
scale
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014028871A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6107700B2 (ja
Inventor
静雄 永田
Shizuo Nagata
静雄 永田
一純 甲田
Kazusumi Koda
一純 甲田
角屋 実
Minoru Kadoya
実 角屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2014028871A priority Critical patent/JP6107700B2/ja
Publication of JP2015152537A publication Critical patent/JP2015152537A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6107700B2 publication Critical patent/JP6107700B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Details Of Measuring Devices (AREA)

Abstract

【課題】透光性の帯状意匠に遮光性の目盛り線が設けられるものにおいて、黒色樹脂部を使用することなく、分割された領域間の光の漏れ、および照明ムラを防止可能とする車両用計器を提供する。【解決手段】車両用計器において、第1の意匠部261および第2の意匠部262による全体の意匠は、透光性の帯状部26a1、26a2と、遮光性の目盛り線とを有するものとする。第1、第2意匠部261、262間の境界部は、複数の目盛り線のうちの所定の目盛り線26bの位置に対応するように設定する。更に、仕切り壁82kの先端部821は、所定の目盛り線26bの位置に一致するように配置すると共に、表示板20側から見て所定の目盛り線26bの領域内に入るようにする。【選択図】図7

Description

本発明は、車両の状態を表示する車両用計器に関するものである。
従来の車両用計器として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の車両用計器は、動力状態表示メータを備えている。動力状態表示メータは、ケースの表側面に配置される表示板に、第1領域、第2領域、および第3領域が形成されており、これら領域のうちのいずれかを選択して発光させることで、表示形態の切替えを可能としている。
具体的には、第1領域には回転速度表示用の目盛り(0〜5500回転領域)が設けられている。また、第2領域には第1領域の目盛りと連続するように配置されて、回転速度表示用の目盛り(5500〜8000回転領域)が設けられている。第1、第2領域の目盛りは、遮光部となる黒色の円弧状の帯をベースに、帯の長手方向に所定間隔で複数配置される目盛り線が設けられて形成されている。目盛り線は、透光部となる白色の線となっている。更に、第3領域にはハイブリッドシステムの出力状態を表す目盛りと文字が設けられている。
また、表示板の裏側の面には、拡散板に形成された黒色樹脂部が、各領域の境界となる位置に対応するように設けられている。第1領域と第2領域との境界は、目盛りにおける目盛り線のない黒色の遮光部の位置となっている。そして、ケース内の各領域に対応する位置には、複数の光源が設けられている。更に、ケースには、光源側から表示板の裏側に延びて、各領域を囲うように形成された仕切り壁(隔離部)が設けられている。仕切り壁の表示板側の先端部は、黒色樹脂部に当接している。
このように形成された動力状態表示メータにおいて、車両のスポーツモード時において、第1領域と第2領域とが同時に発光されると共に、第3領域が消灯されることで、0から8000回転領域の目盛りを表示する回転速度表示用メータとしている。また、車両のECOモード時において、第3領域と、第1領域とが同時に発光されると共に、第2領域が消灯されることで、0〜5500回転領域の目盛りを流用した出力状態表示用メータとしている。
上記特許文献1では、基本的に、表示板の裏側の黒色樹脂部と、ケースにおける仕切り壁とを設けることで、複数の領域のいずれかを選択発光させても、発光させた領域の光が発光させていない領域側に漏れることがないようになっている。
更に、スポーツモード時において、第1領域と第2領域とが同時に発光される場合であっても、黒色樹脂部は、目盛り線のない黒色の遮光部の位置に対応しているので、視認者側からは黒色樹脂部が影となって見えてしまうことがない。
特開2012−145571号公報
しかしながら、上記特許文献1では、表示板に黒色樹脂部を設けるようにしているので、その分、表示板におけるコストの高いものとなっている。また、第1領域、および第2領域の目盛りを、透光部となる白色の帯状意匠をベースにして、遮光部となる黒色の目盛り線意匠が設けられるものとすると、目盛り線のない白色の帯状透光部に黒色樹脂部が位置することになり、視認者側から黒色樹脂部の影が見えてしまう。つまり、表示部における照明ムラが発生してしまう。
本発明の目的は、上記問題に鑑み、透光性の帯状意匠に遮光性の目盛り線が設けられるものにおいて、黒色樹脂部を使用することなく、分割された領域間の光の漏れ、および照明ムラを防止可能とする車両用計器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
本発明は、ケース(74)と、
ケース(74)の表側に設けられて、第1の意匠部(261)が形成された第1領域(31)、および第1領域(31)に隣り合うように配置されて第2の意匠部(262)が形成された第2領域(32)を有する表示板(20)と、
ケース(74)内に設けられて、第1、第2領域(31、32)をそれぞれ照明する第1光源部(48c)、および第2光源部(48d)と、
ケース(74)に設けられて、第1、第2領域(31、32)をそれぞれ囲むように、第1、第2光源部(48c、48d)側から第1、第2領域(31、32)側に延びると共に、延びた先端部(821)が第1領域(31)と第2領域(32)との境界部に当接する仕切り壁(82k)とを備え、
第1光源部(48c)および第2光源部(48d)によって、第1領域(31)および第2領域(32)が発光されて、車両における第1の車両状態を示すための表示形態を形成すると共に、第1光源部(48c)によって、第1領域(31)が発光されて、車両における第2の車両状態を示すための表示形態を形成する車両用計器であって、
第1の意匠部(261)および第2の意匠部(262)による全体の意匠は、透光性を有する帯状部(26a1、26a2)と、帯状部(26a1、26a2)の長手方向に所定間隔で並ぶと共に帯状部(26a1、26a2)の幅方向両端部に接続される複数の遮光性の目盛り線(26b1、26b2)とを有するものとなっており、
境界部は、複数の目盛り線(26b1、26b2)のうちの所定の目盛り線(26b)の位置に対応するように設定されており、
仕切り壁(82k)の先端部(821)は、所定の目盛り線(26b)の位置に一致するように配置されると共に、表示板(20)側から見て所定の目盛り線(26b)の領域内に入るように形成されていることを特徴としている。
この発明によれば、第1の意匠部(261)および第2の意匠部(262)における遮光性の目盛り線(26b1、26b2)のうち、所定の目盛り線(26b)を活用して隣り合う第1領域(31)と第2領域(32)との境界部を形成している。よって、第1領域(31)のみが発光された場合でも、仕切り壁(82k)によって第1領域(31)から第2領域(32)側に光が漏れることを防止できる。つまり、従来の特許文献1のように、表示板(20)に黒色樹脂部を設ける必要がなく、表示板(20)のコストを低減することができる。
加えて、仕切り壁(82k)の先端部(821)は、所定の目盛り線(26b)の位置に一致するように配置されると共に、表示板(20)側から見て所定の目盛り線(26b)の領域内に入るように形成されている。よって、仕切り壁(82k)の先端部(821)は、所定の目盛り線(26b)の遮光性によって、表示板(20)側から見たときに影となって見えることがない。つまり、第1、第2の意匠部(261、262)を、透光性を有する帯状部(26a1、26a2)とするものであっても、照明ムラの発生を防止することができる。
第1実施形態におけるコンビネーションメータの全体を示す正面図である。 第1実施形態におけるコンビネーションメータの動力状態表示メータが、内燃機関の回転速度を表示している場合を示す正面図である。 第1実施形態におけるコンビネーションメータの動力状態表示メータが、ハイブリッドシステムのシステム出力状態を表示している場合を示す正面図である。 図1のIV−IV部を示す断面図である。 第1実施形態における発光ダイオードを示す平面図である。 図4のVI−VI部を示す断面図である。 第1実施形態における仕切り壁と境界目盛り線との関係を示す断面図である。 第1実施形態におけるコンビネーションメータの電気的構成を示すブロック図である。 第2実施形態における加飾リングを示す断面図である。 第3実施形態における接合材を示す断面図である。 第4実施形態における係合部を示す正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態における車両用計器について、図1〜図8を用いて説明する。本実施形態の車両用計器は、車両用のコンビネーションメータ10に適用したものである。コンビネーションメータ10は、車両の各種情報を表示するようになっており、表示方向を視認者側に向けて車両の車室前方に位置するインストルメントパネルに設けられている。本実施形態のコンビネーションメータ10は、特に、内燃機関と電気モータとから出力される動力を車両の推進力として使用するハイブリッドシステムを搭載する所謂ハイブリッド車両に搭載される。
コンビネーションメータ10は、図1に示すように、動力状態表示メータ12、スピードメータ14、および車両情報表示部16を有する。動力状態表示メータ12およびスピードメータ14は、車両の車幅方向に二つ並んで配置され、車両情報表示部16は、動力状態表示メータ12とスピードメータ14との間に配置されている。
動力状態表示メータ12は、内燃機関の回転速度、およびハイブリッドシステムのシステム出力状態を切替え表示するメータとなっている。図2は、内燃機関の回転速度を表示している場合の動力状態表示メータ12の正面図であり、図3は、ハイブリッドシステムのシステム出力状態を表示している場合の動力状態表示メータ12の正面図である。尚、図1では、動力状態表示メータ12の表示板20に、回転速度、およびシステム出力状態の両方の指標が発光している状態を示している。
内燃機関の回転速度の表示、およびハイブリッドシステムのシステム出力状態の表示の切り替えは、例えば、車両に設置されているモード切替スイッチ84を運転者が操作することにより行われる。モード切替スイッチ84は、ハイブリッドシステムのシステム出力傾向を切り替えるスイッチであり、「SPORT」モードと「ECO」モードとを有する。
例えば、モード切替スイッチ84を運転者が「SPORT」モードに切り替えると、ハイブリッドシステムの制御を行うパワーマネジメント制御回路は、トルク重視の運転となるように、内燃機関および電気モータを制御する。一方、運転者が「ECO」モードに切り替えると、パワーマネジメント制御回路は、極力燃料消費を抑えた運転となるように、内燃機関および電気モータを制御する。尚、モード切替スイッチ84が「SPORT」モードとなっているときには、動力状態表示メータ12に内燃機関の回転速度が表示され(図2)、「ECO」モードとなっているときには、動力状態表示メータ12にシステム出力状態が表示される(図3)ようになっている。
以下、それぞれの表示状態について、図2および図3を用いて説明する。図2に示すように、内燃機関の回転速度を表示する動力状態表示メータ12は、文字24、目盛り261、目盛り262、目盛り27、および単位記号28を、回転する指針40の先端で指し示すことによって、内燃機関の回転速度の表示を行う。文字24、目盛り261、目盛り262、目盛り27、および単位記号28は、指針40の回転方向に沿って並ぶようにして表示板20に形成され、表示方向後側から入射される光の表示方向前側への透過により、発光する。
文字24は、数字を用いた意匠であり、数字の「0」〜「5」からなる文字241と、数字の「6」〜「8」からなる文字242とを有している。
また、目盛り261は、指針40の回転方向を長手方向とする帯状の第1の意匠であり、帯状部26a1と目盛り線26b1とを有して、文字241(0〜5)の外周側に形成されている。帯状部26a1は、円弧状を成して、白色に発光する部位となっている。目盛り線26b1は、遮光される部位であり、帯状部26a1の長手方向に文字241との対応関係を持ちながら所定間隔で並んでいる。目盛り線26b1のうち、文字241と対応する部位の目盛り線26b1は、帯状部26a1の幅方向両端部に接続されるように延びている。尚、目盛り線26b1のうち、文字241と対応しない部位の目盛り線26b1は、帯状部26a1の外径側から内径側に向けて幅寸法の途中部位まで延びている。
目盛り262は、目盛り261と同様に、指針40の回転方向を長手方向とする帯状の第2の意匠であり、帯状部26a2と目盛り線26b2とを有して、文字241、242(5〜8)の外周側に形成されている。目盛り262は、目盛り261と隣り合って、目盛り261と連続するように形成されている。
帯状部26a2は、円弧状を成して、白色に発光する部位となっている。目盛り線26b2は、遮光される部位であり、帯状部26a2の長手方向に文字241、242との対応関係を持ちながら所定間隔で並んでいる。目盛り線26b2のうち、文字241、242と対応する部位の目盛り線26b2は、帯状部26a2の幅方向両端部に接続されるように延びている。尚、目盛り線26b2のうち、文字241、242と対応しない部位の目盛り線26b2は、帯状部26a2の外径側から内径側に向けて幅寸法の途中部位まで延びている。
目盛り261と目盛り262との境界に位置する目盛り線は、境界目盛り線26bとなっており、目盛り261と目盛り262との境界部を形成している。境界目盛り線26bは、本発明の所定の目盛り線に対応する。境界目盛り線26bは、遮光される部位であり、帯状部26a1、26a2の幅方向両端部に接続されるように延びている。
目盛り27は、文字242(7〜8)と目盛り262との間に配置されて、内燃機関の回転速度のレッドゾーンを表示する意匠である。単位記号28は、回転速度の単位を示す記号を用いた意匠であり、指針40の回転中心の上方に形成されている。
文字241、目盛り261および単位記号28のそれぞれは、表示板20に形成される第1領域31に形成される。また、文字242、目盛り262、および目盛り27は、表示板20に形成される第2領域32に形成されている。第2領域32は、第1領域31に対して指針40の回転方向に隣り合うように並んでいる。
尚、本実施形態では、レッドゾーンに相当する目盛り27は、赤色に発光し、他の文字241、242、目盛り261、262、単位記号28は、白色に発光する。尚、本実施形態では、レッドゾーン以外の部分は白色に発光するようになっているが、発光色は白色に限らなくともよい。
図3に示すように、ハイブリッドシステムのシステム出力状態を表示する動力状態表示メータ12は、文字36および目盛り38を、表示板20の表示方向前面に沿って移動する指針40の先端で指し示すことによって、システム出力状態の表示を行う。文字36および目盛り38は、指針40の回転方向に沿って並ぶようにして表示板20に形成され、表示方向後側から入射される光の表示方向前側への透過により、発光する。
文字36は、ハイブリッドシステムのシステム出力状態を示す意匠であり、「CHARGE」、「ECO」、および「POWER」という英文字表示されたものとなっている。文字36のうち「CHARGE」は、文字241の「0」と「1」との間であって、指針40の回転中心側に形成されている。文字36のうち「ECO」は、文字241の「2」よりも指針40の回転中心側に形成されている。文字36のうち「POWER」は、文字241の「4」よりも指針40の回転中心側に形成されている。
また、目盛り38は、円弧状を成して、指針40の回転方向を長手方向とする矩形形状の意匠となっている。目盛り38は、文字241の外周側、かつ目盛り261の内周側に形成されているが、上記第2領域32には形成されていない。尚、文字36および目盛り38は、表示板20に形成される第3領域33に形成される。
本実施形態では、第3領域33は、第1領域31の目盛り261の内周側に形成されている。第3領域33における文字36は、第1領域31の文字241の内周側に配置されている。また、第3領域33における目盛り38は、第1領域31の文字241と目盛り261との間に配置されている。
また、本実施形態では、文字36は、白色に発光する部位となっている。また、目盛り38のうち、文字36の「CHARGE」付近が濃い青色に発光し、文字36の「ECO」付近が薄い青色に発光し、文字36の「POWER」付近が白色に発光する。目盛り38のうち濃い青色に発光した範囲を指針40が指し示すことにより、動力状態表示メータ12は、車両の走行エネルギーを回収(回生)している状態を表示する。薄い青色に発光した範囲を指針40が指し示すことにより、内燃機関の燃料消費を極力抑えたハイブリッドシステムのシステム出力状態を表示する。白色に発光した範囲を指針40が指し示すことにより、ハイブリッドシステムが内燃機関からの動力と電気モータからの動力のほとんどを、車両を走行させるための動力として使用していることを表示する。本実施形態では、文字36の「ECO」付近の色を薄い青色としたが、緑色としてもよい。
スピードメータ14は、車両の走行速度を表示するメータとなっている。図1に示すように、スピードメータ14は、文字102aおよび目盛り102bを、回転する指針106の先端で指し示すことによって、車両の走行速度の表示を行う。文字102aおよび目盛り102bは、指針106の回転方向に沿って並ぶようにして表示板100に形成され、表示板100の表示方向後側に設けられている光源から放射される光によって発光する。文字102aは、数字を用いた意匠である。また、目盛り102bは、円弧状を成して、指針106の回転方向を長手方向とする矩形形状の意匠となっており、文字102aの外周側に形成されている。文字102aおよび目盛り102bに加え、表示板100には、走行速度の単位を示す記号を用いた単位記号104が、指針106の回転中心の上方に形成されている。
車両情報表示部16は、車両の走行距離、瞬間燃費、平均燃費、半ドア警告、タイヤ圧警告など車両の状態に関する種々の情報を表示する。車両情報表示部16は、画面上に任意の画像が表示可能な液晶表示パネルであり、液晶表示パネルの画面上に車両の状態に関する種々の情報を表示する。
次に、コンビネーションメータ10における動力状態表示メータ12の機械的構成について、図4〜図7を加えて説明する。
図4に示すように、動力状態表示メータ12は、表示板20、指針40、回路基板44、電気部品、導光体62、およびケース74等から構成されている。
表示板20は、例えば透光性を有するポリカーボネートあるいはアクリルからなる透明な透光性基板に、遮光性を有する遮光印刷層を積層することで形成されている。遮光印刷層は、例えば、黒色のインク印刷によって形成される。表示板20に形成される文字241、242、帯状部26a1、26a2、目盛り27、単位記号28、文字36、および目盛り38は、透光性基板において遮光印刷層の貫通孔から露出する部分、つまり遮光印刷層の形成されない部分からなっており、表示方向後側に設けられる発光ダイオード48a〜48jからの光が表示方向前側へ透過することにより発光する。
遮光印刷層は、表示板20の裏面に施されている。また、遮光印刷層の貫通孔に対応する部位のうち、文字241、242、帯状部26a1、26a2、単位記号28、文字36、および目盛り38(POWER部)が形成される部位の表示板20の裏面には、光の拡散効果を有する白色のインク印刷が施されている。また、遮光印刷層の貫通孔に対応する部位のうち、CHARGEに対応する目盛り38が形成される部位の表示板20の裏面には濃い青色のインク印刷が施されている。また、遮光印刷層の貫通孔に対応する部位のうち、ECOに対応する目盛り38が形成される部位の表示板20の裏面には薄い青色のインク印刷が施されている。
指針40は、例えば光透過性を有するアクリルなどからなっており、表示板20の表示方向前側に配置されている。指針40の回転軸42は、表示板20の貫通孔39を通じて表示板20の表示方向後側へ延伸しており、後述する回路基板44に実装される電気部品の一つであるステッパーモータ50と連結されている。
回路基板44は、例えば紙フェノール系またはガラスエポキシ系などの硬質樹脂から成る基板であり、両面に所定の銅箔材料からなる図示しない配線パターンが形成されている。回路基板44は、表示板20の表示方向後側に表示板20と所定の間隔を空けて配置されている。この回路基板44には、配線パターンと接続された電気部品であるステッパーモータ50、車両情報表示部16、複数の発光ダイオード48a〜48jおよび制御部54等が実装されている。尚、本実施形態で使用する回路基板44は、両面に配線パターンが形成されているものとなっているが、回路基板44の内部に配線パターンを有する四層からなるものを使用することも可能である。
ステッパーモータ50は、入力されたパルス電力に同期して回転する回転子と、当該回転子と一体であり、指針40の回転軸42と連結する出力軸52とを備えている。ステッパーモータ50の出力軸52は、入力されたパルス電力に応じて、回転すべき方向へ所望の角度まで回転する。このステッパーモータ50は、回路基板44の表示方向後面に実装されて、開口部46を通して出力軸52の先端を表示方向前側に突出させている。
車両情報表示部16は、特定の形状に予め形成された複数のセグメント部ごとに電圧を印加することによって画像を表示する表示部となっている。この車両情報表示部16は、表示方向後側から入射する光を透過させて画像表示する透過型パネルであって、回路基板44と電気的に接続されている。
発光ダイオード(以下、LED)48a〜48jは、電気エネルギーを光エネルギーに変換する半導体素子であって、電圧の印加によって光を放射する光源部となっている。これらLED48a〜48jは、全て、回路基板44の表示方向前面に実装されている。
図5に示すように、LED48aは、文字241のうち「1〜5」を照らす。LED48bは文字241のうち「0」を照らす。LED48cは目盛り261を照らす。LED48dは文字242および目盛り262を照らす。LED48eは単位記号28を照らす。LED48fは文字36のうち「CHARGE」を照らす。LED48gは文字36のうち「POWER」を照らす。LED48hは文字36のうち「ECO」を照らす。LED48iは目盛り38を照らす。LED48jは指針40を照らすようになっている。
本実施形態では、上記各LED48a〜48jのうち、LED48cは、第1領域31の目盛り261を発光させる第1光源部となっている。また、LED48dは、第2領域32の目盛り262を発光させる第2光源部となっている。
導光体62は、例えば透光性を有するアクリル樹脂等からなっており、表示板20の第2領域32に対応する位置で、表示板20の表示方向後側に配置されている。アクリル樹脂は、樹脂材料の中でも比較的透明度が高い材料であり、ポリカーボネートに比べ透明度が高い。導光体62は、LED48dから放射される光を文字242、目盛り27、262、まで導くものである。この導光体62は、LED48dに対向して設けられ、LED48dから放射される光を入射する入射面64と、第2領域32に対向して設けられる出射面66と、入射面64と出射面66との間の光路途中に設けられる反射面68とを有する。
反射面68は、出射面66と対向する位置に設けられている。反射面68の出射面66に対向する側の表面は、入射した光が拡散反射するように凹凸形状となっている。入射面64より入射した光は、出射面66に向う途中に反射面68によって拡散反射される。反射面68によって拡散反射した光は、出射面66より文字242、目盛り27、262に向って放射される。
ケース74は、第1インナケース76、第2インナケース78、およびロアケース80等から構成されている。
第1インナケース76は、ポリプロピレンなどの白色の樹脂材料により形成されている。第1インナケース76は、表示方向前側の端部で表示板20を保持し、表示方向後側の端部で回路基板44を保持している。
第1インナケース76には、図6に示すように、表示板20における第1〜第3領域31〜33をそれぞれ囲むようにして、LED48a〜48jによる隣接する光路同士を仕切る複数の仕切り壁82a〜82jが設けられている。
仕切り壁82a〜82kは、表示板20の第1〜第3領域31〜33をそれぞれ囲むように、LED48a〜48jの設けられた回路基板44側、つまりLED48a〜48j側から表示板20の裏面に向けてそれぞれ延びると共に、延びた先端部が第1〜第3領域31〜33のそれぞれの境界部に当接する壁となっている。仕切り壁82a〜38kが表示板20、および回路基板44と接することにより、表示板20、および回路基板44が第1インナケース76に保持される。
仕切り壁82dを除く、仕切り壁82a〜82c、82e〜82jは、回路基板44に対してほぼ垂直に設けられている。LED48a〜48c、48eは第1領域31における文字241、目盛り261および単位記号28と対向して配置され、LED48f〜48iは文字36および目盛り38と対向して配置されることとなる。また、仕切り壁82dは、導光体62の表示方向後面に沿うような形状となっており、導光体62の表示方向後面を覆っている。また、仕切り壁82a〜82jの側壁は、白色となっており、LED48a〜48jから放射される光を効率よく文字241、目盛り261、単位記号28、文字242、目盛り27、262、および指針40に導くことができるようになっている。
仕切り壁82a〜82kのうち、目盛り261と目盛り262との境界部の位置に対応するものが、仕切り壁82kとなっている。仕切り壁82kの先端部は、先端部821となっており、境界部における境界目盛り線26bの位置に一致している。そして、図7に示すように、先端部821は、境界目盛り線26bに当接するようになっている。
目盛り261、262における目盛り線26b1、26b2の幅は1.2mm程度で形成されており、境界目盛り線26bの幅も同一である。一方、仕切り壁82kの板厚は、先端部821において、0.8mm程度に薄く形成されており、よって、表示板20側から見たときに、先端部821は、境界目盛り線26bの領域内に入るように形成されている。
尚、仕切り壁82kの板厚は、先端部821の近傍(所定領域)において上記のように0.8mm程度に薄く形成されている。それ以外の部位は、回路基板44側、つまりLED48a〜48j側に向けて、本来の仕切り壁としての板厚さ(1〜1.2mm程度)を確保するようにして、先端部821よりも厚く形成されている。本来の仕切り壁としての板厚は、本発明の所定厚さに対応する。
第2インナケース78は、ポリプロピレンなどの樹脂材料により形成されている。第2インナケース78は、回路基板44の表示方向前側に配置され、車両情報表示部16を保持する。
ロアケース80は、ポリプロピレンなどの樹脂材料により形成された有底容器である。ロアケース80は、第1インナケース76の表示方向後側に、図示しない固定爪等によって組み付けられている。ロアケース80は、回路基板44などを収容することで、当該回路基板44への表示方向後側からの塵および埃などの付着を防止している。
次に、コンビネーションメータ10の電気的構成について、図8を用いて説明すると共に、後述する制御部54によるコンビネーションメータ10の作動について説明する。
コンビネーションメータ10は、制御部54、ステッパーモータ50、車両情報表示部16、LED48a〜48j、モード切替スイッチ84などにより電気的に構成されている。また、コンビネーションメータ10には、外部のバッテリ86、リレー88、車載ネットワークであるController Area Network(CAN(登録商標))90、および接地されたアース配線96が接続されている。
制御部54は、プログラムによって作動するマイクロコンピュータからなる。制御部54は、バッテリ86と常に導通している給電系統と、リレー88を介した給電系統とを有し、当該バッテリ86から電力が供給されている。加えて、制御部54は、例えばCAN90などの車載ネットワークに接続されている。制御部54は、当該CAN90に出力された車両に関する情報、具体的には、内燃機関の回転速度、ハイブリッドシステムのシステム出力状態、車両の走行速度、燃料消費量、ドア開閉状態、シートベルト装着状態およびエンジンスイッチ92のON/OFF状態などの情報を取得する。
また、制御部54は、ステッパーモータ50、車両情報表示部16、LED48a〜48j、モード切替スイッチ84などに電気的に接続されている。制御部54は、取得した内燃機関の回転速度、またはシステム出力状態に関する情報に基づいて、出力軸52(図4)が回転すべき回転方向、回転角度、回転速度を算出し、算出結果に対応したパルス電力をステッパーモータ50に出力する。
また、制御部54は、モード切替スイッチ84の状態、エンジンスイッチ92のON/OFF状態などの情報に基づいて、LED48a〜48jへの電圧の印加を制御する。更に、制御部54は、車両の走行速度および内燃機関の燃料消費量によって、累計の走行距離、瞬間燃費、および平均燃費の算出を行う。これら算出値、ドア開閉状態、およびシートベルト装着状態の情報、ならびに図示しない表示切替スイッチの操作状態に基づき、車両情報表示部16の複数のセグメント部へ印加する電圧を制御する。
CAN90上には、電力供給制御回路94が設けられている。電力供給制御回路94は、バッテリ86、エンジンスイッチ92、リレー88および図示しないエンジン制御回路等と接続されている。バッテリ86は、電力供給制御回路94に電力を供給している。電力供給制御回路94は、運転者によるエンジンスイッチ92の押圧操作を検知すると、リレー88にバッテリ86からの電圧を印加して、リレー88を通電状態にする。また、電力供給制御回路94は、検知した運転者によるエンジンスイッチ92の押圧操作に基づいて、車両の起動・停止状態に関する情報をCAN90上に出力する。尚、車両の起動状態とは、車両に設けられたアクセルを運転者が操作することにより、車両を走行させることが可能な状態を意味している。
運転者によるエンジンスイッチ92の操作が行われると、電力供給制御回路94が、車両の状態を起動状態とする。このとき電力供給制御回路94は、リレー88に電圧を印加して、バッテリ86と制御部54とを導通させる。同時に、車両起動状態という情報をCAN90上に出力する。制御部54は、車両の状態が起動状態であるという情報を取得した後、CAN90を通じて車両に関する情報の取得を開始する。制御部54は、これらCAN90から取得した情報に基づいて、接続されたステッパーモータ50などの電気部品の制御を行う。
具体的には、制御部54は、モード切替スイッチ84が「SPORT」モードとなっていることを示す情報を取得することにより、LED48a〜48e、48jの点灯と、内燃機関の回転速度に応じた角度へのステッパーモータ50の出力軸52の回転と、を行う。このことにより、動力状態表示メータ12は、内燃機関の回転速度の表示を開始する(図2)。「SPORT」モードにおける表示は、本発明の第1の車両状態を示すための表示形態に対応する。
一方、制御部54は、モード切替スイッチ84が「ECO」モードとなっていることを示す情報を取得することにより、LED48c、48f〜48jの点灯と、ハイブリッドシステムのシステム出力状態に応じた角度へのステッパーモータ50の出力軸52の回転と、を行う。このことにより、動力状態表示メータ12は、ハイブリッドシステムのシステム出力状態の表示を開始する(図3)。「ECO」モードにおける表示は、本発明の第2の車両状態を示すための表示形態に対応する。
また、エンジンスイッチ92の操作が運転者によって再び行われると、電力供給制御回路94が、車両の状態を停止状態とする。このとき電力供給制御回路94は、リレー88への電圧の印加を中止して、バッテリ86と制御部54との導通を停止させる。同時に、車両の状態が停止状態であるという情報をCAN90上に出力する。制御部54は、車両の状態が停止状態であるという情報を取得した後、LED48a〜48jへの電圧の印加を中止すると共に、ステッパーモータ50へ出力軸52が帰零するようなパルス電力を出力する。この制御部54の作動によって、LED48a〜48jは光の放射を停止すると共に、ステッパーモータ50は出力軸52を帰零させる。
以上のように、本実施形態によれば、第1領域31における第1の意匠部を目盛り261とし、第2領域32における第2の意匠部を目盛り262とし、目盛り261と目盛り262とが隣り合うように配置されている。そして、目盛り261、262による全体の意匠は、透光性を有する帯状部26a1、26a2と、この帯状部26a1、26a2の長手方向に所定間隔で並ぶと共に帯状部26a1、26a2の幅方向両端部に接続される複数の遮光性の目盛り線26b1、26b2とを有するものとなっている。
また、目盛り261(第1領域31)と、目盛り262(第2領域32)とが隣り合う部位の境界部は、複数の目盛り線26b1、26b2のうちの境界目盛り線26bの位置に対応するように設定されている。
更に、仕切り壁82kの先端部821は、境界目盛り線26bの位置に一致するように配置されると共に、表示板20側から見て境界目盛り線26bの領域内に入るように形成されている。
このように、目盛り261および目盛り262における遮光性の目盛り線26b1、26b2のうち、境界目盛り線26bを活用して隣り合う目盛り261と目盛り262との境界部を形成している。よって、第1領域31の目盛り261のみが発光された場合(図3)でも、仕切り壁82kによって目盛り261側から目盛り262側に光が漏れることを防止できる。つまり、従来の特許文献1のように、表示板20に黒色樹脂部を設ける必要がなく、表示板20のコストを低減することができる。
加えて、仕切り壁82kの先端部821は、境界目盛り線26bの位置に一致するように配置されると共に、表示板20側から見て境界目盛り線26bの領域内に入るように形成されている。よって、仕切り壁82kの先端部821は、境界目盛り線26bの遮光性によって、表示板20側から見たときに影となって見えることがない。つまり、目盛り261、262を、透光性を有する帯状部26a1、26a2とするものであっても、照明ムラの発生を防止することができる。
また、本実施形態では、ケース74は、淡色(白色)となっており、仕切り壁82kの板厚は、先端部821からLED48c、48d側に向けて厚くなり、所定厚さとなるように設定されている。
ケース74が淡色で形成されているものにおいては、LED48c、48dからの光が仕切り壁82kを透過しやすい。更に、仕切り壁82kの先端部821における板厚は、境界目盛り線26bの幅寸法に制約される。この制約される板厚で、仕切り壁82k全体の板厚を均一に形成すると、光の透過による悪影響が出やすいものとなってしまう。
しかしながら、仕切り壁82kの先端部821における板厚は上記のような制約を受けるものとしても、LED48c、48d側に向けては、板厚を厚く設定することで、光の透過による悪影響を低減することができる。
また、表示板20は、透明な板材から形成されており、目盛り261、目盛り262は、遮光印刷層によって、表示板20の裏面に形成されるようにしている。
目盛り261、262が表示板20の表面に形成されると、仕切り壁82kの先端部821と、境界目盛り線26bとの間には、透明な表示板20の板厚分だけ離れた位置関係となる。この場合であると、表示板20の板厚領域から光が漏れることになってしまう。
これに対して、目盛り261、262が表示板20の裏面に形成されることで、仕切り壁82kの先端部821と、境界目盛り線26bとを直接当接させることができるので、上記のような板厚領域から光が漏れることをなくすことができる。
(第2実施形態)
第2実施形態のコンビネーションメータ10Aを図9に示す。第2実施形態は、上記第1実施形態に対して、表示板20の表面側の外周部に、ケース74との間で表示板20を挟み込んでケース74に固定される固定部材108を設けたものである。
固定部材108は、例えば、表示板20の外周部を加飾する加飾リング108である。加飾リング108は、ケース74に設けられた図示しない爪部と、加飾リング108に設けられた図示しない爪部とによって係合されて、ケース74に固定されている。
これにより、加飾リング108によって、表示板20をケース74側に押えるように位置規制することができる。よって、仕切り壁82kの先端部821、加えて、他の仕切り壁82a〜82jの先端部と、表示板20における各領域31〜33間の境界部との間に隙間ができることを抑制できるので、より効果的に光の漏れ防止ができる。
(第3実施形態)
第3実施形態のコンビネーションメータ10Bを図10に示す。第3実施形態は、上記第1実施形態に対して、仕切り壁82kの先端部821が、第1領域31と第2領域32との境界部、つまり境界目盛り線26bに接合材110によって接合されるようにしたものである。
接合材110は、例えば、両面テープを用いたものとすることができる。あるいは、接合材110は、予め、表示板20の裏面の境界目盛り線26bに対応する部位に印刷等によって設けられた接着剤とすることも可能である。
これにより、仕切り壁82kの先端部821と境界目盛り線26bとの間に隙間ができてしまうことを防止できるので、確実に光の漏れを防止することができる。
尚、当然のことながら、接合材110は、他の仕切り壁82a〜82jの先端部に対しても、設けるようにしてもよい。
(第4実施形態)
第4実施形態のコンビネーションメータ10Cを図11に示す。第4実施形態は、上記第1実施形態に対して、ケース74および表示板20に、互いに係合する複数の係合部120を設けて、表示板20が係合部120によって、ケース74に位置決めされるようにしたものである。
係合部120は、ケース74に形成される第1係合部121と、表示板20に形成される第2係合部122とを備えている。第1係合部121は、例えば、ケース74の表示板20の外周部に対応する位置で、周方向に複数設けられたピン111(図11(a))である。ピン111は、2本1組で一つの第1係合部121を形成している。また、第2係合部122は、例えば、上記第1係合部121に対応する位置で、表示板20の外周部に複数設けられた切欠き112(図11(b))である。
表示板20をケース74に装着する際に、上記第1係合部121と、第2係合部122とを係合させることで、表示板20は、ケース74に位置決めされる。
これにより、ケース74に対する表示板20の位置精度を高めることができ、境界目盛り線26bと仕切り壁82kの先端部821との位置ずれを防止できるので、より効果的に光の漏れ防止ができる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態の第1の意匠部を円弧状の目盛り261とし、第2の意匠部を円弧状の目盛り262としたが、これに限定されることなく、各意匠部は直線的な目盛りとしてもよい。
また、上記各実施形態では、第3領域33の文字36を第1領域31の文字241の内周に配置させ、第3領域33の目盛り38を第1領域31の文字241と目盛り261との間に配置させている。しかしながら、第3領域33の文字36、目盛り38の配置位置は、例えば、第1領域31の文字241および目盛り261の外周側に配置させてもよい。
10 コンビネーションメータ(車両用計器)
20 表示板
261 目盛り(第1の意匠部)
262 目盛り(第2の意匠部)
26a1、26a2 帯状部
26b1、26b2 目盛り線
26b 境界目盛り線(所定の目盛り線、境界部)
31 第1領域
32 第2領域
48c 発光ダイオード(第1光源部)
48d 発光ダイオード(第2光源部)
74 ケース
82a〜82k 仕切り壁
821 先端部
108 加飾リング(固定部材)
110 接合材
120 係合部

Claims (6)

  1. ケース(74)と、
    前記ケース(74)の表側に設けられて、第1の意匠部(261)が形成された第1領域(31)、および前記第1領域(31)に隣り合うように配置されて第2の意匠部(262)が形成された第2領域(32)を有する表示板(20)と、
    前記ケース(74)内に設けられて、前記第1、第2領域(31、32)をそれぞれ照明する第1光源部(48c)、および第2光源部(48d)と、
    前記ケース(74)に設けられて、前記第1、第2領域(31、32)をそれぞれ囲むように、前記第1、第2光源部(48c、48d)側から前記第1、第2領域(31、32)側に延びると共に、延びた先端部(821)が前記第1領域(31)と前記第2領域(32)との境界部に当接する仕切り壁(82k)とを備え、
    前記第1光源部(48c)および前記第2光源部(48d)によって、前記第1領域(31)および前記第2領域(32)が発光されて、車両における第1の車両状態を示すための表示形態を形成すると共に、前記第1光源部(48c)によって、前記第1領域(31)が発光されて、前記車両における第2の車両状態を示すための表示形態を形成する車両用計器であって、
    前記第1の意匠部(261)および前記第2の意匠部(262)による全体の意匠は、透光性を有する帯状部(26a1、26a2)と、前記帯状部(26a1、26a2)の長手方向に所定間隔で並ぶと共に前記帯状部(26a1、26a2)の幅方向両端部に接続される複数の遮光性の目盛り線(26b1、26b2)とを有するものとなっており、
    前記境界部は、複数の前記目盛り線(26b1、26b2)のうちの所定の目盛り線(26b)の位置に対応するように設定されており、
    前記仕切り壁(82k)の先端部(821)は、前記所定の目盛り線(26b)の位置に一致するように配置されると共に、前記表示板(20)側から見て前記所定の目盛り線(26b)の領域内に入るように形成されていることを特徴とする車両用計器。
  2. 前記ケース(74)は、淡色となっており、
    前記仕切り壁(82k)の板厚は、前記先端部(821)から前記第1、第2光源部(48c、48d)側に向けて厚くなり、所定厚さとなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用計器。
  3. 前記表示板(20)は、透明な板材から形成されており、
    前記第1の意匠部(261)、および前記第2の意匠部(262)は、前記表示板(20)の裏面に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用計器。
  4. 前記表示板(20)の表面側の外周部には、前記ケース(74)との間で前記表示板(20)を挟み込んで前記ケース(74)に固定される固定部材(108)が設けられたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の車両用計器。
  5. 前記仕切り壁(82k)の先端部(821)は、前記境界部に接合材(110)によって接合されていることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の車両用計器。
  6. 前記ケース(74)および前記表示板(20)には、互いに係合する複数の係合部(120)が設けられており、
    前記表示板(20)は、前記係合部(120)によって、前記ケース(74)に位置決めされていることを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれか1つに記載の車両用計器。
JP2014028871A 2014-02-18 2014-02-18 車両用計器 Expired - Fee Related JP6107700B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014028871A JP6107700B2 (ja) 2014-02-18 2014-02-18 車両用計器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014028871A JP6107700B2 (ja) 2014-02-18 2014-02-18 車両用計器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015152537A true JP2015152537A (ja) 2015-08-24
JP6107700B2 JP6107700B2 (ja) 2017-04-05

Family

ID=53894934

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014028871A Expired - Fee Related JP6107700B2 (ja) 2014-02-18 2014-02-18 車両用計器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6107700B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021063724A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 株式会社デンソー 計器
JP2021063723A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 株式会社デンソー 表示装置
JP7459717B2 (ja) 2020-08-05 2024-04-02 日本精機株式会社 表示装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08233613A (ja) * 1995-02-24 1996-09-13 Nippon Seiki Co Ltd 照明装置
JP2004161151A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Yns:Kk 車両用計器盤における光漏れ軽減構造
JP2005208012A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Calsonic Kansei Corp メータ構造
JP2006292648A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Yazaki Corp メータ装置
JP2012145571A (ja) * 2010-12-24 2012-08-02 Denso Corp 車両用計器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08233613A (ja) * 1995-02-24 1996-09-13 Nippon Seiki Co Ltd 照明装置
JP2004161151A (ja) * 2002-11-14 2004-06-10 Yns:Kk 車両用計器盤における光漏れ軽減構造
JP2005208012A (ja) * 2004-01-26 2005-08-04 Calsonic Kansei Corp メータ構造
JP2006292648A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Yazaki Corp メータ装置
JP2012145571A (ja) * 2010-12-24 2012-08-02 Denso Corp 車両用計器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021063724A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 株式会社デンソー 計器
JP2021063723A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 株式会社デンソー 表示装置
JP7283344B2 (ja) 2019-10-15 2023-05-30 株式会社デンソー 表示装置
JP7331612B2 (ja) 2019-10-15 2023-08-23 株式会社デンソー 計器
JP7459717B2 (ja) 2020-08-05 2024-04-02 日本精機株式会社 表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6107700B2 (ja) 2017-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5608182B2 (ja) 2つのグラフィックを表示する表示装置
WO2015040851A1 (ja) 車両用表示装置
US7278748B2 (en) Display apparatus
JP6478009B2 (ja) 表示装置
JP6107700B2 (ja) 車両用計器
KR101687843B1 (ko) 지침식 계기
JP5682549B2 (ja) 車両用計器
JP5104249B2 (ja) 指針計器
JP2009128242A (ja) 指針計器
JP5083498B2 (ja) 照明装置
JP2004233466A (ja) 車両用表示装置
JP3864898B2 (ja) 表示装置
JP2005091218A (ja) 車両用表示装置
JP2005067443A (ja) 車両用表示装置
JP5397834B2 (ja) 計器の照明装置
JP5472085B2 (ja) 車両用表示装置
JP2007101358A (ja) 車両用計器
JP5594245B2 (ja) 計器
JP2011075375A (ja) 表示装置
JP4249963B2 (ja) 車両用計器
JP2005345287A (ja) 指針計器
JP2007304066A (ja) 車両用指針計器
JP4725426B2 (ja) 表示装置
JP3692726B2 (ja) 車両の自動変速機用インジケータ
JP2004301534A (ja) 車両用指針計器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160331

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170131

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170220

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6107700

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees