JP5594245B2 - 計器 - Google Patents

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Description

本発明は、回転する指針が、文字盤に設けられている指標を指示することにより計測値の表示を行う計器に関する。
従来、回転する指針が、文字盤に設けられている目盛を指示することで計測値の表示を行う計器が知られている(特許文献1を参照)。
この計器において目盛は、文字盤の表示方向後側に設けられる光源から放射される光を透過可能となっており、光源からの光により発光表示される。また、この計器は、文字盤の表示方向前側において目盛を透過した光を反射するリング状の外縁形成部材を有する。これにより外縁形成部材は、目盛からの透過光を反射して発光する。これによれば、外縁形成部材を発光させるための光源を有しなくとも、外縁形成部材を発光させることができるので、計器の構造を簡素化することができる。
特開2002−323353号公報
しかし、上述したように特許文献1の計器において外縁形成部材は、目盛を透過した光を反射する構造となっているため、透過光が届かない位置、例えば、外縁形成部材の外周側を発光させることができず、外縁形成部材の発光位置が限られる。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、文字盤の指標を透過した光によって計器の外縁形成部材を発光させることにより、計器の構造を簡素化させるとともに、外縁形成部材の発光位置の自由度を向上させることができる車両用計器を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、回転する指針が指標を指示することにより計測値の表示を行う計器であって、
光を放射する光源と、
指針の回転方向に沿って表示方向前面に並んで配置され、光源からの光を表示方向前側に透過する指標を有する文字盤と、
文字盤の表示方向前側に配置され、計器の外縁を形成する外縁形成部材と、を備え、
外縁形成部材は、指標を透過した光源からの光の一部を入射しかつ入射されなかった光の一部を反射して表示方向前面を照らす入射部、入射部に入射された光を反射しながら導く導光部、及び導光部により導かれた光を表示方向前側に出射する出射部を有し、
入射部は、外縁形成部材において指針の回転方向に沿って延びかつ内周縁から外周側へ向かうほど表示方向前面に向かって傾斜する傾斜面に形成されることにより、文字盤から離れて表示方向前面の指標を向く入射面であることを特徴としている。
この発明によれば、光源からの光は、指標を透過する。これにより、指標はこの透過光により発光表示される。そして、指標の透過光の一部は、外縁形成部材の入射部に入射される。入射部に入射された光は、外縁形成部材の導光部によって反射しながら出射部に導かれる。その後、導光部により導かれた光は、出射部から表示方向前側に向けて出射され、外縁形成部材は発光する。これによれば、指標を発光させるための光源の光を利用して外縁形成部材を発光させることができるので、外縁形成部材を発光させるためだけの光源が必要なくなる。その結果、計器の構造を簡素化することができる。また、このようにして発光する外縁形成部材は、特に導光部によって光を出射部に導くようにしているので、外縁形成部材において指標からの光が届かない部位からも光を出射することが可能である。
また、この発明によれば、入射部は、指針の回転方向に沿って延びかつ内周縁から外周側へ向かうほど文字盤の表面方向前面に向かって傾斜する傾斜面に形成されているので、文字盤の指標を透過した光の入射部への入射量を極力多くすることができる。よって、指標を透過する光が少量である場合でも、外縁形成部材の発光輝度を確保することができる。
さらに、この発明によれば、指標を透過して入射部に入射されなかった光の一部は、入射部としての入射面により反射し、文字盤の表示方向前面を照らすこととなる。これによれば、指標を発光表示させる光源の光によって、外縁形成部材を発光させるだけでなく、文字盤の表示方向前面をも照らすことができるため、文字盤を表示方向前側から照らす光源を別に用意する必要がなく、計器の構造の簡素化に貢献することができる。
請求項2の発明では、外縁形成部材は、光を透過可能な透光性材料からなる透光性部材と、光を遮光する遮光部材とを有しており、透光性部材は、透光性部材の表面において、視認者から視認可能な視認可能面を有しており、遮光部材は、視認可能面の一部を覆っており、出射部は、視認可能面が遮光部材によって覆われた状態において、視認可能面の表面が露出する部位よりなっていることを特徴としている。
この発明によれば、視認可能部位の一部を遮光部材が覆うことにより、当該視認可能面の表面が露出する部位が形成され、それが出射部となっている。このようにして出射部が形成されているので、視認可能面における遮光部材の配置を変更するだけで、出射部の位置を容易に変更することができ、発光位置の自由度を向上させることができる。加えてこの発明によれば、視認可能面に遮光部材を設けない場合に比べ、出射部の面積を小さくすることが可能となる。これによれば、導光部によって導かれた光を、面積が小さくなった出射部に集中させることができる。したがって、指標の透過光の光量が少量であっても、外径形成部材の発光輝度を確保することができる。
第1実施形態によるコンビネーションメータの正面図である。 第1実施形態によるコンビネーションメータの電気的構成を示すブロック図である。 第1実施形態によるコンビネーションメータの部分断面図である。
(第1実施形態)
本発明の好ましい実施形態について、図面に基づいて説明する。図1は、第1実施形態によるコンビネーションメータ10の正面図である。コンビネーションメータ10は、車両の車室内に設けられたインストルメントパネル内に収容され、図1に示す正面側を運転席側に向けて配置されている。
コンビネーションメータ10は、走行用の内燃機関とともに車両に搭載されており、車両に関連する種々の車両情報を表示する。コンビネーションメータ10は、タコメータ21、燃料計22、水温計23及びスピードメータ24等から構成される指針表示部20と、液晶表示部30とを備えている。
指針表示部20を構成しているタコメータ21、燃料計22、水温計23及びスピードメータ24等には、それぞれ指針21a〜24a及び文字盤21b〜24bが設けられている。指針21a〜24aは、文字盤21b〜24bの表示方向前面に沿って回転する。タコメータ21及びスピードメータ24の文字盤21b,24bには、指針21a,24aの回転方向に沿って並んで目盛指標21c,24cが形成されている。加えて文字盤21b,24bには、目盛指標21c,24cの内周側に数字指標21d,24dが形成されている。さらに目盛指標21c,24cのさらに外周側には、タコメータ21及びスピードメータ24の外縁を形成する外縁形成部材としてのリング部材21e,24eが設けられている。リング部材21e,24eは、文字盤21b,24bの表示方向前面上に配置されている。
一方、燃料計22及び水温計23の文字盤22b,23bには、指針22a,23aの回転方向に沿って目盛指標22c,23cが並んで形成されている。加えて文字盤22b,23bには、目盛指標22c,23cの延伸方向の両端に隣接して文字指標22d,23dが形成されている。
以上の構成によって、指針表示部20は、指針21a〜24aによって目盛指標21c〜24c及び数字指標21d,24d又は文字指標22d,23dを指示することにより車両情報を表示する。具体的には、タコメータ21は、車両に搭載された内燃機関の出力軸の回転速度を示す計測値を表示する。燃料計22は、車両に搭載され燃料タンクに貯留されている燃料残量を示す計測値を表示する。水温計23は、車両に搭載された内燃機関を冷却する冷却水の水温を示す計測値を表示する。スピードメータ24は、車両の走行速度を示す計測値を表示する。
指針表示部20の文字盤21b〜24bの目盛指標21c〜24c、数字指標21d,24d及び文字指標22d,23dは、電圧の印加によって電気エネルギーを光エネルギーに変換して光を放射する発光ダイオード(LED)21f〜24fによって発光表示される。また、指針21a〜24aは、自発光可能な構成とされており、LED21g〜24gから放射される光によって発光する。さらに、リング部材21e,24eは、LED21f,24fから放射される光によって発光する。
液晶表示部30は、液晶パネルと液晶パネルを背後から照らすバックライト等から構成され、液晶パネルの表示画面に形成される画像により車両情報を表示する。液晶パネルは、マトリクス状に配列された複数の画素を有するドットマトリクス型の透過型液晶パネルである。液晶パネルは、後述するメータ制御部40からの制御信号に従って各画素が駆動されることにより、車両情報を画像によって表示する。この液晶表示部30に表示される画像としては、例えばオドメータ画像、及び平均燃費画像等がある。バックライトは、液晶パネルの表示方向後側に配置され、液晶パネルを表示方向後側から透過照明する。バックライトは、発光ダイオード及び拡散板を有しており、液晶パネルをむらなく照明する。
次に、コンビネーションメータ10の電気的構成を図2に基づいて説明する。
コンビネーションメータ10は、メータ制御部40、LED21f〜24f、21g〜24g、液晶表示部30、ステッパモータ21h〜24h等により電気的に構成されている。また、コンビネーションメータ10には、車載ネットワークであるContorl Area Network(CAN)90、外部のバッテリ91、イグニッションリレー92及び接地されたアース配線95が接続されている。
メータ制御部40は、プログラムによって作動するマイクロコンピュータからなる。メータ制御部40は、バッテリ91と常に導通している給電系統と、イグニッションリレー92を介した給電系統を有し、当該バッテリ91から電力を供給されている。加えて、メータ制御部40は、例えばCAN90等の車内ネットワークに接続されており、当該CAN90に出力された車両に関する情報、具体的には、車両の走行速度、内燃機関の回転速度、燃料残量、冷却水の水温、燃料消費量、走行距離、及びイグニッションスイッチ93のON/OFF状態等の情報を取得する。
また、メータ制御部40は、LED21f〜24f、21g〜24g、液晶表示部30、ステッパモータ21h〜24h等に電気的に接続されている。メータ制御部40は、取得した車両の走行速度、内燃機関の回転速度、燃料残量、及び冷却水の水温に関する情報に基づいて、指針21a〜24aの指針軸が回転すべき回転方向、回転角度、回転速度を算出し、算出結果に対応したパルス電力をステッパモータ21h〜24hに出力する。加えてメータ制御部40は、イグニッションスイッチ93のON/OFF状態等の情報に基づいて、LED21f〜24f、21g〜24gへの電圧の印加を制御する。さらにメータ制御部40は、車両の走行距離及び内燃機関の燃料消費量によって平均燃費の算出と、累計の走行距離を算出とを行う。これらの算出値に応じた制御信号を液晶パネルへ出力する。
CAN90上には、電力供給制御回路94が設けられている。電力供給制御回路94は、バッテリ91、イグニッションスイッチ93、イグニッションリレー92、及びエンジン制御回路(図示しない)等と接続されている。電力供給制御回路94は、バッテリ91から電力を供給されており、運転者によるイグニッションスイッチ93の押圧操作を検知して、イグニッションリレー92に電圧を印加して、当該リレー92を通電状態にする。また、電力供給制御回路94は、検知した運転者によるイグニッションスイッチ93の押圧操作に基づいて、車両のイグニッションのON/OFF状態に関する情報をCAN90上に出力する。
以上の構成によれば、運転者によるイグニッションスイッチ93の操作が行われると、電力供給制御回路94が、車両のイグニッションの状態をONにする。このとき電力供給制御回路94は、イグニッションリレー92に電圧を印加して、バッテリ91とメータ制御部40とを導通させる。同時に、車両のイグニッションの状態がONであるという情報をCAN90上に出力する。メータ制御部40は、車両のイグニッションの状態がONであるという情報を取得した後、CAN90を通じて車両に関する情報の取得を開始する。メータ制御部40は、これらCAN90から取得した情報に基づいて、接続されたLED21f〜24f、21g〜24gの点灯、バックライトの点灯、液晶パネルによる画像表示、ステッパモータ21h〜24hの回転、を行う。以上説明したLED21f〜24f、21g〜24g、液晶表示部30、ステッパモータ21h〜24hの作動によれば、コンビネーションメータ10は、車両各部で計測された計測値の表示を開始する。
また、イグニッションスイッチ93の操作が運転者によって再び行われると、電力供給制御回路94が、車両のイグニッションの状態をOFFにする。このとき電力供給制御回路94は、イグニッションリレー92への電圧の印加を中止して、バッテリ91とメータ制御部40との導通を停止させる。同時に、車両のイグニッションの状態がOFFであるという情報をCAN90上に出力する。メータ制御部40は、車両のイグニッションの状態がOFFであるという情報を取得した後、LED21f〜24f、21g〜24gへの電圧の印加を中止し、ステッパモータ21h〜24hへ指針軸が帰零するようなパルス電力を出力し、さらに液晶表示部30のバックライトへの電圧の印加を中止し、液晶表示部30の液晶パネルへの制御信号の出力を停止する。このメータ制御部40の作動によって、LED21f〜24f、21g〜24gは光の放射を停止し、ステッパモータ21h〜24hは指針軸を帰零させ、さらに液晶表示部30のバックライトは光の放射を停止し、液晶パネルは画像の表示を停止する。以上説明したLED21f〜24f、21g〜24g、液晶表示部30、ステッパモータ21h〜24hの作動によれば、コンビネーションメータ10は、計測値の表示を停止する。
(特徴部分)
以下、本発明の第1実施形態によるコンビネーションメータ10の特徴部分について詳細に説明する。図3は、コンビネーションメータ10の部分的な断面を示している。具体的に、図3は、図1に示すスピードメータ24部分の断面を示している。
コンビネーションメータ10は、文字盤24bを有する。文字盤24bは、例えば光を透過可能な透光性材料からなる透光性基板に遮光性を有する遮光印刷層を積層してなっている。透光性材料としては、ポリカーボネート或いはアクリルが使用可能である。透光性材料としては先に挙げた樹脂に限らなくともよく、光に対する高い透過性を有していればよい。文字盤24bに設けられる目盛指標24c及び数字指標24dは、透光性基板の表面に積層された遮光印刷層によって形成される。具体的には、遮光印刷層は、目盛指標24c及び数字指標24dの部分を除いて、透光性基板に積層される。これにより、目盛指標24c及び数字指標24dを光が透過し、目盛指標24c及び数字指標24dが発光表示される。
文字盤24bの表示方向後側には、回路基板50が配置されている。回路基板50は、例えば紙フェノール系又はガラスエポキシ系等の硬質の基板からなり、両面に所定の銅箔材料からなる配線パターン(図示せず)が形成されている。回路基板50には、目盛指標24c及び数字指標24dを発光表示させる複数のLED24fが実装されている。LED24fは、目盛指標24c及び数字指標24dよりも内周側に実装されている。
文字盤24bと回路基板50との間には、LED24fから放射された光を目盛指標24c及び数字指標24dに導く導光体51が配置されている。導光体51は、例えば光を透過可能なアクリル等からなっている。導光体51は、LED24fからの光を入射する入射部52と、入射部52に入射された光を反射させながら出射部54まで導く導光部53と、導光部53によって導かれた光を目盛指標24c及び数字指標24dに向けて出射する出射部54とを有する。
導光体51の外周側には、導光体51の表示方向後側を覆うケース55が配置されている。ケース55は、例えばポリプロピレン等の白色の樹脂材料からなっており、LED24fから放射される光がスピードメータ24の外側に漏れるのを防止するものである。ケース55は、図示しない部分で回路基板50に固定されている。
文字盤24bの表示方向前面において、目盛指標24cの外周側に円環状のリング部材24eが配置されている。リング部材24eは、光を透過可能な透光性材料からなる円環状の透光性リング60と、透光性リング60の表面の一部に設けられた光を遮光する遮光層67とを有する。透光性リング60は、ポリカーボネート或いはアクリルからなっている。透光性リング60として使用する材料は、先に挙げた樹脂に限らなくともよく、光に対する高い透過性を有し、透光性リング60内部を光が反射しながら進行するようなものであればよい。
透光性リング60は、当接面64と、入射面61と、導光部62と、出射面63とを有する。当接面64は、文字盤24bの表示方向前面に当接する面であり、当接面64が当該表示方向前面と当接することにより、リング部材24eが文字盤24bに対して固定される。入射面61は、主に目盛指標24cを透過したLED24fからの光の一部を入射し、入射されなかった光の一部を反射する面であり、文字盤24bの表示方向前面から離れて配置されている。また、入射面61は、指針24aの回転方向に沿って延び、かつ表面が内周縁から外周側へ向かうほど文字盤24bの表示方向前面に向かって傾斜する帯状の傾斜面66に形成されている。つまり、入射面61と文字盤24bの表示方向前面とのなす角度は、鋭角となっている。このような入射面61の構成により、目標指標24cの透過光は、入射面61に入射されるとともに、反射する。入射面61で反射した光は、文字盤24bの表示方向前面の一部を照らす。
導光部62は、入射面61から入射した光を反射しながら出射面63にまで導く部位である。出射面63は、リング部材24eの表面において、当接面64と入射面とを除く表面によって形成されている。導光部62を反射しながら進行した光は、出射面63より放射される。
ここで、透光性リング60の表面には、遮光性を有する遮光層67が設けられている。遮光層67は、少なくとも透光性リング60の表面において当接面64及び入射面61を除く視認可能面65の一部を覆っている。このように視認可能面65の一部を遮光層67が覆うことにより、遮光層67が覆われた部位からは光が放射されず、遮光層67が覆われていない部位、つまり視認可能面65の露出する部位から光が放射される。この視認可能面65の露出する部位が、出射面63となる。出射面63から光が表示方向前側に放射されることにより、リング部材24eが発光表示される。なお、本実施形態において、出射面63は、遮光層67となる遮光性を有する塗料を少なくとも視認可能面65全体に塗布した後、出射面63となる部位の塗料をレーザトリミングによりトリミングすることにより形成される。この説明では、遮光層67として遮光性を有する塗料としたが、遮光層67は遮光性を有するものであれば金属であってもよい。金属を遮光層67として使用する場合は、視認可能面65の表面に金属をメッキ又は蒸着し、その後、出射面63となる部位の金属メッキをトリミングすればよい。
次に、上述した構成を有するリング部材24eを有するスピードメータ24における目盛指標24c、数字指標24d及びリング部材24eの発光について説明する。LED24fから放射される光は、導光体51の入射部52より入射される。導光体51の導光部53は、入射部52より入射された光を反射しながら出射部54まで導く。そして、出射部54は、目盛指標24c及び数字指標24dに向けて光を放射する。出射部54より放射されて光は、目盛指標24c及び数字指標24dを透過する。これにより、目盛指標24c及び数字指標24dは、発光表示される。
そして、目盛指標24c及び数字指標24dを透過した透過光は、文字盤24bの表示方向前側に放射され、リング部材24eの入射面61に至る。入射面61は、指標24c,24dの透過光の一部を内部に入射するとともに、反射する。入射面61より入射された光は、導光部62を反射しながら進行する。導光部62を進行する光は、出射面63に集光される。出射面63に集光した光は、出射面63より表示方向前側に向けて光を放射する。これにより、ユーザはリング部材24eが発光していると視認する。
一方、入射面61により反射された光は、文字盤24bの表示方向前面を照らす。これにより、文字盤24bにおいて目盛指標24cの周辺が入射面61の反射光により明るくなる。なお、この反射光は、目盛指標24cの透過光よりも光量が少ないので、文字盤24bが反射光により照らされたとしても、ユーザは目盛指標24cを視認することができる。
以上のような構造を採用することによれば、目盛指標24c及び数字指標24dを発光させるためのLED24fの光を利用してリング部材24eを発光させることができる。この構造によれば、リング部材24eを発光させるためだけのLED(光源)が必要なくなる。その結果、コンビネーションメータ10の構造を簡素化することができる。
また、このコンビネーションメータ10においてリング部材24eは、特に導光部62によって光を出射面63に導くようにしているので、目盛指標24c及び数字指標24dから放射された光が届かない部位、例えばリング部材24eの外周側の部位からも光を出射させることができ、リング部材24eの発光位置の自由度が向上する。
特に、このリング部材24eにおいて、出射面63は、上述したように遮光層67によって覆われた視認可能面65のうち、視認可能面65の表面が露出する部位よりなっている。このようにして形成された出射面63によれば、遮光層67の配置を変更するだけで、リング部材24eにおける出射面63の位置を容易に変更することができ、発光位置の自由度を向上させることができる。加えてこういった構成を有するリング部材24eによれば、視認可能面65に遮光層67を設けず、当該面65全面を出射面63とする場合に比べ、出射面63の面積を小さくすることができる。これによれば、導光部62によって導かれた光を面積が小さくなった出射面63に集中させることができる。したがって、目盛指標24cの透過光の光量が少量であっても、リング部材24eの発光輝度を確保することができる。
さらに、このリング部材24eの入射面61は、文字盤24bの表示方向前面に向かって傾斜する傾斜面66に形成されているので、文字盤()の目盛指標24c及び数字指標24dを透過した光の入射面61への入射量を極力多くすることができる。よって、目盛指標24c及び数字指標24dを透過する光が少量である場合でも、リング部材24eの発光輝度を確保することができる。
また、リング部材24eの入射面61は、文字盤24bの表示方向全面を向く面となっており、目盛指標24c及び数字指標24dの透過光の一部を反射するようになっている。このように構成されている入射面61によれば、目盛指標24c及び数字指標24dを発光表示させるLED24fの光によって、リング部材24eを発光させるだけでなく、文字盤24bをも照らすことができる。このため、文字盤24bを表示方向前側から照らすLED(光源)を別に用意する必要がなく、コンビネーションメータ10の構造の簡素化に貢献することができる。
また、この実施形態のリング部材24eは、導光部62により出射面63まで光を導き、出射面63から光を放射することにより発光する構造となっているため、リング部材の表面で目盛指標24c及び数字指標24dの透過光を反射させることでリング部材を発光させるものとは異なり、リング部材24eの表面形状の制約がない。このため、リング部材24eの表面形状の設計自由度が向上する。
なお、本実施形態では、文字盤24bにおいて、透光性リング60の当接面64が当接する部位は、遮光印刷層が設けられているため、文字盤24bの表示方向後側にあるLED24fからの光は当接面64に入射されないようになっているが、当接面64に当接する部位の遮光印刷層を除去してもよい。このようにすれば、当接面64からもLED24fからの光をリング部材24eに入射させることができる。このようにすれば、目盛指標24c及び数字指標24dの透過光だけでなく、当接面64からも光を入射させることができるため、リング部材24eの発光輝度を確保することができる。
なお、以上において、目盛指標24c及び数字指標24dが特許請求の範囲に記載の「指標」に相当し、リング部材21e,24eが「外縁形成部材」に相当する。また、入射面61が特許請求の範囲に記載の「入射部」に相当し、導光部62が特許請求の範囲に記載の「導光部」に相当し、出射面63が特許請求の範囲に記載の「出射部」に相当する。さらに、透光性リング60が特許請求の範囲に記載の「透光性部材」に相当し、遮光層67が特許請求の範囲に記載の「遮光部材」に相当する。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、当該実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用することができる。
先の実施形態においてリング部材24eは、透光性リング60の表面に出射面63の面積を狭めるとともに、出射面63の位置を変更する遮光層67が設けられていたが、この遮光性リング60を設けずに、視認可能面65全てを出射面63としてもよい。この場合であっても、目盛指標24c及び数字指標24dからの光が届かない部位を発光させることができる。また、上述したリング部材24eの形状は円環状となっているが、これに限らない、円弧状のものであっても同様の効果を得ることができる。
10 コンビネーションメータ、20 指針表示部、21 タコメータ、22 燃料計、23 水温計、24 スピードメータ、21a〜24a 指針、21b〜24b 文字盤、21c〜24c 目盛指標、21d,24d 数字指標、22d,23d 文字指標、21e,24e リング部材(外縁形成部材)、21f〜24f LED(光源)、21g〜24g LED、21h〜24h ステッパモータ、30 液晶表示部、40 メータ制御部、50 回路基板、51 導光体、55 ケース、60 透光性リング(透光性部材)、61 入射面(入射部)、62 導光部(導光部)、63 出射面(出射部)、64 当接面、65 視認可能面、66 傾斜面、67 遮光層(遮光部材)、90 CAN、91 バッテリ、92 イグニッションリレー、93 イグニッションスイッチ、94 電力供給制御回路、95 アース配線

Claims (2)

  1. 回転する指針が指標を指示することにより計測値の表示を行う計器であって、
    光を放射する光源と、
    前記指針の回転方向に沿って並んで表示方向前面に配置され、前記光源からの光を表示方向前側に透過する前記指標を有する文字盤と、
    前記文字盤の表示方向前側に配置され、前記計器の外縁を形成する外縁形成部材と、を備え、
    前記外縁形成部材は、前記指標を透過した前記光源からの光の一部を入射しかつ入射されなかった光の一部を反射して前記表示方向前面を照らす入射部、前記入射部に入射された光を反射しながら導く導光部、及び前記導光部により導かれた光を表示方向前側に出射する出射部を有し、
    前記入射部は、前記外縁形成部材において前記指針の回転方向に沿って延びかつ内周縁から外周側へ向かうほど前記表示方向前面に向かって傾斜する傾斜面に形成されることにより、前記文字盤から離れて前記表示方向前面の前記指標を向く入射面であることを特徴とする計器。
  2. 前記外縁形成部材は、光を透過可能な透光性材料からなる透光性部材と、光を遮光する遮光部材とを有しており、
    前記透光性部材は、前記透光性部材の表面において、視認者から視認可能な視認可能面を有しており、
    前記遮光部材は、前記視認可能面の一部を覆っており、
    前記出射部は、前記視認可能面が前記遮光部材によって覆われた状態において、前記視認可能面の表面が露出する部位よりなっていることを特徴とする請求項1に記載の計器。
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