JP2008116426A - 計器装置 - Google Patents

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Yasuhiro Kurita
康弘 栗田
Shinji Kamon
慎二 加門
Tomoaki Sasaki
智章 佐々木
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Abstract

【課題】 凸部と、背景層や背景層の輪郭を定めるための開口部との位置ズレに基づく表示品質の低下を抑制することが可能な計器装置を提供する。
【解決手段】 板状導光体11と、この板状導光体11の前面側に配置され所定形状に突出形成された凸部124を有する透光部材12と、凸部124の形状に対応した開口部127を有して透光部材12の背面側に設けられる遮光層126と、この遮光層126の背面側に設けられ開口部127を通して凸部124を着色する背景層112とを備える表示パネルPを備え、表示パネルPを厚み方向から見たとき凸部124の輪郭OL1内に開口部127の輪郭OL2を位置させると共に、凸部124の先端を凸レンズ部129のような先細り形状に設定した。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば自動車に搭載される計器装置に関し、特に、板状導光体を基材とする表示パネルを有し、この表示パネルが所定形状を有して突出形成される凸部と、この凸部の形状に対応した表示層とを有する計器装置に関する。
この種の計器装置として、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この計器装置は、透光性合成樹材料からなる板状導光体と、この板状導光体の前面側に数字及び目盛形状を有して突出形成される凸部と、この凸部の形状と同形状を有するように板状導光体の背面側に印刷等により形成される背景層とを有する表示パネルを備えており、凸部と背景層とにより数字及び目盛からなる表示意匠を表現するものであるが、数字及び目盛を凸部で表現することによって立体感を与えると共に、背景層によって凸部を着色し、周囲との差別化を図っている。
特開2004−028927
しかしながら、前記公報記載の計器装置は、背景層を形成する際に凸部に対して背景層が位置ずれすることがあり、このずれが元で凸部の輪郭と背景層の輪郭との不一致が生じ、この結果、意匠輪郭が二重に見えてしまい、表示品質が低下するという問題があった。なおこのような問題は、背景層自体の形状を凸部形状に対応させて設ける場合に限らず、凸部の背面にその形状に対応した開口部を有する遮光層を設け、この遮光層の背後に開口部を覆う背景層を設け、開口部を通して前記凸部を着色する場合にも発生し、この場合は背景層の輪郭を定めるための開口部(遮光層の輪郭)と凸部の輪郭とが位置ずれし、二重見え等により表示品質が低下する。
そこで、本発明は、この点に鑑みてなされたもので、その主な目的は、凸部と、背景層や背景層の輪郭を定めるための開口部との位置ズレに基づく表示品質の低下を抑制することが可能な計器装置を提供するものである。
本発明は、前記目的を達成するため、板状導光体と、この板状導光体の前面側に配置され所定形状に突出形成された凸部を有する透光部材と、前記凸部の形状に対応した開口部を有して前記透光部材の背面側に設けられる遮光層と、この遮光層の背面側に設けられ前記開口部を通して前記凸部を着色する背景層とを備える表示パネルを備え、前記表示パネルを厚み方向から見たとき前記凸部の輪郭内に前記開口部の輪郭を位置させると共に、前記凸部を先端に向けて先細り形状に設定したことを特徴とする。
また本発明は、板状導光体と、この板状導光体の前面側に所定形状を有して突出形成される凸部と、この凸部に対応する形状を有して前記板状導光体の背面側に設けられ前記凸部を着色する背景層とを備える表示パネルを備え、前記表示パネルを厚み方向から見たとき前記凸部の輪郭内に前記背景層の輪郭を位置させると共に、前記凸部を先端に向けて先細り形状に設定したことを特徴とする。
また本発明は、前記透光部材の背面が平坦面であることを特徴とする。
また本発明は、前記板状導光体の背面が平坦面であることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成することができ、凸部と、背景層や背景層の輪郭を定めるための開口部との位置ズレに基づく表示品質の低下を抑制することが可能な計器装置を提供することができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。図1から図5は本発明の第1実施例を示すもので、図1は本発明による計器装置の正面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図、図3は図1中、点線にて囲んで示す部分領域Rを拡大して示す正面図、図4は図3のB−B線に沿った断面図、図5は図3のC−C線に沿った断面図である。
図1において、本実施形態による計器装置は、車両に搭載したエンジンの回転数を表すエンジン回転計TAと、車両の走行速度を表す速度計SPと、残存する燃料量を表す燃料計FUと、エンジン冷却水の温度を表す水温計TEからなる指針式計器を備えている。
これら指針式計器は、全て基本構造が共通であるため、以降、速度計SPを代表例としてその詳細構造を説明するが、後述する回路基板と、フレーム体と、見返し部材は各計器TA〜TEの共通部品となっている。
図2において、速度計SPは、回路基板1と、駆動装置2と、光源3,4と、フレーム体5と、指針用導光体6と、指針7と、導光部材8と、背景板9と、スペーサ部材10と、板状導光体11及び透光部材12で構成される表示パネルPと、遮蔽部材13と、見返し部材14と、透視部材15と、枠部材16とから構成されている。
回路基板1は、例えばガラスエポキシ系材料からなる硬質配線基板であり、図示しない配線パターンに駆動装置2や光源3,4の他、各種電子部品(図示省略)が電気接続されている。
駆動装置2は、例えばステッピングモータからなり、本体部が回路基板1の背面に位置し、指針軸21が回路基板1を貫通するように装着されている。
光源3,4は、例えば発光ダイオードからなり、これら光源3,4は、各光源3,4単体で回路基板1の前面側に指針軸21を中心とした同心円上に複数装着され、指針7や背景板9、板状導光体11を照明する。なお光源3,4の発光色は、光源3が赤色、光源4が白色に設定されている。
フレーム体5は、例えば乳白色の合成樹脂により形成され、回路基板1の前面側に配置され、様々な部品を装着し、保持する剛体からなる。
このフレーム体5には、その内部を図中、垂直方向及び水平方向に仕切って区画する仕切り壁51が形成され、この仕切り壁51のうち、指針軸21を包囲する仕切り壁51内には、光源3と指針用導光体6が収納され、回路基板1と平行に延びる仕切り壁51上には、背景板9が設けられ、これら指針軸21を包囲する仕切り壁51と回路基板1と平行に延びる仕切り壁51との間に形成される空間には、光源4と、導光部材8が配置されている。
指針用導光体6は、例えば透光性合成樹脂材料からなり、光源3からの光を集光し、指針軸21に装着された指針9に導く筒状部61を有している。
指針7は、例えば透光性合成樹脂材料からなる指示部71と、この指示部71の所要部を覆う指針カバー72とで構成され、指針軸21の先端に挿入固定されることにより、駆動装置2の作動に伴って軸回り回動すると共に、指針用導光体6を通じて導かれた光源3からの光を受けて指示部71が発光するようになっている。
導光部材8は、透光性合成樹脂材料からなり、光源4からの光を集光し、板状導光体11内に入射させると共に背景板9の前面に照射する筒形形状を有している。
背景板9は、図示は省略するが、例えば金属インク層の前方に透明なヘアライン層(拡散反射層)を印刷形成したシルバーメタリック調の背景板からなる。
スペーサ部材10は、例えば黒色の合成樹脂材料からなり、背景板9の前方に空間部Sを隔てて板状導光体11を支持するものである。
表示パネルPは、板状導光体11の前方に、透光部材12を積層配置して構成されている。
板状導光体11は、例えば透光性合成樹脂材料から平板状に形成されてなり、その前面及び背面が平坦面として形成され、背面には指針7の指示対象として車速値を示す数字層111と、透光部材12の後述する凸部の背景となる背景層112とが、それぞれ例えば白色インクにより印刷形成されている。なおこの場合、数字層111は、後述する凸部と共に指標部を構成するように、指針7の回動軌道に応じて略等間隔かつ配列形態を有して複数設けられている(図1参照)。なお数字層111、背景層112及び後述する反射層は、例えば全て印刷により被着形成され、この際、板状導光体11の背面を平坦面とすることで、各層の形成を容易としている。
また板状導光体11は、指針軸21及びその周囲エリアに対応する貫通孔113を有し、この貫通孔113を通して指針7と指針軸21とが連結されると共に貫通孔113を取り巻く内端部は、導光部材8から板状導光体11内に導入した光を板面方向に沿って放射状に反射するための平面視円弧状の導光反射面114が形成されている。更にその導光反射面114の周囲を取り巻くように板状導光体11の背面には、導光部材8の側方から出射した光を指針軸21を中心とした放射状に反射し、背景板9の前面に向けて照射する反射層(反射手段)115が形成されている。
反射層115は、数字層111よりも指針軸21に近い位置に形成され、図示しないが、平面視において指針軸21(光源4)に近い側から遠い側にかけて白色から徐々に青色へと変化し、更に青色からくすんだ青色に徐々に色調が変化すると共に、この色調変化に比例するように光の反射率も指針軸21に近い側から遠い側にかけて徐々に低下するように設定されている。
透光部材12は、図4及び図5にて詳しく示すように、例えば透光性合成樹脂材料からなる透光部121と、例えば黒色の遮光性合成樹脂材料からなる遮光部122とからなり、これら透光部121と遮光部122は、例えば異なる色の合成樹脂を用いて射出成形(二色成形)することにより一体化されている。
透光部121は、全体が指針7の動作に応じた環状形状を有し、板状導光体11の前面側に配置されるベース部123と、このベース部123から前方に突出形成される凸部124と、この凸部124及びベース部123の外周を取り巻く肉厚形状の外周部125とからなり、ベース部123と外周部125の背面は、板状導光体11の前面に沿う平坦面として形成され、これにより後述する遮光層の形成を容易としている。
凸部124は、指針7の指示対象として目盛からなる指標部を形成するように、板状導光体11(表示パネルP)を厚み方向(前面側)から見たとき平面視でバー状、立体視で角壁状に設けられ、指針7の回動軌道に応じて略等間隔かつ環状の配列形態を有して複数個設けられている(図1及び図3参照)。このように指標部の一部である目盛を凸部123に設定したことで、立体的な見栄えを実現している。
透光部121及び遮光部122の背面には、例えば印刷により黒色の遮光層126が形成され、この遮光層126の凸部123対応箇所と、各凸部123の中間部であって細目盛(指標部)となる箇所は、遮光層126を形成しないように抜き形成(抜き印刷)した開口部127,128がそれぞれ形成されている。
開口部127は、板状導光体11を厚み方向から見たときの平面視で凸部124と同じバー形状に形成され、凸部124を前面側から見たとき、この開口部127を通じて板状導光体11に形成した背景層112が透視され、これにより凸部123が背景層112の色である白色に着色されるようになっている。
開口部128は、板状導光体11を厚み方向から見たときの平面視で凸部124よりもサイズが小さいバー形状に形成され、透光部材12を前面側から見たとき、この開口部128を通じて板状導光体11に形成した背景層112が透視され、これにより細目盛を形成する開口部128が背景層112の色である白色に着色されるようになっている。
遮光部122は、透光部12を通じて、透光部12の外周及び背後側の不要な箇所が視認されないように、透光部12の外周を包囲するもので、透光部121と一体部品として形成されることで、部品点数の削減を図っている。
遮蔽部材13は、指針7の回転中心周囲であって、板状導光体11の貫通孔113の内側全領域及び反射層115対応領域を含む貫通孔113の外側部分領域を覆うように、板状導光体11の前面側に配置されている。
この遮蔽部材13は、全体が円形を有しており、例えば黒色の合成樹脂材料からなる隠蔽板131と、同じく黒色の合成樹脂材料からなり隠蔽板131の外周を取り巻く縁部材132と、例えば白色の合成樹脂材料からなり隠蔽板131背後に位置する反射板133とから構成され、指針7の回転中心周囲を隠蔽して不要部が視認されるのを防止すると共に、反射板133により光反射効率を向上させている。
見返し部材14は、例えば黒色の合成樹脂材料を用いて、指針7と前記指標部(具体的には数字層111,凸部124,開口部128)とでなる指針式表示部の取り巻く筒状形状に設けられ、板状導光体11の前方に配置されている。
透視部材15は、前記指針式表示部を透視できるように、透光性合成樹脂材料を用いて円板状に形成され、見返し部材14の前方に配置されている。
枠部材16は、例えばシルバー色調の合成樹脂材料を用いて、見返し部材14と透視部材15との接合部等を隠蔽できるように、円筒形状に設けられ、透視部材14の前方に配置されている。
以上のごとく形成された計器装置(速度計SP)において、光源3,4の消灯時には、自然光が入射することで、指針7と前記指標部(具体的には数字層111,凸部124,開口部128)と、背景板9(金属調の背景)とがそれぞれ視認される。この際、数字層111は金属調の背景板9上に浮かぶように視認され、凸部(目盛)124と開口部(細目盛)128は、数字層111よりも前方に位置して視認される。このように最も背後側に背景板9が視認され、背景板9の前方に数字層111が視認され、数字層111の前方に凸部(目盛)124と開口部(細目盛)128が視認され、加えて凸部124が立体造形を有して視認されることから、計器の見栄えに奥行き感(レイヤー感)、浮遊感、立体感を与えている。なおこのような立体感を有した見え方は、光源3,4の点灯時も同様である。
一方、光源3が点灯すると、その光は指針用導光体6を通じて指針7に到達し、指示部71を赤色に発光させる。また光源4が点灯すると、その光は、導光部材8を通じて板状導光体11に入射し、導光反射面114を通じて反射されて板状導光体11内を放射状に進み、数字部111及び透光部材12(凸部124及び細目盛となる開口部128)を白色に照明する。また導光部材8に入射した光の一部は、その側方より出射して反射層115に至ると共にこの部分で反射されて背景板9の前面側に照射され、これにより背景板9上にグラデーションを帯びた発光意匠が形成される。
この発光意匠は、反射層115の色調と光反射率とに応じて、板状導光体11の平面方向(指針軸21もしくは光源4からの距離)に従って徐々に変化するように設定されているため、反射層114で反射して背景板9に向かう光(白色)は、背景板9の平面方向(指針軸21もしくは光源4から離れる)に従って発光輝度が徐々に低下する薄青色グラデーションとなる。なお前記発光意匠は図示しないが、通常、観察者が計器装置を視認する方向から見て指針軸21を中心とした放射状に形成されるものである。このように光源4の点灯に応じてグラデーションによる発光意匠が視認されるため、変化に富み、斬新な印象を与えることができる。
ここで、透光部材12に形成した凸部124に注目すると、凸部124は先端に向けて先細り形状となるように設定されている(図4,5参照)。すなわち、立体視で角壁状に形成される凸部124の先端側角部のうち、外周部125側を除く3辺は所定の曲率を有して面取りされたような形状となっており、これにより凸部124は、板状導光体11の厚み方向に沿った断面形状が先端に向かうに従って徐々に幅狭となる凸レンズ(集光レンズ)部129を備えている。
また凸部124と開口部127とは、例え相互位置がずれていたとしても、板状導光体11を厚み方向から見たとき、凸部124の輪郭(線)OL1内に開口部127の輪郭(線)OL2が収まる(位置する)ように、凸部124の幅寸法(大きさ)W1に対して開口部127の幅寸法(大きさ)W2を小さく設定している。なおこの場合、輪郭OL1内に輪郭OL2が収まる(位置する)とは、板状導光体11を厚み方向において、輪郭OL1よりも内側に輪郭OL2が位置するか、あるいは輪郭OL1と輪郭OL2とが(輪郭OL1から輪郭OL2がはみ出さないように)一致する(重なる)場合を指すものである。
これにより凸部124の幅寸法W1に対して開口部127の幅寸法W2が小さくても(輪郭OL1の内側に所定の寸法差を有して輪郭OL2が位置しても)、凸部124を通して開口部127を見たときは、凸レンズ部129の拡張作用によって輪郭OL2位置が実際の位置よりも外側に位置して見えるため、これにより各幅寸法W1,W2(輪郭OL1,OL2)が一致して見え、二重見えが防止される。また凸部124と開口部127とが開口部127の形成過程で位置がずれたとしても、輪郭OL1内に輪郭OL2が収まる(位置する)限り、二重見えが防止される。
なお凸レンズ部129の曲率や凸部124及び開口部127のサイズ設定は、想定される位置ズレの許容幅等に応じて適宜設定すればよく、また凸部124を凸レンズ部129のような先細り形状とすると共に輪郭OL1内に輪郭OL2を収める構成の適用は、凸部124及び開口部127の全周であってもよいし、例えば可視部のみ等の所要箇所であってもよい。
以上のように、本実施形態によれば、板状導光体11と、この板状導光体11の前面側に配置され所定形状に突出形成された凸部124を有する透光部材12と、凸部124の形状に対応した開口部127を有して透光部材12の背面側に設けられる遮光層126と、この遮光層126の背面側に設けられ開口部127を通して凸部124を着色する背景層112とを備える表示パネルPを備え、表示パネルPを厚み方向から見たとき凸部124の輪郭OL1内に開口部127の輪郭OL2を位置させると共に、凸部124の先端を凸レンズ部129のような先細り形状に設定したことにより、凸部124と、背景層112の輪郭(OL2)を定めるための開口部127との位置ずれによって生じる二重見えを防止し、表示品質の低下を抑制することができる。
また本実施形態によれば、透光部材12の背面を平坦面に設定したことによって、特に印刷によって遮光層126を形成する際の形成作業を容易とすることができる。
また本実施形態によれば、板状導光体11の背面を平坦面に設定したことによって、特に印刷によって背景層112を形成する際の形成作業を容易とすることができる。
なお本実施形態では、背景層112を板状導光体11の背面に設けたが、遮光層126の背後に位置するものであればよく、例えば板状導光体11に沿って配置された着色板や着色シートによって背景層112を形成してもよい。
図6は本発明の第2の実施形態を示す要部断面図で、本実施形態では、板状導光体11の前面側に凸部116を突出形成(連続形成)したものであり、この凸部116は前記第1の実施形態の凸部124と同様の目盛をなすと共に先端が先細り形状となるよう突出形成されている。すなわち立体視で角壁状に形成される凸部116は、その先端側角部を平面形状に面取りしたような形状となっており、これにより凸部116は、板状導光体11の厚み方向に沿った断面形状が先端に向かうに従って徐々に幅狭となるテーパ部117を備えている。なお本実施形態では透光部材12が廃止されている。
一方、凸部116に対応する板状導光体11の背面箇所には、背景層112が形成され、この背景層112は、凸部116に対応する形状を有した印刷層からなり、表示パネルP(板状導光体11)を厚み方向から見たとき、凸部116の輪郭OL1内に背景層112の輪郭OL3が収まるように、凸部116の幅寸法(大きさ)W1に対して背景層112の幅寸法(大きさ)W3を小さく設定している。
これにより凸部116の幅寸法W1に対して背景層112の幅寸法W3が小さくても(輪郭OL1の内側に所定の寸法差を有して輪郭OL3が位置しても)、凸部116を通して背景層112を見たときは、テーパ部117の屈折作用によって輪郭OL3位置が実際の位置よりも外側に位置して見えるため、これにより各幅寸法W1,W3(輪郭OL1,OL3)が一致して見え、二重見えが防止される。また凸部116と背景層112とが位置ずれしたとしても、輪郭OL1内に輪郭OL3が収まる(位置する)限り、二重見えが防止され、前記第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
図7は本発明の第3の実施形態を示す要部断面図で、本実施形態では、板状導光体11の前面側を目盛形状に窪ませることにより、結果的に凸部118を設けたもので、この場合、凸部118全体が凸レンズ形状となっている。なお他の箇所は前記第2の実施形態と同様である。
これにより前記第1,第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお前記各実施形態では、凸部124,116,118を目盛形状とし、これに開口127や背景層112の形状を対応させたが、計器装置の表示パネルの意匠を形成するものであれば、数字や文字等の指標部の他、任意の意匠形状を適用できる。
本発明の第1の実施形態による計器装置の正面図。 図1のA−A線に沿った断面図。 図1中、点線にて囲んで示す部分領域Rを拡大して示す正面図。 図3のB−B線に沿った断面図。 図3のC−C線に沿った断面図。 本発明の第2の実施形態による計器装置の要部断面図。 本発明の第2の実施形態による計器装置の要部断面図。
1 回路基板
2 駆動装置
3,4 光源
5 フレーム体
6 指針用導光体
7 指針
8 導光部材
9 背景板
10 スペーサ部材
11 板状導光体
12 透光部材
13 遮蔽部材
14 見返し部材
15 透視部材
16 枠部材
21 指針軸
51 仕切り壁
61 筒状部
71 指示部
72 指針カバー
111 意匠部
112 背景層
113 貫通孔
114 導光反射面
115 反射層(反射手段)
116,118,124 凸部
117 テーパ部
121 透光部
122 遮光部
123 ベース部
125 外周部
126 遮光層
127,128 開口部
129 凸レンズ部
131 隠蔽板
132 縁部材
133 反射板
FU 燃料計
P 表示パネル
SP 速度計
TA エンジン回転計
TE 水温計
OL1〜OL3 輪郭
W1〜W3 幅寸法

Claims (4)

  1. 板状導光体と、この板状導光体の前面側に配置され所定形状に突出形成された凸部を有する透光部材と、前記凸部の形状に対応した開口部を有して前記透光部材の背面側に設けられる遮光層と、この遮光層の背面側に設けられ前記開口部を通して前記凸部を着色する背景層とを備える表示パネルを備え、前記表示パネルを厚み方向から見たとき前記凸部の輪郭内に前記開口部の輪郭を位置させると共に、前記凸部を先端に向けて先細り形状に設定したことを特徴とする計器装置。
  2. 板状導光体と、この板状導光体の前面側に所定形状を有して突出形成される凸部と、この凸部に対応する形状を有して前記板状導光体の背面側に設けられ前記凸部を着色する背景層とを備える表示パネルを備え、前記表示パネルを厚み方向から見たとき前記凸部の輪郭内側に前記背景層の輪郭を位置させると共に、前記凸部を先端に向けて先細り形状に設定したことを特徴とする計器装置。
  3. 前記透光部材の背面が平坦面であることを特徴とする請求項1記載の計器装置。
  4. 前記板状導光体の背面が平坦面であることを特徴とする請求項2記載の計器装置。
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