JP2015150913A - 自動車の前部整流構造 - Google Patents

自動車の前部整流構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2015150913A
JP2015150913A JP2014024001A JP2014024001A JP2015150913A JP 2015150913 A JP2015150913 A JP 2015150913A JP 2014024001 A JP2014024001 A JP 2014024001A JP 2014024001 A JP2014024001 A JP 2014024001A JP 2015150913 A JP2015150913 A JP 2015150913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
traveling wind
automobile
width direction
air dam
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014024001A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6060916B2 (ja
Inventor
洋樹 大平
Hiroki Ohira
洋樹 大平
正典 南澤
Masanori Minamisawa
正典 南澤
栄次 好村
Eiji Yoshimura
栄次 好村
敏男 坂本
Toshio Sakamoto
敏男 坂本
貴紀 椿
Takanori Tsubaki
貴紀 椿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP2014024001A priority Critical patent/JP6060916B2/ja
Priority to US14/598,523 priority patent/US9573634B2/en
Priority to DE102015001039.5A priority patent/DE102015001039A1/de
Publication of JP2015150913A publication Critical patent/JP2015150913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6060916B2 publication Critical patent/JP6060916B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • B62D35/005Front spoilers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D35/00Vehicle bodies characterised by streamlining
    • B62D35/02Streamlining the undersurfaces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/82Elements for improving aerodynamics
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/80Technologies aiming to reduce greenhouse gasses emissions common to all road transportation technologies
    • Y02T10/88Optimized components or subsystems, e.g. lighting, actively controlled glasses

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部2の揚力を容易に調整することができる自動車1の前部整流構造を提供することを目的とする。
【解決手段】自動車1の車両前部2におけるアンダーカバー50のカバー前部52と、フロントバンパー30に装着したエアダム40とを備えた自動車1の前部整流構造であって、エアダム40と前輪ホイールハウス6との間において、エアダム40と所定の間隔を隔てた位置にデフレクタ60を備え、デフレクタ60を車両下方へ突出するとともに、車幅方向へ沿って形成し、エアダム40を車幅方向の外側に位置する端部がデフレクタ60と連設するように形成して、カバー前部52と、エアダム40と、デフレクタ60とで車幅方向の内側が開口したポケット部80を構成し、エアダム40に、ポケット部60へ向けて走行風E3を取り込むように開口形成した走行風取込部70を備えたことを特徴とする。
【選択図】図6

Description

この発明は、例えば自動車の車両前部から床下に侵入する走行風の流れを整流するような自動車の前部整流構造に関する。
従来、走行中の自動車は、空気(走行風)との衝突や摩擦などによる空気抵抗を受けている。この空気抵抗は、自動車の動力性能及び燃費性能に多大な影響を与えるため、車体形状や整流板などによる整流によって低減することが望ましいとされている。
自動車の性能に影響を与える走行中の空気抵抗としては、例えば、車両側面の側面流が撹乱されることによる空気抵抗がある。これは、自動車の床下へ流動するとともに、前輪ホイールハウス内へ流動した床下走行風が、前輪の回転によってかき乱れながら車両側方に排出されることで生じている。
そこで、床下走行風の前輪ホイールハウスへの流動を抑制する技術として、例えば、特許文献1に記載の自動車の下部構造には、前輪ホイールハウスの前端近傍に設けた車両下方に延びる遮蔽板により、車両後方へ流動する床下走行風を遮蔽板で車両下方へ偏向することで、前輪ホールハウス内へ流動することを抑制している。
また特許文献2に記載の車両のフロント下部構造には、フロントバンパーに設けた空気導入部からノズルを介して走行風を車両下方に向けて噴出口から排出することにより、床下走行風を車両下方に偏向して、前輪ホイールハウス内へ流動することを抑制している。
ところで、前輪ホイールハウス内への床下走行風の流動を抑制して走行中の空気抵抗を低減するだけでなく、床下走行風を整流することで、車両前部のダウンフォースを得る技術も提案されている。
例えば、特許文献3に記載の車両の前部整流構造は、前輪ホイールハウス前方のフロントバンパーの下縁に沿った形成したエアダムと、前輪ホイールハウス前端において車幅方向に沿って形成したデフレクタとで、車幅方向内側が開口した底面視略扇状のポケット部(エアダムとデフレクタで囲われた部分)を構成している。
このポケット部の内部には走行風が侵入し難いため、ポケット部の内部の圧力が周囲の圧力よりも小さくなる。これにより、特許文献3は、ポケット部の内部に相対的な負圧領域を発生させて、車両下方への強い揚力、すなわち強力なダウンフォースを車両前部に得ることができる。
しかしながら、特許文献3に記載の車両の前部整流構造は、車両デザインを含めてスポーツ性能を高めた自動車においては有益であるが、例えば、車両後部がボックス状や曲面状のワゴン車では車両前部の揚力と、車両後部の揚力とのバランスを取り難いという問題があった。このため、特許文献3では、車両によっては、走行中の車両が前傾姿勢になり操安性が低下する、あるいは過剰なダウンフォースによって空気抵抗が増加するおそれがあった。
実開昭63−139182号公報 特開2002−308154号公報 特開2006−219019号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部の揚力を容易に調整することができる自動車の前部整流構造を提供することを目的とする。
この発明は、自動車の車両前部における少なくとも前輪ホイールハウスより車両前方の下面開口を閉塞するアンダーカバーと、車両下方に突出するとともに、フロントバンパーの下縁に沿うように形成したエアダムとを備えた自動車の前部整流構造であって、前記エアダムと前記前輪ホイールハウスとの間において、前記エアダムに対して車両後方側へ所定の間隔を隔てた位置に仕切り壁部を備え、該仕切り壁部を、車両下方へ突出するとともに、車幅方向へ沿って形成し、前記エアダムを、車幅方向の外側に位置する端部が前記仕切り壁部と連設するように形成して、前記アンダーカバーと、前記エアダムと、前記仕切り壁部とで包囲されるとともに、車幅方向の内側が開口したポケット部を構成し、前記エアダムに、前記ポケット部の内部へ向けて走行風を取り込むように開口形成した走行風取込部を備えたことを特徴とする。
上記仕切り壁部は、アンダーカバーと一体で構成する、あるいはアンダーカバーと別体で構成することができる。さらに、仕切り壁部は、前輪ホイールハウス内への走行風の侵入を抑制するデフレクタで構成してもよい。
上記エアダムは、フロントバンパーやアンダーカバーと別体、あるいは一体で構成することができる。さらに、エアダムは、前輪ホイールハウスと前後方向で略対向するフロントバンパーの車幅方向の範囲、あるいはフロントバンパーにおける車幅方向の全域に沿って形成することができる。
上記走行風取込部は、所定の大きさの開口で構成した走行風取込部、車両上方が開口した端部開口孔における上方の開口をアンダーカバーで閉塞して構成した走行風取込部、あるいは所定の大きさの開口と開口縁に沿って形成した側壁とで構成した走行風取込部などとすることができる。
この発明により、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部の揚力を容易に調整することができる。
具体的には、エアダムによって車両前方からの走行風を車両下方へ偏向することができるため、自動車の前部整流構造は、前輪ホイールハウスへの走行風の侵入を抑制することができる。このため、自動車の前部整流構造は、前輪ホイールハウスへの走行風の侵入によって、車両側面の側面流が撹乱されることによる空気抵抗を抑制することができる。
さらに、底面視において、車幅方向の外側が車両側面に向けて湾曲した前端形状の車両前部の場合、エアダムは、車両前方からの走行風を車両側面側へ案内することができる。このため、自動車の前部整流構造は、空気抵抗をより低減することができる。
そして、走行風取込部がポケット部の内部へ走行風を導入することで、自動車の前部整流構造は、車両前部の揚力を容易に調整することができる。
より詳しくは、走行風取込部がポケット部の内部へ走行風を導入することで、自動車の前部整流構造は、ポケット部の外部を流動する走行風の流速と、ポケット部の内部を流動する走行風の流速との差を小さくすることができる。
このため、自動車の前部整流構造は、ポケット部に生じる負圧を小さくすることができる。あるいは、ポケット部の外部と、ポケット部の内部との圧力差を略無くすことができる。この際、走行風取込部を適宜の大きさに開口形成することで、自動車の前部整流構造は、走行風取込部が取り込む走行風の流量を制限することができる。
例えば、走行風取込部を小さく開口することで、自動車の前部整流構造は、走行風取込部が取り込む走行風の流量を少なくして、ポケット部の内部に負圧を発生させることができる。
あるいは、走行風取込部を大きく開口することで、自動車の前部整流構造は、走行風取込部が取り込む走行風の流量を多くして、ポケット部の内部に負圧が生じることを抑制することができる。
これにより、自動車の前部整流構造は、車両前部の揚力を容易に調整することができる。このため、自動車の前部整流構造は、例えば、車両後部にダウンフォースを発生させるウイングなどを設けることなく、車両前後の揚力バランスを車両に応じて容易に調整することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部の揚力を容易に調整することができる。
この発明の態様として、前記走行風取込部を、前記エアダムにおける前記車幅方向の内側部位に開口形成することができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、走行風をより効率よくポケット部に送り込むことができる。
具体的には、例えば、底面視において、車幅方向の外側が車両側面に向けて湾曲した前端形状の車両前部の場合、車両前部における走行風の流れは、車幅方向の内側ほど直線的な流れであり、車幅方向の外側ほど車両側面側へ向けた流れとなる。これは、車両前部の湾曲した部分で受風した走行風が、車両前部の湾曲した部分に沿って車両側面側へ流動するためである。
このため、車両前部の湾曲した部分に走行風取込部を形成すると、走行風取込部は、車両側方へ流動する走行風を安定して取込むことができず、車両前部における揚力の調整に必要な流量の走行風をポケット部の内部へ導入できない、あるいは車両側方へ流動する走行風の乱れが大きくなるおそれがある。
そこで、エアダムにおける車幅方向の内側部位に走行風取込部を形成したことにより、走行風取込部は、車両前方から後方へ流動する走行風を確実に取り込むことができる。これにより、例えば、走行風取込部の開口が小さくても、自動車の前部整流構造は、車両前部における揚力の調整に必要な流量の走行風を効率よくポケット部の内部へ導入することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、エアダムにおける車幅方向の内側に走行風取込部を形成することにより、走行風を確実にポケット部の内部へ導入することができ、車両前部の揚力を安定させることができる。
またこの発明の態様として、前記走行風取込部を、前記車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように形成することができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、ポケット部の内部へ走行風をより確実に導入することができる。
具体的には、車幅方向において、走行風取込部の位置と、ポケット部の開口とが近接している場合、走行風取込部が取り込んだ走行風がポケット部の開口から流出するおそれがある。
そこで、車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部を形成することで、走行風取込部は、ポケット部の内部において、車幅方向の内側から外側へ向けて流動させるように走行風を取り込むことができる。
このため、自動車の前部整流構造は、走行風取込部が取り込んだ走行風がポケット部の開口から流出することを抑制することができる。これにより、自動車の前部整流構造は、走行風取込部を介して走行風を確実にポケット部の内部へ導入して、車両前部の揚力をより安定させることができる。
さらに、例えば、底面視において、車幅方向の外側が車両側面に向けて湾曲した前端形状の車両前部において、車両前部における車幅方向内側の部分と車両前部の湾曲した部分との境界近傍に走行風取込部を形成した場合、走行風取込部は、車両前方から後方へ流動する走行風と、車両側面側へ流動する走行風とを取り込むことができる。
このため、自動車の前部整流構造は、走行風取込部の開口を大きく確保できない場合であっても、走行風取込部を介して、車両前方からの走行風をポケット部の内部により効率よく導入することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部を形成したことにより、走行風を効率よくポケット部に導入することができ、車両前部の揚力をより安定させることができる。
またこの発明の態様として、前記仕切り壁部を、前記アンダーカバーの車両後方端に装着固定したデフレクタで構成することができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、部品点数の増加を抑えて、車両前部の揚力を容易に調整することができる。
具体的には、ポケット部を構成する仕切り壁部が、前輪ホイールハウスへの走行風の侵入を抑制するデフレクタとしての機能を兼ね備えることで、自動車の前部整流構造は、仕切り壁部とデフレクタとを別体で設けることを不要にできる。
このため、自動車の前部整流構造は、車両重量の増加、及びコストの増加を抑制することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、仕切り壁部をデフレクタで構成したことにより、部品点数を増加することなく、走行中の空気抵抗の低減と、車両前部における揚力の調整とを両立することができる。
またこの発明の態様として、前記ポケット部における前記アンダーカバーに、前記走行風取込部から取り込んだ走行風を導風する導風部を備えることができる。
上記導風部は、車両上方に向けて凹設して形成した溝形状の導風部、あるいは車両下方に向けて突設した側壁で形成した溝形状の導風部、もしくは車両下方に向けて突設したフィン状の整流板で構成した導風部などとすることができる。さらに、導風部は、アンダーカバーと一体、あるいは別体で構成することができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、ポケット部の内部おける圧力を安定させることができる。
具体的には、例えば、車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部を形成した場合、走行風取込部が取り込んだ走行風がポケット部の内部を拡散するように流動し、ポケット部の開口から流出する、もしくはエアダムの後端から車両側方に流出して、車両前部における揚力が安定しないおそれがある。
そこで、導風部を備えたことにより、自動車の前部整流構造は、走行風取込部が取り込んだ走行風を導風部で導風しながらポケット部の内部を案内することができる。これにより、自動車の前部整流構造は、取込んだ走行風が拡散することを抑制できる。
この際、ポケット部の内部により多くの流量の走行風を流動させることができるため、自動車の前部整流構造は、ポケット部の内部における圧力を安定させることができる。
従って、自動車の前部整流構造は、導風部によって、車両前部の揚力をより安定させることができる。
本発明は、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部の揚力を容易に調整できる自動車の前部整流構造を提供することができる。
車両前部における正面視からの外観を示す正面図。 車両前部における左側面視からの外観を示す左側面図。 車両前部における底面視からの外観を示す底面図。 車両前部における平面視からの外観を示す平面図。 正面視における車両前部の要部を示す正面視要部拡大図。 底面視における車両前部の要部を示す底面視要部拡大図。 図1中のA−A矢視における車両前部の要部の部分断面を示すA−A部分断面図。 図1中のB−B矢視における車両前部の要部の部分断面を示すB−B部分断面図。 車両前部における走行風の流れを底面視で説明する説明図。 A−A部分断面における走行風の流れを説明する説明図。 B−B部分断面における走行風の流れを説明する説明図。 別の車両前部における要部の部分断面を示すA−A部分断面図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、本実施形態における自動車1の前部整流構造について、図1から図8を用いて詳しく説明する。
なお、図1は車両前部2における外観の正面図を示し、図2は車両前部2における外観の左側面図を示し、図3は車両前部2における外観の底面図を示し、図4は車両前部2における外観の平面図を示し、図5は正面視における車両前部2の要部を拡大した正面視要部拡大図を示している。
また、図6は底面視における車両前部2の要部を拡大した底面視要部拡大図を示し、図7は図1中のA−A矢視における車両前部2の要部のA−A部分断面図を示し、図8は図1中のB−B矢視における車両前部2の要部のB−B部分断面図を示している。
また、図中において、車両前部2の車幅方向中央におけるアンダーカバーの図示を省略している。さらに、図6においてエアダム40の前端近傍を部分断面図で示している。加えて、図7及び図8において要部を明確にするため、車両前部2の内部の図示を省略している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
自動車1の車両前部2は、図1から図3に示すように、運転手が乗り込む客室部分より車両前方の部分であって、車両前部2から客室部分に伝達される衝突荷重を吸収及び分散する機能と、エンジン、トランスミッション、冷却装置、懸架装置、舵取り装置、及び前輪3などの自動車1の走行に関わる構成部品を搭載する搭載空間と、前照灯4や霧灯5などの車両前方あるいは側方に対する灯火等類を有する部分である。
この自動車1の車両前部2は、ボンネット10、フロントフェンダ20、フロントバンパー30、及び2つ一組のエアダム40などで外観意匠面を構成している。さらに、自動車1の車両前部2における下面は、図3に示すように、下面開口を覆うアンダーカバー50と、デフレクタ60とを装着固定している。
より詳しくは、自動車1の車両前部2は、図2に示すように、側面視において、車両前端から車両後方へ所定間隔を隔てた位置に、側面視略アーチ状に形成した空間である前輪ホイールハウス6を構成している。
なお、前輪ホイールハウス6は、後述するアンダーカバー50とフェンダライナー7とで内面形状を形成している。さらに、前輪ホイールハウス6の内部には、懸架装置に支持されるとともに、舵取り装置に連結された前輪3が配置されている。
ボンネット10は、図1及び図2に示すように、車両前部2の上面部分を覆うように形成された意匠面であって、ヒンジ等を介して開閉可能に構成している。
フロントフェンダ20は、図1及び図2に示すように、車両前部2の側面部分を覆うように形成された意匠面であって、客室部分の側面部分における意匠面と連続するように形成している。
フロントバンパー30は、図1及び図2に示すように、車両前部2における前輪3より前方の側面部分と、車両前部2の前面部分とを覆うように形成された意匠面であって、ボンネット10及びフロントフェンダ20と連続するように形成している。
このフロントバンパー30は、図1に示すように、正面視において、車幅方向の略中央部分(後述する中央部分33)の下端位置に対して、車幅方向の外側部分(後述する境界部分32及び外側部分31)の下端位置が車両下方に位置するように形成している。さらに、フロントバンパー30には、図3及び図7に示すように、下縁を車両内側へ向けて折り曲るように形成したバンパー底部34を有している。
加えて、平面視において、フロントバンパー30の前端形状は、図4に示すように、車幅方向の略中央から車両側面に向けて滑らかに傾斜するように形成している。換言すると、フロントバンパー30の前端形状は、平面視において、車両側面側から車両前方に滑らかに突出するように形成している。
より詳しくは、フロントバンパー30の前端形状は、図1及び図4に示すように、車幅方向の外側から前照灯4の略中央近傍に至る範囲に対応する外側部分31と、及び前照灯4の略中央近傍から前照灯4の車幅方向内側端部に至る範囲に対応する境界部分32と、2つの前照灯4の間に範囲に対応する中央部分33とにおいて、車幅方向に略平行な仮想線Kに対する傾きである傾斜角度がそれぞれ異なるように形成している。
なお、車幅方向と平行な仮想線Kに対する傾斜角度は、駐車場等の狭路での旋回性の向上、傾斜に沿って走行風を車両側面へ流すことによる空気抵抗の低減、及び歩行者との接触の際、歩行者に対する衝突負荷の低減のため、30度以上であることが望ましい。
外側部分31の前端形状は、車幅方向と平行な仮想線Kに対する傾きである傾斜角度θ1が、車両後方へ30度以上となるように形成している。
境界部分32の前端形状は、車幅方向と平行な仮想線Kに対する傾きである傾斜角度θ2が、車両後方へ30度より小さくなるように形成している。
中央部分33の前端形状は、境界部分32の傾斜角度θ2よりも小さい傾斜角度で、左右の境界部分32の間を緩やかにつなぐような形状に形成している。
2つ一組のエアダム40は、図1から図3に示すように、フロントバンパー30の境界部分32及び外側部分31を下方に延設するように別体で形成している。なお、エアダム40は、フロントバンパー30の下縁及びバンパー底部34に粘着テープや樹脂クリップ等で装着固定している。
より詳しくは、エアダム40は、図5から図8に示すように、バンパー底部34に当接するエアダム基部41と、エアダム基部41の外側端部を外方に向けて延設するとともに、内方に向けて折り返したエアダム折返し部42とで一体形成している。さらに、エアダム40は、図4に示すように、平面視において、フロントバンパー30における境界部分32の範囲に対応する部分を、フロントバンパー30の前端よりも車両前方に突出するように形成している。
このエアダム40における車両前方に突出した部分は、図4に示すように、車幅方向と平行な仮想線Kに対する傾きである傾斜角度が、フロントバンパー30における外側部分31の傾斜角度θ1と略同等になるように形成している。
すなわち、車幅方向において、車両前部2の前端形状における傾斜角度θ1が30度以上の範囲を、エアダム40におけるフロントバンパー30より車両前方に突出した部分によって外側部分31及び境界部分32に至る範囲に拡大している。
加えて、エアダム40には、図5から図7に示すように、フロントバンパー30における境界部分32の範囲に対応する部分に開口した走行風取込部70を形成している。
より詳しくは、走行風取込部70は、フロントバンパー30における境界部分32の車幅方向内側に対応する車幅方向の位置、換言するとエアダム40における車幅方向の内側端部近傍に形成している。
この走行風取込部70は、正面視において、エアダム基部41を車両下方に凹設することで形成した開口底部43aと、エアダム基部41の凹設によって壁状に形成した車幅方向の外側に位置する開口外側側部43b、及び車幅方向内側に位置する開口内側側部43cとで形成したエアダム開口部43における車両上方の開口を、フロントバンパー30のバンパー底部34で閉塞して構成している。
開口外側側部43bは、図5に示すように、正面視において、フロントバンパー30の外側部分31における車両内側端部の下方に位置するように形成している。さらに、開口外側側部43bは、図6に示すように、底面視において、車両前後方向と略平行になるように形成している。
開口内側側部43cは、図5に示すように、正面視において、フロントバンパー30の境界部分32における車両内側端部の下方に位置するように形成している。さらに、開口内側側部43cは、図6に示すように、底面視において、車幅方向内側から外側へ向けて傾斜するように形成している。なお、開口内側側部43cにおける車両上下方向の高さは、開口外側側部43bにおける車両上下方向の高さよりも高く形成している。
上述したエアダム40をフロントバンパー30に装着固定することで、図5から図7に示すように、バンパー底部34に隣接するとともに、車幅方向外側から内側へ向けて開口した走行風取込部70をエアダム40に形成している。
アンダーカバー50は、図3に示すように、フロントバンパー30における境界部分32及び外側部分31から前輪ホイールハウス6における車両前方部分に至る範囲の下方開口を覆うように形成している。
より詳しくは、アンダーカバー50は、前輪ホイールハウス6の内部を覆う側面視略円弧状のカバー後部51と、フロントバンパー30と前輪ホイールハウス6の前端までの範囲を覆うカバー前部52とで一体形成している。
カバー後部51は、フロントフェンダ20などに対して、樹脂クリップなどで装着固定している。
カバー前部52は、フロントバンパー30のバンパー底部34などに対して、樹脂クリップ等で装着固定している。
さらに、カバー前部52には、図6に示すように、エアダム開口部43の開口外側側部43bよりも車幅方向外側の部分を車両下方に向けて突設した外側突部53と、エアダム開口部43の開口内側側部43cよりも車幅方向内側の部分を車両下方に向けて突設した内側突部54とを形成している。
外側突部53の車幅方向内側面は、エアダム開口部43の開口外側側部43bと車両前後方向で連続するように形成している。
内側突部54の車幅方向外側面は、エアダム開口部43の開口内側側部43cの傾斜角度と略同等の傾斜角度で、開口内側側部43cと連続するように形成したのち、所定の位置から車両後方へ向けて形成している。
なお、カバー前部52における外側突部53と内側突部54との間の部分は、車両前方から車両後方にかけて、車両下方に緩やかに傾斜するように形成している。
そして、外側突部53及び内側突部54によって、車両上方に向けて凹設したような略凹溝状の導風部55を構成している。この導風部55は、走行風取込部70と、後述するデフレクタ60とを連通するように形成している。
デフレクタ60は、図6から図8に示すように、フロントバンパー30における境界部分32及び外側部分31の範囲と略同等の車幅方向長さに形成している。このデフレクタ60は、エアダム40に対して車両後方に所定間隔を隔てた位置において、エアダム40と対向するように配置するとともに、車幅方向の外側端部がエアダム40の後端と連設するように配置している。なお、デフレクタ60は、アンダーカバー50のカバー前部52に対して樹脂クリップなどで装着固定している。
より詳しくは、デフレクタ60は、カバー前部52に固定するデフレクタ基部61と、デフレクタ基部61の後端から垂設したデフレクタ受風部62とで、車幅方向に延びる側面視略L字状に形成している。さらに、デフレクタ60のデフレクタ受風部62は、その下端がエアダム40の下端よりも車両下方に位置する車両上下方向長さに形成している。
そして、前輪ホイールハウス6より車両前方において、車両前部2の下面開口をアンダーカバー50のカバー前部52で閉塞するとともに、車両前方及び車両外側をエアダム40で、車両後方をデフレクタ60で包囲することで、車幅方向の内側が開口した底面視扇状のポケット部80(図3参照)を構成している。
このような構成の自動車1の前部整流構造において、車両前部2における車両前方からの走行風の流れを、図9から図11を用いて詳しく説明する。
なお、図9は車両前部2における走行風の流れを底面視で説明する説明図を示し、図10はA−A部分断面における走行風の流れを説明する説明図を示し、図11はB−B部分断面における走行風の流れを説明する説明図を示している。
また、図10及び図11中において、要部を明確にするため、フロントバンパー30、エアダム40、アンダーカバー50、及びデフレクタ60を切断端面で示している。さらに、図10中においてアンダーカバー50の内側突部54を二点鎖線で示している。
まず、車両前方からの走行風Eは、図9から図11に示すように、車両前部2によって、車両上方に案内される上方走行風(図示省略)と、車両下方に案内される床下走行風E1と、車両側方に案内される側方走行風E2と、走行風取込部70に取り込まれる取込み走行風E3とに分流されて車両後方へ向けて流動する。
より詳しくは、フロントバンパー30における中央部分33に対応する範囲において、図9に示すように、車両前部2は、フロントバンパー30の下部近傍に沿って車両下方の床下に案内された床下走行風E1と、フロントバンパー30に沿って車両側方へ案内された側方走行風E2とに、車両前方からの走行風Eを分流する。
一方、フロントバンパー30における境界部分32及び外側部分31に対応する範囲において、車両前部2は、図9から図11に示すように、エアダム40の下部近傍に沿って車両下方に案内された床下走行風E1と、フロントバンパー30及びエアダム40に沿って車両側方へ案内された側方走行風E2と、走行風取込部70に取り込まれた取込み走行風E3とに、車両前方からの走行風Eを分流する。
この際、フロントバンパー30における境界部分32に対応する範囲において、エアダム40に沿って車両下方に分流した床下走行風E1は、図10に示すように、デフレクタ60の下端の下方を通過するように車両下方へ偏向したのち、前輪3の下部近傍へ向けて流動する。
一方、フロントバンパー30における外側部分31に対応する範囲において、エアダム40によって車両下方に分流した床下走行風E1は、図11に示すように、デフレクタ60のデフレクタ受風部62へ向けて流動する。
ここで、走行風取込部70は、図9及び図10に示すように、車両前方から直接的に侵入する走行風と、フロントバンパー30の下部近傍に沿って車両下方に案内された走行風と、車両側方へ向けて案内された走行風とが合流した走行風を、取込み走行風E3として、ポケット部80の内部に取り込むように案内する。この際、走行風取込部70は、車幅方向の外側から内側に向けて流動させるように取込み走行風E3をポケット部80の内部へ案内する。
このため、ポケット部80の内部において、走行風取込部70が取り込んだ取込み走行風E3は、図9に示すように、導風部55に沿ってデフレクタ60へ向けて流れる走行風E4と、車幅方向へ拡散するようにアンダーカバー50の外側突部53及び内側突部54へ流動したのち、車両後方へ向けて流動する走行風E5とに分流される。
なお、車幅方向へ拡散した走行風E5の一部は、デフレクタ60へ向けて流動せず、エアダム40の内面に沿って車両側面へ流出して側方走行風E2と合流する、あるいは車幅方向の内側に向けて流動して、中央部分33に対応する範囲を流動する床下走行風E1と合流する。
ポケット部80の内部において、導風部55を流れる走行風E4は、図10に示すように、その粘性によってカバー前部52の下面から剥離することなく、カバー前部52の下面に沿ってデフレクタ60へ向けて流動する。その後、導風部55から流出した走行風E4は、デフレクタ60に沿って車両下方に向けて偏向して流動する。
一方、車幅方向へ拡散し車両後方へ流動する走行風E5は、図11に示すように、その粘性によってカバー前部52の下面から剥離することなく、カバー前部52の下面に沿ってデフレクタ60へ向けて流動する。その後、走行風E5は、デフレクタ60に沿って車両下方に向けて偏向して流動する。
デフレクタ60によって車両下方に流動方向を偏向した走行風E4、及び走行風E5は、図10及び図11に示すように、デフレクタ60の下端近傍を流動する床下走行風E1を車両下方へ偏向させながら、床下走行風E1と合流し前輪3の下部近傍へ向けて流動する。
このように車両前方からの走行風Eを整流することで、前輪ホイールハウス6におけるデフレクタ60の後方に、床下走行風E1が流れ込み難くなる。このため、車両前部2の床下を通過する空気の流速に対して、前輪ホイールハウス6におけるデフレクタ60の後方の空気の流速が遅くなり、デフレクタ60の後方に相対的に負圧の負圧領域Pが発生する。
この負圧領域Pは、前輪3の回転によって生じた空気の流れを引き寄せて、車両側面への流動を抑制する。つまり、車両前部2は、車両前方からの走行風Eを整流することで、車両側面における側面流の撹乱を抑制する。
以上のように走行風Eを整流する自動車1の前部整流構造は、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部2の揚力を容易に調整することができる。
具体的には、エアダム40によって車両前方からの走行風Eを車両下方へ偏向することができるため、自動車1の前部整流構造は、前輪ホイールハウス6への走行風Eの侵入を抑制することができる。
このため、自動車1の前部整流構造は、前輪ホイールハウス6への走行風Eの侵入によって、車両側面の側面流が撹乱されることによる空気抵抗を抑制することができる。さらに、底面視における車両前部2の前端形状が車幅方向の略中央から車両側面に向けて滑らかに傾斜しているため、エアダム40は、車両前方からの走行風Eを車両側面側へ案内することができる。これにより、自動車1の前部整流構造は、空気抵抗をより低減することができる。
そして、走行風取込部70がポケット部80の内部へ走行風Eを導入することで、自動車1の前部整流構造は、車両前部2の揚力を容易に調整することができる。
より詳しくは、走行風取込部70がポケット部80の内部へ走行風Eを導入することで、自動車1の前部整流構造は、ポケット部80の外部を流動する床下走行風E1の流速と、ポケット部80の内部を流動する走行風E4,E5の流速との差を小さくすることができる。
このため、自動車1の前部整流構造は、ポケット部80に生じる負圧を小さくすることができる。あるいは、ポケット部80の外部と、ポケット部80の内部との圧力差を略無くすことができる。この際、走行風取込部70を適宜の大きさに開口形成することで、自動車1の前部整流構造は、走行風取込部70が取り込む取込み走行風E3の流量を制限することができる。
例えば、走行風取込部70を小さく開口することで、自動車1の前部整流構造は、取込み走行風E3の流量を少なくして、ポケット部80の内部に負圧を発生させることができる。
あるいは、走行風取込部70を大きく開口することで、自動車1の前部整流構造は、取込み走行風E3の流量を多くして、ポケット部80の内部に負圧が生じることを抑制することができる。
これにより、自動車1の前部整流構造は、車両前部2の揚力を容易に調整することができる。このため、自動車1の前部整流構造は、例えば、車両後部にダウンフォースを発生させるウイングなどを設けることなく、車両前後の揚力バランスを車両に応じて容易に調整することができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、走行中の空気抵抗を低減するとともに、車両前部2の揚力を容易に調整することができる。
また、エアダム40における車幅方向の内側部位に走行風取込部70を開口形成したことにより、自動車1の前部整流構造は、走行風Eをより効率よくポケット部80に送り込むことができる。
具体的には、底面視における車両前部2の前端形状が車幅方向の略中央から車両側面に向けて滑らかに傾斜しているため、車両前部2における走行風の流れは、車幅方向の内側ほど直線的な流れであり、車幅方向の外側ほど車両側面側へ向けた流れとなる。
このため、例えば、外側部分31の範囲に走行風取込部70を形成すると、走行風取込部70は、車両側方へ流動する側方走行風E2を安定して取込むことができず、車両前部2における揚力の調整に必要な流量の取込み走行風E3をポケット部80の内部へ導入できない、あるいは車両側方へ流動する側方走行風E2の乱れが大きくなるおそれがある。
そこで、エアダム40における車幅方向の内側に走行風取込部70を形成したことにより、走行風取込部70は、車両前方から後方へ流動する走行風Eを確実に取り込むことができる。これにより、例えば、走行風取込部70の開口が小さくても、自動車1の前部整流構造は、車両前部2における揚力の調整に必要な流量の取込み走行風E3を効率よくポケット部80の内部へ導入することができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、エアダム40における車幅方向の内側に走行風取込部70を形成することにより、走行風Eを確実にポケット部80の内部へ導入することができ、車両前部2の揚力を安定させることができる。
また車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部70を形成したことにより、自動車1の前部整流構造は、ポケット部80の内部へ走行風Eをより確実に導入することができる。
具体的には、車幅方向において、走行風取込部70の位置と、ポケット部80の開口とが近接している場合、取込み走行風E3がポケット部80の開口から流出するおそれがある。
そこで、車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部70を形成することで、走行風取込部70は、ポケット部80の内部において、車幅方向の内側から外側へ向けて流動させるように取込み走行風E3を取り込むことができる。
このため、自動車1の前部整流構造は、走行風取込部70が取り込んだ取込み走行風E3がポケット部80の開口から流出することを抑制することができる。これにより、自動車1の前部整流構造は、走行風取込部70を介して走行風Eを確実にポケット部80の内部へ導入して、車両前部2の揚力をより安定させることができる。
さらに、フロントバンパー30における境界部分32に対応するエアダム40に走行風取込部70を形成しているため、走行風取込部70は、車両前方から後方へ流動する走行風Eと、車両側面側へ流動する側方走行風E2とを取り込むことができる。
このため、自動車1の前部整流構造は、走行風取込部70の開口を大きく確保できない場合であっても、走行風取込部70を介して、車両前方からの走行風Eをポケット部80の内部により効率よく導入することができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部70を形成したことにより、走行風Eを効率よくポケット部80に導入することができ、車両前部2の揚力をより安定させることができる。
また、ポケット部80におけるカバー前部52に導風部55を備えたことにより、自動車1の前部整流構造は、ポケット部80の内部おける圧力を安定させることができる。
具体的には、車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように走行風取込部70を形成した場合、走行風取込部70が取り込んだ取込み走行風E3がポケット部80の内部を拡散するように流動し、ポケット部80の開口から流出する、もしくはエアダム40の後端から車両側方に流出して、車両前部2における揚力が安定しないおそれがある。
そこで、導風部55を備えたことにより、自動車1の前部整流構造は、走行風取込部70が取り込んだ取込み走行風E3を導風部55で導風しながらポケット部80の内部を案内することができる。これにより、自動車1の前部整流構造は、取込んだ取込み走行風E3が拡散することを抑制できる。
この際、ポケット部80の内部により多くの流量の取込み走行風E3を流動させることができるため、自動車1の前部整流構造は、ポケット部80の内部における圧力を安定させることができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、導風部55によって、車両前部2の揚力をより安定させることができる。
また、フロントバンパー30を下方に延設するように形成したエアダム40によって、自動車1の車両前部2は、スポーティな雰囲気を醸し出すことができる。さらに、例えば、エアダム40を黒色などの暗い色に着色することで、よりスポーティな雰囲気を向上させることができる。
そして、車両前部2の前端形状における傾斜角度θ1が30度以上の範囲をエアダム40によって拡大しているため、自動車1の前部整流構造は、車両前部における揚力の調整を容易にするとともに、空気抵抗の低減、意匠性の向上、及び歩行者保護性能の向上を図ることができる。
なお、上述の実施例において、フロントバンパー30の前端形状を、車幅方向の略中央から車両側面に向けて滑らかに傾斜する形状としたが、これに限定せず、フロントバンパー30の前端形状が車幅方向と略平行な形状であってもよい。この際、エアダム40における車幅方向の適宜の位置に走行風取込部70を形成してもよい。
また、フロントバンパー30と別体のエアダム40としたが、これに限定せず、フロントバンパー30と一体、あるいはアンダーカバー50と一体であってもよい。さらに、フロントバンパー30における境界部分32及び外側部分31の範囲に対応するエアダム40としたが、これに限定せず、フロントバンパー30における車幅方向の全域に沿うように形成したエアダムとしてもよい。
また、フロントバンパー30とエアダム40とで走行風取込部70を構成したが、これに限定せず、エアダム40に開口形成した走行風取込部であってもよい。さらに、開口底部43aなどの壁面を有する走行風取込部70としたが、これに限定せず、開口底部43aなどを設けず、所定の大きさの開口形成した走行風取込部としてもよい。
また、車両上方に向けて凹設した略溝形状の導風部55としたが、これに限定せず、車両下方に向けて突設したフィン状の整流板で導風部を構成してもよい。さらに、アンダーカバー50と別体の導風部としてもよい。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のアンダーカバーは、実施形態のカバー前部52に対応し、
以下同様に、
仕切り壁部は、デフレクタ60に対応し、
走行風取込部から取り込んだ走行風は、取込み走行風E3に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、別の車両前部2における要部のA−A部分断面図を示す図12のように、フロントバンパー30における境界部分32及び外側部分31に対応する範囲において、アンダーカバー50におけるカバー前部52の後部を、車両下方に突出させた仕切り壁部56を設けてもよい。
これにより、自動車1の前部整流構造は、部品点数の増加を抑えて、車両前部2の揚力を容易に調整することができる。
具体的には、ポケット部80を構成する仕切り壁部56が、前輪ホイールハウス6への床下走行風E1の侵入を抑制するデフレクタとしての機能を兼ね備えることで、自動車1の前部整流構造は、仕切り壁部56とデフレクタとを別体で設けることを不要にできる。このため、自動車1の前部整流構造は、車両重量の増加、及びコストの増加を抑制することができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、仕切り壁部56をデフレクタで構成したことにより、部品点数を増加することなく、走行中の空気抵抗の低減と、車両前部2における揚力の調整とを両立することができる。
なお、アンダーカバー50と一体で形成した仕切り壁部56としたが、これに限定せず、アンダーカバー50と別体で構成してもよい。さらに、デフレクタ60と仕切り壁部56とを備えた車両前部2としてもよい。
1…自動車
2…車両前部
6…前輪ホイールハウス
30…フロントバンパー
40…エアダム
52…カバー前部
55…導風部
56…仕切り壁部
60…デフレクタ
70…走行風取込部
80…ポケット部
E…走行風
E3…取込み走行風

Claims (5)

  1. 自動車の車両前部における少なくとも前輪ホイールハウスより車両前方の下面開口を閉塞するアンダーカバーと、
    車両下方に突出するとともに、フロントバンパーの下縁に沿うように形成したエアダムとを備えた自動車の前部整流構造であって、
    前記エアダムと前記前輪ホイールハウスとの間において、前記エアダムに対して車両後方側へ所定の間隔を隔てた位置に仕切り壁部を備え、
    該仕切り壁部を、
    車両下方へ突出するとともに、車幅方向へ沿って形成し、
    前記エアダムを、
    車幅方向の外側に位置する端部が前記仕切り壁部と連設するように形成して、
    前記アンダーカバーと、前記エアダムと、前記仕切り壁部とで包囲されるとともに、車幅方向の内側が開口したポケット部を構成し、
    前記エアダムに、
    前記ポケット部の内部へ向けて走行風を取り込むように開口形成した走行風取込部を備えた
    自動車の前部整流構造。
  2. 前記走行風取込部を、
    前記エアダムにおける前記車幅方向の内側部位に開口形成した
    請求項1に記載の自動車の前部整流構造。
  3. 前記走行風取込部を、
    前記車幅方向の内側から外側へ向けて傾斜するように形成した
    請求項1または請求項2に記載の自動車の前部整流構造。
  4. 前記仕切り壁部を、
    前記アンダーカバーの車両後方端に装着固定したデフレクタで構成した
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動車の前部整流構造。
  5. 前記ポケット部における前記アンダーカバーに、
    前記走行風取込部から取り込んだ走行風を導風する導風部を備えた
    請求項1から請求項4のいずれか1つに記載の自動車の前部整流構造。
JP2014024001A 2014-02-12 2014-02-12 自動車の前部整流構造 Active JP6060916B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014024001A JP6060916B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 自動車の前部整流構造
US14/598,523 US9573634B2 (en) 2014-02-12 2015-01-16 Front air-flow streamlining structure of automotive vehicle
DE102015001039.5A DE102015001039A1 (de) 2014-02-12 2015-01-28 Vorderluftstrom-Strömungsoptimierungsstruktur eines Fahrzeuges und Verfahren zum Leiten eines Vorderluftstromes eines Fahrzeuges

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014024001A JP6060916B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 自動車の前部整流構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015150913A true JP2015150913A (ja) 2015-08-24
JP6060916B2 JP6060916B2 (ja) 2017-01-18

Family

ID=53676942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014024001A Active JP6060916B2 (ja) 2014-02-12 2014-02-12 自動車の前部整流構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9573634B2 (ja)
JP (1) JP6060916B2 (ja)
DE (1) DE102015001039A1 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015193372A (ja) * 2014-03-26 2015-11-05 富士重工業株式会社 車体下部整流構造
JP2018103962A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 フロントバンパ下のフィン構造
JP2018144634A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 マツダ株式会社 タイヤデフレクタ装置
JP2019055627A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 マツダ株式会社 車両の外装構造
JP2020104576A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 マツダ株式会社 フロントデフレクタ
US11059528B2 (en) 2017-02-17 2021-07-13 Honda Motor Co., Ltd. Air resistance reduction device for vehicle
CN116039781A (zh) * 2023-01-18 2023-05-02 重庆赛力斯新能源汽车设计院有限公司 一种可降低风阻的汽车前轮罩的扰流板及汽车

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5737257B2 (ja) * 2012-09-28 2015-06-17 トヨタ自動車株式会社 車両前部構造
US9623917B2 (en) * 2015-03-10 2017-04-18 Ford Global Technologies, Llc Extruded airdam for reducing the lift and drag of a motor vehicle
JP6164249B2 (ja) * 2015-05-19 2017-07-19 マツダ株式会社 自動車の前部床下整流構造
CN106467145B (zh) * 2015-08-18 2021-09-14 福特环球技术公司 部件组件及相关的车辆导流板组件
JP6350482B2 (ja) * 2015-10-22 2018-07-04 マツダ株式会社 自動車のデフレクタ構造
JP6380344B2 (ja) * 2015-11-13 2018-08-29 トヨタ自動車株式会社 ホイールハウス構造
JP6394642B2 (ja) * 2016-06-13 2018-09-26 トヨタ自動車株式会社 車両下部構造
US10220804B2 (en) * 2016-09-01 2019-03-05 Ford Global Technologies, Llc Fog lamp attachment bracket with integrated air curtain duct and fascia support
EP3578446B1 (en) * 2017-03-06 2022-08-10 Mazda Motor Corporation Tire deflector device
JP6477762B2 (ja) * 2017-03-28 2019-03-06 マツダ株式会社 車両の前部車体構造
US10315713B2 (en) * 2017-04-17 2019-06-11 Ford Global Technologies, Llc Side splitter and splitter assembly with dive plane feature
US10351183B2 (en) 2017-04-17 2019-07-16 Ford Global Technologies, Llc Side splitter, splitter assembly and method of improving stability and peak cornering speed of a motor vehicle
FR3068951B1 (fr) * 2017-07-12 2019-07-19 Psa Automobiles Sa Vehicule comprenant une lame aerodynamique fixee a un deflecteur de pare-chocs avant
US10625791B2 (en) * 2017-09-25 2020-04-21 GM Global Technology Operations LLC Adjustable splitter system for a motor vehicle
CN107914784B (zh) * 2017-10-09 2020-01-07 株式会社斯巴鲁 整流装置
US10214255B1 (en) * 2017-11-06 2019-02-26 Yoshitaka Suzuka Undercarriage panel for increasing fuel efficiency by reducing drag of a vehicle
JP6915520B2 (ja) * 2017-12-11 2021-08-04 トヨタ自動車株式会社 フェンダライナ構造
IT201800009561A1 (it) * 2018-10-18 2020-04-18 Automobili Lamborghini Spa Dispositivo regolatore di carico aerodinamico per automobile
JP7155880B2 (ja) * 2018-10-31 2022-10-19 マツダ株式会社 自動車のデフレクタ構造
JP7176404B2 (ja) * 2018-12-26 2022-11-22 マツダ株式会社 自動車のデフレクタ構造
US10933927B2 (en) * 2019-05-16 2021-03-02 Honda Motor Co., Ltd. Airflow deflector for a vehicle
US11180203B2 (en) * 2019-11-19 2021-11-23 Ford Global Technologies, Llc Active fascia splitter and engine shield
US11651629B2 (en) * 2020-10-23 2023-05-16 Ford Global Technologies, Llc Active air dam notification method and system
JP2022162800A (ja) * 2021-04-13 2022-10-25 マツダ株式会社 車両の前部構造

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63139182U (ja) * 1987-03-06 1988-09-13
JP2002308154A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Nissan Motor Co Ltd 車両のフロント下部構造
JP2006219019A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Mazda Motor Corp 車両の前部整流構造

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4291911A (en) * 1980-02-06 1981-09-29 Gallmeyer William W Air dam apparatus for a motor vehicle
US4812570A (en) 1986-07-24 1989-03-14 Takeda Chemical Industries, Ltd. Method for producing thiazolidinedione derivatives
US8998293B2 (en) * 2010-06-22 2015-04-07 Ford Global Technologies, Llc Airflow control device for an automotive vehicle

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63139182U (ja) * 1987-03-06 1988-09-13
JP2002308154A (ja) * 2001-04-10 2002-10-23 Nissan Motor Co Ltd 車両のフロント下部構造
JP2006219019A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 Mazda Motor Corp 車両の前部整流構造

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015193372A (ja) * 2014-03-26 2015-11-05 富士重工業株式会社 車体下部整流構造
JP2018103962A (ja) * 2016-12-28 2018-07-05 ダイハツ工業株式会社 フロントバンパ下のフィン構造
US11059528B2 (en) 2017-02-17 2021-07-13 Honda Motor Co., Ltd. Air resistance reduction device for vehicle
JP2018144634A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 マツダ株式会社 タイヤデフレクタ装置
JP2019055627A (ja) * 2017-09-20 2019-04-11 マツダ株式会社 車両の外装構造
JP2020104576A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 マツダ株式会社 フロントデフレクタ
JP7131374B2 (ja) 2018-12-26 2022-09-06 マツダ株式会社 フロントデフレクタ
CN116039781A (zh) * 2023-01-18 2023-05-02 重庆赛力斯新能源汽车设计院有限公司 一种可降低风阻的汽车前轮罩的扰流板及汽车
CN116039781B (zh) * 2023-01-18 2024-05-14 重庆赛力斯新能源汽车设计院有限公司 一种可降低风阻的汽车前轮罩的扰流板及汽车

Also Published As

Publication number Publication date
DE102015001039A1 (de) 2015-08-13
US9573634B2 (en) 2017-02-21
JP6060916B2 (ja) 2017-01-18
US20150225026A1 (en) 2015-08-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6060916B2 (ja) 自動車の前部整流構造
US8210600B1 (en) Aerodynamic package for an automotive vehicle
US9855983B2 (en) Rectifier to prevent airflow flowing outward in vehicle width direction
EP2849989B1 (en) Vehicle front part structure with spats to restrain wind flow in front of the front wheel
JP7176404B2 (ja) 自動車のデフレクタ構造
JP2016074294A (ja) 車体側部構造
WO2013122050A1 (ja) 車両の車体下部構造
WO2017073382A1 (ja) 車両のトリム構造
JP2018135081A (ja) 車体後部構造
CN111114659B (zh) 汽车的导流板构造
EP2889209A1 (en) Body cover structure of motorcycle
JP6056785B2 (ja) 自動車の前部整流構造
JP2017065422A (ja) 車両の風切音低減構造
JP7234515B2 (ja) 車体前部構造
EP2331389B1 (en) Vehicle cab with a front air nozzle
US11731711B2 (en) Vehicle front structure
JP2002308154A (ja) 車両のフロント下部構造
CN110294028B (zh) 车身侧面结构
JP6156396B2 (ja) 自動車の下部構造
CN111989256B (zh) 车辆的车身下部构造
JP5847148B2 (ja) 車体前部構造
JP2016055751A (ja) 車両のアンダカバー構造
SE536551C2 (sv) Luftriktare och lastfordon
JP6048388B2 (ja) 自動車の前部構造
JP7230770B2 (ja) 車両の車体構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161021

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20161115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6060916

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150