JP2015148251A - 真空断熱材、冷蔵庫及び真空断熱材の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】第1の繊維層及び第1の繊維層上に設けられた第2の繊維層が外包材に収容されている真空断熱材であって、第2の繊維層は、第1の繊維層側に凹んだ凹部が形成されるように第1の繊維層上に積層されており、第1の繊維層、第2の繊維層及び外包材は、減圧されたチャンバー内において凹部に挿入される凸部を有する第1の金型で、第1の繊維層及び第2の繊維層の積層方向にプレスされ、外包材は、第1の繊維層及び第2の繊維層が収容された状態で、端部が溶着されて密閉されているものである。
【選択図】図9
Description
図1は、本実施の形態に係る冷蔵庫1の模式図である。なお、図1は、冷蔵庫1を斜め前方から見た図である。冷蔵庫1は、食品などの貯蔵物を冷蔵(たとえば10℃以下)、冷凍(たとえば、−12℃以下)して収容する冷蔵庫本体30と、冷蔵庫本体30の前面開口を開閉する複数のドア7〜12を備えているものである。
また、冷蔵庫1には、図示省略のキャピラリーチューブなどが設けられている。このキャピラリーチューブが絞り装置に対応している。なお、絞り装置は、キャピラリーチューブに限定されるものではなく、膨張弁などであってもよい。
図6は、本実施の形態に係る冷蔵庫1が備える真空断熱材23の断面図である。図7は、本実施の形態に係る冷蔵庫1の放熱パイプ22及び真空断熱材23の関係を示す正面図である。図8は、図7に示すD−D断面図である。
図9は、本実施の形態に係る冷蔵庫1の備える真空断熱材23となるものを真空プレス機300のチャンバー200に投入した状態を模式的に示した図である。図9を参照して真空断熱材23を製造するのに利用される真空プレス機300の説明及び真空断熱材23の製造工程の説明をする。
真空プレス機300は、第1の繊維集合体40、第2の繊維集合体24a及び外包材25などが投入され、真空引きされる空間を有するチャンバー200と、チャンバー200から空気を排出するのに利用される配管202と、配管202に連通しているポンプ201と、チャンバー200内を大気圧に戻す際に利用される配管203とを有している。
また、真空プレス機300は、チャンバー200に連通する配管202及び配管203と、チャンバー200内の減圧に利用されるポンプ201とを有している。
さらに、真空プレス機300は、第1の繊維集合体40、第2の繊維集合体24a及び外包材25をプレスするのに利用される第1の金型27b1及び第2の金型27b2と、外包材25の端部を溶着し、真空断熱材23を密閉するのに利用される溶着機100とを有している。
原綿の無機繊維は、乾燥がなされた後に、予め設定された寸法に切断される。これにより、第1の繊維集合体40、及び複数の第2の繊維集合体24aが作成される。そして、第1の繊維集合体40上に複数の第2の繊維集合体24aが配置される。次に、第1の繊維集合体40及び複数の第2の繊維集合体24aは、外包材25内に収容する。そして、外包材25内に第1の繊維集合体40及び複数の第2の繊維集合体24aを収容したものは、チャンバー200内に投入される。この投入した状態が、図9に示す状態である。
ここで、第1の金型27b1及び第2の金型27b2でプレスしている状態において、ポンプ201が駆動され、チャンバー200内の減圧がなされる。すなわち、プレス加工がなされるとともにポンプ201が駆動され、外包材25内の空気がチャンバー200内から排出される。
本実施の形態に係る冷蔵庫1の真空断熱材23は、減圧下において、第2の金型27b2及び凸部T1を有する第1の金型27b1でプレスして得られるものである。すなわち、減圧下において、凹部29の形成位置もプレスされるものである。このため、真空断熱材23を大気圧に戻しても、凹部29の形成位置の反対側に、凹部50(図13及び図14参照)が形成されることを防ぐことができる。このため、真空断熱材23のうちの凹部29の形成された部分の厚みが、小さくなってしまうことを防ぐことができる。そして、本実施の形態に係る冷蔵庫1は、この真空断熱材23を備えているので断熱性能の低下が抑制される。
図15は、実施の形態に係る冷蔵庫1の備える真空断熱材23の変形例1である。図15に示すように、第2の繊維集合体34aの端部に切欠部34a1を形成して凹部29bを形成してもよい。切欠部34a1は、第1の繊維集合体40に接触していない側の面から、接触している側の面に向かうテーパー状に形成されたものである。2つの切欠部34a1によって1つの凹部29bが構成される。この変形例1の場合には、隣接する第2の繊維集合体24aの間に間隔を設けないでもよい。
Claims (9)
- 第1の繊維層及び前記第1の繊維層上に設けられた第2の繊維層が外包材に収容されている真空断熱材であって、
前記第2の繊維層は、
前記第1の繊維層側に凹んだ凹部が形成されるように前記第1の繊維層上に積層されており、
前記第1の繊維層、前記第2の繊維層及び前記外包材は、
減圧されたチャンバー内において前記凹部に挿入される凸部を有する第1の金型で、前記第1の繊維層及び前記第2の繊維層の積層方向にプレスされ、
前記外包材は、
前記第1の繊維層及び前記第2の繊維層が収容された状態で、端部が溶着されて密閉されている
ことを特徴とする真空断熱材。 - 前記第2の繊維層は、
複数の第2の繊維集合体を有し、
前記複数の第2の繊維集合体は、
隣接する一方の前記第2の繊維集合体と他方の前記第2の繊維集合体とが、前記凹部が形成されるように間隔を空けて並べられた
ことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。 - 前記第2の繊維層は、
複数の第2の繊維集合体を有し、
前記複数の第2の繊維集合体は、
隣接する一方の前記第2の繊維集合体及び他方の前記第2の繊維集合体の向かい合う端部に、前記凹部を構成する切欠部が形成された
ことを特徴とする請求項1に記載の真空断熱材。 - 前記第1の繊維層、前記第2の繊維層及び前記外包材は、
前記第1の金型と、前記第1の金型の対向位置に設けられ、前記第1の繊維層との対向面が平面状に形成された第2の金型とで、前記第1の繊維層及び前記第2の繊維層の積層方向にプレスされた
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の真空断熱材。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の真空断熱材と、
冷媒を圧縮する圧縮機と、
前記真空断熱材の第2の繊維層に形成された凹部の間に配設され、前記圧縮機から供給される冷媒を放熱させるのに利用される放熱パイプと、
前記放熱パイプを通過した冷媒を減圧する絞り装置と、
前記絞り装置から供給される冷媒を蒸発させるのに利用される冷却器と、
を有する
ことを特徴とする冷蔵庫。 - 前記凹部は、
その深さ寸法が前記放熱パイプの直径以上である
ことを特徴とする請求項5に記載の冷蔵庫。 - 前記凹部は、
上下方向に伸びるように直線状に形成されている
ことを特徴とする請求項5又は6に記載の冷蔵庫。 - 第1の繊維集合体及び複数の第2の繊維集合体が外包材に収容されている真空断熱材の製造方法であって、
隣接する前記第2の繊維集合体の端部の間に予め設定された大きさの凹部が形成されるように、前記第2の繊維集合体を前記第1の繊維集合体上に積層し、
前記第1の繊維集合体及び前記第2の繊維集合体を前記外包材内に収容し、
減圧されたチャンバー内において前記凹部に挿入される凸部を有する第1の金型で、前記第1の繊維集合体及び前記第2の繊維集合体が収容された前記外包材を積層方向にプレスし、
前記外包材の端部を溶着して前記外包材を密閉した
ことを特徴とする真空断熱材の製造方法。 - 前記第1の金型と、前記第1の金型の対向位置に設けられ、前記第1の繊維層との対向面が平面状に形成された第2の金型とで、前記第1の繊維集合体及び前記第2の繊維集合体が収容された前記外包材を積層方向にプレスする
ことを特徴とする請求項8に記載の真空断熱材の製造方法。
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