JP2005009825A - 冷蔵庫 - Google Patents

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Makoto Oyamada
真 小山田
Yoshito Kimura
義人 木村
Tetsuya Saito
哲哉 斎藤
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Abstract

【課題】外箱と内箱間のウレタン断熱材内に凝縮器および真空断熱材を配置した冷蔵庫に関し、真空断熱材に溝付け等の加工を施すことなく容易に配置することができ、また凝縮器の放熱能力を十分確保しながら、真空断熱材による吸熱量低減の効果を最大限にひきだすことができる構造を備えた冷蔵庫を提供する。
【解決手段】外箱16と内箱17間のウレタン断熱材18内に配置した凝縮器35の構成が扁平面管33を平面板34に接着させて平面板34を外箱内面側に接するように配置することにより、扁平面管33内に流れる高温冷媒の熱を効率よく外箱16側に伝えることができ、凝縮器35の放熱量を向上できる。また凝縮器35の他方面が平面状態となるので、真空断熱材19を凝縮器35と庫内を仕切るように最大限に貼り付けることで凝縮器35からの侵入熱量を削減するができ、容易に固定することができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外箱および内箱間に断熱材を発泡充填して成る断熱箱体から構成された冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、冷蔵庫の大容量化および設置スペース縮小の需要が高まるにつれて、冷蔵庫断熱壁内には真空断熱材を備えて断熱性能の向上を図っている(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
【0003】
以下、図面を参照しながら上記従来の冷蔵庫を説明する。
【0004】
図9は、従来の冷蔵庫の略断面図を示す。図9に示すように、従来の冷蔵庫1は、冷蔵庫1の外壁を形成する外箱2と、冷蔵庫の庫内壁を形成する内箱3と、外箱2と内箱3の間に発泡充填させたウレタン断熱材4、ウレタン断熱材4内に配置した真空断熱材5からなる断熱箱体6と、断熱箱体6のウレタン断熱材4内に配置した冷蔵庫冷却装置(図示せず)の凝縮器7により構成され、さらに断熱箱体6内を第一仕切り壁8および第二仕切り壁9によって上下に区画し、それぞれに冷蔵室10および冷凍室11、野菜室12を形成している。
【0005】
真空断熱材5は、ガスの透過を阻止する多層ラミネート構造のフィルムから成る外被袋、シリカ・パーライト等の微粉末もしくは無機繊維等からなる芯材により構成され、芯材を封入した後、外被袋内のガス(空気)を排気し、真空状態にしてヒートシールで密封している。この真空断熱材5の熱伝導率は、0.008から0.0025W/m・Kと非常に断熱性能が優れているため、特に低温が要求される冷凍室11の周囲に取り付ければ、断熱箱体6の壁厚を薄くしても、庫内に侵入してくる熱量を有効的に削減することが可能となる。また真空断熱材5の固定場所は比較的平らな外箱内面側に取り付けられる。
【0006】
また、ウレタン断熱材4内に配置された凝縮器7は冷却装置が運転中には高温となるため、放熱能力を確保し、庫内への侵入熱量を削減するために外箱内面側に取り付けられている。また外箱側に取り付けることにより前記凝縮器7の発熱が外箱2表面に伝わり、表面に露が付くのを防止している。
【0007】
このように真空断熱材5と凝縮器7は双方共に外箱内面側に配置されるため、図5のように互いの配置位置を阻害しないよう真空断熱材の周囲に凝縮器7を配置させる構造をとっている。
【0008】
また、図10に示すように、真空断熱材5の外箱側の面に溝13を形成し、この凝縮器7を溝13に当接する構造をとったものがある。
【0009】
また、図11に示すように、真空断熱材5を外箱2と内箱3の中間位置に固定部品14を用いて配置させるものがある。
【0010】
【特許文献1】
特開平9−269177号公報
【特許文献2】
実開昭61−21285号公報
【特許文献3】
特開平3−233285号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、真空断熱材5の効果を出すため被覆面積を拡大した場合に、凝縮器7の配置が側面の端部分だけとなり、更なる放熱能力の向上ができず、冷凍サイクルの高効率化を狙った凝縮温度の低温下が困難となる。
【0012】
また、上記課題の解決手段として、図10に示すように、真空断熱材5の外箱側の面に溝13を形成し、この凝縮器7を溝13に当接する構造をとった場合、低コスト化を狙って真空断熱材を高性能化にして芯材の厚みを少なくしたり、放熱能力を向上するために多数の配管を外箱に配置するとき、真空断熱材5に溝13を加工することが困難となる。さらに真空断熱材5の取付では溝13と凝縮器7との位置合わせをしなければならないので、外箱2への取り付け作業が煩雑なものとなって、生産コストが高騰するという課題があった。
【0013】
また、他の解決手段として、図11に示すように、真空断熱材5を外箱2と内箱3の中間位置に固定部品14を用いて配置させるものにおいては、断熱材の性能を高めて断熱箱体の壁厚を小さくした場合には、ウレタン断熱材4を発泡充填させるときに、真空断熱材5および固定部品14がウレタン断熱材4の流動を阻害し、真空断熱材5と外箱2もしくは内箱3の間にウレタン未充填部分(ボイド)を発生させてしまうという課題があった。
【0014】
本発明は、上記従来の技術的課題を克服するものであり、真空断熱材5に溝付け等の加工を施すことなく容易に配置ができて、凝縮器7の放熱能力を十分確保しながら、真空断熱材5による吸熱量低減の効果を最大限にひきだすことができる構造を備えた冷蔵庫を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、外壁を形成する外箱と、庫内壁を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱間に発泡充填した断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の壁内部に配した少なくとも片側表面が平面状である凝縮器を備え、前記凝縮器の平面部分が前記外箱内面側に接するように配置されているものであり、凝縮器の平面部から外箱への熱伝達率が高まり、凝縮器の放熱能力を向上することができるという作用を有する。
【0016】
請求項2に記載の発明は、外壁を形成する外箱と、庫内壁を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱間に発泡充填した断熱材と、前記断熱材内に埋設された真空断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の壁内部に配した両側表面が平面状である凝縮器とを備え、前記凝縮器の一方の平面部分を前記外箱内面側に、他方の平面部分を前記真空断熱材に接するように配置したことにより、前記凝縮器の放熱能力を向上することができ、さらに前記真空断熱材を溝付け等の加工無しに外箱全域に貼り付けることができ、前記真空断熱材の固定を容易にすることができるという作用を有する。
【0017】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、凝縮器は、複数の扁平面した配管を平面板に密着させて表面を平面状としたものであり、通常の配管を用いることで部品変更によるコスト増を抑えることができ、また配管を扁平面形状にすることで圧損を増大することなく、前記凝縮器の厚みを減少することができるという作用を有する。
【0018】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、凝縮器は、複数の細径管を平面板に密着させて表面を平面状としたものであり、冷媒単位流量あたりの管内接触面積を増大することで管内の熱伝達交換を促進することができ、さらに断熱壁内に真空断熱材を配置した場合には、前記真空断熱材と前記凝縮器間に空気が残留しにくい構造にすることができるという作用を有する。
【0019】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、凝縮器は、平面板と波形に加工を施した板を貼り合わせて、前記板間に形成した隙間を冷媒流路としたものであり、平面板に冷媒が直接接触するため熱伝達ロスを少なくすることで放熱を促進することができ、さらに断熱壁内に真空断熱材を配置した場合には、前記真空断熱材と前記凝縮器との接触面積が増大するので、前記真空断熱材の表面一部分が高温となることを抑制できるという作用を有する。
【0020】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器の冷媒流路を形成する管内に切りおこし、もしくは溝を設けたものであり、前記凝縮器管内の熱伝達を向上し、放熱能力を高めることができるという作用を有する。
【0021】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器の一方の平面を断熱箱体の外箱と兼用して形成するものであり、部品点数を減らすことで直材コストを削減でき、さらに放熱能力を高めることができるという作用を有する。
【0022】
請求項8に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器と真空断熱材との間に部分的にある隙間に軟質部材を配置したものであり、前記凝縮器と前記真空断熱材間に空気が残留し温度変動により空気が膨張および収縮して外箱を変形させることを防止できるという作用を有する。
【0023】
請求項9に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器と真空断熱材の間に部分的にある隙間に接着部材を介して、前記凝縮器と前記真空断熱材を一体として形成したものであり、外箱への組み込み時の作業性を向上することができるという作用を有する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0025】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による冷蔵庫の外観傾斜図、図2は同実施の形態による冷蔵庫の図1におけるA−A’ 断面図、図3は同実施の形態による冷蔵庫の図1におけるB−B’ 断面図、図4は同実施の形態の冷蔵庫の冷凍サイクル図である。
【0026】
実施の形態1の冷蔵庫15は、前方に開口する鋼板製の外箱16、硬質樹脂製の内箱17、外箱16と内箱17間に発泡充填されたウレタン断熱材18、ウレタン断熱材18内に埋設された真空断熱材19からなる断熱箱体20と、冷蔵室ドア21および冷凍室ドア22と断熱箱体20をシールするガスケット23と、庫内仕切り壁24により区分けされた冷蔵室25および冷凍室26と、冷蔵室の温度を検知する冷蔵室センサ27と、冷凍室の温度を検知する冷凍室室センサ28と、冷蔵室への冷気を調整する冷蔵室ダンパ29と、冷蔵庫の冷凍サイクルを構成する冷凍室背面に配置された冷却器30と、冷蔵庫背面下側の機械室(図示せず)に配置された圧縮機31と、減圧器であるキャピラリチューブ32と、冷蔵庫側壁の外箱16内側に接するように配置された扁平管33と平面板34で構成された凝縮器35と、各部屋に冷気を送る送風ファン36とにより構成されている。また凝縮器35を構成する扁平管33と平面板34は樹脂系接着剤により接着し、凝縮器35を構成する平面板34と外箱16とは、ホットメルト接着剤により接着している。また凝縮器35と真空断熱材19は、両者間の隙間に空気が混入しないように柔軟性フォーム37を敷き詰めて接着している。
【0027】
また、凝縮器35を構成する扁平管33の内部に0.1mmから0.2mmの深さの溝もしくは切りおこし加工を施している。
【0028】
以上のように構成された本実施の形態の冷蔵庫について、以下その動作を説明する。
【0029】
冷蔵庫の運転が開始される条件は、冷蔵室センサ27もしくは冷凍室センサ28温度がオン温度以上の場合であり、また運転が停止する条件は、冷蔵室センサ27および冷凍室センサ28の両方がオフ温度以下の場合である。
【0030】
まず冷凍室26の冷却について説明する。冷凍室26が外気からの侵入熱およびドア開閉などにより、庫内温度が昇温して冷凍室センサ28がオン温度以上になった場合に、圧縮機31が起動し冷却が開始される。圧縮機31から吐出された高温高圧の冷媒は、外箱内面側に配置した凝縮器35に流れ込み、外箱16との熱交換により、冷却されて液化する。さらに液化した冷媒はキャピラリチューブ32で減圧されて、冷却器30に流入し庫内の空気を冷却してガス化して圧縮機31に戻る。庫内が冷却されて冷凍室センサ温度28がオフ温度以下になり、かつ冷蔵室センサ温度27がオフ温度以下になった場合に圧縮機31の運転が停止する。
【0031】
つぎに冷蔵室25の冷却について説明する。冷凍室26と同様に、庫内温度が昇温して冷蔵室センサ温度27がオン温度以上になった場合に、冷蔵室ダンパ29が開き、圧縮機31の運転が開始される。冷却器30の冷気が送風ファン36により庫内に流入して庫内空気温度が冷却されて、冷蔵室センサ温度27がオフ温度以下になり、かつ冷凍室センサ温度28がオフ温度以下の場合に圧縮機31の運転が停止する。また冷蔵室25と冷却器30間の風路にある冷蔵室ダンパ29は、冷蔵室温度がオフ温度以下で全閉し、仮に冷凍室の温度がオフ温度以上で圧縮機の運転が継続しても、冷蔵室温度がそれよりも低下しないようにして、凍結を防止している。
【0032】
図2に示すように、本実施の形態の凝縮器35は扁平管33を平面板34に接着させて、平面板34を外箱16の内面側に接するように配置していることにより、扁平管33内に流れる高温冷媒の熱を効率よく外箱16側に伝えることができ、凝縮器35の放熱量を向上することができる。また従来はアルミテープにより配管を一時固定した後に、ウレタン発泡で固定する方法をとっていたが、配管の浮き具合、アルミテープの貼り方等により配管と外箱の間にウレタン断熱材が回り込んで放熱能力が劣化する場合があった。本実施例では、凝縮器35と外箱16との密着性が高いため、熱ムラなく外箱表面の温度が均一に高まり、冷蔵庫外壁表面への結露を防止することができる。
【0033】
さらに凝縮器35を構成する扁平管33の内部に0.1mmから0.2mmの深さの溝もしくは切りおこし加工を施すことにより、管内側の熱伝達率を向上して凝縮器35の放熱能力を高めている。
【0034】
さらに図2に示すように、本実施の形態の断熱箱体20は、断熱性能を高めるために真空断熱材19をウレタン断熱材18内に配置している。図2にあるように凝縮器35の内箱側に柔軟性フォーム37を配置して、凝縮器35と真空断熱材19の間に隙間なく接着することで、隙間に空気が残留し温度変動により空気が膨張および収縮して外箱を変形させることを防止している。また凝縮器35と真空断熱材19が断熱壁内で複層するように配置されているため、真空断熱材19を凝縮器35と庫内を仕切るように大きく貼り付けることができ、凝縮器35から庫内への侵入熱量を削減することができる。また凝縮器35と真空断熱材19を予め接着しておいてから外箱内面に取り付けることにより、組み立て時の作業性を向上することができる。
【0035】
なお柔軟性フォーム37の替わりに、接着剤を凝縮器35と真空断熱材19の間に隙間なく塗布して接着してもよい。その場合には、凝縮器35と真空断熱材19がより密接に接着されるので、断熱壁厚中のウレタン流動路が確保され、ウレタン未充填部分(ボイド)を削減することができる。
【0036】
また凝縮器35の配管パターンについては、図4の冷凍サイクルのように凝縮器入口が断熱箱体20下部にあり、上下方向に冷媒流路を形成し、入口と同様に下部に凝縮器出口を設けている。前記配管パターンにすることにより、凝縮器35と他の配管との接続を一ヶ所でできるため、組み立て時の作業性を向上することができる。
【0037】
また、凝縮器35の配管パターンを図5に示すように、分流させて多パス化にしてもよい。その場合には、凝縮器35内の冷媒が通る流路が短くなり、管内での圧力損失を減少することができる。
【0038】
また、凝縮器35の形状について、図6に示すように扁平面管33の替わりに外径2mmから3mmで内径を1mmから2mmの細径管38を用いた仕様でもよい。その場合には、細径管38を用いることで凝縮器35の体積および厚みを減らすことができるので、断熱箱体20の壁厚削減を図ることができる。さらに真空断熱材19と凝縮器35の密着性を高めることができるので、真空断熱材19の固定が容易となる。またこの場合には、管内径が小さくなり圧力損失が増大するので、配管パターンを図5に示すように分流させて他パス化にする必要がある。
【0039】
また、凝縮器35の形状について、図7に示すように平面板34と波形に加工を施した波板39を貼り合わせて、その平面板間に形成した隙間を冷媒流路とした仕様でもよい。その場合には、冷媒流路の表面積を拡大することで放熱能力を向上させ、さらに真空断熱材19と凝縮器35との密着度を高めることで固定を容易にすることができる。
【0040】
また、本実施の形態では、凝縮器35を構成する平面板34と外箱16を接着することにより構成しているが、図8に示すように平面板34を外箱16と一体に成形し兼用したものとしてもよい。その場合には、部品点数を減らすることができるので、コストを削減することができる。さらに平面板34と外箱16の熱ロスを削減できるので、凝縮器35の放熱能力を向上することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明は、外壁を形成する外箱と、庫内壁を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱間に発泡充填した断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の壁内部に配した少なくとも片側表面が平面状である凝縮器を備え、前記凝縮器の平面部分が前記外箱内面側に接するように配置されているものであり、凝縮器の平面部から外箱への熱伝達率が高まり、凝縮器の放熱能力を向上することができる。
【0042】
請求項2に記載の発明は、外壁を形成する外箱と、庫内壁を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱間に発泡充填した断熱材と、前記断熱材内に埋設された真空断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の壁内部に配した両側表面が平面状である凝縮器とを備え、前記凝縮器の一方の平面部分を前記外箱内面側に、他方の平面部分を前記真空断熱材に接するように配置したことにより、前記凝縮器の放熱能力を向上することができ、さらに前記真空断熱材を溝付け等の加工無しに外箱全域に貼り付けることができ、前記真空断熱材の固定を容易にすることができる。その結果、真空断熱材による吸熱量低減の効果を最大限にひきだすことができる。
【0043】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、凝縮器は、複数の扁平面した配管を平面板に密着させて表面を平面状としたものであり、通常の配管を用いることで部品変更によるコスト増を抑えることができ、また配管を扁平面形状にすることで圧損を増大することなく、前記凝縮器の厚みを減少することができる。
【0044】
請求項4に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、凝縮器は、複数の細径管を平面板に密着させて表面を平面状としたものであり、冷媒単位流量あたりの管内接触面積を増大することで管内の熱伝達交換を促進することができ、さらに断熱壁内に真空断熱材を配置した場合には、前記真空断熱材と前記凝縮器間に空気が残留せず外観の変形を防止できる。
【0045】
請求項5に記載の発明は、請求項1または2に記載の発明において、凝縮器は、平面板と波形に加工を施した板を貼り合わせて、前記板間に形成した隙間を冷媒流路としたものであり、平面板に冷媒が直接接触するため熱伝達ロスを少なくすることで放熱を促進することができ、さらに断熱壁内に真空断熱材を配置した場合には、前記真空断熱材と前記凝縮器との接触面積が増大するので、前記真空断熱材が部分的に高温にならず、真空断熱材の信頼性が高まる。
【0046】
請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器の冷媒流路を形成する管内に切りおこし、もしくは溝を設けたものであり、凝縮器管内の熱伝達が向上し、放熱能力を高めることができる。
【0047】
請求項7に記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器の一方の平面を断熱箱体の外箱と兼用して形成するものであり、部品点数を減らすことで直材コストを削減でき、さらに放熱能力を高めることができる。
【0048】
請求項8に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器と真空断熱材との間に部分的にある隙間に軟質部材を配置したものであり、前記凝縮器と前記真空断熱材間に空気が残留し温度変動により空気が膨張および収縮して外箱を変形させることを防止できる。
【0049】
請求項9に記載の発明は、請求項2から7のいずれか一項に記載の発明において、凝縮器と真空断熱材の間に部分的にある隙間に接着部材を介して、前記凝縮器と前記真空断熱材を一体として形成したものであり、外箱への組み込み時の作業性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による冷蔵庫の外観傾斜図
【図2】同実施の形態による冷蔵庫の図1におけるA−A’ 断面図
【図3】同実施の形態の冷蔵庫の図1におけるB−B’ 断面図
【図4】同実施の形態の冷蔵庫の冷凍サイクル図
【図5】同実施の形態の凝縮器配管パターンを多パス化した冷凍サイクル図
【図6】同実施の形態の細径管で構成した凝縮器を用いた冷蔵庫の箱体断面図
【図7】同実施の形態の平面板で構成した凝縮器を用いた冷蔵庫の箱体断面図
【図8】同実施の形態で凝縮器の平面板で外箱を形成した冷蔵庫の箱体断面図
【図9】従来の冷蔵庫の略断面図
【図10】従来の冷蔵庫断熱箱体断面図
【図11】従来の冷蔵庫断熱箱体断面図
【符号の説明】
15 冷蔵庫
16 外箱
17 内箱
18 ウレタン断熱材
19 真空断熱材
20 断熱箱体
33 扁平管
34 平面板
35 凝縮器
37 柔軟性フォーム
38 細径管
39 波板

Claims (9)

  1. 外壁を形成する外箱と、庫内壁を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱間に発泡充填した断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の壁内部に配した少なくとも片側表面が平面状である凝縮器を備え、前記凝縮器の平面部分が前記外箱内面側に接するように配置されていることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 外壁を形成する外箱と、庫内壁を形成する内箱と、前記外箱と前記内箱間に発泡充填した断熱材と、前記断熱材内に埋設された真空断熱材とからなる断熱箱体と、前記断熱箱体の壁内部に配した両側表面が平面状である凝縮器とを備え、前記凝縮器の一方の平面部分を前記外箱内面側に、他方の平面部分を前記真空断熱材に接するように配置したことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 凝縮器は、複数の扁平面した配管を平面板に密着させて表面を平面状としたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  4. 凝縮器は、複数の細径管を平面板に密着させて表面を平面状としたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  5. 凝縮器は、平面板と波形に加工を施した板を貼り合わせて、前記板間に形成した隙間を冷媒流路としたことを特徴とする請求項1または2に記載の冷蔵庫。
  6. 凝縮器の冷媒流路を形成する管内に切りおこし、もしくは溝を設けたことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  7. 凝縮器の一方の平面を断熱箱体の外箱と兼用して形成することを特徴とした請求項1から6のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  8. 凝縮器と真空断熱材との間に部分的にある隙間に軟質部材を配置したことを特徴とした請求項2から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
  9. 凝縮器と真空断熱材の間に部分的にある隙間に接着部材を介して、前記凝縮器と前記真空断熱材を一体として形成したことを特徴とした請求項2から7のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
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