JP2015141092A - 建設機械における積載重量超過予測装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械によるトラックへの作業対象物の積載を、重量超過を防止しつつ効率の良い積載作業を可能にする。【解決手段】作業対象物を運搬車両に積み込む運搬作業を繰り返し行う建設機械における積載重量超過予測装置100であって、運搬車両に積み込んだ作業対象物の総重量を演算する総重量演算手段103と、次に積み込む作業対象物の重量を演算する積込重量演算手段104と、前記総重量演算手段で求められた総重量と、前記積込重量演算手段で求められた次回の積込重量により、前記運搬車両における最大積載重量(許容積載重量)を超える重量超過の発生を予測する重量超過予測手段108と、前記重量超過予測手段により、次の運搬での重量超過が発生するかどうかを判定し、重量超過が発生することを予測した場合、重量超過が発生することを報知する報知手段109を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、建設機械における積載重量超過予測装置に関し、特にトラックなどの運搬車両の荷台に土砂などの作業対象物を積み込むための油圧ショベルによる積載重量超過予測装置として好適なものである。
トラック(運搬車両)の荷台などに土砂や鉱石などの作業対象物を積み込むための建設機械としては、油圧ショベルやホイールローダなどがある。このような建設機械において、土砂などを掘削して、その掘削した土砂などをトラックの荷台に積み込む作業においては、荷台への積み込み重量が予め決められた許容重量(最大積載重量)内に収まり、且つできるだけ前記許容重量に近い量の土砂などを運搬して積み込みたい場合がある。
即ち、油圧ショベルなどにより、土砂などの作業対象物(運搬対象物)を運搬して積み込む先がトラックの荷台である場合、前記トラックは公共の道路を走行するため、トラックには最大積載重量が設定されている。このため、油圧ショベルは、前記最大積載重量を越えないように、作業対象物を運搬する必要がある。そこで、建設機械による作業対象物の運搬作業を行いながら、この重量を計測して表示などを行うようにした従来技術が知られている。
この種従来技術としては特開昭58−162816号公報(特許文献1)や特開昭63−140923号公報(特許文献2)に記載のものなどがある。
上記特許文献1に記載されている従来技術では、建設機械による積込量がトラックの最大積載重量を超えて重量超過となることを防止するため、建設機械が運搬中の作業対象物の重量と、既に運搬完了してトラックなどに積み込んだ作業対象物の総重量との合計が、前記トラックの最大積載重量を超える場合、建設機械の操作者に対し、作業対象物の運搬中止を指示し、これによりトラックに積載する作業対象物の重量超過を防止するようにしている。
一方、前記特許文献2に記載されている従来技術のものでは、建設機械が運搬中の作業対象物の重量と、トラックの最大積載重量から、既に前記トラックに積載完了した作業対象物の総重量を除いた残りの重量とを並べて表示するようにしている。これにより、残りの重量を超えた重量の積込みを行って重量超過が発生してしまうことを防止できるようにしている。
特開昭58−162816号公報 特開昭63−140923号公報
しかし、上述した従来技術のものは、何れも、運搬中の作業対象物をそのままトラック荷台に積み込むと重量超過になると判断された場合に、運搬を中断し、重量超過にならない程度の重量の作業対象物を運搬するように、運搬のやり直しを行う必要がある。このため、作業効率が低下するという課題があった。
本発明の目的は、建設機械による運搬車両への作業対象物の積載を、重量超過を防止しつつ効率良く行うことのできる建設機械における積載重量超過予測装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、作業対象物を運搬車両に積み込む運搬作業を繰り返し行う建設機械における積載重量超過予測装置であって、前記運搬車両に積み込んだ作業対象物の総重量を演算する総重量演算手段と、次に積み込む作業対象物の重量(次回積込重量)を演算する積込重量演算手段と、前記総重量演算手段で求められた総重量と、前記積込重量演算手段で求められた次回積込重量により、前記運搬車両における最大積載重量を超える重量超過の発生を予測する重量超過予測手段と、前記重量超過予測手段により、次の運搬での重量超過の発生を予測した場合に、重量超過の発生を前記建設機械の操作者などに報知する報知手段を備えることを特徴とする。
また、上記において、建設機械の1回ごとの積込重量の平均値(平均積込重量)を演算する平均重量演算手段を備え、前記積込重量演算手段は、前記平均重量演算手段で求められた前記平均積込重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量(平均積込重量)が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残りの重量(残り積載重量)より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測し、前記報知手段により報知するように構成することができる。
ここで、建設機械の1回ごとの積込重量の標準偏差を演算する標準偏差演算手段を更に備え、前記積込重量演算手段は、前記平均重量演算手段で求められた平均積込重量と、前記標準偏差演算手段で求められた標準偏差に予め定めた安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測し、前記報知手段により報知するようにすることが好ましい。
また、建設機械における1回ごとの積込重量における例えば過去の最大重量を演算する最大重量演算手段を備え、前記積込重量演算手段は、前記最大重量演算手段で求められた最大重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量(最大重量)が、運搬車両における最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測するように構成しても良い。
ここで、前記作業対象物を収容する前記建設機械のアタッチメントの収容仕様を入力する仕様入力手段と、前記作業対象物の種類を設定する作業対象物種類設定手段を備え、前記最大重量演算手段は、前記仕様入力手段に入力された前記アタッチメントの収容仕様と、前記作業対象物種類設定手段により設定された作業対象物の種類から、前記建設機械が1回で運搬可能な前記作業対象物の最大重量を演算し、前記積込重量演算手段は、前記最大重量演算手で求められた最大重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量(最大重量)が、運搬車両における最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測するように構成することもできる。
また、前記標準偏差演算手段が演算する標準偏差に対する閾値を設ける閾値設定手段を更に備え、前記積込重量演算手段は、前記閾値設定手段により設定された前記閾値と、前記標準偏差演算手段で求められた前記標準偏差とを比較し、この比較結果に基づいて、前記平均重量演算手段で求められた作業対象物の平均積込重量、またはこの平均積込重量と前記標準偏差に安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量、或いは前記最大重量演算手段で求められた最大重量の何れかを選択して次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量(選択された重量)が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測するように構成することもできる。
なお、運搬車両における前記最大積載重量から、既に運搬完了した作業対象物の総重量を除いた残りの重量と、前記平均積込重量演算手段で求められた建設機械の1回ごとの積込重量の平均値を用いて、重量超過が発生するまでの残り運搬回数を演算し、この残り運搬回数を提示する残り回数提示手段を備えるようにするとなお好ましい。
本発明によれば、建設機械による運搬車両への作業対象物の積載を、重量超過を防止しつつ効率良く行うことのできる建設機械における積載重量超過予測装置を得ることができる効果がある。
本発明の建設機械における積載重量超過予測装置の実施例1が適用される油圧ショベルを示す側面図である。 本発明の実施例1における積載重量超過予測装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例1でのフロント作業機4における作業対象物の重量演算を説明するための図である。 本発明の実施例1でのフロント作業機4における作業対象物の重量演算を説明するための他の図である。 本発明の実施例1でのフロント作業機4における作業対象物の重量演算を説明するための更に他の図である。 本発明の実施例1の積載重量超過予測装置における表示手段の一例を示す図である。 本発明の実施例1における積載重量超過予測装置の演算の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施例2を説明する積載重量超過予測装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例2における積載重量超過予測装置の演算の流れを説明するフローチャートである。 本発明の実施例3を説明する積載重量超過予測装置の構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例3における積載重量超過予測装置の演算の流れを説明するフローチャートである。
以下、本発明の建設機械における積載重量超過予測装置の具体的実施例を、図面を用いて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本発明の建設機械における積載重量超過予測装置の実施例1を図1〜図7を用いて説明する。本実施例1においては、建設機械としての油圧ショベルに本発明を適用した場合について説明する。
本実施例は、トラックに運搬完了した作業対象物の総重量がトラックの最大積載重量より充分軽い場合の通常の運搬と、前記総重量が前記最大積載重量に近づいたため、重量超過を防止するための調整となる運搬との切り替えを、運搬を中断せず、且つ運搬完了した作業対象の総重量が重量超過とならない範囲で最大積載重量に最も近い適切なタイミングで行うことにより、重量超過を防止しつつ作業効率を確保することができるようにしたものである。
図1は、本発明の建設機械における積載重量超過予測装置の実施例1が適用される油圧ショベルを示す側面図である。本実施例では、油圧ショベルのフロント作業機のアーム先端に取り付けるアタッチメントとしてバケットを使用し、このバケットにより土砂を掘削して運搬し、トラック荷台に積込む作業を行う場合について説明する。
まず、本実施例が適用される油圧ショベルの構成について、図1により説明する。
図1において、1は油圧ショベルで、この油圧ショベル1は、履帯式の走行手段を左右一対備えた下部走行体2、この下部走行体2上に旋回装置を介して装着した上部旋回体3、この上部旋回体3の前部に俯仰動自在に取り付けられたフロント作業機4などにより構成されている。前記上部旋回体3には、キャブ5、エンジンや油圧機器類などを覆う建屋6、カウンタウエイト7などが設けられている。
前記フロント作業機4は、前記上部旋回体3に俯仰動自在に取り付けられたブーム8、このブーム8の先端に揺動自在に取り付けられたアーム9、このアーム9の先端に回動自在に取り付けられたバケット(アタッチメント)10、前記ブーム8を起伏させて俯仰動させるためのブームシリンダ11、前記アーム9を揺動させるためのアームシリンダ12、前記バケット10を回動させるためのバケットシリンダ13などにより構成されている。前記ブーム8は、前記上部旋回体3の前部中央に設けられたブラケットに連結され、この連結部を支点として俯仰動自在に支持されている。
また、前記上部旋回体3には、本実施例の積載重量超過予測装置における各種演算を行うマイクロコンピュータ14、このマイクロコンピュータ14での演算結果などを表示するモニタ15、このモニタ15或いはその近くに設けられ、操作者の交代や異なる作業対象物の運搬作業の開始時などにリセットを行うためのリセット手段としてのリセットスイッチ16、運搬中の作業対象物の重量を操作者が任意のタイミングで計測するための計測スイッチ17などが設けられている。これらのうち少なくとも前記モニタ15、リセットスイッチ16及び計測スイッチ17は前記キャブ5内に設置されている。前記マイクロコンピュータ14については、前記キャブ5内に設置してもキャブ5外の任意の位置に設置しても良い。
更に、前記フロント作業機4には各種のセンサが設けられている。即ち、前記ブーム8の前記上部旋回体3に対する角度を検出するためのブーム角度センサ18、前記アーム9の前記ブーム8に対する角度を検出するためのアーム角度センサ19、前記バケット(アタッチメント)10の前記アーム9に対する角度を検出するためのアタッチメント角度センサ20が設けられている。また、前記ブームシリンダ11にかかる負荷を検出するために、前記ブームシリンダ11におけるボトム室側のシリンダ室内圧力を検出するブームボトム室圧カセンサ21と、前記ブームシリンダ11におけるロッド室側のシリンダ室内圧力を検出するブームロッド室圧カセンサ22を備えている。
次に、上述した図1を参照しつつ、図2により本実施例1の積載重量超過予測装置の構成について説明する。図2は本実施例1の積載重量超過予測装置の構成を説明するブロック図である。
この図2に示すように、積載重量超過予測装置100は、重量演算手段105、総重量演算手段103、平均重量演算手段106、標準偏差演算手段107、積込重量演算手段104、重量超過予測手段108などにより構成されている。
前記重量演算手段105は、建設機械の前記バケット(アタッチメント)10により運搬中の作業対象物(土砂や鉱石など)の重量を演算するものである。
前記総重量演算手段103は、前記運搬車両に積み込んだ作業対象物の総重量を演算するもので、前記重量演算手段105により求められた作業対象物重量の運搬済の積算値から求めることができる。
前記平均重量演算手段106は、建設機械による運搬作業が行われる度に、その運搬回数をカウントすると共に、1回の運搬作業で前記バケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の平均値(平均重量)を演算するものである。
また、前記標準偏差演算手段107は、建設機械による運搬作業が行われる度に、1回の運搬作業で前記バケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の標準偏差を演算するものである。
前記積込重量演算手段104は、次に積み込む作業対象物の重量を演算するもので、次回積込重量を決定するものである。例えば、前記積込重量演算手段104は、前記平均重量演算手段106で求められた建設機械の1回ごとの積込重量の平均値(平均重量)を用いる。或いは、前記平均重量演算手段106で求められた前記平均重量と、前記標準偏差演算手段107で求められた標準偏差に予め定めた安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量を用いても良い。更に、後述する最大重量演算手段112(図8参照)で求められた建設機械における例えば過去の1回ごとの積込重量の最大重量を用いるようにしても良い。
前記重量超過予測手段108は、前記バケット4がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量を積算して総重量を求め、予め設定したトラックの最大積載重量から前記総重量を減算して残りの積載可能な重量(残り積載重量)を演算し、この残り積載重量と、前記平均重量と前記標準偏差に安全率を乗じた値の和の重量とを比較して、次の運搬作業で重量超過が発生するか否かを予測するものである。
前記重量演算手段105には、前記フロント作業機4の姿勢検出手段101である前記ブーム角度センサ18やアーム角度センサ19による検出値、前記ブームシリンダ11にかかる負荷を検出するための圧力検出手段102である前記ブームボトム室圧力センサ21やブームロッド室圧力センサ22による検出値などが入力されるように構成されている。また、この重量演算手段105には運搬中の作業対象物の重量を操作者が任意のタイミングで計測するための計測スイッチ17も接続されている。
前記平均重量演算手段106や標準偏差演算手段107などに対しては、操作者の交代や異なる作業対象物の運搬作業の開始時などにリセットを行うためのリセット手段としてのリセットスイッチ16が接続されている。また、このリセットスイッチ16は、前記総重量演算手段103に対してもリセットでき、次の新たな作業開始時などにリセットできるようになっている。
前記重量超過予測手段108には、この重量超過予測手段108で判定した重量超過などの判定結果を出力する重量超過報知手段(判定結果出力手段)109、残りの運搬可能
回数を提示する残り回数提示手段110、及び前記重量超過報知手段109や前記残り回数提示手段110からの情報を表示するためのモニタ15などが接続されている。
次に、前記積載重量超過予測装置100を構成している前記重量演算手段105、前記総重量演算手段103、前記平均重量演算手段106、前記標準偏差演算手段107、前記積込重量演算手段104、前記重量超過予測手段108などのそれぞれにおける処理内容について、図3〜図5を用いて具体的に説明する。図3〜図5は、フロント作業機4における作業対象物の重量演算を説明するための図である。
本実施例1における建設機械としての油圧ショベル1の上部旋回体3には、図1で説明したように、前記積載重量超過予測装置100における各種演算を行うための前記マイクロコンピュータ14が備えられている。また、前記油圧ショベル1には、フロント1の姿勢検出を行うための姿勢検出手段101として、油圧ショベル1の上部旋回体3とブーム8の揺動中心に設けられた前記ブーム角度センサ18、ブーム2とアーム3の揺動中心に設けられた前記アーム角度センサ19、アーム3とバケット4の揺動中心に設けられたアタッチメント角度センサ20を備えている。更に、ブームシリンダ11にかかる負荷を検出するための圧力検出手段102として、前記ブームボトム室圧カセンサ21及び前記ブームロッド室圧カセンサ22を備えている。
これらのセンサ18〜22及び演算手段としての前記マイクロコンピュータ14を用いて、前記フロント作業機4における作業対象物の重量演算が行われる。
まず初めに、前記積載重量超過予測装置100における重量演算手段105の具体的な演算例を、図3〜図5を参照しつつ説明する。
(重量演算手段105)
前記重量演算手段105は、前記フロント作業機4におけるバケット4が運搬中の作業対象物重量を演算するものである。
図3〜図5において、Wは前記バケット4が運搬している作業対象物重量(ベクトル)、Wはブームシリンダ11を除いたフロント作業機4の自重(ベクトル)である。
また、前記姿勢検出手段101(ブーム角度センサ18、アーム角度センサ19、アタッチメント角度センサ20)により検出されるブーム8、アーム9、アタッチメント10の水平面に対する傾き角度が、それぞれ、α,β,γで示されている。ただし、これらの角度α,β,γは、図3における紙面反時計回りを正とする。なお、図3〜図5においては、アタッチメント4として、バケットに代えてスクラップを吸着して運搬するマグネットを示している。
前記ブーム8の揺動中心Cとスクラップ重心位置間の水平方向長さをl、前記ブーム8の揺動中心Cと、ブームシリンダ11を除いたフロント作業機4の重心位置間の水平方向長さをl、前記ブーム8の揺動中心Cからブームシリンダ11に対して引いた垂線の長さをhとすると、前記l,l,hは何れも姿勢検出手段101の検出結果とフロント作業機4の寸法値を用いて演算することができる。
前記lの演算について説明する。図3に示すように、ブーム8、アーム9、アタッチメント10の長さを、それぞれlboom,larm,latt とおくと、前記lは次の数1で求めることができる。
l=lboomcosα+larmcosβ+lattcosγ …(数1)
即ち、前記lboom,larm,lattは設計によって決まる既知の値であるため、lは姿勢検出手段101の検出結果を用いて演算できる。
次に、前記lの演算について説明する。図4に示すように、ブーム8、アーム9、アタッチメント10、各シリンダなどのフロント作業機4を構成する各構造物について、ブーム8の揺動中心Cと各構造物の重心位置間の水平方向長さをそれぞれl,l,l,……とおく。
同様に、各構造物の重量をW,W,W……とおく。ここで、前記Wはブームシリンダ5を除いたフロント作業機4の自重であるから、
=W+W+W+…… …(数2)
となる。前記W,W,W,……は、設計により決まる値であり既知であることから、Wも既知である。また、各構造物の個々の重心位置も設計により決まる値であり既知であることから、前記l,l,l,……は姿勢検出手段101の検出結果と各構造物の個々の重心位置から演算することができる。
各構造物のブーム8の揺動中心Cまわりのモーメントの和が、フロント作業機4の自重Wによるブーム8の揺動中心Cまわりのモーメントであるから、
=W+W+W+…… ………(数3)
∴ l=(W+W+W+……)/W …(数4)
となる。上記数4から、lは姿勢検出手段101の検出結果と既知の値で演算できる。
次に、前記hの演算について説明する。図5に示すように、ブームシリンダ11の両端とブーム8の揺動中心Cによって囲まれる三角形をABCとおく。また、三角形ABCの各辺長さを、lAB,lBC,lCAとおく。lBC,lCAは設計により決まる値であり既知である。また、∠ACBは図3のαと同様に姿勢検出手段101により検出できる。よって、余弦定理を用いて、次の数5が導かれる。
Figure 2015141092
この数5から、lABは姿勢検出手段101の検出結果と既知の値で演算できる。前記hはブーム8の揺動中心Cからブームシリンダ11に対して引いた垂線の長さであるから、三角形ABCの面積をSとおくと、
S=(lAB・h)/2 …(数6)
となる。また、Sを∠ACBとlBC,lCAによって表すと、
S=(lCA・lBCcos∠ACB)/2 …(数7)
となる。上記数6及び数7から、それぞれの右辺を等号で結び整理すると、
h=(lCA・lBCcos∠ACB)/lAB …(数8)
となる。上記数5と数8から、hは姿勢検出手段101の検出結果と既知の値で演算できる。
前記圧力検出手段102により検出されるブームシリンダ11におけるブームボトム室圧力(ブームシリンダのボトム側シリンダ室内圧力)をP1b、ブームロッド室圧力(ブームシリンダのロッド側シリンダ室内圧力)をP1rとおく。ブームシリンダのボトム側シリンダ室の受圧面積をA、ロッド側シリンダ室の受圧面積をAとする。ブームシリンダ11の支持力をFとし、ブームシリンダ11の伸長方向を正の向きとすれば、
F=P1b・A−P1r・ …(数9)
となる。この支持力Fによるブーム8の揺動中心Cまわりのモーメントは、作業対象物重量W及びフロント作業機4の自重Wによるブーム2の揺動中心まわりのモーメントの和と釣り合っているので、
F・h=W・l+W・l …(数10)
∴ W=(F・h−W・l)/l …(数11)
となる。上述した数1,数2,数4,数5,数8から、前記W,l,l,hは、それぞれ姿勢検出手段101の検出結果と予め設計により決まる値から演算できる。
以上のことから、作業対象物の重量Wは、ブーム8の揺動中心Cまわりのモーメント釣り合い式から演算することができる。
上述した重量演算手段105による作業対象物の重量の演算は、操作者が任意のタイミングで、キャブ5内に設置されている前記計測スイッチ17を押すことで開始され、これをその時点での運搬中の作業対象物の重量Wとする。
(総重量演算手段103及び平均重量演算手段106)
次に、図2に示す前記積載重量超過予測装置100における総重量演算手段103と平均重量演算手段106による演算について説明する。前記重量演算手段105により、油圧ショベル1による作業対象物の運搬作業が行われる度に、その作業対象物の重量(積込重量)Wを演算する。そして、その運搬作業の回数Nをカウントすると共に、前記総重量演算手段103は、これまでの運搬によりトラックに積み込んだ作業対象物重量Wの積算値(総重量)WSUMを演算する。また、前記平均重量演算手段106は、次の数12により、油圧ショベル1が1回の運搬作業で、バケットやマグネットなどのアタッチメント10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の平均値WAVEを演算する。
Figure 2015141092
(標準偏差演算手段107)
次に、図2に示す前記積載重量超過予測装置100における標準偏差演算手段107による演算について説明する。この標準偏差演算手段107では、油圧ショベル1による運搬作業が行われる度に、1回の運搬作業で、バケットなどのアタッチメント10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量Wの標準偏差σを演算する。この標準偏差σは次の数13により演算することができる。
Figure 2015141092
(積込重量演算手段104及び重量超過予測手段108)
次に、図2に示す前記積載重量超過予測装置100における前記積込重量演算手段104と前記重量超過予測手段108にいて説明する。
前記積込重量演算手段104は、前記平均重量演算手段106で求められた作業対象物の1回の運搬当たりの平均重量WAVEと、前記標準偏差演算手段107で求められた標準偏差の値に安全率として例えば2を乗じた値の重量との和の重量(WAVE+σ×2)を算出し、この和の重量を次回積込重量として決定し、用いるものである。
前記重量超過予測手段108は、前記バケットなどのアタッチメント10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量Wの積算値(総重量)WSUMを求め、予め設定されているトラックの最大積載重量Pから前記総重量WSUMを減算することで、残りの積載可能な重量、即ち、残り積載重量(P−WSUM)を演算する。
そして、前記積込重量演算手段104で求められた次回積込重量(WAVE+σ×2)と、前記残り積載重量(P−WSUM)とを比較し、残りの積載重量(P−WSUM)が小さい場合には、次の運搬作業で重量超過が発生することを、前記重量超過予測手段108は予測するものである。
同一の操作者が、同じ建設機械で一定の運搬作業を繰り返す場合であっても、前記重量演算手段105によって演算される作業対象物重量Wにはばらつきが生じる。作業対象物重量Wの平均値WAVEに、標準偏差σに安全率として例えば2を乗じた値を加算することで、このばらつきを考慮して、重量超過の予測を行うことができる。
(重量超過報知手段109)
本実施例では、前記重量超過予測手段108により、次の作業での重量超過が予測された場合、これを操作者に報知するための重量超過報知手段109を備えている。そして、本実施例では、前記重量超過報知手段109は前記キャブ5内に備えられている前記モニタ15に組み込まれており、前記重量超過予測手段108が重量超過を予測した場合、前記モニタ15に、警告表示などを出力する。或いは前記キャブ5内などに報知ランプを設けて、重量超過を予測した場合、前記報知ランプを点灯させる。このように構成することにより、操作者は事前に重量超過を回避するための重量調整となる運搬を行うことができ、重量超過を防止することができる。
(残り回数提示手段110)
また、本実施例では、重量超過が発生するまでの残りの運搬作業回数nを演算して操作者に提示する残り回数提示手段110も備えている。
この残り回数提示手段110は、次の数14に示すように、残り積載重量(P−WSUM)を、1回の運搬作業でバケットなどのアタッチメント10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の平均値WAVEで除算することにより、重量超過が発生するまでの残りの運搬作業回数nを演算することができる。
Figure 2015141092
この数14において、nは小数点第一位以下を切り下げて整数とし、これを残り回数として操作者に提示する。この残り回数の提示は、前記モニタ15に残り回数を表示することにより行われ、操作者はこの残りの運搬作業回数nをモニタ24で確認しながら作業することで、重量超過を防止することが可能となる。
このように、残り回数提示手段110により、操作者に重量超過が発生するまでの残り運搬作業回数nを提示することで、操作者は重量超過が発生するタイミングを把握しやすくなり、確実に重量超過を防止しつつ効率のよい運搬作業をすることができる。
(リセット手段)
油圧ショベルなどの建設機械においては、作業内容の変化や操作者の変更によって、建設機械が1回に運搬する作業対象物重量Wの平均値WAVEや標準偏差σは異なってくる。そこで、本実施例では、平均重量演算手段106が演算する平均値WAVEや標準偏差演算手段107が演算する標準偏差σを、操作者の交代や、異なる作業対象の運搬作業を開始した場合などに、リセットできるように、リセット手段としてのリセットスイッチ16を備えている。このリセットスイッチ16は、図1に示すように、キャブ5内のモニタ上或いはその付近に設けられている。
なお、このリセットスイッチ16は、前述したように、前記総重量演算手段103に対してもリセットでき、次の新たな作業開始時などにリセットできるようになっている。
(モニタ15)
図6は本実施例1の積載重量超過予測装置における表示手段としてのモニタ15の一例を示す図で、モニタ15での表示内容の例を示している。
前記モニタ15には、前記重量超過報知手段109からの報知や警報などの出力情報以外にも、操作者が作業状況を把握し易くするための情報が表示されるように構成されている。
即ち、図6に示す例では、トラックの最大積載重量Pから運搬済の作業対象物の総重量WSUMを差し引いた残り積載重量(残積載量)(P−WSUM)、残り回数提示手段110からの残り回数n、運搬中の作業対象物重量(現在重量)W、運搬済の作業対象物の積算値である総重量(積算重量)WSUM、1回の運搬作業で積み込んだ土砂重量の平均重量WAVE、運搬作業の作業回数(現在回数)Nなども表示するように構成されている。
なお、前記モニタ15への表示項目や表示内容は図6に示すものに限らず、必要に応じて取捨選択することができる。
次に、図7に示すフローチャートにより、本実施例1の建設機械における積載重量超過予測装置の演算の流れを説明する。
ステップS1で計測装置(重量超過予測装置)の処理が開始され、ステップS2で、運搬先であるトラックなどの最大積載重量Pを設定する。その後、ステップS3で前記計測スイッチ17がONにされると(YESの場合)、ステップS4に移って、油圧ショベルで運搬中の作業対象物の重量Wを前記重量演算手段105により演算する。この重量演算が終わると、これを記憶すると共に運搬作業の回数Nをカウントする(ステップS5)。
次に、ステップS6では、トラックに積み込んだ作業対象物の重量Wを積算してその積算値である総重量WSUMを演算する。その後、前記平均重量演算手段106により、油圧ショベルによる運搬作業1回当たりの平均重量WAVEを演算する(ステップS7)。また、前記標準偏差演算手段107により、運搬作業1回当たりの標準偏差σを演算する(ステップS8)。
次に、ステップS9では、トラックの最大積載量Pから運搬済の作業対象物重量の積算値(総重量)WSUMを差し引いた残りの積載可能な重量(残り積載重量)(P−WSUM)を演算する。そして、ステップS10では前記重量超過予測手段108により、次の運搬積み込みにより、重量超過(過積載)となるかどうかを予測する。この重量超過の予測について、本実施例では、前記平均重量演算手段106で求められた作業対象物の1回の運搬当たりの平均重量WAVEと、前記標準偏差演算手段107で求められた標準偏差σの値に安全率として2を乗じた値の重量との和の重量(WAVE+σ×2)を、前記積込重量演算手段104で算出して、次回積込重量とする。
そして、この次回積込重量と、前記残り積載重量(P−WSUM)とを比較し、残り積載重量(P−WSUM)が小さい場合(YESの場合)には、次の運搬作業で重量超過が発生すると予測され、ステップS11に移って、前記モニタ15などに設けられた報知ランプなどを点灯させて、操作者に次の運搬で重量超過が発生することを報知する。これにより、操作者は次の運搬時には、重量超過が発生しないように重量調整となる運搬を行うことができ、重量超過となることを防止できる。
前記ステップS10で残り積載重量(P−WSUM)の方が大きい場合(NOの場合)には、ステップS12に移り、計測装置が起動中のままであれば(NOの場合)、前記ステップS3以降の処理を同様に繰り返す。ステップS12で計測装置が停止されていれば(YESの場合)、処理終了となる(ステップS13)。
上述したように、本実施例における積載重量超過予測装置は、重量超過予測手段108を備え、次の運搬を開始する前に重量超過が発生することを予測するため、操作者は予め重量超過を防止するための調整となる運搬を行い、重量超過を防止しつつ作業効率を確保することができる。
また、本実施例の重量超過予測手段108は、前記平均重量演算手段106が演算する作業対象物の平均重量WAVEに、前記標準偏差演算手段107が演算する作業対象物の標準偏差σを考慮して、最大積載重量Pから既に運搬完了した作業対象の総重量WSUMを除いた残り積載重量(P−WSUM)を比較している。従って、1回毎の運搬作業における作業対象物重量Wのばらつきを考慮した重量超過予測をするため、精度の高い重量超過予測が可能となる。これにより操作者は、事前に重量超過を回避する為の重量調整となる運搬作業ができ、油圧ショベル1による運搬のやり直しを回避した効率の良い作業を行える。
次に、以上説明した実施例1の代案等について説明する。以下、説明する代案等についても本発明の範囲に含まれるものである。
(重量超過報知手段109)
上記実施例1では、重量超過が予測されるとモニタ15に表示した報知ランプにより操作者に報知或いは警告を行うようにしているが、報知ランプをモニタ15とは別の場所に備えるようにしても良い。また、報知ランプに限らず、ブザーなどの音によって報知(警告)を行うようにしても良い。更に、モニタ15に報知ランプで報知する代わりに、モニタ上に文字などで報知するようにしても良い。
(アタッチメント10)
上記実施例1では、アタッチメント10としてバケットを取り付けて土砂(作業対象物)をトラック荷台に積む込む作業を例として挙げたが、上記図3、図4に示すように、上記アタッチメント10をマグネットに代え、このマグネットによりスクラップの運搬作業をするものにも同様に適用できる。更に、前記アタッチメント10をグラップルとし、このグラップルによるハンドリング作業に対しても本発明は同様に適用できる。
(建設機械1)
上記実施例1では、建設機械1として、油圧ショベルによる掘削、運搬作業を例に挙げたが、ホイールローダやクレーンなどの建設機械により運搬作業を繰り返し、運搬車両などに積載する場合についても本発明は同様に適用できるものである。
(重量演算手段105)
上記実施例の説明では、前記重量演算手段105における演算方式として、圧力センサによって油圧シリンダに作用する負荷を計測し、モーメントの釣り合い式から、作業対象物重量Wを演算する例を説明したが、例えば、ピン形状のロードセルをアタッチメント10の支持部に配置して作業対象物重量Wを検出するなどの他の方式による重量演算を用いるようにしても良い。
また、上述した実施例では、前記重量演算手段105は、操作者が計測スイッチ17を押すことで運搬中の作業対象物重量Wの演算を開始するようにしているが、操作者の操作パターンや建設機械の姿勢から作業対象物を運搬中であることを検出して、自動的に作業対象物重量Wの演算を開始するようにしても良い。更に、これらを組み合わせて演算開始するようにしても良い。
(リセット手段)
上述したリセットスイッチ(リセット手段)16によるリセットとは別に、異なる作業対象物(別の種類の作業対象物)への作業を開始する際には、自動的に作業対象物重量の積算値(積載した総重量)WSUMをリセットするようにしても良い。また、この積算値WSUMのリセットに伴って、前記モニタ15上に運搬作業の回数(現在回数)Nを表示している場合には、前記運搬作業回数Nも同時にリセットするようにしても良い。
作業対象物重量の積算値WSUMなどを自動的にリセットする手段としては、建設機械1の状態を検出して自動的にリセットする仕組みを導入すると良い。例えば、エンジン起動を検出したり、一定時間以上の走行を検出することにより、操作者や作業対象物が変更されたと判断して自動的にリセットするようにすると良い。
また、前記リセットスイッチ16とは別に専用のリセットスイッチを追加して、前記作業対象物重量の積算値WSUMや前記運搬作業回数Nをリセットするようにしても良い。
更に、前記モニタ15をタッチパネルにして、リセット用のスイッチを画面上に表示するようにしても良い。
図8は本発明の実施例2を説明する積載重量超過予測装置の構成を説明するブロック図、図9は本発明の実施例2における積載重量超過予測装置の演算の流れを説明するフローチャートである。これらの図において、上述した図2、図7と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分またはステップを示しており、同一部分或いは同一ステップについての説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
上記実施例1における重量超過予測手段108では、1回の運搬作業でバケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の平均値(平均重)WAVE及び標準偏差σを用いて重量超過の予測を行うようにしたが、本実施例2では、1回の運搬作業でバケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の最大値WMAXを用いて、重量超過の予測を行うようにしたものである。
即ち、本実施例2では、図2に示す平均重量演算手段106及び標準偏差演算手段107の代わりに、図8に示すように、以下説明する最大重量演算手段112を備えているものである。
前記最大重量演算手段112は、まず最初の運搬作業において、バケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物の重量Wを最大値(最大重量)WMAXとして記憶する。そして、2回目以降の運搬作業においては、今回、前記バケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量Wを前記最大重量WMAXと比較し、W>WMAXであれば、そのWを新しい最大重量WMAXとして記憶する。このようにして、1回の運搬作業で前記バケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量Wのうちの最大値(最大重量)WMAXを演算して記憶する。
そして、積込重量演算手段104では、前記最大重量演算手段112で求められた最大重量WMAXを次回積込重量として決定する。
重量超過予測手段108では、残り積載重量(P−WSUM)と、前記求められた次回積込重量、即ち1回の運搬作業でトラックに積み込んだ作業対象物重量Wの最大値(最大重量)WMAXを比較し、次回積込重量(最大重量WMAX)が残り積載重量(P−WSUM)を上回った場合には、次の運搬作業で重量超過が発生すると予測する。
即ち、図9に示すように、図7におけるステップS7及びS8に代えてステップS14が設けられている。ステップS14では、前記最大重量演算手段112により、1回の運搬作業で運搬される作業対象物の最大重量WMAXが演算され、前記積込重量演算手段104は前記最大重量WMAXを次回積込重量として使用する。
また、図7におけるステップS10の過積載予測に代えて、本実施例2では、ステップS15に示すように、次回積込重量、即ち作業対象物重量の最大値(最大重量)WMAXと、前記残り積載重量(P−WSUM)を比較して、前記最大重量WMAXが前記残り積載重量(P−WSUM)を上回った場合(YESの場合)に、次の運搬作業で重量超過が発生すると予測して、ステップS11に移り、報知ランプを点灯させる。
前記ステップS15で、前記次回積込重量(最大重量)WMAXが前記残り積載重量(P−WSUM)を下回った場合(NOの場合)にはステップS12に移るように構成されている。
図8における他の構成及び図9における他のステップは、上記実施例1と同様である。
なお、この実施例2においては、前記積込重量演算手段104は常に前記最大重量演算手段112で求められた最大重量WMAXを用いるため、前記積込重量演算手段104の機能を、前記最大重量演算手段112或いは前記重量超過予測手段108に備えるように構成しても良い。
このように、本実施例の重量超過予測手段は、最大重量演算手段が演算する通常の運搬における作業対象物の最大重量WMAXと、トラックの最大積載重量Pから既に運搬完了した作業対象物の総重量WSUMを差し引いた残り積載重量(P−WSUM)とを比較し、重量超過を予測する為、操作者は重量超過を回避できるように事前に重量調整となる運搬を行うことができ、運搬作業のやり直しを回避することが可能になる。
特に、この実施例2によるものでは、作業開始して間もないため、運搬作業の回数Nが少なく、1回の運搬作業でトラックに積み込んだ土砂重量の平均値WAVEや標準偏差σの精度確保が難しい場合に有効である。
なお、上記最大重量演算手段112による作業対象物の最大重量WMAXの演算は以下のように構成しても良い。
前記積載重量超過予測装置100は、前記作業対象物を収容する前記建設機械1のアタッチメント10の収容仕様を入力する仕様入力手段と、前記作業対象物の種類を設定する作業対象物種類設定手段とを備えるように構成する。そして、最大重量演算手段112は、前記仕様入力手段に入力された前記アタッチメントの収容仕様と、前記作業対象物種類設定手段により設定された作業対象物の種類から、前記建設機械が1回で運搬可能な前記作業対象物の最大重量WMAXを演算する。
重量超過予測手段108は、前記最大重量演算手段112で求められた最大重量WMAXが、運搬車両における最大積載重量Pから、総重量演算手段103で求められた既に積込み済の作業対象物の総重量WSUMを除いた残り積載重量(P−WSUM)より大きいか否かを判定する。そして、前記最大重量WMAXが前記残り積載重量(P−WSUM)より大きい場合、前記重量超過予測手段108は、次の運搬で重量超過が発生することを予測し、前記重量超過報知手段109により報知する。
このように構成すれば、次回の運搬で重量超過が発生する可能性をより低減することが可能になると共に、前記最大重量WMAXの演算を1度行えば良いので、制御をより簡単にすることができる効果がある。
図10は本発明の実施例3を説明する積載重量超過予測装置の構成を説明するブロック図、図11は本発明の実施例3における積載重量超過予測装置の演算の流れを説明するフローチャートである。これらの図において、上述した図2、図7〜図9と同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分またはステップを示しており、同一部分或いは同一ステップについての説明は省略し、異なるところを中心に説明する。
上記実施例1における重量超過予測手段108では、1回の運搬作業でバケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の平均値WAVE及び標準偏差σを用いて重量超過の予測を行うようにし、上記実施例2では、1回の運搬作業でバケット10がトラック荷台に積み込んだ作業対象物重量の最大値WMAXを用いて、重量超過の予測を行うようにしている。
これに対し、本実施例3では、上記実施例1と実施例2を組み合わせたものである。即ち、本実施例3では、図11に示すように、ステップS16を設け、運搬作業回数Nが少ないうちは、上記実施例2で説明した作業対象物重量の最大値(最大重量)WMAXを用いて、重量超過の予測を行い、前記運搬作業回数Nが一定回数以上となった場合には、上記実施例1で説明したように、作業対象物重量の平均値WAVE及び標準偏差σを用いて重量超過の予測を行うようにしたものである。
このため、本実施例3では図10に示すように、総重量演算手段103、平均重量演算手段106、標準偏差演算手段107、最大重量演算手段112及び積込重量演算手段104を備えているものである。
また、図11に示すように、ステップS6で作業対象物重量Wの積算値(総重量)WSUMを演算した後、ステップS9で残り積載重量(P−WSUM)の演算を行い、その後ステップS16で運搬作業回数Nが一定回数以上か否かを判定する。運搬作業回数Nが一定回数に達していなければ、ステップS14に移って、ステップS14及びS15に示すように、作業対象物重量の最大値(最大重量)WMAXを用いて、重量超過の予測を行う。
即ち、前記ステップS14では、前記最大重量演算手段112により最大重量WMAXを演算し、前記積込重量演算手段104はこの最大重量WMAXを次回積込重量として決定する。そして、ステップS15において、重量超過予測手段108により、次回積込重量WMAXが残り積載重量(P−WSUM)よりも大きければ(YESの場合)、重量超過になることを予測して、報知ランプを点灯させる(ステップS11)。
一方、前記ステップS16で、作業回数Nが一定回数以上となっている場合(YESの場合)には、ステップS7に移って、ステップS7、S8及びS10に示すように、作業対象物重量の平均値WAVE及び標準偏差σを用いて重量超過の予測を行う。即ち、ステップS7では、平均重量演算手段106により、油圧ショベルによる運搬作業1回当たりの平均重量WAVEを演算し、ステップS8では、標準偏差演算手段107により、運搬作業1回当たりの標準偏差σを演算する。
そして、ステップS10では、重量超過予測手段108により、次の運搬積み込みにより、重量超過(過積載)となるかどうかを予測する。この重量超過の予測については、本実施例3でも上記実施例1と同様に、前記平均重量演算手段106で求められた作業対象物の1回の運搬当たりの平均重量WAVEと、前記標準偏差演算手段107で求められた標準偏差σの値に安全率として2を乗じた値の重量との和の重量(WAVE+σ×2)を算出して次回積載重量とする。そして、この次回積載重量(WAVE+σ×2)と、残り積載重量(P−WSUM)とを比較し、残り積載重量(P−WSUM)が小さい場合(YESの場合)、次の運搬作業で重量超過が発生すると予測し、ステップS11に移って、報知ランプを点灯させる。
本実施例3によれば、作業を開始したばかりで運搬作業の回数Nが少ないうちは最大重量演算手段112を用いることにより、重量超過とならない運転が可能となる。また、運搬作業の回数が十分多くなって、1回で運搬する作業対象物重量の平均値WAVEや標準偏差σの精度が確保できるようになったら、前記平均重量演算手段106及び前記標準偏差演算手段107で得られた値を用いて重量超過の予測を行うことができる。従って、重量超過を防止しつつ、より効率の良い運搬作業を行うことができる。
なお、本実施例3では、運搬作業回数Nに応じて、作業対象物重量の最大値WMAXを用いるか、或いは、作業対象物重量の平均値WAVE及び標準偏差σを用いて重量超過の予測を行うようにしているが、演算された標準偏差σの大きさに応じて、前記積込重量演算手段104は、作業対象物重量の最大値(最大重量)WMAXを用いるか、或いは作業対象物重量の平均値WAVE及び標準偏差σを用いて重量超過の予測を行うかを決めるようにしても良い。この例を以下説明する。
この例では、前記積載重量超過予測装置100は、前記標準偏差演算手段107が演算する標準偏差σの値に閾値を設ける閾値設定手段を備えている。そして、前記積込重量演算手段104は、前記閾値設定手段により設定された前記閾値と、前記標準偏差演算手段107で求められた標準偏差σの値とを比較し、この比較結果に基づいて、前記平均積込重量演算手段106で求められた作業対象物の平均積込重量WAVE、この平均積込重量WAVEと、前記標準偏差σに安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量、前記最大重量演算手段112で求められた過去の最大重量WMAXの何れかを選択し、次回積込重量として使用する。
前記重量超過予測手段は、前記選択された重量(次回積込重量)が、運搬車両における前記最大積載重量Pから、前記総重量演算手段103で求められた既に積み込んだ作業対象物の総重量WSUMを除いた残り積載重量(P−WSUM)より大きい場合、次の運搬で重量超過が発生することを予測し、前記重量超過報知手段109により報知する。
この例においては、標準偏差σの値が予め設定された閾値よりも小さい場合には、1回で運搬する作業対象物重量Wのばらつきが小さいので、前記平均積込重量演算手段106で求められた作業対象物の平均積込重量WAVEや、この平均積込重量WAVEと、前記標準偏差σに安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量(WAVE+σ×2)を次回積込重量として使用でき、重量超過を防止しつつ、より効率の良い運搬作業を行うことができる。また、前記標準偏差σの値が十分に小さければ、前記安全率を2より少ない数値にすることも可能になる。
また、前記標準偏差σの値が予め設定された閾値よりも大きい場合には、前記最大重量演算手段112で求められた過去の最大重量WMAXを選択して次回積込重量として使用することにより、重量超過になる可能性を低減することができる。
この例のようにしても、重量超過を防止しつつ、より効率の良い運搬作業を行うことができる。
以上述べたように、上述した本発明の各実施例によれば、予め決められている最大積載重量になるまで、作業対象物の運搬作業を繰り返す建設機械において、1回の運搬作業における作業対象物重量、即ち次回積込重量を演算し、予め決められた最大積載重量から既に運搬完了した作業対象物の総重量を除いた残りの重量と比較することにより重量超過となるか否かを事前に予測している。従って、重量超過を防止しつつ効率の良い運搬作業を行える建設機械を得ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。更に、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記各演算を行う演算手段は、各機能を実現するプログラム、測定値、演算値、閾値などの情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、複数の演算手段の機能を1つの演算手段に纏めても良く、更に複数または全ての演算手段を1つのマイクロコンピュータで構成しても良い。
1:建設機械(油圧ショベル)、2:下部走行体、3:上部旋回体、
4:フロント作業機、5:キャブ、6:建屋、7:カウンタウエイト、
8:ブーム、9:アーム、10:アタッチメント、
11:ブームシリンダ、12:アームシリンダ、13:バケットシリンダ、
14:マイクロコンピュータ、15:モニタ、
16:リセットスイッチ、17:計測スイッチ、
18:ブーム角度センサ、19:アーム角度センサ、20:アタッチメント角度センサ、
21:ブームボトム室圧カセンサ、22:ブームロッド室圧カセンサ、
100:積載重量超過予測装置、101:姿勢検出手段、102:圧力検出手段、
103:総重量演算手段、104:積込重量演算手段、105:重量演算手段、
106:平均重量演算手段、107:標準偏差演算手段、108:重量超過予測手段、
109:重量超過報知手段、110:残り回数提示手段、112:最大重量演算手段。

Claims (7)

  1. 作業対象物を運搬車両に積み込む運搬作業を繰り返し行う建設機械における積載重量超過予測装置であって、
    前記運搬車両に積み込んだ作業対象物の総重量を演算する総重量演算手段と、
    次に積み込む作業対象物の重量(次回積込重量)を演算する積込重量演算手段と、
    前記総重量演算手段で求められた総重量と、前記積込重量演算手段で求められた次回積込重量により、前記運搬車両における最大積載重量を超える重量超過の発生を予測する重量超過予測手段と、
    前記重量超過予測手段により、次の運搬での重量超過の発生を予測した場合に、重量超過の発生を報知する報知手段と
    を備えることを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
  2. 請求項1に記載の建設機械における積載重量超過予測装置であって、建設機械の1回ごとの積込重量の平均値(平均重量)を演算する平均重量演算手段を備え、前記積込重量演算手段は、前記平均重量演算手段で求められた前記平均重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残りの重量(残り積載重量)より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測することを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
  3. 請求項2に記載の建設機械における積載重量超過予測装置であって、建設機械の1回ごとの積込重量の標準偏差を演算する標準偏差演算手段を更に備え、前記積込重量演算手段は、前記平均重量演算手段で求められた平均重量と、前記標準偏差演算手段で求められた標準偏差に安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測することを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
  4. 請求項1に記載の建設機械における積載重量超過予測装置であって、建設機械における1回ごとの積込重量における最大重量を演算する最大重量演算手段を備え、前記積込重量演算手段は、前記最大重量演算手段で求められた最大重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測することを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
  5. 請求項4に記載の建設機械における積載重量超過予測装置であって、前記作業対象物を収容する前記建設機械のアタッチメントの収容仕様を入力する仕様入力手段と、前記作業対象物の種類を設定する作業対象物種類設定手段とを備え、前記最大重量演算手段は、前記仕様入力手段に入力された前記アタッチメントの収容仕様と、前記作業対象物種類設定手段により設定された作業対象物の種類から、前記建設機械が1回で運搬可能な前記作業対象物の最大重量を演算し、前記積込重量演算手段は、前記最大重量演算手で求められた最大重量を次回積込重量として使用し、前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残り積載重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測することを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
  6. 請求項3に記載の建設機械における積載重量超過予測装置であって、前記標準偏差演算手段が演算する標準偏差に対する閾値を設ける閾値設定手段と、前記建設機械における1回ごとの積込重量における過去の最大重量を演算する最大重量演算手段を更に備え、
    前記積込重量演算手段は、前記閾値設定手段により設定された前記閾値と、前記標準偏差演算手段で求められた前記標準偏差とを比較し、この比較結果に基づいて、前記平均重量演算手段で求められた作業対象物の平均積込重量、またはこの平均積込重量と前記標準偏差に安全率を掛けて求めた重量とを合計した重量、或いは前記最大重量演算手段で求められた最大重量の何れかを選択して次回積込重量として使用し、
    前記重量超過予測手段は、前記次回積込重量が、運搬車両における前記最大積載重量から、前記総重量演算手段で求められた積込み済の作業対象物の総重量を除いた残りの重量より大きい場合、次の運搬での重量超過の発生を予測することを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
  7. 請求項2または3に記載の建設機械における積載重量超過予測装置であって、運搬車両における前記最大積載重量から、既に運搬完了した作業対象物の総重量を除いた残りの重量と、前記平均積込重量演算手段で求められた建設機械の1回ごとの積込重量の平均値を用いて、重量超過が発生するまでの残り運搬回数を演算し、この残り運搬回数を提示する残り回数提示手段を備えることを特徴とする建設機械における積載重量超過予測装置。
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