JP2015135337A - 心筋輪郭判定技術 - Google Patents
心筋輪郭判定技術 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015135337A JP2015135337A JP2015036018A JP2015036018A JP2015135337A JP 2015135337 A JP2015135337 A JP 2015135337A JP 2015036018 A JP2015036018 A JP 2015036018A JP 2015036018 A JP2015036018 A JP 2015036018A JP 2015135337 A JP2015135337 A JP 2015135337A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- point
- trace
- profile
- pixel value
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
- A61B6/02—Devices for diagnosis sequentially in different planes; Stereoscopic radiation diagnosis
- A61B6/03—Computerised tomographs
- A61B6/037—Emission tomography
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
- A61B6/50—Clinical applications
- A61B6/503—Clinical applications involving diagnosis of heart
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus for radiation diagnosis, e.g. combined with radiation therapy equipment
- A61B6/52—Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis
- A61B6/5211—Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving processing of medical diagnostic data
- A61B6/5217—Devices using data or image processing specially adapted for radiation diagnosis involving processing of medical diagnostic data extracting a diagnostic or physiological parameter from medical diagnostic data
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T7/00—Image analysis
- G06T7/10—Segmentation; Edge detection
- G06T7/12—Edge-based segmentation
-
- G—PHYSICS
- G16—INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
- G16H—HEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
- G16H50/00—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
- G16H50/30—ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for calculating health indices; for individual health risk assessment
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/10—Image acquisition modality
- G06T2207/10072—Tomographic images
- G06T2207/10108—Single photon emission computed tomography [SPECT]
-
- G—PHYSICS
- G06—COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
- G06T—IMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
- G06T2207/00—Indexing scheme for image analysis or image enhancement
- G06T2207/30—Subject of image; Context of image processing
- G06T2207/30004—Biomedical image processing
- G06T2207/30048—Heart; Cardiac
Abstract
Description
・ 前記第2の短軸横断断層像または該第2の短軸横断断層像より心尖部側に位置する短軸横断断層像において、前記途切れが存在する他の短軸横断断層像があれば、前記他の短軸横断断層像のうち最も心基部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
・ 前記第2の短軸横断断層像または該第2の短軸横断断層像より心尖部側に、前記途切れが存在する他の短軸横断断層像がない場合、前記第2の短軸横断断層像より心基部側の短軸横断断層像であって、前記途切れが存在する最も心尖部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
を含む。
〔処理対象の画像データ〕
〔心室中心の決定〕
・ スライスの端部に近い領域に中心を有する穴ラベル。これは、スライスの端部には心室中心は存在しないと思われるからである。例えば、スライスの端部から40mm以内に中心を有する穴ラベルは除外する。
・ 中隔領域に中心を有する穴ラベル。ただし、中隔領域は、適当な手段で推定しなければならない。これには例えば次のような方法がある。検索対象スライスにおいて、最大画素値の50%以上の画素値を有するピクセルについてラベリングを行い、最も大きなサイズを有するラベルの平均座標より上部において、最も左側に位置するラベル座標より左側を中隔領域とする。なお、PETやSPECTの短軸横断断層像における心室(心臓)の向きは、事実上標準化されており、ディスプレイの表示の時に前壁側が上側となり、中隔領域側が左側になるようにピクセルデータが配列されていることが一般的となっている。
・ ラベルのサイズが1cm2未満である穴ラベル。
〔トレースの基準となる楕円体の作成〕
なお、オリジナル画像データにおける心室中心の座標は、前のステップ208の結果として、主記憶装置104または補助記憶装置106に格納されている。また、軸の方向は、オリジナル画像データで用いられている座標系に従ったものであってもよい。当該心室中心を含む短軸横断断層像は、前述のように、心筋輪郭抽出プログラム113の命令に従って呼び出されたスライス操作プログラム112の命令に従って、CPU102が画像データ114を操作することにより作成される短軸横断断層像スライスであってもよい。 (サブステップ2)サブステップ1で得られた画素値最大点の集合を近似する円を求める。
・ 原点(図2のステップ208によって求められた心室中心)から画素値最大点までの距離が、他の画素値プロファイルにおける同様の距離の平均より2σ以上乖離している点。
・ 画素値が、全ての最大画素値の最大値の所定割合以下である点。
〔心筋輪郭点の抽出〕
判定ライン=(最大値−最小値)× 判定閾値 + 最小値
上の式において、最大値とは画素値プロファイルにおける画素値の最大値を表し、最小値とは画素値プロファイルにおける画素値の最小値を示す。判定閾値はステップ536及び544で設定され、可変である。判定閾値を可変とする理由はステップ542に関連してこのすぐ後に説明される。ステップ536で設定される初期の判定閾値は、本実施例では75%である。
〔逸脱判定点の除去〕
(a)ステップ532で作成された特定の画素値プロファイルにおいて判定された内膜点が、そのプロファイルに隣接する他の画素値プロファイルにおいて判定された外膜点よりも外側にある場合に、その内膜点を逸脱していると判定する。「外側」とは、ステップ212で作成された楕円体の長軸を基準として外側であり、その長軸から離れる方向を「外側」と称している。「プロファイルに隣接する」とは、Z軸方向に隣接している、すなわち長軸を含む断面において隣接している状態と、Z軸(楕円体長軸)の周りに経方向に隣接している状態の両方を含む。
(b)特定の画素値プロファイルにおける最大画素値が、他の複数の画素値プロファイルにおける最大画素値の所定割合以下である場合に、当該特定のカントプロファイル及びそのプロファイルにおいて判定された内膜点及び/又は外膜点を、逸脱していると判定する。例えば、有効な(すなわち逸脱していないと判定された)全ての画素値プロファイル全体における最大画素値の50%未満の最大画素値を有する画素値プロファイル及び関連する判定点を、逸脱していると判定し無効であるとマークする。
(c)特定の画素値プロファイルにおける楕円体長軸上の点すなわちトレース中心から、当該プロファイルにおける画素値最大点までの距離が、他の複数の画素値プロファイルにおける同様の距離の平均より大きく逸脱している場合、例えば2σ離れている場合に、そのプロファイル及びそのプロファイルにおいて判定された内膜点及び/又は外膜点を逸脱していると判定する。
(d)内膜点が無効の(判定できなかった)プロファイルは、逸脱していると判定する。
〔補間・整形〕
(サブステップ4)スライスBに対してさらに心基部終端側に隣接するスライス(以下、スライスCという)について、サブステップ3と同様の処理を行う。すなわち、スライスBをスライスA,スライスCをスライスBと見立てて、サブステップ3と同様の処理を行う。
(サブステップ5)各サブステップにおいて、スライスのトレース中心を中心として、有効領域の角度幅を計算する。あるスライスの有効領域の角度幅が所定の角度以下となった場合、当該スライスおよびそれより心基部終端側のスライスにおける全ての判定点を無効にする。この所定の角度は、例えば120°とすることができる。
〔心尖部領域の特定〕
・ トレース中心から判定点までの距離が、所定の値よりも遠い場合。
・ 長軸断面(第1の楕円体の長軸を含む断面)において、長軸までの距離が、長軸方向で隣接する判定点の長軸までの距離と比べて著しく異なる判定点(例えば当該距離の比が30%以上のもの)。
・ 長軸断面において、長軸方向で隣接する判定点と長軸方向の位置がほぼ同じ(例えば0.5ピクセル以内)である判定点
・ 長軸断面において、長軸方向の位置が、長軸方向で中心(ステップ704で設定したサンプリング中心)の方向に隣接する判定点の長軸方向の位置より、さらに中心方向にある判定点。
〔心基部領域の特定〕
スライス番号 途切れ状態
50 なし 心基部判定開始スライス
51 あり
52 なし
53 なし
54 あり
55 あり
56 あり 調査スライス
・ 調査スライスおよび調査スライスより心尖部側に位置するスライスの中で、上のような途切れが存在するスライスがないかを調べる。そのようなスライスがある場合、その中で最も心基部側のスライスを、心基部の開始スライスであると決定する。
・ 調査スライスおよび調査スライスより心尖部側に位置するスライスには、上のような途切れが存在するスライスがない場合は、ステップ822では心基部開始スライスを決定せず、次のステップに進む。
〔内膜点および外膜点のスムージング〕
(サブステップ1)スライス別のスムージング
・ 各スライスの心室中心から有効判定点の距離に対してフーリエ級数近似によるフィッティングを行い、結果を判定点に反映させる。この心室中心としては、図5aのステップ512で決定されるトレース中心を採用することができる。
・ 心尖部内側から心基部開始スライスまでの範囲においては、内膜判定点・外膜判定点をそれぞれ個別にフィッティングを行う。心尖部については外膜判定点のみフィッティングを行う。心基部については、内外膜点を結合してフィッティングを行う。近似区間は、心基部以外を2、心基部を4とする。(この値が小さいほど形状は鈍る。)
(サブステップ2)長軸方向のスムージング
・ 心尖部外側から楕円体中心付近の判定点に対しては、ガウス近似によるフィッティングを行う。
・ 楕円体中心付近から心基部終端までの判定点に対しては、移動平均近似(平均区間:4)によるフィッティングを行う。
〔輪郭線の決定〕
〔実施形態のバリエーション〕
[1]記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心筋輪郭点を判定する方法であって、
心室内の点から球放射状に前記画像データの画素値の変化を調べると共に、調べた各方向における画素値最大点の集合を近似する第1の楕円体を求めることと;
前記第1の楕円体に基づいて複数のトレース方向を設定すると共に、前記複数のトレース方向の各々において前記画像データから心筋輪郭点を判定することと;
を含み、ここで、
前記第1の楕円体の心尖部側の少なくとも一部において、前記トレース方向は、前記第1の楕円体の長軸上の点から前記第1の楕円体の面に垂直な方向へ向かって前記長軸の周りに放射状に設定され;
前記第1の楕円体の心基部側の少なくとも一部において、前記トレース方向は、前記長軸上の点から前記長軸に垂直な方向へ向かって前記長軸の周りに放射状に設定され;
前記心筋輪郭点を判定することは:
前記設定されたトレース方向の各々について画素値のプロファイルを作成することを含むと共に;
各前記プロファイルについて、画素値最大点から見て前記長軸側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の内膜点と判定することと;各前記プロファイルについて、画素値最大点から見て前記長軸の反対側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;の少なくともいずれかを含む;
方法。
[2]前記判定ラインを、前記プロファイルにおける画素値の最大値と最小値との差に所定の検索閾値を乗算したものに基づいて定めることと;
前記内膜点および前記外膜点の両方を判定する場合において、前記判定した前記内膜点と前記外膜点と間の距離が所定の範囲に収まらない場合、前記検索閾値を変化させて前記判定ラインを更新し、前記更新した判定ラインにより前記内膜点および前記外膜点の判定を再実行することと;
を更に含む、[1]に記載の方法。
[3]前記判定した前記内膜点と前記外膜点との間の距離が、前記所定の範囲より短い場合、前記検索閾値を上げることにより前記判定ラインを更新し、
前記判定した前記内膜点と前記外膜点との間の距離が、前記所定の範囲より長い場合、前記検索閾値を下げることにより前記判定ラインを更新する、
ことを含む、[2]に記載の方法。
[4]特定の前記プロファイルにおいて判定された内膜点が、該特定のプロファイルに隣接する前記プロファイルにおいて判定された外膜点よりも、前記第1の楕円体の長軸を基準として外側にある場合;
特定の前記プロファイルにおける最大画素値が、他の複数の前記プロファイルにおける最大画素値の所定割合以下である場合;
特定の前記プロファイルにおける前記長軸上の点から該特定のプロファイルにおける画素値最大点までの距離が、他の複数の前記プロファイルにおける前記距離の平均より2σ以上乖離している場合;
のいずれかの場合、前記特定のプロファイルおよび対応する判定点を無効とする、[1]から[3]のいずれかに記載の方法。
[5]前記長軸上の特定の点に関連する全ての前記プロファイルに関連して判定された前記内膜点および/または前記外膜点を、それぞれ円近似し、求められた近似円の中心および半径を用いて、有効な判定点を有さない内膜点および/または外膜点を補間することを含む、[1]から[4]のいずれかに記載の方法。
[6]前記長軸上の特定の点に関連して有効と判定された前記内膜点および/または前記外膜点から該特定の点までの距離の平均を計算することと;
前記特定の点に隣接する点に関連して有効と判定された前記内膜点および/または前記外膜点から該隣接する点までの距離の平均を計算することと;
前記特定の点までの距離の平均と、前記隣接する点までの距離の平均との差を計算することと;
前記長軸上の特定の点に関連して無効と判定された前記内膜点および/または前記外膜点を補償することであって、前記特定の点に隣接する点に関して得られた、前記無効と判定された内膜点および/または外膜点に近接する前記内膜点および/または前記外膜点を、前記差に基づいて移動することにより、補償することと;
を含む、[1]から[5]のいずれかに記載の方法。
[7]前記第1の楕円体の中心から、少なくとも心尖部方向に改めて球放射状に前記画像データの画素値のプロファイルを作成すると共に、該プロファイルの各々について、該プロファイルの画素値最大点から見て前記中心の反対側において、該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;
前記判定された外膜点の集合を近似する第2の楕円体を求めることと;
前記第2の楕円体の心尖部側の先端部を前記心臓心室の心尖部の先端部と決定することと;
を含む、[1]から[6]のいずれかに記載の方法。
[8]前記画像データから、前記第1または第2の楕円体の中心付近において所定の数の短軸横断断層像スライスを作成することと;
心室中心から前壁方向の心筋膜厚についての平均値であって、前記作成した短軸横断断層像スライスの全部についての平均値を求めることと;
前記求めた心筋膜厚の平均値を、前記心尖部の膜厚と決定することと;
を含む、[7]に記載の方法。
[9]前記第1の楕円体の前記長軸上の特定の点に関連して判定された前記外膜点が、[8]に記載の方法を利用することにより、心尖部に位置することが決定される場合であって、該特定の点に関連して有効と判定された前記外膜点の数が少ない場合、
該特定の点に関連して有効と判定された複数の前記外膜点について、前記長軸までの距離の平均を計算することと;
前記長軸上において前記特定の点に隣接する点に関連して有効と判定された前記外膜点について、前記長軸までの距離の平均を計算することと;
前記特定の点に関する前記距離の平均と、前記隣接する点に関する前記距離の平均との比を求めることと;
前記特定の点に関連する前記外膜点を、前記隣接する点に関連し対応する前記外膜点を前記比に基づいて移動した点で置換えることと;
を含む、[8]に記載の方法。
[10]前記第1の楕円体の前記長軸上の特定の点に関連して判定された前記内膜点が、[8]に記載の方法を利用することにより、心尖部のすぐ内側に位置することが決定される場合、
該特定の点に関連して判定された前記内膜点の近似円の半径が、前記長軸上において前記特定の点に心基部側で隣接する点に関連して有効と判定された前記内膜点の近似円の半径に比べて所定の割合で減少するように、前記特定の点に関連して判定された前記内膜点の位置を修正することを含む、
[8]に記載の方法。
[11]前記第1の楕円体の長軸上で該第1の楕円体の中心より心基部側に位置する第1の短軸横断断層像から、前記第1の短軸横断断層像より更に心基部側に位置する第2の短軸横断断層像まで、それぞれ中隔側の心壁に、心室中心から見て所定角度以上の連続した途切れが存在するか否かを調べることと;
前記第2の短軸横断断層像において、前記途切れが存在する短軸横断断層像が連続している場合、前記連続している短軸横断断層像のうち最も心尖部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
前記第2の横断断層像において、前記途切れが存在する短軸横断断層像が連続していない場合:
・ 前記第2の短軸横断断層像または該第2の短軸横断断層像より心尖部側に位置する短軸横断断層像において、前記途切れが存在する他の短軸横断断層像があれば、前記他の短軸横断断層像のうち最も心基部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
・ 前記第2の短軸横断断層像または該第2の短軸横断断層像より心尖部側に、前記途切れが存在する他の短軸横断断層像がない場合、前記第2の短軸横断断層像より心基部側の短軸横断断層像であって、前記途切れが存在する最も心尖部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
を含む、[1]から[10]のいずれかに記載の方法。
[12](a)前記心基部の開始を表す短軸横断断層像において、外膜および内膜それぞれについて、無効と判定されていない判定点が連続する最大の領域である有効領域を特定することと;
(b)前記心基部開始短軸横断断層像において、外膜および内膜それぞれについて、対応する前記有効領域に含まれない判定点を無効とすることと;
(c)前記心基部開始短軸横断断層像に対して心基部側に隣接する短軸横断断層像において、外膜および内膜それぞれに関し、前記心基部開始短軸横断断層像の各々の前記有効領域に対応する領域に存在しない判定点を全て無効にし、残った判定点について、判定点が連続する最大の領域である有効領域を特定すると共に、該領域に含まれない判定点を無効とすることと;
(d)前記隣接する短軸横断断層像に対して更に心基部側に隣接する短軸横断断層像について、前記隣接する短軸横断断層像の前記有効領域を利用して、ステップ(c)を繰り返すことと;
(e)前記有効領域の角度幅が心室中心から見て120°以下となった時点で、該当する短軸横断断層像およびそれより心基部側の短軸横断断層像における判定点を全て無効にすることと;
を含む、[11]に記載の方法。
[13]前記心基部の開始を表す短軸横断断層像およびそれより心基部側の短軸横断断層像であって、有効な内膜および外膜判定点を有する各短軸横断断層像について、内膜および外膜それぞれについて個別に円近似を行い、求められた近似円に基づいて、判定点を更新することを含む、[12]に記載の方法。
[14]前記画像データの横断断層像において、前記内膜点または前記外膜点の位置を、フーリエ級数近似を用いたスムージング処理により修正することを含む、[1]から[13]のいずれかに記載の方法。
[15]心室中心線を通る心筋断層像において、心尖部側に位置する前記内膜点または前記外膜点についてはガウス近似を用いて、心基部側に位置する前記内膜点または前記外膜点については移動平均を用いて、スムージング処理により修正することを含む、[1]から[14]のいずれかに記載の方法。
[16]記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおける短軸横断断面像において心室中心を決定する方法であって、
前記短軸横断断面像について、画素値に関する閾値を設定すると共に、該設定した前記閾値の下で前記画素値に関する穴構造の探索を行うことと;
前記探索を、前記穴構造が発見されるまで、第1の値から所定のステップで前記閾値を徐々に上げながら繰り返すことと;
前記第1の値より高い第2の値まで前記閾値を上げても前記穴構造が発見されない場合、前記第1の値より低い第3の値から所定のステップで前記閾値を徐々に下げながら、前記穴構造が発見されるまで前記探索を繰り返すことと;
前記穴構造が発見された場合、該発見された穴構造の中心を心室中心として特定することと;
を含む、方法。
[17]前記穴構造を探索することは、
前記設定した閾値を上回る画素値を有するピクセルに対してラベリングを行い、サイズが最大となるラベルを特定すると共に、前記サイズが最大となるラベルの領域の中心である最大ラベル中心を計算することと;
前記同定したサイズが最大となるラベルの領域内において、前記設定した閾値を下回る画素値を有するピクセルに対して別のラベルを用いてラベリングを行うと共に、所定の領域に中心を持つラベル及びサイズが所定の大きさ未満であるラベルを後の処理から除外することと;
を含み、前記除外した後においても前記別のラベルが複数残った場合、該残ったラベルのうち、前記最大ラベル中心に最も近い領域中心を持つラベルの中心を心室中心と決定する、[16]に記載の方法。
[18]心室中心を判定しようとする前記短軸横断断面像は、前記核医学イメージングで得られる横断断面像のセットにおいて、所定の閾値以上の画素値を有する全てのピクセルの平均座標に対応する短軸横断断面像であるように選ばれる、[16]または[17]に記載の方法。
[19]心室中心を判定しようとする前記短軸横断断面像において、心室中心が同定されなかった場合、該短軸横断断面像よりも心基部側に隣接する短軸横断断面像を用いて心室中心の同定を試みる、[18]に記載の方法。
[20]前記心室内の点を[16]から[19]のいずれかに記載の方法により求めた心室中心とする、[1]から[15]のいずれかに記載の方法。
[21]記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心筋輪郭点を判定する方法であって、
前記画像データにおける心室内の開始点から心室外へと延伸する直線上において、画素値のプロファイルを作成することと;
前記プロファイルにおける画素値最大点を同定することと;
前記画素値最大点からみて前記開始点の側において前記プロファイルが判定ラインに交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、前記プロファイルにおける心筋の内膜点と判定することと、ただし前記判定ラインは、前記プロファイルにおける画素値の最大値と最小値との差に所定の検索閾値を乗算したものに基づいて定められる、前記判定することと;
前記画素値最大点からみて前記開始点の反対側において前記プロファイルが判定ラインに交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、前記プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;
前記判定した前記内膜点と前記外膜点との間の距離が所定の範囲に収まらない場合、前記検索閾値を変化させて前記判定ラインを更新し、前記更新した判定ラインにより前記内膜点の判定及び前記外膜点の判定を再び実行することと;
を含む、方法。
[22]記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心尖部を判定する方法であって、
心室内の点から球放射状に前記画像データの画素値の変化を調べると共に、調べた各方向における画素値最大点の集合を近似する第1の楕円体を求めることと;
前記第1の楕円体の中心から、少なくとも心尖部方向に改めて球放射状に前記画像データの画素値のプロファイルを作成すると共に、該プロファイルの各々について、該プロファイルの画素値最大点から見て前記中心の反対側において、該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;
前記判定された外膜点の集合を近似する第2の楕円体を求めることと;
前記第2の楕円体の心尖部側の先端部を前記心臓心室の心尖部の先端部と決定することと;
を含む、方法。
[23]記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心基部を判定する方法であって、
心室内の点から球放射状に前記画像データの画素値の変化を調べると共に、調べた各方向における画素値最大点の集合を近似する第1の楕円体を求めることと;
前記第1の楕円体の長軸上で該第1の楕円体の中心より心基部側に位置する第1の短軸横断断層像から、前記第1の短軸横断断層像より更に心基部側に位置する第2の短軸横断断層像まで、それぞれ中隔側の心壁に、心室中心から見て所定角度以上の連続した途切れが存在するか否かを調べることと;
前記第2の短軸横断断層像において、前記途切れが存在する短軸横断断層像が連続している場合、前記連続している短軸横断断層像のうち最も心尖部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
前記第2の短軸横断断層像において、前記途切れが存在する短軸横断断層像が連続していない場合:
・ 前記第2の短軸横断断層像または該第2の短軸横断断層像より心尖部側に位置する短軸横断断層像において、前記途切れが存在する他の短軸横断断層像があれば、前記他の短軸横断断層像のうち最も心基部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
・ 前記第2の横断断層像または該第2の短軸横断断層像より心尖部側に、前記途切れが存在する他の短軸横断断層像がない場合、前記第2の短軸横断断層像より心基部側の短軸横断断層像であって、前記途切れが存在する最も心尖部側の短軸横断断層像を、心基部の開始を表す横断断層像であると特定することと;
を含む、方法。
[24]記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心筋輪郭点を判定する方法であって、
心室内の点から球放射状に前記画像データの画素値の変化を調べると共に、調べた各方向における画素値最大点の集合を近似する第1の楕円体を求めることと;
前記第1の楕円体に基づいて複数のトレース面を抽出すると共に、前記複数のトレース面の各々において前記画像データから心筋輪郭点を判定することと;
を含み、ここで、
前記第1の楕円体の心尖部側の少なくとも一部において、前記トレース面は、前記第1の楕円体の長軸上の点を頂点とし、前記第1の楕円体の面に垂直な母線を有する円錐面状に抽出され;
前記第1の楕円体の心基部側の少なくとも一部において、前記トレース面は、前記長軸に垂直な面状に抽出され;
前記心筋輪郭点を判定することは:
前記トレース面の各々について、それぞれトレース中心を設定すること、ただし前記トレース面が円錐面状である場合、該トレース面を、前記長軸方向の座標を無視して2次元の面であるように扱って、前記トレース中心を設定することと;
前記トレース面の各々について、前記設定したトレース中心から放射状に画素値のプロファイルを作成すること、ただし前記トレース面が円錐面状である場合、該トレース面を、前記長軸方向の座標を無視して2次元の面であるように扱って、前記画素値のプロファイルを作成することと;
を含むと共に、前記作成したプロファイルの各々について、画素値最大点から見て前記トレース中心側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の内膜点と判定することと;前記作成したプロファイルの各々について、画素値最大点から見て前記トレース中心の反対側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;の少なくともいずれかを含む;
方法。
[25]前記判定ラインを、前記プロファイルにおける画素値の最大値と最小値との差に所定の検索閾値を乗算したものに基づいて定めることと;
前記内膜点および前記外膜点の両方を判定する場合において、前記判定した前記内膜点と前記外膜点と間の距離が所定の範囲に収まらない場合、前記検索閾値を変化させて前記判定ラインを更新し、前記更新した判定ラインにより前記内膜点および前記外膜点の判定を再実行することと;
を更に含む、[1]に記載の方法。
[26]前記心室内の点を[16]から[19]のいずれかに記載の方法により求めた心室中心とする、[24]または[25]に記載の方法。
[27]前記トレース中心を[16]から19]のいずれかに記載の方法により求めた心室中心とする、[24]から[26]のいずれかに記載の方法、ただし、前記トレース面が円錐面状である場合、該トレース面を、前記長軸方向の座標を無視して2次元平面であるように扱った面を、[16]に記載の短軸横断断面像として扱う、方法。
[28]コンピュータ装置のプロセッサで実行されることにより、前記コンピュータ装置に、上記いずれかに記載の方法を遂行させるプログラムコードを備える、コンピュータプログラム。
[29]プロセッサ及び記憶装置を備えるコンピュータ装置であって、前記記憶装置は、前記プロセッサで実行されることにより、前記コンピュータ装置に、上記いずれかに記載の方法を遂行させるプログラムコードを備えるコンピュータプログラムを格納する、コンピュータ装置。
104 主記憶装置
106 補助記憶装置
110 オペレーティングシステム
111 DICOMサポートプログラム
112 スライス操作プログラム
113 心筋輪郭抽出プログラム
114 オリジナル画像データ
116 処理途中のデータ
118 処理済みのデータ
Claims (12)
- 記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心筋輪郭点を判定する方法であって、
心室内の点から球放射状に前記画像データの画素値の変化を調べると共に、調べた各方向における画素値最大点の集合を近似する第1の楕円体を求めることと;
前記第1の楕円体に基づいて複数のトレース方向を設定すると共に、前記複数のトレース方向の各々において前記画像データから心筋輪郭点を判定することと;
を含み、ここで、
前記第1の楕円体の心尖部側の少なくとも一部において、前記トレース方向は、前記第1の楕円体の長軸上の点から前記第1の楕円体の面に垂直な方向へ向かって前記長軸の周りに放射状に設定され;
前記第1の楕円体の心基部側の少なくとも一部において、前記トレース方向は、前記長軸上の点から前記長軸に垂直な方向へ向かって前記長軸の周りに放射状に設定され;
前記心筋輪郭点を判定することは:
前記設定されたトレース方向の各々について画素値のプロファイルを作成することを含むと共に;
各前記プロファイルについて、画素値最大点から見て前記長軸側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の内膜点と判定することと;各前記プロファイルについて、画素値最大点から見て前記長軸の反対側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;の少なくともいずれかを含む;方法。 - 前記判定ラインを、前記プロファイルにおける画素値の最大値と最小値との差に所定の検索閾値を乗算したものに基づいて定めることと;
前記内膜点および前記外膜点の両方を判定する場合において、前記判定した前記内膜点と前記外膜点と間の距離が所定の範囲に収まらない場合、前記検索閾値を変化させて前記判定ラインを更新し、前記更新した判定ラインにより前記内膜点および前記外膜点の判定を再実行することと;
を更に含む、請求項1に記載の方法。 - 前記判定した前記内膜点と前記外膜点との間の距離が、前記所定の範囲より短い場合、前記検索閾値を上げることにより前記判定ラインを更新し、
前記判定した前記内膜点と前記外膜点との間の距離が、前記所定の範囲より長い場合、前記検索閾値を下げることにより前記判定ラインを更新する、
ことを含む、請求項2に記載の方法。 - 特定の前記プロファイルにおいて判定された内膜点が、該特定のプロファイルに隣接する前記プロファイルにおいて判定された外膜点よりも、前記第1の楕円体の長軸を基準として外側にある場合;
特定の前記プロファイルにおける最大画素値が、他の複数の前記プロファイルにおける最大画素値の所定割合以下である場合;
特定の前記プロファイルにおける前記長軸上の点から該特定のプロファイルにおける画素値最大点までの距離が、他の複数の前記プロファイルにおける前記距離の平均より2σ以上乖離している場合;
のいずれかの場合、前記特定のプロファイルおよび対応する判定点を無効とする、請求項1から3のいずれかに記載の方法。 - 前記長軸上の特定の点に関連する全ての前記プロファイルに関連して判定された前記内膜点および/または前記外膜点を、それぞれ円近似し、求められた近似円の中心および半径を用いて、有効な判定点を有さない内膜点および/または外膜点を補間することを含む、請求項1から4のいずれかに記載の方法。
- 前記長軸上の特定の点に関連して有効と判定された前記内膜点および/または前記外膜点から該特定の点までの距離の平均を計算することと;
前記特定の点に隣接する点に関連して有効と判定された前記内膜点および/または前記外膜点から該隣接する点までの距離の平均を計算することと;
前記特定の点までの距離の平均と、前記隣接する点までの距離の平均との差を計算することと;
前記長軸上の特定の点に関連して無効と判定された前記内膜点および/または前記外膜点を補償することであって、前記特定の点に隣接する点に関して得られた、前記無効と判定された内膜点および/または外膜点に近接する前記内膜点および/または前記外膜点を、前記差に基づいて移動することにより、補償することと;
を含む、請求項1から5のいずれかに記載の方法。 - 前記画像データの横断断層像において、前記内膜点または前記外膜点の位置を、フーリエ級数近似を用いたスムージング処理により修正することを含む、請求項1から6のいずれかに記載の方法。
- 心室中心線を通る心筋断層像において、心尖部側に位置する前記内膜点または前記外膜点についてはガウシアンフィルタを用いて、心基部側に位置する前記内膜点または前記外膜点については移動平均を用いて、スムージング処理により修正することを含む、請求項1から7のいずれかに記載の方法。
- 記憶装置に格納されたプログラムがプロセッサに実行されることにより、前記プロセッサを備えるコンピュータが動作する方法において、心筋の核医学画像データにおいて心筋輪郭点を判定する方法であって、
心室内の点から球放射状に前記画像データの画素値の変化を調べると共に、調べた各方向における画素値最大点の集合を近似する第1の楕円体を求めることと;
前記第1の楕円体に基づいて複数のトレース面を抽出すると共に、前記複数のトレース面の各々において前記画像データから心筋輪郭点を判定することと;
を含み、ここで、
前記第1の楕円体の心尖部側の少なくとも一部において、前記トレース面は、前記第1の楕円体の長軸上の点を頂点とし、前記第1の楕円体の面に垂直な母線を有する円錐面状に抽出され;
前記第1の楕円体の心基部側の少なくとも一部において、前記トレース面は、前記長軸に垂直な面状に抽出され;
前記心筋輪郭点を判定することは:
前記トレース面の各々について、それぞれトレース中心を設定すること、ただし前記トレース面が円錐面状である場合、該トレース面を、前記長軸方向の座標を無視して2次元の面であるように扱って、前記トレース中心を設定することと;
前記トレース面の各々について、前記設定したトレース中心から放射状に画素値のプロファイルを作成すること、ただし前記トレース面が円錐面状である場合、該トレース面を、前記長軸方向の座標を無視して2次元の面であるように扱って、前記画素値のプロファイルを作成することと;
を含むと共に、前記作成したプロファイルの各々について、画素値最大点から見て前記トレース中心側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の内膜点と判定することと;前記作成したプロファイルの各々について、画素値最大点から見て前記トレース中心の反対側において該プロファイルが判定ラインと交差する点のうち、前記画素値最大点に最も近い点またはその近傍を、該プロファイルにおける心筋の外膜点と判定することと;の少なくともいずれかを含む;
方法。 - 前記判定ラインを、前記プロファイルにおける画素値の最大値と最小値との差に所定の検索閾値を乗算したものに基づいて定めることと;
前記内膜点および前記外膜点の両方を判定する場合において、前記判定した前記内膜点と前記外膜点と間の距離が所定の範囲に収まらない場合、前記検索閾値を変化させて前記判定ラインを更新し、前記更新した判定ラインにより前記内膜点および前記外膜点の判定を再実行することと;
を更に含む、請求項9に記載の方法。 - コンピュータ装置のプロセッサで実行されることにより、前記コンピュータ装置に、請求項1から10のいずれかに記載の方法を遂行させるプログラムコードを備える、コンピュータプログラム。
- プロセッサ及び記憶装置を備えるコンピュータ装置であって、前記記憶装置は、前記プロセッサで実行されることにより、前記コンピュータ装置に、請求項1から10のいずれかに記載の方法を遂行させるプログラムコードを備えるコンピュータプログラムを格納する、コンピュータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015036018A JP5974127B2 (ja) | 2011-09-27 | 2015-02-26 | 心筋輪郭判定技術 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011210057 | 2011-09-27 | ||
JP2011210057 | 2011-09-27 | ||
JP2015036018A JP5974127B2 (ja) | 2011-09-27 | 2015-02-26 | 心筋輪郭判定技術 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013536291A Division JP5714711B2 (ja) | 2011-09-27 | 2012-09-25 | 心筋輪郭判定技術 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015135337A true JP2015135337A (ja) | 2015-07-27 |
JP5974127B2 JP5974127B2 (ja) | 2016-08-23 |
Family
ID=47995528
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013536291A Active JP5714711B2 (ja) | 2011-09-27 | 2012-09-25 | 心筋輪郭判定技術 |
JP2015036018A Active JP5974127B2 (ja) | 2011-09-27 | 2015-02-26 | 心筋輪郭判定技術 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013536291A Active JP5714711B2 (ja) | 2011-09-27 | 2012-09-25 | 心筋輪郭判定技術 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JP5714711B2 (ja) |
WO (1) | WO2013047496A1 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5755276B2 (ja) * | 2013-03-25 | 2015-07-29 | 日本メジフィジックス株式会社 | 心筋輪郭抽出技術及びその応用 |
JP5669977B1 (ja) * | 2013-08-29 | 2015-02-18 | 日本メジフィジックス株式会社 | 心筋輪郭抽出技術 |
JP6060301B1 (ja) | 2016-06-08 | 2017-01-11 | 日本メジフィジックス株式会社 | 心筋核医学画像データの解析方法及び解析装置 |
JP6060302B1 (ja) | 2016-06-10 | 2017-01-11 | 日本メジフィジックス株式会社 | 心筋核医学画像データの解析方法及び解析装置 |
JP7246907B2 (ja) * | 2018-12-12 | 2023-03-28 | 日本メジフィジックス株式会社 | 心筋核医学画像データのスコアリング |
JP7121818B1 (ja) | 2021-02-19 | 2022-08-18 | Pdrファーマ株式会社 | プログラム、画像処理装置及び画像処理方法 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04270983A (ja) * | 1991-02-27 | 1992-09-28 | Hitachi Medical Corp | Spect断層像撮影装置 |
JPH07192111A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Kawasaki Steel Corp | 医用診断画像の臓器内腔断面積算出装置 |
JPH07255703A (ja) * | 1994-03-22 | 1995-10-09 | Shimadzu Corp | 左心室、左心房輪郭の自動抽出方法 |
JPH0943354A (ja) * | 1995-07-03 | 1997-02-14 | Commiss Energ Atom | 物体の三次元画像の再構成方法 |
JPH09299366A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-25 | Fujitsu Ltd | 領域抽出装置 |
JP2000009843A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-14 | Toshiba Corp | 左室内腔容積計算方法 |
JP2001029344A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-02-06 | Toshiba Iyo System Engineering Kk | 医用画像処理方法及び医用画像処理装置 |
JP2005161032A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-23 | Toshiba Corp | 画像処理装置 |
JP2007190288A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Toshiba Corp | 医用画像処理装置、超音波診断装置及び医用画像処理プログラム |
JP2008180555A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Nihon Medi Physics Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
JP2009273815A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Toshiba Corp | 医用画像処理装置、及び医用画像処理プログラム |
JP2011043489A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Nihon Medi Physics Co Ltd | 心筋の局所壁運動状態を評価するための、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5300569B2 (ja) * | 2009-04-14 | 2013-09-25 | 株式会社日立メディコ | 画像処理装置 |
-
2012
- 2012-09-25 WO PCT/JP2012/074516 patent/WO2013047496A1/ja active Application Filing
- 2012-09-25 JP JP2013536291A patent/JP5714711B2/ja active Active
-
2015
- 2015-02-26 JP JP2015036018A patent/JP5974127B2/ja active Active
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04270983A (ja) * | 1991-02-27 | 1992-09-28 | Hitachi Medical Corp | Spect断層像撮影装置 |
JPH07192111A (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-28 | Kawasaki Steel Corp | 医用診断画像の臓器内腔断面積算出装置 |
JPH07255703A (ja) * | 1994-03-22 | 1995-10-09 | Shimadzu Corp | 左心室、左心房輪郭の自動抽出方法 |
JPH0943354A (ja) * | 1995-07-03 | 1997-02-14 | Commiss Energ Atom | 物体の三次元画像の再構成方法 |
JPH09299366A (ja) * | 1996-05-10 | 1997-11-25 | Fujitsu Ltd | 領域抽出装置 |
JP2000009843A (ja) * | 1998-06-19 | 2000-01-14 | Toshiba Corp | 左室内腔容積計算方法 |
JP2001029344A (ja) * | 1999-07-22 | 2001-02-06 | Toshiba Iyo System Engineering Kk | 医用画像処理方法及び医用画像処理装置 |
JP2005161032A (ja) * | 2003-11-10 | 2005-06-23 | Toshiba Corp | 画像処理装置 |
JP2007190288A (ja) * | 2006-01-20 | 2007-08-02 | Toshiba Corp | 医用画像処理装置、超音波診断装置及び医用画像処理プログラム |
JP2008180555A (ja) * | 2007-01-23 | 2008-08-07 | Nihon Medi Physics Co Ltd | 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム |
JP2009273815A (ja) * | 2008-05-19 | 2009-11-26 | Toshiba Corp | 医用画像処理装置、及び医用画像処理プログラム |
JP2011043489A (ja) * | 2009-08-20 | 2011-03-03 | Nihon Medi Physics Co Ltd | 心筋の局所壁運動状態を評価するための、画像処理装置、画像処理プログラム及び画像処理方法 |
Non-Patent Citations (5)
Title |
---|
JPN6012056099; G.S. Lin, H.H. Hines, G. Grant, K. Taylor, C. Ryals: 'Automated Quantification of Myocardial Ischemia and Wall Motion Defects by Use of Cardiac SPECT Pola' Journal of Nuclear Medicine Technology , 2006, Vol.34, No.1, the Society of Nuclear Medicine * |
JPN6012056100; 片渕哲朗,外5名: '"心臓核医学における3次元表示を用いた心機能解析ソフトの有用性"' 電子情報通信学会技術研究報告 , 2002, Vol.102,No.299, 社団法人電子情報通信学会 * |
JPN6012056101; V.G.M. Buller, R.J. van der Geest, M.D. Kool, J.H.C. Reiber: 'Accurate three-dimensional wall thickness measurement from multi-slice short-axis MR imaging' Computers in Cardiology 1995 , 1995, IEEE * |
JPN6012056102; M. Mischi, H.C.M. van den Bosch, A.H.M. Jansen, M. Sieben, R.M. Aarts, H.H.M. Korsten: 'Quantification of Regional Left Ventricular Dyssynchrony by Magnetic Resonance Imaging' IEEE Transactions on Biomedical Engineering , 200803, Vol.55, No.3, IEEE * |
JPN6012067678; Smith, M.F. ; Brigger, P. ; Ferrand, S.K. ; Dilsizian, V. ; Bacharach, S.L.: 'Regional cardiac wall motion from gated myocardial perfusion SPECT studies' Nuclear Science Symposium, 1998. Conference Record. , 1998, Vol.3, IEEE * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5974127B2 (ja) | 2016-08-23 |
WO2013047496A1 (ja) | 2013-04-04 |
JP5714711B2 (ja) | 2015-05-07 |
JPWO2013047496A1 (ja) | 2015-03-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5974127B2 (ja) | 心筋輪郭判定技術 | |
US10878573B2 (en) | System and method for segmentation of lung | |
JP6717514B2 (ja) | 冠状血管3次元再構築の方法、装置、設備及び記憶媒体 | |
US20180220984A1 (en) | Medical Imaging Methods And Apparatus For Diagnosis And Monitoring Of Diseases And Uses Therefor | |
JP5613182B2 (ja) | 血管分析方法および装置 | |
US10524823B2 (en) | Surgery assistance apparatus, method and program | |
JP2007135858A (ja) | 画像処理装置 | |
JP6442311B2 (ja) | 核医学画像中の腫瘍輪郭を抽出する技術 | |
US20150206302A1 (en) | Systems, methods and computer readable storage media storing instructions for integrating fluoroscopy venogram and myocardial images | |
JP5669977B1 (ja) | 心筋輪郭抽出技術 | |
JP2006198059A (ja) | 識別方法 | |
JP6498389B2 (ja) | 医用画像処理装置、方法、及び医用画像診断装置 | |
CN113470060B (zh) | 基于ct影像的冠状动脉多角度曲面重建可视化方法 | |
JP5707457B2 (ja) | 心筋運動の可視化 | |
WO2022164374A1 (en) | Automated measurement of morphometric and geometric parameters of large vessels in computed tomography pulmonary angiography | |
JP5755276B2 (ja) | 心筋輪郭抽出技術及びその応用 | |
CN109410170B (zh) | 图像数据处理方法、装置及设备 | |
JP6442309B2 (ja) | 核医学画像解析技術 | |
JP2012085833A (ja) | 3次元医用画像データの画像処理システム、その画像処理方法及びプログラム | |
JP6442310B2 (ja) | 核医学画像中の腫瘍領域を抽出する技術 | |
CN114974518A (zh) | 多模态数据融合的肺结节影像识别方法及装置 | |
JP5403431B2 (ja) | 断層画像処理方法及び装置 | |
JP2017093729A (ja) | 医用画像処理装置、医用画像処理方法、及び医用画像処理プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160708 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160715 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5974127 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |