JP2015132317A - 止め具、及び部材取付構造 - Google Patents

止め具、及び部材取付構造 Download PDF

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Yasushi Kato
靖史 加藤
哲郎 尾内
Tetsuo Onouchi
哲郎 尾内
大輔 柴
Daisuke Shiba
大輔 柴
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Abstract

【課題】被取付部材へ取付部材を取付けた状態でのガタツキを抑制する。【解決手段】クリップ20は、脚部22が、バックドアパネル12の取付穴12Aに挿通される。脚部22の後端には、フランジ部30が形成されている。フランジ部は、脚部22と一体的に形成され、脚部軸21を中心に径方向外側へ張り出してバックドアパネル12の板面に当接し、脚部22の大径部28との間にバックドアパネル12のパネル端部12Bを保持する。フランジ部30挟んで脚部22と反対側には、フランジ部30との間にリアスポイラ10を係合させる係合部40が形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、止め具、及び当該止め具を用いた部材取付構造に関する。
下記特許文献1には、パネル(被取付部材)の係止穴に脚部を挿通し、傘形の鍔部をパネルの表面に接触させて止め付ける止め具が開示されている。そして、鍔部の脚部と反対側には、係合部が設けられている。この止め具の鍔部と係合部の間にトリムボードが係止され、脚部が自動車のボディパネルに嵌め込まれることで、トリムボード(取付部材)が自動車のボディパネルに取り付けられている。
しかしながら、上記先行技術による場合、鍔部が弾性変形するため、止め具から離れた位置でトリムボードに荷重が加わる場合には、止め具に軸方向に対するモーメントが生じ、ガタツキが生じてしまう。
実開平5−94516号公報
本発明は上記事実を考慮し、被取付部材へ取付部材を取付けた状態でのガタツキを抑制することができる止め具、及び当該止め具を用いた部材取付構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る止め具は、被取付部材の取付穴に挿入され、前記取付穴よりも大径でかつ縮径可能とされた大径部を有する脚部と、前記脚部の一端に形成され、前記脚部の脚部軸を中心に径方向外側へ張り出して前記被取付部材に当接部で当接し、前記大径部との間に前記被取付部材を保持する剛体のフランジ部と、前記フランジ部を挟んで前記脚部と反対側に形成され、前記フランジ部との間に取付部材を係合させる係合部と、を備えている。
請求項1に係る止め具では、フランジ部と係合部との間に取付部材が係合され、脚部が被取付部材の取付穴に挿通されることにより、取付部材が被取付部材へ取り付けられる。当該取り付けられた状態で、止め具のフランジ部は被取付部材の挿入手前側の板面に当接部で当接し、脚部の大径部との間に被取付部材を保持している。被取付部材に当接するフランジ部は、剛体とされている。ここで、剛体とは、所定の剛性を有することをいい、取付部材からの荷重による変形や、被取付部材との密着性を確保するための変形が意図されていない程度の剛性を有するものをいう。このように、フランジ部が剛体なので、止め具へ脚部軸を傾けるモーメント力が作用した場合にも、被取付部材との間のガタツキを抑制することができる。
請求項2記載の本発明に係る止め具は、前記当接部が、前記被取付部材側へ突出し前記被取付部材に3点以上で当接する凸部で形成されている、ことを特徴とする。
請求項2に係る止め具では、フランジ部の当接部として凸部が形成され、この凸部が3点以上で被取付部材に当接している。したがって、フランジ部を被取付部材へ安定して当接させることができる。
請求項3記載の本発明に係る止め具は、前記フランジ部の前記被取付部材側には、前記脚部の外周に沿って、シール部材ハウスが形成され、前記シール部材ハウスには、前記当接部と共に前記被取付部材に当接するシール部材が配置される、ことを特徴とする。
請求項3に係る止め具では、脚部の外周に沿って形成されたシール部材ハウスにシール部材が配置される。シール部材は、当接部と共に被取付部材に当接する。このように、脚部の外周でフランジ部と被取付部材の間をシールする際に、弾性変形させたシール部材をシール部材ハウス内に収納してフランジ部の当接部を被取付部材に当接させることができる。
請求項4記載の本発明に係る止め具は、前記脚部が、前記脚部軸周りに複数の脚片に分割されている、ことを特徴とする。
請求項4に係る止め具では、脚部が脚部軸周りに分割されているので、変形し易くなり、取付穴への挿入荷重を小さくすることができる。
請求項5記載の本発明に係る止め具は、前記凸部が、前記脚部軸周りにおいて、前記複数の脚片を径方向外側に延長した位置に配置されている、ことを特徴とする。
請求項5に係る止め具によれば、凸部で受けた荷重が脚部へ効率よく伝達されるので、被取付部材と取付部材との間のガタツキを、より効果的に抑制することができる。
請求項6記載の本発明に係る部材取付構造は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の止め具と、取付穴に前記止め具の脚部が挿入された被取付部材と、前記フランジ部と前記係合部との間に被係合部が係合され、前記止め具によって片持ち状態で支持される取付部材と、を備えている。
請求項6に係る部材取付構造では、止め具によって取り付けられる取付部材は、被係合部がフランジ部と前記係合部との間に係合されて、止め具によって片持ち状態で支持される。したがって、止め具の片側では、止め具から離れた位置に荷重が入力されるが、止め具へ脚部軸を傾けるモーメント力が作用した場合でも、剛性のフランジ部を被取付部材へ当接させることにより、効果的に受けることができる。
以上説明したように、請求項1に係る止め具によれば、被取付部材へ取付部材を取付けた状態でのガタツキを抑制することができる。
請求項2に係る止め具によれば、被取付部材へ取付部材との安定した取付状態を維持することができる。
請求項3に係る止め具によれば、シール部材でフランジ部と被取付部材の間をシールすることができると共に、フランジ部の当接部を被取付部材に当接させて被取付部材へ取付部材を取付けた状態でのガタツキを抑制することができる。
請求項4に係る止め具によれば、止め具の脚部を取付穴へ挿通させる際の作業が容易になる。
請求項5に係る止め具によれば、被取付部材と取付部材との間のガタツキを効果的に抑制することができる
請求項6に係る部材取付構造によれば、止め具から離れた位置に荷重が入力された場合でも、被取付部材へ取付部材を取付けた状態でのガタツキを抑制することができる。
第1実施形態に係るリアスポイラのバックドアパネルへの取付構造を示す縦断面図である。 第1実施形態に係るクリップの斜視図である。 第1実施形態に係るクリップの縦断面である。 第1実施形態に係るクリップの下面図である。 第1実施形態の変形例に係るクリップの下面図である。 第2実施形態に係るバックドアガーニッシュのバックドアパネルへの取付構造を示す縦断面図である。 試験例の結果を示すグラフである。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態に係る止め具、及び部材取付構造について説明する。なお、図中に示される矢印FRは車両前方側を示しており、又矢印UPは車両上方側を示している。
図1に示されるように、この第1実施形態では、リアスポイラ10(取付部材)のバックドアパネル12(被取付部材)への取り付けに、本発明に係る部材取付構造11が適用されている。
樹脂成形品としてのリアスポイラ10は、バックドアパネル12に車両幅方向に沿って配設されている。リアスポイラ10は、前端部が上側ウインドウ13Aの後端部に沿うように配置され、後端部が下側ウインドウ13B上端部に沿うように配置されている。リアスポイラ10は、バックドアパネル12に沿って配置されるインナー部14と、インナー部14よりも車両外側に配置されるアウター部16と、バックドアパネル12よりも車両後方へ突出する後方部18と、を有している。インナー部14、アウター部16、及び後方部18は一体的に形成されている。
インナー部14の前端側には、取付部15が形成されている。取付部15は、下側に緩やかな凸条とされ、インナー部14の他の部分よりも肉厚とされている。取付部15には、係合溝15Aが形成されている。係合溝15Aの下側には、溝幅を狭めるように溝壁から突出する保持部15Bが形成されている。係合溝15Aの一端は開口されており(不図示)、後述するクリップ20を係合させることができるようになっている。バックドアパネル12には、後述するクリップ20を取り付ける位置に、取付穴12Aが形成されている。バックドアパネル12の取付穴12Aを構成する端部を、以下「パネル端部12B」と称する。
図2に示されるように、クリップ20は、脚部22、フランジ部30、係合部40、及び、シール部材50を備えている。
脚部22は、側面が緩やかに外側に膨らんだ略円錐形状とされ、先端部24は半球状とされている。脚部22の基端(先端部24と反対側)には、バックドアパネル12の取付穴12Aよりも小径のくびれ部26が形成されている。くびれ部26の先端部24側には、取付穴12Aよりも大径の大径部28が形成されている。くびれ部26と大径部28の間には、大径部28へ向かって大径となるテーパー状のテーパー部27が形成されている。
脚部22には、内部に中空22Aが形成されている。中空22Aは、脚部22の軸(以下「脚部軸21」という)に沿った筒状とされている。また、脚部22には、中空22Aを外部に開放させるスリット22Bが形成されている。スリット22Bは、脚部軸21を中心とする周方向に等間隔で4カ所形成されている。中空22A及びスリット22Bは、くびれ部26に対応する部分から大径部28を経て先端部24の手前側まで形成されている。中空22A及びスリット22Bにより、脚部22は、4本の脚片23に分割されている。4本の脚片23は、押圧により、脚部22の大径部28の径を縮径するように中空22A内へ移動可能とされている。
脚部22の基端側には、フランジ部30が形成されている。フランジ部30は、円板状とされ、この円板の中心と脚部軸21とが一致するように配置されている。フランジ部30の脚部22側の面には、外縁に沿って凸部32が形成されている。図3にも示されるように、凸部32は、先端部24側へ突出している。図4に示されるように、凸部32は、下側から見てフランジ部30の外周を弧とする扇状とされ、フランジ部30の外周に沿って等間隔に4個形成されている。4個の凸部32の脚部軸21方向の厚みP1は一定とされており、凸部32には平坦状の当接面34が形成されている。4個の凸部32は、脚部軸21周りにおいて、脚片23の各々を径方向外側に延長した位置に配置されている。また、凸部32は、脚片23と離間して配置されている。当接面34とテーパー部27の大径部28側端部との間の脚部軸21方向の距離S1は、バックドアパネル12の厚みよりも大きく設定されている。当接面34とテーパー部27のくびれ部26側端部との間の脚部軸21方向の距離S2は、バックドアパネル12の厚みよりも小さく設定されている。
フランジ部30の凸部32と脚部22の間には、シール部材ハウス36が形成されている。シール部材ハウス36は、脚部22の外周に沿った環状溝とされ、溝底が当接面34よりも脚部軸21方向で先端部24と反対側に形成されている。シール部材ハウス36には、シール部材50が配置されている。シール部材50は、環状とされ、ゴム等の弾性部材で形成されている。シール部材50の厚みP2は、凸部32の厚みP1よりもやや厚く設定されている。
フランジ部30の脚部22と反対側には、係合部40が形成されている。図3に示されるように、係合部40は、軸部42及び係合フランジ44を備えている。軸部42は、円筒状とされ、筒軸が脚部軸21と一致するように配置されている。係合フランジ44は、軸部42の先端から径方向外側に張り出す円環状とされている。軸部42の外径は、リアスポイラ10の保持部15B間の幅よりも若干小さく設定されている。また、係合フランジ44の外径は、係合溝15Aに係合可能なように、係合溝15Aの溝幅よりも若干小さく設定されている。係合部40の内側には、空洞40Aが形成されている。フランジ部30と係合フランジ44の間には、軸部42の外周に沿った保持空間40Bが形成されている。
なお、軸部42は必ずしも円筒状でなくてもよい。また、係合フランジ部44は必ずしも円環状でなくてもよい。
脚部22、フランジ部30、及び係合部40は、樹脂材料で一体的に形成されている。ここでの樹脂材料は、剛体であり、シール部材50よりも高い剛性を有している。シール部材50は、弾性材料で形成され、脚部22、フランジ部30、及び係合部40とは別体とされている。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
リアスポイラ10をバックドアパネル12へ取り付ける際には、まず、クリップ20の係合部40をリアスポイラ10の係合溝15Aに係合させる。当該係合は、係合溝15Aの開口側から行い、係合フランジ44を係合溝15Aへ嵌め込むと共に、保持部15Bを保持空間40Bへ嵌め込む。
次に、クリップ20の脚部22を、バックドアパネル12の取付穴12Aに挿入する。このとき、脚部22の大径部28は、取付穴12Aの径よりも大径であるため、挿入時に取付穴12Aの外周を形成するパネル端部12Bから押圧力を受けて縮径するように変形しつつ取付穴12Aを通過し、テーパー部27にパネル端部12Bが当接する。また、当接面34がバックドアパネル12の外面に当接される。クリップ20の当接面34とテーパー部27によりパネル端部12Bは挟持される。シール部材50は、圧縮されて、フランジ部30及びバックドアパネル12に圧着され、両者の間をシールする。
本実施形態に係るクリップ20では、剛体である凸部32に形成された当接面34がバックドアパネル12に当接されている。したがって、リアスポイラ10に外力が加わって、クリップ20へモーメント力が作用した場合にも、バックドアパネル12とクリップ20との間のガタツキを抑制することができる。特に、本実施形態のリアスポイラ10は、バックドアパネル12へ片持ち状態で支持されているので、クリップ20の後ろ側では、クリップ20から離れた位置に荷重が入力される。本実施形態の部材取付構造によれば、クリップ20に作用するモーメント力を効果的に受けることができる。
また、本実施形態では、フランジ部30の板面をバックドアパネル12に直接当接させず、凸部32を形成して凸部32の当接面34をバックドアパネル12に当接させている。したがって、フランジ部30を安定してクリップ20をバックドアパネル12に当接させることができる。
また、本実施形態では、脚片23を径方向外側に延出した位置に凸部32を設けているので、効率よく脚片23からの力を受けることができ、バックドアパネル12とクリップ20との間のガタツキを、効果的に抑制することができる。
また、本実施形態では、シール部材ハウス36にシール部材50が配置されているので、フランジ部30とバックドアパネル12との間をシールすることができる。
また、本実施形態では、脚部22が、複数の脚片23で構成されているので、脚部22が変形し易くなり、大径部を縮径させて取付穴へ容易に挿入することができる。
なお、本実施形態では、フランジ部30に凸部32を形成したが、凸部32を形成せずに、フランジ部30を直接バックドアパネル12に当接させてもよい。
また、本実施形態では、凸部32を形成することにより、凸部32と脚部22の間にシール部材ハウス36を形成したが、凸部32を形成しない場合には、フランジ部30の板面にシール部材50を配置するための環状溝を形成してもよい。この場合には、フランジ部30の板面がバックドアパネル12に当接できるように、シール部材50が弾性変形した際に、前述の環状溝内に収納されるように溝幅及び深さを設定する。
また、本実施形態では、脚片23を径方向外側に延出した位置に凸部32を設けているが、凸部と脚片とは必ずしも当該位置関係である必要はない。例えば、図5に示されるように、凸部と脚片との位置関係を図4に示す状態から45°回転させた構成にすることもできる。
また、本実施形態では、脚部22が脚部軸21周りに4分割されている例について説明したが、2分割、3分割、または5分割以上であってもよいし、分割されていない形状であってもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分には同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態では、クリップ20を、バックドアガーニッシュ60のバックドアパネル12への取り付けに用いている。クリップ20の構成については、第1実施形態と同一である。図6に示すように、バックドアガーニッシュ60は、バックドアウインドウ62の下側に配置され、バックドアパネル12の後方に取り付けられている。バックドアガーニッシュ60は、バックドアウインドウ62の下端から後方斜め下側へ延出される上傾斜部64、上傾斜部64の後端から下方へ屈曲された後外面部65、後外面部65から前方へ屈曲された折返部66、及び、上傾斜部64の内側に形成されたインナガーニッシュ部68を有している。インナガーニッシュ部68は、上傾斜部64の内側でバックドアパネル12に沿って配置され、上傾斜部64とインナガーニッシュ部68とで閉断面が構成されている。
インナガーニッシュ部68の前端側には、係合スリット69が形成されている。係合スリット69は、クリップ20の軸部42の外径よりも僅かに広幅とされている。係合スリット69の一端には、クリップ20の係合フランジ44を係合スリット69に挿通させるための挿通口(不図示)が形成されている。バックドアパネル12には、クリップ20を取り付ける位置に、取付穴12Cが形成されている。バックドアパネル12の取付穴12Cを構成する端部を、以下「パネル端部12D」と称する。
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
バックドアガーニッシュ60をバックドアパネル12へ取り付ける際には、まず、クリップ20の係合部40をバックドアガーニッシュ60の係合スリット69に係合させる。当該係合は、係合スリット69の挿通口から行い、係合フランジ44を係合スリット69の内側(上傾斜部64とインナガーニッシュ部68の間)へ配置し、パネル端部12Dを保持空間40Bへ嵌め込む。
次に、クリップ20の脚部22を、バックドアパネル12の取付穴12Cに挿入する。クリップ20の当接面34とテーパー部27によりパネル端部12Dは挟持される。シール部材50は、圧縮されて、フランジ部30及びバックドアパネル12に圧着され、両者の間をシールする。
本実施形態においても、剛体であるクリップ20の凸部32に形成された当接面34がバックドアパネル12に当接されている。したがって、バックドアガーニッシュ60に外力が加わって、クリップ20へ脚部軸21の軸方向に対するモーメントが作用した場合にも、バックドアパネル12とクリップ20との間のガタツキを抑制することができる。特に、本実施形態のバックドアガーニッシュ60についても、バックドアパネル12へ片持ち状態で支持されているが、クリップ20への脚部軸21方向に対するモーメントを効果的に受けることができる。
なお、第1実施形態では、クリップ20を、リアスポイラ10のバックドアパネル12への取付に用い、第2実施形態では、クリップ20を、バックドアガーニッシュ60のバックドアパネル12への取付に用いたが、クリップ20は、他の部材を他の箇所に取り付けるために用いることもできる。例えば、アーチモールやロッカーモール等の部品を所定の位置に取り付けるために用いてもよい。
[試験例]
上記実施形態で説明したクリップ20と、図5に示す実施形態の変形例に係るクリップ70について、取付部材へ入力する荷重と、当該荷重による取付部材のストロークとの関係を測定した。クリップを用いて取付部材を被取付部材へ取り付け、この状態でクリップから一定距離の位置へ荷重の入力を行って取付部材のストロークを測定した。その結果を、図7に示している。グラフの実線がクリップ20の結果を表し、点線がクリップ70の結果を表している。本実施形態のクリップ20は、荷重に対する取付部材のストローク量が小さく、被取付部材と取付部材とのガタツキが、より抑制されていることが確認できる。
10 リアスポイラ(被取付部材)
11 部材取付構造
12 バックドアパネル(被取付部材)
12A 取付穴
12C 取付穴
20 クリップ(止め具)
21 脚部軸
23 脚片
28 大径部
30 フランジ部
32 凸部(当接部)
34 当接面(当接部)
36 シール部材ハウス
40 係合部
50 シール部材
60 バックドアガーニッシュ(被取付部材)
70 クリップ(止め具)

Claims (6)

  1. 被取付部材の取付穴に挿入され、前記取付穴よりも大径でかつ縮径可能とされた大径部を有する脚部と、
    前記脚部の一端に形成され、前記脚部の脚部軸を中心に径方向外側へ張り出して前記被取付部材に当接部で当接し、前記大径部との間に前記被取付部材を保持する剛体のフランジ部と、
    前記フランジ部を挟んで前記脚部と反対側に形成され、前記フランジ部との間に取付部材を係合させる係合部と、
    を備えた止め具。
  2. 前記当接部は、前記被取付部材側へ突出し前記被取付部材に3点以上で当接する凸部で形成されている、ことを特徴とする、請求項1に記載の止め具。
  3. 前記フランジ部の前記被取付部材側には、前記脚部の外周に沿って、シール部材ハウスが形成され、
    前記シール部材ハウスには、前記当接部と共に前記被取付部材に当接するシール部材が配置される、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の止め具。
  4. 前記脚部は、前記脚部軸周りに複数の脚片に分割されている、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の止め具。
  5. 前記凸部は、前記脚部軸周りにおいて、前記複数の脚片を径方向外側に延長した位置に配置されている、ことを特徴とする請求項4に記載の止め具。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の止め具と、
    取付穴に前記止め具の脚部が挿入された被取付部材と、
    前記フランジ部と前記係合部との間に被係合部が係合され、前記止め具によって片持ち状態で支持される取付部材と、
    を備えた部材取付構造。
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