JP2016094045A - 車両用内装構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】インストルメントパネルとドアトリムの合わせ部の見栄えを良くすることを可能とする車両用内装構造を得る。
【解決手段】インパネ端部面22には、インパネ20とドアトリム30との合わせ部14に沿って凹部が形成されている。トリム端部面32には、合わせ部14の車室側端部から凹部24へ向かってリップ36が延出されている。リップ36は、弾性変形により合わせ部14の間隙に応じて変形可能とされており、凹部24に先端部36Aが入り込んで合わせ部14を覆っている。
【選択図】図3
【解決手段】インパネ端部面22には、インパネ20とドアトリム30との合わせ部14に沿って凹部が形成されている。トリム端部面32には、合わせ部14の車室側端部から凹部24へ向かってリップ36が延出されている。リップ36は、弾性変形により合わせ部14の間隙に応じて変形可能とされており、凹部24に先端部36Aが入り込んで合わせ部14を覆っている。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両の内装に用いられる車両用内装構造に関する。
インストルメントパネル及びドアトリムは、部品の製造誤差や組み付け誤差による互いの干渉を避けるため、予め隙間を設けた合わせ部が必要とされる。当該隙間により、意匠の連続性が損なわれる。特許文献1には、当該合わせ部における美観を向上させるため、ドアトリムにインストルメントパネル側に向けて膨出する部分を設けて、合わせ部の隙間を小さくする構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されている技術では、合わせ部の隙間は依然として残る。また、部品バラツキや車両バラツキが大きくなると、合わせ部の隙間は大きくなり、外観品質が低下する。
本発明は上記事実を考慮し、インストルメントパネルとドアトリムの合わせ部の外観品質を向上させることを可能とする車両用内装構造を得ることを目的としている。
請求項1の発明に係る車両用内装構造は、車両のインストルメントパネルとドアトリムとの合わせ部に沿って前記インストルメントパネル及びドアトリムのいずれか一方の前記合わせ部側を凹ませて形成された凹部と、前記インストルメントパネル及びドアトリムのいずれか他方に形成され、前記合わせ部の車室側端部から前記凹部へ向かって延出されると共に、前記合わせ部の間隙に応じて変形又は変位可能とされ前記凹部に先端部が入り込むことで前記合わせ部を覆うカバー部材と、を備えている。
請求項1に記載の発明では、インストルメントパネル及びドアトリムのいずれか一方に凹部が形成され、他方にカバー部材が形成されている。凹部は、インストルメントパネルとドアトリムとの合わせ部に沿って合わせ部側を凹ませて形成されている。カバー部材は、合わせ部の間隙に応じて変形または変位して凹部に先端部が入り込んで合わせ部を覆っている。ここで、「合わせ部の間隙に応じて変位する」とは、合わせ部の間隙に対応して移動すること、位置を変えることを含む意味である。
請求項1に記載の車両用内装構造によれば、インストルメントパネルとドアトリムの合わせ部における間隙の幅にバラツキがあっても、カバー部材が変形または変位しつつ凹部に先端部が入り込むので、カバー部材で合わせ部を覆うことができる。
以上説明したように、本発明に係る車両用内装構造によれば、インストルメントパネルとドアトリムの合わせ部の外観品質を向上させることができる。
[第1実施形態]
以下、図1〜3を用いて、本発明の第1実施形態に係る車両用内装構造について説明する。なお、各図中に適宜記す矢印FRは車両前方を示し、矢印UPは車両上方を示し、矢印INは車幅方向内方を示している。以下、単に前後、上下の方向を用いて説明する場合は、特に断りのない限り、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1に示されるように、本実施形態に係る車両用内装構造10は、インストルメントパネル20(以下、「インパネ20」と称する)と、ドアトリム30とを備えている。
インパネ20は車室前方に設けられており、その車両幅方向外側にフロントピラー12が配置されている。インパネ20のフロントピラー12の下側に配置される部分には、車室に面するインパネ側壁21が形成されている。インパネ側壁21は、車両上下方向に配置されている。
フロントサイドドア16の車室側でフロントピラー12の後方には、ドアトリム30が配設されている。ドアトリム30の上部には、車室に面するトリム上壁31が形成されている。インパネ20とドアトリム30とは、フロントピラー12の後方で合わせられ、互いの端部同士が対向して離間配置された、合わせ部14が形成されている。合わせ部14は、インパネ20のインパネ側壁21の端部が車室外側へ延出されたインパネ端部面22と、ドアトリム30のトリム上壁31が車室外側へ延出されたトリム端部面32が対向配置されて構成されている。
図2にも示されるように、インパネ端部面22には、凹部24が形成されている。凹部24は、インパネ端部面22の車室側端部に、インパネ端部面22の合わせ部14側を凹ませて形成されている。凹部24は、合わせ部14に沿って形成されている。
図3に示されるように、トリム端部面32には、合わせ部14に沿ってカバー部材としてのリップ部材34が配置されている。リップ部材34は、リップ36、基部38、及び壁部39を有している。
リップ36は、薄肉の板状とされ、トリム上壁31の前端部から前方に突出されている。リップ36の先端部36Aは、車両外側へ湾曲されている。リップ部材34は、弾性変形可能なゴムや樹脂で形成されている。リップ部材34は、同じく樹脂材で形成されるドアトリム30との二色成形で形成することができる。フロントサイドドア16の閉鎖時には、リップ36の先端部36Aは、弾性変形した状態で凹部24に入っている。この状態で、リップ36は、合わせ部14の車室側を覆っている。
リップ部材34の基部38は、トリム端部面32の車室側に形成された孔32Aに挿入されリップ部材34を支持している。壁部39は、基部38からトリム端部面32に沿って車室外側に延出されている。リップ36、基部38、及び壁部39は、一体的に形成されている。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
フロントサイドドア16の開放時には、図2に示されるように、ドアトリム30はインパネ20から大きく離れ、図3に二点鎖線で示されるように、インパネ端部面22とトリム端部面32の間隔が大きくなり、凹部24からリップ36の先端部36Aが離れている。フロントサイドドア16を閉鎖させると、インパネ端部面22とトリム端部面32が近づき、リップ36の先端部36Aが凹部24と干渉し、弾性変形しながら凹部24へ入り込む。そして、リップ36により、合わせ部14の車室側が覆われる。これにより、車室から見たときの、インパネ20のインパネ側壁21とドアトリム30のトリム上壁31の連続性が確保される。したがって、車室からの合わせ部14の外観品質を向上させることができる。
また、本実施形態のリップ36は、弾性変形可能とされている。したがって、合わせ部14のインパネ端部面22とトリム端部面32の間隔にバラツキがあっても、リップ36が前記間隔に応じて弾性変形することにより、合わせ部14の車室側を覆うことができる。
なお、本実施形態では、リップ部材34がドアトリム30側に設けられている例について説明したが、リップ部材34は、インパネ20側に設けてもよい。この場合には、凹部24をトリム端部面32側に形成する。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態では、第1実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
本実施形態では、カバー部材として、リップ部材34に代えて回動フィン部材40を備えている。回動フィン部材40は、図4に示されるように、フィン42、軸部44、及び爪部46を有している。軸部44は、略円柱状とされ、上下方向に沿ってトリム端部面32の車室側端部に配置されている。軸部44には、車両幅方向外側に切欠部44Aが形成されている。軸部44は、回転可能とされている。
爪部46は、軸部44の切欠部44Aの端部から車両外側へ突出されている。爪部46には、後述するダイヤル部材48の係合凸部48Bが係合されている。
フィン42は、薄肉の板状とされ、一端が軸部44の合わせ部14側に固定され、トリム上壁31の前端部からインパネ端部面22へ向かって突出されている。フィン42の先端部42Aは、車両外側へ湾曲されている。フィン42は、軸部44の回転に連動して回動可能とされている。フロントサイドドア16を閉鎖している時には、フィン42は、インパネ端部面22の車室側端部に当接され、先端部42Aが凹部24に入る位置に配置される。フィン42は、弾性変形可能なゴムや樹脂で形成してもよいし、弾性変形しない樹脂等で形成してもよい。
ダイヤル部材48は、ダイヤル本体48A及び係合凸部48Bを有している。ダイヤル本体48Aは、円板状とされ、一部がトリム上壁31の外側(車室内)に突出するように、軸部44の後方に配置されている。係合凸部48Bは、ダイヤル本体48Aの車両幅方向外側から軸部44の切欠き部44Aに向かって延出され、切欠き部44Aと係合されている。ダイヤル本体48Aは回転可能とされており、係合凸部48Bはダイヤル本体48Aの回転に連動して、爪部46と係合しつつ回動する。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
フロントサイドドア16の閉鎖時に、図4に二点鎖線で示されるように、フィン42がインパネ端部面22から離れた位置(P1)に配置されている場合には、爪部46は後方へ回動した位置に配置されている。ここで、手動でダイヤル本体48AをR方向へ回転させると、係合凸部48Bに押されて爪部46が前方へ回動して軸部44も同方向へ回転し、これに伴ってフィン42も前方へ回動してインパネ端部面22の車室側端部に当接され(P2)先端部42Aが凹部24に入り、合わせ部14の車室側がフィン42により覆われる。これにより、インパネ20のインパネ側壁21とドアトリム30のトリム上壁31の連続性が確保される。したがって、合わせ部14の車室側からの外観品質を向上させることができる。
また、本実施形態のフィン42は、回動可能とされている。したがって、合わせ部14のインパネ端部面22とトリム端部面32の間隔にバラツキがあっても、フィン42が前記間隔に応じて回動することにより、合わせ部14の車室側を覆うことができる。
なお、本実施形態では、回転フィン部材40がドアトリム30側に設けられている例について説明したが、回転フィン部材40は、インパネ20側に設けてもよい。この場合には、凹部24をトリム端部面32側に形成する。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態では、第1、第2実施形態と同様の部分については同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5(A)に示されるように、本実施形態では、カバー部材として、リップ部材34に代えて凸状体50を備えている。凸状体50は、図5(B)に示されるように、トリム端部面32に接着されている。凸状体50は、凹部24と対向する位置に配置され、凹部24に向かって凸状とされている。凸状体50の車室側端面52は、トリム上壁31と面一となっている。凸状体50は、拡縮可能なスポンジ材料で形成することができる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
フロントサイドドア16の開放時には、図5(A)に示されるように、ドアトリム30はインパネ20から大きく離れ、インパネ端部面22とトリム端部面32の間隔が大きくなって、凸状体50と凹部24とは離間している。フロントサイドドア16を閉鎖すると、インパネ端部面22とトリム端部面32が近づき、凸状体50が凹部24へ入り込み、合わせ部14の車室側が凸状体50の車室側端面52により覆われる。これにより、インパネ20のインパネ側壁21とドアトリム30のトリム上壁31の連続性が確保される。したがって、合わせ部14の車室側からの見栄えを良くすることができる。
また、本実施形態の凸状体50は、拡縮可能とされている。したがって、合わせ部14のインパネ端部面22とトリム端部面32の間隔が小さい場合には、凸状体50が凹部24とトリム端部面32との間に挟まれて圧縮され、縮小される。一方、合わせ部14のインパネ端部面22とトリム端部面32の間隔が大きい場合には、凸状体50は縮小されず先端部50Aが凹部24へ入り込むことにより、合わせ部14の車室側を覆うことができる。
なお、本実施形態では、凸状体50がドアトリム30側に設けられている例について説明したが、凸状体50は、インパネ20側に設けてもよい。この場合には、凹部24をトリム端部面32側に形成する。
10 車両用内装構造
14 合わせ部
20 インストルメントパネル
24 凹部
30 ドアトリム
36 リップ(カバー部材)
36A 先端部
42 フィン(カバー部材)
42A 先端部
50 凸状体(カバー部材)
50A 先端部
14 合わせ部
20 インストルメントパネル
24 凹部
30 ドアトリム
36 リップ(カバー部材)
36A 先端部
42 フィン(カバー部材)
42A 先端部
50 凸状体(カバー部材)
50A 先端部
Claims (1)
- 車両のインストルメントパネルとドアトリムとの合わせ部に沿って前記インストルメントパネル及びドアトリムのいずれか一方の前記合わせ部側を凹ませて形成された凹部と、
前記インストルメントパネル及びドアトリムのいずれか他方に形成され、前記合わせ部の車室側端部から前記凹部へ向かって延出されると共に、前記合わせ部の間隙に応じて変形又は変位可能とされ前記凹部に先端部が入り込むことで前記合わせ部を覆うカバー部材と、
を備えた車両用内装構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014230145A JP2016094045A (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 車両用内装構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014230145A JP2016094045A (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 車両用内装構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016094045A true JP2016094045A (ja) | 2016-05-26 |
Family
ID=56070472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2014230145A Pending JP2016094045A (ja) | 2014-11-12 | 2014-11-12 | 車両用内装構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2016094045A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020050102A (ja) * | 2018-09-26 | 2020-04-02 | 株式会社ニフコ | 車両用トリム構造 |
JP2020183142A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | トヨタ紡織株式会社 | 車両の内装構造 |
-
2014
- 2014-11-12 JP JP2014230145A patent/JP2016094045A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020183142A (ja) * | 2019-05-07 | 2020-11-12 | トヨタ紡織株式会社 | 車両の内装構造 |
JP7261375B2 (ja) | 2019-05-07 | 2023-04-20 | トヨタ紡織株式会社 | 車両の内装構造 |
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