JP7261375B2 - 車両の内装構造 - Google Patents

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本発明は、車両の内装構造に関する。
車両の内装は、車両の購入時において、ある程度のカスタマイズはできるものの、その箇所は限定的で、また、バリエーションに乏しいのが現状である。さらに言えば、安全性を考慮すると、車両の内装材は、ユーザーによって取り外せない構造とするのが、一般的である。それに対して、下記特許文献1には、車両のドアトリムの一部を構成する装飾部材が接着剤を用いて張り替え可能な構成が記載されている。
特表2014-513001号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の車両の内装構造は、種々の素材の装飾部材を用意することはできるものの、張り替えできる範囲は限定的なものである。そのため、車両の内装材の部分的なデザインを変更しているのみで、車室空間全体のデザインを変更するには、程遠い。
本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、車室空間全体のデザイン変更を図ることが可能な車両の内装構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために本発明の車両の内装構造は、
車室の前側に配されるインストゥルメントパネルと、前記インストゥルメントパネルの車幅方向外側に配される車両のサイドドアの車室内側面を形成するサイドドアパネルと、を含んで構成される車両の内装構造であって、
前記サイドドアパネルは、本体部と、前記本体部の車室内上側に配されて前記本体部に対して着脱可能とされたカバー部と、を備え、
前記カバー部は、高さ方向において前記インストゥルメントパネルの意匠面と並ぶ範囲を覆って、前記インストゥルメントパネルの意匠面に対して水平方向において連続する意匠を形成するものとされたことを特徴とする。
この構成の車両の内装構造は、サイドドアパネルのカバー部を着脱可能とされているため、カバー部を容易に付け替えることができる。そして、ドアカバー部は、インストゥルメントパネル(以下、単に「インパネ」と呼ぶ場合がある。)と同じ高さ範囲を覆う比較的大きな部材となっており、サイドドアパネルの車室内の意匠面の大半を占めている。したがって、カバー部を、別の素材や他のデザインのものに変更することで、車室空間のイメージを大幅に変更することができる。また、この構成の車両の内装構造は、カバー部とインパネとが水平方向において意匠的に連続しているため、それらカバー部とインパネとのデザインの統一化を図ることで、乗員を包み込むような車室空間を創出することができる。
上記構成において、前記サイドドアパネルは、前記サイドドアに係る電子的な機能部品が前記カバー部より下方に配された構成とすることができる。
この構成の車両の内装構造によれば、カバー部の車室外側に、配線等を配する必要がないため、カバー部の付け替えの容易化を図ることができる。
また、上記構成において、前記サイドドアパネルは、前記カバー部の車室内側に着脱可能に配されたドアグリップを備え、前記ドアグリップを除く前記サイドドアに係る機能部品が前記カバー部より下方に配された構成とすることができる。
この構成の車両の内装構造は、ドアグリップのみがカバー部側(サイドドアパネルの上側)に配されているため、サイドドアの開閉のし易さは確保しつつ、カバー部の付け替えの容易化が図られている。
また、上記構成において、前記本体部には、車室内側における前記カバー部より下側の部分の上端に、車両前後方向に延びる溝が形成されており、前記カバー部は、下端を前記溝に挿入した状態で前記本体部に対して取り付けられる構成とすることができる。
この構成の車両の内装構造は、カバー部の下端を、サイドドアパネルにおける車室内下側の意匠部の背面側(車室外側)に重畳させるため、着脱可能なカバー部の後付感を抑えることができる。したがって、この構成の車両の内装構造によれば、カバー部が着脱可能とされているにも関わらず、サイドドアパネルの車室内側の意匠性を損なわないようにすることができる。
また、上記構成において、前記インストゥルメントパネルは、インパネ本体部と、前記インパネ本体部の車室内側に車幅方向に延びる状態で配されて前記インパネ本体部に対して着脱可能に取り付けられたインパネカバー部と、を備えた構成とすることができる。
この構成の車両の内装構造は、サイドドアパネルのカバー部とインパネカバー部との素材やデザインを統一させることで、車室空間全体を一体感のあるものにできるとともに、それらサイドドアのカバー部とインパネカバー部との両者を付け替えることで、車室空間のイメージをより大幅に変更することができる。したがって、この構成の車両の内装構造によれば、車室空間全体のイメージを変更することができる。
本発明によれば、車室空間全体のデザイン変更を図ることが可能な車両の内装構造を提供することができる。
本発明の実施例である車両の内装構造を採用した車両を、車室内からの視点において示す斜視図である。 図1に示したサイドドアパネルを車室内側からの視点において示す正面図である。 図2に示したサイドドアパネルのドアパネルカバー部を取り外した状態を示す図である。 図2に示したサイドドアパネルの側面断面図である。 図1に示したインストゥルメントパネルの分解図である。 図1に示したインストゥルメントパネルの左側の側面図である。
以下、本発明を実施するための形態として、本発明の実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
本発明の車両の内装構造を採用した車両を、車室内からの視点において、図1に示している。本車両は、車室の前側に配されたインストゥルメントパネル10(以下、単に「インパネ10」と呼ぶ場合がある。)と、そのインパネ10の車幅方向における両方の外側に配された一対のサイドドア11と、を備えている。詳しく言えば、一対のサイドドア11の各々は、前端がインストゥルメントパネル10と車幅方向において重畳して配され、車両後方に向かって延びる概して長方形状のものである。なお、各サイドドア11は、前端において上下方向に延びるヒンジ部を介して車体に対して取り付けられており、このヒンジ部を中心として揺動自在に開閉するものとなっている。
一対のサイドドア11の各々は、車室外側のアウタパネル12と、そのアウタパネル12の車室内側に配されたインナパネル13と、そのインナパネル13のさらに車室内側に配されて当該サイドドア11の車室内面つまり室内意匠面を形成するドアトリム14と、を含んで構成される。以下、サイドドア11の構成について詳しく説明するが、ほぼ同様の構成であるため、助手席側(図1における左側)のサイドドア11を代表して説明することとする。
ドアトリム14は、図2に示すように、上下方向において2分割されており、相対的に上側の室内意匠面を形成する上側トリム部20と、相対的に下側の室内意匠面を形成する下側トリム部21と、を有している。また、ドアトリム14は、当該サイドドア11に係る種々の機能部品を含んで構成される。具体的には、ドアトリム14は、機能部品として、乗員の肘おき部としてのアームレスト22と、当該サイドドア11の開閉を行うためのインサイドハンドル23と、当該サイドドア11の開閉時に把持することが可能なドアグリップ24と、サイドドア11の上方に配された窓の開閉に関する操作スイッチを備えたスイッチベース(電子的な機能部品)25と、を含んで構成される。
それら機能部品のうち、ドアグリップ24は、上側トリム部20に設けられているものの、そのドアグリップ24以外のものは全て、下側トリム部21に設けられている。つまり、上側トリム部20は、概して長方形状のボード部材20Aとドアグリップ24とによって構成されており、それらボード部材20Aおよびドアグリップ24は、容易に着脱できるようになっているのである。図3に示すように、本発明の車両の内装構造においては、インナパネル13とドアトリム14とによって、サイドドアパネル30が構成される。そして、そのサイドドアパネル30は、インナパネル13と下側トリム部21とによって本体部31(以下、「ドアパネル本体部31」と呼ぶこととする。)が構成され、そのドアパネル本体部31に対して、カバー部としてのボード部材20A(以下、「ドアパネルカバー部20A」と呼ぶこととする。)を着脱可能な構成とされているのである。
ドアパネルカバー部20Aのドアパネル本体部31への取付構造について、具体的に説明する。ドアパネル本体部31、詳しく言えば、下側トリム部21の上端には、図4に示すように、車両前後方向に延びる溝32が形成されるととともに、インナパネル13の車室内面における前側と後側との各々に、上下方向に延びるドアパネルカバー部20Aの外枠として機能するフレーム部33,34が形成されている。一方、ドアパネルカバー部20Aは、その下端に下方に向かって張り出した張出部35が形成されている。そして、ドアパネルカバー部20Aは、下端の張出部35をドアパネル本体部31の溝32に挿入した状態で、上端側をフレーム部33,34との間に嵌め込まれることで、取り付けられる。
また、図3に示すように、ドアパネルカバー部20Aにおけるインパネ10の側面と対向する部分に形成された2つの開口36の内部と、ドアパネル本体部31(インナパネル13)における開口36と対応する位置とには、被締結部37,38が設けられており、それら被締結部37,38が締結具39によって締結される。そのような構造によって、ドアパネルカバー部20Aは、ドアパネル本体部31に対して固定されており、車両が側面から衝突を受けた場合であっても、容易に外れないようになっている。
ドアグリップ24は、ドアパネルカバー部20Aをドアパネル本体部31に取り付けた状態において、ドアパネル本体部31に対して着脱可能とされている。ドアグリップ24は、図4に示すように、本体部材40とカバー部材41との2つの部材からなる。それら本体部材40およびカバー部材41は、ともに概してコの字形状の部材であり、本体部材40の表面に設けられた磁石42と、カバー部材41の裏面に設けられた磁石43とによって、組み付けることができるようになっている。本体部材40は、下端側の先端に、下側に向かって突出する下側フランジ部44と、上端側の先端に、上側に向かって突出する上側フランジ部45と、を有している。また、上側フランジ部45には、締結具46が車室外側に向かって延び出すとともに軸線まわりに回動可能に保持されている。一方、ドアパネル本体部31には、詳しく言えば、インナパネル13には、図3および図4に示すように、下側トリム部21のすぐ上側に、本体部材40の下側フランジ部44を挿通させる開口47が形成され、その開口47の上方には、上側フランジ部45を締結させるための被締結具48が固定されている。また、ドアパネルカバー部20Aには、開口47および被締結具48に形成された孔48Aに対応する箇所に、本体部材40の下端および上端を挿通させるための挿通孔49,50が形成されている。
ドアグリップ24を取り付ける際には、まず、本体部材40の下側フランジ部44を、ドアパネルカバー部20Aの挿通孔49に挿通させてインナパネル13の開口47に挿入し、その開口47の開口縁に掛止させる。続いて、上側フランジ部45を、ドアパネルカバー部20Aの挿通孔50に挿通させて上側フランジ部45の上端に保持された締結具46の先端を、インナパネル13に固定された被締結具48の孔48Aに挿通させる。そして、締結具46を回動させることで、上側フランジ部45と被締結具48とを締結させることができ、本体部材40をドアパネル本体部31に対して固定することができる。最後に、カバー部材41を磁石42,43によって組み付けることができる。それにより、締結具46やドアパネルカバー部20Aの挿通孔49,50をも隠すことができるようになっている。
以上のように、本発明の車両内装構造は、ドアパネルカバー部20Aを、ドアパネル本体部31に対して比較的容易に着脱させることが可能とされている。そして、そのドアパネルカバー部20Aを、サイドドアパネル30における室内意匠面の大半を占めており、そのドアパネルカバー部20Aの素材やデザインを異なるものに変更することで、車室内のイメージを大幅に変更することができる。
また、本発明の車両内装構造においては、ドアグリップ24以外の機能部品はドアパネルカバー部20Aの下方の下側トリム部21に配されているため、ドアパネルカバー部20Aがほぼ長方形状の部材となっており、ドアパネルカバー部20Aの着脱が比較的容易化されている。ただし、ドアグリップ24は、ドアパネルカバー部20A上に配されているため、ドアグリップが下側トリム部21に配されている場合に比較して、サイドドア11の開閉は行い易くなっている。さらに言えば、スイッチベース25のような電子的な機能部品はドアパネルカバー部20Aの下方の下側トリム部21に配されているため、スイッチ類の配線がドアパネルカバー部20Aの背面側(車室外側)に存在することもなく、ドアパネルカバー部20Aの着脱がより容易なものとなっている。
また、本発明の車両内装構造においては、ドアパネルカバー部20Aが下端を下側トリム部21の溝32に挿入した状態で取り付けられる。つまり、ドアパネルカバー部20Aの下端が下側トリム部21の車室外側にラップさせられている。それにより、着脱可能なドアパネルカバー部20Aをドアパネル本体部31に対して取り付けても、ドアパネルカバー部20Aの後付感を抑えることができる。
次に、インパネ10について説明する。インパネ10には、図1に示すように、車幅方向における中央より右側にステアリング操作装置が配されるステアリング配設部60が設けられるとともに、そのステアリング配設部60の上方に計器類等の車両の情報を表示する情報表示装置61が配設されている。そして、インパネ10には、それらステアリング配設部60および情報表示装置61の右側に、主に車両に搭載されるオーディオ(電装部品)を操作するための右側操作盤62Rが、ステアリング配設部60および情報表示装置61の左側に、主に車両に搭載されるエアコン(電装部品)を操作するための左側操作盤62Lが、それぞれ配されている。また、インパネ10には、右側操作盤62Rの上方(車幅方向における右端)、左側操作盤62Lの上方(車幅方向における中央)、車幅方向における左端に、エアコンの吹出口66R,66M,66Lが設けられている。
また、インパネ10は、図5にも示すように、インパネ本体部70と、ステアリング配設部60および情報表示装置61の車幅方向における両側の各々に、インパネ本体部70に対して着脱可能な2つのインパネカバー部71R,71Lと、を含んで構成されている。これら2つのインパネカバー部71R,71Lは、図1に示すように、それぞれインパネ10の車幅方向における端部まで延びており、インパネ10には、車幅方向(水平方向)に延びる長手状の意匠が形成される。また、これらインパネカバー部71R,71Lの各々と、一対のサイドドア11のドアパネルカバー部20Aとは、ほぼ同じ高さ範囲を覆うものとされるとともに、同じ素材で形成されたものとなっている。それにより、図1に示すように、インパネカバー部71R,71Lと一対のサイドドア11のドアパネルカバー部20Aとは、水平方向において連続する意匠が形成されている。したがって、本実施例の車両内装構造によれば、車室内のデザインの統一化が図られており、乗員を包み込むような車室空間を創出することができる。
また、上述したように、2つのインパネカバー部71R,71Lは、着脱可能なっている。以下に、インパネカバー部71R,71Lのインパネ本体部70への取付構造について説明する。それら2つのインパネカバー部71R,71Lは、図6に示すように、上下方向における中央部が車室内側に向かって膨出した形状とされ、上端と下端との各々に、車室外側(車両前方側)に向かって延び出した上端側延出部72,下端側延出部73が形成されている。そして、左側のインパネカバー部71Lには、右側の端部付近に、開口74が形成されている。一方、右側のインパネカバー部71Rには、左側の側端に開口する切欠75が形成されている。
なお、左側操作盤62Lは、図5に示すように、インパネ本体部70に対して着脱可能とされており、それら左側操作盤62Lとインパネ本体部70との各々には、互いに電気的に接続するためのコネクタ80,81が設けられている。詳しく言えば、左側操作盤62Lには、背面から延び出すようにしてコネクタ80(操作盤側接続部,以下、「操作盤側コネクタ80」と呼ぶ場合がある。)が設けられ、インパネ本体部70には、車室内側(車両後方側)に向かって開口するコネクタ81(車体側接続部,以下、「車体側コネクタ81」と呼ぶ場合がある。)が設けられている。そして、操作盤側コネクタ80を、車体側コネクタ81に挿入して接続することが可能となっている。なお、上述した左側インパネカバー部71Lの開口74は、車体側コネクタ81に対応した位置に形成されており、左側操作盤62Lを取り付ける場合には、左側インパネカバー部71Lをインパネ本体部70に取り付けた後、操作盤側コネクタ80を左側インパネカバー部71Lの開口74を挿通させて、車体側コネクタ81に接続させる。また、左側インパネカバー部71Lの開口74は、操作盤側コネクタ80の外径より大きく、左側操作盤62Lの本体部82よりは小さくされており、左側操作盤62Lを接続すると、開口74は、左側操作盤62Lの本体部82の背面側に隠れて、乗員から視認し難いようになっている。
ちなみに、それら操作盤側コネクタ80を車体側コネクタ81に接続した状態においては、左側操作盤62Lの本体部82は、左側インパネカバー部71Lから浮いた状態、換言すれば、左側インパネカバー部71Lから車室内側(車両後方側)に離れた状態となっている。そのような構成から、運転者は、左側操作盤62Lの背面側に4本の指を挿入して親指で操作することができ、視線を左側操作盤62Lに送ることなく、操作を行うことも可能となる。
左側インパネカバー部71Lは、インパネ本体部70に対する正規の位置から僅かに左にオフセットした位置において、上端側延出部72と下端側延出部73とを、車両後方側から差し込むように挿入して、右側にスライドさせることで、取り付けることができるようになっている。また、インパネ本体部70の左側の側面には、側面カバー83を着脱可能とされている。その側面カバー83は、図6に示すように、その外縁形状がインパネカバー部71Lの裏面(車室外側面)に沿う形状とされており、左側インパネカバー部71Lをインパネ本体部70に取り付けた後に、その側面カバー83を取り付けることで、左側インパネカバー部71Lにおける上端側延出部72と下端側延出部73との表面側(車室内側面)をインパネ本体部70に当接させることができる。つまり、左側インパネカバー部71Lとインパネ本体部70とを隙間なく取り付けた状態とすることができるようになっている。
さらに、インパネ本体部70には、エアコンの吹出口66L,66Mの背面側(車両前方側)に入り込む溝84が形成されており、左側インパネカバー部71Lは、上端側延出部72をその溝84に挿入した状態で取り付けられるようになっている。つまり、図1に示すように、左側インパネカバー部71Lの上端部がエアコンの吹出口66L,66M(機能部品)にラップさせられている。それにより、着脱可能な左側インパネカバー部71Lをインパネ本体部70に対して取り付けても、左側インパネカバー部71Lの後付感を抑えることができる。
一方、右側操作盤62Rも、左側操作盤62Lと同様に、それの本体部90が、右側インパネカバー部71Rから浮いた状態となっている。ただし、右側操作盤62Rは、着脱可能とはされておらず、インパネ本体部70から車室内側(車両後方側)に向かって延び出した軸部91の先端に本体部90が設けられたものとなっている。そして、右側インパネカバー部71Rは、上述したように、左側に開口する切欠75が設けられており、その切欠75によって軸部91を避けて、インパネ本体部70に取り付けることができるようになっている。なお、右側インパネカバー部71Rの取り付け方法は、左側インパネカバー部71Lと同様に、インパネ本体部70に対する正規の位置から僅かに右にオフセットした位置において、上端側延出部と下端側延出部とを、車両後方側から差し込むように挿入して、左側にスライドさせることで、取り付けることができる。その切欠75の大きさは、右側操作盤62Rの本体部90の大きさより小さくされており、切欠75は、その本体部90の背面側に隠れて、乗員から視認し難いようになっている。
また、インパネ本体部70の右側の側面には、左側の側面と同様に、側面カバー85が取り付けられており、右側インパネカバー部71Rとインパネ本体部70とを隙間なく取り付けた状態とすることができるようになっている。さらに、右側インパネカバー部71Rは、左側インパネカバー部71Lと同様に、上端部がエアコンの吹出口66Rの背面側に入り込んで車両前後方向にラップさせられており、着脱可能な右側インパネカバー部71Rをインパネ本体部70に対して取り付けても、右側インパネカバー部71Rの後付感を抑えることができる。
上述したように、本実施例の車両内装構造は、2つのインパネカバー部71R,71Lを変更することで、常に乗員の視界に入るインパネ10の意匠を容易に変更することができ、車室空間のイメージを大幅に変更することができる。
また、前述したように、インパネカバー部71R,71Lと一対のサイドドア11のドアパネルカバー部20Aとは、水平方向において連続する意匠が形成されている。そのため、それらインパネカバー部71R,71Lの各々と一対のサイドドア11のドアパネルカバー部20Aの素材あるいは表皮材の素材を種々のものにまとめて統一された意匠に変更することで、車室空間のイメージをより大幅に変更することができるのである。
なお、本発明の車両の内装構造においては、インパネカバー部とドアパネルカバー部とが水平方向に連続する意匠を形成するものであればよく、その形状等は特に限定されない。また、それらインパネカバー部とドアパネルカバー部との取付構造は、上記実施例のものに限定されず、ユーザーによっても変更可能とするという観点からすれば、簡単な付け替えが可能な構造とされることが望ましい。
また、本実施例においては、ドアサイドパネル30が、下側トリム部21とサイドドア11のインナパネル13とを含んで構成され、ドアパネルカバー部20Aは、そのサイドドア11のインナパネル13に対して着脱可能に構成されていたが、そのような構成に限定されない。例えば、本発明の車両の内装構造は、ドアトリムがベースとなるメインボード部材を備え、そのメインボード部材に対してドアパネルカバー部が着脱可能な構成とすること、つまり、サイドドアパネルがインナパネル13を含まずに、ドアトリムのみがサイドドアパネルとして機能するような構成とすることもできる。
10…インストゥルメントパネル、11…サイドドア、13…インナパネル、14…ドアトリム、20…上側トリム部、20A…ボード部材〔カバー部〕、21…下側トリム部、22…アームレスト〔機能部品〕、23…インサイドハンドル〔機能部品〕、24…ドアグリップ、25…スイッチベース〔電子的機能部品〕、30…サイドドアパネル、31…ドアパネル本体部、32…溝、62R…右側操作盤、62L…左側操作盤、66R,66M,66L…吹出口〔機能部品〕、70…インパネ本体部、71R,71L…インパネカバー部、74…開口、75…切欠、80…コネクタ〔操作盤側接続部〕、81…コネクタ〔車体側接続部〕、84…溝、91…軸部

Claims (4)

  1. 車室の前側に配されるインストゥルメントパネルと、前記インストゥルメントパネルの車幅方向における両方の外側に配される車両の一対のサイドドアの車室内側面を形成する一対のサイドドアパネルと、を含んで構成される車両の内装構造であって、
    一対の前記サイドドアパネルは、ドアパネル本体部と、前記ドアパネル本体部の車室内上側に配されて前記ドアパネル本体部に対して着脱可能とされたドアパネルカバー部と、を備え、
    前記インストゥルメントパネルは、インパネ本体部と、前記インパネ本体部の車室内側に車幅方向に延びる状態で配されて前記インパネ本体部に対して着脱可能に取り付けられたインパネカバー部と、を備え、
    一対の前記ドアパネルカバー部と前記インパネカバー部とは、高さ方向において並ぶ範囲を覆って、水平方向において連続する意匠を形成するものとされた車両の内装構造。
  2. 前記サイドドアは、アームレストを有し、
    前記ドアパネルカバー部は、前記ドアパネル本体部の前記アームレストより上方を覆うものとされ、
    前記サイドドアパネルは、前記サイドドアに係る電子的な機能部品が前記ドアパネルカバー部より下方に配された請求項1に記載の車両の内装構造。
  3. 前記サイドドアパネルは、前記ドアパネルカバー部の車室内側に着脱可能に配されたドアグリップを備え、前記ドアグリップを除く前記サイドドアに係る機能部品が前記ドアパネルカバー部より下方に配された請求項2に記載の車両の内装構造。
  4. 前記ドアパネル本体部には、車室内側における前記ドアパネルカバー部より下側の部分の上端に、車両前後方向に延びる溝が形成されており、
    前記ドアパネルカバー部は、下端を前記溝に挿入した状態で前記ドアパネル本体部に対して取り付けられる請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両の内装構造。
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