JP2008106528A - 車両用エアシール構造 - Google Patents

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Tetsuya Aoyama
哲也 青山
Haruhisa Kamiya
晴久 神谷
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Abstract

【課題】ドアにおけるアウタパネルなどのボデー部材とハンドルなどの装着部品との間に空気流が進入することを効果的に防止する。
【解決手段】車両のボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するように構成された車両用エアシール構造であって、ベゼルはボデー部材の外側面に接触する第1リップ部と、装着部品に接触する第2リップ部とを有する。これらの第1リップ部および第2リップ部が、車両走行時における空気流を受けてボデー部材の外側面および装着部品に個別に押し付けられる方向へ撓むように設定されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として車両用ドアのアウタパネルとドアの外側に設けられるハンドルとの間に介在させたベゼルによって空気流の進入を防止するための車両用エアシール構造に関する。
車両用ドアのハンドルには種々のタイプがあるが、いずれのタイプでもドアのアウタパネルに開けられた開口部を通じて関連部品が内側に挿通されている。このような開口部の周縁にはベゼルが設けられ、アウタパネルとハンドルとの間のエアシールを行っている。エアシールのための具体的な構造としては、ベゼルの必要部位にリブを一体に設け、このリブをアウタパネルとハンドルとの間で圧縮変形させることで、リブを例えばハンドル側に密着させている。
なお、ハンドル取付け箇所の一般的なシール(防水シール)構造としては、特許文献1に開示された技術が公知である。
特開2001−97039号公報
ベゼルに設けられたリブは、アウタパネルに対するハンドルの組み付け精度(建付け精度)のバラツキが原因となって充分に密着しない箇所が生じ、あるいは常に圧縮状態にあるリブが塑性変形を起こして密着性が低下する。この結果、アウタパネルとハンドルとの間に隙間が発生し、車両走行時における空気流が隙間に進入して異音を発生することがある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ドアにおけるアウタパネルなどのボデー部材とハンドルなどの装着部品との間に空気流が進入することを効果的に防止することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、車両のボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するように構成された車両用エアシール構造であって、ベゼルはボデー部材の外側面に接触する第1リップ部と、装着部品に接触する第2リップ部とを有する。これらの第1リップ部および第2リップ部が、車両走行時における空気流を受けてボデー部材の外側面および装着部品に個別に押し付けられる方向へ撓むように設定されている。
この構成によれば、車両走行時における空気流がボデー部材の外側面と装着部品との間に進入しようとしても、この空気流によってベゼルの第1リップ部および第2リップ部がボデー部材の外側面および装着部品により強力に押し付けられる。これにより、空気に対するシール性が高められて空気流の進入による異音の発生などが防止される。
第2の発明は、第1の発明に記載された車両用エアシール構造であって、ベゼルの第2リップ部は、ボデー部材の外側面に取り付けられた装着部品に干渉して押し撓められるように設定されている。また第1リップ部は第2リップ部が押し撓められることに伴ってボデー部材の外側面に押し付けられるように設定されている。
これにより、ベゼルが果たす空気流のシール効果がさらに高められる。
第3の発明は、第1又は2の発明に記載された車両用エアシール構造であって、ボデー部材は車両用ドアのアウタパネルであり、かつ、装着部品は車両用ドアの外側に設けられるハンドルあるいはその関連部品である。そしてベゼルは、ハンドルおよびその関連部品が取り付けられる箇所のアウタパネルに開けられた開口部の周縁に設けられ、第1リップ部をアウタパネルの外側面に接触させ、第2リップ部をハンドルに接触させている。
この構成においては、車両走行時における空気流がドアのアウタパネルの開口部から内部に進入するのを阻止することができ、空気流の進入によるドアトリムの振動音などが防止される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は車両用ドアを外側から見た正面図である。図2は図1のA-A矢視方向の断面図である。これらの図面における右方向が車両のフロント(F)方向であり、左方向がリヤ(R)方向である。ドア10はアウタパネル12のみが示されており、アウタパネル12の外側面12aにはハンドル20が装着されている。アウタパネル12は、ハンドル20のリヤ側と対応する箇所において表裏に貫通した開口部14を有する。
本実施の形態におけるドア10は、そのドアロックがリモートコントロールによって解除あるいはロックされるタイプの車両に用いられる。このタイプの車両においては、何らかの原因でリモートコントロールを使用できなくなった非常時の対策として、キーでドアロックを解除するためのキーシリンダ24を備えている。このキーシリンダ24は、その関連部品と共にアウタパネル12の開口部14からドア10の内側にかけて組み付けられている。そしてキーシリンダ24が位置する箇所には、キャップ22がアウタパネル12の外側から脱着可能に被せ付けられている。このキャップ22はハンドル20との一体感をもたせて意匠性を高めているとともに(図1)、非常時に際してキーシリンダ24を操作するときは取り外される。
図3は図2の一部を拡大して表した断面図である。この図面からも明らかなように、アウタパネル12における開口部14の周縁部にはエアシールを目的としたベゼル30が設けられている。このベゼル30は、開口部14の周縁部においてハンドル20のリヤ側端部およびキャップ22とアウタパネル12の外側面12aとが互いに接合している部分に対応した環状の形状をしており、これらの接合部に介在させている。そしてベゼル30はアウタパネル12に対し、その開口部14の縁を利用して取り付けられている。その詳細な構成は次に説明する。
図4はベゼル30を単体で表した外観斜視図である。図5は図4のB-B矢視方向の断面図である。図6,7は図5の両端部分をそれぞれ拡大して表した断面図である。これらの図面から分かるように、ベゼル30の全体構造はベース部32とシール部34とに大別される。ベース部32は、アウタパネル12に対するベゼル30の取付け性能を確保するのに必要な所定の剛性を有する。これに対してシール部34は、エアシールに必要な所定の柔軟性を有する。なお、このようにベース部32とシール部34とに求められる性状については、同一素材の硬度を変えること、あるいは個々に別素材を用いることで設定することができる。
ベース部32はベゼル30の内周側を構成し、シール部34はベゼル30の外周側を構成している。ベース部32における内周縁の前後二箇所には、それぞれ係止爪32a,32bが設けられている。これらの係止爪32a,32bを図3で示すようにアウタパネル12における開口部14の縁に係止させることにより、ベゼル30がアウタパネル12に取り付けられる。なお両係止爪32a,32bの長さを比較すると、フロント側の係止爪32aよりもリヤ側の係止爪32bの方が短く設定されている。つまり、開口部14の縁に対して長い方の係止爪32aを係止させた後、短い方の係止爪32bを係止させることで、ベゼル30をアウタパネル12に簡単に取り付けることができる。
シール部34において、ハンドル20のリヤ側端部とアウタパネル12の外側面12aとの接合箇所に介在させる部分は、その外周側の上下にリップ部34a,34bを有する断面V字形状に設定されている(図5,6)。これらのリップ部34a,34bのうち、図面で下側の第1リップ部34aはアウタパネル12の外側面12aに接触し、上側の第2リップ部34bはハンドル20に接触する(図3)。このようにシール部34の第1リップ部34aが接触するアウタパネル12は本発明の「ボデー部材」に相当し、第2リップ部34bが接触するハンドル20は本発明の「装着部品」に相当する。またシール部34において、キャップ22とアウタパネル12の外側面12aとの接合箇所に介在させる部分は、断面がドーム形状の弾性シール部分34cとなっている。
ドア10のアウタパネル12に対し、その開口部14の周縁部に沿わせた状態でベゼル30を取り付けた後、ハンドル20およびキャップ22が装着される。ベゼル30のシール部34において、ハンドル20のリヤ側端部とアウタパネル12の外側面12aとの接合箇所に介在している部分では、すでに述べたように第1リップ部34aがアウタパネル12の外側面12aに接触しており、第2リップ部34bがハンドル20のリヤ側内面に接触している(図3)。またシール部34において、キャップ22とアウタパネル12の外側面12aとの接合箇所に介在している部分では、断面ドーム形状の弾性シール部分34cがキャップ22とアウタパネル12の外側面12aとにそれぞれ接触している(図3)。
シール部34の両リップ部34a,34bのうち、第2リップ部34bはドア10に装着されたハンドル20に干渉して押し撓められ、これに伴って第1リップ部34aが押し撓められてアウタパネル12の外側面12aに押し付けられる。また、これらのリップ部34a,34bを有する部分は車両のフロント側に位置しており、車両の走行に伴う空気流の一部が図3の波線矢印で示すようにアウタパネル12とハンドル20との間に向けて流れ込む。この空気流は、図6の波線矢印で示すように両リップ部34a,34bで受け止められて元の方向へ押し戻される。このときの空気流の作用により、第1リップ部34aはアウタパネル12の外側面12aに押し付けられ、第2リップ部34bはハンドル20に押し付けられる。
この結果、アウタパネル12の外側面12aとハンドル20との隙間に空気流が進入するのを効果的に阻止することができ、空気に対するシール性が高められる。したがって、これまではアウタパネル12の開口部14からドア10の内部に空気流が進入し、それが原因となってドアトリム(図示省略)の振動などに伴う異音を生じていたが、このような事態が解消される。
一方、シール部34の弾性シール部分34cはキャップ22を組み付けることによって押し撓められ、アウタパネル12の外側面12aおよびキーシリンダ24またはその関連部品に押し付けられる(図7)。これにより、アウタパネル12の外側面12aとキャップ22との間においても空気に対するシール性が高められる。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えばベゼル30のシール部34については、両リップ部34a,34bをキャップ22とアウタパネル12の外側面12aとの接合箇所に介在させる部分にまで連続して成形することで、断面ドーム形状の弾性シール部分34cに代えてもよい。
またベゼル30の使用箇所は、ドア10に対するハンドル20の装着箇所に限るものではなく、ドア10もしくはそれ以外の「ボデー部材」と、その外側面に取り付けられるハンドル20以外の「装着部品」との間に介在させて使用することも可能である。
車両用ドアを外側から見た正面図 図1のA-A矢視方向の断面図 図2の一部を拡大して表した断面図 ベゼルを単体で表した外観斜視図 図4のB-B矢視方向の断面図 図5の一端部を拡大して表した断面図 図5の他端部を拡大して表した断面図
符号の説明
12 アウタパネル(ボデー部材)
12a 外側面
20 ハンドル(装着部品)
30 ベゼル
34a 第1リップ部
34b 第2リップ部

Claims (3)

  1. 車両のボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するように構成された車両用エアシール構造であって、
    ベゼルはボデー部材の外側面に接触する第1リップ部と、装着部品に接触する第2リップ部とを有し、これらの第1リップ部および第2リップ部が、車両走行時における空気流を受けてボデー部材の外側面および装着部品に個別に押し付けられる方向へ撓むように設定されている車両用エアシール構造。
  2. 請求項1に記載された車両用エアシール構造であって、
    ベゼルの第2リップ部は、ボデー部材の外側面に取り付けられた装着部品に干渉して押し撓められるように設定されているとともに、第1リップ部は第2リップ部が押し撓められることに伴ってボデー部材の外側面に押し付けられるように設定されている車両用エアシール構造。
  3. 請求項1又は2に記載された車両用エアシール構造であって、
    ボデー部材は車両用ドアのアウタパネルであり、かつ、装着部品は車両用ドアの外側に設けられるハンドルあるいはその関連部品であり、ベゼルは、ハンドルおよびその関連部品が取り付けられる箇所のアウタパネルに開けられた開口部の周縁に設けられ、第1リップ部をアウタパネルの外側面に接触させ、第2リップ部をハンドルに接触させている車両用エアシール構造。
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