JP2008075407A - 車両用エアシール構造 - Google Patents

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Tetsuya Aoyama
哲也 青山
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Abstract

【課題】ベゼルの組み付けの保持性能とエアシール性能といった相反する個別の性能を容易に両立させる。
【解決手段】車両におけるボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するためのエアシール機能を果たす車両用エアシール構造であって、ベゼル30は、ボデー部材に取り付けられるベース部32と、このベース部の外周に位置するシール部34とを備えている。ベース部32はベゼル30の剛性を確保する硬質材で成形され、シール部34はエアシール性能を確保する軟質材で成形されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、主として車両用ドアの外側に設けられるハンドルとドアのアウタパネルとの間に介在させたベゼルによって空気流の進入を防止するための車両用エアシール構造に関する。
車両用ドアのハンドルには種々のタイプがあるが、いずれのタイプでもドアのアウタパネルに開けられた開口部を通じて関連部品が内側に挿通されている。このような開口部の周縁にはベゼルが設けられ、アウタパネルとハンドルとの間のエアシールを行っている。ベゼルは、全体がエラストマーなどのシールに適した樹脂材で成形され、アウタパネルとハンドルとの間で圧縮変形させることで、これらの間のエアシール機能を果たしている。
なお、ハンドル取付け箇所の一般的なシール(防水シール)構造としては、特許文献1に開示された技術が公知である。
特開2001−97039号公報
ベゼルに対しては、例えばドアのアウタパネル側に対する組み付けの保持性能とエアシール性能といった相反する二つの性能が要求される。そこで組み付けの保持性能を確保するためにベゼルの剛性を高めると、アウタパネルに対するハンドルの浮き上がりによるエアシール性能の低下が懸念される。逆にエアシール性能を確保するためにベゼルの柔軟性を高めると、組み付けの保持性能が低下する。
本発明の目的は、ベゼルの組み付けの保持性能とエアシール性能といった相反する個別の性能を容易に両立させることである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、車両におけるボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するためのエアシール機能を果たす車両用エアシール構造であって、ベゼルは、ボデー部材に取り付けられるベース部と、このベース部の外周に位置するシール部とを備えている。ベース部はベゼルの剛性を確保する硬質材で成形され、シール部はエアシール性能を確保する軟質材で成形されている。
この構成によれば、ベゼルに要求される二つの性能、すなわちボデー部材に対する組み付けの保持性能とエアシール性能といった相反する個別の性能を容易に両立することができる。
第2の発明は、第1の発明において、ベゼルのベース部とシール部とが、個々の素材を用いた多色成形によって構成されている。
これによってベゼルを簡単に成形することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、ボデー部材が車両用ドアのアウタパネルであり、かつ、装着部品が車両用ドアの外側に設けられるハンドルあるいはその関連部品である。またベゼルは、ハンドルおよびその関連部品が取り付けられる箇所のアウタパネルに開けられた開口部の周縁に設けられる。そしてベゼルのベース部がアウタパネル側に取り付けられ、シール部がアウタパネルの外側面とハンドルあるいはその関連部品との間でエアシール機能を果たすように構成されている。
この構成にあっては、車両の走行時における空気流がドアのアウタパネルの開口部から内部に進入するのをベゼルによって阻止することができ、空気流の進入によるドアトリムの振動音などが防止される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
図1は車両用ドアを外側から見た正面図である。図2は図1のA-A矢視方向の拡大断面図である。これらの図面における右方向が車両のフロント(F)方向であり、左方向がリヤ(R)方向である。ドア10はアウタパネル12のみが示されており、アウタパネル12の外側面12aにはハンドル20が装着されている。アウタパネル12は、ハンドル20のリヤ側と対応する箇所において表裏に貫通した開口部14を有する。
本実施の形態におけるドア10は、そのドアロックがリモートコントロールによって解除あるいはロックされるタイプの車両に用いられる。このタイプの車両においては、何らかの原因でリモートコントロールが操作不能となった非常時の対策として、キーでドアロックを解除するためのキーシリンダ24を備えている。このキーシリンダ24は、その関連部品と共にアウタパネル12の開口部14からドア10の内側にかけて組み付けられている。そしてキーシリンダ24が位置する箇所には、キャップ22がアウタパネル12の外側から脱着可能に被せ付けられている。このキャップ22はハンドル20との一体感をもたせて意匠性を高めているとともに(図1)、非常時に際してキーシリンダ24を操作するときは取り外される。
アウタパネル12における開口部14の周縁部には、エアシールを目的としたベゼル30が設けられている。このベゼル30は、開口部14の周縁部においてハンドル20およびキャップ22と、アウタパネル12の外側面12aとが互いに接合している部分に対応した環状の形状をしており、これらの接合部に介在させている。つまりベゼル30によってアウタパネル12の外側面12aと、ハンドル20あるいはキャップ22との間に空気流が進入するのを防止する機能を果たす。したがってアウタパネル12が本発明の「ボデー部材」に相当し、ハンドル20あるいはキャップ22が本発明の「装着部品」に相当する。なおベゼル30はアウタパネル12に対し、その開口部14の縁を利用して取り付けられている。その詳細な構成は次に説明する。
図3はベゼル30を単体で表した外観斜視図である。図4は図3のB-B矢視方向の断面図である。図5は図4の一部を拡大して表した断面図である。図3,4から明らかなように、ベゼル30はベース部32とシール部34とに大別され、その全体形状はアウタパネル12における開口部14の周囲に倣った環状に設定されている。そしてベース部32はベゼル30の内周側を構成し、シール部34はベゼル30の外周側を構成している。ベース部32は、PP(ポリプロピレン)などの硬質樹脂材によって一体に成形されている。これに対してシール部34は、エラストマーなどの軟質樹脂材によって一体に成形されている。そしてベゼル30の成形手段としては、最初にベース部32をその金型によって成形し、つぎに成形されたベース部32を型の一部としてシール部34を成形する、といった多色成形を採用している。このため、成形後のベース部32とシール部34とは相互に一体的に接合されている。
硬質樹脂材からなるベース部32は、アウタパネル12に対するベゼル30の組み付け保持性能を確保するのに必要な剛性を有し、軟質樹脂材からなるシール部34は、エアシール性能を確保するのに必要な柔軟性を有する。ベース部32における内周縁の前後二箇所には、それぞれ係止爪32a,32bが設けられている。これらの係止爪32a,32bを図2で示すようにアウタパネル12における開口部14の縁に係止させることにより、ベゼル30がアウタパネル12に取り付けられる。なお両係止爪32a,32bの長さを比較すると、フロント側の係止爪32aよりもリヤ側の係止爪32bの方が短く設定されている。つまり、開口部14の縁に対して長い方の係止爪32aを係止させた後、短い方の係止爪32bを係止させることで、ベゼル30をアウタパネル12に簡単に取り付けることができる。
図5から明らかなようにシール部34は、その外周において断面ドーム形状のリップ34aを有する。このリップ34aは、円弧状の頂面にハンドル20あるいはキャップ22の縁が干渉することによって圧縮変形し、それに伴ってリップ34aの外周部がアウタパネル12の外側面12aに押し付けられる。そしてリップ34aの頂面は、当然のことながらハンドル20あるいはキャップ22の縁に押し付けられた状態に変形する。この結果、アウタパネル12の外側面12aと、ハンドル20およびキャップ22との間におけるエアシール機能が高められる。このエアシール機能により、車両の走行に伴う空気流がアウタパネル12の外側面12aと、ハンドル20あるいはキャップ22との隙間に進入することが阻止される。したがって、これまではアウタパネル12の開口部14からドア10の内部に空気流が進入し、それが原因となってドアトリム(図示省略)の振動などに伴う異音を生じていたが、このような事態が解消される。
このようにベゼル30のベース部32とシール部34とを、それぞれに適した個別の樹脂材で多色成形することにより、組み付け保持性能は硬質樹脂材からなるベース部32によって確保でき、エアシール性能は軟質樹脂材からなるシール部34によって確保することができる。したがってベゼル30に要求される二つの相反する性能を容易に両立することができる。なおアウタパネル12の開口部14にベース部32を取り付ける手段は係止爪32a,32bに限るものではなく、またシール部34におけるリップ34aの形状についても断面ドーム形状に限るものではない。さらにベゼル30の使用箇所については、ドア10に対するハンドル20の装着箇所に限るものではなく、ドア10もしくはそれ以外の「ボデー部材」と、その外側面に取り付けられるハンドル20あるいはキャップ22以外の「装着部品」との間に介在させて使用する場合もある。
車両用ドアを外側から見た正面図 図1のA-A矢視方向の拡大断面図 ベゼルを単体で表した外観斜視図 図3のB-B矢視方向の断面図 図4の一部を拡大して表した断面図
符号の説明
12 アウタパネル(ボデー部材)
12a 外側面
20 ハンドル(装着部品)
22 キャップ(装着部品)
30 ベゼル
32 ベース部
34 シール部

Claims (3)

  1. 車両におけるボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するためのエアシール機能を果たす車両用エアシール構造であって、
    ベゼルは、ボデー部材に取り付けられるベース部と、このベース部の外周に位置するシール部とを備え、ベース部はベゼルの剛性を確保する硬質材で成形され、シール部はエアシール性能を確保する軟質材で成形されている車両用エアシール構造。
  2. 請求項1に記載された車両用エアシール構造であって、
    ベゼルのベース部とシール部とは、個々の素材を用いた多色成形によって構成されている車両用エアシール構造。
  3. 請求項1又は2に記載された車両用エアシール構造であって、
    ボデー部材は車両用ドアのアウタパネルであり、かつ、装着部品は車両用ドアの外側に設けられるハンドルあるいはその関連部品であり、ベゼルは、ハンドルおよびその関連部品が取り付けられる箇所のアウタパネルに開けられた開口部の周縁に設けられ、ベゼルのベース部がアウタパネル側に取り付けられ、シール部がアウタパネルの外側面とハンドルあるいはその関連部品との間でエアシール機能を果たすように構成された車両用エアシール構造。
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WO2019151463A1 (ja) 2018-02-02 2019-08-08 株式会社シード 重合性トリプチセン誘導体化合物及びその化合物を構成成分として含む高分子化合物
WO2019151462A1 (ja) 2018-02-02 2019-08-08 株式会社シード 重合性トリプチセン誘導体化合物を構成成分として含む高分子化合物

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