JP2008006965A - 車両用エアシール構造 - Google Patents

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哲也 青山
Haruhisa Kamiya
晴久 神谷
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Abstract

【課題】ドアにおけるアウタパネルなどのボデー部材とハンドルなどの装着部品との間に空気流が進入することを効果的に防止する。
【解決手段】車両におけるボデー部材(アウタパネル12)の外側面12aと、この外側面に取り付けられる装着部品(ハンドル20あるいはキャップ22)との間にベゼル30を介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するように構成された車両用エアシール構造であって、ベゼルは、ベース部とシール部とを備えている。ボデー部材の外側面に装着部品が取り付けられることにより、シール部の第1リップと第2リップとの境界部が装着部品に干渉して押し撓められ、これに伴って第2リップが装着部品の内壁に押し付けられるとともに、第1リップがボデー部材の外側面に押し付けられるように設定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、主として車両用ドアのアウタパネルとドアの外側に設けられるハンドルとの間に介在させたベゼルによって空気流の進入を防止するための車両用エアシール構造に関する。
車両用ドアのハンドルには種々のタイプがあるが、いずれのタイプでもドアのアウタパネルに開けられた開口部を通じて関連部品が内側に挿通されている。このような開口部の周縁にはベゼルが設けられ、アウタパネルとハンドルとの間のエアシールを行っている。エアシールのための具体的な構造としては、ベゼルの必要部位にリブを一体に設け、このリブをアウタパネルとハンドルとの間で圧縮変形させることで、リブを例えばハンドル側に密着させている。
なお、ハンドル取付け箇所の一般的なシール(防水シール)構造としては、特許文献1に開示された技術が公知である。
特開2001−97039号公報
ベゼルに設けられたリブは、アウタパネルに対するハンドルの組み付け精度(建付け精度)のバラツキが原因となって充分に密着しない箇所が生じ、あるいは常に圧縮状態にあるリブが塑性変形を起こして密着性が低下する。この結果、アウタパネルとハンドルとの間に隙間が発生し、車両走行時における空気流が隙間に進入して異音を発生することがある。
本発明は、このような課題を解決しようとするもので、その目的は、ドアにおけるアウタパネルなどのボデー部材とハンドルなどの装着部品との間に空気流が進入することを効果的に防止することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。
第1の発明は、車両におけるボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するように構成された車両用エアシール構造であって、ベゼルは、ベース部とシール部とを備えている。シール部は、ベース部の外周に位置してボデー部材の外側面に接触する第1リップと、この第1リップの基部から分岐して装着部品の内壁面に接触する第2リップとを有する。ボデー部材の外側面に装着部品が取り付けられることにより、第1リップと第2リップとの境界部が装着部品に干渉して押し撓められ、これに伴って第2リップが装着部品の内壁に押し付けられるとともに、第1リップがボデー部材の外側面に押し付けられるように設定されている。
これにより、ベゼルによる空気流のシール効果が高められて空気流がボデー部材の内部に進入することによる異音の発生などが防止される。
第2の発明は、第1の発明に記載された車両用エアシール構造であって、ベゼルのシール部が、第1リップおよび第2リップに代えて断面ドーム形状の弾性変形部分を有する。この弾性変形部分は、ボデー部材の外側面に装着部品が取り付けられることによって圧縮変形し、それに伴ってボデー部材の外側面および装着部品の内壁に押し付けられるように設定されている。
このようにボデー部材に装着部品を取り付けたときに断面ドーム形状の弾性変形部分を圧縮変形させることにより、この圧縮変形が装着部品の取付け荷重に影響を及ぼすことが少なく、装着部品がボデー部材の外側面から浮き上がるなどの意匠上の不具合を招くことなく、空気流のシール性を保持することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明に記載された車両用エアシール構造であって、ボデー部材は車両用ドアのアウタパネルであり、かつ、装着部品は車両用ドアの外側に設けられるハンドルあるいはその関連部品である。またベゼルは、ハンドルおよびその関連部品が取り付けられる箇所のアウタパネルに開けられた開口部の周縁に設けられ、ベゼルのベース部がアウタパネル側に取り付けられ、シール部がアウタパネルの外側面とハンドルあるいはその関連部品との間をシールしている。
この構成においては、車両走行時における空気流がドアのアウタパネルの開口部から内部に進入するのを阻止することができ、空気流の進入によるドアトリムの振動音などが防止される。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を用いて説明する。
実施の形態1
まず、本発明における実施の形態1を図1〜6によって説明する。
図1は車両用ドアを外側から見た正面図である。図2は図1のA-A矢視方向の拡大断面図である。これらの図面における右方向が車両のフロント(F)方向であり、左方向がリヤ(R)方向である。ドア10はアウタパネル12のみが示されており、アウタパネル12の外側面12aにはハンドル20が装着されている。アウタパネル12は、ハンドル20のリヤ側と対応する箇所において表裏に貫通した開口部14を有する。
本実施の形態におけるドア10は、そのドアロックがリモートコントロールによって解除あるいはロックされるタイプの車両に用いられる。このタイプの車両においては、何らかの原因でリモートコントロールが操作不能となった非常時の対策として、キーでドアロックを解除するためのキーシリンダ24を備えている。このキーシリンダ24は、その関連部品と共にアウタパネル12の開口部14からドア10の内側にかけて組み付けられている。そしてキーシリンダ24が位置する箇所には、キャップ22がアウタパネル12の外側から脱着可能に被せ付けられている。このキャップ22はハンドル20との一体感をもたせて意匠性を高めているとともに(図1)、非常時に際してキーシリンダ24を操作するときは取り外される。
アウタパネル12における開口部14の周縁部には、エアシールを目的としたベゼル30が設けられている。このベゼル30は、開口部14の周縁部においてハンドル20およびキャップ22と、アウタパネル12の外側面12aとが互いに接合している部分に対応した環状の形状をしており、これらの接合部に介在させている。そしてベゼル30はアウタパネル12に対し、その開口部14の縁を利用して取り付けられている。その詳細な構成は次に説明する。
図3はベゼル30を単体で表した外観斜視図である。図4は図3のB-B矢視方向の断面図である。これらの図面から分かるように、ベゼル30の全体構造はベース部32とシール部34とに大別される。ベース部32は、アウタパネル12に対するベゼル30の取付け性能を確保するのに必要な所定の剛性を有する。これに対してシール部34は、エアシールに必要な所定の柔軟性を有する。このようにベース部32とシール部34とに求められる性状については、同一素材の硬度を変えること、あるいは個々に別素材を用いることで設定することができる。なおベゼル30において、ハンドル20のリヤ側端部とアウタパネル12の外側面12aとの接合部に介在させる部分を図3の領域T1で示し、キャップ22とアウタパネル12の外側面12aとの接合部に介在させる部分を領域T2で示す。
ベース部32はベゼル30の内周側を構成し、シール部34はベゼル30の外周側を構成している。ベース部32における内周縁の前後二箇所には、それぞれ係止爪32a,32bが設けられている。これらの係止爪32a,32bを図2で示すようにアウタパネル12における開口部14の縁に係止させることにより、ベゼル30がアウタパネル12に取り付けられる。なお両係止爪32a,32bの長さを比較すると、フロント側の係止爪32aよりもリヤ側の係止爪32bの方が短く設定されている。つまり、開口部14の縁に対して長い方の係止爪32aを係止させた後、短い方の係止爪32bを係止させることで、ベゼル30をアウタパネル12に簡単に取り付けることができる。
図5は図1のC-C矢視方向の拡大断面図である。図6は図5の一部を拡大した断面図である。これらの図面からも明らかなようにベゼル30のシール部34は、ベース部32の外周に位置する第1リップ34aと、この第1リップ34aの基部から分岐して図面の上方向へ立ち上げた第2リップ34bとを有する。そして第2リップ34bの反対側には断面が逆V字形状の溝34cがあり(図6)、シール部34全体の断面形状は逆Y字形状となっている。なお図3の領域T1における第2リップ34bは、領域T2の第2リップ34bと比較して立ち上がりの寸法が短く設定されている(図4)。これは領域T1に位置するハンドル20のリヤ側端部と、領域T2に位置するキャップ22とにおける個々の形状の違いに基づくものである。
シール部34の第1リップ34aは、ベゼル30の全周にわたってアウタパネル12の外側面12aに接触する。これに対して第2リップ34bは、ベゼル30の領域T1においてはハンドル20の内壁面に接触し、領域T2ではキャップ22の内壁面に接触する。このようにシール部34の第1リップ34aが接触するアウタパネル12は本発明の「ボデー部材」に相当し、第2リップ34bが接触するハンドル20あるいはキャップ22は本発明の「装着部品」に相当する。
ドア10のアウタパネル12に対し、その開口部14の周縁部に沿わせた状態でベゼル30を取り付けた後に、ハンドル20およびキャップ22が装着される。これにより、ベゼル30のシール部34は、既に述べたように領域T1においては第1リップ34aがアウタパネル12の外側面12aに接触し、第2リップ34bがハンドル20のリヤ側内面に接触している(図2)。また領域T2においては第1リップ34aがアウタパネル12の外側面12aに接触し、第2リップ34bがキャップ22の内壁面22aに接触している(図2、図5、図6)。
図5、6において領域T2におけるシール部34を詳細に見てみると、キャップ22が取り付けられることによって、該キャップ22の縁部が第1リップ34aと第2リップ34bとの境界部に干渉し、この部分をアウタパネル12の外側面12a側に押し撓める。これに伴って、第2リップ34bがキャップ22の内壁面22aに押し付けられるように変形するとともに、第1リップ34aがアウタパネル12の外側面12aに押し付けられる。この結果、アウタパネル12の外側面12aとキャップ22との間において空気に対するシール性が高められる。また領域T1のシール部34についても、アウタパネル12の外側面12aとハンドル20との間において空気に対するシール性が高められる。
このシール機能により、車両の走行に伴う空気流がアウタパネル12の外側面12aとキャップ22あるいはハンドル20との隙間に進入することが阻止される。したがって、これまではアウタパネル12の開口部14からドア10の内部に空気流が進入し、それが原因となってドアトリム(図示省略)の振動などに伴う異音を生じていたが、このような事態が解消される。
実施の形態2
図7は本発明における実施の形態2のエアシール構造を図6と対応させて表した断面図である。この実施に形態2では、ベゼル30においてキャップ22とアウタパネル12の外側面12aとの接合部に介在させる領域T2のシール部34が断面ドーム形状の弾性変形部分34dを有する。この弾性変形部分34dは、その円弧状の頂面にキャップ22の縁部が干渉することによって圧縮変形し、それに伴って弾性変形部分34dの外周部がアウタパネル12の外側面12aに押し付けられ、同時に弾性変形部分34dの内周部がキーシリンダ24のシリンダベース25に押し付けられる。そして弾性変形部分34dの頂面は、当然のことながらキャップ22の内壁面22aに押し付けられている。
したがってシール部34の弾性変形部分34dによっても、アウタパネル12の外側面12aとキャップ22との間において空気に対するシール性が充分に確保される。しかもキャップ22を取り付けたときの弾性変形部分34dの圧縮変形が、このキャップ22の取付け荷重に影響を及ぼすことは殆どない。このためキャップ22がアウタパネル12の外側面12aから浮き上がるなどの不具合が解消される。なおベゼル30の領域T1については、リップ34a,34bを有する実施の形態1のシール部34が採用されている。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。
例えば実施の形態2におけるベゼル30の領域T1についても、領域T2に連続してドーム形状の弾性変形部分34dを有するシール部34を採用してもよい。
またベゼル30の使用箇所については、ドア10に対するハンドル20の装着箇所に限るものではなく、ドア10もしくはそれ以外の「ボデー部材」と、その外側面に取り付けられるハンドル20あるいはキャップ22以外の「装着部品」との間に介在させて使用することも可能である。
車両用ドアを外側から見た正面図 図1のA-A矢視方向の拡大断面図 ベゼルを単体で表した外観斜視図 図3のB-B矢視方向の断面図 図1のC-C矢視方向の断面図 図5の一端部を拡大して表した断面図 実施の形態2のエアシール構造を図6と対応させて表した断面図
符号の説明
12 アウタパネル(ボデー部材)
12a 外側面
20 ハンドル(装着部品)
22 キャップ(装着部品)
30 ベゼル
34a 第1リップ
34b 第2リップ

Claims (3)

  1. 車両におけるボデー部材の外側面と、この外側面に取り付けられる装着部品との間にベゼルを介在させているとともに、このベゼルによってボデー部材の外側面と装着部品との間に空気流が進入するのを防止するように構成された車両用エアシール構造であって、
    ベゼルは、ベース部とシール部とを備え、シール部は、ベース部の外周に位置してボデー部材の外側面に接触する第1リップと、この第1リップの基部から分岐して装着部品の内壁面に接触する第2リップとを有し、ボデー部材の外側面に装着部品が取り付けられることにより、第1リップと第2リップとの境界部が装着部品に干渉して押し撓められ、これに伴って第2リップが装着部品の内壁に押し付けられるとともに、第1リップがボデー部材の外側面に押し付けられるように設定されている車両用エアシール構造。
  2. 請求項1に記載された車両用エアシール構造であって、
    ベゼルのシール部が、第1リップおよび第2リップに代えて断面ドーム形状の弾性変形部分を有し、この弾性変形部分は、ボデー部材の外側面に装着部品が取り付けられることによって圧縮変形し、それに伴ってボデー部材の外側面および装着部品の内壁に押し付けられるように設定されている車両用エアシール構造。
  3. 請求項1又は2に記載された車両用エアシール構造であって、
    ボデー部材は車両用ドアのアウタパネルであり、かつ、装着部品は車両用ドアの外側に設けられるハンドルあるいはその関連部品であり、ベゼルは、ハンドルおよびその関連部品が取り付けられる箇所のアウタパネルに開けられた開口部の周縁に設けられ、ベゼルのベース部がアウタパネル側に取り付けられ、シール部がアウタパネルの外側面とハンドルあるいはその関連部品との間をシールしている車両用エアシール構造。
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