JP2015129014A - 開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ロックされた蓋体を開く際の操作性の向上を図った開閉装置を提供する。【解決手段】容器本体2に対して蓋体3を閉じられた状態でロックするロック機構10を有する開閉装置であって、ロック機構10は、蓋体3の開閉に伴い移動するロックピン11と、蓋体3の開閉動作に伴いロックピン11が進入し内部を進行するハートカム部20を有すると共にロックピン11の進行に伴い移動するロック部材12と、ロック部材12を付勢するばね部18A,18Bとを有する。また、ハートカム部20に蓋体3が閉位置に移動した際にロックピン11を係止すると共に係止状態にあるロックピン11が押し下げられることによりロックピン11との係止を解除する係止凹部23を形成する。また、ロック部材12の移動方向を、ロックピン11がハートカム部20に進行する方向に対して直交する方向(Z1,Z2方向)に設定する。【選択図】図2

Description

本発明は、蓋体を閉じた状態にロックできる開閉装置に関する。
一般に、容器本体に開閉可能な蓋体を設けた蓋付きの容器が多用されている。この種の容器は蓋体の開閉装置を設けており、この開閉機構により蓋体が容器に対して開閉する構成とされている。
また、蓋体が自由に開閉する構成では、容器の蓋体が不用意に開いてしまう可能性がある。このため、蓋体を閉めた状態でロックするロック機構を有した開閉装置が提供されている。
このロック機構としては、蓋体に形成されたU字状の嵌合部に嵌合凹部を設けると共に容器本体に嵌合凸部を設け、蓋体が閉じられた際に嵌合凹部と嵌合凸部が嵌合することにより閉じ状態に蓋体をロックするロック機構があった(特許文献1)。
また他のロック機構としては、蓋体に係合突起を設けると共に容器本体に屈曲鉤状爪を設け、蓋体が閉じられた際に係合突起が屈曲鉤状爪の屈曲部に係合することにより蓋体をロックするロック機構があった(特許文献2)。
特開2004−231245号公報 実開昭53−025822号公報
しかしながら、U字状の嵌合部に設けられた嵌合凹部と嵌合凸部とを嵌合することにより蓋体をロックする構成では、蓋体を開く際にU字状とされることによりばね性を有する嵌合部を押し込み操作することにより嵌合凹部と嵌合凸部の嵌合を解除し、この状態を維持しつつ蓋体を開く必要があり、操作性が悪いという問題点があった。
また、蓋体が閉じられた際に係合突起が屈曲鉤状爪の屈曲部に係合することにより蓋体をロックする構成では、蓋体を開く際に、先ず蓋体をその面方向(水平方向)に移動させることにより屈曲部と係合突起とを離間させ、その後に移動させた状態を維持しつつ蓋体を開くことにより係合突起と屈曲鉤状爪との係合を解除する必要があり、やはり操作性が悪いという問題点があった。
本発明のある態様の例示的な目的のひとつは、ロックされた蓋体を開く際の操作性の向上を図った開閉装置を提供することにある。
本発明のある態様によると、
第1の部材と、前記第1の部材に開閉可能に設けられた蓋体と、前記第1の部材に対して前記蓋体を閉じられた状態でロックするロック機構とを有する開閉装置であって、
前記ロック機構は、
ロックピンと、
前記蓋体の開閉動作に伴い前記ロックピンが進入し内部を進行するカム溝を有しており、前記ロックピンの進行に伴い移動するロック部材と、
前記ロック部材を付勢する第1の付勢部材と、を有し、
前記カム溝に、前記蓋体が閉位置に移動した際に前記ロックピンを係止すると共に、係止状態にある前記ロックピンが押し込まれることにより前記ロックピンとの係止を解除する係止部を形成し、
前記ロック部材の移動方向を、前記ロックピンが前記カム溝に進行する方向に対して異なる方向に設定する。
本発明のある態様によると、簡易な構造でロックされた蓋体を開く際の操作性の向上を図ることができる。例えば、従来では片手で第1の部材を支え、もう一方の手で蓋体を開けていた蓋体の開閉を片手で行うことが可能になる。
図1は、ある実施形態である開閉装置を適用した容器の一例を示す斜視図であり、(A)は蓋体が開いた状態を示す図であり、(B)は蓋体が閉じた状態を示す図である。 図2は、ある実施形態である開閉装置を構成するロック機構を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 図3は、ある実施形態である開閉装置を構成するロック部材を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。 図4は、ある実施形態である開閉装置を構成するガイド部材を説明するための図であり、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)はA−A線に沿う断面図である。 図5は、ある実施形態である開閉装置の動作を説明するための図である(その1)。 図6は、ある実施形態である開閉装置の動作を説明するための図である(その2)。 図7は、ある実施形態である開閉装置の動作を説明するための図である(その3)。 図8は、ある実施形態である開閉装置の動作を説明するための図である(その4)。 図9は、ある実施形態である開閉装置の動作を説明するための図である(その5)。 図10は、ある実施形態である開閉装置の動作を説明するための図である(その6)。 図11は、ある実施形態である開閉装置を戸棚に適用した例を示す斜視図である。 図12(A)〜図12(C)は、変形例である開閉装置の動作を説明するための図である。
次に、添付の図面を参照しながら、本発明の限定的でない例示の実施形態について説明する。
なお、添付の全図面の中の記載で、同一又は対応する部材又は部品には、同一又は対応する参照符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面は、特に指定しない限り、部材もしくは部品間の相対比を示すことを目的としない。従って、具体的な寸法は、以下の限定的でない実施形態に照らし、当業者により決定することができる。
また、以下説明する実施形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施形態に記述される全ての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、本発明のある実施形態である開閉装置9を適用した容器1を示している。本実施形態では、容器1としてファンデーション等の化粧料を収納部4に収納する化粧品容器を例に挙げて説明する。
容器1は、容器本体2、蓋体3、及びロック機構10等を有している。容器本体2は蓋体3が開閉可能に取り付けられている。この容器本体2は、前記のようにファンデーション等の化粧料が収納される収納部4を有している。また容器本体2の手前に位置するフロント部6には、後述する開閉装置9の一部を構成するロック機構10が設けられている。
蓋体3は、ヒンジ部5により容器本体2に回動可能に取り付けられている。この蓋体3は、ヒンジ部5を中心として、収納部4を外部に対して開放する位置(図1(A)に示す位置。以下、この位置を開位置という)と、収納部4を閉塞する位置(図1(B)に示す位置。以下、この位置を閉位置という)との間で回動する。
この蓋体3は、蓋体本体3aと操作部7とを有している。蓋体本体3aは、蓋体3が閉位置に位置した状態において、容器本体2の上部を覆うよう構成されている。
操作部7は、蓋体本体3aの面方向に対して垂直方向(図1(B)に矢印D1,D2で示す方向)に移動可能な構成とされている。この操作部7は、上板部7aと側板部7bが略L字直角に一体的に形成された構成とされている。また操作部7には、ロック機構10の一部を構成するロックピン11が設けられている(これについては後述する)。
また操作部7の上板部7aと蓋体本体3aとの間には、ばね部材8が配設されている。このばね部材8は、操作部7を蓋体本体3aに対して上方向(矢印D1方向)に移動付勢する。しかしながら、上板部7aと蓋体本体3aとの間には図示しないストッパーが設けられており、操作部7が蓋体本体3aから離脱するのを防止している。
次に、ロック機構10について説明する。
ロック機構10は、ロックピン11、ロック部材12、ガイド部材13等を有している。
ロックピン11は、操作部7の側板部7bに内側に向けて突出するよう設けられている。このロックピン11の材質は、後述する蓋体3をロックできる強度を有するものであれば、特に材質は問わない。
ロックピン11は操作部7に設けられているため、蓋体3の回動に伴い移動する。この際のロックピン11の移動軌跡は、正面視した場合には上下方向(図中矢印Z1,Z2方向)に延在する直線状の軌跡となり、側面視した場合にはヒンジ部5を中心とした円弧形状の軌跡となる。なお、図1(A)及び図2(B)に矢印PLで示す一点鎖線は、ロックピン11の移動軌跡を示している。
ロック部材12及びガイド部材13は、容器本体2の一部を構成するフロント部6に設けられている。このフロント部6は、容器1を使用する際に容器本体2の手前に位置する壁部である。
ロック部材12は、図2に示すようにガイド部材13の内部に配設されており、ガイド部材13の内部で長手方向(図中、矢印X1,X2方向)にスライド可能な構成となっている。このロック部材12は、図2及び図3に示すように、本体部15とばね部18A,18Bとを有している。
本実施形態では、本体部15とばね部18A,18Bとを樹脂により一体的に形成した例を示している。しかしながら、本体部15とばね部18A,18Bは必ずしも一体的に形成する必要はなく、また材質も樹脂に限定されるものではなく金属等を用いることも可能である。
本体部15は、カム形成部16とスライド部17を有している。カム形成部16は手前側(図中、矢印Y2側が手前側となる)に位置しており、スライド部17はカム形成部16の後方(矢印Y1方向側)に位置している。
このカム形成部16とスライド部17は、上下方向(矢印Z1,Z2方向)に高さが異なるよう構成されている。具体的には、カム形成部16に対してスライド部17の方が高く設定されている。この高さの差により、カム形成部16とスライド部17との間には、上部に上部段部26が形成され、また下部に下部段部27が形成されている。
カム形成部16は、ハートカム部20が形成されている。このハートカム部20は、ピン挿入脱口21、ピン進入側カム溝22、係止凹部23、及びピン離脱側カム溝24等を有している。またハートカム部20は、図3(B)に示すようにロック部材12を正面視した場合、上記のピン挿入脱口21から反時計回りにピン進入側カム溝22、係止凹部23、及びピン離脱側カム溝24が略環状に連続して形成された構成とされている。
また、ハートカム部20のロックピン11と対向する奥面20a(ロックピン11の矢印Y1方向の先端部と対向する面)に注目すると、本実施形態では奥面20aは凹凸のないフラットな面となっている。このためハートカム部20の形成は容易であり、ロック部材12の作製の簡単化及び低コスト化を図ることができる。
ピン挿入脱口21は、ハートカム部20にロックピン11が挿入脱される開口である(図2参照)。このピン挿入脱口21は、ロック部材12のスライド方向(矢印X1,X2方向)に対する略中央位置の上部に形成されている。
ピン進入側カム溝22は、正面視でピン挿入脱口21から左斜め下方に向けて延出した形状とされている。また、ピン進入側カム溝22を構成する内側の壁25は、ピン挿入脱口21と対向する部位を含むよう構成されている。具体的には、ロックピン11がピン挿入脱口21からハートカム部20に進入した際、ロックピン11が先ず壁25と係合するよう構成されている(以下、この壁25を係合壁25という)。
ピン離脱側カム溝24は、突出壁28とピン挿入脱口21との間に形成されている。後述するように突出壁28を乗り越えたロックピン11は、ピン離脱側カム溝24を進行してピン挿入脱口21に向け進行する。
係止凹部23は、ピン進入側カム溝22とピン離脱側カム溝24との境界部に形成されている。この係止凹部23は、内側に向けて窪んだ形状とされている。またこの係止凹部23は、ロックピン11を係止可能な形状とされている。
係止凹部23の側部には、突出壁28が形成されている。この突出壁28は、ロックピン11の進行方向に対して係止凹部23の前方位置(図2(B)における係止凹部23の右側位置)に形成されている。この突出壁28は、下方向(図中、矢印Z2で示す方向)に向けて突出した形状を有している。
上記のロックピン11は、蓋体3が閉じられた状態(以下、この状態を閉じ状態という)となったとき係止凹部23に係止されるよう構成されている。この係止状態において、ロックピン11を抜き方向に移動させようとしても(即ち、蓋体3を開き方向に移動させようとしても)、係止凹部23は内側に向けて窪んだ形状であるため、ロックピン11が係止凹部23から離脱するようなことはない。これにより蓋体3は、閉位置にロックされた状態となる(以下、蓋体3及びロックピン11のロックされた状態をロック状態という)。
なお、ロックピン11が係止凹部23に係合される際、容器1の使用者にはクリック感を得ることができる。よって容器1の使用者は、このクリック感により蓋体3がロックされたことを知ることができる。
また、前記のように係止凹部23の側部でロックピン11の進行側には、突出壁28が形成されている。よって、係止凹部23に係止されたロックピン11が直ちにピン離脱側カム溝24に進行するようなことはない。しかしながらロックピン11が突出壁28を乗り越えると、ロックピン11はピン離脱側カム溝24に進行し、ピン離脱側カム溝24に案内されてピン挿入脱口21に向け進行する。
なお、図3(B)に矢印CLで示す一点鎖線は、ロック部材12のスライド方向(矢印X1,X2方向)に対する中心線である。本実施形態では、この中心線CLに対して一方側(矢印X2方向側)にピン進入側カム溝22及び係止凹部23を配置し、中心線CLの他方側(矢印X1方向側)にピン離脱側カム溝24を配置した構成としている。
次に、ばね部18A,18Bについて説明する。
ばね部18A,18Bは、下端部がカム形成部16に固定された片持ち梁構造を有している。即ち、ばね部18Aは、ロック部材12を正面視した状態(図3(B)に示す状態)において、カム形成部16の右下端部から斜め右上方に延出した構成とされている。またばね部18Bは、ロック部材12を正面視した状態において、カム形成部16の左下端部から左斜め右上方に延出した構成とされている。よってばね部18A,18Bは、板ばねを構成している。
このばね部18A,18Bは、図3(B)に矢印C1,C2で示す方向に弾性変形可能な構成とされている。またロック部材12がガイド部材13に装着され、かつロックピン11が進入していない状態(以下、この状態を中立状態という)において、ばね部18Aの先端部はガイド部材13の側壁部35Aの内壁に接するよう構成されている。またばね部18Aの先端部は、中立状態においてガイド部材13の側壁部35Bの内壁に接するよう構成されている(図2(B)参照)。
また各ばね部18A,18Bは、中心線CLに対して対称な形状とされており、また各ばね部18A,18Bのばね定数も等しく設定されている。
上記構成とされたロック部材12がガイド部材13内で中立位置から矢印X1方向にスライドすると、側壁部35Aと接しているばね部18Aは矢印C1方向に弾性変形し、ロック部材12を逆方向(矢印X2方向)に付勢する弾性力が発生する。またロック部材12が中立位置から矢印X2方向にスライドすると、側壁部35Bと接しているばね部18Bは矢印C1方向に弾性変形し、ロック部材12を矢印X1方向に付勢する弾性力が発生する。
次に、ガイド部材13について説明する。
ガイド部材13はロック部材12を内包すると共に、ロック部材12が矢印X1,X2方向にスライド(移動)することをガイドするものである。このガイド部材13は、側壁部35A,35B、上壁部36A、及び下壁部36Bを一体的に形成した構成とされている。またガイド部材13は、図4(B)に示すように、正面視で枠状の形状とされている。
なお本実施形態では、ガイド部材13を樹脂製の一体形成物とした例を示しているが、材質は金属とすることも可能である。また、各壁部35A,35B,36A,36Bを独立な構成とし、これを接合することにより枠状形状のガイド部材13を構成することも可能である。
側壁部35A,35Bは、外壁に装着突起34A,34Bが形成されている。ガイド部材13は、容器本体2のフロント部6に形成された機構収納部2aに挿入装着される(図1(A)参照)。この際、装着突起34A,34Bは、機構収納部2aの内壁に形成された装着凹部(図に現れず)に係合する。このように、装着突起34A,34Bが装着凹部に係合することにより、ガイド部材13は容器本体2(フロント部6)に取り付けられる。
また、ガイド部材13の上壁部36Aには、蓋体3が閉じられる際にロックピン11が挿入する溝部31が形成されている。よって溝部31は、ロックピン11の移動軌跡PL上に形成されている。さらにロック部材12が中立状態にあるとき、溝部31はピン挿入脱口21と対向するよう構成されている。
また、上壁部36Aには上部段部32が形成され、下壁部36Bには、下部段部33が形成されている。この上部段部32は、ロック部材12に形成された上部段部26とスライド可能に係合するよう構成されている。また下部段部33は、ロック部材12に形成された下部段部27とスライド可能に係合するよう構成されている。各上部段部26,32と各下部段部27,33がスライド可能に係合することにより、ロック部材12はガイド部材13内で安定した状態で移動することができる。
なお、容器本体2のフロント部6にも、蓋体3の移動に伴いロックピン11がロック機構10内に進行するのを許容するためのピン用溝2bが形成されている。
次に、図5〜図10を用いて、ロック機構10の動作について説明する。
先ず、図1(A)に示す開状態から図1(B)に示す閉じ状態に蓋体3を移動させるときのロック機構10の動作について説明する。
図1(A)に示す開状態からヒンジ部5を中心として蓋体3を閉じると、これに伴い蓋体3に設けられたロックピン11も移動軌跡PL上を移動する。図5は、ロックピン11がロック部材12及びガイド部材13の近傍まで移動した状態を示している。なお以下の説明に用いる図5〜図10においては、容器1の図示を適宜省略するものとする。
図5に示す状態では、ロックピン11はロック部材12内に進入していないため、ロック部材12はガイド部材13の中央位置に位置した中立状態となっている。中立状態では、ロック部材12のピン挿入脱口21はガイド部材13の上壁部36Aに形成された溝部31と対向した状態となっている。また、ばね部18A,18Bは側壁部35A,35Bの内壁に接した状態となっている。
図5に示す状態からさらに蓋体3を閉じると、ロックピン11は溝部31及びピン挿入脱口21を通過し、ロック部材12に形成されたハートカム部20内に進行する。図2(B)に示すように、ハートカム部20においてピン進入側カム溝22を構成する係合壁25は、ピン挿入脱口21及び溝部31と対向する部分を有するよう構成されている。換言すると、係合壁25はロックピン11の移動軌跡PLと交わるよう構成されている。
よって、ロックピン11が溝部31を介してピン挿入脱口21に進行すると、ロックピン11は係合壁25と係合し、この係合壁25に案内されることによりピン進入側カム溝22に進行する。
前記のようにロックピン11は移動軌跡PLで移動し、この移動軌跡PLは正面視した場合に図2(B)に示すように直線状の軌跡となる。これに対してロック部材12は、ガイド部材13の内部で移動軌跡PLに対して直交する方向(図中、矢印X1,X2で示す移動軌跡PLとは異なる方向)に移動可能な構成となっている。さらに、ピン進入側カム溝22は中心線CLに対して偏った位置(図2(B)及び図3(B)における左側の位置)に設けられている。
中立状態においては、この移動軌跡PLとロック部材12の中心線CLとは一致した状態となっている。しかしながら、ロックピン11がピン進入側カム溝22に進行することにより、ロックピン11が係合壁25を押圧することによりロック部材12は付勢され、矢印X1で示す方向に移動する。
図6は、ロックピン11が係合壁25に案内されてピン進入側カム溝22に進行し、これに伴いロック部材12が矢印X1方向に移動した状態を示している。
ロック部材12が矢印X1方向に移動することにより、ばね部18Aは相対的に側壁部35Aに押圧され、矢印C1方向に弾性変形する。このばね部18Aの弾性復元力により、ロック部材12には図中矢印X2方向に移動しようとする力が発生する。ロックピン11は、この弾性復元力により相対的に係合壁25に押し付けられ、この状態を維持しつつロックピン11は図中矢印Z2方向に進行(下動)する。
さらにロックピン11が進行すると、やがて図7に示すように、ロックピン11は係止凹部23の形成位置に至る。
前記のように係止凹部23は、内側(正面視した状態で右斜め上方)に窪んだ形状とされている。また、ロックピン11の進行方向に対し、係止凹部23の前方側部には下方(矢印Z2方向)に延出した突出壁28が形成されている。さらに、ロック部材12は、ばね部18Aの弾性復元力により図中矢印X2方向に移動付勢されている。
このため、ロックピン11は係止凹部23の形成位置に至ると、突出壁28に案内されつつロックピン11は係止凹部23と係合する。前記のように、ロックピン11が係止凹部23に係合される際、容器1の使用者にはクリック感を得ることができる。使用者は、このクリック感を得た際、蓋体3を閉める操作を停止する。
前記のように、ロックピン11が設けられた操作部7は、ばね部材8により蓋体本体3aに対して上方向(矢印D1方向)に移動付勢されている。よって、使用者が蓋体3を閉める操作を停止することにより、ばね部材8によりロックピン11は上方向(図1(B)及び図8に矢印D1で示す方向)に付勢される。これにより、ロックピン11は係止凹部23に押し付けられ、ロックピン11は係止凹部23に係止された状態となる。
このようにロックピン11が係止凹部23に係止されることにより、図1(B)に示されるように、蓋体3はロックされる。この閉じ状態では、蓋体3に対して開く方向に力が作用しても、この力はロックピン11を係止凹部23に押し付ける力として作用するため、蓋体3が開くようなことはない。
また、ばね部材8が発生する弾性力は、ロックピン11が係止凹部23に係止されているため、相対的に蓋体3容器本体2に向け押圧する力としても作用する。よって、蓋体3がロックされた状態では、蓋体3が容器本体2に押圧されることにより収納部4の気密性を維持することもできる。
次に、図1(B)に示す閉じ状態から図1(A)に示す開状態に蓋体3を移動させるときのロック機構10の動作について説明する。
ロックピン11と係止凹部23との係止を解除し、蓋体3の開状態への移動を可能にするには、閉じ状態にある蓋体3の操作部7を押圧する(矢印D2方向に押圧する)。これにより、操作部7はばね部材8の弾性力に抗して矢印D2方向に移動し、これに伴い操作部7に設けられたロックピン11も矢印D2方向に移動する。なお,この矢印D2方向は、閉じ状態においては矢印Z2方向と略同一方向となる。
前記のようにロック部材12はばね部18Aの弾性復元力により矢印X2方向に移動付勢されている。このため、相対的にロックピン11は突出壁28に押し付けられた状態となっている。このため、ロックピン11が矢印Z2方向に移動する際、ロックピン11は突出壁28に案内された状態で矢印Z2方向に移動する。
ロックピン11の矢印Z2方向に移動に伴い、やがてロックピン11は突出壁28を乗り越えた状態となる。図8及び図9は、ロックピン11は突出壁28を乗り越えた状態を示している。
このようにロックピン11は突出壁28を乗り越えることにより、ロック部材12はばね部18Aの弾性復元力により矢印X2方向に移動し、ロックピン11はピン離脱側カム溝24に進行する。ピン離脱側カム溝24は、ピン挿入脱口21に向けて形成されたカム溝である。よって、ロックピン11がピン離脱側カム溝24を乗り越えることにより係止凹部23によるロックピン11の係止は解除され、蓋体3は開状態に向け移動可能な状態(ロック解除状態)となる。
このロック解除状態において、使用者が蓋体3を開状態に向けて回動させることにより、図10に示すようにロックピン11はピン離脱側カム溝24内を上方(矢印Z1方向)に移動し、やがてピン挿入脱口21及び溝部31を介してロック部材12及びガイド部材13から離脱する。よって、蓋体3を図1(A)に示す開位置まで回動させることができる。
上記のように本実施形態では、蓋体3を容器本体2にロック(係止)するロック機構10を、主としてロックピン11とロック部材12とにより構成している。よって、簡単な構成で確実に蓋体3を容器本体2にロックすることができるため、ロック機構10を設けることにより容器1が大型化することを防止することができる。
特に、正面視した状態において、ロック部材12の移動方向がロックピン11の進行する方向(移動軌跡PL)に対して直交する方向(矢印Z1,Z2方向)となっており、この移動方向は容器本体2のフロント部6の延在方向と同一方向となっている。このため、フロント部6の厚さ(矢印Y1,Y2の寸法)を小さくすることができ、容器1の小型化を図ることができる。
また本実施形態に係るロック機構10によれば、使用者が蓋体3を容器本体2にロック(係止)及びロック解除する操作は、単に蓋体3(操作部7)を押すだけの操作となる。このため、蓋体3の容器本体2に対するロック及びロック解除操作を容易にワンタッチで行うことができ、容器1の操作性を向上することができる。
上記した実施形態では、開閉装置9をファンデーション等の化粧料を収納する化粧品容器1に適用した例を示したが、本発明の適用はこれに限定されるものではなく、広く適用ができるものである。
図11は、開閉装置9を戸棚40に適用した例を示している。なお図11において、図1乃至図10に示した構成と対応する構成については同一符号を付して、その説明は省略する。
戸棚40は、収納部41と扉42とを有している。収納部41は、直方体形状の一面に開口部43が形成された構成とされている。この収納部41は、内部に収納物を収納する収納空間が形成されており、開口部43を介して収納部41内に収納物が出し入れされる。
扉42は、図に現れない蝶番を用いて収納部41に開閉可能に取り付けられている。収納部41が閉じられることにより収納部41は閉鎖され、収納部41を比較ことにより収納物の出し入れが可能になる。
開閉装置9を構成するロック機構10は、収納部41の天板の内側面41aに配設されている。またロックピン11は、扉42の内側面42aに配設されたピン固定部材44に固定された構成とされている。
ロックピン11はピン固定部材44を介して扉42に固定されているため、扉42の回動に伴い移動する。この際のロックピン11の移動軌跡PLは、側面視した場合には水平方向(図中矢印Y1,Y2方向)に延在する直線状の軌跡となり、平面視した場合には扉42の回動中心位置を中心とした円弧形状の軌跡となる。ロック機構10は、ロックピン11の移動軌跡PL上に溝部31が位置するよう収納部41(内側面41a)に配設される。
本実施形態における戸棚40に適用した開閉装置9の動作は、図1〜図10に示した開閉装置9の動作と同一動作となる。即ち、開状態から扉42を閉じると、これに伴いロックピン11は移動軌跡PL上を移動し溝部31を介してロック機構10内に進行する。
ロック機構10内に進行すると、ロックピン11はロック部材12の移動(ロックピン11の進行方向に対して直交する方向の移動、即ち、X1,X2方向の移動)に伴い、相対的にハートカム部20内を移動する。
やがてロックピン11はハートカム部20に形成された係止凹部23と係合し、ロックピン11はロック機構10に係止された状態になる。この係止状態において、扉42は開口部43を覆った状態でロックされる(閉じ状態となる)。
閉じ状態から扉42を開くには、扉42を収納部41側に(矢印Y1方向側)に押圧する。この押圧操作に伴いロックピン11も矢印Y1方向に移動し、突出壁28を乗り越え係止凹部23と係合は解除される(図9参照)。これにより係止凹部23によるロックピン11の係止は解除され、扉42は開状態に向け移動可能な状態(ロック解除状態)となる。
このように、開閉装置9の適用はファンデーション等の化粧料を収納する化粧品容器1ばかりでなく、収納部41に対して開閉する扉42を有した戸棚40についても適用することができる。さらに、上記した各実施形態の他にも、机の引き出し、食器ダンスのガラス扉等のように、可動物(蓋体,扉,引き出し等)を固定物(容器本体,机、収納部、食器ダンス等)に対して回動或いは直線移動させるものにおいて、可動物を固定物に閉じ状態でロックする必要があるものに対して、広く適用することができる。
なお、図11に示した戸棚40では、閉じ状態とされた扉42のロックを解除するのに、扉42を図中矢印Y1方向に押圧する構成とした。このため図11に示す実施形態では、閉じ状態において収納部41と扉42との間に、必然的にロック解除時に扉42を押圧する距離分の隙間を形成する必要がある。
しかしながら、ロック時に収納部41と扉42との間に隙間が形成されることを望まない場合には、図1及び図8を用いて説明した操作部7及びピン付勢ばね8に相当する機構を扉42に設ける構成としてもよい。この構成とすることにより、扉42を収納部41に密着した状態でロックすることができる。
次に、図1〜図10に示したロック機構10の変形例について説明ずる。
図12は、図1〜図10に示したロック機構10の変形例であるロック機構100を示している。図12(A)は、本変形例に係るロック機構10においてロックピン11がハートカム部20のピン進入側カム溝22に進行した状態を示しており、図12(B)は本変形例に係るロック機構10においてロックピン11が係止凹部23に係止された状態を示しており、さらに図12(C)は本変形例に係るロック機構10においてロックピン11がピン離脱側カム溝24に進行した状態を示している。なお、図12において図1〜図10に示した各構成と対応する構成については同一符号を付して、その説明を省略する。
前記した図1〜図10に示したロック機構10は、ガイド部材13に形成された上部段部32及び下部段部33が、ロック部材12に形成された上部段部26及び下部段部27とスライド可能に係合することにより、ロック部材12はガイド部材13内で移動する構成とされていた。従って、図1〜図10に示したロック機構10では、ロック部材12はガイド部材13内で一方向のみ(矢印X1,X2方向のみ)に移動する構成とされていた。
これに対して本変形例では、ガイド部材13内でロック部材112が複数の方向に移動することを特徴とするものである。以下、本変形例に係るロック機構100の構成について説明する。
ロック機構100は、先に説明したロック機構10と同様に、ロックピン11、ロック部材112、及びガイド部材113を有している。
ロック部材112は、図12に示すように、カム形成部16(本体部15)の上部でガイド部材113の上壁部36Aと対向する面を湾曲面としている(以下、上部湾曲面112aという)。同様に、カム形成部16(本体部15)の下部でガイド部材113の下壁部36Bと対向する面も湾曲面としている(以下、下部湾曲面112bという)。
また、先に説明したロック機構10ではロック部材12にスライド部17を設けていたが、本変形例ではロック部材112にスライド部17(上部段部26及び下部段部27を含む)は設けられていない。これに伴い、ガイド部材113には上部段部32及び下部段部33は設けられていない。
本変形例に係るロック機構100は、ロック部材112の上壁部36Aと対向する面に上部湾曲面112aが形成され、下壁部36Bと対向する面に下部湾曲面112bが形成されている。また、上部湾曲面112a及び下部湾曲面112bの曲面形状は、ガイド部材113内においてロック部材112が回転できるよう設定されている。
なお、カム形成部16の両側部にはばね部18A,18Bが設けられているため、ばね部18A,18Bがガイド部材113に当接することにより所定の回転角度以上の回転は規制される。
上記構成とされたロック機構100は、図12(A)に示すようにロックピン11がハートカム部20のピン進入側カム溝22に進行すると、ロック部材112はロックピン11に付勢され、ロックピン11の進入方向(矢印Z2方向)に対して直交する方向(矢印X1方向)に移動する。
この際、本変形例ではロック部材112に上部湾曲面112a及び下部湾曲面112bが形成されているため、ロック部材112は矢印X1方向への移動と共に、図12(A)に矢印Dで示す反時計方向への回転移動を行う。
また図12(B)に示すロックピン11が係止凹部23に係止されたロック状態では、ロック部材112はガイド部材113の中央位置に移動する。この状態では、カム形成部16はばね部18A,18Bから均等にばね力が付与されているため、正立した状態(回転していな状態)となっている。
ロックピン11が係止凹部23から離脱してロック状態が解除されると、ロックピン11は図12(C)に示すようにハートカム部20のピン離脱側カム溝24に進行する。ロックピン11がピン進入側カム溝22に進行すると、ロック部材112はロックピン11に付勢され、ロックピン11の進入方向(矢印Z2方向)に対して直交する方向(矢印X2方向)に移動する。
ロック部材112が矢印X2方向に移動した場合も、ロック部材112に上部湾曲面112a及び下部湾曲面112bが形成されているため、ロック部材112は矢印X2方向への移動と共に反時計方向へ回転移動(図12(C)に矢印Dで示す回転移動)する。
上記のように本変形例に係るロック機構10では、ロックピン11がハートカム部20内を進行し、これに伴いロックピン11に付勢されたロック部材112が移動する際、ロック部材112は矢印X1,X2方向の直線移動に加えて回転移動を行う。このように、ロック部材112が回転移動を行うことにより、本変形例に係るロック機構100では、
図1〜図10に示したロック機構10に比べ、ハートカム部20内をロックピン11が進行する際のロック部材112の矢印X1,X2方向に対する移動量を小さくすることができる。
即ち、ロックピン11がハートカム部20内を移動するとき、ロックピン11はハートカム部20の内壁を押圧し、この押圧力によりロック部材112は移動する。また、ロック部材112が移動することにより、ロックピン11はハートカム部20内を円滑に移動する。
ところでロックピン11は、ハートカム部20内を移動する際、ハートカム部20の内壁を矢印X1,X2方向にのみ押圧するのではなく種々の方向に押圧する。図1〜図10に示したロック機構10では、矢印X1,X2方向以外に作用する押圧力もロック部材12を矢印X1,X2方向に移動させることにより吸収していた。このため、ロックピン11がハートカム部20内を移動する際にロック部材12が矢印X1,X2方向に移動する距離は長くなっていた。
これに対して本変形例では、ロック部材112に上部湾曲面112a及び下部湾曲面112bを設けることにより、ロック部材112がガイド部材113内で回転移動可能な構成となっている。よって、ロックピン11がハートカム部20内を移動する際に矢印X1,X2方向以外の方向にハートカム部20の内壁を押圧した場合、ロック部材112は回転移動を行う。この回転移動は、図中矢印X1,X2方向の移動を伴わない。
従って、ロック部材112に上部湾曲面112a及び下部湾曲面112bを設け、ガイド部材113内で回転移動できる構成とすることにより、ロック部材112の矢印X1,X2方向の移動量を小さくすることができ、ロック機構10の小型化を図ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は上記した特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能なものである。
例えば、上記の実施形態ではカム形成部16に形成するカムとしてハートカムを設けた例を示したが、蓋体3の移動に伴うロックピン11の進入によりロックピン11を係止し、さらに蓋体3を操作することにより係合を解除できるカムであれば、他のカムを用いることも可能である。
また上記の実施形態では、ガイド部材13を容器本体2と別箇の構成としたが、ガイド部材13容器本体2に一体的に形成することも可能である。この構成とした場合には、さらに容器本体2の小型化及び部品点数の削減を図ることが可能になる。
1 容器
2 容器本体
3 蓋体
4 収納部
5 ヒンジ部
6 フロント部
7 操作部
8 ばね部材
9 開閉装置
10,100 ロック機構
11 ロックピン
12,112 ロック部材
13,113 ガイド部材
15 本体部
16 カム形成部
17 スライド部
18A,18B ばね部
20 ハートカム部
21 ピン挿入脱口
22 ピン進入側カム溝
23 係止凹部
24 ピン離脱側カム溝
25 係合壁
26 上部段部
27 下部段部
31 溝部
32 上部段部
33 下部段部
34A,34B 装着突起
35A,35B 側壁部
112a 上部湾曲面
112b 下部湾曲面
PL 移動軌跡
CL 中心線
本発明のある態様によると、
第1の部材と、前記第1の部材に開閉可能に設けられた第2の部材と、前記第1の部材に対して前記第2の部材を閉じた状態でロックするロック機構とを有する開閉装置であって、
前記ロック機構は、
前記第2の部材に対して垂直方向に移動可能な操作部と、
前記操作部に設けられたロックピンと、
前記第2の部材の開閉動作に伴い前記ロックピンが進入し内部を進行するカム溝を有しており、前記ロックピンの進行に伴い移動するロック部材と、
前記ロック部材を付勢する第1の付勢部材と、を有し、
前記カム溝に、前記第2の部材が閉位置に移動した際に前記ロックピンを係止すると共に、係止状態にある前記ロックピンが押し込まれることにより前記ロックピンとの係止を解除する係止部を形成し、
前記ロック部材の移動方向を、前記ロックピンが前記カム溝に進行する方向に対して異なる方向に設定する。

Claims (6)

  1. 第1の部材と、前記第1の部材に開閉可能に設けられた第2の部材と、前記第1の部材に対して前記第2の部材を閉じた状態でロックするロック機構とを有する開閉装置であって、
    前記ロック機構は、
    ロックピンと、
    前記第2の部材の開閉動作に伴い前記ロックピンが進入し内部を進行するカム溝を有しており、前記ロックピンの進行に伴い移動するロック部材と、
    前記ロック部材を付勢する第1の付勢部材と、を有し、
    前記カム溝に、前記第2の部材が閉位置に移動した際に前記ロックピンを係止すると共に、係止状態にある前記ロックピンが押し込まれることにより前記ロックピンとの係止を解除する係止部を形成し、
    前記ロック部材の移動方向を、前記ロックピンが前記カム溝に進行する方向に対して異なる方向に設定したことを特徴とする開閉装置。
  2. 前記ロック部材の移動方向を、前記ロックピンが前記カム溝に進行する方向に対して直交する方向に設定したことを特徴とする請求項1記載の開閉装置。
  3. 前記ロック部材と前記第1の付勢部材とを一体的な構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の開閉装置。
  4. 前記ロック部材を内包すると共に前記ロック部材の移動をガイドするガイド部材を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の開閉装置。
  5. 前記カム溝はハートカムを構成することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の開閉装置。
  6. 前記ロックピンを係止部に向け付勢する第2の付勢部材を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の開閉装置。
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