JP6644252B2 - 引戸の引手装置 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸の引手装置に係わり、更に詳しくは引手枠に操作部材とラッチを内蔵した引戸の引手装置に関するものである。
従来から、筐体の前面開口部に複数枚の引戸を引き違い可能に設けるとともに、両端の引戸に引手を設けたキャビネットは各種提供されている。更に、前記引手は、引手枠内に可動な操作部材を配置して、引戸を開く際に操作部材に指を掛けて引くと、その動作に連動してラッチが傾動し、側框部に対する係合が解除される構造も公知である。
例えば、特許文献1には、引扉を扉枠側に閉じた状態に固定する引扉用ラッチ装置であって、先端にラッチを有して基部が枢着されたラッチレバーと、該ラッチレバーの基部に一体に連結された略く字状に屈曲するばね状部材と、扉の引手部内に退入自在に配設された取手スライダと、取手スライダと連動して該取手スライダの退入により前記ばね状部材を押圧する押圧片とを備え、押圧されたばね状部材の作用により前記ラッチレバーを揺動させ、ラッチを解除するようにした引扉用ラッチ装置が記載されている。
また、特許文献2には、キャビネット等の前面開口部を左右にスライド開閉する引戸の側部に引手枠を設け、該引手枠内に設けた操作部材を変位させてラッチを係脱する構造の引手装置であって、前面開放した箱型の前記引手枠の内方側に開放部を設け、前記引手枠の開放部側に側方から嵌着するブラケット体を備え、該ブラケット体に前記操作部材の基部を鉛直方向の回動軸芯にて前後回動可能に保持して前記引手枠の内方側に並設するとともに、前記開放部を通して前記引手枠内に位置させた前記操作部材の遊端部に指掛け部を設け、更に前記操作部材の近傍に設けるラッチ部材は、略水平に外側方へ延びたラッチ杆と略鉛直に前記操作部材に重なるように延びた作動杆とを備えた正面視略L字形であり、該ラッチ部材の屈曲部を前記ブラケット体に水平な支軸にて上下回動可能に設けるとともに、前記ラッチ杆がキャビネット等の前面開口部の框部に設けた係合部に係合する方向に弾性付勢し、前記操作部材の一部とラッチ部材の作動杆とが接触連係し、前記指掛け部を手前に回動させて前記ラッチ部材を連動回動させて前記係合部との係合が解除されることを特徴とする引戸の引手装置が記載されている。
特許第3252143号公報 特許第4670793号公報
しかしながら、特許文献1の構造の引手は、ラッチの回動力が弱く、動作が不安定となる危惧があり、更に取手スライダのスライド案内は一対の突起と溝部で行なわれているのでガタツキが生じるばかりでなく、取手スライダ端部が枠から突出するというものである。また。特許文献2の構造の引手は、操作部材を引くと手前に回動する構造であるので、操作部材に指を掛けて引く力が分散されて引戸を開く際に余分な力が必要となることもあり、操作部材の引き方によってはラッチ部材が回動しないとういう事態も想定できる。
そこで、本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、キャビネット等の前面開口部を左右にスライド開閉する引戸に引手枠を設け、引手枠内に設けた操作部材を変位させてラッチを係脱する構造の引手装置であって、引手枠に対して操作部材が姿勢を維持したまま安定にスライドさせることが可能であり、該操作部材のスライド変位に伴って確実且つスムーズにラッチを回動させることが可能な引戸の引手装置を提供する点にある。
本発明は、前述の課題解決のために、キャビネット筐体の前面開口部を左右にスライド開閉する引戸に引手枠を設け、引手枠内に設けた操作部材を変位させてラッチを係脱する構造の引手装置であって、前記引手枠に設けた前面開放の凹部内に指を掛けて操作する操作部材を左右スライド可能に設けるとともに、該操作部材の一側に一体成形したばね脚を引手枠の立壁に圧接して該操作部材をラッチ解除方向とは逆方向に弾性付勢する一方、前記凹部の上下一側にラッチ部材の基部を軸支するとともに、先端部のラッチが引手枠に接近する方向に弾性付勢してなり、前記ラッチ部材の側縁に設けた傾斜縁に、前記操作部材の端縁部が、引戸を開く操作時に摺接して該ラッチ部材を係合が解除される方向へ傾動させてなることを特徴とする引戸の引手装置を構成した(請求項1)。
ここで、前記引手枠の内側に段部を形成し、前記操作部材の一側に一体成形したばね脚を、前記段部上に位置させるとともに、該段部の側部の立壁に圧接して前記操作部材を弾性付勢し、前記段部に突設した第1レールに前記操作部材の裏面に形成した第1ガイド溝をスライド可能に係合してなることが好ましい(請求項2)。
更に、前記引手枠の前記凹部と段部の間に表裏に貫通した開口を設け、前記操作部材の指掛け縁の奥端からクランク状に裏面側に延びた案内板を形成し、前記凹部の裏面側に突設した第2レールに、前記開口を通して裏側に導いた前記案内板の表面側に形成した第2ガイド溝をスライド可能に係合してなることがより好ましい(請求項3)。
また、前記引手枠の前記段部の表面両側に弾性出没可能な当止爪を形成し、該当止爪は前記操作部材の一側縁を当止してスライド移動の終端を規定し、更に前記操作部材の上下両端に指掛け縁側に開放した係合凸部を形成するとともに、前記引手枠の上下部に前記段部に連続した係合溝部を形成し、前記操作部材が終端位置で前記係合凸部が前記係合溝部に係合して抜け止めがなされていることがより好ましい(請求項4)。
以上にしてなる請求項1に係る発明の引戸の引手装置は、キャビネット筐体の前面開口部を左右にスライド開閉する引戸に引手枠を設け、引手枠内に設けた操作部材を変位させてラッチを係脱する構造の引手装置であって、前記引手枠に設けた前面開放の凹部内に指を掛けて操作する操作部材を左右スライド可能に設けるとともに、該操作部材の一側に一体成形したばね脚を引手枠の立壁に圧接して該操作部材をラッチ解除方向とは逆方向に弾性付勢する一方、前記凹部の上下一側にラッチ部材の基部を軸支するとともに、先端部のラッチが引手枠に接近する方向に弾性付勢してなり、前記ラッチ部材の側縁に設けた傾斜縁に、前記操作部材の端縁部が、引戸を開く操作時に摺接して該ラッチ部材を係合が解除される方向へ傾動させてなるので、操作部材のスライド変位に伴って確実且つスムーズにラッチを回動させることができる。
請求項2によれば、前記引手枠の内側に段部を形成し、前記操作部材の一側に一体成形したばね脚を、前記段部上に位置させるとともに、該段部の側部の立壁に圧接して前記操作部材を弾性付勢し、前記段部に突設した第1レールに前記操作部材の裏面に形成した第1ガイド溝をスライド可能に係合してなるので、引手枠に対して操作部材が姿勢を維持したまま安定にスライドさせることができる。
請求項3によれば、前記引手枠の前記凹部と段部の間に表裏に貫通した開口を設け、前記操作部材の指掛け縁の奥端からクランク状に裏面側に延びた案内板を形成し、前記凹部の裏面側に突設した第2レールに、前記開口を通して裏側に導いた前記案内板の表面側に形成した第2ガイド溝をスライド可能に係合してなるので、引手枠に対して操作部材が姿勢を維持したまま安定にスライドさせることができる。
請求項4によれば、前記引手枠の前記段部の表面両側に弾性出没可能な当止爪を形成し、該当止爪は前記操作部材の一側縁を当止してスライド移動の終端を規定し、更に前記操作部材の上下両端に指掛け縁側に開放した係合凸部を形成するとともに、前記引手枠の上下部に前記段部に連続した係合溝部を形成し、前記操作部材が終端位置で前記係合凸部が前記係合溝部に係合して抜け止めがなされているので、操作部材のスライド移動の終端を一対の当止爪に当止して規定でき、また前記操作部材を引手枠に組み付ける際に、前記当止爪を強制的に押し下げれば、前記操作部材を通常のスライド移動の終端よりも更に後退させることができ、その状態で前記係合凸部を係合溝部に係合させれば、通常の使用状態で操作部材が脱落することがないのである。
3枚引戸を備えた上段キャビネットの斜視図である。 上段キャビネットの3枚引戸の閉止状態を、筐体を省略して背面から示した斜視図である。 本発明の引手の表側から見た分解斜視図である。 同じく本発明の引手の裏側から見た分解斜視図である。 完成状態の引手とラッチ受具との関係を示す一部省略した正面図である。 同じく引手の中央部で破断して示した斜視図である。 操作部材を引いてラッチを傾動させた状態の引手の正面図である。 引手の取付構造と施錠装置を構成するシリンダー錠周りの構造を示す拡大部分斜視図である。 ラッチ受具の斜視図である。 3枚引戸の閉止状態を示し、右引戸と中間引戸の可動体の位置での横断底面図である。 3枚引戸の閉止状態を示し、右引戸と中間引戸の係止爪の位置での横断底面図である。 ガイド溝を構成する案内部材と可動体及びロック用ラッチとの関係を示す部分斜視図である。 3枚引戸の解錠状態におけるロック機構の要部の斜視図である。 3枚引戸の施錠状態におけるロック機構の要部の斜視図である。 3枚引戸を備えた下段キャビネットの斜視図である。 下段キャビネットの3枚引戸の閉止状態を、筐体を省略して背面から示した斜視図である。
次に、添付図面に示した実施形態に基づき、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る引戸の引手装置を適用した上段キャビネットAの実施形態を示し、図2〜図7は本発明の詳細を示し、図中符号1はキャビネット筐体、2は引戸、3は引手、4は引手枠、5は操作部材、6はラッチ部材をそれぞれ示している。
本実施形態のキャビネットは、筐体1の前面開口部に、複数枚の引戸2,…を奥行方向に平行に配置した複数のレールにそれぞれ横方向移動可能に設けて、各引戸2,…を引き違い可能に配置し、それらが連動して開閉する構造のものであるが、本発明は引戸2の開閉構造には限定されない。本発明の引手装置は、前記キャビネット筐体1の左右両端部に位置する各引戸2の側部であって、上下中間部に設ける。尚、前述の3枚の引戸2,…は、右引戸2Aが手前に位置し、中間引戸2Bと左引戸2Cが順に奥側に位置し、互いに引き違い可能に配置し、上段キャビネットAにおいては、前記引手3を右引戸2Aと左引戸2Cの側端縁寄りの下部に設け、後述の施錠装置を構成するシリンダー錠は右引戸2Aの下部に設けて、開閉操作し易いようにしている。
本発明に係る引手3は、キャビネット筐体1等の前面開口部を左右にスライド開閉する引戸2に引手枠4を設け、引手枠4内に設けた操作部材5を変位させてラッチ7を係脱する構造であって、前記引手枠4に設けた前面開放の凹部8内に指を掛けて操作する操作部材5を左右スライド可能に設け、前記凹部8の上下一側にラッチ部材6の基部を軸支するとともに、先端部のラッチ7が引手枠4に接近する方向に弾性付勢してなり、前記ラッチ部材6の側縁に設けた傾斜縁9に、前記操作部材5の端縁部10が、引戸2を開く操作時に摺接して該ラッチ部材6を係合が解除される方向へ、つまり前記引手枠4に対して外側へ傾動させてなるものである。以降、本実施形態では、右引戸2Aに設ける引手3について説明する。前記引手3を構成する部材は全て合成樹脂の成形品である。尚、前記引手3の実施形態において、該引手3の正面視における手前側を「表面」、奥側を「裏面」として説明する。
更に詳しくは、前記引手枠4は、正面視において右側に、長方形状の前記凹部8を設け、該凹部8に連続して該凹部8よりも浅い段部11を形成し、前記操作部材5の一側に一体成形したハ字状に広がった一対のばね脚12,12を、前記段部11上に位置させるとともに、該段部11の側部の立壁13に圧接して前記操作部材5を右方向へ弾性付勢し、前記段部11の上下中央に突設した水平な第1レール14に前記操作部材5の裏面中央部に形成した水平な第1ガイド溝15をスライド可能に係合している。
更に、前記引手枠4の前記凹部8と段部11の間に表裏に貫通した長方形の開口16を設け、前記操作部材5の指掛け縁17の奥端からクランク状に裏面側に延びた案内板18を形成し、前記凹部8の裏面側の上下中央に突設した水平な第2レール19に、前記開口16を通して裏側に導いた前記案内板18の表面側の上下中央に形成した水平な第2ガイド溝20をスライド可能に係合している。このように、前記第1レール14と第1ガイド溝15及び前記第2レール19と第2ガイド溝20の2対の直線案内手段によって、しかも前後に位置をずらせているので、極めた直線性が良く、またガタツキなくスライド案内することができる。
更に、前記引手枠4の前記段部11の表面両側に弾性出没可能な当止爪21,21を形成し、該当止爪21は前記操作部材5の一側縁を当止してスライド移動の終端を規定し、更に前記操作部材5の上下両端に指掛け縁17側に開放した係合凸部22,22を形成するとともに、前記引手枠4の上下部に前記段部11に連続した係合溝部23,23を形成し、前記操作部材5が終端位置で前記係合凸部22が前記係合溝部23に係合して抜け止めがなされている。ここで、前記引手枠4に前記操作部材5を組み付けるには、前記ばね脚12,12を前記立壁13に圧接して押し縮めながら、前記当止爪21,21を強制的に押し下げれば、前記操作部材5を通常のスライド移動の終端よりも更に後退させることができ、その状態で前記係合凸部22を係合溝部23に係合させた後、前記当止爪21,21を開放すれば突出して、操作部材5の一側縁を当止するので、通常の使用状態で操作部材5が脱落することがないのである。
ここで、前記引手枠4に前記操作部材5を組み付ける際に、前記ばね脚12,12を過度に変形させて塑性変形するのを防止するために、両ばね脚12,12の付け根部分に前記立壁13に当接する規制板24を左側へ突出させて形成してあり、前記第1ガイド溝15は、主に前記規制板24の裏面に形成している。
また、前記ラッチ部材6は、基部25に軸孔26を形成してあり、前記引手枠4の前記立壁13の近傍の上部に水平に突設した支軸27に前記軸孔26を回動可能に嵌挿し、右側に延びた先端部のラッチ7が上下方向に傾動可能としている。また、前記ラッチ部材6には、略直角方向に弓状に湾曲して延びたばね片28を一体成形してあり、該ばね片28を前記立壁13と側縁板29の間の空間に収容して保持し、前記ラッチ7が常時引手枠4に接近する方向、つまり凹部8を設けた中央側へ弾性付勢している。前記ばね片28を収容する空間には、部分的に前記立壁13と側縁板29の頂部間に閉塞板30,30を設け、前記ばね片28の脱落を防止し、もって前記支軸27に軸孔26が嵌挿した状態を維持するのである。尚、前記支軸27は下部の対称な位置にも突設してあり、左端の引戸2に設ける引手3では、前記引手枠4を180°回転させた姿勢、つまり上下反転させた状態で使用するので、その場合、下部に設けた支軸27が上部に来るのでそれを使用する。
図5は引手3の通常の状態を示し、右側に筐体1の側框部が位置し、該側框部の係合孔に前記ラッチ7が係合した状態である。ここで、前記ラッチ部材6の先端側側縁に突起31を設け、該突起31を引手枠4の凹部8の上下部側面に当止している。図7は、前記引手枠4の凹部8に指を差し入れて、前記操作部材5の指掛け縁17に指を掛けて左側へ引いた状態を示し、前記操作部材5を引くと、該操作部材5は前記ガイド手段で案内されて、前記両ばね脚12,12の弾性付勢力に抗してスライド移動する。前記操作部材5が左側へスライド移動すると、前記端縁部10が前記ラッチ部材6の傾斜縁9に摺接しながら該ラッチ部材6は支軸27を中心に回動し、先端側のラッチ7が上方へ傾動する。それによって、右側に筐体1の側框部に係合していた前記ラッチ7が係合孔から外れて、右端の引戸2を左方向へ開くことができる。
本実施形態の3枚の引戸2,…の構造を、図2、図8及び図10に基づいて簡単に説明する。前記右引戸2Aは、表面板32の両側縁を裏面側に直角に折曲して端面板33,33を形成してあり、外側の端面板33の奥行幅を大きく設定し、後述の施錠装置を構成するシリンダー錠を取付けるための空間を確保している。また、前記右引戸2Aの外側の端面板33の後端部には、断面略コ字形に折り返して補強縁34を形成するとともに、内側の端面板33の後端部には、内向きに折曲して前記表面板32と平行な折曲板35を形成している。前記中間引戸2Bは、表面板36の両側縁を裏面側に直角に折曲して端面板37,37を形成するとともに、両端面板37の後端部には、内向きに折曲して前記表面板36と平行な折曲板38,38を形成している。一方、前記左引戸2Cは、表面板39の外側縁を裏面側に直角に折曲して端面板40を形成するとともに、表面板39の内側縁を表面側に直角に折曲して端面板40を形成し、各端面板40の端部を内向きに折曲して前記表面板39と平行な折曲板41を形成している。
次に、前記引手3を右引戸2Aと左引戸2Cに取付ける構造を、図1、図2、図5及び図8に基づいて簡単に説明する。前記右引戸2Aには、表面板32の外側縁部寄りの下部に前記引手3の引手枠4及び操作部材5が臨む引手開口部42を形成するとともに、該表面板32の裏面で前記引手開口部42の周囲に保持金具43を固定している。そして、前記保持金具43の上下縁に設けた支持板44,44の間に前記引手枠4を表面板32の裏面中央側から嵌挿し、該支持板44に形成した係合孔45に前記引手枠4の上下縁部に弾性的に突設した係合爪46を抜け止め係合させて前記引手3を取付ける。この際、前記端面板33には、前記引手3のラッチ部材6の先端部が臨むとともに、先端部のラッチ7が係合するラッチ受具47が進入する開口48を形成している。また、前記開口48は、引戸開閉時における前記ラッチ部材6の先端部の傾動を妨げない大きさになっている。また、前記引手枠4を前記保持金具43に嵌着した際に、該引手枠4の側部に突設した突台49が前記右引戸2Aの端面板33の内面に当接するようにして、引手3の取付時における位置決めと、ガタツキのない保持状態を実現している。また、前記左引戸2Cに前記引手3を取付ける構造も同様である。
ここで、前記ラッチ受具47は、図5及び図9に示すように、前記筐体1の側框部50に形成した引戸係合溝51の底面板52に嵌着する本体部53と、前記ラッチ7に係合する爪部54とを有する合成樹脂成形品である。前記引戸係合溝51の底面板52には、角孔55が形成されており、前記ラッチ受具47の本体部53には、前記角孔55内に嵌合する嵌合部56と、該角孔55の孔縁表側に当止する鍔部57を有するとともに、前記嵌合部56の両側面に内外に弾性変形する係合爪58,58を形成している。そして、前記ラッチ受具47の嵌合部56を前記角孔55内に嵌合すると同時に、両係合爪58,58を前記角孔55の孔縁裏側に抜け止め状態で係合させて取付ける。ここで、前記ラッチ受具47の爪部54は、前記引戸係合溝51からの突出量を少なくして、あるいは前記引戸係合溝51内に収めて配置することにより、該爪部54の破損を防止し、また邪魔にならないようにしている。
次に、3枚引戸の連動機構を図2に基づいて説明する。前記中間引戸2Bの右側縁に沿って上下方向のガイド溝59を形成し、該ガイド溝59に拘束されて上下にスライド変位する可動体60を有し、該可動体60に一端を枢支した2本の連動杆61,62の一方の端部を右引戸2Aの外側下部に該連動杆61が傾斜した状態で枢支し、他方の連動杆62の端部も同様に傾斜状態で左引戸2Cの内側下部に枢支する。つまり、3枚の引戸2,…が連動杆61,62でリンク連結されているので、中間引戸2Bは右引戸2A又は左引戸2Cの略半分の移動量になる。そして、右引戸2A又は左引戸2Cの何れかを開くと、前記可動体60がガイド溝59に沿って上昇しながら中間引戸2Bを開く方向に移動し、3枚の引戸2,…が前後に重なった状態に開くのである。閉じるときは、前述の逆に動作する。
前記ガイド溝59は、図2、図10及び図12に示すように、中間引戸2Bの右側縁に形成するが、それには前記表面板36の裏面に、右側縁に沿って案内部材63を固定して形成する。前記案内部材63は、上下方向に延びた長尺部材であり、前記中間引戸2Bの表面板36の裏面にスポット溶接で固着する固定板64の上下中間部の側縁に沿って断面略L字形のガイド部65を略直角に折曲形成し、該ガイド部65は、固定板64から後方へ直角に折曲した保高板66と該保高板66の後縁から直角に折曲した折曲板67とからなり、該折曲板67は固定板64とは反対側に向いている。そして、前記案内部材63の固定板64を中間引戸2Bの右側縁に沿って表面板36の裏面に固定し、前記端面板37及び折曲板38と、該保高板66及び折曲板67とを対向させ、両折曲板38と折曲板67との間に隙間を設けて前記ガイド溝59を構成している。更に、前記ガイド溝59に対応する中間引戸2Bの表面板36には、縦長のガイド孔68を形成している。
前記可動体60は、前記連動杆61,62のリンク軸を兼ねており、中央部に前記ガイド溝59内を転動するコロ69を有し、該コロ69の軸部70の一端部が前記ガイド溝59の外に延びて前記連動杆61,62の端部を枢着するリンク部71となり、軸部70の他端部は前記ガイド孔68を貫通して前記右引戸2Aの内部に位置し、先端部に該軸部70より大径のフランジ部72を設けている。また、図11に示すように、前記案内部材63の固定板64の上下部に、前記ガイド部65とは反対側に切り起して平面視略L字形の係止爪73,73を設け、上部の係止爪73は前記ガイド孔68の最上部を貫通して前記右引戸2Aの内部に位置し,下部の係止爪73は前記中間引戸2Bの表面板36に形成した開口74を貫通して前記右引戸2Aの内部に位置するように設定している。そして、前記10及び図11に示すように、3枚引戸の閉止状態では、前記右引戸2Aと中間引戸2Bの重なり部分において、前記可動体60のフランジ部72と前記案内部材63の係止爪73,73が、右引戸2Aの折曲板35に係止するように設定している。それにより、手前側の右引戸2Aを手前に引いたり、奥側の中間引戸2Bを奥へ押し込んでも、前記フランジ部72と係止爪73,73が、右引戸2Aの折曲板35に係止しているので、右引戸2Aと中間引戸2Bの重なり部分の隙間が開くことがないのである。
また、3枚引戸の閉止状態では、前記中間引戸2Bと左引戸2Cの重なり部分において、中間引戸2Bの裏面側の折曲板38と、左引戸2Cの表面側の折曲板41が係止して、互いに離れる方向の変位を規制し、つまり手前側の中間引戸2Bを手前に引いたり、奥側の左引戸2Cを奥へ押し込んでも、両引戸の重なり部分の間隔は広がらない。
そして、3枚の引戸2,…が閉じた状態でロックする施錠装置を図2、図8、図10、図12〜図14に基づいて説明する。施錠装置は、右引戸2Aの引手3の近傍に取付けたシリンダー錠75のデッドボルト75Aに一端を係止した施錠杆76の他端部を、右引戸2Aの内側端部で、引戸を閉じた際に前記ガイド溝59の下端近傍となる位置に、回動可能に設けたロック用ラッチ77に連係している。前記シリンダー錠75の鍵穴75Bは前記表面板32を貫通して表面に露出して施錠装置の操作部となる。前記ロック用ラッチ77は、図2及び図12に示すように、右引戸2Aの内側端部で表面板32と端面板33及び折曲板35で囲まれる空間を利用して固定した支持具78に、水平方向を向く支軸79にて回動可能に基部を取付けている。ここで、前記ロック用ラッチ77は、右引戸2Aの内側端部の奥行厚さ内に設け、つまり右引戸2Aの内部から突出しないようにしている。前記ロック用ラッチ77は、上部側にフック状の係止部80を有し、前記可動体60のフランジ部72に係止部80が係止することによって、前記可動体60の上昇を規制して、各引戸2,…が開かないようにするのである。尚、引戸の閉止状態では、前述のように、前記可動体60のフランジ部72と前記案内部材63の係止爪73,73が、右引戸2Aの折曲板35に係止して、前記右引戸2Aと中間引戸2Bの重なり部分の間隔が広がらないようにしているので、その隙間から前記ロック用ラッチ77を攻撃されてロックを解除される、いわゆるピッキングされる危険性を少なくしている。
前記施錠杆76の端部は、上向きに直角に折曲した作動部81となっており、該作動部81が、前記支持具78の内部で前記ロック用ラッチ77の下端部に形成した下向き開放の切欠部82に係合し、前記シリンダー錠75の施錠操作によって、前記デッドボルト75Aが変位し、前記施錠杆76が変位すると、図13の状態から図14に示す状態に変位し、即ち前記ロック用ラッチ77が回転して前記可動体60のフランジ部72に係止部80が係止し、該可動体60の上昇を規制するのである。前記支持具78は、右引戸2Aの内側端部の奥行厚さ内に収まっているため、右引戸2Aと中間引戸2Bとの隙間からロック用ラッチ77へのアクセスが難しくなり、ピッキング攻撃することは困難になる。また、引戸の閉止状態では、右引戸2Aと中間引戸2Bとの隙間には、前記可動体60の軸部70のみが現れるが、該軸部70にピッキング攻撃で外力を加えても、この軸部70の強度は高く、前記フランジ部72に対するロック用ラッチ77の係止部80の係止が解除されることはない。また、ピッキング攻撃で前記施錠杆76を撓ませても、前記フランジ部72に対して係止部80の係止がより深まる方向へロック用ラッチ77が回転変位するだけで、その係止が解除されることはない。
ここで、前記右引戸2Aに設ける連動杆61は、図2及び図8に示すように、端部が正面視へ字状に下方へ屈曲し、更に端部に上方へ膨出した偏心板83を設け、該偏心板83を取付金具84に支軸85にてリンク連結している。こうすることにより、引戸を開放する際に、前記連動杆61は立ち上がり、右引戸2Aの取付金具84や補強縁34との間隔が狭まるが、誤って右引戸2Aの端部から裏面側へ指を掛けた状態で引戸を全開しても、該連動杆6と取付金具84や補強縁34との間に十分な間隔を確保できるので、指詰めの危険性が無くなる。尚、前記シリンダー錠75は、前記取付金具84を利用して取付ける。
また、下段キャビネットBは、図15及び図16に示すように、構造は前述の上段キャビネットAと同じであるが、前記引手3と施錠装置を構成するシリンダー錠75を取付ける位置が操作し易いように上部になる。殆どの部品は、上下に位置をずらせて設けただけであるが、前記シリンダー錠75を上部に設けたので、上下中央部位置になる支持具78までの距離が長くなるので、施錠杆76は長さが長く、屈曲角度が大きなものを用いる。また、前記連動杆61の枢着位置が、前記シリンダー錠75の位置から離れるので、両者に共通部材である取付金具84は右引戸2Aの上部と中段部に別々に設け、上部の取付金具84にシリンダー錠75を取付け、中段の取付金具84に連動杆61を枢着している。その他の構成は、前記同様であるので、同一構成には同一符号を付して、その説明は省略する。
尚、本発明は、左引戸2Cが手前に位置し、中間引戸2Bと右引戸2Aが順に奥側に位置した構造でも構わないが、その場合には前述の引戸の構造、連動機構及び施錠装置は左右反転した構造になる。
A 上段キャビネット、
B 下段キャビネット、
1 筐体、 2 引戸、
3 引手、 4 引手枠、
5 操作部材、 6 ラッチ部材、
7 ラッチ、 8 凹部、
9 傾斜縁、 10 端縁部、
11 段部、 12 ばね脚、
13 立壁、 14 第1レール、
15 第1ガイド溝、 16 開口、
17 指掛け縁、 18 案内板、
19 第2レール、 20 第2ガイド溝、
21 当止爪、 22 係合凸部、
23 係合溝部、 24 規制板、
25 基部、 26 軸孔、
27 支軸、 28 ばね片、
29 側縁板、 30 閉塞板、
31 突起、 32 表面板、
33 端面板、 34 補強縁、
35 折曲板、 36 表面板、
37 端面板、 38 折曲板、
39 表面板、 40 端面板、
41 折曲板、 42 引手開口部、
43 保持金具、 44 支持板、
45 係合孔、 46 係合爪、
47 ラッチ受具、 48 開口、
49 突台、 50 側框部、
51 引戸係合溝、 52 底面板、
53 本体部、 54 爪部、
55 角孔、 56 嵌合部、
57 鍔部、 58 係合爪、
59 ガイド溝、 60 可動体、
61 連動杆、 62 連動杆、
63 案内部材、 64 固定板、
65 ガイド部、 66 保高板、
67 折曲板、 68 ガイド孔、
69 コロ、 70 軸部、
71 リンク部、 72 フランジ部、
73 係止爪、 74 開口、
75 シリンダー錠、 75A デッドボルト、
75B 鍵穴(操作部) 76 施錠杆、
77 ロック用ラッチ、 78 支持具、
79 支軸、 80 係止部、
81 作動部、 82 切欠部、
83 偏心板、 84 取付金具、
85 支軸。

Claims (4)

  1. キャビネット筐体の前面開口部を左右にスライド開閉する引戸に引手枠を設け、引手枠内に設けた操作部材を変位させてラッチを係脱する構造の引手装置であって、前記引手枠に設けた前面開放の凹部内に指を掛けて操作する操作部材を左右スライド可能に設けるとともに、該操作部材の一側に一体成形したばね脚を引手枠の立壁に圧接して該操作部材をラッチ解除方向とは逆方向に弾性付勢する一方、前記凹部の上下一側にラッチ部材の基部を軸支するとともに、先端部のラッチが引手枠に接近する方向に弾性付勢してなり、前記ラッチ部材の側縁に設けた傾斜縁に、前記操作部材の端縁部が、引戸を開く操作時に摺接して該ラッチ部材を係合が解除される方向へ傾動させてなることを特徴とする引戸の引手装置。
  2. 前記引手枠の内側に段部を形成し、前記操作部材の一側に一体成形したばね脚を、前記段部上に位置させるとともに、該段部の側部の立壁に圧接して前記操作部材を弾性付勢し、前記段部に突設した第1レールに前記操作部材の裏面に形成した第1ガイド溝をスライド可能に係合してなる請求項1記載の引戸の引手装置。
  3. 前記引手枠の前記凹部と段部の間に表裏に貫通した開口を設け、前記操作部材の指掛け縁の奥端からクランク状に裏面側に延びた案内板を形成し、前記凹部の裏面側に突設した第2レールに、前記開口を通して裏側に導いた前記案内板の表面側に形成した第2ガイド溝をスライド可能に係合してなる請求項2記載の引戸の引手装置。
  4. 前記引手枠の前記段部の表面両側に弾性出没可能な当止爪を形成し、該当止爪は前記操作部材の一側縁を当止してスライド移動の終端を規定し、更に前記操作部材の上下両端に指掛け縁側に開放した係合凸部を形成するとともに、前記引手枠の上下部に前記段部に連続した係合溝部を形成し、前記操作部材が終端位置で前記係合凸部が前記係合溝部に係合して抜け止めがなされている請求項2又は3記載の引戸の引手装置。
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