JP2015126080A - 半導体装置 - Google Patents

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明徳 榊原
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【課題】コンタクト用のトレンチが形成されている半導体装置の信頼性を向上させる。
【解決手段】半導体装置1は、トレンチ30の底面に接触する第1金属部14a、トレンチ30の側面に接触する第2金属部14b、及び第1金属部14aと第2金属部14bに囲まれている第3金属部14cを備えている。第1金属部14aとp型のベース領域26が、オーミック接触している。第2金属部14bとn型のソース領域28が、オーミック接触している。第3金属部14cの材料の熱膨張係数が、第2金属部14bの材料の熱膨張係数以下である。
【選択図】図1

Description

本明細書で開示される技術は、コンタクト用のトレンチが形成されている半導体装置に関する。
半導体装置の小型化を進めるために、半導体層の表層部にコンタクト用のトレンチを形成する技術が知られている。コンタクト用のトレンチ内に充填された電極は、コンタクト用のトレンチの側面を利用して半導体層に接触することができる。このため、半導体層の面内方向における電極の接触面積を削減することができるので、半導体装置の小型化が実現される。
この種の半導体装置において、コンタクト用のトレンチ内に充填された電極の接触抵抗を低減することが望まれており、その技術の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示される技術では、コンタクト用のトレンチ内に充填されているソース電極が、3つの金属部で構成されていることを特徴とする。第1金属部は、コンタクト用のトレンチの底面に接触しており、p型のベース領域とオーミック接触する。第2金属部は、コンタクト用のトレンチの側面に接触しており、n型のソース領域とオーミック接触する。第3金属部は、コンタクト用のトレンチ内において第1金属部と第2金属部に囲まれており、コンタクト用のトレンチの外にまで伸びている。
上記半導体装置では、p型のベース領域にオーミック接触する第1金属部とn型のソース領域にオーミック接触する第2金属部がコンタクト用のトレンチ内に充填されているので、小型化と接触抵抗の低下の双方が改善されている。
特開2010−238738号公報
しかしながら、上記半導体装置では、第1金属部と第2金属部に囲まれている第3金属部の材料に熱膨張係数の大きいアルミニウムが用いられている。コンタクト用のトレンチ内に充填されている金属の熱膨張は、半導体層の面内方向において、硬い半導体層によって規制される。このため、このような熱膨張係数の大きい金属がコンタクト用のトレンチ内に充填されていると、半導体装置が高温になったときに、金属部と金属部の接合面や金属部と半導体層の接合面に応力が集中し、これらの接合面において剥がれ又はクラックが発生する可能性がある。これらの剥がれ及びクラックは、半導体装置の信頼性を低下させる。
本明細書は、コンタクト用のトレンチが形成されている半導体装置において、信頼性を向上させる技術を提供することを目的としている。
本明細書で開示される半導体装置は、半導体層、第1金属部、第2金属部、第3金属部を備えている。コンタクト用のトレンチが半導体層の表層部に形成されている。第1金属部は、コンタクト用のトレンチに充填されており、コンタクト用のトレンチの底面に接触する。第2金属部は、コンタクト用のトレンチに充填されており、コンタクト用のトレンチの側面に接触する。第3金属部は、コンタクト用のトレンチに充填されており、第1金属部と第2金属部に囲まれている。半導体層は、第1導電型の第1半導体領域と第2導電型の第2半導体領域を有する。第1半導体領域は、コンタクト用のトレンチの底面に露出して設けられている。第2半導体領域は、コンタクト用のトレンチの側面に露出して設けられている。第1金属部と第1半導体領域が、オーミック接触している。第2金属部と第2半導体領域が、オーミック接触している。第3金属部の材料の熱膨張係数が、第2金属部の材料の熱膨張係数以下である。コンタクト用のトレンチに充填される第3金属部の材料に熱膨張係数の小さい材料が用いられているので、半導体装置が高温になったとしても、金属と金属の接合面や金属と半導体層の接合面に加わる応力が緩和され、これらの接合面における剥がれ又はクラックが抑制され、半導体装置の信頼性が向上する。
実施例の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 変形例の半導体装置の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。 実施例の半導体装置を製造する方法の一工程の要部断面図を模式的に示す。
以下、本明細書で開示される技術の特徴を整理する。なお、以下に記す事項は、各々単独で技術的な有用性を有している。
(第1特徴)本明細書で開示される半導体装置は、半導体層、第1金属部、第2金属部、第3金属部を備えていてもよい。コンタクト用のトレンチが半導体層の表層部に形成されている。第1金属部は、コンタクト用のトレンチに充填されており、コンタクト用のトレンチの底面に接触する。第2金属部は、コンタクト用のトレンチに充填されており、コンタクト用のトレンチの側面に接触する。第3金属部は、コンタクト用のトレンチに充填されており、第1金属部と第2金属部に囲まれている。半導体層は、第1導電型の第1半導体領域と第2導電型の第2半導体領域を有する。第1半導体領域は、コンタクト用のトレンチの底面に露出して設けられている。第2半導体領域は、コンタクト用のトレンチの側面に露出して設けられている。第1金属部と第1半導体領域が、オーミック接触している。第2金属部と第2半導体領域が、オーミック接触している。第3金属部の材料の熱膨張係数が、第2金属部の材料の熱膨張係数以下である。より好ましくは、第3金属部の材料の熱膨張係数が、第2金属部の材料の熱膨張係数よりも小さいのが望ましい。ここで、第1金属部と第2金属部は、異なる材料であるのが好ましい。第1金属部と第3金属部は、異なる材料であるのが好ましい。第2金属部と第3金属部は、同一材料であってもよく、異なる材料であってもよい。第2金属部と第3金属部が同一材料の場合、第2金属部と第3金属部の材料の熱膨張係数が同一である。このような場合でも、第3金属部の材料の熱膨張係数が第2金属部の材料の熱膨張係数よりも大きく構成されている従来の半導体装置に比して、本明細書で開示される半導体装置の信頼性が高い。
(第2特徴)半導体層の材料は特に限定されるものではない。好ましくは、半導体層の材料は、ワイドバンドギャップ半導体である。このようなワイドバンドギャップ半導体については、n型とp型の双方に対して良好にオーミック接触する実用的な金属材料が知られていない。本明細書で開示される半導体装置は、第1金属部と第2金属部を利用して第1半導体領域と第2半導体領域の各々にオーミック接触することができる。このため、本明細書で開示される半導体装置は、半導体層の材料がワイドバンドギャップ半導体のときに特に有用である。ワイドバンドギャップ半導体は、化合物半導体が好ましく、具体的には、炭化珪素又は窒化物半導体が好ましい。
(第3特徴)本明細書で開示される半導体装置の種類は特に限定されない。好ましくは、本明細書で開示される半導体装置は、MOSFET又はIGBTである。半導体装置の種類がMOSFETの場合、第1半導体領域がp型のベース領域であり、第2半導体領域がn型のソース領域である。半導体装置の種類がIGBTの場合、第1半導体領域がp型のベース領域であり、第2半導体領域がn型のエミッタ領域である。
(第4特徴)半導体層の材料が炭化珪素の場合、第1金属部の材料は、p型の第1半導体領域にオーミック接触するものが好ましく、具体的には、アルミニウムを含む金属が好ましい。第2金属部の材料は、n型の第2半導体領域にオーミック接触するものが好ましく、具体的には、ニッケルを含む金属が好ましい。第3金属部の材料は、第2金属部の熱膨張係数以下の熱膨張係数を有するものが好ましく、具体的には、タングステン、モリブテン又はタンタルを含む金属が好ましい。
(第5特徴)半導体層の材料が窒化物半導体の場合、第1金属部の材料は、p型の第1半導体領域にオーミック接触するものが好ましく、具体的には、ニッケル、パラジウム、金又は白金を含む金属が好ましい。第2金属部の材料は、n型の第2半導体領域にオーミック接触するものが好ましく、具体的には、チタン又はアルミニウムを含む金属が好ましい。さらに、第3金属部の材料は、第2金属部の熱膨張係数以下の熱膨張係数を有するものが好ましく、具体的には、タングステン、モリブテン又はタンタルを含む金属が好ましい。
(第6特徴)半導体層の材料が窒化アルミニウムの場合、第1金属部の材料は、p型の第1半導体領域にオーミック接触するものが好ましく、具体的には、パラジウム又は金を含む金属が好ましい。さらに、第2金属部の材料は、n型の第2半導体領域にオーミック接触するものが好ましく、具体的には、チタン又はアルミニウムを含む金属が好ましい。さらに、第3金属部の材料は、第2金属部の熱膨張係数以下の熱膨張係数を有するものが好ましく、具体的には、タングステン、モリブテン又はタンタルを含む金属が好ましい。
図1に示されるように、半導体装置1は、縦型のMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)であり、半導体層20、半導体層20の裏面に設けられているドレイン電極12、半導体層20の表面に設けられているソース電極14及び絶縁ゲート部17を備えている。
一例では、半導体層20の材料が炭化珪素である。半導体層20は、n+型のドレイン領域22、n-型のドリフト領域24、p型のベース領域26及びn+型のソース領域28を有している。半導体層20の表層部には、ソース領域28を貫通してベース領域26に達するコンタクト用のトレンチ30が形成されている。
ドレイン領域22は、半導体層20の裏層部に位置しており、ドレイン電極12に接触している。一例では、ドレイン領域22は、1×1019cm-3の以上の不純物濃度を有している。
ドリフト領域24は、ドレイン領域22上に位置しており、ドレイン領域22とベース領域26を隔てている。ドリフト領域24は、エピタキシャル成長技術を利用して、ドレイン領域22の表面から結晶成長して形成される。一例では、ドリフト領域24は、1×1015〜5×1016cm-3の不純物濃度を有している。
ベース領域26は、ドリフト領域24上に位置しており、ドリフト領域24とソース領域28を隔てている。ベース領域26は、エピタキシャル成長技術を利用して、ドリフト領域24の表面から結晶成長して形成される。一例では、ベース領域26は、1.0×1016〜2.0×1019cm-3の不純物濃度を有している。
ソース領域28は、半導体層20の表層部に位置している。ソース領域28は、エピタキシャル成長技術を利用して、ベース領域26の表面から結晶成長して形成される。又は、ソース領域28は、イオン注入技術を利用して、ベース領域26の表面に形成されてもよい。一例では、ソース領域28は、約1×1021cm-3の不純物濃度を有している。
ドレイン電極12は、半導体層20の裏面を被膜している。一例では、ドレイン電極12の材料がニッケルシリサイドである。ドレイン電極12は、ドレイン領域22にオーミック接触している。
ソース電極14は、第1金属部14a、第2金属部14b、第3金属部14c及び第4金属部14dを有している。第1金属部14aは、コンタクト用のトレンチ30内に充填されており、トレンチ30の底面に接触している。第2金属部14bは、コンタクト用のトレンチ30内に充填されており、トレンチ30の側面に接触している。第3金属部14cは、コンタクト用のトレンチ30内に充填されており、トレンチ30内において第1金属部14aと第2金属部14bによって囲まれている。第4金属部14dは、第2金属部14b及び第3金属部14cに接触するとともに、層間絶縁膜18の表面に配設されている。
一例では、第1金属部14aの材料は、アルミニウム合金である。具体的には、第1金属部14aの材料は、アルミニウムとシリコンの合金である。第1金属部14aは、コンタクト用のトレンチ30の底面に露出するベース領域26とオーミック接触している。一例では、コンタクト用のトレンチ30の底面に直交する方向における第1金属部14aの厚みは、約20nmである。
一例では、第2金属部14bの材料は、ニッケル合金である。具体的には、第2金属部14bの材料は、ニッケルシリサイドである。第2金属部14bは、コンタクト用のトレンチ30の側面に露出するソース領域28とオーミック接触している。一例では、コンタクト用のトレンチ30の側面に直交する方向における第2金属部14bの厚みは、20〜100nmである。
一例では、第3金属部14cの材料は、タングステンである。これに代えて、第3金属部14cの材料は、モリブテン又はタンタルであってもよい。第3金属部14cの材料の熱膨張係数は、第1金属部14a及び第2金属部14cの材料の熱膨張係数よりも小さい。具体的には、アルミニウムとシリコンの合金である第1金属部14aの熱膨張係数は約20×10-6/Kであり、ニッケルシリサイドである第2金属部14bの熱膨張係数は約15×10-6/Kであり、タングステンである第3金属部14cの熱膨張係数は約4.5×10-6/Kである。
一例では、第4金属部14dの材料は、アルミニウムである。第4金属部14dは、第2金属部14b及び第3金属部14cに接触するとともに、層間絶縁膜18の表面に配設されている。
絶縁ゲート部17は、半導体層20の表面からソース領域28、ベース領域26を貫通してドリフト領域24に達するゲート用のトレンチ内に形成されている。絶縁ゲート部17は、ドリフト領域24とソース領域28を隔てているベース領域26に対向している。絶縁ゲート部17は、ゲート絶縁膜15及びゲート絶縁膜15に被覆されているトレンチゲート電極16を有している。トレンチゲート電極16とソース電極14は、層間絶縁膜18によって絶縁されている。一例では、ゲート絶縁膜15の材料がシリコン酸化膜である。一例では、トレンチゲート電極16の材料がポリシリコンである。一例では、層間絶縁膜18の材料がシリコン酸化膜である。
半導体装置1は、ドレイン電極12にソース電極14よりも高い電圧が印加され、且つトレンチゲート電極16に閾値電圧よりも高い電圧が印加されると、オン状態となる。オン状態では、絶縁ゲート部17が対向するベース領域26に反転層が形成され、ドレイン電極12とソース電極14の間が導通する。一方、半導体装置1は、ドレイン電極12にソース電極14よりも高い電圧が印加され、且つトレンチゲート電極16に閾値電圧以下の電圧が印加されると、反転層が消失し、オフ状態となる。このように、半導体装置1は、トレンチゲート電極16に印加する電圧に基づいてオンとオフが切り換えられるスイッチング素子として機能する。
半導体装置1では、p型のベース領域26にオーミック接触する第1金属部14aとn型のソース領域28にオーミック接触する第2金属部14bがコンタクト用のトレンチ30内に充填されているので、小型化と接触抵抗の低下の双方が改善されている。
さらに、半導体装置1では、第3金属部14cの材料の熱膨張係数が、第2金属部14bの材料の熱膨張係数よりも小さい。これにより、半導体装置1が高温になったとしても、第3金属部14cと第2金属部14bの接合面や第2金属部14bと半導体層20の接合面に加わる応力が緩和され、これらの接合面における剥がれ又はクラックが抑制され、半導体装置1の信頼性が向上する。
図2に示される変形例の半導体装置2は、第2金属部14bと第3金属部14cが同一材料で構成されている例である。一例では、第2金属部14b及び第3金属部14cの材料がニッケルである。このような場合でも、コンタクト用のトレンチ30内の応力が緩和され、半導体装置2の信頼性が向上する。
以下、半導体装置1の製造方法を説明する。
図3に示されるように、既知技術を利用して半導体層20内に各半導体領域及び絶縁ゲート部17が形成された後に、層間絶縁膜18の表面にレジスト42がパターニングされる。レジスト42には、コンタクト用のトレンチの形成範囲に対応して開口が形成されている。
次に、図4に示されるように、ドライエッチング技術を利用して、レジスト42から露出する層間絶縁膜18、ゲート絶縁膜15、ソース領域28を貫通してベース領域26に達するトレンチ30が形成される。一例では、エッチングガスには塩素等が用いられる。
次に、図5に示されるように、スパッタ技術を利用して、レジスト42の表面及びトレンチ30の底面に第1金属膜14Aが形成される。第1金属膜14Aの材料はアルミニウムである。
次に、図6に示されるように、ウェットエッチング技術を利用して、レジスト42が除去される。これにより、レジスト42の表面に堆積していた第1金属膜14Aの一部も同時に除去される。この結果、トレンチ30の底面に堆積していた第1金属膜14Aの一部が残存する。
次に、図7に示されるように、スパッタ技術を利用して、層間絶縁膜18の表面及びトレンチ30内に第2金属膜14Bが形成される。第2金属膜14Bの材料はニッケルである。
次に、図8に示されるように、熱処理が実施される。一例では、熱処理の条件は、無酸素雰囲気下において1000℃以下である。これにより、トレンチ30の底面に堆積していた第1金属膜14Aの少なくとも一部が合金化し、第1金属部14aとなり、第2金属膜14Bのうちのソース領域28に接触する部分がシリサイド化し、第2金属部14bとなる。
次に、図9に示されるように、ウェットエッチング技術を利用して、シリサイド化されなかった第2金属膜14Bが除去される。
次に、図10に示されるように、スパッタ技術を利用して、コンタクト用のトレンチ30内に第3金属部14cが充填される。最後に、スパッタ技術を利用して第4金属部14d(図示せず)を堆積することで、図1に示される半導体装置1が完成する。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上記実施例では、MOSFETを例に説明したが、この例に代えて、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)であってもよい。
また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
12:ドレイン電極
14:ソース電極
14a:第1金属部
14b:第2金属部
14c:第3金属部
14d:第4金属部
17:絶縁ゲート
20:半導体層
22:ドレイン領域
24:ドリフト領域
26:ベース領域
28:ソース領域
30:トレンチ

Claims (5)

  1. コンタクト用のトレンチが表層部に形成されている半導体層と、
    前記トレンチに充填されており、前記トレンチの底面に接触する第1金属部と、
    前記トレンチに充填されており、前記トレンチの側面に接触する第2金属部と、
    前記トレンチに充填されており、前記第1金属部と前記第2金属部に囲まれている第3金属部と、を備えており、
    前記半導体層は、
    前記トレンチの底面に露出して設けられている第1導電型の第1半導体領域と、
    前記トレンチの側面に露出して設けられている第2導電型の第2半導体領域と、を有しており、
    前記第1金属部と前記第1半導体領域が、オーミック接触しており、
    前記第2金属部と前記第2半導体領域が、オーミック接触しており、
    前記第3金属部の材料の熱膨張係数が、前記第2金属部の材料の熱膨張係数以下である半導体装置。
  2. 前記第3金属部の材料の熱膨張係数が、前記第2金属部の材料の熱膨張係数よりも小さい請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記半導体層の材料が、炭化珪素である請求項1又は2のいずれか一項に記載の半導体装置。
  4. 前記第2半導体領域がn型であり、
    前記第2金属部の材料が、ニッケルを含む金属である請求項3に記載の半導体装置。
  5. 前記第3金属部の材料が、タングステン、モリブテン又はタンタルを含む金属である請求項4に記載の半導体装置。
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